モンスターハンタークロスで登場したスキル。スキルポイント+10で「飛燕」が発動する。
目次
概要
MHX(X)
- 「ジャンプ攻撃の威力と乗り蓄積値&特殊ダウン値を1.1倍に高める」という効果のスキル。
名前を見た時点でジャンプに関係するスキルであることは大体予想がつくと思うが、
「もしかして、段差からのジャンプの飛距離が伸びるとか高度が上がるとかなんじゃないの?」
なんて考えた人には幸いなのか残念なのか、そういう効果ではない。- 尚、この威力強化は物理にのみかかり、属性には影響しない。
- 踏みつけ跳躍からの攻撃だけでなく、抜刀斬りまでジャンプ攻撃となるエリアル大剣では必須の扱いを受けている。
逆にジャンプと言われてまず連想するであろう操虫棍との相乗効果はそこまで高くはなく、
エリアル操虫棍であってもジャンプ攻撃のダメージ効率は地上の基本ループを大きく下回るため優先度は高くない。- 攻撃の倍率が1.1倍と並みなのでジャンプ攻撃が複数ヒットする手数武器だと、
素の威力が低いため補正がかかっても微差になってしまうためである。- MHXXでは猟虫スキルで「ジャンプ攻撃強化」が登場。倍率が1.25倍と高く、
こちらと加算する場合は1.35倍にまで強化できるため、ある程度採用価値が増えた。
- MHXXでは猟虫スキルで「ジャンプ攻撃強化」が登場。倍率が1.25倍と高く、
- 攻撃の倍率が1.1倍と並みなのでジャンプ攻撃が複数ヒットする手数武器だと、
- このスキルの優秀な点は、この効果にして5スロスキルであること。
装飾品の飛燕珠【1】作成にはウルクススの凍爪とケチャワチャの剛毛が必要になるが、
どちらも大して入手の難しいものではなく、上位に入ったらすぐに作成できる。
- 乗り蓄積に関係するスキルは他にも、同じ5スロスキルの乗り名人が存在する。
乗り名人は跳躍よりも"乗り蓄積値"の増加量が高く、
加えて乗りダウンさせやすくなる(乗り攻防時のゲージ増加量が増える)効果があるが、ジャンプ攻撃の威力は増加しない。
エリアルスタイルなど、ジャンプ攻撃そのもののダメージ増加を優先したいなら飛燕、
乗り攻防に自信が無いか、二つ名持ちモンスター・古龍などの乗りダウンが難しい相手、
確実にダウンを取りたいが、仲間の攻撃支援を想定しても十分な成功率が見込めない相手なら乗り名人がよい。
- 乗り蓄積値上昇は乗り名人や食事スキル「ネコの乗り上手」と重複し、上限値は1.4倍までとなっている。
……とはいうものの、上述のスキルを全て同時発動しない限り引っかからないため、
上限に関してはあまり心配する必要はない。
- 一式装備で発動できるのはマッカォ(S)、ウルクS、大雪主、ガノス、城塞遊撃隊・城塞弓撃隊。
特に下位から簡単に発動可能なマッカォに関しては
別名からして跳狗竜であり、その戦法も尻尾をバネのように利用して跳び回り翻弄するもの。
まさしくこのスキルに相応しいモンスターと言えるだろう。装飾品の生産には関わらないけど。
MHW(:I)
- MHWorldでは乗り蓄積値&特殊ダウン値*1部分が削除。単純にジャンプ攻撃のみにかかるスキルとなった。
- 本作では急な傾斜からの滑走から新しいジャンプ攻撃の空中回転攻撃が出来るようになったので、
そのジャンプ攻撃の強いハンマーなどとは相性が良い…と思われていたが、
一番ダメージが高いフィニッシュ部分は地面攻撃判定で飛燕が乗らないと判明。
あるとちょっとお得程度に収まっている。- この例からも分かる通り、全てのジャンプ攻撃が対象となるわけではない。
上述したハンマーの空中回転攻撃フィニッシュ部分以外にも、片手剣のフォールバッシュや、
双剣の空中回転乱舞&乱舞フィニッシュなど、このスキルの効果が対象外になっている空中攻撃は多数ある。
- この例からも分かる通り、全てのジャンプ攻撃が対象となるわけではない。
- 本作では急な傾斜からの滑走から新しいジャンプ攻撃の空中回転攻撃が出来るようになったので、
- 大型DLCであるアイスボーンの発売に伴って追加されたバージョン10.11では効果倍率が1.3倍に上昇。
倍率がかなり高くなったうえ空中攻撃がやりやすくなり、かなり有用なスキルとなっている。
特にハンマーや大剣で段差ジャンプ→ジャンプ溜め→段差上に着地と同時にジャンプ攻撃→段差ジャンプ→…
を繰り返す通称「段差ループ」はとんでもない火力を叩き出す。
- MHW:Iでは追加されたLV4装飾品に他のスキルとセットでついていることが多い。
相変わらず対象となっている攻撃は少ないが、
