モンスター/ポポ

Last-modified: 2024-02-25 (日) 00:35:58
種族
草食種(長鼻目 奇鼻上科 ポポ科)
別名
なし
英語表記
Popo
危険度
MH3・MHP3・MH3G・MH4・MH4G・MHX・MHXX:★1
メインシリーズでの登場作品
MH2, MHP2, MHP2G, MH3, MHP3, MH3G, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHW:I, MHRise, MHR:S
派生シリーズでの登場作品
MHF, MHST, MHST2, MHXR, アイルー村, アイルー村G, アイルー村DX, アイルーでパズルー
狩猟地
雪山, 凍土, 氷海, 渡りの凍て地, 寒冷群島, タルジュ雪原

目次

特徴・生態

反り返った巨大な牙と長い体毛が特徴の草食獣。
草食種に分類されるモンスターの中では大きく、ドスギアノスやウルクススといった大型モンスターを圧倒する巨躯である。
雌より雄の方が大きく成長する傾向がある。
雪山や凍土、氷海などの寒冷地域に群れを作り、餌となる植物を求めて移動しながら生活を送る。
基本的には大人しく、危険が迫ると群れの仲間と共に逃げようとする事が多いが、
場合によっては自分や子どもに危害を加える者に対して反撃を仕掛ける事もある勇猛さも持っている。
草食獣とは言えその体格と群れの仲間意識は小型の肉食生物にとっては脅威。
ブランゴギアノスなども弱っている子どもならまだしも、無暗にポポに襲い掛かる事は少ない。
むしろ遠ざかるようにして行動する光景さえ見られるほどである。
寒冷地域の村や街ではアプトノス同様に荷物の運搬などに使われ、耕作といった農業への貢献も大きい。
肉は栄養価が高く味も良い。そして値段も安いという三拍子揃った優良食材。
本来乾燥地帯に生息する筈のティガレックスでさえも文字通り味を占めており、
ポポを捕食するためだけに苦手な環境下であるポポの生息地(寒冷地域)に飛来する事もある。
近年の研究によると、牙獣種ガムートとは共生関係にあることが判明している。
生態系の中でも上位にあるガムートといえど子供は非常に非力であり、親も外敵の対処に限度がある。
そこでポポ達はガムートの子供を群れに受け入れて共に暮らすことにより小柄な外敵から守っている。
母親のガムートもその見返りとして子供を紛れ込ませた群れを大型の外敵から守る役目を請け負う事で
お互いに助け合う関係を築いている。
新大陸近海の渡りの凍て地でも生息が確認されたほか、ポポの毛皮を頭部に纏う獣人族が発見された。
その性質から「獣纏族」の別名でも呼ばれる獣人族ボワボワは、
毛皮を纏うことでポポのように体を大きく見せ、自らの強さを誇示するという文化を有している。

概要

  • MH2から登場した草食種のモンスター。
    実在した象の仲間であるマンモスとメリテリウムを足したような姿をしており、
    マンモスのような毛に覆われているが、鼻は長くない。
    凍土に出現する鳥竜種・牙獣種の序盤ボスを圧倒する巨体であるが、
    システム的には小型扱いのため、大剣やハンマーの攻撃がかするだけで死んでしまう。
    生息地は雪山や凍土、氷海などの寒冷地。
    肉は非常に美味しく、特にポポノタンと呼ばれる舌は絶品だという。
    そのためこのポポノタンを納品するクエストも存在する。
    MHP2及びMHP2Gの「忍び寄る気配」が代表だが、
    このクエストは多くの新米ハンターにトラウマを植え付けるクエストである。
    詳細は下記のリンク先を参照。
    • 一応、無印でも、「ポポ肉」という食材として名前だけは登場している。
  • そんな設定が物語るように、モンハンの世界ではアプトノスと並んで
    生肉が剥ぎ取れる草食モンスターの代表格となっている。
    また、主な生息地の一つである雪山ポッケ村と近いことから、
    ここ出身の新米ハンター達がフィールドで初めて遭遇するモンスターというのも大体このポポである。
    そのため、彼(彼女)らはまずポポを練習台として様々なハンターの基礎知識を身に着けていくこととなる。
    • このため他の作品の大半で練習台となっているアプトノスは密林まで出現せず、
      しかも演習やクエスト等でわざわざ狩りに行くような機会もないことから、
      MHP2(G)からモンハンを始めたプレイヤーにとっては、
      アプトノスは非常に影の薄い存在となってしまっている。
      アプトノスにとってはむしろその方がいいのかもしれないが
  • なぜかあれだけ立派な毛皮を持っているくせに、基本的に毛皮系素材(暖かな毛皮、極上の毛皮)は剥ぎ取れない。
    MH3GとMH4GのG級個体だけは極上の毛皮持ちだが、どうやらポポの毛皮はあまり素材としては適していないようである。
    見た目がやや硬そうな印象は受けるので、ガウシカやケルビとは毛の性質が異なるのかもしれない。

