キングロブスタの殻を加工して作られたライトボウガン。
目次
概要
- エビの殻や水竜ガノトトスの素材から生産できるボウガンで、見た目はポテッとしたエビそのもの。
スリムな形状の武器が多いライトボウガンにおいて、その外見はひときわ異質といえる。
さらにサイレンサーやロングバレルによる見た目の変化がほとんど分からない。
よーく見ると銃身が密かに長くなってたり太くなってたりするが、一目でわかる人はまずいないだろう。
性能
- イメージどおり水冷弾の扱いに長けており、装填数が多い傾向にあるほか、MH2以降は速射にも対応。
反面、貫通弾と散弾の扱いは不向きなようで、全LVに対応しているものの装填数が少ない。
状態異常弾にも全種対応しているが、当時のライトボウガンの中ではさほど珍しいことではない。
MHP
- 初登場作品にして、ロブスタンプと並び初のキングロブスタ素材武器であり、
上位版にエビィーガン改、G級版にキングエビィーガンが存在する。 - いずれも、各ランク帯で最低レベルの攻撃力しかなく、貫通・散弾も全LVとも2発装填のため、
主力として運用するにはあまりに火力不足。
ひそかに滅龍弾以外の3種の属性弾に対応しているが、特筆すべきは水冷弾の装填数。
素材の水属性との親和性が最大限に発揮され、脅威の9発装填を誇る。
当時のボウガン全体を見渡しても、属性弾は多くて6発装填までだったことからも、
9発装填がいかに異質なことかが分かるだろう。- ただし、この頃は水冷弾の属性ダメージが低く設定されており、
よほどでなければ通常弾や貫通弾を撃つほうがダメージが高いという有様で、
せっかくの際立った個性も、それを活かす局面に恵まれなかった。
- ただし、この頃は水冷弾の属性ダメージが低く設定されており、
MH2
- 本作唯一となる、水冷弾速射対応ボウガンとなったが、装填数は4に減少。
また、貫通弾/散弾の装填数がLV1に限りそれぞれ3発/4発と標準レベルまで改善され、
新弾種の氷結弾にも対応と、強烈な個性を失った代わりに取り回しは良くなった。 - 本作では上位版がキングエビィーガンとなっている。
- MHPほどではないものの、相変わらず攻撃力はさほど高くなく、
使われることは少なかったと思われる。
MHP2(G)
- イメージに反するからか、MHP2より電撃弾に非対応となった。
それは仕方ないとして、MHP2Gでは取り柄のはずの水冷弾の装填数まで3に減少した。
猛威を振るった実績もないのに、作品ごとに弱体化させられるという、不憫な武器である。 - MHP2系列では、ライトボウガンの攻撃力が従来よりも全体的に向上しているのだが、
その中で比較すると相変わらず低水準。
それは、残念ながらG級版のロイヤルエビィーガンも例外ではない。 - ロイヤルエビィーガンとは別に、G武器としてキングエビィーガンGが存在する。
ほとんどのG級武器と横並びではあるが、ここにきてついにG★2ランク並の攻撃力312を獲得、
とうとうG級モンスターとも対等に渡り合える火力を得るに至った。 - MHP2Gではボウガン周りの仕様に変更が加わり、属性弾の威力と属性値がUPしたため、
水冷弾速射の価値が大幅に向上した。
さらに、サイレンサーに反動抑制効果が追加されたことで、LV3散弾が扱いやすくなったため、
貫通弾ともども装填数UPスキルで少ない装填数をカバーしてやれば、
水弱点のモンスター以外にも幅広く対処できるだろう。- それと同時期にメイルシュトローム系列が水冷弾の速射に対応した。
エビィーガン系列と異なり、電撃弾や徹甲榴弾、拡散弾も撃てるが、
主力となる水冷弾や低LV物理弾の装填数が上回っているため、火力面で遅れをとることはないだろう。
- それと同時期にメイルシュトローム系列が水冷弾の速射に対応した。
MHX(X)
- 実に数年ぶりに、MHXにてエビィーガン復活。
見た目は相変わらずのネタっぽいエビそのものである。
