システム/複属性

Last-modified: 2023-08-29 (火) 15:12:20

MHF-Gより登場した新たな属性タイプ。
その名の通り「複数の属性」「複合された属性」を意味する。
従来の火属性/水属性/雷属性/氷属性/龍属性という5つの"通常属性"の派生形で、
同じくMHFの初期より実装された"双属性"と対をなす存在である。

目次

概要

  • 双属性は「"通常属性"と"特殊属性"の二つを併せ持つ特性」を指したが、
    この複属性は「2種類或いは3種類の通常属性を同時に併せ持つ属性」を意味する。
    MHP2G以降のメインシリーズにも左右の剣で別の属性を宿した双剣という意味での"双属性"は存在するが、
    あちらとは異なりボウガンを除く全ての武器種に存在するほか、
    双剣もそれぞれの剣に2種類以上の属性が同時に付与されている。
  • この属性は双属性と異なり、たとえば火属性龍属性の複属性である「炎属性」など、
    属性の名前自体が根本的に異なってくる。
    詳しくは下記を参照してほしいが、ある程度は覚えておかないと武器選びで困ることになるだろう。
    • 「複属性は、なぜ名前ごと変えているのか」という疑問もよく挙がるが、
      MHFをプレイしている人なら、武器のステータス表示画面を見れば大方の察しはつくだろう。
      表示枠の大きさから言って、属性値を一種類表示させている時点でちょうどよいくらいなのに、
      双属性で通常属性と状態異常属性の2種類を表示した時点で完全に下までキツキツになっている。
      複属性は4、5種類以上を同時に併せ持つ属性も当初は考えられていたと後述しているが、
      そんな数の属性を事細かに表示していたらゴチャゴチャで見辛いどころの話ではない
      表示枠そのものを変えるという手段もあるが、
      この手の仕様は非常に根深い部分まで修正しなければならない可能性が高い。
  • G級が実装されたMHF-Gより追加された、ということで、
    G級武器にのみ存在する、と勘違いされがちだが、
    MHF-G以降に実装された剛種モンスターの武器にも複属性が存在し、
    祭典武器やイベント武器など、複属性を持つ非G級の武器も現在ではかなり多い。
    強化(特にG級強化)によって、単属性が複属性に変化したというケースはG10まで確認されていなかったが、
    G10のイベント武器に、火属性(または龍属性)→G級強化で炎属性になるケースが初めて確認された。
    また、遷悠武器にも一部複属性を持った武器が存在している。
    MHF-G9より登場したウインドイーター(風属性)や、
    MHF-Zより登場したマガラ武器(闇属性と光属性)がこれにあたる。
  • 2種類"以上"の通常属性を併せ持つ属性、であるため、
    2つの属性のみならず、3種類の属性を含むものも実装されている。
    当初は4種類以上の通常属性を併せ持つ複属性の実装も予定されていた。
    ディレクターへのインタビューによれば、
    技術的には考えられる全ての組み合わせを実装可能ということであり、
    火属性+水属性+雷属性+氷属性+龍属性という、
    全5種類の通常属性を併せ持った脅威の複属性の可能性も示唆されていた。
    さすがにすべての組み合わせを実装することは現実問題として困難であろうが、
    開発側としては最終的には数十種類の規模で考えていたようだ。
    また、「内包属性が全く同じだが属性割合が異なる」複属性も存在する。
  • 複属性で与える属性ダメージは、各種複属性が含む通常属性のすべて
    例として、雷属性龍属性の複属性である「雷極属性」であれば、
    雷属性ダメージと龍属性ダメージが同時にモンスターへ与えられる。
    ダメージ計算式上ではそれぞれ独立して計算されるため、
    雷属性と龍属性の双方が効くモンスター(リオレイアなど)には絶大なダメージが、
    雷属性が効かず、龍属性のみ効くモンスター(テオ・テスカトルなど)には龍属性分のみ、
    雷属性が効き、龍属性は効かないモンスター(ダイミョウザザミなど)には雷属性分のみ与えられる。
    • また、従来の単一ではたらく通常属性武器との差別化のため、
      複属性で与えられる属性ダメージは、基本的に表示された値に一定の割合がかかる。
      これは多くの場合下減補正であり、全ての属性が効果的であるわけではないモンスターに対しては、
      弱点となる属性に合わせた通常属性を運用したほうが大きなダメージを叩き出せる、という意図がある。
      しかし中には、単一の属性と同じ属性割合を持つものがあったり、
      片方の割合が極端に低い代わりに、もう片方の属性値が表示数値よりも高いものもあったりする。
    • 内包されている属性全てが表示数値通りに機能する"奏属性"は属性値自体が低めに設定されている。
      それ以外の属性については武器や武器種によってまちまちである。
  • 表示された属性値にかかる割合は複属性ごとに異なる。
    一番分かりやすい例を挙げるとすると、内包属性が全く同じである炎/黒焔/紅魔属性だろうか。
    炎は70%ずつの火と龍が合わさった属性だが、黒焔は龍属性150%に火属性50%と龍偏重であり、
    紅魔は黒焔とは対照的に、龍が50%で火が150%となっている。
    • ちなみに、各種属性値の大まかな割合であれば、マイハウスの本棚→ハンターの心得から確認できる。
      記号の意味は☆(100%超)>◎(100%)>○(70~80%)>△(50%以下)となっているようだ。
    • 実装されている複属性は、内包する属性割合を合計すると140%、160%、200%、250%のいずれかとなる。
      10周年記念アップデート実装の「灼零」は合計割合が250%となっており、武器の属性値も高い物があるが、
      火と氷という相反する組み合わせ故にこの割合を常に活かせる訳ではない。これは他の複属性にも言える。
  • ボウガンはその性質上、複属性そのものには対応できない(複属性の弾は無い)。
