一部のアイテムを使用した時の効果が一定範囲内の仲間にも作用するようになるスキル。
目次
概要
- 一部のアイテムを使用した時の効果が一定範囲内の仲間にも作用するようになる。
回復のチャンスを増やせるので、攻撃力の高いモンスターに複数人で挑むときに重宝する。
- 特に怪力の種などで味方全体を一気に強化できるほか、
状態異常の治療に使われる忍耐の種・解毒薬・ウチケシの実は、
複数人が同時に毒や属性やられなどになった時に非常に効果的。
各人が納刀する必要がないので、納刀の遅い武器種の仲間も安心である。- このため抜刀中でもアイテムが使える片手剣や基本的に納刀状態で行動する大剣使いが、
広域化+1を発動させイビルジョーなどの危険な状態異常を頻発させる相手に対して、
忍耐の種やウチケシの実を即座に飲むことで仲間の状態異常回復を行う手法がとられた。
こちらは生存性・火力ともに喜ばれること間違いなしの活躍ができるため、
特に片手剣を使うハンターは広域の導入を検討してみるのもいいだろう。
もっとも、それらの武器使いは粉塵早食いとの相性も非常に良いため、どちらを重視するかは相手による。- マルチプレイにおいては面倒だからと状態異常・属性やられを放置するハンターも見られる。
属性武器で龍属性やられを打ち消さないなどの行為は火力の減少にも繋がるし、
気絶を誘発させる雷属性やられや、即死を招く防御力DOWNはクエストの成否に関わるため、
野良マルチにおけるクエストの介護安定化を主目的として運用するハンターもみられる。
- マルチプレイにおいては面倒だからと状態異常・属性やられを放置するハンターも見られる。
自分のしてほしいタイミングに広域化されたアイテムを使用してもらえるかどうかを期待するよりも、
自分で治した方が良いと考えるハンターが多いため、使ったとしても無駄になってしまうことも多い。
タイミングを余り気にしなくても済む怪力の種もボウガンの鬼人弾との両立はできず、
自分で飲むタイプのハンターがいた場合は効果が被って無駄になってしまう。
また、隙こそ大きいものの同じ効果をスキルなしで発動させられる鬼人笛の存在もある。
野良で使用する場合は事前に通知するか、他の人があまり怪力の種を使っていない場合や、
属性やられなどを自分で治療していないと思った時に付ける程度に抑えた方が良いだろう。
とは言え、ウチケシの実を立ち止まって使うほどではないと流されがちな雷属性やられなど、
意思疎通に関係なく有効になる場面もないわけではない。 - このため抜刀中でもアイテムが使える片手剣や基本的に納刀状態で行動する大剣使いが、
- なお、火事場を発動している人にとっては迷惑極まりないスキルである。
せっかく体力を調整したのに回復されて水を差されてはたまったものではないため、
PTに火事場持ちがいないか確認しておく事をお勧めする。
前述の状態異常回復が目的で広域化を付けているハンターは自身だけでなく他のメンバーの体力にも気をつけよう。
火事場発動の為にいつダウンするかわからない体力でいられるほうが迷惑とか言っちゃいけない- 逆にフルチャージを発動している人にとっては非常にありがたいスキルである。
大ダメージの後に1度の回復で足りない分を補ってもらえると非常に助かる点や、
こまめな回復により、手数を減らさずに済むからである。
- 逆にフルチャージを発動している人にとっては非常にありがたいスキルである。
- PTの支援用スキルなのでソロで発動させても効果は無い…という訳ではない。
味方であれば全員効果対象になるため、オトモを回復させられるためである。
もっとも彼らは体力が尽きれば大抵は勝手に回復する上にこのスキルは自分自身には効果が無いので、
やはり基本的にPTでの発動が望ましい。- とはいえオトモは力尽きてから復活するまでに多少時間がかかるため、
回復薬で即復活させるという戦法はあり。
- とはいえオトモは力尽きてから復活するまでに多少時間がかかるため、
