- 英語表記
- Dreadqueen Rathian
- 危険度
- MHX・MHXX:★6
- 登場作品
- MHX, MHXX, MHST2
目次
特徴・生態
- 雌火竜リオレイアの中でも、二つ名で呼称される実力を持った個体。
毒々しく変色した鱗と激烈な毒を孕んだ棘でその身を飾った火竜の姫君。
舞いながら紫煙を撒き散らす美しさと恐ろしさから、≪紫毒姫≫の二つ名で呼ばれる。
この竜姫が踊ると死の影が舞い降りるとされ、その地は動くものすらいない不毛の荒野と化すという。
- 全身を覆う発達した毒棘には、猛毒すら大きく凌駕する毒性を誇る「劇毒」を大量に蓄え、
尾を振るうだけで棘から夥しい毒液の飛沫が飛び散る。
緑の棘から紫色の毒が舞い散る様は、まるで薔薇の花弁が散っているようにも見えるという。
さらに多量の毒を含んだ棘を周囲に向けて射出する遠距離攻撃をも備える。
撒き菱のように地面に突き立った棘からは、やはり激烈な致死性の毒が滴り落ちており、
迂闊に触れればそれだけで命に関わりかねない。
このように毒そのものの扱いも通常種より巧みであり、様々な形で毒液や毒煙を振り撒き、外敵を死に至らしめる。
- 通常のリオレイアより二回り以上も体格に恵まれており、その巨体に見合った圧倒的な運動力も備えている。
その運動力にものを言わせ、地上だけでなく上空からも激しい攻撃を仕掛けてくる。
また、尻尾を武器として利用する事に関しては桜火竜や金火竜を凌駕するほど巧みになっており、
滴る毒液を空間に塗りたくるように幾度も振り回す、急降下の勢いを乗せて対象を薙ぎ倒すなど、
従来のリオレイアからは確認されていなかった強力な攻撃を駆使する姿も確認されている。
- 通常種を遥かに上回る圧倒的な戦闘力から、ハンターズギルドではこの個体について特別措置を設けており、
ギルドから特別な許可を得なければ狩猟に向かうことは許されない。
なお、有する毒性の強さから剥ぎ取られた後の鱗や甲殻に触れる事さえ危険とされており、
各種素材の取り扱いにも細心の注意が必要。
しかし、その素材から生み出された武具には恐るべき毒性と紫毒姫の魂がそのまま宿るとされ、
他の武具とは一線を画す特殊な力を秘めると噂されている。
概要
- MHXにて初登場した、雌火竜リオレイアの"二つ名持ちモンスター"。
公式サイトやファミ通では「デッドリープリンセス」の異名で紹介されている。
- 「紫毒姫(しどくひめ)」の二つ名の通り、通常個体より毒々しく紫がかった体色を持つ。
通常個体を遥かに上回る激烈な毒を巧みに扱うとされ、棘に孕んだ毒液を撒き散らして紫煙を発生させ、
出現した土地一帯を不毛の荒野と化す程の被害をもたらすという。
- サイズについても、通常個体より大きくなっている。
参考までに、MHXのリオレイアのキングサイズは2067cmが限界金冠だと言われている。
しかし、紫毒姫の方は2100cmを超えても銀冠すら付かない。
- LV9以上のクエストの個体に限るが、通常個体と違って本体剥ぎ取りでも雌火竜の紅玉が入手できる。
尤も、紅玉集めをするには些か手強すぎる相手だが……。- MHXXではLV10の個体でしか剥ぎ取れなくなった。
G1以上の個体からも剥ぎ取ることはできないが、
一方で天鱗については超特殊許可の個体からのみ剥ぎ取ることができる。これもメリットは薄いが…
- MHXXではLV10の個体でしか剥ぎ取れなくなった。
MHX
- 紫毒姫リオレイアは特殊許可クエストでも少々特殊な存在。
番となる雄はやはり黒炎王リオレウスのようで、
黒炎王狩猟依頼10にてリオス種の巣窟の1つとされる塔の秘境に黒炎王と共に姿を現す。
所謂「MHP2(G)の最後の招待状」方式なので素早く倒せば常に1対1に持ち込めるが、
そもそも紫毒姫自体強敵である上にこちらも最大レベル個体であり、
更にそれまでの黒炎王クエストには出現しないため、紫毒姫を知らない人にとっては最初が正念場である。