    が、同シリーズの武器が複属性である場合、それが内包している属性弾には全て対応している例が多い。
    裏を返すと、全て100%の威力で使用可能とも見ることができる。
    • ただし、メラギナスのボウガンや紅ミラボレアスのへビィボウガンのように、
      内包属性弾が対応していないものもある。
  • 複属性でモンスターを攻撃した際に適用されるエフェクトは、
    1. 双属性または剣晶によって状態異常属性が発動した場合は状態異常属性のエフェクト
    2. 全ての属性ダメージが0以下、かつ"マイナス"が含まれている場合、吸収された属性のエフェクト
    3. ダメージが最も高い通常属性のエフェクト
    4. ダメージが最も高い通常属性が複数あった場合、その中からランダムでいずれかのエフェクト
    という順番の条件で決定される。
    ダメージ計算の結果、すべての属性が0ダメージだった場合は4.の条件が適用される。
    炎属性であれば、火属性エフェクトだったり龍属性エフェクトだったりするわけである。
    • 「専用のエフェクトを用意してほしかった」との声もあるが、
      どの属性が効いているかの確認が可能という実用性を優先させた結果であろう。
    • 味方ハンターを攻撃した際に発生するエフェクトに関しては、
      そもそも味方への属性が0に固定されているため、4.の条件に則りランダムで決定されるとされているが、
      実際は複属性によって1種類に固定されているものがあるようである。
    • 属性を砲撃として打ち出すガンランスの「属性砲」については、
      モンスターにヒットしない場合は内包属性がランダムで表示され、
      ヒットした場合は上記の条件に基づいて属性エフェクトが表示される。
      また、属性ブレード使用時のブレードのエフェクトは、
      ブレードが複属性の割合に基づき変化する*1
    • スキル「剣術+2」を発動させ、4.の条件に該当する部位への攻撃を行うと、
      1hit目と2hit目で別々のエフェクトが出ることがある。
  • 特定の複属性専用の「○属性攻撃強化」スキルは存在しないが、
    含まれている特定の属性を強化することは可能。
    例えば、炎属性の武器に対して「龍属性攻撃強化」や「火属性攻撃強化」は有効である。
    • ちなみにシジル「属性値+○」を焼き付けると、内包属性値すべてを引き上げることが可能である。
      また、強化されるのはあくまで表示されている数値を元にしているため、
      例えば黒焔属性800(龍属性1200・火属性400)の武器に「属性値+5」のシジルを焼き付けると、
      黒焔属性850となり、ダメージ計算上は龍属性1275・火属性425となる。
      属性値+5のシジルで実質的に属性値が+10されるというのは強力すぎる効果のようだが、
      複属性に含まれる属性すべてに弱いモンスターというのは限られるため、
      バランスブレイカーとはなっていない。
  • エフェクトが表示されなかったほうの属性もダメージ判定はあるので部位破壊判定には関与する。
    例えば、通常のドドブランゴの頭には雷属性と火属性が同じだけ通るので、
    光属性(火+雷)の武器でスキル「雷属性攻撃強化」のみを発動させると雷属性のエフェクトが優先されるが、
    この場合でも牙の破壊(火属性ダメージが条件)は達成できる。
  • 変種奇種剛種特有の属性吸収の影響も受ける。
    含まれる他の属性が効く場合は見た目では確認できないが、ダメージはしっかり軽減されている。
  • なお、超越秘儀の六華閃舞では火属性が優先されるため、
    火属性を含む複属性では火属性肉質0でもない限り、ほぼ確実に火属性の六華閃舞になる。
  • 複属性は属性の種類、双属性は属性の宿り方を指している単語であり、
    複属性を含む双属性武器というものも存在する。
    G級武器で言えばエスピナス希少種の「炎と毒の双属性」が代表的か。
    この場合、属性補正は火属性70%、龍属性70%、毒属性100%(1/3の確率でエフェクト発生)となる。
    双属性のシステム上、毒属性エフェクトが出ても火・龍属性はダメージ計算に使われている。
  • 状態異常属性に関連した複属性に関しては情報がない。
    "通常属性×状態異常属性"では単純に双属性を適用することで事足りるため、
    仮に実装されるとすれば"状態異常属性×状態異常属性"という組み合わせが考えられたが、
    実現はしなかった。
  • MHF-G1およびG2初期では複属性の割合が不十分だったり種類が少なかったりしたこともあって、
    複属性の使い道は乏しいと言われていた。
    その後、G2後半からG3にかけて実用性の高い複属性武器が次々と登場したことにより、
    今度は逆に単属性武器の需要が減ってしまうという事象が起こっている(この太刀が良い例だろう)。
    それを踏まえてか、MHF-GGではG級モンスターの一部に
    多くの変種モンスターが有していることで有名な「属性吸収*2」を持つものが登場。
    さらに穿龍棍やG5以降で実装された複属性武器は属性値が低い、あるいは攻撃力が低いなどといった、
    複属性であることを活かさないと単属性武器に負けるという調整がなされており、
    複属性一択ではなく、単属性か複属性か吟味して使用する必要性が生まれてきている。
    また、上記の点及び2属性の組み合わせに限れば全パターンが出揃った*3ことからか、
    MHF-G6では新たな複属性の追加は一旦ストップしており、既存の複属性の種類充実に留まっている。
    その後、新たな複属性はMHF-Z下の2017年7月5日時点まで確認されていなかった。
    MHF-G8以降は複属性の中に属性値が非常に高いものも現れてきているが、
    それでも単属性で見ると特化した武器に負ける、というスタンスが堅持されているようである。
    MHF-Zではネカフェ武器や祭武器、狩煉道武器を中心に単属性武器に勝り得る強力な複属性武器が複数実装されている。

