武器/ブルームシューター

Last-modified: 2023-12-16 (土) 14:51:34

概要

  • MHWorldから登場した、プケプケ素材のヘビィボウガン。
    シューター系列であり、登場した全ての作品で狙撃竜弾に対応している。

目次

ブルームシューター

MHW

プケプケの重弩。武器を包む毒素を含んだ羽毛が、
獲物を前に妖しく逆立つ。
(ダチュラブラスター)

  • プケプケのイメージとは裏腹に、典型的な貫通銃。LV2貫通弾の射撃に最特化しており、
    カスタムパーツ無しでも反動小&リロード普通で8発も撃つことができる。
    また、意外や意外にも毒弾適正は並で、対応こそしているものの装填数はかなり少なめ。
    LV3貫通弾も撃つことが出来ないため、基本的にひたすらLV2貫通弾&狙撃竜弾で戦うことになる。
  • 最終強化はダチュラブラスターIII。
    攻撃力は255と、同じ貫通特化銃のロゼッテスと同じだが、
    こちらはレア6のため、レア8のあちらと比べるとカスタム強化による攻撃力の底上げ幅が大きい*1
    他に貫通特化銃はガイラアサルト・援撃があるが、ロゼッテスも援撃も特殊弾は機関竜弾のため、
    貫通弾と狙撃竜弾を両立している点でダチュラとは差別化されている。
    • カスタムパーツはリロードを2つ積むことで、LV2貫通弾の装填速度が「速い」となり、
      凄まじい弾幕を張ることができる。
      LV3弾に劣る単発の威力を手数でカバーする形だが、
      あまりの攻撃密度に調合する時間があんまりないのが欠点と言えるか。
      なお、残りのパーツ1枠はシールドなり遠距離射撃強化に充てるとよいだろう。
    • LV2と1のスロットをひとつずつ持っているため、スキルの拡張性はかなり高め。
      LV2弾が主力なので、求められる装填拡張のLVも2で済む点も見逃せない。
    このように高性能にまとまったヘビィボウガンであり、一戦級の活躍は十分に可能。
    貫通弾運用の難易度の高さに目を瞑れば、ではあるが。

MHW:I

  • マスターランクではまずダチュラブラスターIVへと強化してから、
    亜種素材を使用してラグーナブラスターIとなる。
    この際、他の亜種素材ボウガンと同じく通常種武器の特徴を残しつつ亜種の要素が
    追加されるのだが、この武器の場合新たに水冷弾5発が装填可能になる。
    • また、ダチュラブラスターIII→IVへの強化に伴い回復弾の装填数が1発ずつ増えた他、
      毒弾が3/2から7/5になった上に反動とリロードも1段階良いものになっている。
  • その後、硫斬竜の重牙や剛竜骨などを使って最終強化、ラグーナブラスターIIとなる。
    性能は攻撃力375になったのと上述の弾周りの変化、強化パーツの装着可能数以外は
    ダチュラブラスターIIIから変わらず会心率0%、ブレ小、LV2スロットとLv1スロットが一つずつ、
    特殊弾も狙撃竜弾のまま*2
  • 運用としては上位と同様、Lv2貫通弾をメインにしたものとなるだろう。
    というのも、水冷弾は撃てるようになったとはいえブルームシューターの時点で
    何故か対応していた火炎弾と同じく反動大、リロードやや遅いであるため、
    通常種武器がないからか水属性派生を乗っ取ったナイトメアキャノンIIや
    ヒュドロスライモス魂焔の龍砲・冥灯などに取り回しで敵わないのである。
    ある意味「燃え盛るような鱗色に反し、放つ弾は洗い流すように熱を奪い去る。」
    という解説にぴったりではあるが…
  • ではその貫通弾はどうかというと、強化パーツを5つ付けられるようになったため
    付け方次第ではLV2とLV3でそこまで取り回しに差が出なくなっている*3
    そのため上位からの貫通銃フランツ=グレイシア、MRで復活を遂げた夜砲【黒風】
    LV3貫通弾の取り回しが上位から改善されたベニカガチノシシIIなどに火力で劣ることになる。
    • 前者2つについてはLV2貫通弾の取り回しがこちらと同じであり*4
      攻撃力、会心率もカスタム強化の枠を最大限使って追いつくかどうか。
    一応いずれの武器に対してもスロットでは勝っているが、それで覆せるかと言うと微妙。
    強化時期についてもベニカガチノシシとほぼ同じであるため、尚更立つ瀬が無い。
    • ただ、それらにはない特徴としてMRでの直接生産に対応しているというものがある。
      幻鳥竜玉こそ要求されるが、それさえどうにかできれば上位の大量の素材集めを回避できる。

ヒルバーキャスト

MHRise

より上質な毒妖鳥素材を活用し内部の機構を強化。
弾の威力毒性も、見事な進化を遂げた。
(毒妖砲ヒルヴグーラ)