MH3~MH3G

  • MH2から登場したモンスターの中で唯一、MH3への参戦を果たした。
    しかしその扱われ方は変わらず、凍土に生きる肉食モンスターに襲われまくっている。
    しかも、生肉集めならばアプトノスの方がやりやすいこともあって、あまり省みられない。
    果たして参戦はポポにとって幸だったのか、それとも不幸だったのか?うーん、分からない。
    • なお、地味にMH3以降では子供の個体のグラフィックが変更されている。
      MHP2G以前はただ小さかっただけだが、MH3以降はそれに加え牙もまだ未発達になっている。

MH4(G)

  • MH4でも続投。
    やはり氷海という寒冷な地に生息。海に隣接する山麓から急斜面まで、高低差に関わらず活動している。
    また、今作においてハンターが拠点とするキャラバンは、移動する際には店舗を畳んで、
    ポポなどに牽引させることで移動している模様。
    公式サイトでも、貨物列車のように連結された店舗を、ポポが牽引しているイラストが掲載されている。
    ちなみにMH4ではティガレックスも参戦する訳だが…今回の参戦もポポにとって幸か不幸か…
    • 氷海の山の斜面のエリア3にいるポポを倒すと、新たなポポが海側のエリア1方面から出現する。
      崖を登って来たのか?と思うかもしれないが、エリア1への崖の側にハンターが入れない脇道が存在し、
      そこから入って来ている様だ。

MHX(X)

  • MHXにも続投。本作では同じく象をモチーフとしたメインモンスター牙獣種ガムートが登場。
    ポポと同じ寒冷地のゾウ型モンスターということで「ドスポポ」とも呼ばれる巨獣だが、
    大人しい性格のポポと対照的に気性が荒く、
    その体躯や戦闘力も天と地ほどの差がある。一体何処で差が付いたのか…。
    • とはいえ、鼻の長さが異なるのは勿論のこと、
      足の形状や牙の生え方*1などを見ても、
      両者が全く別種の生物同士であることがよく分かる。
    今度はどのような目に遭うのだろうか……
    と思いきやガムートの項目にも書かれている通り、
    ガムートは一時的に子をポポの群れに紛れさせることがあり
    その際母親は自身の仔と共にポポの群れも外敵から守るという、
    共生関係を築いていることが明らかとなった。
    「轟竜の爪牙を物ともしない」と言われるガムートが守ってくれるともなれば、
    ポポ達は少なくとも今までよりは安全に生活を送ることができる…のかもしれない。
    • 実は「ポポを守るガムートの生態関係」を彷彿とさせるクエストがある。
      MHP2(G)ではティガレックスの餌にされ逃げ惑うだけだったポポだが、
      MHXではガムートによる用心棒が功を奏して、ティガレックスの脅威からは開放された。
      ただしガムートの脅威から解放されたとは言ってない。
      他方、ハンター側からして見れば
      トラウマの相手がティガレックスからガムートに変わっただけではあるが。
      こちらの顛末も上記「忍び寄る気配」のリンク先の同項に記載されているので、併せて参照されたし。
    • ともあれ、実際にはハンターを相手に暴れ狂うガムートの攻撃の巻き添えを喰らい、
      これまで通り死体の山を築くのであった、南無…。
      恐らくガムートも自らの子供が混ざっていないポポの群れを守る気は無いのだろう。
      あとゲームシステム上の都合。
      また他の大型モンスターが現れるのと同じように隣のエリアにガムートが現れるとポポは怯えるので、
      ポポも普段のガムートのことは信用していないのか、
      あるいはガムートが近づく=外敵が近くに来ていると認知している可能性がある。

