炎角竜ヴァルサブロスの素材を用いて誕生した、剛種武器系列に属するハンマー。
随所から絶えず炎を噴き出しているそれは、幾多の大地を焼け野原に変えたという逸話が残っているという。
目次
概要
- MHF-G6.1でヴァルサブロスとともに登場した、炎角竜武器の1つである。
鉄球と思わしき物体にヴァルサブロスの甲殻、突起が付いたかのような見た目が特徴。
炎角竜がそうであるように、甲殻の隙間からは黄色い光を覗かせ、
突起部分からは炎が噴出する、2種の発光ギミックを備える。
属性は炎噴出ギミックの元である、ヴァルサブロスの体から噴出する炎から察せる通り、
火と龍の複属性、炎属性である。
- 当記事では、生産段階となる剛種武器、
プロジェクトRによるリファインで繋ぎとしても十分実用圏内となった覇種武器、
そしてG級のG級覇種、烈種武器、始種武器の4つのみを取り上げ、
天嵐武器のみ、剛種武器のおまけという形で扱うこととする。
炎角鎚【炎陽】
- スタート段階となる、剛種武器段階。
炎角竜討伐の証5枚に古龍種の靭尾1本、炎角竜の甲殻と牙をそれぞれ3個ずつで生産が可能。
難易度としてはヴァルサブロスを討伐できれば大して苦労はしないと言ったところである。
- 性能としては攻撃力1352、炎属性520、スロット2とHR5に上がって作れる武器としては上々な性能である。
また、斬れ味レベル+1スキル効果を発動させることで、
紫ゲージも出現する…のだが肝心のゲージ量はたったの20しかない。また、白ゲージも50程しかない。
一発重視の傾向が強い武器種とは言え、ある程度の手数が出せるハンマーにとって20は短いと言わざるを得ない。
業物スキルと併用し、長く維持出来るように工夫したいところ。
- 天嵐段階の炎角鎚【紅鏡】は攻撃力1378、炎属性610、
そして天嵐武器となったことで武器強化の特殊効果が享受可能とパワーアップした。
ハンマー魂・天3枚と尾晶蠍の光結晶1個で強化可能である。
尾晶蠍の光結晶はHR4緊急クエストの相手であるアクラ・ヴァシム変種の特異個体から得られるHC素材である。
追加行動こそあるものの部位破壊をしていかないと凶暴化しない、というのは特異個体でも変わりないので、
炎陽が作成できたらすぐ強化に取り組んでみるといいだろう。
- 炎陽、紅鏡どちらにも言えることとして、
剛種より少し難易度の高い遷悠武器と比べて性能面でやや劣る点に注意したい。
一方、遷悠武器は生産難易度が若干高め、かつG級環境で再び返り咲く時期が遅いのに対し、
こちらは生産難易度と、G級環境での返り咲きの速さで勝り、
更にそのポテンシャルは並大抵のシジルでは遷悠武器では追いつけないほどに高い、
という点は見逃せないものである。
紅鏡+天嵐防具2部位以上の特殊効果で遷悠武器に並ぶ性能になるため、
G級昇級試験対策をどうするか考えた上でどうするか決めると良いだろう。
炎角鎚【日暈】
- 紅鏡から覇種武器となった炎角鎚。ハンマー魂・天3枚と金銀魚竜の乱殻20個で強化可能。
金銀魚竜の乱殻は覇種ゴルガノス、アルガノスの覇種素材である。
ゴルガノス、アルガノスは覇種の中でも挑みやすい相手であり、
かつ覇種素材が集めやすい撃退クエストも存在する。
更にゴルガノス、アルガノス撃退クエストはHR7昇級のためのギルド指定クエストの1つに指定されている。
指定クエストとして挑戦してみて、行けそうだと思った時や、
G級昇級~G級序盤対策をもう少し踏み込みたいと思ったら強化に取り組んでみるといいだろう。
- 性能であるが、攻撃力は1430、炎属性670、スロットも1増えて3つと全体的にパワーアップした。
ここまでくれば、覇種防具2部位以上との併用で遷悠武器を超える性能にもなれる。
ただし、相変わらず紫ゲージ(覇種防具2部位以上併用時は空色ゲージ)が短い点には注意したい。
炎角鎚【烈日】
- 日暈からG級の素材を用いて正式にG級に対応、G級覇種武器となった炎角鎚。
攻撃力は1508、炎属性は720と更にパワーアップした。
- 最大の特徴として、この段階で斬れ味ゲージがガラリと変わる。
G級覇種防具2部位以上併用し、斬れ味ランクアップ効果を発動させると、
赤黄色の炎と寒色の炎の2色に変化する。
前者は平常時、後者はサボテンを食してパワーアップした、
ヴァルサブロスから噴出される炎の色をイメージした物とみられる。- ちなみに長さは赤ゲージが200、紫ゲージが50である。
斬れ味レベル+1スキル効果で紫ゲージが更に+50される。
- ちなみに長さは赤ゲージが200、紫ゲージが50である。
- 強化に必要な素材は同じく炎を操るテオ・テスカトルの覇種素材である炎王龍の灼翼50個、
G級ポボルバルム、ババコンガのHC素材である創音竜の発音袋、桃毛獣の磨牙がそれぞれ1個、2個必要になる。