二つ名持ちモンスターは黒炎王しか狩猟していない、というハンターはなんらかの手段で
紫毒姫の情報を入手してから挑むことを推奨する。- これにより二つ名持ちの中では唯一、対応する特殊許可クエスト以外でも狩猟できるモンスターである。
とはいえあくまで黒炎王のクエストであるため紫毒姫チケットは手に入らず、
更にクエスト報酬で紫毒姫の素材も全く並ばないため、装備作製には殆ど役に立たない。
- 紫毒姫狩猟依頼10では逆に黒炎王リオレウスが登場するかと思いきや、
そちらで紫毒姫とセットで登場するのは普通のリオレイアである。
とはいえ、出現するリオレイアは2頭。
最初は1頭だけだが、その1体を仕留めるか5分経過後に2頭目が登場する。
1頭仕留めてその死体が消えると真打の紫毒姫も登場する。計3頭を相手取ることになるのである。
体力が低めとはいえかなりの難関クエストのため、
ソロならけむり玉や閃光玉を調合分まで持つことを検討したい。厳しいならオンラインで協力を仰ぐのも手。
- これにより二つ名持ちの中では唯一、対応する特殊許可クエスト以外でも狩猟できるモンスターである。
戦闘能力
- この紫毒姫、挑めるのはHR2からだが、強化の度合い、技の追加が下位ランクとは思えないほど大きい。
攻撃モーションは亜種・希少種・及びそれらのG級個体の集大成と言っても過言ではなく、
その戦闘力は下位ハンターが下手に挑めば間違いなく地獄を見る強さに仕上がっている。
低空飛行時に回り込みからの即サマーソルトなどほんの序の口。
4GのG級行動であった、噛み付き→尻尾薙ぎ払いのコンボも亜種・希少種の爆炎付きで繰り出し、
通常種は行ってこなかったはずの薙ぎ払いサマーソルトも完備。
極めつけになんと下位にもかかわらず三連チャージブレスをぶっぱなす。- 細かい基本モーションもテコ入れされており、
イャンガルルガよろしく猛ダッシュをキャンセルして尻尾回転に繋げて来たり、
非怒り時でもサマーソルトを二連続で繰り出したりするようになった。 - 後方を尻尾で三連続で薙ぎ払うという新モーションも会得。
尻尾を重点的に狙う大剣や太刀、スラッシュアックス使いは特に注意が必要だろう。
なお通常の尻尾回転にも言えることだが、巨体を誇る関係で足下に潜り込んで避ける方法が取りやすい。
特に尻尾回転は、様々な強化要素もあって非常に厄介。
新モーションや強化要素は数ある二つ名の中でも頭一つ抜けて多彩だが、
それ以前にリオレイアの基本的なモーションに対処できるかどうかで大きく難易度が変わる。 - 細かい基本モーションもテコ入れされており、
- 出現した土地一帯を不毛の荒野と化すという設定は伊達ではなく、
この紫毒姫の扱う毒は尋常の域を超えており、ほぼ全ての行動の合間に猛毒の霧を発生させ、
おまけに尻尾に関する技(威嚇時の尻尾を含む)に少しでも掠ると猛毒になる。
更に厄介なのが、特殊許可クエストをLV6まで進めていくと劇毒と呼ばれる
猛毒を超えた猛毒を扱うようになることである。
この劇毒、食らうと猛毒以上の物凄いスピードで体力が減っていくのみならず、
あろうことか毒耐性でも無効化できない。
サマーソルトなど一部の行動にしか備わっていないものの、毒耐性で対処できないのは痛い。
一応、劇毒→猛毒へと軽減でき、条件を満たせば劇毒は使わなくなるため、毒耐性は発動させるに越したことはない。
ただ、今作で毒耐性装備を組もうとすると火属性に非常に弱いパーツが混ざり易い点には注意しよう。- 毒は当然防御力などお構いなしに体力を削ってくるため、上位装備なら大丈夫だろうと
軽い気持ちで下位のLV1に挑んだハンターが敗れる事態も決して珍しくない。
地面に一定時間滞留する毒棘をトラップとして設置する。
同じく設置するタイプの攻撃であるブラキディオスの粘菌と比較すると使用頻度は低いが、
触れるだけで即座にダメージ+毒状態に陥れる設置物の脅威は推して知るべし。
