モンスター/ケルビ

Last-modified: 2024-05-04 (土) 14:40:24
種族
草食種(偶蹄目 ケルビ科)
別名
なし
英語表記
Kelbi
危険度
MH3・MHP3・MH3G・MH4・MH4G・MHX・MHXX:★1
メインシリーズでの登場作品
MH, MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MH3, MHP3, MH3G, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHW, MHW:I, MHRise, MHR:S
派生シリーズでの登場作品
MHF, MHST, MHST2, MHXR
狩猟地
森丘, 密林, 沼地, 旧沼地, 雪山, 樹海, 花畑
孤島, 砂原, 水没林, 火山, 渓流, モガの森
遺跡平原, 地底洞窟, 原生林, 地底火山, 天空山, 未知の樹海, 旧砂漠, 古代林, 遺群嶺
大蟻塚の荒地, 陸珊瑚の台地, 導きの地,
大社跡, 城塞高地
ボルデの丘, コベニー峠(MHST)

目次

特徴・生態

主に温暖な地域に生息している小型の草食獣。
生息域は非常に広く、様々な地で野生の個体を見る事ができる。
個体数は少ないが、地域によっては雪山や砂原、火山帯などでの生息も確認されている。
雄と雌で見た目が多少異なる。
体格はほぼ同じだが、雄の方が若干大きくなる傾向がある。
雄は細い角を持つ一方で雌は耳が垂れており、角の発達も雄ほどではない。
斑模様のある緑がかった体色をしているが、こちらも雄の方が全体的に明るく、雌の方が少し暗い。
雌雄一対で行動する事が多く、互いの首をすり寄せ合うようにして愛情表現をする習性がある。
その様子は実に微笑ましく、お互いに身体を寄せ合いながら仲良く草を食む姿に、
そこが狩り場の真っただ中である事も忘れて癒やされたというハンターもいる。
危険を察するとすぐさま逃げ惑う臆病な性格だが、雄の個体は雌を守るために角を振りかざす事がある。
左右に跳ねるように移動する習性があるが、全力で走る場合は直進する。
角は万病に効く薬の材料となる事で有名で、各地で様々な薬の原料として使われている。
活力剤と角を調合すればいにしえの秘薬となることは広く知られている。
また、特に立派な角は武具の素材やインテリアとしての需要もある。
ちなみに存命している個体から得られたケルビの角の方が良質で効能が良く、
素材としてより有用である事が近年の研究によって判明している。
この研究成果の発表以来、軽めの打撃などでケルビを気絶させ、
本体は殺さずに角だけを剥ぎ取るという手法が確立された。
なお、剥ぎ取られても一年もすれば元通り立派な角を生やす。
肉は固く締まっており、歯ごたえがあって美味しい。
毛皮は暖かく、主に一般的な衣料品の素材としても重宝される。
しかし身体が小さいために採れる肉や毛皮の量が少なく、アプトノスやポポと比べて力も弱いため、
家畜として飼育する事にはあまり適していない。
環境条件の恵まれた地域では、通常よりも大きく成長した個体が確認される事がある。
このような個体、特に雄は通常のケルビよりも大きく立派に発達した蒼み掛かった角を持っており、
一般的に臆病と言われるケルビの中ではやや攻撃的な性格をしている。
その大きな角は滅多に見られない希少品として高額で取引されている。
なお、新大陸古龍調査団からの報告によれば、
新大陸に生息するケルビは現大陸にて確認される個体と比較して全体的に発育が良く、
体格も若干ながら大型化する傾向がある模様。
近年では角の場合と同様にケルビを気絶させることで、
従来なら討伐する以外不可能とされた毛皮や肉類を生きたまま採取できるという
驚異的な剥ぎ取り技術が編み出されている。