MH(G),MHP
- MHでは「回復薬」広域化、「解毒薬」広域化、「怪力の種」広域化、「忍耐の種」広域化の4つが登場。
対応アイテムの効果を同エリアの他ハンターにも与える効果を発揮する。
フルフルGセットで「回復薬」広域化が発動するのが印象的。- スキルポイント式のMHGでは広域回復+10で「【薬草】広域化」、+15で「【回復薬】広域化」が発動し、
広域解毒+10で「【解毒薬】広域化」が、種広域化+10で「怪力・忍耐の種広域化」が発動する。
MHPでも登場したが、広域回復のみの登場となった。
- スキルポイント式のMHGでは広域回復+10で「【薬草】広域化」、+15で「【回復薬】広域化」が発動し、
MH2~MHXX
- スキルポイント名が「広域」になり「広域化+1」と「広域化+2」の二段階になった。
スキルポイントが10以上で「広域化+1」が、20(MH4以降は15)以上で「広域化+2」が発動する。
- 薬草、回復薬、解毒薬、怪力の種、忍耐の種の効果を同一エリア内の仲間にも与える。
広域化+1では50%、広域化+2では100%の効果を与える。- 説明書などでのスキル説明文から省かれていることが多いが、
MH3の各属性やられ解除アイテムや、MH4以降のウチケシの実も対象である。 - 広域化+1の効果で50%になるのは回復量やステータス増加量・効果時間。
SPを上げて広域化+2にすれば通常通りの効果を発揮できる。
しかし、広域化+2になっても火消しの実等は効果時間が通常の半分である。
一方で解毒薬や忍耐の種、ウチケシの実などによる状態異常・やられ解除は+1でも効果が減衰せず発揮する。
- 説明書などでのスキル説明文から省かれていることが多いが、
- なお、体力回復アイテム強化(体力回復量UP)やアイテム使用強化といった、
アイテム強化系のスキルは発動者本人のみに作用するので、
これを発動したハンターが広域化と併用しても味方に対しての効果はない。- ただし、受けた側のスキルによるアイテム強化の効果は発揮される。
ネコスキルやキャラバンスキルの医療術の場合も同じである。
- ただし、受けた側のスキルによるアイテム強化の効果は発揮される。
- 最初期から存在するスキルだが、長きに渡って不人気だった。
なぜなら回復薬グレートが対象外であることから味方をピンチから救うのに向かないためであり、
生命の粉塵を早食いする方がサポートとして強力という名前負けな効果であった。
MHW(:I)
- MHWorldでは広域化の名称で続投。
強力なスキルというわけではないが、システムと周囲の環境の変化によって使い勝手が変化した。
まず、秘薬系を除いた殆どの口に含むアイテムが対応するようになった。
そのため、過去のメインシリーズでは対応していなかった回復薬グレートや
鬼人薬のような永続ステータスアップアイテム、そして丸薬も今作では対応している。- スキルシステムの変更に伴い、このスキルもスキルレベルに応じて効果範囲が拡大し、
アイテム効果の減少も緩和されるようになった。- 効果範囲については過去作の「エリア基準」ではなく単純な「距離」に変更されており、
同一エリア内でも離れていれば効果を受けられない代わりに、
エリアの境界をまたいでも近い距離なら効果を受けられるようになっている。
ちなみに一番範囲が狭いLv1でもそれなりの範囲があり、
(位置取りによっては)剣士・ガンナー混合でも効果を発揮する。 - アイテム効果の減少は過去作の1/2から1/3に変更された。
Lv3からは2/3、本来の効果を付与できるのはLv5のみとなる。
- 効果範囲については過去作の「エリア基準」ではなく単純な「距離」に変更されており、
- スキルシステムの変更に伴い、このスキルもスキルレベルに応じて効果範囲が拡大し、
- 装飾品「友愛珠」のサイズは1であり、付けるだけならかなり簡単になった。