この毒棘も、LV4~8では猛毒、LV9以降になると劇毒と効果がパワーアップしてくるため非常に危険。
尻尾を切断すると毒棘は設置されなくなるので、通常個体以上に尻尾の切断は優先していきたいところである。- その尻尾の切断だが、通常個体とは仕様が変わっている。
まず尻尾に一定ダメージを与えると尻尾の棘だけが先に折れ、
そこから更に切断攻撃でダメージを与えないと切断ができない。
破壊→切断の2段構えになっているため、切断に時間が掛かりやすくなっている。
しかし破壊できた時点で、毒がランクダウン(LV1~8では毒、LV9以降では猛毒)し、
毒耐性で無効化できるようになる。 - 狩猟笛の場合、上位では毒奏ファンガサクスに唯一全状態異常無効の旋律があり劇毒であっても無効化できる。
気絶値の高いサマーソルトを始めとするラッシュを受けても気絶をしない、
他にも精霊王の加護旋律による加護の効果などがありパーティーでは大いに喜ばれることだろう*1。
加えてG級ではこれ以外にも3種類の同じ旋律を扱える狩猟笛が登場しているため、選択肢が広がっている。
- 毒は当然防御力などお構いなしに体力を削ってくるため、上位装備なら大丈夫だろうと
- 紫毒姫最大の必殺技に、
高空から凄まじい勢いで地上に向かって滑空、着地と同時に前進しながら尻尾で一掃する大技が追加された。
そのサイズの大きさ故、見た目以上に攻撃範囲が広く、
ライゼクスの翼叩きつけや大放電攻撃と同じく滑空による位置調整が入るため回避は簡単ではない。
終了後に確定で大きい威嚇をするが、この際尻尾を激しく振り回すことで毒を撒き散らし、更に毒棘も設置して
尻尾の隙をカバーしているため注意が必要。- この攻撃の特徴はかなり長い劇毒が付与されるという点。
威力こそ通常のサマーソルトを一回り強化した程度であるが、
復帰するまでの間に劇毒に侵され続けるため、防御力を高めておかないと瞬時に力尽きてしまう。
その特性上、根性系スキル、尻尾未破壊時は毒耐性でも無効化できないため、
防御力の低いガンナー程脅威となる攻撃である。
勿論、無属性なので属性耐性の上昇による対策も不可能。- 特に最高難易度であるLV10の個体の、怒り状態が放つそれはダメージプラス、
復帰までの間に入る劇毒のスリップで確実に力尽きるため、絶対に当たってはいけない。
頭を剣士用に換装するなどで防御力を高めれば、体力150から余力を持って耐えることが可能になり、
自力回復が間に合うようになるため対策としては十分有効である。
- 特に最高難易度であるLV10の個体の、怒り状態が放つそれはダメージプラス、
着地してからの尻尾薙ぎ払いはほぼ一瞬で周囲を薙ぎ払う形なので
回避性能+2やブシドースタイル(ジャストガード除く)なら、意外と簡単に回避できたりする。
予備動作が見えたら紫毒姫の右側(ハンターから見て左側)へダッシュで回避。
紫毒姫の着地音(地を擦る音)が止んだらワンテンポ置いて前転回避すると上手く回避できる。
慣れるまでが大変だが、マスターすれば即座に反撃に移れるので試してみてほしい。- 他にも、滑空してくるのが見えた時点で進行方向に向かって閃光玉を投げてやれば
勝手にブレーキをかけてくれている間に直撃し、墜落する。 - また、逆に「毒にさえならなければ、確定で威嚇する際の隙に回復してしまえ」と考えるのもあり。
どうするのかというと、紫毒姫が突っ込んでくる方向に向かっていくのである。
そうすると、滑空によるダメージは受けるものの、毒にはならない。
無論耐えるための防御力は必要であり、回避することが最善ではあるが、一つの手として考えるといいだろう。
- この攻撃の特徴はかなり長い劇毒が付与されるという点。
- 肉質も大幅に硬化。
リオレイアの弱点の代名詞だった頭は緑ゲージ程度では敢え無く弾かれ、白ゲージでもヒットストップが出ない程。
通常個体の肉質が切断90、打撃80、弾70ととても軟らかいのに対し、
紫毒姫リオレイアの肉質はそれぞれ21、21、20である。
