シリーズ/モンスターハンターストーリーズ

Last-modified: 2024-04-21 (日) 11:11:57
 

キズナを結ぶ冒険が、今はじまる。

 

モンスターハンターシリーズ初のRPG作品*1と銘打たれ発表された作品。
多くのハードに移植されたロングセラータイトルであるが、本項では初作の3DS版を基準に取り扱う。
公式サイトはこちら

ソフト対応機種

2016年10月8日発売
2017年12月4日配信
  • iOS、Android
    • Apple Arcade版(MHST+):2021年8月6日配信
2024年6月14日発売予定

目次

はじめに

編集者の方へ(必ずご一読ください)
当記事に限らず、モンスターハンターストーリーズ関連の記事については、
2024年2月まで存在していた旧公式サイトによるネタバレ自粛要請*2ならびに、
当Wiki編集者によるカプコンへの問い合わせ内容に則して編集制限を設けています。
詳しくは編集ルールをご確認ください。

概要

  • 本作で初出となる用語として「乗り人(モンスターライダー)」が挙げられる。
    その名の通りモンスターに乗り、共に戦う存在を指す言葉であるらしい。
    騎乗するモンスターはオトモンと呼ばれ、乗り人と信頼関係を築いてゆく相棒となる。
    • ストーリーズのロゴには「竜の背に乗る人」の姿が描かれている。
  • パッケージイラストは、リオレウスに乗る男性主人公とナビルーを中心に据え、
    その周囲に左上からラギアクルス、ウルクスス、ドスランポス、リオレイア、
    アプトノス、ジンオウガ、ナルガクルガ、ティガレックス、フルフル、キリン、クンチュウが描かれている。
  • ナンバリング作品などは写実的に描かれる傾向が強いが、
    本作はどちらかというとアニメタッチに近い独特の描写が成されている。
    一方、リアルタッチではない作品としてはアイルー村シリーズが挙げられるが、
    そちらとは異なりモンスターのデフォルメはあまりされていない(全くされていない訳ではない)。
  • 以前はモンハン世界の言語については強く全面的に押し出されるようなことは一切なく、
    あくまで世界観を彩るスパイス程度の扱いに過ぎなかったが、
    モンスターハンターストーリーズではこの言語に関してもかなり深く掘り下げられている。
    なお、公式からは便宜上「モンハン語」と呼ばれているようだ。
    • 本作はRPGであるという関係上、NPCとの会話イベントなども他作品と比べて非常に多くなっており、
      それら全てが声優によってモンハン語での収録がされ、
      その上で日本語字幕が表示されるという形を取っている。
      また、モンハン語にはきちんとした文法も存在しており、日本語との相互翻訳も可能になっているらしい。
      今のところは目処は立っていないものの、要望が多ければモンハン語辞典の発売なども考えているとのこと。
    • ちなみに、後述するアニメ版ではモンハン語ではなく日本語での放送となっている。
    2024年新規移植版では、満を持して全編日本語・英語ボイスの収録が実現している。

登場モンスター

  • モンスターハンターシリーズにおいて初めてのRPG作品である本作では、
    初代MHからMHST発売当時の最新作であるMHXまでのモンスターが幅広く登場している。
    • メインモンスターはMH4のゴア・マガラ、MHXのガムートライゼクスタマミツネを除けば全て登場している他、
      本編に長らく登場できていなかった*3ボルボロスやベリオロス、ドスバギィ等の懐かしい面子も登場している。
      そして、MHXではリストラされていた亜種モンスターも復活しており、
      本作に登場する通常種モンスターの亜種も、一部を除き登場している。
    • 尚、クンチュウ、ブナハブラ、ズワロポスの様に、
      亜種ではないものの本編にて色違いの存在するモンスターは、
      本作では別モンスターとして分けられており、色毎に生息地や行動パターンが異なっている。
  • また、物語中には後述する生物を狂わせる脅威である「黒の凶気」に侵された、、
    凶気化モンスター」と呼ばれるモンスター達も立ちはだかる。
    どの個体も厄介なスキルを使いこちらを翻弄してくるので、相応の準備をして戦いに臨むべし。
  • 以下、オトモンにすることが出来るモンスターは太字で示す。
獣人種
アイルー※1
メラルー※2
奇面族チャチャブー
甲虫種
ランゴスタ
大雷光虫
大蝕龍蟲
甲虫オルタロス
飛甲虫ブナハブラ【緑】
飛甲虫ブナハブラ【茶】
飛甲虫ブナハブラ【赤】
飛甲虫ブナハブラ【青】
盾虫クンチュウ【黄】
盾虫クンチュウ【青】
盾虫クンチュウ【赤】
盾虫クンチュウ【緑】
草食種
アプトノス
改造アプトノス ※8
アプケロス
ケルビ※3
ポポ
垂皮竜ズワロポス【緑】
垂皮竜ズワロポス【茶】
甲殻種
盾蟹ヤオザミ
盾蟹ダイミョウザザミ
紫盾蟹ダイミョウザザミ亜種
牙獣種
ブルファンゴ
大猪ドスファンゴ
コンガ
桃毛獣ババコンガ
緑毛獣ババコンガ亜種
金獅子ラージャン※5
青熊獣アオアシラ
くまアシラ※6
白兎獣ウルクスス
奇猿狐ケチャワチャ
白猿狐ケチャワチャ亜種
鳥竜種
ランポス
ドスランポス
ゲネポス
ドスゲネポス
イーオス
ドスイーオス
怪鳥イャンクック
青怪鳥イャンクック亜種
毒怪鳥ゲリョス
紫毒鳥ゲリョス亜種
黒狼鳥イャンガルルガ
ジャギィ
ジャギィノス
狗竜ドスジャギィ
バギィ
眠狗竜ドスバギィ
彩鳥クルペッコ
紅彩鳥クルペッコ亜種
丸鳥ガーグァ
飛竜種
雌火竜リオレイア
桜火竜リオレイア亜種
金火竜リオレイア希少種
火竜リオレウス
隻眼のリオレウス
蒼火竜リオレウス亜種
銀火竜リオレウス希少種
岩竜バサルモス
桃岩竜バサルモス亜種
鎧竜グラビモス
黒鎧竜グラビモス亜種
フルフル
フルフル亜種
一角竜モノブロス
白一角竜モノブロス亜種※4
角竜ディアブロス
黒角竜ディアブロス亜種
轟竜ティガレックス
改造ティガレックス ※8
黒轟竜ティガレックス亜種
大轟竜ティガレックス希少種※4
迅竜ナルガクルガ
緑迅竜ナルガクルガ亜種
氷牙竜ベリオロス
風牙竜ベリオロス亜種
千刃竜セルレギオス
魚竜種
ガレオス
砂竜ドスガレオス
海竜種
ルドロス
水獣ロアルドロス
紫水獣ロアルドロス亜種
海竜ラギアクルス
白海竜ラギアクルス亜種
溶岩獣ウロコトル
改造ウロコトル ※8
炎戈竜アグナコトル
改造アグナコトル ※8
凍戈竜アグナコトル亜種
獣竜種
土砂竜ボルボロス
改造ボルボロス ※8
氷砕竜ボルボロス亜種
爆鎚竜ウラガンキン
改造ウラガンキン ※8
砕竜ブラキディオス
恐暴竜イビルジョー
斬竜ディノバルド※4
牙竜種
雷狼竜ジンオウガ
獄狼竜ジンオウガ亜種
両生種
スクアギル
化け鮫ザボアザギル
鋏角種
影蜘蛛ネルスキュラ
骸蜘蛛ネルスキュラ亜種
蛇竜種
翼蛇竜ガブラス
古龍種
幻獣キリン
幻獣キリン亜種※4
炎王龍テオ・テスカトル※5
鋼龍クシャルダオラ※5
黒龍ミラボレアス ※8
???
ドスプーギー ※8
クレナイゴウカミ※6
エポナ※6 ※7
ヴェルサ・ノワ ※8
マキリ・ノワ ※8

※1…敵として登場する場合は、「アイルー」ではなく「タルアイルー」という名称とそれに即した姿
※2…敵としては登場しない
※3…フィールドには登場するが戦うことはできない
※4…DLC限定、2017年夏の更新でDLC以外の巣でもオトモン可能となった
※5…2017年夏の更新でオトモン可能となった
※6…他作品とのコラボレーションで追加されたモンスター(オトモン)。
※7…3DS版限定で登場する。
※8…閲覧は本編クリア後推奨