MHW:I

  • MHWorldには当初登場していなかったが、寒冷地フィールドが復活した超大型拡張コンテンツ『MHW:I』で登場。
    新フィールド「渡りの凍て地」に生息している。
    やはり普段は群れを作っているが、同フィールドに生息する新モンスターブラントドスや、
    トビカガチ亜種など凍て地に現れる肉食モンスターに襲われることも多々ある。
    これらの群れを襲う外敵には、主に雄の個体が立ち向かっていくようだ。
    新登場の獣人族ボワボワもポポの肉や皮を目的に狩りをしているが、
    対象は大人の個体が主な様で、群れからはぐれた子供を群れへ帰そうとする仕草も見せる。
    • 新システムモンスターライドの一環としてポポに乗る事もできる。
      元々かなり大人しい性格なので、振り落とされる事はまずない。
      乗っているとゆっくりとエリアを歩き回り、時折怪力の種などを掘り起こす。
      ポポの巨体に乗ったままどうやって拾っているのかは考えてはいけない
      ポポが休息をとっている間は騎乗したハンターも背の上でくつろぐ姿勢をとる。
  • 前線拠点セリエナでも今までのシリーズ同様、荷車を引く労働力として使役されているのが確認できる。
    セリエナの建設は調査団が渡りの凍て地に到着した直後から始まるのだが、
    ポポはこの時点ですでに家畜化されている。
    いくら温厚なモンスターとはいえ、
    未踏の地に生息していた野生の個体をこうも早く手懐けることが可能なのだろうか…?
    ポポに関しては家畜化するためのマニュアルが確立されているのかもしれない。
    あるいは渡りの凍て地に備えて現大陸から連れてきた個体の可能性もある。

MHR(:S)

  • MHRiseにも登場。寒冷地である寒冷群島に姿を見せる。
    今作では一体に攻撃を加えるとその群れのポポが一斉に逃げ出し、エリアから居なくなってしまうようになった。
    子供を狙っても同じように逃げ出すため、かなり狩りづらくなっている。
    逃げ道にマキムシを撒いておけば楽に狩る事ができるので活用しよう。
    因みに今作の小型モンスターは攻撃を加えたりなどして逃げ出すと、
    エリア端の草むらまで走った後唐突に立ち止まりそのまま消えてしまうという仕様になっている。
    生態表現が豊富だったMHW:Iと比べるとどうにもゲームシステム的な物を感じてしまう。
    • カムラの里にも登場しており、雑貨屋のカゲロウが荷車として使っている。
      話しかけたりフンを採取したりなどは出来ない。
  • 各種クエストの依頼文によると、どうやら作中に登場する地域ではポポに荷車を牽かせるのが一般的な様子。
    驚くべきことに砂原や溶岩洞を通る行商人たちもポポを運用しているらしい。
    本来は寒冷地に生息しているはずのポポにとって、それらの地域での活動は厳しくないかと言う気もするが、
    よく考えればMH4の我らの団もポポを使って
    大砂漠のすぐ横にあるバルバレや火山地帯であるナグリ村、熱帯の島を思わせるチコ村などを訪れたりしているため、
    そこまで問題なく活動できたりするのかもしれない。
    あるいはMHSTシリーズのように、モンスター用のクーラーミストなどが出回っている可能性も考えられる。
    • しかしポポを運用する行商人にとっては、やはりと言うかティガレックスは天敵であるらしく、
      「移動中に轟竜に出くわしてしまい身動きが取れなくなっているから助けてほしい」
      との内容のクエスト依頼文もちらほら見られる。
  • MHR:Sで登場した新フィールドである城塞高地には雪降り積もる氷雪地帯もあるが、こちらには出現しない。
    なお、同地にはケルビケストドン、新モンスターのメルクーなど森林地帯・城塞地帯に草食種が固まっており、
    氷雪地帯には小型の草食モンスターが一種もいないという状況になっている。

派生作品

MHST

  • メインシリーズでは生肉やポポノタンが剥ぎ取れるだけのモンスターだったが、
    この作品ではオトモンとしてライダーと一緒に戦うことができるようになった
    MHP2やMH4などでは人間がポポに騎乗している様子が描かれていたが、
    それが自らの手でできるようになったのだ。
    なお、他の草食種仲間としてはアプトノスアプケロスも同様である。
    ちなみに本作では、「ポポの毛皮」なる固有素材が初登場した。
  • 野生個体はタルジュ雪原などに生息しており、戦闘中は様子見をしつつパワー攻撃で対抗してくる。
    攻撃はあまりいたくないが、HPが結構多いため結構しぶとい。
    また、たまに雪かぶせでこちらの特技を封じてくることもある。
    とはいえ、出会った段階では特技が封じられてもそこまで問題はないはず。スピード攻撃で仕留めてしまおう。
    オトモンにできる全ての草食種モンスターに言えるが、投げナイフで止めを刺すと必ず帰巣する。