紫毒姫リオレイアも元は通常個体の時期があった筈だが、なにがあったらここまで硬くなるのだろうか。
部位破壊により肉質は軟化するのだが、それでも45、45、35と、やっと通常個体の半分程の肉質である。
その代わりなのか、翼と尻尾の肉質が柔らかくなっている。
翼は位置が高く狙いづらい上、尻尾は紫毒姫の最大の武器たる部位であり、その危険度は言うに及ばず。- なお、尻尾は尻尾でも柔らかいのは根元の部分であり、
本来ならより柔らかかった筈の先端部は殆どダメージが通らない。
亜種や希少種の尻尾切断に慣れた人は混同しないように注意。 - 柔らかくなっている部位はあるものの、なんと弱点特効が有効な肉質45以上の部位は
切断・打撃属性では部位破壊後の頭部、弾属性では部位破壊後の背中のみ。
この点では希少種より硬いといえる。
- なお、尻尾は尻尾でも柔らかいのは根元の部分であり、
- 空中で閃光玉を受けても落ちないどころか1秒で効果時間が切れる。
ただし、翼をどちらか片方でも破壊すると初めて閃光玉による墜落が可能になる。
これは黒炎王リオレウスにも共通している。
- 改めて述べるが、紫毒姫の戦闘力は決して下位ハンターが油断半分で挑んでいいものではない。
通常種を凌ぐ巨体から放たれる広範囲攻撃''、亜種・希少種から受け継いだ多彩な技の数々、
ハンターの体力を一抹の容赦もなく削っていく猛毒と劇毒、火属性やられ…等々、
上位ハンターでも準備を怠れば苦戦は免れられない強敵へと変貌を遂げた。
「所詮リオレイアだから他に比べると有情な要素が用意されているんだろ」
などといった甘えは一切通用しない。
むしろ過去作で亜種や希少種との交戦経験がある人ほど、
下位にも関わらず異常な頭の硬さと容赦なく繰り出される亜種・希少種のモーションに絶望させられることとなる。
狩猟の際は心して挑むようにしよう。- しかし、毒関連さえ除けば行動面では何かと評判の悪い希少種と比べて大分戦いやすい方であり、
対となる黒炎王のような酷評は受けていない。
巨体な分動きは遅く、更に怒り状態の行動速度の補正が1.05倍とあってないようなもの。
ダッシュからのサマーソルトや爆炎噛みつきからの薙ぎ払いなど、
本来なら唐突に繰り出されると被弾しやすい攻撃も十分に見てから回避できるほど動きは鈍い。
超スピードによる対応できないほどの連続攻撃や、なにかと風圧で拘束してくる希少種に比べ、
こちらは尻尾を使った攻撃に強さが収束されているため、
尻尾さえ切断してしまえば希少種よりも遥かに戦いやすいと好評。
- しかし、毒関連さえ除けば行動面では何かと評判の悪い希少種と比べて大分戦いやすい方であり、
- 普段はあまり注目されない破壊王の活きる相手でもある。
頭・背→肉質軟化、翼→閃光玉による墜落の有効化、尻尾→劇毒の封印など、
部位破壊によって弱体化する要素が多いため効果が大きいのである。
MHXX
- G級個体が登場。
復活した密林と砂漠、新登場した遺群嶺でも狩猟することになる。
密林に限らないが、紫毒姫リオレイアがいては周辺の植物は死滅しないのだろうか。
- 今作では主にG5にて二つ名持ちモンスターが
他の二つ名持ちモンスターのクエストにも姿を見せるケースが増えてきたが、
MHXの黒炎王狩猟依頼10で姿を見せていた紫毒姫はその先駆けともいえる。
また、今作では紫毒姫狩猟依頼G5に黒炎王リオレウスが前座として登場することとなった。
- G級では毒方面の強化はされていないが、代わりに炎攻撃面が強化。
チャージ爆炎噛み付きとでも言うべき新技を引っ提げて登場。
大きく息を吸い込んだ後、口に爆炎を纏いつつ噛み付き、直後に口内の爆炎を放出して敵を吹き飛ばすという大技。
この技のキモは吸い込み(風圧)→爆炎噛み付き→爆発の三段攻撃となっている点。
風圧で拘束されると爆炎噛みつきの範囲外に逃げることが不可能になるので、回避するかガードするしかない。
