堅牢な殻で強化された獣竜槌。
小細工は最早無用にして無粋、
打ち砕くことのみに専心せよ。
(ボルボスクラム)
MH3で登場したボルボロス通常種のハンマー。外見はデフォルメされたボルボロスの頭部そのもの。
MHWorldで登場した異なる見た目のドラグロフレーム系列や、
ボルボロス亜種素材から作られるハンマーについても記載する。
目次
性能
MH3
- ドロスボーンスレッジからの派生でドラグロハンマーを作成可能。
ドラグロハンマー改を経てボルボスクラムが最終強化となる。
- 攻撃力こそ988と高めなものの、会心率は-30%、斬れ味は緑(匠で青)と総合性能はよろしくない。
覚醒させるとそこそこの数値の毒属性が付くが、
MH3では覚醒スキルが非常に重かったため発動は困難だった。
一応、本作では唯一実用に耐えられるかもしれない毒属性ハンマーではあったのだが…。
- ドラグロハンマーからはブラスナックルに派生できる。
あちらもMH3のオンライン稼働当時は微妙な評価をされていた武器だったが、
オンラインが終了した現在であれば最強の下位ハンマーになれる逸材となっている。
MHP3
- ロックボーン改からの派生か、一発生産で作成可能。
通常種武器の方は相変わらず性能はいまいち。
覚醒スキルも無くなったため純粋な無属性武器になった。
アイスクラム
- 今作の通常種武器は亜種武器への強化途中という立ち位置であり、
ボルボスクラムから亜種素材を用いてアイスクラッシャー→アイスクラムとなって強化が完了する。
ボルボスクラムまであったスロットがアイスクラッシャー以降は無くなってしまうが、
会心率・斬れ味ともに改善され、氷属性25も付く。- アイスクラムへの強化にはウカムルバス素材が必要なので、時期はかなり遅め。
- 今作の他の氷ハンマーはコキュートスと崩槌オテルカムルバスがある。
コキュートスは攻撃力と匠時の白ゲージの長さに難があり、
崩槌は斬れ味ゲージに致命的な欠陥を抱えている。
こちらも会心率が非常に低いが、物理期待値は会心率を加味しても優秀な部類であり、
更に今作は弱点特効という心強い味方がいるので、欠点も補いやすい。
白ゲージも長く、総合的には氷ハンマーはほぼアイスクラム一択という状況である。
MH3G
- 今作でも当然のごとく続投。
まず、下位においてはドラグロハンマー及びその改が非常に強力である。
ドラグロハンマーの時点で攻撃力728、ドラグロハンマー改に至っては攻撃力832に到達。
下位~上位序盤程度の段階では防御+10も結構ありがたい。
一応会心マイナス5%ではあるがそれなりの長さ緑ゲージもあって下位では最強クラス、
村上位中盤辺りまではジエン・モーラン含め通用する力がある。
そしてMH3同様、今作最強と名高いギガへの強化も後々に控えており将来性も抜群である。
素材的にも難しいものはなく、攻略においてピッタリの1本となる。
大撃鎚ボルボダンガー
- その一方で、ボルボスクラム派生の新武器も登場。
ボルボロスのG級進出に伴い、大撃鎚ボルボダンガーが初登場する。
生まれる時代さえ間違えなければ、作中最強の汎用ハンマーにもなりえた逸材である。攻撃力 属性値 防御力 会心率 スロット 斬れ味 1456(倍率280) (毒:280) +25 -10% 0-- 白50→紫30
- まず目を引くのは1456もの値を誇る攻撃力、MH3Gのハンマー全体でNo.4の高さであり、
これより上にはグロンド・ギガ&ドジャイガン(1508)とクレイジー・D(1560)しか存在しない。
会心率こそ-10%だが、見切りで十分フォロー可能な範囲である上、
攻撃力自体が非常に高いので、最悪無視しても大した問題ではないだろう。
会心率を含めた最終的な素の期待値は1419.6まで到達するが、これはMH3Gの全ハンマーで見てもやはり高い。
- 斬れ味ゲージもボロス武器にしてはなかなか優秀。
素で白ゲージ50をもち、匠があればグロンド・ギガを上回る長さの紫ゲージ(30)が出現するため、
申し分ない火力を発揮できる。