概要

  • MH無印から登場し続け、メインシリーズ皆勤の小型モンスター。
    主に密林地帯に生息する、レイヨウ型の草食獣。
    現実世界のシカに似た姿をしているが、
    ハンター大全などによれば、MH世界ではウマに似ていると言われる事が多いらしい。
  • 森丘や樹海ではこれらの死骸を見かけることが出来る。
    皮を剥れてなかなかグロテスクだが、弱肉強食の世界観の演出に一役買ってくれている。

MH~MHP

  • 初代ではオープニングムービーから早速、大規模な群れを成して登場。
    アプトノスと一緒に水辺で水を飲んでいるが、いち早くランポスの接近に気付き逃げ出すことに成功する。
    映像が使い回されているMHPのオープニングでも全く同じ。
  • 生息地域は森と丘、沼地の2つ。
    意外にもジャングルには生息していない。

MH2、MHF

  • MH2のオープニングでも、雪原で恐らくドドブランゴによって殺されたと思われるケルビの死体が映っている。
    見るからに新鮮な死体という事で、未だに敵が近くに潜んでいるという緊張感のある演出を醸し出している。
  • 温暖な気候にいるイメージが強いケルビだが、
    この2作品では氷雪に覆われた雪山のエリア5にも群れをなしていることがあった。
    MH2のオープニングムービーでの描写も踏まえると、意外と寒冷な気候でも生きていけるのかもしれない。
    また、ホットドリンクが必要なほど気温が低い、沼地の洞窟内にも姿を見せるときがある。
    • その他の生息地は森丘と密林。
      MHFでは樹海と花畑にも生息が確認されている。

MHP2(G)

  • どういう訳か雪山には一切姿を見せなくなってしまった。
    一方で、沼地の洞窟内には相変わらず棲息している。
  • MHP2Gでは、MHFと同様に樹海にも姿を見せる。
    また、ナルガクルガの登場ムービーであっさり狩られてしまう様子が描かれた。

MH3(G)

  • MH3からは気絶させたケルビから良質の素材を得られるようになった。
    気絶耐性はかなり低く、片手剣の盾攻撃やボウガンの殴り付け等でも簡単に気絶させることができるが、
    逆に言えばハンマーや狩猟笛で思い切り殴っても必ず気絶するだけで踏みとどまる。
    単なる小型の草食モンスターなのにちょっと不条理である。
    • 一応気絶中も体力は設定されており、体力がゼロになると当たり判定が無くなり殴れなくなる。
      そうなるとそのケルビは角を剥ぎ取られるまで永久に気絶したまま
      それはそれで不憫に思えなくもない。
    • 打撃で体力を削り取ってしまった場合、起き上がった後すうっと消えて逃げて撃退扱いとなる。
      角のほうが価値が高いので、この方法ばかりやっていると、
      いざというときに暖かい毛皮を全然もってないことに気づいたりする。
      気絶から起き上がったケルビを気絶しない方法で討伐すれば一匹から二度おいしくはぎ取れたりもする。
    残酷そうに聞こえるが、角を剥ぎ取るだけなのでご安心を。
    剥ぎ取っている最中に飛び起きたりしないあたり、それほど痛みを伴うものでもないようだ。
    一年程度でまた生えてくるということは、ケルビの角は鹿と似た性質で、神経や血管は通っていないのかもしれない。
    神経が通っていなければ角自体は切られても痛くない…だと、こちらの心もあまり痛まなくて良いのだが。

MHP3

  • MHP3では気絶させたケルビから剥ぎ取れる素材がケルビの角だけになったが、
    暖かい毛皮は村★1「プレゼントにケルビの角を」(ケルビの角3個の納品)の報酬になっているので、
    ケルビマラソン」をやりすぎて逆にボックスが暖かい毛皮だらけになっていたり。
  • MHP2Gの時の描写を元に、ナルガクルガが天敵であるという設定が正式に加わったのはこの作品から。
    ナルガクルガが空腹になると決まって狩られ、食べられてしまうようになった。