最大レベルの5まで伸ばそうとすると割と重いが、ユラユラフェイクなどの登場でスキル環境はさらに改善。
装飾品込みだと単品でLv4まで伸ばせるので、頭だけ変えて付けるということもやりやすくなった。
また、スキル拡張性の高いエンプレスアームは当スキルLv2が発動する。
- スキルの早食いとHP回復系アイテムにはやや複雑な相乗効果がある。
まず早食いの効果の一つである『回復アイテムによるHP回復速度の上昇』は、
他のアイテム強化スキルと同様に各プレイヤーの早食いスキルLvに依存している。
そのため自分だけが早食いを付けているのなら、自分だけが回復速度が上昇する。
もう一つの『飲むモーションの高速化』については、
今作の広域化は「回復モーションをなんらかでキャンセルするとその時点で他者の回復も止まるが、
最後まで回復モーションを取ったらもう止まることはない」
という仕様になっているため、早食いスキルは使い勝手に大きく貢献してくれるだろう。- キノコ大好きとも相性がいい。
消費アイテムをキノコにも適用できるようになるため単純に持ち込めるアイテム数が増える点もあるが、
本作ではキノコ食用の場合、齧るモーションでアイテム効果が始まるためとにかく早い。
更に飲み物と違いこぼす恐れが低いからか使用しながらの移動速度も早く、使用者自身も安全。
ただスキル発動できる防具が限られ、また装飾品入手の確率が非常に低いことが最大の難点である。 - 今作ではアイテムの変更が多く、特に生命の粉塵の回復量が回復薬程度にまで減少したため需要が増した。
さすがに周回効率を重視したパーティーなどでは必要にならないだろうが、
上記のように使い勝手その他が向上したこともあり、
一乙アウトの調査クエストなどにおいてはありがたい存在になることも。
- キノコ大好きとも相性がいい。
- 特にFF14コラボでは「光の戦士 応援パック」として友愛珠、鉄壁珠、茸食珠、重鎧珠、金の竜人手形が配布され、
さらにFF14さながらDPS・タンク・ヒーラーのロール分担が重要となるとの説明がなされ、
モンスターハンターにおいてヒーラーという役目が生まれるなど大きな衝撃を呼んだ。- その後も歴戦王やエンシェント・レーシェン、
そして極ベヒーモスの登場等でもヒーラーの存在が重要視されるようになった。
- その後も歴戦王やエンシェント・レーシェン、
- MHW:Iでは「生命の大粉塵」が復活。所持数は減少したが回復量が回復薬グレート並と多い上、
蒸気機関をある程度回せば大量に手に入るため、入手に困ることもないため、回復面ではやや遅れをとることに。
とはいえ大粉塵は所持数がかなり少なく、広域化の方が安定して回復を配れるほか、
満足感が強化された事によりアイテム不足に陥りにくいヒーラーが可能になった。- また、マスターランクには「友愛・攻撃珠」のように火力と広域化を両立した複合珠も存在し、
特に攻撃や達人、匠はLv4SP2の装飾品が出にくいため、
広域化を積極的に採用したい訳ではないが発動させざるを得ないケースもある。
しかも攻撃・達人・匠のSPの複合珠はそれらSPの有用性からか、飛燕や奪気、耐属、滑走等、
武器種やモンスター、フィールド等条件によってはいまいちなスキルが複合する場合も少なくない。
ならばいっそヒーラー目的でなくても入れておき、
仲間が乙りそうな時の保険にしたり、味方の回復の手間を少なくし狩猟時間削減に繋げるという手もある。- 最終環境ではドラゴンシリーズによって、火力を維持しつつ広域を投入するのも難しくない。
特にフレンドとのプレイであれば全員で火力スキルのついでに広域化を発動、
ある程度のダメージを受けてもカスタム強化と味方から勝手に回復が飛んでくるおかげで殴り続けられる、
というかなり攻撃的な広域化の使用法も現実味を帯びる。
- 最終環境ではドラゴンシリーズによって、火力を維持しつつ広域を投入するのも難しくない。
- また、マスターランクには「友愛・攻撃珠」のように火力と広域化を両立した複合珠も存在し、
