今は昔、山神の巫者が用いた
とされる剣斧。霊異を起こす
宝具は山神を烈しく鼓舞した。
(巨獣剣斧)
巨獣剣斧の最終形態。進撃する
衛士たちを奮い立たせた、巫者
たちの号令の音を称した剣斧。
(巨攻・餓斜ン牙機ン)
MHXに登場する四天王の一角、巨獣ガムートの素材を用いて作られるスラッシュアックス。
本項では二つ名持ちモンスターである銀嶺ガムートの武器も扱う。
目次
概要
- ガムートの鼻を模したと思われる軸に甲殻を用いたと思われる刃が付いている。
鼻棘をやたら要求されるのはそのせいか
やたらゴツくてデカいことで有名な巨獣武器だが、
これは巫者の武器種であるため全体的にシャープで、むしろ鋭利な印象を受けるほど。
性能
MHX
- 生産時点では前述の通り「巨獣剣斧」。性能は
- 下位の時点では非常に高い攻撃力140
- ガムート武器らしく標準搭載だが、他の武器種と比べるとやや高い氷属性16
- 高攻撃力には付き物の会心率-20%
- 他の四天王武器よりは短めの斬れ味緑50
- 高い攻撃力をさらに引き上げる強撃ビン
- おまけのスロット1
また斬れ味緑の短さも気がかりだが、本作は心眼効果がある剣モード運用が中心となる事も多い為
若干のダメージ減衰が気にならないならば十分問題ないだろう。
- この時点で作成できる氷属性剣斧はこれを除くとクシャル武器であるパルザ=ダオラと
二つ名ウルク武器である黒兎剣斧。
ガウスレッジはこの時点でほぼ戦力外なので置いておくとして
パルザ=ダオラは下位の強化時点では巨獣剣斧を喰いかねない性能だがその後の強化が遅く、
黒兎剣斧は同時期のLV3ではやや性能に不安がある上、作成には強敵である大雪主の狩猟が必須。
「順当に強化していける氷強撃剣斧」となると、この武器が最適解となるだろう。
ビンが取り違えられてなくて本当に良かった。
- 武器作成には入手で面倒な巨獣の鼻棘を3つも要求される。
但し横斬り→二連斬りという低い位置に集中して攻撃する手段を持つスラッシュアックスは鼻を狙いやすい。
例のアレがなければ、鼻棘集めにはさほど困らないだろう。- 但しこの武器、その後の強化も結構大変である。
頭殻や氷玉が必要なのは他の武器と同様なのだが、Lv4で鼻棘6本を追加要求してくる。
ちなみにガムート武器における鼻棘の要求量はガンランスとトップタイだったりする。
またLV2で何故か天廻龍の虹翼を求めてくる。
ガムートとシャガルマガラに一体どういう関係があると言うのか…。
- 但しこの武器、その後の強化も結構大変である。
- ガムート武器と言えば、最終強化の時点でぶっ飛んだ銘に変化する事でも有名。
この巨獣剣斧も例に違わず、銘が巨攻・餓斜ン牙機ンへと変化する。
他の武器に勝るとも劣らない素敵な名前である。
ガシャンガキンとスラッシュアックスを変形させる音、と言う事なのだろうか。- 実際、斧モードから剣モードに変形させるとやたら派手な音が鳴る。
まさしく名は体を表すといったところだろう。
- 実際、斧モードから剣モードに変形させるとやたら派手な音が鳴る。
- さて、その性能はと言うと
- ガムート武器らしくかなり高い攻撃力230
- 属性値は順当に強化され氷属性26
- そこは譲らなかった会心率-20%
- 素では青20、斬れ味+2で白20が出現
- 引き続き強撃ビン
- 変わらずスロット1
ただ、これと同等または上回る攻撃力を備えたスラッシュアックスとなると- 斬れ味が良くない
グランドダッシャー
アラクシス
ダイダロス - 作成時期が遅すぎる
天嵐ノ剣斧【碧天】
白骸の棘剣斧
覇斬斧クーネムルカム
崩天剣斧ムルオンカム
作成時期の遅い武器の後ろ3つは攻撃力以外は論外なのだが
ちなみに前に挙げた武器の内ダイダロスと碧天以外は強撃ビンではない為、剣モードでは巨攻には勝てない。
唯一攻撃力や斬れ味がまともな蛮骨大鉈【蔓切】ですら減気ビンである為比較から外れる。
剣モードで活かすことを前提とするならば、HR7の時点でこれ以上の火力を出せる一振りは
ほぼ無いと言って過言ではないだろう。- 欠点と思われがちな会心率の低さも、今作では会心率をフォローする手段が豊富にあり、
特にエネルギーチャージIIIで補うどころか10%のお釣りが来るお手軽さである。
青ゲージ運用であれば、この時点では困難な匠ではなく業物による運用が可能な点もポイントが高い。
斬れ味+2で出現する白ゲージを維持できれば、HR解放後でも氷弱点相手なら一線級として使っていける。
HR解放までの間に、作っておいて損は無い武器である。
- ライバルとしては下位の時点でもしのぎを削っていた二振り。
パルザ=ダオラの最終形態・ジャナフ=ダオラと、黒兎剣斧の最終形態・黒兎剣斧アウリスクレ。- ジャナフ=ダオラは素でも白が出る点がウリ。
但しスロットが無い上、素の攻撃力は180と強撃ビンスラッシュアックスにしても低めなのが難点。 - アウリスクレは倍率と属性値では巨攻に劣るが、会心率10%とこの武器よりも良好な斬れ味を持つ。
また、二つ名武器である為に狩技が使いやすいという強みがある。やはりスロット無し。
