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世界観/伝承

Last-modified: 2018-03-11 (日) 16:56:18

目次

概要 Edit

  • 信仰や慣習、出来事などを語り継いで後世に伝えていくこと。
    多くの場合、伝達の際に情報が欠損したり潤色されたりしていったり、
    そもそも最初から創作の色合いが強いものも少なくないのであるが、
    神話などは史実を反映していることも多いので、無下にはできない。
    文献や口伝の内容が、後の学術調査で裏付けされることもしばしばあり、
    日本でも地元の人が由来も判らず意味深な名前で呼ぶ場所を掘ったら
    本当にその名の通りの古代の遺構が出土したなんていう実例もある。*1
    こういう実例が少なくないので、曖昧な口承も軽んじてはいけないのだ。
    まー一方では明らかに近代の創作なんかが真実扱いされたりするんだけどな!
    そのせいで後世の人間はみんな揃って頭を悩ませる羽目になるのであった。
  • 現代人には馴染みが薄いが、神話や伝承の類は現実に起こった事象の解明でもあり、
    その本義は科学のそれと等しい。例えば日本の三貴子こと天照・月読・素戔嗚などは、
    世界中に類型が見られる、地球で最も普遍的な太陽と月、そして日食を象徴する神である。
    天照が素戔嗚の蛮行のせいで天岩戸に隠れる神話は、まさに日食を解釈して説明したもので、
    このように伝承はただの創作ではなく、現実を理解して乗り越えるための教訓でもあるのだ。