DLCオトモン

  • ダウンロードコンテンツ限定の特別なオトモン。
    サブクエスト内のモンスターの巣から入手できるタマゴや、
    通信対戦で特殊なルールを設定することで入手できるタマゴのカケラで、
    特別な能力や通常では使うことのできないライドアクションを持ったオトモン、
    通常プレイでは出現しないオトモンを入手することができる。
    • 通信対戦で入手出来るものは通信対戦が最後まで完了している場合に入手出来るが、
      Android版は2020年3月のサービス終了に伴う更新データで通信対戦の機能が閉塞されているため、
      マッチングを行うタイミングで設定されたルールに対応したものを入手するように修正されている。
    3DSオンラインサービス終了に伴い、2024年4月9日に配信終了
MHBケチャワチャ
雷属性を継承したケチャワチャ。背中にはモンハン部のロゴが入ったのぼりが立てられている。
  • ちなみにデフォルトで「MHBケチャワチャ」という名前である。変更は可能。
隠密移動ネルスキュラ
「隠密移動」のライドアクションを持つネルスキュラ。
飛行イャンクック
「飛行」のライドアクションを持つイャンクック。
飛行イャンクック亜種
「飛行」のライドアクションを持つイャンクック亜種。
突進ウルクスス
「突進」のライドアクションを持つウルクスス。
ディノバルド
DLC限定オトモン。2017年夏の更新で通常プレイで入手できるようになった。
モノブロス亜種
DLC限定オトモン。2017年夏の更新で通常プレイで入手できるようになった。
ティガレックス希少種
DLC限定オトモン。2017年夏の更新で通常プレイで入手できるようになった。
キリン亜種
DLC限定オトモン。2017年夏の更新で通常プレイで入手できるようになった。

コラボオトモン

  • 他社とのコラボレーションとして、MHシリーズのモンスター以外のキャラクターも登場する。
    通常のオトモンと同じくライドアクションがきちんと設定されているほか、戦闘にも参加させることが可能。
    また、専用の絆技も用意されている。
    いずれもDLCとして入手が可能。
    • iOS/Android版とStories+では、くまアシラとクレナイゴウカミが登場するが、エポナは実装されていない
      クレナイゴウカミはコラボ先の本家がスマホアプリなのでともかく、エポナは流石に無理だったようだ。
    3DSオンラインサービス終了に伴い、2024年4月9日に配信終了
任天堂
エポナ- ゼルダの伝説シリーズより、モデリングはキリンの流用。
熊本県
くまアシラ - 熊本県のPRマスコットキャラクターのくまモンアオアシラ
ガンホー・オンライン・エンターテイメント
クレナイゴウカミ - 「パズドラクロス」より、モデリングはジンオウガの流用。

期間限定オトモン

  • 上述したコラボオトモンとは別に、3DS版では入手期間が限られた特別なオトモンが存在している。
  • まずは本作を購入したゲームショップごとに数量限定で受け取れるオトモンで、
    いずれも通常のモンスターとは大きく異なる属性の力をデフォルトで伝承済みという特徴がある。
    また、体の一部が伝承した属性のイメージカラーに染まったような外見になっているほか、
    一部の特典オトモンには各ゲームショップのロゴが入ったのぼりが鞍の後ろに立てられている。
    ちなみにこののぼりは設定で表示のON / OFFが切り替えられる。
    • 特典の対象となっている店舗で購入した場合に限られるため、対象外の店などでは受け取ることは不可能。
      特典オトモン一覧
      Amazon
      アマペッコ - 水属性を継承したクルペッコ
      イオン
      イオンウルクスス - 雷属性を継承したウルクスス
      エディオン
      アイスオウガ - 氷属性を継承したジンオウガ
      TSUTAYA
      ツタレックス - 火属性を継承したティガレックス蔦(ツタ)ティガではない
      GEO
      ゲオレウス - 氷属性を継承したリオレウス
      上新電機
      イャンクックジョー - 氷属性を継承したイャンクックこのハンマーではない
      セブンイレブン
      セブンブラキディオス - 雷属性を継承したブラキディオス
      トイザらス
      ロアザらス - 氷属性を継承したロアルドロス
      ビックカメラ
      B.i.cラギア - 火属性を継承したラギアクルス
      古本市場
      迅雷王 ナルガクルガ - 雷属性を継承したナルガクルガ
      ヤマダ電機
      ヤマアシラ - 雷属性を継承したアオアシラ
      ヨドバシカメラ
      ヨドフルちゃん - 水属性を継承したフルフル
      Wonder GOO
      ワンダーレイア - 水属性を継承したリオレイア
      イーカプコン
      焔狼ジンオウガ - 火属性を継承したジンオウガ
  • 続いては「DX絆石」の限定オトモン。
    絆石の底に記載されているシリアルコードを3DS版MHSTで入力すると、
    リュートカラーで『絆石のリオレウス』、シュヴァルカラーで『絆石のリオレイア』が受け取れる。
    現在は有効期限切れのため入手不可能。

ゲームシステム

  • 2015年4月時点ではゲーム性などは伏せられており、詳細は殆ど不明であった。
    その後東京ゲームショウ(TGS)2015でのプレイアブル出展に向けて新たなゲーム情報が公開され、
    本作では「ターン制バトルシステム」が採用されている事が明らかとなった。
  • オトモンに関する情報も殆ど出されてはいなかったが、
    PVでのオトモンは背中に鞍が確認でき、野生モンスターではないことが判別できる。
    また、PVラストの「卵が孵化する場面」がヒントの一つであるとされている。
    • 2016年5月26日に更新された情報によると、オトモンはフィールドの各所にある「モンスターの巣」から見つかる
      「タマゴ」を、厩舎で孵化させる事で仲間にする事が出来るのこと*4
      モンスターの巣には幾つかの種類があり、中には金色のレアな巣もあるらしい。
      また、卵の柄にも何らかの秘密があるとのこと。
    • オトモンの能力を決める要素として、「絆遺伝子」というものが存在する。
      3×3の正方形に組まれた遺伝子スロットに絆遺伝子と空きスロットがランダムで配置されており、
      同じオトモンでも、持っている絆遺伝子の種類や配置は千差万別である。
      この絆遺伝子は、伝承の儀というイベントで別のオトモンに受け継がせる事も可能。
      ただし好き放題に受け継がせられるわけではなく、
      伝承させたい絆遺伝子と同じ位置にスロットが無ければ伝承出来ない
      (別の絆遺伝子がある場合も伝承できるが、前の絆遺伝子は上書きされてしまう)。
      また、これによって同色の絆遺伝子が縦・横・斜めに1列揃うと、オトモンの隠された能力が開花する
      公式サイトではその例として、イャンクックの絆遺伝子を受け継いだ事で
      火を吐けるようになったウルクススが掲載されている。
  • また前述の戦闘システムでは、ライダーとオトモンが分かれて行動可能。
    ライダーは武器特有の攻撃や「特技」で戦い、オトモンは自ら考えて固有のスキルなどで動く他、
    双方が同時に通常攻撃を出すと、より強力な合体技「ダブルアクション」へパワーアップ。
    またバトルでライダーとオトモンの絆が深まる事で、ライダーがオトモンに乗る
    ライドオン」状態となり、攻防の能力が飛躍的に向上する他、
    一発逆転の威力を秘めた「絆技」を繰り出す事が可能。
    • また、バトル中に特定の条件を満たすと、敵味方のモンスターがぶつかり合う「特殊状況」に移行。
      これに勝利できれば、バトルがより有利に進むようになる。
  • ライダーが使用可能な武器種は大剣・片手剣・ハンマー・狩猟笛の4種類。
    これらも含め、ライダーが使用可能な装備は、概ねメインシリーズに登場するものと同じである。
    • ライダーの装備は、メインシリーズと同様にモンスターの素材から生産される。
      モンスターの素材にはそれぞれにポイントが割り振られており、
      このポイントを各装備に必要なぶんだけ投入する事で、生産可能となる。
      MHXのカテゴリ指定に近いものと考えればよいだろう。
    • 本作ではオトモンと同じモンスターの武具を装備すると「シナジー効果」が発生し、
      オトモンへ指示する際に消費する絆ゲージの量が軽減される。
      コラボオトモンに関しては対応するコラボ武器・防具を装備することで、通常オトモン同様にシナジー効果が発生する模様。
    • ちなみに余談だが、本作に登場するハンターであるリヴェルトは太刀である一虎刀を振るっている。
      このことから、上記4種以外が世界観的にも全く存在しないという訳ではないが、
      ライダーではそれらの武器種は何らかの理由で扱えないという形になっているかもしれない。
  • フィールド探索中も、モンスターにライドオンする事で発動出来るライドアクションによって道を切り拓く事が出来る。
    ライドアクションには、普段行動できない空中や水上も移動可能になったり、障害物を破壊したり、
    特定のアイテムを見つけ出したり、更にはモンスターを呼び寄せて即座に戦闘に突入したり…と、
    様々な効果がある。上手く使い分けよう。
  • また今作は、2人での通信対戦にも対応。
    対戦中は、様々な絵柄のスタンプを使った簡単なチャットも使う事ができる。
    また、無料DLCで扱えるスタンプの種類を追加できる。