MH4

  • MH4ではケルビが意外なストッパーになってしまうことがある。
    上位に上がったばかりで採集装備を作るためにレザーシリーズSを作成しようとしたハンターは気付くだろう。
    …そう、上位クエストにはケルビがほとんど出てこない
    HR4の段階で行けるクエストの中でケルビが出てくるのは地底洞窟のエリア7のみ。
    居場所に気づかないハンターは延々と遺跡平原や原生林を駆けまわることになる。
    更に、このケルビは無限湧きではないので7~8頭倒してしまうとそれ以上は出てこなくなってしまう。
    一度のクエストで取れる「上質な毛皮」は良くて1~2枚、レザーSに要求される毛皮は6枚…
    そして大抵の場合、こういう時を狙ったかのようにアレが発動してしまう。
    上位上がりたてで意気揚々としていたタイミングで出鼻をくじかれたハンターは少なくない。
    • その一方で上位探索では割とよく見かける存在。
      大型モンスターが確認されてない状態でも出発できる事を知っていると案外集めやすかったりする。

MH4G

  • MH4Gでは上位旅団クエスト内にあるブナハブラ討伐のクエストにおいてケルビ5頭の討伐がサブターゲットとなっており、
    サブターゲット報酬には「上質な毛皮」や「ケルビの蒼角」が並ぶ
    例のアレが発動すると報酬がウチケシの実だけなんてこともあるが…
    旧砂漠ではエリア1にケルビが出現するので、
    このクエストを《受注→モドリ玉等でBCへ→隣のエリア1でケルビ5頭を討伐→サブターゲット達成》
    を繰り返すことで簡単に上位ケルビ素材を集めることが出来るようになった。
  • 気絶させたケルビから剥ぎ取る場合でも、剥ぎ取りスキルやネコの解体術は効果があるので
    1体のケルビから2本の角を剥ぎ取る事ができる。
    ただし、MH4(G)の「剥ぎ取りマスター」やネコの解体術の併用で3回以上剥ぎ取る事ができる状態でも、
    気絶ケルビからは絶対に2回までしか剥ぎ取る事はできない*2

MHX(X)

  • MHX(X)にも続投。
    今作では角が確定で出るクエスト、いわゆるマラソンに適したクエストは存在しない。
    • ケルビの角を3個納品するクエはあるが、報酬に角が出なくなってしまった。
      ただし、このクエではエリア11にてケルビが無限湧きするため角を溜め込んで回す方法はある。
      適当な打撃武器を担いでエリア11へ直行し、
      エリア内にいる3頭から剥ぎ取った後でエリア9へつながる道の前で構えていればケルビが直進で道を降りてくる。
      道の先の木の辺りまでは立ち止まることもハンターを避けることもないため、簡単に気絶させる事が可能。
      ケルビの角は99個まで所持できるので、たまには埃を被っている武器を担いで角きりにいくのも一興かもしれない。
    • なお、HR解放後は交易窓口から龍歴院ポイントでいくらでも引き換えることができるようになる。
      ただし、1個800ptと少々値が張る。
  • 海外版MHXXであるMHGUではなんと討伐できない
    普通に打撃以外の攻撃を仕掛けても、何故かめまいとなって倒れてしまう。
    となると、ホワイトレバーや毛皮はどうやって集めれば良いのかと気になるところ。
    しかしこの時のめまいは頭に浮かぶ星の色が違い、一般のめまい状態とは区別されている。
    これが日本版の討伐状態に相当し、各種素材を入手できるのである。
    …皮や内臓を剥ぎ取ってもピンピンしているのは逆に問題があるような気もしないではないが。
    • 草食獣の中でもケルビだけの特別待遇であり、他のモンスターは変化なし。
      何らかの形でかわいそうだという意見があったのかもしれないが、
      討伐したくないとしても素材を丸ごと差し替える方がまだ自然な気もするが…。
      何故生きたまま不自然に剥ぎ取る仕様になったのかは不明。互換性の事情だろうか?