しかし回避しても方向を間違えると本命の爆発が直撃し、ガードしてもスタミナと体力の削りが凄まじい。
当然ながら爆炎噛み付きも相当な威力で、超特殊許可クエストの個体になるとガンナーなら即死する。- 吸い込みはノーモーションで行うので回避は困難。
ガード可能武器なら風圧で拘束された時点でガードを固めておこう。
ブシドースタイルならジャスト回避(ガード)で爆発も含めてやり過ごせるので安心。
爆炎噛み付きをイナシた場合、パッド入力をせず無敵時間を延ばすと直後の爆発も無理なく避けられる*2。 - ガード不可能武器で、ジャスト回避もイナシも使えない場合、紫毒姫に向かって回避するという選択肢がある。
爆炎噛み付きの判定は爆炎と紫毒姫本体で分かれており、本体の方が威力が低い。
また、紫毒姫の首下まで潜り込めば最終段の爆発が当たらない。 - 吸い込みで発生する風圧は小。
希少種のような風圧コンボは持たないので、この技に対策するだけなら風圧【小】無効でもよい。
特にガンナーであれば毒以上の脅威になるので、毒耐性より風圧スキルを優先させたい。 - なおエフェクトやその爆炎の反動の様子が、ガンランスの溜め撃ちや竜撃砲に似ているとの指摘も。
- 吸い込みはノーモーションで行うので回避は困難。
- 他に、大技である滑空→尻尾で薙ぎ払い攻撃後の威嚇が確定ではなくなっている。
威嚇に派生してくれることも時々あるが、決め打ちで行動しない方がいいだろう。
超特殊許可クエスト
- 他の二つ名と違って異常な攻撃力を備えておらず、
紫毒姫らしい「重い一撃を与え、同時に打ち込んだ毒でじわじわとなぶり殺しにする」スタイルが堅守されている。
そのため、チャージブレスを除けばガンナーの防御力でも耐えられる攻撃はかなり多い。
- 超特殊許可クエストではPTプレイにおける難易度は二つ名全体で見ても下から数えた方が早い。
理由は2つあり、まずは単純に攻撃力が低いこと。
大技の滑空からの尻尾薙ぎ払いもピアス装備のガンナーですら回復薬グレート1個分ほど残して
耐えられる程度のダメージなので、狩猟笛の旋律で劇毒を防いでしまえば即死の危険は無くなる。
逆に言えば、死因は毒か火属性やられとなるため根性系統の効果は基本的に無意味であることに注意が必要。
もう1つの理由は、翼を片方壊せば閃光玉で墜落させて隙を作り放題になること。
これは飛行する二つ名全てに共通する特徴だが、黒炎王と紫毒姫は特にこれを狙いやすい。
また、別に墜落に拘らなくとも閃光中は突進しないので貫通ガンナーで滅多撃ちにしてしまう手もあるが、
怯みとバックジャンプでどんどん後退していくので壁際に追い込むようにしたい。- パーティプレイにおいては全状態異常無効を吹ける笛はかなり相性がいい。
壁際に追い込めば、頭の位置が低いためスタンが取りやすく、
羽が壊れれば閃光玉→頭にラッシュでスタン値を溜められ、
燼滅刃や金雷公とは違い疲労もするため笛としての仕事は多い。
全状態異常無効は途切れなく吹いておきたいところだが、もちろん吹き専になるのはNGである。
劇毒をも無効化できる狩猟笛が相性良好かと思いきや、全状態異常無効の笛は攻撃力強化が吹けないため、
ソロでは火力不足が顕著となり、狩猟時間が大きく延びジリ貧になりかねない。
逃げ場のないフィールドで一対一という都合上、ひとたび毒を浴びれば最後、
そのまま毒で力尽きるか、慌てて回復する間に紫毒姫の追撃で力尽きるかの二択となる。
「毒を浴びる=即死」と考えて慎重に立ち回ろう。
モドリ玉を調合分まで持っていき被弾したら即座に退却する、
尻尾と翼の部位破壊を的確に狙い、安全策重視で立ち回るのがベター。
しかし、劇毒のスリップダメージが早すぎるため、ベッドにたどり着く前に死ぬということも普通に起こるので
尻尾をいかに早く部位破壊できるかが攻略のカギとなる。 - パーティプレイにおいては全状態異常無効を吹ける笛はかなり相性がいい。