- そして覚醒させると毒属性280が出現。
さして高いわけではないが、強烈な打撃を叩き込むついでに毒を与えられると考えれば十分だろう。 - このように非常に強力なハンマーなのだが、やはり爆破属性が猛威を振るう今作に於いて、
このハンマーはグロンド・ギガへの繋ぎ扱いされている。
更に爆破が効きにくい奴らには高い物理期待値とスキル自由度を持つ裏常闇があり、
最後まで愛用しているハンターはさほど多くないのが現状である。
グロンド・ギガが爆破属性でないか、あるいは属性値がノヴァジオ未満だった、
あるいは裏常闇の攻撃力や会心率が10低いか、完全無属性なら、
もしくはボルボダンガーの紫がもっと長かったり、あるいは攻撃力か属性値がもっと優秀であったりしていれば、
MHP2Gにおけるカオスオーダーとマグニチュード、スイ【凶】に似た
ライバル関係が成立していたのかもしれない。
…やっぱり生まれた時代が悪かったんだ、うん。
- また、竜玉&大竜玉すら使わずに作成できるにもかかわらず、
これほどの性能を誇るというのは他の何にも勝る長所といえよう。
一段階前の撃鎚バンプ=ボルボもG級に上がって即作ることができ、
それでいて攻撃力も高いため、妖毒鎚ヴェノロアブルと並んで
ストーリー攻略に大活躍間違いなしの一振りである。- ただ、ボルボダンガーへの強化に角竜の重尾甲×3が必要になる。
ディアブロスそのものがG級でかなり強化されていることに加え、
自力での尻尾切断のできないハンマーにとって重尾甲集めはかなりの壁となる。
捕獲報酬や一部のクエスト報酬で入手できるのが不幸中の幸いであろうか。
- ただ、ボルボダンガーへの強化に角竜の重尾甲×3が必要になる。
- 以上のことから、このボルボダンガーもかなり優秀ではあることが窺い知れるだろう。
素の斬れ味や白ゲージまで含めた継戦能力はギガと比べればこちらの圧勝であり、
匠や覚醒を発動できない他防御力も上がる為(防御力+は裏常闇にはない)裸クエストにも安心して担いで行けるし、
毒が有効なら差別化も出来る。
爆破属性はその性質上意図せぬ怯みが発生しスタンを逃す事もままあるので、確実にダメージを与えつつチャンスを逃さないのはグロギガにない利点と言える。
また、制作難易度では裏常闇を大きく下回る手軽さを持ち、
毒属性物理型ハンマーとして長い期間此方にも世話になる可能性が高い。
グロンド・ギガや裏常闇で出来る事は非常に多いが、
ボルボダンガーにしか出来ない事も確実に存在するといえる。
- 色々問題点はありつつ毒属性ハンマーの繋ぎとしての活躍の道はなくもないのだが、
何より最大の問題は裏常闇を作れるようになるHR40(厳密には開放直後)までの期間で、
爆破より毒を優先したい場面があまり存在しないことだろう。解放前から黒曜石を砕きたいならまだしも
一応ブラキディオスはこの条件に該当する数少ないモンスターの1種だが、
まずそのブラキから作れるノヴァジオがギガに爆砕されてしまっているので、
コレクション目的を除けば乱獲する機会自体が少ない。
また、攻略上ブラキを倒すことになるG1→2の昇格時には素材の都合上ボルボダンガーを使うことは出来ない。
これはもうイベントを使わなくてもG2でギガが準備出来る以上は最悪と言わざるを得ないだろう。
かといってイベクエでギガを準備するか、ヴェノロアブルで毒殺するかの択がある以上は
バンプ=ボルボでの攻略を考えるのもあまり筋が良いやり方とはいえないのも手痛い。
氷砕鎚ボルクレボス
- こちらは亜種素材から作られるハンマー。
ボルボスクラムから派生し、前作までと違い通常種と亜種で別々の最終形態を持つことになる。
ボルボダンガーと違い会心率は0%であるものの、肝心の氷属性が220とかなり低く、匠込みでも白ゲージ止まりで、
覚醒させた激鎚オンスロートに性能面で負けているという至極残念なことになっている。
MH4
- 毒ハンマーのハァムバドからの派生で入手可能。
ドラグロハンマー、ドラグロハンマー改を経てボルボスクラムが最終強化。