エビの小殻を使って上位序盤から生産できるが、困ったことに結構性能が高い。
攻撃力160とそこそこでブレ無し、リロード普通に反動中と標準レベルをキープ。
そして生産しようと装填数を見た者を圧倒する、
全種全Lvの物理弾、徹甲榴弾、拡散弾、回復弾、状態異常弾、その全てが装填できるという事実。
装填数を見ても、通常弾6/6/9、貫通弾3/3/2、散弾4/4/2とまずまず。
Lv1状態異常弾に至っては全て3発装填可能である。
実際目にすると実感できるが、装填数の1ページ目に一切空きが無いというのは圧巻。
そして今作のライトボウガンには狩技「全弾装填」がある。つまりこれら全てを回し撃ちできるのだ。
もちろん速射はLv1水冷弾が3連射で4発装填。さらに何故かlv1火炎弾と氷結弾まで3発装填できる。
他武器種の使い手からは「ふざけているのか」と思われるかもしれないが、
水冷弾を中心にサポートから物理弾の扱いまでこなせてしまう万能型ボウガンになってしまった。
ちなみにこの性能、かつてのコンパチverとほぼ同じである。
当時は弾切れしないが売りであったが、
時代が進み回し撃ちが可能になった現在では
圧倒的な弾種を自在に切り替えて擁護すると言う強力な個性としてその存在感を放っている。- そして最終強化は「キングエビィーガン」。
ここまできても攻撃力210と標準レベル。貫通弾は4/3/3とあまり増えなかったが、まあ十分なレベルであろう。
ただしLv1水冷弾が4発装填のままで、武器内蔵弾もLv1&lv2斬裂弾と硬化弾という謎の構成であるため、
さすがに水冷弾の扱いに関してはシズクトキユルやロアルスリング等には大きく劣る。
差別点はやはり全種装填できる状態異常弾にあるので、毒・麻痺・睡眠とサポート面で活躍するのがいいだろう。
また弾種の多さはそのまま総火力に繋がるため、ソロでの複数頭狩猟にも比較的に対応しやすい。
- どちらかと言えば、本作きっての万能選手デザートテンペストとの差別化が難しい。
攻撃力は互角で、貫通弾散弾の装填数では惨敗、
全レベル全種状態異常弾という特性も同じ(あちらは減気弾が撃てないが些細な差である)。
基本リロード速度も敵わない上、向こうはレベル2通常弾速射と水冷弾の装填数5発持ちである。
水冷弾速射がある分、水弱点への火力で上回れるという優位点はあるので完全劣化とはいかないものの、
正直かなり立ち位置は苦しいと言わざるを得ない。
ちなみにデザートテンペストは何故か上位に入らないと作成不可能なので、
下位ラギアクルスを狩れれば作れるこちらの方が早く入手出来る。
それでもこんなネタ丸出しの武器がよくここまで成長したな、という感じである。
というか今作は復活した歴代ネタ武器が結構優秀な性能に改善されているような…- エビィーガンの入手には勇気の証が必要なため
下位終盤で入手しようとなると、下位装備で下位古龍種を狩猟する必要があるため地味に骨が折れる。
また、エビの小殻の入手に手間取り下位装備でラギアクルスと連戦する手間まで含めてトータルで考えると
さっさと集会所上位を進めデザートテンペストを入手する方が手っ取り早い場合もある。
そこは実力と言うよりハンターごとの運と事情により異なるため
無理を推してまで作成する必要は無いが、素材が集まったなら作って見るぐらいの感覚で良いだろう。
- エビィーガンの入手には勇気の証が必要なため
- そして最終強化は「キングエビィーガン」。
- 続くMHXXでは究極強化で「ロイヤルエビィーガン」となる。
性能は攻撃力や装填数が向上しただけで、特筆するような変化は無い。
集めづらいエビの巨大殻や金剛魚を複数要求されるので、上位同様作成は地味に面倒。
MHF
- SP武器版として、青色のロブスターガンSPが実装されている。
蒼い外殻を使用したボウガン。
性能は、そのままエビィーガンのSPバージョンといったころとなっている。