世界観/レダンの伝説

Last-modified: 2024-03-06 (水) 13:31:12
注意事項(記事閲覧・編集前に必ずご一読ください)
本記事には『モンスターハンターストーリーズ』の
ストーリーの根幹にかかわるネタバレが含まれています。
まだ本作をクリアしていない方は注意してください。
編集を行う際は編集ルールを熟読した上で、
ネタバレを避けている方への配慮をお願いします。

概要

 

大地まれし時、我らは求めん
の人の到来
レダンの伝説より

 

  • ギルデカラン周辺の地域で語り継がれる伝説。
    ライダーの始祖とされるレダンなる人物が白き竜を従え、世界を滅びの危機から救った旨が綴られている。
    英雄譚として各地で語り継がれてきた、一種の御伽噺のようなものであったが、
    伝説の通りに世界へと広がる黒の凶気を止める為の対策を組む上で、重要な参考文献となった。
  • ギルデカランのハンターズギルドに所属する王立書士隊の調査によって、
    その大まかな内容は判明しているものの、詳細には未だに謎が多く、考察の余地は大きい。
     

内容

はじめに目覚めあり
黒き闇が大地を覆いし時 白き竜が大樹の元に誕生す
二つの絆 合わさり 狩り人乗り人となる
絆あるところに満ち 絆なきところ満ちる
闇より生まれし最凶の黒 大地を漆黒に染めゆく
我らは求めん 彼の人の到来を
彼は白き竜にまたがりて颯爽と天かける
闇をうがち 光を取り戻すのだ
彼の人はレダン モンスターと絆を結びし者である
  • レダンの村跡にある石盤に描かれた序文では、
    孵化したばかりのモンスターと、それに手を伸ばす人間の姿について刻まれている。
  • 同じく石盤に描かれた2文目は、
    天を衝くように聳える大樹と、その頂上にタマゴがある様子が刻まれている。
    • 黒き闇とは黒の凶気の事を指しているものと見られ、
      この伝説が作られた当時も黒の凶気が世界中に広まる厄災があったことが読み取れる。
      しかし白き竜が何を指しているのか、正確には分かっておらず、
      今も考察が進められている。詳しくはこちらを参照。
  • レダンの村跡にある3文目が刻まれた石盤には、
    片手剣らしき装備を身につけたレダンとみられる人間と、それに相対するモンスターの姿が刻まれている。
    • レダンが元々ハンターであった事を窺わせる文章。もしここに綴られている内容に誇張が無いとするならば、
      モンスターと絆を結ぶ事はライダーでなくともできる、ということになる。
      この乗り人という言葉は、英雄的活躍を遂げたライダーに対する一種の称号としても用いられ、
      アルブラクス村の危機を救った主人公もまた、村長から《乗り人》として見られるようになっている。
      しかしライダーという存在の知名度が低く、レダンの伝説が「いにしえの詩」として独り歩きしている故か、
      作中世界の人々は、聞いただけではライダーと乗り人が同一のものであることに気付けないようだ*1
  • 4文目にあたる石盤には、
    乗り人となったレダンが、アイルーらしき生物と共にライドオンを行なって、
    モンスターと相対している様子と、世界に満ちた闇が日光を遮る様子が刻まれている。
  • 5文目の内容は4文目と繋げて読むことで、
    「絆無き所に満ちた最凶の黒なる存在を生む」という内容が読み取れる。
  • 6文目の石盤には、
    最凶の黒を表したとみられるモンスターの横顔らしき絵が刻まれている。
    • 彼の人とは恐らくレダンのこと。まだモンスターと絆を結ぶことが当たり前でなかった当時の時代において、
      人々から畏怖の目で見られていたレダンへ、遂に助けを求める者が現れた……そのような情景が想像できる一文。
  • レダンの伝説の7文目と8文目の石盤には、白き竜を従え、天を駆るレダンの姿が刻まれている。
  • 「レダンの伝説」締めの文は、レダンの名を示して終わりとなる。
    • それぞれの絵は石盤上部から時計回りに見ることができるようにコマ割りされており、
      コマ割りの先端には星のような模様が刻まれている。
      これは世界中に鎮座している絆原石のを示している。
      これによって絆原石は世界に7個存在していることが判明した。
    • 序文と締めの文の絵が横並びで繋がっている様子は、
      まるで伝説の再来や輪廻といったイメージを想起させる。
       