- 上述通り回復だけでなく強化アイテムの適用対象も増えたため攻撃・防御強化面でも強力であり、
怪力の種&鬼人薬グレートをばら撒くことで味方全員を常時基礎攻撃力+17にできる。
また怪力の丸薬も対象な為、味方がクラッチクローでモンスターの方向を変えだしたときや乗り状態など
長時間の拘束が予想される時だけ丸薬を使えば、味方全体に+35という凄まじい強化量となる。- 例えば攻撃Lv5と広域化Lv5を比較した場合、攻撃Lv5は自身の火力を15、会心率を5%引き上げる一方、
広域化Lv5で怪力の種と鬼人薬グレートを使う場合自身の火力の代わりに仲間の火力を合計で51上昇する。
会心率が100%から95%に落ちてしまった場合の超会心Lv3発動時の期待値差は1.4%相当だが、
これは黒龍武器であれば倍率にして5前後、スキルなどを加味しても高くて7~8程度の低下に留まる。
つまり、単純計算で言えば倍率30前後だけ広域化Lv5の方が効果は上とみなせる。
他にも味方の技量や武器種など条件が多く特に野良となると実際にはこの計算が成り立たないことも多いが、
このように間接的な火力スキルという捉え方も可能になっていることは押さえておくべきだろう。- 火力運用の実用例として、ミラボレアスを超高速で討伐する場合に広域化が採用された例もある。
ヘビィボウガン3人とライトボウガン1人の構成で、ライトで麻痺・睡眠・拘束弾による拘束を行い、
広域化で怪力の丸薬や鬼人薬グレートでのバフ役も担うことでヘビィ全員の火力を上昇。
なんと3分台での狩猟を実現するに至っており、高いポテンシャルをうかがわせる一例である。
- 例えば攻撃Lv5と広域化Lv5を比較した場合、攻撃Lv5は自身の火力を15、会心率を5%引き上げる一方、
- サシミウロコも対象であり、食事の短さと大きい回復量から、
広域運用における切り札として用いられるようになった。
特に大サシミウロコは100回復+自然回復量UPと強力な回復効果を持つ。
調達については「嗚呼嗚呼、マッスルボディ」の報酬でまとまった個数が出るが、
多用する場合はやはり満足感のスキルを極意の分まで発動させたいところ。- ちなみに、効果の主体が回復速度上昇になっているのか味方回復として扱われておらず、
広域化で使用しても味方に回復してもらった際の自動チャットが出ない。
- ちなみに、効果の主体が回復速度上昇になっているのか味方回復として扱われておらず、
- 効果減少を受けないLv5まで上げずにクーラードリンクや時限性のバフアイテムを使用した際、
既に同じ系統のアイテムを使用していたパーティメンバーの効果時間を短い方で上書きする不具合があった。- これはVer.5.00のアップデートで修正されており、現在は気にする必要は無い。
MHR(:S)
- MHWorldの仕様に近い形で本作でも登場。全レベル5まであり、レベルに応じて効果量と効果範囲が拡大する。
Lv1~2で1/3、Lv3~4で2/3、Lv5で等倍の効果量になる点も大体同じである。
効果範囲はLv1、Lv2~3で2、Lv4~5の3段階で、Lv4ならLv1の2倍程度の距離まで届く。- なお、効果範囲は水平方向のみ計算されており、高さは無視されるようになっている。
- 今作では回復薬系アイテムの挙動が「飲んだ瞬間一定量回復」、そして「残りを飲み続けて回復する」
という2段階に分かれており、この双方で影響が出る。
このため、味方との距離次第では片方の回復効果しか出ない事も。
後半の継続回復部分を回避等でキャンセルした場合、その時点までの回復量に応じた効果が即時反映される。
この仕様を利用して、早食いLv3が発動していない状況でも
緊急時に回復薬(グレート)を飲んで1回目の即時回復効果が出た瞬間に
回避行動でキャンセルしてもう一度飲む事で素早く回復と言った芸当も可能。
ただしアイテムの消費量はかなり増えるため調合素材を用意するか、満足感のスキル発動を検討するべし。