複属性一覧

  • 13種類が存在する。MHF-G1以降の各大型アップデート時に必ず追加が実施されていたが、
    G6アップデート以降は、上記日時まで新たな複属性の実装は確認されていなかった。

炎属性

  • 火属性70%+龍属性70%
    炎は「ホノオ」と訓読みする。
    モンスター武器の固有属性としてはG6.1で実装されたヴァルサブロス武器が初となり、
    G級武器にて、火属性と入れ替わりという形ではG5のエスピナス希少種の武器が初。
    ただし、「真性の炎属性を扱ったモンスター武器」という意味ではグァンゾルム武器が初となる*4
    上記の武器群以外では、G級リオレウス亜種、G級ヴォルガノス亜種、G級イャンクック亜種の武器にも宿る。
    G級テオ・テスカトル武器も、実装前に一部で挙がっていた予想に反して炎属性武器となった。
    それまではイベント「覇種連続迎撃戦」達成で生産できる武器「アウィスシリーズ」などの特典武器や、
    GGに実装された狩人祭武器のみとモンスター武器と無縁の関係が続いていた。
    後述の黒焔・紅魔属性が龍か火のどちらかに特化しているのに対し、こちらはバランス型となっているが
    合計割合が140%止まりであり、両方が有効なモンスターも当初は少なかった。
    ただしモンスター武器はいずれも高ポテンシャルであり、現在は使用者も多くなってきている。
    多くの複属性武器に言えることであるが、狩煉道猟団迎撃戦のような、
    複数のモンスターを連続で相手取るクエストでは力を発揮しやすい。
    猟団迎撃戦で役立つ、祈歌武器にもこの属性を有するものは多い。