派生

 

  • 各地で語り継がれる伝承故に、同じ部分を述べたであろう文でも異なる文章や形態で伝わっている事もある。



大地に黒き闇の生まれし時
我らは求めん 彼の人の到来を
見よ 彼は白き竜にまたがりて颯爽と天かける
黒き闇をうがち 光を取り戻すのだ
彼は乗り人(モンスターライダー) モンスターと絆を結びし者である
  • ゲーム開始直後、ハクム村のオムナ村長の声で語られる伝説。
    レダンの村跡のものを一部抜粋したような内容になっているが、
    特筆すべきはレダンという言葉が一度も用いられていないという点であり、
    白き竜を従え、黒き闇へ立ち向かった者は乗り人(モンスターライダー)》であると語られている。
    仮にこの伝説が「レダンの伝説」と同一のものであるとした場合、
    レダンは人名ではなく、一種の称号にあたるものであるとも捉えられる。
    • かつて世界を救った英雄の名として広まった「レダン」だが、
      その言葉の本質的な意味は《ライダー》と同じものなのかもしれない。



大地に闇の生まれし時、彼の人が現れん。
白き竜にまたがりて、天かける乗り人が…
  • アルブラクス村のノルム村長から聞ける伝説で、彼曰く「いにしえより伝わる詩の一節」
    こちらも英雄に対して「レダン」ではなく《乗り人》の呼び名が用いられている*2



大地に闇の生まれし時、我らは求めん。彼の人の到来を……
彼は白き竜にまたがりて、颯爽と天かける
闇をうがち、光を取り戻すのだ
彼は《()(びと)》。モンスターと絆を結びし者である
  • 書士隊が調査を進める中でリリアが見つけてきた、レダンの伝説を綴った本の一節。
    オムナ村長のものとほぼ同一のものではあるが、《乗り人》にはそのまま「のりびと」とルビが振られている。



はじめに目覚めあり
黒き闇が大地を覆いし時 白き竜が大樹の元に誕生す
二つの絆、合わさり 狩り人は乗り人となる
絆あるところに光満ち 絆なきところ闇満ちる
闇より生まれし最凶の黒 天地を漆黒に染めゆく
大地に闇の生まれし時、我らは求めん。彼の人の到来を
彼は白き竜にまたがりて、颯爽と天かける
闇をうがち、光を取り戻すのだ
彼はーー
  • ザラムの遺跡に点在する石碑の文を繋げたもの。
    各地の「レダンの伝説」を一つにまとめたかのような内容となっている。
    最凶の黒との最終決戦を前に閲覧できる碑文であるが、あやふやにされている「彼」についての記述は、
    これから英雄にならんとする主人公への激励のようにも捉える事ができるかもしれない。
    • 5文目は他の「レダンの伝説」と異なり、大地ではなく天地という表現が使われている。
      伝承が綴られた当時のザラムが、どれほどの被害を受けたかが窺い知れるだろう。
      そして最凶の黒は、その伝承に語られる通り、再び天地に凶気を広げることになる…。
       

関連項目

シリーズ/モンスターハンターストーリーズ
世界観/ライダー
世界観/伝承
世界観/王立古生物書士隊 - この伝説について詳細な調査を行なった組織。
世界観/黒の凶気 - 同一のものとみられるものが伝説の中に登場する。
モンスター/???(MHST) - MHSTの重大なネタバレ注意


*1 乗り人を英雄として讃える伝説が残るアルブラクス村の村長も、最初はライダーに対し警戒心を見せていた。しかし主人公の活躍を目の当たりにして態度を改め、「あなた達が乗り人であることにもっと早く気づくべきだった」と謝罪と感謝の言葉を掛けてくれるようになる。
*2 あくまでも「詩の一節」であるため、同じ詩の別の部分で「レダン」の呼び名が使われている可能性もある。