オトモン

  • オトモンになっても、潤沢なHPの多さは変わらない。同じレベルのドスランポスなどと比べれば差は一目瞭然。
    しかし、それ以外の能力が非常に低いという欠陥を抱えているため、戦闘での活躍は難しいのが正直なところ。
    • では覚える特技に目を向けると、野生の時にも使った雪かぶせの他は、
      自身の防御力を上げる仁王立ちや回復技である癒しの雄叫びと治癒の咆哮と言ったところ。
      要するに、高いHPと仁王立ちによる防御力強化で耐えつつ、
      回復技で味方を支えるような戦い方が基本となる。
      とはいえ、回復なら普通にアイテムを使えば問題ないし、
      アイテムが尽きるほどの長期戦ならばポポではとてもではないが耐えることはできないだろう。
      まじめに運用するのであれば愛がなければかなり厳しい。
      • 一応、回復アイテムをちょっとでもケチりたい時に呼び出し、回復してもらうという使い方はできる。
        アプトノスと違い回復量もそこそこあるため、ゲーム序盤ならば一考の余地はある。
  • ライドアクションは草食種らしく植物探知
    他の探知系ライドアクションを使った際にもパーティにいれば効果が発揮されるのはうれしいところ。
  • 絆技はポポダイブ
    ライダーを乗せて思いっきり疾走するポポが途中の石でつまずき、
    相手単体に対しぶっ飛んでいきダメージを与えるという、あんまりな技。
    使用したポポとダメージを与えた相手、両者ともに1ターンの間ダウン状態となる。
    アプトノスのスリッピングダイブとほぼ同じである。あっちもそうだがなぜライドオンする必要があるのか…。

MHST2

  • 今回も登場し、オトモンに加えることも可能。
  • 野生個体はロロスカ地方のクアン村付近に生息している。
    前作ではアプケロスより先に登場していたが、今回は後に登場する。
  • 前作同様、戦闘中は様子見をしつつパワー攻撃で対抗してくる。
    攻撃はあまりいたくないが、HPが結構多いため結構しぶとい。
    また、たまにスノースプラッシュでこちらの特技を封じてくることもある。
    • また、アプトノスと同様に上位個体の遭遇率が極めて低く、
      加えて遭遇できるエリアも限られているので図鑑コンプリートの壁として立ちはだかってくる
      • 上位個体は、クリア後以降にロロスカ地方の上位モンスターの巣(赤い巣)に出現するのだが、
        ポポは道中に出現せず、最奥地の卵の前で寝ている個体にしか遭遇できない。
        (卵部屋にモンスターがいない場合、卵を漁りまくっていると出現する。)
        どちらにせよ、卵を拾いまくって起こさないと戦闘にならず、そういう時に限って
        モンスターが起きる前に卵が枯渇し、泣きを見たライダーは数知れず。
      • 共闘クエスト★8「寒冷地方の巣」でも同様に巣で出現する。
        やはり出現率は低いが、このクエストは巣が3カ所あり、卵を拾いまくっても枯渇しないので、
        ポポが寝ている部屋を見つけられれば、確実に戦闘に持ち込める。
        もちろん、巣の主がいない部屋の場合でも乱入してくる事がある。
      • この頃になると一番安価なNチケットが大量に余ってくるので、
        ビンの王冠集めのついでに挑戦するといいだろう。1回のクエストにつき巣は3カ所ある。

オトモン

  • 性能自体は前作とだいたい同じで、寒さサボりにならなくなる「耐寒」、
    単体に氷属性小ダメージを与え、低確率で2ターンスキル封じ状態にする「スノースプラッシュ」、
    味方全体の状態異常を治療する「治療の咆哮」、草食種共通の「ハートギフト」を覚える。
    絆技が「ポポダイブ」であることも同じだが、今作では共闘システムが導入されていることから、
    ポポダイブで相手モンスターからダウンを奪いつつ共闘パートナーと攻勢に転じたり態勢を立て直したり
    …といった使い方もできる(これはアプトノスの「スリッピングダイブ」でも同様)。
    特に、ミラボレアスの共闘クエストが実装された後は、相手を強制的にダウン状態にできることから
    アプトノス共々需要が高まっており、オンラインでも比較的よく見かける存在になっている
    • また、治療の咆哮は単体版の治癒の声と同様に強化するとHP回復効果が追加されるので
      回復力の高いオトモンへの伝承用としても需要がある。
  • 地味な変更点として、産まれてくるタマゴが「素朴な草食種のタマゴ」から「凍てる草食種のタマゴ」に変更された。