ストーリー、設定

「モンスターライダー」
モンスターと“絆”を結びし者である…


彼らは「ハンター」と違い、モンスターを育て共存する。

モンスターを狩り、生を営むハンター
モンスターを育て、生を営むライダー

「ライダー」と「オトモン」の絆が、世界に新たな目覚めをもたらしていく。

今ここに“絆”をめぐる大冒険が始まる。
  • モンスターライダーは「絆石」を介してモンスターと絆を結び、
    秘められた能力を目覚めさせることができる。
    彼らは緑豊かな高地にある村で、自給自足の生活を営んでいるとのこと。
    主人公はこの村にて村長から絆石を授かり、試練を受けてモンスターライダーになった。
  • また、モンスターライダーとは異なる生活を営む、
    モンスターを狩る「モンスターハンター」とそれを中心とした社会も存在している
    従来作におけるハンターとの差異については不明であるものの、
    その存在はモンスターライダーとは相容れないものであった。
    だが主人公の活躍によって、相反する二つの社会が繋がっていく……というのが本作の骨子になる。
  • 更に今作では、黒の凶気なる怪現象がストーリーに密接に関わってくる。
    どうやら世界のあちこちで、正体不明の黒いガスのような何かが発生し、
    その周辺にいたモンスター達が次々に凶暴化する、という事件が発生しているらしく、
    後述するシモーヌは一連の現象の調査の最中で主人公達と出会うようである。
    • 『ニンテンドードリーム』2016年8月号には、
      黒の凶気によるものらしい不気味な姿に変貌した植物の写真も掲載されている。
  • 本作にはモンスターライダーの村とモンスターハンターの街、2つの拠点が登場することが明らかとなっている。
    ライダーの村・ハクム村と、ハンターの街・ギルデカランは、共に従来の拠点と外観が大きく異なる。
    • また、それらに加えて本作ではもう一つライダーの村の存在が明かされており、アユリアはそこの出身である。
      こちらはゲーム内では未登場だったが、のちにアニメ版で明確に描かれ、
      「クアン村」と言う名称で雪深い地域に存在することが判明した。
      その後、MHST2では実際にクアン村に訪れることが可能となっており、しっかりとストーリーにも絡んでいる。
  • なお、MHには既に「竜操術」という乗り人を彷彿とさせる設定がある。
  • 「竜人族」や「王立書士隊」など、シリーズでもお馴染みの設定も登場する。
    そういった事もあり、根本的な部分の世界観は従来シリーズ同様と見られるが、
    現時点では従来シリーズとの直接的な繋がりは言及されていない。

OPムービー

  • もちろんストーリーズにもOPが存在する。
    内容をざっくりというと、老人がライダーを語り、
    そのライダーが卵を持ち帰り、村に帰る…というものである。
    巣から卵を持ち帰るので、もちろんモンスターに追いかけられるのだが、
    ライダーを追いかけるのはやはりと言うべきか、ティガレックスである。