MHWorld

  • MHWorldにも登場。
    よりリアル感を求めた本作であるが、一番に見て感じることは、デカイ
    ハンターと比較すれば分かりやすいが、現実世界の小型の鹿程度の大きさに感じられる。
    「ケルビってこんなデカかったのか」と驚いた人も多いのでは。
  • ケルビの角の入手方法に関しては、少々仕様が変わっている。
    気絶させた際に1度だけ落とし物をするようになり、それからケルビの角を得られる。
    さらに、角を折られた個体はきちんと外観に反映される
    そして、落し物の角を回収した上で討伐して剥ぎ取りなんてことも可能となっている。
    生きたまま角を折られたうえでなお殺されるなんて、ケルビ側からすればたまったものではないだろうが。
    • まさかの部位破壊実装であるが、一応分類としては落とし物なので、
      見た目的には部位破壊だが破壊王の効果は適用されない。
    • 角を収集する手段としては、打撃武器でへし折る他に、オトモダチ探検隊でケルビの枠があるエリアに
      アイルー達を派遣すると最大で一枠につき2~3個ほど取ってきてくれる。
      気絶させることが難しい、或いは出来ない武器種にとっては中盤以降の主な入手ルートとなる。
      また、交易船の物品にも紛れていることがある。
    • 打撃武器に頼らずに角を折る手段はもう1つある。
      それは本作の新装備、スリンガーである。
      石ころやツブテの実を撃つことで、武器を持ち替えることなく角を折ることができる。
      通常は6発程度で折れるが、当たり所が良ければ1,2発で折れることもある。
      当てる部位はどこでもよく、極端な話尻に6発ぶつけても気絶し、角を落とす。
      ステップで逃げられると気絶値が減少し、多めにぶつけなければならなくなるため、
      大きく怯む正面からか、反撃してくる背面近距離からぶつけたい。
      KO術を付けると気絶までに必要な弾数が減り、Lv3では最低4発で気絶させる事ができる。
      ケルビの生息域には大量の石ころやツブテの実が配置されており、これらの再出現も早いため、
      どれだけ闇雲に撃っても弾に困ることはまず無い。
      スリンガー松明弾やはじけクルミも近くにあるが、装弾数が石ころ達と比べてかなり少なく、
      特に松明弾は火のダメージが大きすぎて角が折れないまま死んでしまうことも多いので、
      やはり石ころかツブテの実をぶつける方が良い。

MHW:I

  • MHW:Iで登場したスリンガーの新機能、強化撃ちも有効。
    KO術Lv3以上を付けて行けば、1発でほぼ確実に気絶させる事ができる。
    また、密集している所に撃てば2,3頭を同時に気絶させる事も可能。
    強化撃ちの際に消費するのは1発だけなので、弾数効率で見れば普通に撃つより効率的である。
    片手剣とランス以外は武器攻撃を行う必要があるので、間合いを誤って
    折る前にうっかり殺害してしまう事があるのが欠点。

MHR(:S)

  • MHRiseにも登場し、新フィールドの大社跡で歩き回る姿が確認されている。
    角の仕様はMHWorldと同じく落とし物だが、どんな武器でも頭を一発攻撃すれば折れる仕様になっている。
    今作では日本版でも海外版MHXXと同様になぜか討伐出来ない
    目眩だと黄色、HPを削った時にはオレンジのエフェクトが現れ、剥ぎ取りをすると逃げてしまう。
    例によってこの状態で毛皮や内臓を剥ぎ取れても元気に逃げていく
    • 今作では武具作成に暖かい毛皮・上質な毛皮を要求されることがしばしばあり、
      角よりも毛皮目当てで気絶させられ生きたまま剥ぎ取られることが多い。
      一応入手確率は毛皮が一番高いが、毛皮目的の時に限って肉や角を剥ぎ取ってしまうお約束
  • ちなみに、長らく苦楽を共にしてきた(?)アプトノスはMHRiseには登場できなかった。
    これによりケルビはメインシリーズ全作品に出演した唯一の小型モンスターという
    地味にとんでもない称号を獲得することとなった*3
    大型モンスターを全て含めても、他にはリオレウスやリオレイアくらいしか手にしていない名誉である。
    おかげで今日もどこかでその肉や角を狙う大型モンスターや素材を求めるハンターたちに追いかけられている。