毒ハンマーから出来るだけあってやはり覚醒毒属性…かと思いきや覚醒麻痺属性にクラスチェンジ。
ボルボロス武器には珍しく会心率0%で、攻撃力は936とまずまず高め。
匠で白ゲージが出ないのが気になる。
MH4G
- G級フルフル素材でG級ボルボロス素材が交換できるようになり、
大撃鎚ボルボダンガーへ再び強化できるようになった。
その性能はというと…- かなり高い攻撃力1508
- 覚醒必須の低めの麻痺250
- 素でそこそこの青と匠で白30、紫は出ない
- 嬉しいスロット3
とはいえ斬れ味が劣悪なため物理火力はイマイチであり、一線級の武器にはなり得ないだろう。
- 攻撃力はあの蛇帝鎚クバルマデュラと同等の攻撃力を持っている。
さらにあちらはこの武器と同じ匠を付けると白ゲージ、会心率-10%が足を引っ張っている。
つまり、あの土砂竜の武器が蛇帝龍の武器に勝っているという恐るべき性能なのだ。
そもそも彼方がラスボス武器とは思えない産廃だからというのは言わない約束だ。
しかし、あちらは覚醒で爆破を得るため、属性で差別化出来る。
MHXX
- MHXXでのボルボロス復活とともに再登場。
- スカルクラッシュLV2からドラグロハンマーに派生させ、
ボルボスクラムLV3から2種類の派生先を選ぶことになる。
初期段階のドラグロハンマーと分岐点のボルボスクラムLV3は一発生産にも対応。 - …だが、
今まで埋もれがちなスペックだったことを差し引いても
今作での登場が悲劇の始まりだとは誰が予想しただろうか。
ボルボモメンタム
- まずは初期段階のドラグロハンマーの究極強化、ボルボモメンタムの性能から。
- まずまずの攻撃力340
- いつもの会心率-5%
- おまけ程度の防御力+15
- あって嬉しいスロット2
- しかし斬れ味は長い長い緑ゲージ。匠+2でようやく白20と貧弱
前作から鈍器運用に使えるとはいえ、緑止まりはボロス武器としても結構ななまくら。
攻撃力も低くはないが無属性ハンマーとしては平均レベルと、良くも悪くもスロット2の平凡なハンマーである。
完成時期だけはG★4半ばと早めだが、スペックにおいては大鬼鉄が防御力以外のすべての面でこちらを上回るし、
鈍器運用にしてもユアガリインパクトが控えている。
それでも相方の惨状を考えると「鈍器運用が可能・スロット2つの拡張性・早い完成時期」
と明確な使い道があるのだから彼はまだ救われている。- ちなみにハンマーは弾かれ無効の攻撃が多いせいか、「緑ゲージが長い=鈍器適正のある」ハンマーは
(他武器種に比べて)攻撃力が低い傾向にある。
数少ない例外は宝顎鎚デアマンテと、どちらかと言えば匠向きの白骸巻槌サダイメリキくらいであり、
ボルボモメンタムもそれに倣った結果ということだろう。
大撃鎚ボルボダンガー
- ボルボモメンタムのスペックに落胆したプレイヤー達は、
僅かな望みを賭けて大撃鎚ボルボダンガーに向けて強化を進めていく。
だがそこに待っていたのは…- 派生前より大幅に下がり、無属性ハンマーとして頼りない攻撃力310
- 何故か悪化した挙句中途半端なせいで裏会心も生かせない会心率-10%
- 斬れ味は長い青、匠でも全て白、紫も鈍器の適性もない
- 本作では覚醒がないので属性もない
- スロットも没収され1つもない
- 派生元よりは高いが正直オマケでしかない防御力+25
- 挙句究極強化はHR解放後。つなぎにすら使えない
産廃という言葉すら生ぬるい、無い無い尽くしの何かとなってしまった。
ほぼ全ての要素が「卓越したパラメータの武器に課される代償」程度の水準しかなく、
素の状態ではサボテンどころか生卵にまで期待値で負けている*1と言えば、
このハンマーの劣悪なスペックがお分かり頂けるだろう。
匠前提での継戦能力だけは実用レベルだが、
匠で白以上50のハンマーは珍しくもなく、素で白50のヘシオリマクリや
後述するラスボス武器などの存在もあり、これだけでは全くお話にならない。
後はやたら長いが使い道の無い青ゲージに誤差レベルの防御力ボーナス程度であり、
他に大事なものを色々と失い過ぎている。