- 装飾品がLv2になってしまったので、装飾品で補うには少々厳しくなった。
困ったことにLv2装飾品には攻防いずれにも有用なスキルが固まっているため、
広域化の充実はその分犠牲にするものも大きくなっている。- キノコ大好きとは相変わらず相性が良いが、装飾品がLv3スロットを要求するため、
装備構成は今までよりも縛りがきつくなっている。
- キノコ大好きとは相変わらず相性が良いが、装飾品がLv3スロットを要求するため、
- 上述の通り体力回復量UP(おだんご医療術)・アイテム使用強化に関しては、自身に掛かる効果は強化・延長されるが、
他ハンターにかかる効果はそのハンターが持つスキルで効果が計算される。- なお、カモシワラシを持っている状態で広域回復を受けても効果が発動することはない。勝手に逃げたりはしないので安心。
勘違いする人が多かったのかVer.10.0.2アップデートでハンターの心得「カモシワラシの対象アイテム」にて、
回復効果は自分自身のみである点を追記修正されている。
- なお、カモシワラシを持っている状態で広域回復を受けても効果が発動することはない。勝手に逃げたりはしないので安心。
- MHR:Sにて友愛珠III【3】友愛珠IV【4】が登場。
装飾品1つで一気にレベルを3・4上げられるという破格の性能であり、
対応スロットがあれば気軽に入れて発動できるようになった。- なお友愛珠【1】は相変わらずLv2と使いづらいまま。
広域化をぴったりLv5にしたいなら、傀異錬成で付けてしまうといい。
- なお友愛珠【1】は相変わらずLv2と使いづらいまま。
- 盟勇クエストで広域回復アイテムを使用した際は通常の体力回復の他、力尽きた盟勇の復帰を早める効果がある。
ただし、盟勇の仕様上そもそも力尽きること自体が少なく*1、そうなったところで大した影響はない*2ため、
彼らの回復・高速復帰のために広域化を採用する価値があるかと言われると微妙なところではある。- また、盟勇の中ではガレアス提督が広域化Lv5を持っており、
体力回復以外にもバフや状態異常回復を広域してくれるありがたい存在となっている。
- また、盟勇の中ではガレアス提督が広域化Lv5を持っており、
- サンブレイク最終アップデートで追加されたスキル「激励」を同時に発動させることで、
仲間を回復しつつ短時間ながら自分も含めて攻撃力を引き上げることが可能となった。
当然ながら怪力の種を広域化すれば攻撃力上昇効果を重複させることもできる。
- Ver.3.0時代は龍気活性と相性が悪いことが悩みの種だったが、
傀異クエストでは劫血やられと龍気活性が致命的に相性が悪いことから、
そもそも龍気活性を採用するプレイヤー自体が少数派で、あまり気にする必要はなくなっている。
- Ver.1.X時点では一部アイテムでバグがあり、例えばこんがり魚は本来「90秒間体力継続回復」させる効果のはずが
広域Lv5を付けた状態で食べて味方に効果を与えると何故か倍の180秒間効果が掛かるようになっていた。
更に広域の効果を受ける味方がアイテム使用強化Lv3を発動させていると270秒まで延長された。
Ver.2.0のアップデートによって現在は修正されている。
- こんがり魚と活力剤を広域化で味方に与えた際、残り効果時間より短い場合でも時間が上書きされていた不具合があったが、
Ver.13.0.0で修正された。
MHWilds
- 防具スキルとして実装。スキル仕様はMHWorldと同じ。
範囲はLv1/2/4でそれぞれ30/45/60。
効果の届く距離は水平距離基準でなくなり球形の範囲となった。
- 過去作において主に他スキルとの相乗効果の点でややこしかった回復薬については
「自分が受けた回復と全く同じように味方に回復効果を与える」という直感的なものになり、
自身の体力回復量UPや早食いによって与える回復量・速度が上がり、受ける側のスキルは影響しないように。