  • プケプケと共に続投。銘が変更されており、強化前は「ヒルバーキャストI」、
    最終強化は「毒妖砲ヒルヴグーラ」となる。
  • 見た目はMHWから変わらず、ボーンシュータープケプケ素材で補強したもの
    固有デザインが与えられなかったのは残念だが、MHWから始めた人にとっては懐かしい姿と
    再会できるため、一概に不満点とは言い切れないか。
    またワールドからやってきたモンスター達の武器は揃って別の名前を与えられており、
    まるで元々そうだったような絶妙な『モンハン節』ともいえる響きになっているのポイント。
  • 武器派生図に「毒妖鳥派生」が無いため戸惑うが、骨素材派生であるボーンシューターを
    順当に強化していくことで、プケプケの上位素材を使用してヒルバーキャストが作成できる。
  • 最終強化は上述の通り「毒妖砲ヒルヴグーラ」。
    鳥竜玉と泥翁竜の長髭以外は面倒な素材は要求されない。
    その性能は、
    • 攻撃力210、会心率0%と火力は平均的
    • ブレなし、反動「大」、リロード「普通」と反動に難がある。
    • 特殊弾はやはり狙撃竜弾
    • ガンナーには嬉しいLv1スロットが2つ
    • 百竜強化は攻撃力強化III/通常弾追加I/散弾追加II
    • 通常弾4/6/0、散弾6/6/5、放散弾4/3/0、徹甲榴弾2/0/0、斬裂弾2、竜撃弾1
      主力となる散弾は全レベルが移動射撃に対応。ただしLv3散弾は移動リロード非対応
    • 状態異常弾はLv1・Lv2毒弾とLv1の麻痺弾と睡眠弾に対応。あと何故か火炎弾が使える。
  • 素の状態では特に特徴のない支援型の散弾ヘビィといった性能だが、特筆すべきは
    百竜強化「散弾追加II」。これを発動させることで、散弾の装填数が驚異の9/9/8となる。
    これは同時期に作れるヘビィの中ではぶっちぎりのトップである。
  • ここまで装填数が多いと、装填拡張も弾薬節約も必須ではなくなる。
    スキルに余裕ができた分を火力に回すのもよし。回避系のスキルで機動力を補強するもよし。
    あえて弾薬節約を発動させてトリガーハッピーを楽しむもよしとカスタマイズが幅広いのが長所
    使える弾も優秀で、プケプケ武器らしく状態異常弾は全種に対応している。
    さらに睡眠弾と相性がいい竜撃弾や、弾肉質が硬い相手にも対応できる斬裂弾と
    痒い所に手が届くラインナップ。スキル自由度の高さと立ち回りの器用さから、
    初心者から上級者まで幅広い層に愛用されている優秀な技巧派散弾ヘビィである。
  • 同時期に作れるようになるレックスハウルセッドと比較すると攻撃力では劣るものの、
    装填数の差を活かした手数の差で遜色ない火力を出すことは可能。
    ただしその両方ともLV3徹甲榴弾が撃てて複数回の攻撃チャンスを捻出できる他、
    虎頭には機関竜弾、セッドには斬裂弾という優れたダメージソースがある。
    豊富な搦め手を活かして立ち回ることで差別化していきたい。
  • ライバルは、Ver.3.0のアップデートで散弾ヘビィとして頭角を現したカーマヒトバーレ
    百竜強化で散弾追加IIを発動させることで、散弾の装填数がこちらに迫る7/7/7となる。
    更に攻撃力やスロット数でもこちらを上回り、防御力ボーナスまで所持。
    状態異常弾は全種全レベルに対応したうえで徹甲榴弾の扱いにも長けると、
    散弾が移動射撃に対応していない以外はほぼ上位互換といってもいい性能
    移動射撃自体は非常に強力な長所であるため、使い分けていきたいところ。

MHR:S

毒妖鳥の毒性を更に高めるため素材を厳選し加工された重弩。
威力も、まさに致命級。
(毒妖砲ヒルヴングリー改)