- そのうえ上述の究極強化がHR解放後まで遅れる理由は、猛り爆ぜるブラキディオスの素材が必要になるため。
頭部破壊のサブタゲマラソンで集まるとはいえ、相手が相手なので無駄に製作難度も高く、明らかに性能が労力に見合っていない。- 更に言えば、奇しくも斬れ味ゲージの配分が完全に一致しているクンチュウのハンマー、
エプルシモーヴェが総合スペックでボルボダンガーを超えてくる。
- 更に言えば、奇しくも斬れ味ゲージの配分が完全に一致しているクンチュウのハンマー、
- トドメとばかりに本作には攻撃力330、匠延長も可能な素紫20にスロット3、
こちらを遥かに上回る防御力+60を持つラスボス武器・真名バアラトゲバルという化け物がHR解放直後に作れるうえに、
そもそも生産段階で攻撃力310、会心率0%、延長可能な素紫10、防御+60、スロット3という超スペックで
攻撃面どころか冗談抜きでありとあらゆる面でボルボダンガーの上位互換になっている始末。
もはや死体蹴りである。- 真名を別格扱いとしても、同じ防御力+25に攻撃力350、素の緑で鈍器運用か匠で白運用か選べるうえに、
獰猛化ウラガンキンを狩れば作れるグロンド・ギガを始め、ライバルもとい超えられない壁は山ほどいる。
- 真名を別格扱いとしても、同じ防御力+25に攻撃力350、素の緑で鈍器運用か匠で白運用か選べるうえに、
- 各パラメーターが凄惨を極めるだけに、スキルでの補強も非常に苦しい。
- そもそもスロットが一切無いので搭載できるスキルが少ないうえに、
「攻撃力UP【大】・見切り+1・匠で白ゲージ」の時点で白ゲージの真名と横並び。
そこから見切りを3に伸ばしても素の真名には勝てないのである。
- すべてのG級最終強化無属性ハンマーに「攻撃力UP【大】・見切り+3・斬れ味+2」を搭載した場合、
それでも素の真名に勝てないものは他には鬼ノ貌・哭だけ。
ただし、あちらは見切りの代わりに裏会心を採用すれば差別化可能である。
つまり本当にどうしようもないのはボルボダンガーだけ。
- 属性の類も持っていない為、そちらの方面の補強も当然できない。
(本作には登場していないが)仮に覚醒スキルが存在したとしても、
毒武器だった場合は匠+2を付けてもサボテンに次ぐ毒ハンマーワースト2位の物理期待値しかなく、
麻痺武器だった場合でも素ではしろねこクラッシャーに期待値で敗北し、
匠を付けても斬れ味がそっくりな大鬼鉄ノ尊と甲堅槌ゴグマダグマに挟まれて使い所は皆無。
睡眠、爆破武器だった場合も似たようなもんである。
それにしたって状態異常武器よりも期待値が低いのに無属性という
総合的に頭一つ抜けた弱さは悪い意味で非常に目立つ。
一部では、本来攻撃力410で実装されるはずが、雑に削って310にされたなどと噂されている - そもそもスロットが一切無いので搭載できるスキルが少ないうえに、
- MH3G時代のグロンド・ギガなど、スキルでの補強によって強武器に返り咲いた武器もいくつかあるが、
そのベースにあったものはもともと高い攻撃力で、その周りをスキルで補強していたにすぎない。
それに対し、『低攻撃力・微妙なマイナス会心・微妙な斬れ味』というあらゆるスペックが広く浅く残念な本武器は
スキルで補強しても周りに追いつくことが出来ず、結果としてどう頑張っても下位互換にしかならないのである。
ボルボダンガーにも『他の追随を許さない要素』が何か一つでもあればよかったのだが…。
こらそこ他の追随を許さない弱さとか言わない
- 本作では裏会心や鈍器の存在、紫の弱体化により相対的に白運用が強化されるなど、
環境面では間違いなく追い風が吹いていた。
しかし、他のボロス武器の大多数がライバルこそいるものの実戦水準のスペックになっている中で、
ハンマーだけは他の武器に到底及ばないという全く救いようのない状況になってしまっている。
- 以上のように、性能面は大変残念な結果に終わってしまっているので、
“ボルボダンガーの見た目が好きな人”以外に出番は訪れないだろう。
MHWorld