主な登場人物

  • ネタバレ防止のため、公式サイトでの記載がないゲーム版のみの声優については隠蔽。
主人公(プレイヤー)
  • 緑豊かな高地で生まれ育った新米ライダー。
    外の世界に興味を持ち、相棒のナビルーと共に村を旅立つ。
  • いつものモンハンのように、男女好きな方の性別を選んでゲームを開始することが可能。
    もちろんメインシリーズと同様、キャラクターメイクも可能。
    デフォルトネームも設定されており、男の子が「リュート」、女の子が「ソフィー」である。
    また、選択肢で選べる候補となる名前も複数用意されているが、
    男主人公の候補名の中に「ゆうた」と言うものがあり発売当時話題になった。
    • アニメ版では「リュート」という名前で呼ばれており、
      容姿に関してはデフォルト状態の男の子と設定されている模様。
      最初のオトモンはレウス、その後ドスランポスをオトモンにした。
      初期装備アイアンソードライダー装備
  • CV:(日/MH/アニメ版)田村睦心(むつみ)、(MH)葉山いくみ手塚ヒロミチ
    • 田村氏はアニメ版リュートの声も担当しているほか、
      ゲーム本編ではキャラクターメイクで付けられるボイスの1つも担当しており、
      公式が取り上げる主人公ライダーは彼女のボイスを採用したキャラメイクになっている。
ナビルー
  • 主人公の相棒となるアイルーで、冒険のサポート役を担う。
    他のアイルーとは容姿が大きく異なっており、謎を多く秘めている。
    好きなものはドーナツとこんがり肉。
  • 「ナビルー」と言う名前は本名ではなく、主人公に出会った際に自ら考えたあだ名である。
    名乗った理由は「世界中を旅してきていろんなことを知っており、ナビができるアイルーだから」とのこと。
  • 自分からナビができると謳うのは伊達ではなく、作中様々な場面で的確な助言をしてくれる。
    戦闘には直接参加しないが、戦闘開始時にほぼ全ての相手モンスターについて*5
    大まかな特徴や行動パターンを実況してくれるため、かなり頼れる存在と言える。
    冒険の目的を忘れてしまった時にも、フィールド上やマイハウスで話しかけると簡単なあらすじを教えてくれる。
  • CV:(日/MH/アニメ版)M・A・O
リリア
  • 主人公の幼馴染の女の子。活発な性格で、みんなを引っ張るお姉さん的な存在。
    主人公と同じく外の世界に憧れている。
  • CV:(日/MH/アニメ版)高橋ミナミ(旧名義:高橋未奈美)
シュヴァル
  • 主人公の幼馴染の男の子。リリアとは対照的に、大人しく優しい性格。
    ライダーになるという強い意志を持っている。
    主人公やリリアとは元々仲良しだったが、物語序盤にとあるショッキングな事件に巻き込まれてしまい…。
  • PVではリオソウル装備を纏い、封龍剣【絶一門】を手に
    リオレイアに乗って主人公たちの前に降り立つシーンが流れた。
    また、左腕に付けた絆石が主人公のものと異なり、赤い色をしている。
    • アニメ版では最初のオトモンはドスランポスであり、その後レイアをオトモンにする。
      初期武器はハンターナイフ
      ゲーム版とはかなり異なる描写がなされており、「ifシナリオ」と言った具合の内容になっている。
  • CV:(日/MH/アニメ版)逢坂(おおさか)良太
アユリア
  • ベリオロスを従えた謎の少女。
    主人公の持つ絆石とよく似た青い石を、胸元に付けている。
  • ちなみに、彼女が連れているベリオロスには「ヒョウガ」という名前が付いている。
    ただしライドオンの時はベリオロス呼びである。
  • CV:(日/MH/アニメ版)牧野由依
リヴェルト
  • 優れた狩猟技術のハンター。出身はギルデカランではなくアルブラクス村。
    主人公は彼と出会い、ハンターの価値観を学んでゆく。
    因みに虫が大の苦手。
  • 緑色のゴーグルに、MHXで初登場した「ハントシリーズ」と思われる防具を装備している。
    太刀使いであり、PVでは一虎刀を振るう姿が流れた。
  • リヴェルトは、「ポポラ」という名前の世話焼きアイルーを連れて活動している。
    普段のリヴェルトはかなりの怠け者なようで、ポポラはしょっちゅう彼に文句を言っているようだが、
    それでも、ハンターズギルドから一目置かれる実力であるリヴェルトの事を放っておけないようである。
    なお、続編であるMHST2での発言によると、オトモアイルーではない模様。
  • CV:(日/MH/アニメ版)杉田智和
シモーヌ
  • 王立書士隊に所属する調査部隊の隊長。
    若くして隊長の座を務める実力者で、
    モンスターやモンスターの生態、環境に詳しい。
  • とあるクエストで彼女の初恋の相手について聞くことができる。
    MH4(G)をプレイした人なら察しがつくかもしれないが、彼女の初恋の相手も案の定そっち系である。
  • CV:(MH)東内マリ子、(アニメ版)水樹奈々
ダン先輩
  • 主人公の先輩にあたるライダー。情にアツく熱血漢。
    ライダーを目指す主人公に、様々なアドバイスをくれる。「ぜっこーちょー」が口癖。
  • クルペッコとドスランポスをオトモンとしている。
  • CV:(MH)松本忍、(アニメ版)柳田淳一
オムナ村長
  • ハクム村をまとめる竜人族の村長。
    得意のダジャレで村の人々を笑わす、お茶目なおじいちゃん。
  • オープニングムービーでの語りも担当しているほか、
    体験版ではメタ発言を連発し、プレイヤーを笑わせた。
  • CV:(MH)後藤哲夫、(アニメ版)後藤哲夫
マッホ
  • ギルデカランのギルドマスターであり、ライダーの存在を知る竜人族の老人。
    見慣れぬハンターの世界に戸惑う主人公に、リヴェルトを紹介する。
  • CV:(アニメ版)津田英三
ギルドの看板姉妹
  • ギルデカランのギルドガールズを務める三人の少女。
    おっとりしているが怒ると怖い(メル談)長女のリモン、ちゃっかりもので食いしん坊の次女メル
    真面目で緊張屋さんの三女マフィの三姉妹。
  • ギルデカランは港町と言うこともあってか、彼女達の制服はどことなくタンジアの受付嬢のものに近い。
  • リモンとマフィはきちんと大型モンスター討伐の依頼を出してくるのに対し、
    メルだけは何故か食材調達の依頼ばかり出してくる。
    マグロザメ納品のクエストではメル曰く
    「わ、私が食べたいとか、そういうフラチな依頼じゃなくて!調査の一環だからね!」との事だが、
    いざ報告すると早速食い始める。おい。
    • その後もスパイスワームを試食してみたいから持ってきてほしいだの、
      自分が買ってきた女王エビをリモンとマフィが食べてしまったから持ってきてほしい
      だのといった依頼ばかり出してくる。
  • リモンCV:(アニメ版)石上静香
  • メルCV:(アニメ版)上田瞳
  • マフィCV:(アニメ版)田中あいみ
ゲントラス
  • ギルデカランの隊長ハンター。
    モンスターと行動を共にするライダーの存在を受け入れることができず、主人公に対し警戒を露わにする。
  • 身に纏う防具はゲリョスシリーズ
  • CV:(アニメ版)志村知幸
ファマル
  • リヴェルトの先輩で、アルブラクス村出身の女性ハンター。
    リヴェルトへの信頼は厚いが、他のハンター同様、ライダーには警戒心を持っている。
  • フルフルシリーズを身に着けている。
  • CV:(アニメ版)本田貴子
ノルム村長
  • アルブラクス村の村長であり、顔立ちや指の本数からしておそらく竜人族。
    ある出来事により村を離れていたところで、主人公と出会う。
    同じ村出身のハンターであるリヴェルトに厚い信頼を寄せている。
  • CV:(アニメ版)野島昭生
マタル村長
  • クプニ村の村長を務める竜人族の老人。
    クプニ村には様々なアイルーたちが仲良く暮らしており、そんな彼らを優しく見守る。
    指導者としての風格と、母親のような優しさを併せ持つおばあちゃん。
  • アイルーが暮らす村と言うことで、MH4で初登場したチコ村や、そこの村長を思い出させる。
  • CV:(アニメ版)宮沢きよこ
ハナコ
  • クプニ村に住んでいるアイルー。
    ある出来事を切っ掛けにナビルーと出会う。
    誤解を受けやすいナビルーのことを良く理解している存在。
  • CV:(アニメ版)本渡楓
トラオ&カギシッポ
  • クプニ村に住むアイルーたち。
    親分肌のトラオと、子分肌のカギシッポ。
  • トラオCV:(アニメ版)竹内順子、カギシッポCV:(アニメ版)遠藤綾
  • 以下、ストーリー中盤の登場人物を扱う。ネタバレは最小限に留めるが念の為隠蔽する。
    登場人物一覧
    伝承じいさん
    • 大きな体躯の持ち主である、謎の多い竜人。温泉まんじゅうが大好物。
      オトモンの力を制御する方法を知っているというが…?
    • 次作MHST2やアニメ版では「デデ爺」という名前で登場するが、
      本作中では伝承じいさんという名称で呼ばれる。
    • CV:(MH)魚建、(アニメ版)魚建
    デブリ
    • ライダーに憧れる太った少年。
      自分でも知らずにある悪事に手を染めていたが、ほとんど成り行きで主人公の旅に同行することとなる。
      迷惑をかけることもあるが、基本的には悪いやつではない。
    • アシラシリーズを身に着けている。
      ゲーム版では特にこれといった肩書がない少年だったが、
      アニメ版ではハンターをやっているという設定が加わった。
    • CV:(アニメ版)岡本信彦
    ドミール
    • フルクライトジオの炭鉱夫(こっちではない)たちを束ねる頭であり、黄色いバンダナがトレードマーク。
      あることで困っていたところに街にやってきた主人公に、協力を要請する。
    マネルガー博士
    • 紫色のローブと不気味なゴーグルを付けた小太りの老人。いわゆる“マッドサイエンティスト”。
      独自に開発したとある技術を用いて野望を叶えようと目論む。
    • PV4の段階で登場しているが、名前が明らかになったのはゲーム発売の2日前である。これはイチビッツも同様。
    • CV:(MH)小形満、(アニメ版)茶風林
    イチビッツ
    • マネルガーの助手を務めている少年で、簡素な顔にネズミのような出っ歯が特徴。
      陽気だが人を馬鹿にしたような言動が目立ち、しかも現実世界でいう“ネットスラング”っぽい言葉も使う。
      なお、なぜか作中ではほとんど「助手」としか呼ばれない。
    • CV:(MH)朝井彩加、(アニメ版)間宮くるみ
    ナンバーズ
    • 色とりどりの体毛を持つ5匹のアイルー達。
      各々は自身のことを番号で呼び合い、卓越した特技を持っている。
      アニメ版ではオリジナル要素として固有の名前が与えられている。
      それぞれ1号(ビーツ)、2号(クーリオ)、3号(ティティ)、4号(ピント)、6号(チャモ)と番号が割り振られている。
      • 何故彼らはアイルーの域を越えた特技を持つのか?欠番の「5号」はどこに居るのか?
        物語が進むに連れて、ナンバーズの謎と凄絶な過去が明らかとなる…。
    • ビーツCV:(アニメ版)松岡禎丞
    • クーリオCV:(アニメ版)前野智昭
    • ティティCV:(アニメ版)新井里美
    • ピントCV:(アニメ版)中尾衣里
    • チャモCV:(アニメ版)井澤詩織

アップデート

  • いずれも3DS版基準。
    iOS版/Android版は細かい更新が行われている場合もあり、
    特にAndroid版の通信対戦のサービス終了周りの調整(Ver1.3.3)は、3DS版/iOS版でこれに対応する更新は無い。

2017年春

  • 2017年3月8日より、更新データVer.1.1.0が配信されている。
    後述の夏以降のアップデートとは異なり、内容は通信対戦のバランス調整に留まる小規模なものである。
  • iOS/Android版はこのバージョンが基準になっている。