  • MRでも勿論続投。
    プケプケの素材を使用して毒妖砲ヒルヴグーラ改、更に重竜骨と幻鳥竜玉を投入して毒妖砲ヒルヴングリー、
    最後に傀異化した鱗で毒妖砲ヒルヴングリー改に派生する。
  • マスターランクでは百竜強化システムの変更により散弾追加がオミットされたが、
    デフォルトでLv3散弾まで装填できるように改良されている。
  • 最終強化は「毒妖砲ヒルヴングリー改」となる。その性能は、
    • 攻撃力360、会心率0%
    • ブレなし、反動「大」、リロード「普通」
    • 特殊弾は引き続き狙撃竜弾
    • 上位と変わらないLv1スロットが2つ
    • 百竜装飾品スロットは残念なLv1
    • 通常弾8/8/0、散弾9/9/8、放散弾4/4/0、徹甲榴弾2/0/0、斬裂弾2、竜撃弾1
    • 毒弾5/3、Lv1麻痺弾2、Lv1睡眠弾2
  • 攻撃力360という数字はやや高め。
    今作のヘビィボウガンは全体的に他武器種より攻撃力が高い傾向にあるが、
    会心率や弾の取り回しを犠牲にして高い攻撃力を得ている一部の武器を除けば
    大体330~380程度に収まっているので、360は中の上辺りに位置する。
  • 装填できる弾の種類と装填数、移動射撃と移動リロードの可否は
    散弾追加IIを発動させた毒妖砲ヒルヴグーラと殆ど同じ。
    通常弾と毒弾の装填数が増加しているが、特筆すべきものではないだろう。
  • マスターランクで追加された入れ替え技のクラウチングショット
    散弾ではまるで使い物にならない性能だが、
    本来の装填数・反動・リロードの全てを無視して独自の挙動で連射する特性を持つため、
    サブ弾として一応装填だけはできるが取り回しが絶望的な斬裂弾と相性が良い。
    オーバーヒート直前で寸止めしても一回のチャンスで6発の連射が可能なので、
    散弾ヘビィとして適度に攻撃力や会心率を高めていれば、
    サンブレイク移行でモーション値が弱体化されたとはいえ尻尾の切断には十分な火力を発揮できる。
    散弾運用の場合は他の入れ替え技を使い分ける必要が殆どないので、
    普段使わない方の疾替えの書にクラウチングショットを仕込んでおくと便利。
  • 同じくサブ弾として使用できる竜撃弾は、
    マスターランクでオトモが睡眠を取りやすくなったため、上位よりも使用する機会が増えた。
    また、オトモガルクの護り番傘鉄蟲猟犬具は足止め性能が高く、
    前者は高い気絶値と減気値で、後者は操竜蓄積と鉄蟲糸による拘束でモンスターの動きを制限してくれる。
  • "Lv3散弾が装填数8発、移動射撃可能"というのはMR環境においてもトップクラスの性能。
    しかし当然ながら他武器も大きく強化されており、流石に単独首位とはいかない。
    攻撃の激しいMR環境において歩き撃ちに対応していない散弾ヘビィはとても万人向けとは言えないので、
    ひとまず歩き撃ち対応の銃だけに絞ると3丁の対抗馬が挙げられる。
    • 巨塊砲ゴルクロプス Lv3散弾7発
      圧巻の攻撃力400を誇る怪物ヘビィ。
      スロット4-2-1に百竜スロット3と拡張性も圧倒的で、
      更にこの攻撃力で竜撃弾も完備するパワフルな一丁。
      脳筋に見えて回復弾、鬼人弾、硬化弾の扱いに長ける器用さも併せ持つ。
      ソロでもマルチでも隙が無いと思いきや、デフォルトのリロードが悲惨な"極遅"で、
      Lv3散弾のリロードが"速い"で限界という何とも分かりやすい隙を持つ。
      長所も短所もハッキリしているため、他の散弾ヘビィとの差別化は容易。
    • 真蛙式・撃ッチャリ改 Lv3散弾6発
      かなり高めの攻撃力380に、移動射撃可能な散弾ヘビィでは唯一無二の移動リロードを備える。
      通常スロット2に特効系スキルが使える百竜スロット2を持ち、ゴルクロプスには及ばないが中々の高火力。
      ヒルヴングリーと比較すると装弾数2発の差は無視できないが、オンリーワンの移動リロードも捨てがたい。
    • 鎧怨鬼筒セッドガンド Lv3散弾7発
      攻撃力360、スロット3-1に百竜スロット2。
      ヒルヴングリーを基準に考えると装弾数が1発減り、竜撃弾と状態異常弾がオミットされた代わりに、
      特効系の百竜スキル、全Lv拡散弾3発装填と鬼人弾が使える。
      壁撃ちのDPSはヒルヴングリーの方がやや高いが、好みで選んでしまっていいだろう。

余談

  • 上述した通り、新大陸(MHW)から現大陸(MHRise)への輸入にあたって
    ブルームシューターからヒルバーキャストに改名したわけだが、
    「キャスト」と言う名は従来、ラピッドキャストに代表されるような
    弓が後方に搭載されているタイプの、由緒ある形状のボウガンに名付けられていた。
    しかし、この武器はキャストの名を冠していながらも強化元のボーンシューターの特徴をしっかり受け継いでおり、
    見た目にキャスト系の要素は無いという、特殊な命名となっている。
    ヒルバーシューターではダメだったのだろうか

関連項目

モンスター/プケプケ
武器/プケプケ武器
武器/ブルームスター - 類似した名前のヘビィボウガン


*1 3枠全てを攻撃力強化に使う場合、基礎攻撃力が+15となる
*2 そもそも、強化や派生に伴い特殊弾が変わるのは本作では1例だけなのだが。
*3 もちろん、装填数についてはLv2の方がLv3よりも多いが。
*4 ベニカガチノシシIIは反動大、リロードやや遅いで、LV3の方が取り回しに優れているという状況になっている。