ぽかぽかアイルー村シリーズ

  • 外伝作品のぽかぽかアイルー村シリーズにも登場。地味にシリーズ唯一の草食種である。
    村作りと密接な関わりを持ったり、固有素材が初めて現れるなど、待遇はなかなか。
  • 探検クエストの敵モンスターとしては攻撃をしなければ至って大人しいが、
    下手に喧嘩を売ると3、4匹程度では返り討ちに遭うほどの強さを持っている。
    ぶっちゃけランポスよりも強い。文字通り「初見殺し」である。本家とは何だったのか?
    幸い素材取りをする時は一切抵抗しないので、ポポの尾毛でも採取してお引き取り願おう。
    • ちなみにポポノタンを入手する場合は必ず倒さなければならないが、
      シナリオを進める上で要求されることはないので、無暗に倒す必要はなかったりする。
    • メインシリーズなどと違い、密林や海岸、砂漠や火山のクエストにも出没する。
      ゲーム上の都合もあるとはいえ、いくらなんでも火山に赴くのは自殺行為ではなかろうか。
      • 雪山にも現れるが、シナリオの都合でお目見えするのはG級以降になる。
  • 一部のクエストではアイルー達よりも背が低い“コポポ”なる幼体が現れる。
    素材採りの提案で手に入れることができ、飼育係に渡すと村で飼うことが出来る。
    「手に入れる」とは書いたが、そのシーンは拓けたところに一匹だけポツンといるポポの子供を
    ネコの集団が寄ってたかって拉致している所に見えなくもない。
    …まあ子供が一匹いただけでは大型モンスターやらに襲われる可能性があるので保護といえるかもしれないが。
    ポポ本人(?)もまんざらではないようなので、これはこれでいいのだろう。ティガに追われることもないし。
    なお、牧場に放したコポポは一日でミルクを出せるまでに成長する。草食獣の成長性すげぇ。
  • 一部のアイルー達にはポポと暮らす文化があり、モモ曰く「ポポレース」なる競技も存在するらしい。
    あのポポが疾走する姿は想像し難いが、ひょっとして我々の世界のばんえい競走みたいなものだろうか?
    …後ろにティガレックスでもいない限り、のんびり屋のポポは全速力で走らない気がしてならない。

生態ムービー

  • 「ティガレックスの生態」にゲスト出演。
    雪山を群れで移動している所をティガレックスに襲撃された際、1頭だけ別の方向に逃げてしまう。
    当然ティガレックスがそれを逃すはずも無く、はぐれたポポにとって絶望極まりない逃走劇が始まる。
    1撃目はかわすものの、続く連撃にて当然の如く仕留められ、そのまま喰らいつかれる。

余談

  • 見た目は全く異なるが、分類学上はゾウに近い動物らしい。
    体毛に隠れてほとんど確認できないほど短い鼻なのに「長鼻目」とは…
    現生のゾウ目との因縁は薄く、鼻の短かった原始ゾウから分岐したと考えるのが妥当か。
    • なお、長鼻目のモンスターは他にガムートが挙げられる。
      あちらは(少なくとも)メスの成体はポポと違い、実際に現実のゾウに近く長い鼻をしている。
      ポポとガムートは共生関係にあることが分かっているが、
      このことから元々は共通の祖先をもった生物である可能性が極めて高い。
      実際、生態樹形図では、両者とも同じ長鼻目から分かれている。
  • MHP2、MHP2Gに「タンポポポ」という雪山限定トレジャーの植物がある。
    フレーバーテキストは「茶色い綿毛で種を運ぶ花。ポポが好んで食べる。」
    実際にポポからの剥ぎ取りで出る事もあった。
    胃などに残った未消化の物だと推定されるので相当グロい入手方法だが…。
    • 因みに同じ採取ポイントからは「竜草」という植物トレジャーも手に入る。
      「草食種が好む草。すさまじい適応力でどこにでも生える。」だそうで、こっちもポポの食料なのだろう。
  • 下から覗き込む様にカメラを操作すると、体毛の下につぶらな瞳があるのが確認出来る。
  • 全体の3分の1の程度という、体との比率で言えば全モンスター中でも最大級の目立つ牙を持つが、
    MHRise現在になっても素材としては扱われた事は無い。
    アプトノスやアプケロスの尻尾などもそうだが、何か理由があるのだろうか*2
  • 任天堂の「アイスクライマー」に登場する青い服(つまり1P側)の主人公*3
    「星のカービィ」の開発時のネーム
    某じゃんけん昆虫バトルの主人公に『ドラゴンボール』に登場する神様の側近「ミスター・ポポ」など、
    シンプルな名前だけに他の作品でもポポという名前は幾つもみられる。
    • スワヒリ語ではPopoはコウモリの事。
    • 植物のバンレイシ科にはポーポー属というグループがあり、
      そのまま「ポーポー」や「ポポーノキ」、「ポポ」と呼ばれる木も存在する。
      温帯に生える植物だが寒さには非常に強いという。果実は食用になるが葉には毒がある。
      ちなみにつづりは「Pawpaw」。
      パパイア(パパイア科)の事もポポと呼ぶことがある。