2017年夏

  • 2017年7月26日より、更新データVer.1.2.0が配信されている。
    ゴールデンウィークに差し掛かる頃にこのアップデートが発表されたが、
    アップデート内容は多岐に渡っており、対戦バランス調整に留まるどころか、新たなオトモンが追加されたり、
    DLC限定のモンスターの通常の巣での入手、主人公の身だしなみパーツの追加、
    加えてマイハウスからいつでもキャラクターメイクが可能になり、
    更にはゲーム・アニメ登場キャラクターのなりきり装備の追加も盛り込まれている。
    MHXXとのセーブデータ連動特典も当アップデートにて追加。
  • これに合わせる形で、2017年7月27日よりVer.1.2.0適用済みの実質的な廉価版パッケージが発売。
    また、同時期リリースのMHXX(3DS版)とセットになったツインパックも発売された。

2017年冬

  • 2017年11月22日より、更新データVer.1.3.0が配信されている。
    本アップデートが最後の追加コンテンツとなる。
    同年9月21日開催のTGS2017に合わせる形で発表され、待望(?)のオトモン厩舎の拡張や、
    アニメの新章に合わせて登場したキャラクターを含む追加のなりきり装備、
    そして「エンドコンテンツの超進化」が含まれている。
  • 大型アップデートにより、iOS/Android版でもオトモン厩舎の拡張や、
    ラージャン、クシャルダオラ、テオ・テスカトルのオトモン化等が解禁された。

連動特典

他作品セーブデータ

  • 3DS版には、『モンスターハンタークロス』と『モンスターハンターダブルクロス』とのセーブデータ連動機能がある。
    セーブデータとそのセーブデータを作成した3DS本体を用意することで特典を受け取れる。
    ただし、MHXXとの連動特典を受け取るにはVer1.2.0以上の更新データを適用している必要がある。
    また、移植版のMHXXNSと連動する方法は無い(Switch版同士が連動できるようになるかは不明)。
  • 連動特典は、それぞれMHX・MHXXのパッケージモンスターであるディノバルドとバルファルクの装備となる。
    いずれの装備も通常プレイでは入手できない。
    • なお、ディノバルドはDLCを利用することで本作にも登場するようになるが、
      バルファルクはナビルーコーデのみの追加に留まる。
特典内容
特典内容
  • ナビルー用「マハナ村のライダー」

amiibo

  • 任天堂から発売されている、各種ゲームとの連動機能を持つ周辺機器「amiibo(アミーボ)」に、
    MHSTがモンスターハンターシリーズで初めて対応した。
    ゲームで読み込ませる事で*6
    通常のプレイで手に入る個体とは異なるステータスを持つ特別なオトモンが入手できる。
    • Switch版もamiibo対応しているとのこと。ただし現時点で本作のamiiboは非常に入手困難だが…。
      • 言うまでもないが、任天堂プラットフォーム(3DS版・Switch版)以外にはamiibo関連の機能は無い
    • 第1弾として、以下の3種類がソフトと同時に発売され、
      更に2016年12月8日には、第2弾として新たに3種類発売された。
  • また、オトモンのamiiboはライダーが分離できるようになっており、複数集めればライダーを乗せかえて遊べる。
  • なお、これらのamiiboはストーリーズの他に、続編『モンスターハンターストーリーズ2』
    『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』にも対応している。
    MHST2では特別な重ね着装備を入手できる。読み込ませる種類はどれでも貰える重ね着装備は同じ。
    どうぶつの森との連動の内容はこちらを参照のこと。
ラインナップと入手できるオトモン
  • 第1弾
    • 隻眼のリオレウス&ライダー(男の子)…リオレウス
    • 隻眼のリオレウス&ライダー(女の子)…リオレウス
    • ナビルー…アプトノス
  • 第2弾
    • クルペッコ&ダン先輩…クルペッコ
    • ベリオロス(ヒョウガ)&アユリア…ベリオロス
    • リオレイア&シュヴァル…リオレイア

他ハードへの移植

iOS/Android版

  • 2017年12月4日に配信された、スマートフォン・タブレット端末に対応させた移植版。
    公式サイトはこちら
  • 一画面になったことでUIが刷新されており、3DS版の下画面にあったマップや戦闘コマンド等が
    すべて同じ画面に集約されている。
    • また、大型モンスターとの対決ミニゲームの内容が変更されており、
      3タイプの球を画面右端のゴールに弾き飛ばすゲームが追加されたほか、
      飛行対決はLRボタン連打から正しいボタンをタップするゲームに変更されている。
  • iOSは『iCloud』、Androidは『Google Playゲーム』のアカウントを介することで、
    端末を変更してもバックアップデータを用いた速やかなデータ引き継ぎが可能になっている。
  • コラボレーションに関しては、版権の再取得が叶わなかった作品が未実装となっている。
    対象は『ゼルダの伝説』『ちびまる子ちゃん』『浦安鉄筋家族』『ポムポムプリン』の4本。
    ゼルダの伝説コラボで登場したオトモン「エポナ」は入手できなくなっている。

Monster Hunter Stories+

  • Appleのサブスクリプションサービス『Apple Arcade』のラインナップとして、
    本作が2021年8月6日に配信された。
  • App Storeで購入できる買い切り版が発売された当初の仕様(Ver1.1.0)がベースになっており、
    買い切り版では適用されているタイトルアップデート第2弾(Ver1.2.0)以降のアップデート内容は含まれていない
    • 従って通信対戦も「Monster Hunter Stories+」同士のみで可能。

2024年新規移植版

 

モンスターハンターのRPG第一弾が
フルボイスで蘇る!

 
  • 任天堂の『Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2024.2.21』にて情報解禁された、MHSTの新規移植版。
    原作の3DS版発売から約7年半が経っていたが、唐突の新規移植が決定したことに
    多くのライダー達は驚いたことだろう。
    対応機種はNintendo SwitchPC(Steam)、そしてPS4も選ばれた。
    パッケージソフトとしても出されるのはSwitch版のみであり、それ以外はダウンロード専売。
  • グラフィックやUI等はiOS/Android版に準じているが、近年流行りつつある
    コレクター重視のゲーム性を取り入れた新要素が追加されている。
    • 一つ目は『全編フルボイス化』。
      従来はストーリーのボイスがモンスターハンターの言語固定であったため、
      何を喋っているか・どういう状況なのかは字幕や場面の雰囲気でしか判断不可能という問題があった。
      今回の移植では日本語と英語のボイスが新規収録されているほか、
      会話テキストにもすべてボイスが挿入される*7ようになっている。
      続編のMHST2や近年のメインシリーズのように好きな言語設定で遊ぶことが可能になった。
      声優についても、3DS版で演じた声優達が引き続き抜擢されている。
      • ボイスに限らず、テキストの言語設定はなんと13言語に対応
        近年のゲームに求められるワールドワイド化にも貢献している。
    • 二つ目は『ミュージアムモード追加』。
      本作の設定資料がいつでも閲覧可能になっているほか、全てのオリジナルBGMを試聴できるモードもある。
    • 他にも、3DS版アップデートVer.1.3.0相当のコンテンツがデフォルトで含まれている
  • なお、コラボレーション要素の続投については現時点でアナウンスが出されていない。
    今回はSteam版も発売される為、全世界のプラットフォームに対応させるとなれば
    コラボレーション自体の実装が難しくなるだろう。
    現にゲーム内でカプコン以外のコラボは廃れつつあるし…。
    • また、Switch版はamiiboに対応しているようだ。
      詳細は不明だが、超プレミア化している本作のamiiboが再び手を貸してくれるかもしれない。
  • 3DS版だけだった時代は、公式サイトがカプコンのドメインから独立したドメインで運用されていた。
    その後カプコンのドメインに戻った後、2024年2月の移植版発表に合わせてモンハン部と同じドメインになっている。
    これに伴い、かつてのMHST(3DS版)公式サイトは消滅した(iOS/Android版は残存している)。
    公式SNSに関しても、MHSTとMHST2のアカウントを統合して運営されるようになった。