- 火耐性の高い装備で毒耐性を発動させておけば、尻尾の破壊後はこれといって危険な攻撃はなくなるため、
対策スキルさえ用意すれば難易度は一気に下がる。
ただし比較的難易度が低いといっても超特殊許可クエストであるため、対策を万全にしても慢心は禁物である。
- 最早恒例であるが、裸ソロで討伐した猛者もいるようだ。
MHST2
- なんと派生作品である本作にも登場。
発売直前のローンチトレーラーにて唐突にその参戦が明らかになった。
エンドコンテンツの一つである「竜の拠り地」やサブクエスト、
SRチケットを使用して赴ける「火山地帯の巣」「火属性の巣」「二つ名の巣」などの共闘クエストで出会える。- 「火山地帯の巣」のボスは彼女、テオ・テスカトル、イヴェルカーナからランダムで選ばれるが、
三体の中でも御し易い相手であるため、連戦する際は彼女がボスに選ばれるとラッキーだろう。
- 「火山地帯の巣」のボスは彼女、テオ・テスカトル、イヴェルカーナからランダムで選ばれるが、
- 二つ名モンスターや古龍はサブクエストを進めることで順次会いに行くことができるのだが、
紫毒姫だけは他の二つ名モンスターとは別のサブクエストになっている。
ユム=ラナからの依頼なので、何処でサブクエストが発生するかわからないという人はヌア・テ村に訪れてみよう。- 依頼は竜人のわらべ唄の謎を解き明かして欲しいという主旨のものなのだが、
その内容が「紫の姫は王を探して各地を巡るが、どこにもおらずに王を思って眠る」
という、なんとなく物悲しい雰囲気のものとなっている。
王にあたるモンスターは発売当時は登場していなかったため、
その状況を反映したわらべ唄なのだろう。
黒炎王は無料タイトルアップデート第4弾で登場したので、
これなら狩った紫毒姫も多少は浮かばれるだろうか。
- 他の二つ名モンスターにも言える事なのだが、通常種と比べて明らかにデカイ。
巣に侵入した時点でもう通常種よりかなり大きいのだが、
バックアタックを仕掛けると尻尾がこちらに届くくらいにはデカイのが分かる。
特にクロスシリーズを遊んだことが無いハンター或いはライダー諸氏には驚愕だろう。
- 依頼は竜人のわらべ唄の謎を解き明かして欲しいという主旨のものなのだが、
- 通常状態ではテクニック、怒り状態ではスピードの攻撃で攻めてくる。
今作の二つ名としては珍しく、元のモンスターと比べて変化が大きい行動傾向となっている。
特徴として挙げられるのが、3すくみ付きではあるがほとんどの攻撃が全体攻撃になっていること。
しかも状態異常も漏れなく付いているので、真っ向勝負に勝てなければメンバー全員の体力がどんどん削り取られていく。- 通常時はテクニックタイプの通常攻撃と、全体攻撃のハイヴェノムスイープを使用。
ハイヴェノムスイープはこちらの遺伝子版と異なり劇毒状態を付与することもあるため、
しっかりとダブルアクションで防ぎたい。また、残りHPが半分を切ると通常攻撃を使わなくなる。 - また、怒り状態突入と同時に確定でブレイブフレアを使用し火属性攻撃力を強化、
その後はスピードタイプのフレイムブラスターを連打し焼き払ってくる。こちらはやけど付与の効果付き。
そして、怒り状態の最後には3すくみ無視攻撃のクイーンヴェノムを放つ。
紫毒「姫」なので女王とはややズレているが気にしない。
こちらももちろん劇毒付与の攻撃となっており、ダメージも相まって被弾すると非常に危険である。
- 一方で怒り状態でも二回行動は行わない。
3すくみ無視の行動も補助技のブレイブフレア以外では上述のクイーンヴェノムのみ。
このため、真っ向勝負に勝っていけば、こちらのレベルが低くても確実にダメージを抑えつつ戦える。
3すくみ無視の行動も読みやすいため、対処の準備もやりやすい。- ダブルアクションと絆技を駆使すれば、ほとんどダメージを受けることなく勝つことすら可能である。
二回行動持ちだったり、小型を呼んだり、強力な3すくみ無視攻撃で攻めてくる他の二つ名モンスターと比べると、