- ロックボーンに土砂竜の甲殻を貼り付けた汎用デザインのドラグロフレームとして登場。
汎用デザイン特有の無骨な造形とボルボロス素材の形状がよくマッチしており、なかなか見栄えも良い一振りである。
ドラグロフレーム
- 骨武器からドラグロフレームを経て、ネルギガンテの角まで使い、
最終強化はボルボブレイカーIIIの銘となる。- 攻撃力は1040とかなり高め。
- 代償の会心率-10%だが、カスタム強化で打ち消せる。
- 斬れ味青30、匠で延長しても白は出ない。
- おまけの防御+15。
- 属性解放で麻痺390が出現。
- スロットはLv2とLv1が各1つ。
- レア度6の武器なので、カスタム強化が3回も可能。
- 属性解放で高性能麻痺ハンマーと化し、
汚名返上を成し遂げたボルボロスハンマーの姿がそこにあった。- 麻痺による拘束とハンマーの相性は言わずもがな、
MH4時代と違って今作ではこれでも斬れ味がかなり優秀な部類に入る。
今作のハンマーは必要なスキルも多いが、スロットが多いこのハンマーならばさして問題にはならない。
カスタム強化の回数にも余裕があるので、スロットをさらに追加することすら可能である。 - 麻痺ハンマーとしてはドスギルオスのハンマーのマラドマトラカIIIと工房武器のバインドキューブが存在する。
マラドマトラカは出現する麻痺属性値は同じで、あちらは会心率こそ20%あるものの、
会心のフォローがしやすい今作では、物理火力に関してはこちらが優勢なうえ、
あちらにはない優秀なスロットがある。
バインドキューブはスロット3を1つ持つが、属性値はこちらより低い210で、物理火力も低い。 - また、両者と違って匠で白こそ出ないものの斬れ味はハンマーとしては十分であり、
斬れ味関連のスキルを重視しなくてもよいと言い換えることも出来る。
- 麻痺による拘束とハンマーの相性は言わずもがな、
- 麻痺主体のサポートハンマーとして優秀ではあるが、今作ではマルチプレイになると、
モンスターの体力・ひるみ値・状態異常耐性が大幅に増加する。
要するにマルチでスタンと麻痺が取りにくくなってしまうという仕様変更によって何ともいえない立場に。
それに関しては他のハンマーや麻痺属性武器も同じではあるが
ただ、状態異常耐性が上がってるとはいえ麻痺とスタンの両面で拘束をかけられるのはやはり魅力的なので、
マルチプレイで使用するハンマーの候補としては、優秀な部類に入るだろう。
また、ソロでは麻痺スタンのループを2回ほどやる頃にはモンスターが瀕死となっていることも多いので、
クエストを作業的に周回する時には非常に便利である。
MHW:I
ボルボインパクト
- マスターランクの追加とともにボルボブレイカーも強化が可能になり
ボルボインパクトIIの銘を得て完成となる。- 攻撃力は1404とまずまず。
- 麻痺属性値は属性解放で450と大きく伸びた。
- 会心率は変わらず-10%
- 斬れ味もほぼ変わらず素は青、匠Lv5でようやく白30
- おまけの防御ボーナスも+25に。
- スロットはLv2×2に強化。
- レア度10のためカスタム強化は10枠。
- 汎用デザインなのでなんとパーツ強化にまで対応。
- 攻撃力はやや物足りないが、属性値は麻痺ハンマーの中ではかなり高い。
ネックとなるマイナス会心も広いカスタム強化で楽々打ち消すことが可能。
- スペックは悪くないということで、ライバルの麻痺ハンマーと比較すると…
- 前作でもライバルだった痺賊竜武器、ナーガ=マトラカIIは
属性値こそ510とこちらより高いが攻撃力はたった1248。
属性解放が必要な点や、会心率の差を考えても物理性能で圧倒できる。 - 新たに追加された硫斬竜武器、硫斬鎚アルタミラはこちらを凌ぐ攻撃力1508に
匠でわずかだが斬れ味紫、属性解放で麻痺330が出現する。
尤も、あちらは基本的に無属性強化を用いた物理構成が人気のため
麻痺特化した際の麻痺性能で差別化したい。 - アップデートで追加された赤龍武器、赤龍ノ掴ム鎚・麻痺は、こちらと同等の攻撃力でありながら