関連作品

  • 3DS版の発売日と同日である2016年10月8日に、MHSTの世界観をモチーフとしたカードゲームである
    『モンスターハンターストーリーズ RIDE ON カードゲーム』が発売された。
    モンスターハンターのカードゲームとしては、
    『トレーディングカードゲーム』、『ハンティングカード』に続く3作品目ということになる。
  • iOS・Android向けのソーシャルゲームとして、
    『オトモンドロップ モンスターハンターストーリーズ』が2016年冬~2018年10月31日まで配信されていた。
    内容はオトモンを使ったパズルゲームとなっており、Twitterを使った連動企画も行なわれていた。
  • そして続編にあたる『モンスターハンターストーリーズ2 破滅の翼』が
    2021年7月9日にNintendo Switch/Steam、2024年6月14日にPS4向けのソフトとして発売された。
    ナビルーやリリア、リヴェルト等、本作の登場人物も一部登場する他、
    アンジャナフ等のMHWorldシリーズで新たに追加されたモンスターたちも多数登場。
    また、同じプラットフォームで発売されたMHRiseとも連動している。
    • なお、MHST2側ではセーブデータの連動特典は無いが、Switch版では本作のamiiboを使用可能。

アニメ

  • 2016年10月2日よりフジテレビのデイタイムに新設されるアニメ枠にて、
    モンスターハンターストーリーズ RIDE ON」というタイトルでアニメが放送された
    詳しくはこちらのページを参照。

ネタバレの規制について

  • MHSTはストーリーを重視するRPG作品ということもあってか、
    メインシリーズやMHFなどの他の作品とは異なり、旧公式サイトには、
    ネット上でのゲーム内容のネタバレを控えるように達しがあった
    法的拘束力こそないが、開発スタッフへの礼儀とこれから遊ぶプレイヤーの楽しみを守る為に
    このような処置がとられたと思われる。
    要請全文
    「ネタバレ」について
    ナビルーからのお願い


    ライダーのみんな!
    このオレ、ナビルーからのお願いがあるんだ。

    「モンスターハンター ストーリーズ」は、タマゴを集めて育てたオトモンと
    冒険するのはもちろん、物語(ストーリー)を楽しむことも、とっても大切なことなんだ。

    だから、ライダーさんと俺が大活躍するストーリーのネタバレになる動画や
    画像、音声、テキストをインターネット上に公開するのは控えて欲しい!


    これから絆を結ぶ新米ライダーさんが楽しく遊べるように協力よろしくな!

    ネタバレしたライダーさんには、もうナビしてやらないゾ!
  • RPGにおける情報規制は、他社作品でもさほど珍しいことではない。
    …ないのだが、なにぶんMHシリーズにおいて初のRPGということもあり、
    このような処置が施されるのがシリーズの歴史上初めてである*8ということや、
    ネタバレ情報の規制期限が明らかになっていない事、上記発表が発売から時間が経ってからであった事、
    声明を出す前から動画サイトに投稿された本作の動画も権利者削除されるといった事例が積み重なった結果、
    この対応については随所で不満・批判の声もみられる。
    • なお、アニメ版の方は特にネタバレへの規制はされていない。
      ゲーム版の重要なネタバレも含まれているが大丈夫なのだろうか...
      ただし、アニメ本編を動画サイトにアップロードするのはれっきとした違法行為であり、
      アニメ本編の違法アップロードは厳しく取り締まられる事も多いので、絶対にやってはいけない。
      また、本編の映像やBGMをMAD素材等に利用する事も法に触れるため注意。
      個人で楽しむ為に録画する分には問題無いが、
      録画したDVDを他人に貸したり、誰かと一緒に鑑賞する…となると違法になる可能性がある。
  • ネタバレの規制のためにゲーム中の一部が撮影禁止の処理をされていたり、ゲーム機の録画機能が使えなくなるゲームはあるが、
    MHSTの場合は、シナリオ中のどこからどこまでが、いつまで規制されているか分からないと不明確で、
    実際に動画やコメントが削除されるという実績が先行した結果、
    動画投稿や攻略情報の提供、シナリオについて語り合う事自体が敬遠されるという事態が発生した。
    • そもそも当時のカプコン製ゲームの動画投稿についてのスタンスは、
      「ソフトやゲーム機本体の機能による録画や生配信のみ許可*9」であったため、
      単体での録画や配信の機能を持たない3DSのMHSTはネタバレ規制に関わらず、
      そもそも動画投稿がNGであった
      動画の削除についてはこの点も理由の一つになっていると考えられる。
  • その後、長きに渡って上記のネタバレ規制の要請文については公式サイトから閲覧は出来ず、
    控えられたURLでの直接リンクでしか確認することは出来ない状態となっていた。
    もっともページ自体は少なくとも旧公式サイトがカプコンのドメインに移設された後も残存しており、
    一方で規制を解除する旨のお知らせは出ていない。
    • 後述する動画ガイドラインでは「ゲームタイトル個別のガイドラインは特段設けていない」との記載があり、
      有志が問い合わせた際の回答も「ガイドラインに従えば動画投稿可能」となっている。
      実際、ガイドライン発表以降いくつかの実況動画が新規に投稿されており、
      その反響からか一時期アプリ版がセールスランキングの上位に浮上していたりする。
    そして、2024年2月21日の新規移植版発表に伴い、
    公式サイトがモンハン部や他のシリーズ作品のサイトと同じドメインに移設されたことで、
    ネタバレ防止の達しが旧公式サイト共々消えてしまった。
    これによって、かつてのネタバレ自粛要請は効力を失うことになってしまう。
    • 「これでネタバレは許容されたのでは?」と思われがちだが決してそんなことはなく、
      2024年現在もカプコンの個人向け動画ガイドラインを守らなければならない
      この中からネタバレに関する記載を大まかに要約してみると、
      発売日以降、ネタバレを避けている人へ積極的に見せるような行為は控え、
      ネタバレを含む内容の場合はその旨を明確に示してほしい(不適切な場合削除も行う)。」という内容。
      これはMHST固有の規制ではなく、全てのカプコン製ゲームに共通するものであり、
      プレイ動画の投稿などはこの点に注意すれば可能ということになる。
      動画に限らず、本作をまだ遊んでいない人が居るであろうネット上に、
      ストーリーの重大なネタバレを流布する行為は慎むべきである。
  • 本Wikiでは冒頭でも述べた通り編集ルールに則して、
    MHSTについての記事にはネタバレ防止策を講じている
    アニメ版に関してもゲーム本編とは切っても切れない関係のため、同様の方針を取っている。
    また、ストーリー中にボスとして相対するモンスターなども、ある程度ぼかした形での記述に留められている。
    自粛要請が消えた現在でも、編集者によるカプコンへの問い合わせ内容とカプコン公式ガイドラインを踏まえ、
    当面の間これまで通りの方針で記事を取り扱う。