- ジャナフ=ダオラは素でも白が出る点がウリ。
MHXX
- 巨攻・餓斜ン牙機ンを究極強化すると、餓斜ン牙機ンMAXと銘を変える。もう名前には突っ込むまい。
- 気になる性能は、
- 流石の攻撃力340
- 氷属性32と属性値も十分
- もはや安定の会心率-20%
- 素では白30、斬れ味+2で紫20が出現
- 強撃ビン、スロット1は据え置き
- ラスボスの素材が要求されるため、究極強化はHR解放後となる。
また、低い会心率が意外と響き、期待値は実質320強であるが、それでも属性武器としてはかなり高い方である。
天殻を消費しても作製する価値は十分にある武器と言えるだろう。
- ライバルであったジャナフ=ダオラの究極強化・エジニハ=ダオラの氷属性値32に追いつき、
またあちらの紫ゲージも30とこちらを大きく上回りはしないため、攻撃力が高い分こちらが優位に立っている。
実は後述する餓斜ン牙王の大解放が最大のライバルなのだが、属性値やスロットの優位があり、
また剣モードでは弾かれないとはいえ本作ではブレイヴスタイルなどで斧の出番が増えたため、
匠で紫ゲージが出る点は無視できない。
一見尖っているように見えて、実は意外とバランスのとれた氷属性剣斧としてのポジションを獲得している。
銀嶺剣斧
MHXX
- MHXXで追加された二つ名持ちモンスター、銀嶺ガムートの素材から作られるスラッシュアックス。
G級からの登場となり、銀嶺攻ガシャンガを経て餓斜ン牙王の大解放に究極強化できる。
強力なG級二つ名と連戦する必要がある上、貴重な銀嶺の鼻棘を5つ、また巨獣の天殻を2つも使い、
作製難度は極めて高い。
- その性能は
- 目を疑う程の攻撃力370
- しっかり強撃ビン
- 会心率が5%とプラスに転じた
- 氷属性20はかなり控えめ
- 素では超長い緑120で、斬れ味+2で白20を得る
- 地味に防御力+10
- 二つ名武器なのでスロットはなし
- 白ゲージである事と会心率5%に鑑みると紫ゲージ会心率0%と比べ会心率-15%強の威力低下がある。
それでも期待値は紫ゲージの355.76に及び、強撃ビン持ちの剣斧の中で最高となる。
ただし青ゲージに落ちた瞬間に323.42となり、属性値分で通常種武器に負ける。
長い緑ゲージから鈍器運用も考えられるが、その場合紫ゲージ換算の期待値は鈍器込みで307.45まで落ち込み、
継戦能力こそ高いものの威力は一線級に劣るものとなる。できるだけ白ゲージで運用したい。
- また、威力は同じでも斬れ味が低く弾かれやすいため、斧モードの出番が多いブレイヴスタイルでの運用には適さない。
二つ名武器の狩技ゲージが溜まりやすい特性も考えると、ストライカースタイルでの運用に適していると言えるだろう。
- 氷弱点でない相手にも充分に通用するスペックだが汎用剣斧としてのライバルが居ない訳ではない。
筆頭はアトラル・カの真名アナトカルナイムだろう。
攻撃力330に素で紫20とスロット3に防御力+60とこの武器にはない汎用性がウリである。
だが後述するように二つ名武器ではない為、取り回しが特段良い訳では無いが…
二つ名武器という括りでは素紫30に爆破属性35を備える真滅斧グリマノヴァや
匠有効の素紫20と毒属性41のランドグリーズエピネがあるが
前者は攻撃力300に会心率5%、後者は攻撃力290に会心率10%と素の火力では劣っている。
お守りや防具に合わせて使い分けたいところである。
- そして限定的状況下になるものの氷属性の中にも琥牙剣斧ラヴィーナという意外な伏兵が存在する。
これを『斧運用する』と、なんと匠無し氷剣斧1位。
『超会心』で『斧運用する』と、匠追加分を含めた氷剣斧2位という凄まじい"斧"性能を誇る。
ただし氷属性は貧弱でしかも強属性ビンと、お世辞にも剣モードは使えたものではないため
とことん斧であることを前提とした剣斧である。
そういった意味ではライバルでありライバルでない対極の相手になる。
ちなみに氷強属性ビンとしては派生前のギガフロストアンバーが大変優秀である。
- 本作では剣鬼形態IIIの持続時間が極めて短くなり、ゲージ最大からでも2分と保たない。
そのため、エネルギーチャージIIIとの組み合わせで運用する場合の二つ名武器の有用性が高まっている。
強撃ビン持ちの二つ名武器の中ではこの武器の次に期待値が高いものが325.5と、物理期待値で断トツである。
さらに、スラッシュアックスという武器種はエネルギーチャージの存在により会心率が100%に届きやすく、
匠必須がデメリットとなりにくい。
また白ゲージの紫ゲージよりやや弾かれやすい点も、剣モード主体で運用する場合全く問題にならない。
きちんと運用方法を考えれば、作製難度に見合った活躍をしてくれるだろう。
特に、白疾風一式にグリードXRを混ぜて匠を追加した混成装備は火力生存共に優秀で、
半ば大解放そして神おまを引き当てられたプレイヤーの専用装備と化している。
しかし、白疾風とグリードXRを混ぜた装備では匠2と業物の両立はどう足掻いても不可能であるため*1、
白疾風装備を混ぜる場合は業物を諦めるしかない。臨戦を多用してフォローしよう。