素材

生肉
小型モンスターから剥ぎ取れる食用の生肉。
ポポの肉は栄養価、味、価格のどれをとっても優良な食材とされ、市場では「ポポ肉」と呼ばれているが、
ハンターの間では他の草食種の肉と同じく「生肉」として一緒くたに扱われる。
ポポの登場はMH2からだが、無印・MHG・MHPの時点で「ポポ肉」という食材として登場していた。
しかしこちらでは肉系の最低ランクであり、くず肉と同等である。
生息地から遠く離れた地域なので保存状態が劣悪なものばかりが流通しているのだろうか。
ポポノタン
ポポの舌(タン)。珍味として有名。
歯ごたえが良く健康にも良いと評判で、美食家の間ではたまに品評会が開かれるほど人気がある。
しかしその味は人間だけでなく大型の肉食生物までも虜にしており、
不幸にも、ポポノタンを手に入れようとした新米ハンターが
同じくポポを狙って現れたらしい大型モンスターと遭遇、そのまま襲われたという事件も起きている。
MH2などでは食材のひとつだったが、MHP2以降は精算アイテムになっている。
ポポの毛皮
ポポの暖かな毛皮。MHSTで初登場。
用途は様々だが衣類などに加工されることが多い。
尚、MH3のみ下位のポポから「暖かい毛皮」、上位のポポから「上質な毛皮」を入手できる。
また、MH3G及びMH4Gのみ、G級のポポから「極上の毛皮」を入手できる。
MHW:Iでは「ポポの毛皮を纏う」獣人族のボワボワが登場しており、存在感が増している。
ポポミルク
ポポから採れるミルク。人間界では出回らないが、アイルーにとっては食材の一つ。
より濃厚なものは「ポポポミルク」と呼ばれる。「ポポポポミルク」「ポポポポポミルク」は存在しない。
ポポの枝毛
その名の通りのポポの枝毛。ポポにも悩みがあるのかもしれない。
確かに過酷な自然界で轟竜やら氷牙竜に追われたら悩みどころではないが…
売っても1PPにしかならず、それでいてかなりの確率で採れるので実質ハズレアイテムである。
ポポの尾毛
ポポの尻尾に生えた毛。さわり心地がイタズラ心をくすぐってしまう…らしい。
アイルーの中にもこのさわり心地が好きなものがいるようで、プレゼントとして贈るとたいへん喜ぶ。
ちなみに農場にいるポポからは採る事ができない。探検クエスト限定である。

関連項目

クエスト/忍び寄る気配 - 内容はポポノタン3つの納品と至って簡単そうだが、実は……。
世界観/我らの団
オトモ/ポポネコシリーズ - ポポを模したウルクスス端材の防具
モンスター/ガウシカ - 同じく寒冷地に住まう草食種。こちらとは対照的に襲われるケースは余り見ない。
モンスター/ガムート - 種族は違うが、同じく象をモチーフとしたモンスター。また、共生関係を取る。
モンスター/ティガレックス - ポポが大好物とされている。
モンスター/ボワボワ - ポポの毛皮を纏う獣人種。


*1 よく見ると分かるが、現実の象などと同じく上顎から牙を生やしているポポとは対照的に、ガムートは猪のように下顎から牙を生やしている
*2 アプトノスの尻尾はMHSTで固有素材になっている
*3 因みに2P側、赤い服の女の子の名前は「ナナ」。