武器/フォッシルギア

Last-modified: 2023-12-31 (日) 20:26:41

目次

概要

  • MH3系列、MH4系列、MHX系列に存在する片手剣である。
  • 特異な形状の盾と剣を持つ。組み合わせると竜の頭に見えるのだとか………。

性能

MH3

タスクギア┳→フォッシルギア攻→クラニウムラス剛
     ┣→フォッシルギア援→クラニウムラス剛or天
     ┗→フォッシルギア輝→クラニウムラス天
  • タスクギアからフォッシルギア攻・援・輝の3種類へと派生し、
    そこからクラニウムラス剛・天の2種類へ派生する。
  • フォッシルギアの時点で、攻撃力196(攻は210)、緑ゲージ、会心率0(輝は15%)と
    オフラインでは火力は及第点。
    覚醒させると氷属性210を纏うが、下位で覚醒をつけるのはやや厳しいだろう。
  • 最終的に、攻撃力に優れる剛、会心率の高い天になる。
    どちらも氷属性290を覚醒させることが出来る。
    が、攻撃力238、デフォで氷属性420
    会心率40%のベリオ剣ことナールドボッシェの壁が厚かった。
    シーブライト武器の特長であるスロット3を受け継いでいるため、スキルの小回りはきく。
    覚醒で既に1枠使っているとか言うな

MHP3

タスクギア→フォッシルギア→クラニウムラス
  • 今作はシンプルに派生していく。
    が、最終強化のクラニウムラスは、攻撃力190、無属性、会心率15%と、
    全くと言っていいほど特徴のない武器になってしまう。
    • 今作には覚醒スキルが無いため、属性が付かない。
      この属性無しと言うのは、攻撃力や斬れ味がよほど高くない限り
      「一撃は軽いが手数&属性で攻める」のが基本スタイルの片手剣としては致命的である。
      攻撃力もブースト込みで205と無属性片手としては物足りなく、
      スロット3という個性を食い潰して余りあるほどの欠陥だった。
      ついでにメラルーを一撃で撃退できないので採掘作業のオトモとしても微妙。

MH3G

タスクギア→フォッシルギア→クラニウムラス→マインカルコス→オリクロマティア
  • G級武器として、2種の派生先が追加。
    最終強化のオリクロマティアは、とても高い攻撃力350匠でちょっと出る紫かなり長くなる白ゲージ
    覚醒で氷属性250と、堕落したナールドボッシェ系統に勝る攻撃力と属性を得た。
    その代償として、会心率は15%にまで下がり、スロットを1つ失ってしまった。
  • ここまで見ればかなり使われてそうに見えるが、今作は例の爆破武器に活躍の場を奪われていることが多く、
    貴重な覚醒装備は他の武器・武器種に回されてしまう。
    また攻撃力、属性値ともにグラスヴァルティーに勝っているといっても、
    会心込みでの物理期待値では微妙に負けていたりする。
    属性値も、片手剣の例の補正*1の関係で、実質的には1しか変わらない*2
    むしろ覚醒にスキル枠が割かれる分、グラスの方がまだ優秀とも…。
    デザインは個性的だし、他シリーズではなかなか実用圏内な数値だけに、
    なんとも不憫な武器である。

MH4

  • シーブライト鉱石がリストラされたものの、生産素材をカブレライト鉱石と大地の結晶、
    それと濃汁等のモンスター素材に変えて続投。
    今回はフォッシルギアが削除され、タスクギアから直接クラウニムラスへ強化する。
  • 前作と比べると、覚醒で出現する氷属性が400と100以上引き上げられている。
    MH4の氷弱点モンスターは肉質が比較的やわらかい者が多いものの、これだけあれば活躍の場が増える……
    と、思われたが。
  • ところがどっこい新しく登場したキリン亜種の片手剣、
    氷神剣キリンにほぼ全ての存在意義を奪われていると言っても過言ではない。
    こちらは攻撃力182、覚醒属性値400に青ゲージが最高のスペックなのに対し、
    あちらは攻撃力196、覚醒要らずで氷450、デフォで白ゲに防御+15とスロ1のおまけつき。
    御覧の通り、勝てる要素が微塵もない。唯一勝るスロ3も覚醒を使う時点でチャラである。
    なのでキリン亜種のギルドクエストが出てしまえばもうその時点で解雇決定と言ってもいい。

MH4G

  • 3Gと同じく本作にもG級武器としてマインカルコスオリクロマティアが登場。
    使用する素材もマインカルコスにはせいぜいエルトライト鉱石、モンスターの特濃、堅牢な鳥竜骨くらいで、
    オリクロマティアの方もいにしえの巨龍骨、ピュアクリスタル、幻鳥竜玉といったラインナップ。
    ピュアクリスタル以外は割りとすぐ集められる素材ばかりなため、
    運さえ良ければG1の段階でも簡単に作れてしまう
    (ピュアクリスタルの方は秘境探索術などを駆使しないと集まりは悪いが)。
  • 性能は物理攻撃力が308、覚醒で氷属性550と3G以上のスペックに引き上げられている。
    一方、斬れ味はそれなりの青ゲージに匠で白ゲージがわずかに伸びる程度である。
  • で、前作における最大の敵であった氷神剣キリンの発展型たる氷神宝剣キリンと比較した場合、
    向こうは攻撃力308で氷属性値は540、なんと攻撃力は互角で属性値はキリンを(わずか10だが)上回っている。
    とは言え、それでも要覚醒はいささか重く、
    斬れ味や防御補正など総合的な面ではキリンの方が使い易いのも事実であり、
    やっぱり氷神宝剣キリンができたらこちらを使うことはほとんどなくなるだろう。
    • しかし、覚醒が発動できるのなら完成した時点で、
      氷神宝剣キリンとほぼ同等の性能を持つ武器が使えるようになるとも言えるため、
      割りと本気で覚醒との両立を考慮する価値はあるかも知れない。