回復薬のキャンセル時に味方だけ回復量が減ったり、受け側のスキルで回復量が変動するといったことがなくなった。
広域役のスキルが更に重くなったとも言える- 一方、他の回復アイテムやアイテム使用強化が乗る強化付与アイテムに関しては
従来通り広域を受ける側が発動させていないと効果がアップしないので注意。
- 一方、他の回復アイテムやアイテム使用強化が乗る強化付与アイテムに関しては
- 装飾品はMHWorldと同じLv1なので、枠が許せば付けやすく、
護石もIVまで強化可能なので護石と装飾品1つで済ませやすい。
防具では胴部位のシルドコートαがスロットこそLv2が1つと少ないが、広域化Lv4であるほか、
集落系の装備なので耐性が優秀で、中でも龍耐性は+4なのでアルシュベルド相手にちょうどいい。- Ver1.010からは献身のピアスαが追加。こちらも広域化Lv4、スロットLv2が1つと構成は同じだが、
頭と部位違いのため選択幅が広がった。 - Ver.1.020から実装されたラギアクルスの素材を使うことで友愛の護石をVに強化可能になり、
最高レベルを1部位のみで発動出来るようになった。
- Ver1.010からは献身のピアスαが追加。こちらも広域化Lv4、スロットLv2が1つと構成は同じだが、
- 食事システムやロビーのシームレス化に伴う変更か、
体力・スタミナの最大値上昇およびスタミナ回復は対象外となった。やはり腹が膨れるのはおかしかったのか
携帯食料やこんがり肉はもちろん、強走薬や元気ドリンコなどもスタミナ上昇の方は広域に対応していない。
こんがり肉は体力50回復すらも配ることができず、秘薬・いにしえの秘薬と同じく完全に対象外となっている。
- スキル性能自体の変更ではないが、MHWildsでは忍耐の丸薬の効果時間が90秒に大きく伸びたおかげで、
調合分含め15個の持ち込みと満足感LV3で30分以上にわたって味方全体を防御力1.3倍
(実数にして概ね+120以上のとてつもない効果量である)にすることができるようになった。
これによって広域化の大きな欠点であった一撃死リスクに対策でき、
高難度歴戦個体のマルチプレイの失敗率を圧倒的に下げることができるようになっている。
忍耐の丸薬は採集依頼で増やせる素材だけで調合できるのも追い風。
- 他にも翔蟲受け身の削除、回復行動の肩代わりが難しかった狂化の削除、サシミウロコの入手性向上、
セルレギオスの実装(裂傷もそうだが、一撃の重さよりも連続攻撃で追い詰めるタイプなので回復を差し込みやすい)など、
MHWildsでは過去作に比べて色々と優遇が目立つ傾向にある。今後狂化奮闘が復活しないとは限らないけど。
MHF
- 広域化+2までは基本的に(MHXXまでの)メインシリーズと一緒だが、
MHF-G1のアップデート後より広域+30で発動する「広域化+3」が登場した。
ついに回復薬グレートに対応、実質的に生命の粉塵と同じ効果になる。
さらにラヴィエンテ狂暴期の「大巌竜の紅血」でほぼ全ての状態異常(属性やられ以外)を回復できるようにもなった。- 同時に「広域化-1」というマイナススキルも登場。
粉塵も含めて味方からの広域効果を受けられなくなってしまう。
広域化+3には30必要だが、剛種防具系統によるランクアップを受けるので+2で十分な場合が多い。 - 同時に「広域化-1」というマイナススキルも登場。
- 広域化+1の段階でも怯まずの実や抗毒液が対象になっており、
特に怯まずの実を事前に使用しておけば一定時間は味方を邪魔する恐れが一切なくなる。
- 対象アイテムが増えた上にスキル環境も異なるため、メインシリーズとは立ち位置が大きく異なる。
最大の強みはスキル枠を消費せずに広域化+3を自動発動させる手段も用意されているという点。
最も手軽なのは猟団料理。店売り食材のみで作れるメニューの効果として発動できる。
他に、特典遷悠防具のギルドバード・スカラーシリーズを1部位でも装備すれば発動する。
