MHF-Gに登場するクエストで、G10.1の2016年9月23日(金)12:00から、9月26日(月)12:00までに配信された。
公式の告知ページについてはこちらを参照のこと。
概要
依頼主:ハンターズギルド
砂漠に向かった調査団より、<<弩岩竜>>の目撃情報がありました。
今まで観測されたどの個体よりも小さいですが、
通常と同等かそれ以上の力を持っていると報告も上がっています。
討伐に向かう際はモンスターの行動に気を付けてください。
- 弩岩竜とある通り、オディバトラスの討伐が目的となるクエスト。
このクエストは事前に配信の予告などは一切なく、突然その存在が明らかにされたものである。
『砂塵に舞う小さき紅』が配信された際はちょうど狩人祭のうち入魂祭の真っただ中で、
このクエストをクリアした者のうち、その時点で劣勢の組に属しているハンターに対して
魂ポイントの大幅なボーナスがかかる(=ボーナス試練)という仕組みになっている。
この第102回狩人祭においてオディバトラスを1頭討伐することで得られる魂ポイントは10であるが、
劣勢の組に所属していてこのボーナスが適用されれば合計で40魂が、
いずれかの時間帯において、1回のクリアで手に入る。
- なぜこのような特殊な枠組みで長期間のボーナス試練が配信されたかについては公式で言及されていない。
一つ言えることは、狩人祭ではそれぞれの組に振り分けられた猟団のうち、
ランダムで選出されるとはいえ、それが仇となって上位クラスの猟団が片方の組に固まることがある。
このころの狩人祭ではそれによる力の差が顕著となって
最後まで優勢と劣勢がひっくり返らないというケースもしばしば見受けられた。
その差が特に開くのが土曜日昼から月曜日朝までの双方の組がボーナス試練対象になる期間である。
内容
- 目的地はいつも通り、砂漠。
ベースキャンプを出てエリア2へ行くと、やはりいつも通り砂嵐が。
オディバトラスの顔を拝んでやろうとプレイヤーたちは近づくが、
行けども行けどもいつもは反応する地点を超えて接近しても砂嵐が一向に爆発しないのはおろか、
通常ならば絶対に見ることができない、砂嵐の中心に浮かぶ砂山のなかにズンズン入っていける。
砂の中に埋まって大丈夫なのか
どこまで行けばオディバトラスに遭えるのかと思い始めたころあい、
突如として砂山が爆発し、見晴らしのよくなった砂原に1頭の紅き楼閣。しかし…。
- クエスト名や依頼文から容易に想像できるが、このクエストに登場する弩岩竜オディバトラス、
とにかく小さい。
実にハンターを若干上回る程度の体高しかなく、目測で言えばアプケロス並かそれ以下。
これはもはや砂上の楼閣というよりも砂上の犬小屋と呼ぶ方が似合うレベルである。
- MHFをプレイしていない人に説明するなら、
アカムトルムやウカムルバスと同じ骨格はもちろん、同じ巨体クラスを誇っていたモンスターが
人間が跨がれるくらいに小さくなっていると言えばわかるだろう。
本家でも少し前に似たような例があったのでそちらを見ると想像しやすいかもしれない。
- これまでにもこのような極みに極まった小さな個体が登場するクエストがいくつも存在したが、
このオディバトラスで特筆できることはもともとが超大型モンスターであるということ。
「超大型モンスター」に該当する種が極小個体になったのは初めての例である。
つまり超大型モンスターに分類される小型のモンスターである。言葉って難しい
- ちなみに、攻撃範囲はこの小さきオディバトラスに見合った狭い範囲のものもあれば、
通常のオディバトラスと同じ規模で仕掛けてくる超範囲の攻撃もある。
これまではオディバトラスの正面や側面、後方といった位置取りで回避できていた攻撃が、
オディバトラス自身が小さくなってハンターもさらなる接近を余儀なくされた結果、
位置取りでは回避できない攻撃が多数現れてくるのが非常に危険なポイントである。
具体的には大咆哮による砂の大爆発をはじめとして、
G級以上のモーションであるバックジャンプ砂岩弾や四連続に及ぶ巨大な砂津波が挙げられる。
これらは回避やガードで対処できるように準備を進めておかなければならない。- ちなみに攻撃範囲が通常のオディバトラスと同じだから避けやすい技もある。
その代表格が覇種クエスト以上で繰り出してくる「連続巨岩弾」で、着弾時の大爆風の規模は同じだが、
本体が小さいゆえにさらに接近することをなかば既に強制されているため、
いつも通りの距離感で周辺に落ちていくのが仇となって特に回避を意識する必要がない。
もちろんそのあとに確定で放つ薙ぎ払い砂ブレスはしっかり位置取りで避けること
(この砂ブレスは小さなオディバトラスにあわせて攻撃範囲も狭い)。
小さいので潜り込みにくく、なんだかんだでいつもと同じようにはいかない。
- ちなみに攻撃範囲が通常のオディバトラスと同じだから避けやすい技もある。
- このクエストはG★7に分類される。しかもモンスターの攻撃力に下方補正はかけられていない。
身体が小さくても繰り出す攻撃の威力はほとんど通常のオディバトラスと同じである。
犬小屋サイズでも侮れない。
- クエスト開始時は砂山の中まで完全に入り込めるほど奥へ行けると言った通り、
姿を現わしたオディバトラスと対峙するハンター、
そしてそのにらみ合いの場を取り囲むように周囲をドーム状に覆いつくす激しい砂嵐という風景もまた、
普段のオディバトラスのクエストでは見られないもので、なかなかかっこいい。
モンスターは犬小屋サイズだが。
- 報酬は上述した狩人祭の魂を除けば、特にこれといって通常のクエストと変わりはない。
部位破壊なども問題なくでき、尻尾も極小サイズ
(と言っても、通常サイズ飛竜の尻尾並みの大きさではある)ながら普通に剥ぎ取り可能。
ただ、無理やりオディバトラスのサイズを縮小しすぎたせいか、切断した尻尾がなぜか若干宙に浮く。
何もない空中に浮かんで静止している尻尾の切れ端という画はまさにシュールとしか形容しようがない。