覇種テオ・テスカトルは常にフルスロットルという特徴があり強敵だが、
例に漏れず撃退クエストが存在するため、G級の下地装備が整っていれば撃退まで持っていくのは難しい話ではないだろう。
ババコンガも、G級序盤となる★2のモンスターなので問題ない。
…が、ポボルバルムだけ別格で、
★7モンスターかつ、その耐久力の高さはMHF-G10時点でも非常に高い部類に入る。
ポボルバルムだけはしっかり装備を整えてから挑んだほうが良いだろう。
なお、これらに加えてハンマー魂・天20枚を追加することでこの段階の炎角鎚を直接生産することが出来る。
HR台でお世話になった、1から作りたいという物好きでもない限り、この段階を直接生産すると良いだろう。
炎角鎚【飛輪】
- 烈日を、大本である炎角竜ヴァルサブロスの本当の姿である、烈種個体の素材を用いて強化し、
遂に最初の終着点に到達した炎角鎚。烈種武器である。
- 性能は大幅に向上し、攻撃力は2314、炎属性770となり、紫ゲージも50延長された。
更に烈種武器の特徴でもある自動発動スキルも獲得。
ヴァルサブロス素材を用いた烈種武器は吸血+1が付与され、
この鎚は大本の素材としてヴァルサブロス素材を用いることから、そのスキルを獲得している。
ハンマーと吸血スキルの相性は一発重視で発動した時は一気に回復し、
手数もそれなりに出せる乱打でコツコツと回復を狙えると悪くない方である。- G6.1時代の烈種武器は烈種武器としてはMHF-G10現在最高峰のスペックを有している。
それでも利用者はあまり増えなかったことから、G7で「始種武器」カテゴリが追加される事になった。
- G6.1時代の烈種武器は烈種武器としてはMHF-G10現在最高峰のスペックを有している。
- 必要な素材は大本のヴァルサブロス素材では烈牙12本と焔獄尾4本の2種を、
加えてG級パリアプリアHC素材の呑石が2個必要になる。
G級パリアプリア特異個体は烈種ヴァルサブロスに挑める環境が整っているのであれば、
問題なく攻略出来るだろう。
ヴァルサブロス素材で最も厄介な焔獄尾は尻尾からの剥ぎ取りのみ。
打点が高く、体力条件があるが、幸い耐久値自体は高くはなく、
狙える時に狙っていく程度で切断でき、
かつ出来てしまえば高確率で剥ぎ取れるため切断さえできれば集めるのは難しくないだろう。
また不定期でサブターゲットクエストが配信されるため、それで一気に集めてしまうのも手である。
炎角始鎚【落暉】
- 飛輪が、太古の姿を今に残す始種モンスターの1種、
紅蓮獅子ヴォージャンの素材によって更なる覚醒を遂げた姿。
始種武器となり、武器名に始の字を戴いた。
ヴォージャンの狩猟解禁は2016/7/13だったが、性能自体はそれに先駆けて公式サイトで公開されていた。
- その性能であるが、攻撃力が2808、炎属性900になり、斬れ味も紫ゲージが更に+50され、
自動発動スキルの吸血+1が吸血+2にランクアップするなど、あらゆる面で大幅な強化を受けた。
- 特に注目すべきは、2808という高い攻撃力。
史上最強の性能であるG級進化武器を除いて、
ここまで攻撃力の高い武器は攻撃力に特化した天廊武器を除いてはある始種武器を除き存在せず、
更に900という高い属性値を持っている点で天廊武器を引き離している。
ここに始種防具1部位と併用すると攻撃力は2912、炎属性927の空色ゲージ武器となり、
G級武器でシジルを駆使しても、ここまでに並ぶのは困難である。
一方でシジルによるスタン値の強化、溜め移動速度の上昇といった、
強力な要素による細かいチューニングが出来ないという弱点があることでもある。
是非始種防具と併用し、その高い攻撃力で暴れたいところである。- なお属性値に関しては、これより前に実装された始種武器と比べると控えめである。
それでも十分な値であることには変わりないが。 - また、ここまで紫or空色ゲージが長いため、贅撃スキルとの相性も良い。
その長い斬れ味を持て余し気味であるなら、採用してみるのも面白いだろう。
- ちなみにG10では始種武器「帝征始鎚【砕破】」が追加されており、
こちらは炎角始鎚【落暉】と同じ攻撃力2808となっている。
この武器も炎属性武器だが、属性値は660と控えめで、斬れ味も【落暉】に比べるとかなり短い。
もっともリーチ長という根本的な違いがあるため単純比較は難しいが。
- なお属性値に関しては、これより前に実装された始種武器と比べると控えめである。
- 必要な素材はすべてヴォージャンから得られるものであり、
始牙20本と重尾3本、始淵の黎血5個となっている。
しっかり部位破壊していけば集めるのには困らない素材ばかりである。
なお、黎血は始種ヤマクライからも得ることが可能である。