- 回復薬グレートにも有効とはいえ、もともとMHFでは生命の粉塵の調合がかなり容易に行えるため、
それすらも足りないというような状況でもない限り機能せず、明確な実用性のあるクエストは限定されていた。
後述の薬仙人がPTプレイにおいては一部除いて使いづらい*3ため、
苛烈な攻撃を行うモンスターが登場するクエストにおける、強力なスキルとしての認識はあったものの、
上記の自動発動手段が実装されるまでは最前線で見られることはほとんどなかった。
G級以降で一般的なGX・GP・辿異・辿異狩護防具、及び精錬装飾品で同スキルを持つものは少なく、
MHF-Z以後は後に入手不可となったミクZPを除くとスキルとしての発動が難しく、前述の自動発動で賄うものとされた。
- MHF-Zでは新たな広域化対応アイテムとして「抗毒液」が登場。
辿異種エスピナスと辿異種ガスラバズラのクエストにしか出現しない精算アイテムだが、
そのクエストで非常に重要な意味を持ち、PTに広域持ちが一人いるだけでPTの生存率が大きく向上する。
こちらは薬仙人での代用もできないため、広域化が改めて注目されるきっかけにもなった。
詳しくは上記リンクを参照のこと。
- 迎撃戦クエストにおいては、粉塵を調合分まで持ち込むと剥ぎ取り素材を持ち帰る枠が圧迫されるため、
代用として猟団料理で広域化+3を付けておくと余裕を持って味方を回復できるようになる。
粉塵3つで十分というならまだしも、誰が来るかわからない野良募集の際には安定感がぐっと増す。
- そもそもアイテムを持ち込めず、回復の機会が限られている狩煉道においては非常に効果的。
猟団料理で付ける場合は辿異種対策の耐性強化と迷うところだが、
「超特殊モンスター」のために周回するような場合はこちらのほうが有効活用しやすい。
- ラスタに付けても有効なスキル。しっかり回復薬などの効果を飛ばしてくれる。
粉塵と違って、こちらの体力が大幅に減っていなくても使うので回復のチャンスが増える。
広域化+3の回復薬グレートにも対応しているため、生命の粉塵使用ラスタで発動させるとかなり頻繁に回復してくれる。- かつては、誰かに火事場が付いていると(実際に発動していなくても)空気を読むのか、
広域しない回復アイテム(応急薬?)を使うようになるという、妙に芸が細かい仕様があった。
なお、この仕様は広域化が発動したラスタ自身に火事場スキルが付いていても適用されてしまうので、
広域化を付けたラスタを作る場合はうっかり火事場スキルが付いてしまわないよう調整する必要があった。
2018年7月アップデート以降は、NPCの回復行動は火事場スキルを考慮しなくなった。 - G級以降、ほとんどのハンターは火事場効果を含むG級スキルである、
逆鱗/ブチギレ、紅焔の威光、不退ノ構のいずれかあるいは複数を発動させているため、
「G級以降はラスタの広域化は機能しない」という認識があった。
そのため体力回復のサポート用スキルとしては、下記の薬仙人をラスタに付けている人が多い。
詳しくは薬仙人の記事を参照。
- かつては、誰かに火事場が付いていると(実際に発動していなくても)空気を読むのか、
- 類似スキルに薬仙人がある。
こちらはパーティ内で2名以上が発動していることが条件だが、全ての回復アイテムが広域対応する。
ただし、体力回復効果のないアイテムには作用しないという点で広域化と差別化されている。
ちなみに広域化と併用しても、広域回復効果が二重に発揮されるようなことにはならない。
余談
- エリア全体にアイテムの効果を飛ばすというのは、原理を考えてみると不思議なスキルである。
戦闘状態に入っていないなら、ちょっとアイテムを分け与えていると思えばいいのだが、
何故、バリバリ攻撃中の仲間にもアイテムの効果が飛んでいくのかは未だに大きな謎である。
まさか食べたアイテムを生命の粉塵のように味方に吐き掛けているのだろうか…?