属性特化することで属性値は同じ450となり、属性解放も不要である。
素の斬れ味も白、会心率+5%とこちらを悉く上回る高性能武器。
パーツ強化とカスタム強化枠を使って属性値で上回ることや、
後述する強化時期で使い分けていきたい。
- 前作でもライバルだった痺賊竜武器、ナーガ=マトラカIIは
- 強化時期に関してはボルボロス素材に加えてディアブロス素材が必要なくらいで、
最終強化に関してはマスターランク☆2とかなり早め。
防具での発動が厳しめな属性解放と匠が必要な点はネックだが、
ストーリー中でも十分活躍出来る性能を持っている。
MHRise
- ボルボロス続投につき今回も作成可能。
名前はMHXX以前のドラグロハンマーに戻った。ついでに見た目も元通りに。
- G級は無い為ドラグロハンマー→ボルボスクラムの順に強化される。
そんなボルボスクラムの性能は- 無属性ハンマーにしてはやけにパワーが足りない攻撃力200
- 会心率は微妙に改善されて-5%
- 斬れ味は緑50。匠+1から青、匠+4から白
- 防御ボーナスは何故か下がって+10
- スロットもないよりマシのLv1が一つ
- 百竜強化は会心率強化II・防御力強化II・鈍刃の一撃
とはいえ、ボルボロス素材だけでHR5という早さで完成するため、繋ぎとして中々優秀ではある。- Ver.3.0では百竜鎚の外装を変更可能になったので、
ボルボスクラムを被せて3Gの毒属性や4Gの麻痺属性時代を再現するのも一興である。
MHR:S
- MR帯では新しい銘であるボルボチャージャ(改)を経由し、最終強化でおなじみのボルボモメンタムになる。
その性能は- そこそこの攻撃力340
- 会心率は据え置きの-5%
- 斬れ味は白30。匠+4から紫が出る
- そこそこ貴重な防御ボーナス+30
- スロットはLv2×1とちょっぴり改善
- 百竜スロットはLv1
諸々の事情から有効活用するには工夫が必要。
- 攻撃力340素白と一見ハイバランスに見えるものの、本作では素紫の武器がかなり増えており、
バランス型属性ハンマーでも割とよくある攻撃力320素紫会心率無しの期待値にギリギリで負けている。
ついでに百竜スロットがLv1止まりなので、特効系を積まれてしまうと
属性抜きで属性ハンマーに期待値で圧倒されるという惨状になってしまう。
強烈なデジャヴを感じたあなたは間違っていない。- とはいえ、いつかの無い無い尽くしの何かと違って攻撃力自体はやや高めの水準に達しており、
斬れ味やスロットなど、百竜スロットを除けばそれ以外の部分もあと一歩足りない程度の水準には達しているため、
あの頃のようなどこを切っても救いのない産廃では決してない。
最終装備としてはいささか以上に厳しいものの、ソロにおいて趣味で持っていける程度の性能はある。
- とはいえ、いつかの無い無い尽くしの何かと違って攻撃力自体はやや高めの水準に達しており、
- 現在では傀異錬成によって百竜スロットを改善することが可能になったものの、
他の武器はその分基礎性能を上げられるため差が縮まったとは言い難い。
- 傀異錬成の傀異スロット拡張ボーナスの実装により、全武器の基礎スペックの底上げがされるようになった。
通常の属性を持たない本武器は属性値にボーナスがかからない分攻撃力が大きく上がる為、
前述された通常属性付きのハンマーとは一応差別化が可能になった。
尚、この通常の属性を持たない武器には状態異常属性を持つ武器も該当する。
物理火力で見た場合のライバルがカムラノ傑鉤鎚、斗宿槌【天府】。
本武器同様傀異錬成で攻撃力が大きく上がり、素の斬れ味の差によってこちらを超える期待値を叩き出す。
そして両者共にスロットが極めて優秀で、空きスロに防御珠を入れるだけでこちらの個性の防御力+30を上回ってしまう。
スロットでつけられる以上本武器より融通が利く点に加え、後者は蓄積時攻撃強化による伸びしろもある。
カムラは極めて低い作成難度が目を惹く。天府もナルガクルガ希少種を下せるのであれば作成時期は早い。