評価

  • 本作はRPGという、MHシリーズ初のジャンルに挑戦した作品であるが、
    前評判自体は決して高いとは言えないものであった。
    まずRPGというジャンルそのものや、
    従来のMHシリーズとは大きく異なるアニメ調のグラフィックには当初から賛否が分かれていた
    (特にナビルーの存在によるアイルーへの誤解など)。
    発表はMHXよりも早かったのだが、直前作のMH4Gが賛否両論だったことも、
    本作の当初評価に少なからず影響を与えていたと思われる。
  • また、3DS版の体験版の評価がよろしくなく、
    戦闘システムが「ただ相手の手が読めるジャンケン」と捉えられかねなかったり、
    肝心のストーリー・世界観的側面について殆どプレイヤーが知る術がないなど、不利な状況が続いた。
    そしてトドメとして、アニメ版が放送時間も放送内容も低年齢層を対象としている為か視聴率が悪く、
    「本作も出来が悪いに違いない」と言った声が後を絶たず、
    非常に厳しい環境の中で発売日を迎えることとなった*10
    • カプコンは以前、アニメや漫画などと同時に低年齢層向けのゲームを商品展開をするという、
      いわゆるメディアミックス展開を伴い世に送り出されたゲームというと、
      『流星のロックマン』や『ガイストクラッシャー』などが挙げられるが、
      ロックマンシリーズの持つブランド力も全盛期には程遠く、
      近年、大衆向け作品の不作に喘ぐカプコンにとって起死回生の一打だったはずの
      ガイストクラッシャーも不振に終わっていた。
      こういった失敗続きの中で発表された本作に対して、ユーザーが二の足を踏むのは無理からぬことだった。
    • 3DS版の体験版については、ストーリーだけでなく伝承の儀をはじめオトモン収集やオトモンの管理など、
      本作における一番重要な部分がごっそり丸ごと省略されてしまっていた。
      今までの体験版同様、本家シリーズの闘技場に近いものだった為、魅力が全然伝わらないどころか、
      かえって逆効果になるという大失敗を喫している。
      序盤のイベントがアレンジ収録されているモードもあるが、行動できるフィールドに広さを感じられず
      体験版仕様としてあまりこちらに反応しない(襲ってこない)モンスターなども悪目立ちしていた。
      • 一応、体験版の段階でもある程度多くの種類のオトモンを加えられるようになっていたり、
        発売前に公式生放送などでなるべく収集要素に関する詳細を丁寧に説明したりするなど、
        がんばって重要な部分を伝えようとしていた形跡もある。
        一方で他のRPGには「単純に序盤をそのまま遊べる」というタイプの体験版も存在しており、
        上記の経緯があったからか、iOS/Android版の体験版に相当する「旅立ちの章」は、
        伝承の儀こそ無いものの、「単純に序盤をそのまま遊べる」形式となっている。
  • 作品が発売され、実際にプレイした人の感想が少しずつ広まっていくにつれて、
    じわじわと手を出す人が増えた事で評価も徐々に改善。ほとんどストレスを感じない設計や、
    マップを走り回る爽快感に加え、ストーリーも王道をしっかり王道らしく描いており、
    出来が非常に良かったことから、遊んだプレイヤーの多くから支持され、評価は好転。
    モンスターハンターの世界観に即したゲームデザインは高い評価を得るに至った。
  • 戦闘システムについては、「モンスターの行動を判断して的確な行動を選択する」
    というモンハンらしさを強く押し出したシステムになっており、
    行動パターンを掴んで適切な行動を選択することで有利に戦えるようになっている。
    後述するが、低年齢層向けといいつつも十分歯ごたえのあるバランスになっている。
  • また、本作のモンスターはデフォルメされているとはいいつつも、
    そのモーションそのものはメインシリーズのそれと同じである。
    絆技も、モンスター毎に作りこまれており、いずれもモンスターの生態表現を忠実に再現している
    (忠実すぎてライダーが大変な事になっているイビルジョーなどの例もある)。
    SEなどのUIも、メインシリーズのものを再現しており、プレイする上で極端な違和感は生じない。
  • 本作発売時のインタビューによると、
    モンハンの世界観に即した作品」「モンハンの世界観を大事にした作品」という発言がある一方で、
    原作に忠実過ぎると、RPGとしておもしろくない面も出てきます」という発言もある。
    前者については、「ハンター以外から見たモンスターハンターの世界
    モンスターと人の共存」という、メインシリーズでは中々描写し辛い部分に切り込んでおり、
    先述したストーリー面も相まって評価は高い。
    一方、後者については、メインシリーズでは絶対にありえない設定が少なからず本作には存在し、
    メインシリーズそのものの世界観を期待していたプレイヤーからは
    いつものモンハン(の世界観)ではない」としてそれらを批判する声もある。*11
    • また、同じく独自設定の塊であるモンスターハンタースピリッツでは採用されている、
      メインシリーズの設定が本作では取り入れられていないケースがあり、
      (例:ベリオロス亜種の頭部の赤みに関する設定)その辺りにも一部では不満の声も聞こえる。
    ただ、上述した矛盾点については、ゲームとして見た場合に
    ゲームバランスや分かりやすさ、プレイの自由度ややり込み要素として良い方向に機能している。
    そもそも、ハンティングアクションゲームとしてのメインシリーズの世界観や細部設定を、
    「RPG」という全く別のジャンルの作品においても100%忠実に再現しつつ、
    そこから幅広い年代の層に受け入れられるゲーム的な面白さまで創出する、などという調整は不可能に近く、
    導入の過程で一部要素の割愛や変容が起こるのは至極当然の話である
    (「原作に忠実過ぎると、RPGとしておもしろくない面も出てきます」という開発の言がまさにそれ)。
    結論を言えば、本作は「原作=メインシリーズの世界観をある程度踏襲しつつ、
    それをRPGというジャンルに落とし込んだ」作品であり、
    派生作品という立ち位置を踏まえても、細かい描写の差異についてはある程度割り切って考えるべきであろう。
    • そもそも、「メインシリーズの設定と掛け離れた独自設定が存在する」という点は、
      MHSTのみならず他の派生作品全てに共通する問題である。
      事実、メインシリーズと基幹部分の世界観を同じくするハンティングアクション作品にすら、
      メインシリーズの設定と真っ向から反する独自設定が数多存在している。
      「メインシリーズと派生作品の世界観や設定は共有されておらず、異なるものである」
      という大前提を理解することが、MHSTを含む派生作品に触れる上では重要と言える。
  • ストーリー攻略の難易度に関しては、その低年齢層を意識したゲームデザインもあってか、
    発売前は「かなり低難度で誰でも簡単にクリアできるのではないか」といった予想が大半を占めていた。
    しかし、蓋を開けると小型モンスターはともかくとしても、大型モンスターは全般的にどれも手強く、
    メインシリーズと同様「何度も戦うことで攻略の糸口をつかむ」ということが求められる、
    RPG作品としてはかなり難しめのゲームと言う評価に落ち着いた。
    やはりと言うか、さすがはカプコンである。
    難易度はアトラスの女神転生シリーズや、フロム・ソフトウェアのRUNEシリーズっぽいという意見もある。
    ちなみに、上にも挙げられたカプコンが以前売り出したガイストクラッシャーなどの低年齢層向け作品も、
    作風の割に高い難易度を誇るゲームとなっている。さすがカプコン、子供相手にも一切妥協はしない。
    • 特に、作中にボスとして主人公たちと相対することになるモンスターたちはいずれも非常に強く、
      考えなしに戦っていては適正レベルではとてもではないが敵わないようなものばかり。
      しかし、やはりそこはモンハン。
      どんな相手にも必ず有効な戦い方はあるし、よく探せばヒントも作中あちこちに転がっていたりする。
      壁にぶち当たっても諦めずに挑戦を繰り返してみよう。
    • なお、RPG特有の救済措置として、レベリングに徹するというも有効。
      ギリギリの勝負を楽しみたい人はあまりレベルを上げていない個体のオトモンを連れて行き、
      楽勝で勝ちたい人はレベリングに徹する……といったプレイスタイルの切り分けもできる。
      • ストーリーズは、ゲームシステム自体は全体を通してプレイヤーが不便の無いように設計されている。
        その為、レベリングについても、得た経験値はパーティメンバーに対して分配ではなく全員に同じ値が入る
        つまり戦闘で1万の経験値を稼げば、パーティメンバー全員に1万の経験値が入る。
        他のRPGと比較してもレベリングは非常にしやすくなっており、
        プレイヤーのストレスを減らすための配慮と言える。
        今まで「RPGはレベル上げの作業が苦痛で苦手だった」という人も、これを機に試してみてはいかがだろうか。
    • 通信対戦はレベルが一定の値に揃えられる「レベルフラット」と呼ばれるルールが多いため、
      「最高までのレベルに上げなくては勝負にならない」なんてことになりにくい点も重要。
      もちろんレベルを上げなくては覚えられない特技も多いのだが、
      大抵のモンスターはレベル30あたりで覚えきってしまうため、そういう意味でも育成の負担はかなり軽い。
      しかし、武器やオトモンによる強弱の差がかなり激しく、対戦バランスは芳しくないと言われている。
      これについてはVer1.1.0、Ver1.2.0の各アップデートでそれぞれ調整されており、
      ある程度はテコ入れが成されている。
  • 総評すると、モンスターハンターの世界を従来とは違う視点、そして王道のストーリーで描き、
    分かりやすさ・爽快感のある戦闘システム、中毒性の高いやり込み要素を有した作品であると言える。
    何より、「無限の可能性を持つモンスターと共に、モンスターハンターの世界を一緒に冒険する
    というのは、発売時点ではモンハンシリーズ全体を通しても本作でしか行えない体験であった。
  • 2017年4月時点での売上本数は約32万本で、
    2016年度決算短針では軟調に推移(要は思っていたほど伸びなかった)した事が言及されている。
    • この原因は、やはり上述した先入観などでスタートダッシュに失敗した側面が大きいと思われる。
      とは言え、プレイしたユーザーからは概ね好評な意見が多く、
      後に本作を元にした更なる派生作品であるモンスターハンター ライダーズが配信された際は大きな反響を呼んだ。
      更に、本作の直接の続編であるモンスターハンターストーリーズ2の発売が決定し、
      「モンスターハンターのRPGシリーズ」と言う新たな派生シリーズが確立されるに至っている。
      その源流となった本作の功績は、決して無視することはできないであろう。