MHX

  • MH4系列と同じくタスクギアからクラニウムラスへ強化されるためフォッシルギア自体は未登場。
    今作は覚醒スキルが削除されているため無属性に逆戻りか……と思いきや、
    氷属性が常時発現するようになったため、氷属性片手剣として大手を振って歩けるようになった。
  • では性能の方はとみると、作成時点で
    • 時期と素材*3を考えると低めの攻撃力80
    • 属性付き片手剣としては最低レベルの氷属性8
    • 安心の長さの緑ゲージ
    • 意外とうれしいスロット2
    と正直に言えば斬れ味とスロット以外はあまり見るところのない剣になってしまっている。
    何せ、今作の氷属性片手剣は作成時点で属性値がはるかに上回るフロストエッジと言う高い壁が立ちはだかっており、
    少し進めるだけでバランスの良いメインモンスターの一頭、ガムートの巨獣剣
    火山から凄くさびた片手剣を掘り起こせればクシャルダオラの鋼氷剣
    氷属性片手剣は激戦地区なのである。
  • 最終強化のクラニウムラスに目を向けると
    • 片手剣としては標準的よりやや低めの攻撃力190
    • 属性付き片手剣としてはやはり最低レベルの氷属性16
    • 標準的な長さの青ゲージに長めの緑ゲージ
    • 氷片手剣では希少なスロット3
    となり、残念ながらスロット以外に見る場所がない氷属性片手剣となってしまう。
    これに関してはクラニウムラスが悪いと言うよりも他の装備が優秀すぎるだけであって、
    クラニウムラスに非があるとは思いたくない。属性値の低さはまったく擁護できないが。
  • ちなみに、同じくスロット3の氷属性片手剣のライバルとしてはエターナルソードがある。
    あちらは攻撃力・属性値共にわずかに見劣りするものの、素で白の斬れ味を持つため匠なしでの実際の威力はあちらが上。
    ただし、あちらは鋼龍の宝玉や獰猛な氷塊といった面倒な素材を要求されるため、生産・強化の容易さではこちらが勝る。

MHXX

  • G級突入にともない、オリクロマティア…には至らずマインカルコスが最終強化系に。
    性能を見てみると
    • 属性重視片手剣の水準といえる、控え目の攻撃力310
    • 割と順当に伸びたが、やっぱり控えめの氷属性23
    • 斬れ味は素で白30。匠でも紫は出ない
    • 上位と変わらずスロット3
    …と、やはりと言うべきかスロット以外は今一つの性能と言える。
  • が、ここで思わぬ向きから風が吹いてきた。
    集会場ラスボス、アトラル・カの素材からなるネセトシリーズの存在である。
    スキルポイントを増加させる特性を持ったこの装備を使う際、武器の3スロットは普段以上に大きな意味を持つ。
    また、武器の性能自体も攻撃力310・氷属性23と一線級には及ばないものの許容範囲。
    スキル構築の仕方にもよるが、3スロット武器限定の構築で強力な攻撃スキルと手厚い防御を両立できる場合は
    手に取る機会も増えるだろう。
  • ちなみに、上位では煮え湯を飲まされていたインフィニティソードとの関係性はあまり変わっておらず、
    攻撃力・属性はこちらの方が一段上だが、あちらの方が素の斬れ味が長く、要求素材が重い。
    ただし、本作ではこちらも素で白の斬れ味を持ち、属性値で大きく引き離したこともあり
    その上要求素材も軽いままなのでこちらが優勢と言えるだろう。
    上記の業物たちからすれば下々の争いでしかないのだが

余談

  • ある職業の人は、これを見ると「またか」とため息をつく。
    彼らのお守り採掘を邪魔した挙句、鑑定の結果何度も何度も出てくるため、
    装備品BOXをギア一色(ベルやクレーターなども)で圧迫し、苛立ちを募らせるのだ。
    つくづく不憫な武器である。
    ただし、同じ立場の武器の中でも妙に買い取り額が高いため、
    (他が大抵6666zや3130zの中、フォッシルギアは20000zである)
    金策になる分、まだ恵まれている方でもある。
  • ちなみに銘にギアとつくが歯車を振り回すワケではない。
    ギアには歯車の他にも装置と言う意味があるため、こちらだろう。
    歯車(擬き)を振りたい方はこちら
  • フォッシル(fossil)は「化石」という意味である。
    その形状や、太古の塊から出てくることを踏まえての名前であろうか。
    もしくは強化の過程で骨素材を使うからかもしれない。その骨は化石ではないのだが。
  • MHP3でシーブライト武器に狩猟笛が追加されなかったことが残念に思えてくるぐらい、
    シーブライト武器の内でも特に効果音が個性的である。
  • タスクギアから強化すると解説文が変わるが、これが無駄に恰好良い。是非一度確認する事をお勧めしたい。

関連項目

アイテム/シーブライト鉱石
武器/シーブライト武器


*1 片手剣と双剣は常時、属性値に0.7倍の補正が掛かっている
*2 ダメージ計算に使われる属性値は表記値の1/10、端数切り捨てであるため
*3 ライトクリスタルが2つも必要