行動さえ覚えていればかなり御しやすい部類と言えるだろう。
- ダブルアクションと絆技を駆使すれば、ほとんどダメージを受けることなく勝つことすら可能である。
- また、通常種と同様に尻尾を破壊すると確定でダウンするのだが、
この部位耐久値もそこまで高くないので、ダウンさせるのは簡単である。
クイーンヴェノムなどすくみ無視の行動をしようとしたら一気に攻撃し、
ダウンさせて紫毒姫に行動させないという事も可能。
- 通常時はテクニックタイプの通常攻撃と、全体攻撃のハイヴェノムスイープを使用。
- ちなみに全ての部位で斬タイプと打タイプの武器が有効で、逆に突タイプの武器は効きが悪い。
部位によって有効なタイプが異なるモンスターが多い中で、この性質は珍しい。
- 因みに今作で紫毒姫リオレイアとバトルになった際、ナビルーは紫毒姫リオレイアの事を
「激毒の棘を持つ紫毒姫リオレイア」と称する。猛毒なのか、劇毒なのか……
まぁニュアンスは伝わらないこともないが…なんか違う
この誤植は割と見かけることもあるため、見かけたら是非修正しておこう。
オトモン
- 共闘クエストの火山地帯の巣でタマゴを入手できるが、彼女のタマゴを必要な数だけ確保し終えた頃には
テオ・テスカトルやイヴェルカーナのタマゴが大量に集まっていることもしばしば。
逆に火山地帯の巣でカーナやテオのタマゴを狙っていると紫毒姫ばっかり出たりするが。- なお、卵の色合いがライゼクスのものと非常によく似ているため、
初見では「なんで超レアな巣に来たのにライゼクスの卵が出てくるんだ?」と
うっかり捨ててしまったプレイヤーも多かったかもしれない。
一応、重さで判別はできるので、ナビルーの台詞を見逃さないようにしよう。
- なお、卵の色合いがライゼクスのものと非常によく似ているため、
- アクティブスキルは炎ブレス遺伝子【中】の「フレイムブラスター」、
猛毒遺伝子【大】の「ハイヴェノムスイープ」、
そして猛毒遺伝子【特大】の「クイーンヴェノム」を持つ。- フレイムブラスターはスピードタイプの全体火属性中ダメージ攻撃。低確率で3ターンやけど状態にする。
他のリオレイア種が持つものと同じである。 - ハイヴェノムスイープはテクニックタイプの全体無属性大ダメージ攻撃。中確率で3ターン猛毒状態にする。
大ダメージ+猛毒と強力だが、代償として絆消費42と非常に重い。
なお、野生個体では劇毒付与だったので弱体化している。
そして無属性技ゆえに紫毒姫と相性はよろしくない。 - やはり特徴的なのはクイーンヴェノム。
スピードタイプの単体無属性大ダメージ攻撃で、高確率で3ターン劇毒状態にする。
隻眼ガルルガがいないため紫毒姫が唯一の劇毒使いでこの技が唯一劇毒を付与することができる。
劇毒というだけあり、最大HPの30%という破滅的なダメージを毎ターン与えることができる。 - この技自体の威力自体が普通に高い上に、劇毒の付与率も約8割と非常に高い。
対人戦ではこちらの攻撃力と相手の防御力次第では、劇毒が入った時点で事実上一撃必殺技に昇華する可能性がある。
仮に劇毒で倒せなかったとしてもこのダメージが3回入るので劇毒の治療は必須、
しかし劇毒の治癒を優先すると瀕死の体力は回復できないという究極の2択を迫られる。
ただしその強さの代償として、絆消費がかなり重い。その数値はなんと31。
単体攻撃技としてはトップクラスの消費量であるため、積極的に使っていくには一工夫必要である。 - クイーンヴェノムは無属性なのだが、
肝心の紫毒姫リオレイア自身は火属性であり無属性攻撃力も平均よりちょっと上程度なので、
紫「毒」姫なのに自身はあまり使いこなせず、
むしろ無属性攻撃の扱いに長けた鏖魔ディアブロスやネルギガンテの方が使いこなせる、という
なんとも言えない状態になっている。 - 当たり前だが、今回の遺伝子の仕様上あらゆるモンスターが使用する事が出来る。