余談

  • この作品の公的な略称については、公式サイト及び、
    モンハン部公式Twitterがハッシュタグで使用している「MHST」であると思われる*12
  • また、一部ファンには「MHS」と略されているが、
    この略称は『モンスターハンター スマート』(現:モンスターハンターエクスプロア)の公式略称、
    及び2015年6月より稼働開始したアーケード用カードゲーム『モンスターハンター スピリッツ』と略称が被ってしまう。
    モンハン界隈であれば「ストーリーズ」でも基本通じるので、これが主流な略称になりそうである。
    • また、ネタ交じりで「モンスト」と略す人も見受けられる。
      これは、スマホの人気アプリ「モンスターストライク」の略称と被り、
      しかもこの作品は過去にモンハンコラボがあったので、
      どっちの話題かわかりにくくなると言うネタからである。
  • 辻本氏の発言によると、この作品は2010年前後から企画されたものであるらしい。
    MH3やMHP3の発売時期、MH3Gの開発時期辺りから構想が進んでいたものとみられる。
    • また、『スピリッツ』も同時期には既に企画がスタートしていた模様。
      『スピリッツ』とは、モンスターをオトモにしてバトルを行うという共通点がある。
  • 家庭用ゲーム機で発売されたMHのシリーズ作品は、作品によっては発売後だったりもするが、
    毎年秋のTGSでプレイアブル出展されることが恒例となっている。
    本作もその例に漏れずなのだが、本作はTGS2015で初出展され、TGS2016で発売前2度目の出展
    そしてTGS2017でも出展された。
    TGS全体を見ても稀かもしれない、家庭用ゲーム機向けで発売前に2回、延べ3回出展された作品になっている。
    なお、毎年のTGSで発表される「日本ゲーム大賞」に関しては、
    発売前のTGS出展作品が候補のフューチャー部門は、2015年はMHXもあったので2016年のみ、
    TGS開催の前年度の作品が候補となる年間作品部門は、対象期間が重なったMHXXに譲る形となった。
  • MHXの時の「ハチミツください」に引き続き、
    今回も発売前にTwitterと連動させたアイテムプレゼントキャンペーンが実施された。
    2016年9月8日~29日の期間内に「#MHストーリーズ10月8日冒険開始」と付けたツイートをすることで参加でき、
    その数に応じてゲーム中でもらえるアイテムパック「冒険の始まりセット」の内容が豪華になっていくというもの。
    MHXと同様、リツイートでも参加可能だった。
    当初は2万ツイートが最も豪華な内容となる上限という形だったが、比較的余裕を持って達成されてしまい、
    ファンの要望に応えて2万5000ツイートまで上限が解放されることとなった。
    そして、こちらの方も最終日に無事達成された。
    • これにより「冒険の始まりセット」の内容は、 となることが確定された。
      いずれも、特にゲーム序盤から重宝するアイテムであるため、有り難く活用させてもらおう。
      全て公式サイトのQRコードを3DSで読み取ることで受け取ることができる。
    また、それ以降もアニメ版を含めて感想応募やリツイートによるプレゼント企画など、
    今作は何かとTwitter連動企画が頻繁に行われている。
    時折それに関連させてアイテムパックがQRコードで配信されることもあるため、こまめにチェックしておきたい。
  • 国内ではあまり知られていないが、3DS版時点で海外展開されており、北米地域では2017年9月8日に発売されている。
    テキストは他言語に変更されているものの、ボイスに関しては国内版と全く同じものが用いられている。
    • 他のMH作品とは異なり、3DS版は任天堂からの発売になっている。

関連項目

シリーズ/モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~ - 続編
システム/大闘技会 - 既存のMHにおける「モンスターを飼い馴らす」要素。
イベント・メディア展開/モンスターハンターストーリーズ RIDE ON - アニメ版
モンハン用語/ターンファイト

MHST、及びその関連作品の独自要素に関する記事

世界観
世界観/絆石
世界観/ギルデカラン
世界観/黒の凶気
世界観/ハクム村
世界観/フルクライトジオ
世界観/ライダー
世界観/改造モンスター※ネタバレ注意(中盤)
世界観/レダンの伝説※ネタバレ注意(終盤)
登場人物
登場人物/ナビルー
登場人物/アユリア
登場人物/ゲイル※ネタバレ注意(アニメ版,クリア後)
モンスター
モンスター/大蝕龍蟲
モンスター/???(MHST)※ネタバレ注意(終盤)
防具
防具/モンハンクロス衣装
防具/モンハン部制服
防具/ライダーシリーズ
フィールド
フィールド/ボルデの丘
フィールド/カクセの森
フィールド/タルジュ雪原
フィールド/エットー洞窟
フィールド/コベニー峠
フィールド/モンソーネ平原
フィールド/バブダの密林
フィールド/クバ砂漠
フィールド/ドヴァン鉱山
フィールド/ドヴァン火山
フィールド/ザオバブ渓谷
フィールド/にくきゅうビーチ
フィールド/セリオン山
フィールド/モンスターの巣
フィールド/力試しの迷宮※ネタバレ注意(クリア後)
フィールド/蜃気楼の塔※ネタバレ注意(クリア後)
システム
システム/イノリの壺
システム/オトモン探検隊
システム/絆遺伝子
システム/帰巣
システム/伝承の儀
システム/特技封じ状態
システム/特殊状況
システム/バトルライン
システム/複数回行動
システム/真っ向勝負
システム/ライドアクション
システム/ライドオン
システム/ライフポイント
アイテム
アイテム/アロエ草
アイテム/遺伝石
アイテム/エサ
アイテム/気合のカタマリ
アイテム/絆珠
アイテム/根性玉
アイテム/シャボン菜
アイテム/多肉ニンニク
アイテム/ドーナツ
アイテム/ハニーバター
アイテム/ビンの王冠
アイテム/封龍核
アイテム/マスイ罠
アイテム/マヒワリの花
アイテム/みがわり玉
アイテム/目覚め
アイテム/竜ガラ
BGM
モンスターハンターストーリーズ戦闘BGM

*1 一応、シミュレーションRPGも含めればメゼポルタ開拓記の方が登場は早い。
*2 Webアーカイブはこちら
*3 2016年10月当時。因みに、チャチャブーやクルペッコ等、2024年3月現在でも本編に復活が叶っていないモンスターは残っている。
*4 しかし、何故か哺乳類である牙獣種系モンスターにも卵が存在しているが、この辺の理屈は現時点では不明
*5 DLC追加オトモンでは不明な場合がある。
*6 New3DS、New3DS LLは下画面にそのままamiiboを置けばよいが、3DS、3DS LL、2DSは別途amiibo専用のリーダーを購入・接続する必要がある。詳細はamiibo公式サイトを確認されたし。
*7 モンスターハンターの言語はフルボイス非対応(従来通り)
*8 当wikiの様々な記事でも言及されているが、メインシリーズでは発売前・直後のネット上での隠しモンスターやラスボス探しは半ば定番行事となっている
*9 PCについてはここでいう「ゲーム機本体」に該当しない
*10 当時はGoogleに「モンハン ストーリーズ」等と入れると、予測候補としてその後ろに「爆死」や「クソゲー」、「批判」等が出てくる状態だった
*11 例としては、「設定上では胎生のモンスターや成体のモンスターも全部タマゴから生まれる」「群れのリーダーたる「ドス」モンスターが卵から生まれる(生まれながらのリーダーなのか?)」「ウルクススが火を噴き、ウラガンキンが雷を放つ」といった描写などが取り沙汰されやすい。
*12 YouTubeでのクルペッコ紹介映像のタイトルでは「NHST」となっていたが、単なる誤記であったため現在は修正済み