もしかしたらプラシーボ効果の1種なのかもしれない
- 「味方をサポートする」というイメージからなのか、一部の人間によって
「狩猟笛と相性が良い」という大嘘が長年流布され続けている。
実際に使ってみるとわかるが、狩猟笛と広域に並以上のシナジーがあるとは言い難い作品が殆どである。- そもそも狩猟笛は基本的に武器を出しっぱなしで立ち回る上、抜刀・納刀が遅い、
抜刀攻撃で旋律効果が崩れる等、シナジーがあるどころか逆に使いづらくなるような仕様が多い。
一般に相性が良いと言われている片手剣や大剣などは武器を出していても咄嗟に回復薬を飲めたり、
納刀して立ち回る事が多いためにそう言われているのであって、狩猟笛は演奏中など
操作を受け付けないタイミングが多い事を考えると並~それ以下の相性である事が多い。- また、「味方を回復したい」「味方の状態異常や防御DOWNを消したい」という用途であれば
回復・予防効果旋律のある笛をチョイスするなり、笛吹き名人の副次効果で壊れにくい
角笛系アイテムを持ち込むことで充分代用が効く。
- また、「味方を回復したい」「味方の状態異常や防御DOWNを消したい」という用途であれば
最悪それを理由に部屋から蹴られる事も少なからずあるため、
狩猟笛使いの間では広域は好まれるどころか逆に忌避されやすいスキルの一つである。
実際に狩猟笛使いの間では汎用剣士装備に鼓笛珠を付けたものや一部のパーツを変えた派生装備の人気が高く、
MH2で初登場して以来広域が入った狩猟笛のテンプレ装備というのはほぼ存在しない。- …にもかかわらず、狩猟笛をあまり使い込んでいない人が適当に嘘テンプレや嘘最強装備を考案・喧伝する事が多く、
度々「広域支援狩猟笛」装備という物が爆誕している。
こうした現象は笛吹き名人が現仕様で登場したMHP2当時の攻略記事・掲示板ログ等でも確認でき、
同作の発売年(2007年)から数えるとそろそろ20年を迎えようかという
MHWildsでも未だに散見されており、非常に根深い問題となっている。- こうした誤解が中々消えない原因として、公式もその組み合わせを奨励している節があるということもある。
実際、過去作品の攻略本やゲーム雑誌に広域狩猟笛装備が掲載されていた事例があったり、
MH3Gのペッコ一式に笛吹き名人と一緒に広域化と
(広域化には効果の乗らない)アイテム使用強化をわざわざ付けていたり、
MHW:IにおけるEXクロオビアームαの広域化Lv2+笛吹き名人Lv2などの例があるためこう言われる。
ただ前述のように、MHWのエンドコンテンツ~MHW:Iでは火力スキルと並立して広域化を付ける事が多いため、
EXクロオビに関しても、そうした需要を見越して付けられたものという側面が強い。
現に別パーツにはランナー等が付いているため、わかってやっているはずである。
- こうした誤解が中々消えない原因として、公式もその組み合わせを奨励している節があるということもある。
- MHRiseでは旋律システムの大幅刷新によって納刀のデメリットがほぼ無くなっていること、
移動速度の弱体化・納刀の高速化によって納刀状態で立ち回る場面が増えていること、
旋律の維持・吹き直しが格段に速く、やりやすくなっていることなどが重なり、
相性が絶望的に悪かった過去作に比べれば広域化とのシナジーが改善されている。
そのため、モンスターの行動や味方の状態など戦況を素早く読み取り、旋律の効果時間も管理しつつ、
攻撃か回復か即座に判断できるような技術があれば、運用はそれほど困難ではなくなっている。
一方で、狩猟笛自身も十分な火力が発揮できること、
手数が減ることで強力な支援である気炎の旋律を演奏する頻度の低下に繋がることなど
相性が良いとは言い切れない面もあり、未だ忌避される傾向にある。 - MHFでは一部の超高難度クエスト用として、
狩猟笛を回復+バフデバフ担当に起用するケースがあり、
その場合粉塵調合だけでは足りなくなるリスクを勘案して広域化+3を自動発動させる事はあった。
ただしこれは旧仕様故に回復旋律をストックしておく事ができず咄嗟に出しにくいことや、
自動発動故に負荷なく搭載できるといった根本的な環境の違いに起因するものであり、
そもそも自動発動登場以前は「粉塵調合で間に合わないなら笛ではなくそのPT(他メンバー)が悪い」
と揶揄されていた程である。
なおMHF-Z以後は原則的に自動発動させるものであった(そもそも広域スキル持ち装備が皆無に等しい)ため、
「広域笛テンプレ」などは存在するはずもない。
- そもそも狩猟笛は基本的に武器を出しっぱなしで立ち回る上、抜刀・納刀が遅い、