MHST

  • 外伝作品であるMHSTにも登場し、ボルデの丘やコベニー峠などで群れを作って生息している。
    しかし、本作では戦うことができない
    ではどういう存在かと言うと、近づくと逃げていき、たまにケルビの角や薬草を落とす…というだけの形になっている。
    なぜ逃げただけで角を落とすのか不思議すぎる気もするが、
    ライダーが近づいて一発殴ったりしているのだろうか?
    • ライドアクションの「咆哮」を使用して逃げ出した場合でも落し物をする。
      びっくりした拍子に抜け落ちたのだろうか…?

MHST2

  • 今回も無事に登場。残念ながら今回も戦う事はできない。
    しかし今回はハコロ島に少数が生息しているだけであり、いまいち影が薄い。
    …のだが、影が薄すぎて地味にめんどくさい事になってしまっている
  • 何故かケルビの角のドロップ率がやたら低い
    おまけにハズレドロップも石ころになっており、ケルビの角の収集がかなり難儀になってしまっている。
    薬草とかならともかく何故石ころ…前作同様に角を落とすのも大概だが
    そのくせ前述の通り影が薄いレベルで数が少なく、
    ライダー達はケルビの角目当てでひたすらエリチェン(と言う名のネコタク)を使いまくる事になる。
    • ケルビの落とし物以外では、オトモン探検隊を「ハコロ島・禁足地」に派遣すると持って帰ってくる事がある他、
      一部のクエスト報酬で手に入る。
      キリンの共闘討伐クエストの報酬に混ざってる辺り狙っているのだろうか…。

生態ムービー

フルフルの生態
洞窟の水場へ水を飲みに訪れるが、天井で待ち伏せていたフルフルに襲われて丸呑みにされてしまう。
ケルビにとっても視聴者にとってもトラウマもの。
ジンオウガの生態
突然現れたジンオウガに驚き、ガーグァやブルファンゴ、アオアシラなどと共に尻尾を巻いて逃げ出す。