MHにおける伝承 Edit

  • 主にラスボスモンスターに関連した土地の舞台背景の一つとして存在する。
    ラスボスが過去にその土地で起こした災厄に関する事柄を語り継いでいるというのが定型である。
    ストーリーがある程度進むと、その土地の近辺の村に住まうNPCから聞くことが出来る。
  • 基本的にゲーム中では一回しか見ることができないため、忘れたくない人(特に世界観好きのプレイヤー)は、
    PCにメモしておくなり、画面のスクリーンショットを撮っておくなりしておこう。
    狩りに生きる」など、世界観を補完するシステムがある作品では、
    そこに伝承が掲載されていて何度でも見ることが可能。
    もっとも、「狩りに生きる」が全ての伝承を網羅しているかというと決してそうではなく、
    アマツマガツチの伝承のように掲載されていないもの普通にあるため、あまりアテにはできない。
    • ハンター大全シリーズはゲーム内で確認できる伝承はもちろんのこと、
      ゲームで見ることのできない伝承さえも掲載されていることがある。
      したがって世界観好きにとって必須の書籍である。
      • 前述の通りハンター大全はゲーム内で全文を拝むことの出来る伝承のほぼすべてが網羅されているが、
        例外的にアマツマガツチの伝承は掲載されていない。
        というより、現時点ではアマツマガツチの情報そのものが一切掲載されていない。
  • ラスボスモンスターに関する貴重な設定的情報源であることは間違いないが、
    伝承はあくまでラスボスを世界観的に掘り下げるために存在するため、
    攻略という目線で考えるとあまり役に立つ情報は書かれていない
    (モンスターの容姿はおろか、使用する属性の情報さえ分からない伝承もある)。
  • ラスボスが発生させた被害の伝承が(時に自然発生的なものとして)語られる
    →ラスボスが出現し、伝承の内容が事実だったことが判明する、という流れが基本であることから、
    伝承の内容は基本的に作中の史実に即しており、信頼に足るものが殆どである。
    発生源であるラスボスの姿が曖昧であったり、神格化されているなど、
    伝承ならではの色が加わっていることは往々にしてあるものの、
    ラスボスによって齎された現象や被害については概ね事実と見て間違いないため、
    その種に関する世界観的立ち位置や危険性を把握する上では重要な参考資料となる。
    • ただしかなり珍しい例ではあるが、対象の神格化が行きすぎた結果、
      元となったモンスターの力が大幅に誇張されているという変わり種も存在する。
      現時点でこちらに該当する唯一の例が『覇竜および崩竜に纏わるポッケ村の伝承』で、
      この伝承では月を握り潰す、太陽を叩き落とす、双璧を成せば世界が崩壊するなど、
      プレイヤーが認識できる実際の力とはかなり掛け離れた内容の数々が語られている。
      とはいえ辺境のポッケ村からすれば覇竜や崩竜は途方もない脅威だったのは間違いなく、
      その辺りの事情を汲めば、このように伝承に尾鰭が付くのも分からない話ではない。
      • 少し真面目に考察すると、例えば日食・月食は「魔物が太陽や月を食らってしまう」など
        第三者により覆い隠されることで説明していた。前述の天岩戸もその系統のひとつである。
        このケースの場合も「太陽や月が物理的に舞い上がった大量の粉塵・黒煙・吹雪で隠れた」
        といった現象が起こったのをそう伝えたと解釈もできる。「世界が崩壊する」という逸話も
        当時のポッケ村にとっては「村とその周囲の土地=世界」だったという認識があるとすれば
        なるほど、地形を変えるほどの力を持つ彼らによって「世界が崩壊する」のも頷けよう。
        当然だが伝承を残した当時の人々と後世の人々の価値観・世界の認識はまた異なるもので、
        そういうギャップが埋められないまま昔話を素直に受け取ると、滑稽に見える場合もあるのだ。
        考古学や歴史学、民族学の定説や常識が度々覆るのは、この先入観もひとつの原因と言えよう。
        ただし先入観に囚われるのはプロの学者から素人に至るまで悲しいほどよくあることなので、
        恥じることでも責められることでもない。特定の価値観に立脚して生きるのは人間の常である。
  • プレイヤーに伝承という形で「ラスボスの情報のさわり」を与え、
    その生物がどういった特徴を持つのか、世界観的にどれほどの脅威なのかを示すことで
    プレイヤーの想像と狩猟意欲を掻き立てる役割も担っている。
    そういった意味では、ゲームを楽しむためのフレーバー的存在であるとも言える。
    • ただし初期の作品ならともかく、ネットが発達した昨今では、
      伝承を見る前にネタバレを喰らってラスボスの何から何まで知っているという悲劇も容易に起こり得る
      (一応言っておくと、これは当wikiにおいても例外ではない)。
      これを避けるためラスボス初邂逅までは、MHの情報を一切断つという豪の者も存在する。
  • 伝承をもつモンスターには、ゲーム内や関連書籍などで実際に伝承を拝むことが出来るモンスターのほかに、
    設定として伝承は存在するものの、その内容がどこにも掲載されていないモンスターが存在する。
    一応後者はNPCのセリフなどから断片的に伝承の内容をうかがい知ることができるが、
    どうせなら伝承の内容を全文知りたいというプレイヤーも少なくないだろう。
  • 近年のラスボスでは、グラン・ミラオスやダラ・アマデュラが後者に当たる。
    ハンター大全4で補完されるかと思いきや、残念ながら伝承の公開はなされなかった。
    ちなみに大全4にはMHP3出身のモンスターの情報が一切書かれていないため、
    アマツマガツチに関する伝承も掲載されていない。
  • ただ、グラン・ミラオスは禁忌のモンスターであるため、基本的に情報が表沙汰に出てくる事例が少なく、
    ダラ・アマデュラは制作側からあえて詳しい設定を練っていない事が語られている。
    つまり、彼らの場合は制作側が意図的に強く規制している、
    あるいは元から詳しい内容を作っていないという可能性も考えられる
  • アカムトルムやウカムルバスのそれのように、実際のスケールとは掛け離れた
    とんでもない白髪三千丈の伝承がまま見られることは前述の通りだが、
    かつて現れた原種(そのモンスターの祖先となる種)はより強大な力を振るう恐るべき存在であったとか、
    たまたまその種の出現と同時に天候や天体を操るような古龍が通りすがったとか
    そういう例も考えられるので、一概に大袈裟な伝承とも言えない面もなくはない。
    そも予備知識のある後世の人間とそれがない当時の人間の視点は大きく異なっており、
    伝承の中に後々への教訓も含んでいると考えれば派手になるのも頷ける。
    また前述したような当時と今の価値観・感性の違いもあるので尚更と言えよう。
    何れにせよ、メタ的な神の視点を持つ不死身のプレイヤーたちが受ける感想と、
    作中の登場人物たちが見る光景は些か異なったものであろうことは確かである。