女性陣は当然の事、それがオスしかいないやつらだろうと。「クイーン」ヴェノムなのに
- フレイムブラスターはスピードタイプの全体火属性中ダメージ攻撃。低確率で3ターンやけど状態にする。
- ちなみに「ブレイブフレア」を使う際の演出が敵の時とオトモンの時とで異なっている。
敵の時は他のリオス種と同じだが、オトモンの時はイビルジョーの咆哮に似たような動きをする。
飛竜骨格なのでどちらかといえばディアブロスやバゼルギウスの咆哮に似ているか。
この動きをするのはリオス種では彼女だけ…と思いきや、意外な奴も本種と同じ動きをしたりする。
そして飛竜全般で見ても意外なモンスターも同じ動きをしたりする。
- 絆技は「デュアルシェイバー」。
概ねフレイムシェイバーと変わらないが、紫毒姫はブレスではなく尻尾から刃の形になった劇毒液を飛ばして攻撃する。
ちなみに劇毒にする効果はない。まあ、あったらあったで
一部の行動以外絶対先制+回避不可の全体攻撃+対策無しだと確定で劇毒という
ぶっ壊れにも程がある絆技と化すので当然と言えば当然だが。
武具
- 強化段階ではレギーナ、あるいは紫毒姫の名を冠し、火、毒、龍が混在する通常種や希少種の武器とは異なり
全て毒属性で統一されており、生産時点からわずかにプラスの会心を持つ。
究極強化すると延長可能な紫20、高い毒属性値、会心率10%、低めの攻撃290と通常種ガルルガ武器の会心率と
スロットを落として斬れ味をランクアップさせたような性能となる。- MHST2では猛毒効果付きの武器として大剣と狩猟笛、および防具が登場する。
他の火属性武器と比べると猛毒の分攻撃力はやや低めだが、やや高い会心率を持つ性能となる。
なお、本家とは異なり武器は通常種武器からの進化は出来ず、紫毒姫素材で一発生産する。
- MHST2では猛毒効果付きの武器として大剣と狩猟笛、および防具が登場する。
余談
- 英語名の「Dreadqueen」は直訳すると「恐怖の女王」と言ったところ。
日本語での「紫」も「毒」も「姫」も欠片も残っていない。
もっとも、この強大さを考えるとやはり「princess」では迫力が足りないので「queen」が相応しいだろうが。
- MHXXにて、なんと紫毒姫の上鱗がある装飾品に必要な素材として要求される。
狩猟笛使いにとっては魅力的なスキルの一つであるため、
興味が無かった相手から一転、本作から狩り始めた人が結構いるとか。- 幸い必要なのは上位素材であるため、G級武具で挑めばそれなりに楽。
それでも劇毒のダメージにはかなりの注意が必要だが。
- 幸い必要なのは上位素材であるため、G級武具で挑めばそれなりに楽。
素材
- 紫毒姫の鱗
- 紫毒姫リオレイアから剥ぎ取った鱗。
素手で触る事すら危険とされる毒性の強さを持っており、
通常の個体のものとは別の素材として扱われる。
より質の良いものは「紫毒姫の上鱗」と呼ばれ、
熟練の職人でなければ素手では決して触れぬほどの毒性を持つものは「紫毒姫の厚鱗」と呼ばれる。
- 紫毒姫の甲殻
- 紫毒姫リオレイアの外殻。
素手で触る事すら危険とされる毒性の強さを持っており、
通常の個体のものとは別の素材として扱われる。
より堅牢なものは「紫毒姫の堅殻」と呼ばれ、非常に頑強なものは「紫毒姫の重殻」と呼ばれる。
- 紫毒姫の紅玉
- MHST2のみに登場するレア素材で、紫毒姫リオレイアの体内で生成される希少な玉石。
強い毒性を持ち、触れた者の命を蝕む恐ろしい力を宿しているという。
関連項目
モンスター/リオレイア
モンスター/リオレイア亜種
モンスター/リオレイア希少種
モンスター/ヌシ・リオレイア
武器/火竜武器 - 関連項目にリオレイア素材を用いた武器の個別ページへのリンクあり。
防具/レイアシリーズ
システム/二つ名持ちモンスター
システム/特殊許可クエスト
アクション/サマーソルト
モンスター/黒炎王リオレウス - 作中で対を成すが、競演する機会は少ない。