余談

  • 戦闘能力、および、生命力で言えば極めて脆弱ではあるが
    それでも絶滅する事も無く、全シリーズを通して何処にでも跋扈しているのは
    MH界でも随一の環境適応能力の高さにある、と言っても過言では無い。
    どんなに強靱で強大なモンスターであっても、環境に適応できなければ生存する事は侭ならず、
    逆に言えばどの環境にも適応して生存できると言うのは、他に類を見ない生活力と繁殖力の強さを裏付ける。
    さすがに地形ダメージが発生するエリアに出没する事は無いが、
    フィールドの大半が地形ダメージ対象エリアの場所であっても
    地形ダメージが発生しない僅かなエリアを徘徊し、苛酷な環境の中で食物を探り当てて懸命に生き抜く。
    そのハングリー精神とメンタルの逞しさは暴食の権化イビルジョーの次に出現地域が広いと説明すれば、
    ケルビがただの動物ではなく華奢ながらも立派なモンスターである事がうかがい知れよう。
  • 人にもよるだろうが、ケルビの皮は雄雌双方共、ずっと見ていたくはない様な斑模様をしている。
    ケルビが小型のモンスターでカメラを調節でもしない限り、そんなまじまじと見る事がないのが、
    そういうのが苦手な人にとって救いだったと言えるだろうか。
    ある意味ではリオレウスや、ヘビ型のガララアジャラ以上に爬虫類の鱗っぽい外皮だとも言える。
    ケルビは哺乳類型の小型モンスターなのだが…。
    • 現実世界でも皮革にエンボス加工をして爬虫類の革のフェイク品を作ることがある。
      こちらはエンボス加工の必要もなさそうなので、ケルビの皮にもそういった需要があるのかもしれない。
    • MH3以降のシリーズではデザインの描き直しに伴い、斑模様が薄くなって普通の毛皮に近い見た目になった。
  • ガウシカと挙動や体形はほぼ共通するが、現状では「偶蹄目」としか発表が無く、
    亜目や下目などは公開されていない為、近縁なのかは定かではない*4
    近縁と思ったらそうでも無かった奴もいるので安易には判断できない。
  • よくケルと間違えられるが、PIでは無くBIである。
    • また紛らわしいことに、元ネタと思われる空想上の生物の名前はケルピー
      ケルーではない。ケルーである。
      魚の尾と藻のたてがみを有した馬の姿をした幻獣であるとされ、
      臆病ではあるがケルビとは対照的に気性が荒い、などと伝えられている。
      ケルビの英語表記が"Kelbi"なのに対し、こちらは"Kelpie"である。
      • ハンター大全によると、MH世界の馬は未確認生物であるらしい
        現実世界で未確認生物である生物(をモチーフとした生物)が向こうでは一般的で、
        逆に現実世界で一般的な生物である馬が向こうでは未確認生物とはなかなか面白い。
        つまりモンハンの世界では馬はUMAなのである
  • 剥ぎ取り名人を活用することでケルビ1頭から角を何十本も剥ぎ取ることが出来る
    このスキルには気絶中のケルビの角を生やす効果があるのかもしれない…?
    • やり方は簡単で、剥ぎ取り名人を発動させておき
      ボウガンの近接攻撃と言った「気絶値を持ちダメージのほとんどない」攻撃で気絶させる。
      あとは一回だけ剥ぎ取ったらケルビが気絶から目覚めるのを待ち、
      再度気絶させ、剥ぎ取るのを繰り返すのである。
      気絶させる度に剥ぎ取り回数がリセットされるので、ケルビが力尽きるまで幾らでも剥ぎ取れる。
      ボウガンなら回復弾を使って適度にケルビを回復させてあげると更に効率が良くなる。
  • 初期ではオンラインの調合屋で活力剤をフェスタの際に購入し、
    角と調合して売る…という序盤の金策が存在した。
  • MHP3では集会浴場の入り口と売店の横に人間と同じくらい、キリンを遙かに超える程の
    サイズの巨大なケルビの角が置いてある。
    この世のどこかにそんじょそこらの飛竜を軽く凌駕する程の巨体を誇るケルビが存在するのだろうか?
    それはいくらなんでもあり得ないと思いたいが、
    イベントクエストなんかで何の前触れも無く超巨大なモンスターが現れる事を考えると、
    巨大ケルビも普通に存在していそうである。
    それともレプリカの置物なのか、はたまたよく似た角を持つ巨大モンスターが存在しているのか?
    • ちなみに、入り口付近に置いてあるケルビの角はよく見るとなんと宙に浮いているのが分かる。
      昔の特撮番組のように不可視の紐で吊られているのだろうか。
  • モガの森と未知の樹海にはまれに体がいつもより大きい個体が出てくる事がある。
    特に、いつもより更に大きな角を持った雄は攻撃してなくてもハンターに襲いかかってくる。
    ちなみに、雌の場合は他のケルビより大きいだけで襲ってこない。
  • ところで、ケルビの角のレア度4である。
    つまり、大型モンスターの通常素材と同じレア度ということ。
    考えてもみてほしい。
    下位ハンターが苦労して狩猟したリオレウス辺りの鱗と、簡単に狩猟できるケルビの角の価値が同じなのである。
    そして、ケルビの蒼角に至ってはレア度5である。
    これは、各モンスターの逆鱗に匹敵するレア度ということであり、
    しまいにはナバルデウスの龍玉やジエン・モーランの龍玉(MHP3のみ)と同じレア度という扱い。
    ケルビの蒼角はそんなにレアなのだろうか…。
    • レア度が妙に高い理由としては、
      「レア度はハンターだけでなくMH世界全体の社会から見た価値を表している」という考え方もできる。
      ハンターにとって角や甲殻などは装備品の作成に欠かせない必需品だが、
      狩りをしない一般人にとっては使い所に困るモノでしかない。
      対してケルビの角には一般人にも薬の原料・観賞用・交易用として使い道がある。
      需要の多さを考えればケルビの角にも十分価値はあると言える。
    • メタ的に言ってしまえば、ケルビの角を他のハンターから貰うことで、
      強力な道具であるいにしえの秘薬を安易に大量生産できないようにするための、
      一種のバランス調整なのかもしれない。