各地方に伝わる伝承 Edit

世界全域
黒龍伝説と呼ばれるミラボレアスの伝承が語り継がれている。
なお、黒龍伝説は地方によって語られている内容に差があるらしい。
詳細はリンク先を参照。
ポッケ村およびその周辺の辺境
アカムトルムウカムルバスの伝承が語り継がれている。
伝承の中でもかなり種類が豊富なものの一つで、「其の口は血の海~」でお馴染みの「黒き神」の伝承と、
太陽を叩き落とす、月を握りつぶす、世界を壊すなど途方もないスケールのでかさで有名な「白き雪神」の伝承、
そしてこの二頭とハンターを絡めた予言のような伝承、
更にはこの二頭が双璧を成した時、世界が滅びるといった内容の伝承が存在する。
ちなみに、二番目と三番目の伝承は全文を拝むことができる。
沿岸部地域
大海龍伝説と呼ばれるナバルデウスの伝承が存在する。
黒龍伝説と同じくこちらも複数のバージョンが存在しており、その内の二つはハンター大全において全文が拝める。
砂漠地帯
峯山龍ジエン・モーランの伝承が存在する。
ロックラック創設の遥か以前から砂漠の民の間で語り継がれてきたもので、
島のような巨体で砂漠の海を悠々と泳ぐ姿が伝わっていたという。
ロックラック
街のシンボルである、湖の中央に立つ柱の言い伝えがあるほか、
神の棲む領域」に纏わる伝承が存在する。
神域の異常な現象は遠い昔のものではなく現在進行形で起こっていることであるため、
伝承というよりは現実で言う都市伝説のような扱いを受けている。
ユクモ村
嵐龍アマツマガツチの伝承が存在する。
太古よりユクモ村周辺地域に度々姿を現していたことから伝承の種類は豊富の一言だが、
基本的には「巨大な嵐の龍が山と村を呑み壊滅させる」といった内容が主。
村人からは単に嵐の恐ろしさを謳ったもの(龍が関わる部分は誇張か見間違い)と見做されており、
古龍の仕業と推測していた者は殆どいなかった。
こちらも一部についてはゲーム中で全文を拝める。
タンジアの港
人類と煉黒龍との戦争および《黒龍》祓いの灯台の起源に纏わる伝承が存在する。
伝承の内容は史実だったと思しい設定や要素が作中に散見されるほか、
タンジアの港の成り立ちも同時に語られることから、どちらかといえば歴史的伝記に近い。
シナト村
天廻龍シャガルマガラの伝承が存在する。
歴史書に書かれている天空山の大災害に纏わる伝承と、
シナト村に古くから伝わる歌の二種類があり、
前者に関しては全伝承の中で唯一モンスターが被害を受けている。
古代林およびココット村周辺
太古より「双頭の骸骨龍」に纏わる伝承が存在する。
古龍観測局の老人から存在が示唆されるのみで具体的な内容は不明だが、
口振りからするに様々な種類の伝承が伝わっているらしい。
アイルー族の伝承
MHP2(G)では集会所★6のクエストに挑めるようになった時、ポッケ村の正門の横にいるアイルーに話しかけると
古くからこの地方に暮らすアイルー達に伝わる伝承を聞くことができる。
が、その伝承が黒くて…デカいヤツが…何かした』ものすごく適当
本人が言うには「アイルーに伝わる伝承はみんなそんなものニャ!」
「期待する方が、間違ってるニャ!」だそうだが…
  • G級ハンターになった時には、ダイミョウザザミ亜種、ショウグンギザミ亜種、
    激昂したラージャンについての伝承を話してくれる。
    しかしギルドでも最近ようやく発見されたモンスターの情報を、アイルー達が知っているものだろうか?
    答えは簡単、彼によるでっち上げである
    しかもラージャンに至っては「怒ったラージャンがもう一度怒るとどうなってしまうのか」という
    彼の素朴な疑問をそれっぽく言ってみただけのもの。伝承ですらない
  • ウカムルバスが登場し、村の危機が迫ると『雪山深奥の氷の地面にはヒビが入っていて
    通行の邪魔をする』という伝承を話してくれる。
    直接現地で見て来たのでこの伝承は正確」と彼は言う。
  • ウカムルバス討伐後、数々の伝承を作り上げてきた彼は、
    『伝承とは…ただ語り継ぐ だけのものにあらず…。 自ら得た新たな知を…後の世に残すものなり。』
    と語り、世界中のアイルー達の知識を集め、何百年と語り継がれる伝承を作る決心をする。

地域不明の伝承 Edit

ナルガクルガ希少種の伝承
とある地方に「月迅竜」と呼ばれる飛竜に関する伝承が存在する。
「人里離れた秘境で、霧深い夜に姿を見せる」と伝わるが、詳細はギルドでも調査中とのこと。
ダラ・アマデュラの伝承
ギルドマスターの口からその存在が確認できるが、
「世界各地を旅するうちに、とある地方に共通の伝説が集まることが判明した」という形で
蛇王龍の伝承が示唆されるのみであり、具体的な地域は不明。
ただ、ギルドマスターは天空山近辺の出身であり、
その彼が蛇王龍の伝承について「故郷に伝わる」と発言しているため、
この伝承が語り継がれてきたのは天空山近辺の村である可能性が高い。
オオナズチの伝承
霞隠しと呼ばれるオオナズチの伝承が存在する。
リンク先を見ればわかる通り、基本的には言うことを聞かない子供に対する躾として語られるらしい。
金雷公ジンオウガの伝承
モンスターリストにてその存在が確認できる。
「寄るべからず、触るべからず」と金雷公に挑むこと自体が一種の禁忌であるかのような内容となっている。
バルファルクの伝承
調査隊の隊長の口からその存在が確認できる。
伝承上では「数千年ごとに現れる」という希少種も真っ青な激レアモンスターとして扱われているほか、
大地を絶望に染め上げる」「決して抗えぬ運命の証」などと、
お前は禁忌のモンスターかと言いたくなるような強烈なワードがポンポン飛び出すのも特徴的。
鏖魔ディアブロスの伝承
モンスターリストにてその存在が確認できる。
大国や組織から送り込まれてきた数多の討伐隊を一人残らず砂に還したという、
鏖魔ディアブロスの規格外の強さを表現する内容となっている。
また、「その伝承に英雄は登場せず、ゆえに幸せな結末は語られない」という、
バッドエンド確定であることを強調した説明がなされている。