他のスキルと併用して付与出来るので相性の良い武器種では選択肢に入る幅が増えた。
MHR(:S)
- 今作では翔蟲のおかげですべての武器が能動的に空中攻撃を行えるようになったため、
さぞや引っ張りだこだろうと思いきや…まさかまさかの削除である。
登場時からそもそものジャンプ攻撃が弱いと冷遇されていた本スキルが
本格的に日の目を見るかと思った矢先にこの通り。- 要因としては、ジャンプするタイプの鉄蟲糸技がネックとなったのだろうか。
スキルを考慮せず調整してしまえば強くなりすぎてしまうし、
スキルありきで調整してしまえば平時が弱くなりすぎて魅力に欠ける。
本作の目玉たる大技にとって、飛燕の存在は扱いに困るものだったのかもしれない。- 抜刀術のように鉄蟲糸技のみ対象外とする回避策もあるにはあるのだが、
それはそれで肝心なところだけ役に立たないとやはり不遇の誹りは免れなかったことだろう…。
- ただでさえMHW(:I)で非常に強力だったハンマーや大剣のジャンプ溜めが
能動的にできるようになったため、たとえ1.1倍でも強すぎると判断された…可能性もなくはないが、
そもそもMHRiseでのそれらは見る影もないほど弱体化されており、恐らく無関係であると思われる。
- 抜刀術のように鉄蟲糸技のみ対象外とする回避策もあるにはあるのだが、
- もっとも、双剣や操虫棍ではそもそもジャンプ攻撃自体がかなり強化されており、
デフォルトで発動しているという見方もできなくもない…かも?
- 要因としては、ジャンプするタイプの鉄蟲糸技がネックとなったのだろうか。
類似スキル
飛燕【属性】
- 「ジャンプ攻撃の属性ダメージUP」というその名の通り飛燕の属性バージョン。
MHWorldの無料アップデート第4弾で実装された、ベヒーモスの防具である
ドラケンシリーズが持つシリーズスキル「竜騎士の証」に内包されており、2部位装備することで発動できる。
- 通常の飛燕は物理攻撃のみ1.3倍という効果だがこちらは逆に属性攻撃のみ威力が上がる。
装飾品は存在せず、MR含めてドラケンシリーズを2部位装備以外の発動方法はない。
- 有志検証によると補正値は操虫棍のみ2倍、それ以外は1.5倍とジャンプ攻撃限定とは言え高め。
また会心撃【属性】同様、属性強化の上限値に引っかからない。- 操虫棍の強化ジャンプ突進斬りは途中の多段攻撃が属性0.5倍補正があるので、
2倍の補正が付いてるといっても大したダメージにならないように見える。
しかし、突進斬りの最終段の攻撃やジャンプ斬りには0.5倍補正はかかってないため、
ジャンプ突進斬りの最終段→舞踏跳躍→強化ジャンプ斬りの一連の流れを
狙った部位にしっかり当てるように心がければ属性ダメージを稼ぐのは難しくない。
属性特化の装備としてはライバルに会心撃【属性】が立ちふさがるのがネック。 - 属性弾の空中射撃には非対応。
- 操虫棍の強化ジャンプ突進斬りは途中の多段攻撃が属性0.5倍補正があるので、
軽巧
- MHNowの大型アップデート『雪華散らす碧雷』にて実装されたスキル。
効果は空中攻撃のダメージが乗算で増加するというもの。
飛燕と変わらないように見えるが、
対象がジャンプ攻撃ではなく空中攻撃になっている他、物理と属性両方のダメージが対象である。
条件がジャンプ攻撃かではなく空中か否かになったため、
飛燕の対象外だった片手剣のフォールバッシュや、双剣の空中回転乱舞もダメージ増加の対象内となっている。
効果量は- Lv1:+10%
- Lv2:+15%
- Lv3:+20%
- Lv4:+25%
- Lv5:+30%
本作には操虫棍が実装されておらず、段差も存在しないため、
本スキルの効果対象は片手剣の溜め斬り~フォールバッシュまでやランスのジャンプ突き、
双剣の鬼人空舞やSPスキルなど一部に限られる。
ジャンプ攻撃のようでも太刀の兜割りには適応されないなど制限が厳しく、
現状では双剣使いなど一部のプレイヤーが活用を模索している状況。
関連項目
システム/乗り状態
スキル/乗り - 乗り蓄積値が上昇するスキル。
スキル/飛距離 - 「飛ぶ」という動作に関係する点が共通するが、こちらは緊急回避の距離に関わるスキル。
スキル/ジャンプ鉄人 - 同じく空中での行動に関係するスキル。と言うか、空中でしか関係しないせいで…。
スキル/回避距離 - 装飾品の名前が「跳躍珠」である。こちらはMHP2Gから登場している。
アクション/跳躍 - こっちは操虫棍などで行えるアクションの方。