素材

生肉
小型モンスターから剥ぎ取れる食用の生肉。
アプトノスやアプケロスなどと比べると、ケルビは小柄であるため入手できる肉の量が少なく、
また後述する角や毛皮にも一定以上の需要があるため、
ケルビから積極的に生肉を入手しようとするハンターは少ない。
ケルビの角
ケルビの頭部に生える角。雄の方が大きく成長する。
武具の素材には適していないが、様々な素材と調合されることで、驚くべき効果を発揮する薬になる。
万病に効く薬の材料となる事で有名で、世界各地でこの角を細かく砕いて煎じた腹痛薬が使われている。
近年、生きたままのケルビから剥ぎ取った角の方が効能が良いという研究結果が発表され、
以来ケルビを気絶させて角だけを剥ぎ取るという収穫方法が確立された。
因みに角だけを剥ぎ取った場合、約1年で元通りの角を生やす。
特に大きく成長した個体は「ケルビの蒼角」と呼ばれる蒼色の角を持っている。
この角は非常に立派な見た目のため、薬の原料としてよりも観賞用、交易用としての需要が高い。
また、ロックラックではこの角を加工した「ケルビの角飾り」という高級インテリアが流通している。
昔気質の職人にとってはボウガンの装飾品の定番であるものの、角自体を武具に使うことはあまりない。
例外的に、ある弓の生産と強化の過程でケルビの角と蒼角を大量に必要とする。
ケルビの皮
ケルビから剥ぎ取った毛皮。雌雄で色合いが少し異なるが、特性はほとんど変わらない。
一般的な用途が多く、防寒着や鎧のつなぎとしての需要が高い。
  • MH3以降ではポポやガウシカの毛皮と一緒くたにされ、「暖かい毛皮」と呼ばれている。
    MHP2G以前でも質の良い状態のものはガウシカの毛皮と同じく「上質な毛皮」と呼ばれる。
    また最近では、さらに質の良い「極上の毛皮」という素材も確認されている。
    これも、ケルビだけではなく、ガウシカやポポなどの草食種のモンスターの毛皮の中で、
    最も質の良いものの総称としてこう呼ばれている。
ホワイトレバー
小型の草食獣から剥ぎ取れるアイテム(シリーズによっては精算アイテム)。
名前の通り白色の肝臓であり、トロリとした食感が人気で、手頃な値段で一般流通もしている。
ただし、温暖期では非常に腐りやすく、温暖期に食材として使う事はお勧めできない。

関連項目

武器/鹿角ノ弾弓 - 食物連鎖の底辺から頂点への挑戦
武器/ラピッドキャスト
アクション/ケルビステップ
モンハン用語/ケルビマラソン
モンスター/ガウシカ - ケルビの近縁種。
モンスター/ムーファ - 羊(ウシ科)の様な鹿(シカ科)の様な、偶蹄目の草食種モンスター
モンスター/キリン - 突進やステップなど、ケルビと似通ったモーションが多数見られる。
モンスター/ナルガクルガ - 天敵中の天敵。本種を大の好物としている。


*1 レイヨウの角は生え替わらない。
*2 剥ぎ取りのスキルに関わらず一定時間で起き上がって逃げてしまい、剥ぎとり動作が2回分しか間に合わない
*3 一応アイルーも全メインシリーズに登場しているが、「小型モンスター」としての出演は一度MHWorldにて途絶えている。
*4 偶蹄目だけならファンゴやモスも含れる