MHF Edit

メゼポルタ
メゼポルタ周辺にルコディオラの伝承が存在する。
しかし、その特徴がクシャルダオラやテオ・テスカトルに近いものであったため、
それらの特徴が誤って伝わったものとみなされていた。
ところが、ある時期から伝承の内容と完全に一致するモンスターの目撃情報が相次ぐようになり、
ルコディオラの存在が認知されるに至った。
不明
明確に知られている限りでは、アクラ・ヴァシムゼルレウスの伝承が存在する。
商人の間では「地より出ずる水晶には、近づくな」という伝承があり、
これはアクラ・ヴァシムの尾結晶で獲物をおびき寄せる生態を指していると考えられる。
ゼルレウスの伝承は、内容が地方によって大きく異なる。
「白き飛竜に出会いし者は大願が成就する」との伝承もあれば、
「白き飛竜に出会いし者には災いが訪れる」というまるで正反対の伝承もある。
とある地方の言い伝えには「砂漠の地にある紅の砂山」の存在が語られているが、
ハンターズギルドではその正体をオディバトラスと見なしている。
なお、シャンティエンディスフィロアの伝承もあるが、
両者の生態故に僅かな記述が残るのみであった。

MHST Edit

ギルデカラン
ギルデカランの周辺地域に、「レダンの伝承」なるものが語り継がれている。
遥か昔、古の時代にレダンという人物が絆を結んだ白き竜と共に世界を救った、との内容が残されているが、
そのレダンがどのような人物だったのか、白き竜とは一体何なのか、
そして世界の危機とはどのようなものだったのかなどは当初は具体的には不明であり、
ギルデカランのハンターズギルドに勤務する王立書士隊が総力を挙げ、調査を進めていた。

MHXR Edit

断裂群島
古代から伝わる詩編が存在する。
詩編の内容はこう綴られていた。

蒼き光冥王の臓物也…
肝を保つは緑石に、には腎を置き、
胆に準するは、肺の清はを以って、
紅石には心の臓を納めたり
我、暗き魂を戴きてその後は冥王の代理となりにし

これらはネフ・ガルムドと六面の封石の事を謳っており、
カイラーサは「王が我らに分け与えたもう臓物の欠片」と呼んだ。
また、タブラディン群島の秘宝を封石と入れ替えた記録とも。
MHXRではオリジナル装備として「戦獄シリーズ」が登場しており、
探究者マガジンによると、ヴォルヒール群島の巫女の護衛に代々語り継がれる闇を纏いし鮮やかな防具で、
巫女一族がいたとされる東方より伝わったこの防具は、
ある国を統率した頭首とその夫人のために作られた装束との伝承を持つ。
同じくオリジナル装備として「キュアノスシリーズ」が登場しており、
探究者マガジンによると、マラクジャ島沖で海底遺跡が発見され、
そこに残っていた碑文にはこう記されていた。

我ら『水底の民』
海に生まれ、海に生き、海に還るが宿命
母なる海の声を語り聞かすは麗しき巫女なり。
時に、「翠海石」を以て天の移り気を読み
時に、魚竜の縄張りである神殿に潜っては「海醒の儀」を行い、翠海石の曇りを払う。
石の光と姫巫女の言葉が我らの王国に永遠の安寧を与えたもう。

防具に関しては、女性用はその姫巫女が儀式で着用したと思われる衣装を復元した物であり、
魚竜の鱗で作られた堅牢かつ流麗なドレスには、王家の紋章が刻まれている。
また、男性用は姫巫女の衛士のみが着用できる防具を復元した物であり、
全身に刻まれた紋章は頭からつま先、その命に至るまで姫巫女に捧げる契約の証とされている。

関連項目 Edit

ゲーム用語/ラスボス
世界観/黒龍伝説






*1 平城京大極殿。およそ1300年前の朝廷の正殿、いわば当時の首都である。「ダイコクの原」という名前だけが伝わっていた