光属性

  • 火属性70%+雷属性70%
    読み方は言わずもがな「ヒカリ」。
    有効なモンスターが多い火属性と雷属性の組み合わせで、範囲が非常に広い汎用的な複属性。
    モンスター武器固有属性としては、G3に登場したゼルレウスの武器と、
    MHF-Zより登場するシャガルマガラの武器に宿る。メインシリーズの龍属性どこ行った。
    ただしゼルレウス武器はMHF-Z現在始種化されておらず、最前線で使われることはない。
    またシャガルマガラ武器は、その高性能の代償としてなんと装備すると防御力が400~500下がるという特性がある。
    定期イベントをこなすことで作成できるロウシリーズは空ゲージが長いこともあり、非常に強力。
    また伝説級武器の大半は聖剣系が原典であるためか、光属性武器となっている。
    なお、上述した有効範囲の広さ故か、G1の時点ではそれぞれの属性値は50%ずつだったがG2で強化された。

雷極属性

  • 雷属性70%+龍属性70%
    「ライゴク」と読み、レビディオラの別名である「雷極龍」を由来とする。
    レビディオラの龍の力、そして磁力で生み出した雷の力の2つを宿す属性となっている。
    龍・雷を共通弱点とするモンスターは多く、合計属性値は140%だが有効性は高い。
    レビディオラ武器以外には、一部の祭典武器や祈歌武器、
    対G級クシャルダオラを想定した武器群「屈強ナ鋼ヲ粉砕スシリーズ」に付与されている。
    また、Zで新たに「暴乱ヲ鎮圧スシリーズ」で、4武器種が新たに追加された。

天翔属性

  • 火属性30%+水属性100%+雷属性70%
    「テンショウ」と読み、シャンティエンの別名である「天翔龍」を由来とする。
    シャンティエン自身の能力として水属性攻撃を行うためか、水属性の倍率は100%で、
    複属性では初めて、内包属性の内1つの割合が100%以上の属性でもあった。
    一方、雷属性については水属性攻撃と同等以上に多用する属性であるが、
    最期を迎える原因が「雷属性エネルギーの暴走」であるためか、70%と若干落ちたものとなっており、
    火属性は自身も素質を持っているものの、周囲の環境の力を借りないと発現できない
    (ゲーム内では火山環境の影響を受けてやっと発現している)程に非力である故の倍率となっており、
    基本的には水と雷の複属性として見るのが良いだろう。
    尚、穿龍棍以外は属性値が高いため、水属性武器としての運用も十二分に可能である。
    長らくシャンティエンに関連する武器以外には宿っていなかったが、
    G10にて天翔属性の宿るスラッシュアックスF「アルキミア」や、天翔属性の宿る祭典武器が登場した。

熾凍属性

  • 火属性80%+氷属性80%+龍属性40%
    「シトウ」と読み、ディスフィロアの別名である「熾凍龍」を由来とする。
    『火と氷を完全に制御する』という熾凍龍の特性を再現した属性割合となっている。
    ディスフィロアが龍属性攻撃を行うことはないが、彼に潜在した属性と思われる。
    穿龍棍以外は属性値がかなり高く、割合も80%と軽減率が低いため"火龍"と"氷龍"の2つを一本でこなせる。
    さらに龍属性も内包しており、現時点で属性依存の部位破壊を全て達成できる汎用度の高い属性。*5
    一方、真反対の火と氷の両方が十分に通るモンスターは多くなく、
    火と氷の合計160%、また龍も含めた200%の効果を発揮させるのはかなり難しい。
    どちらかと言えばその汎用度の高さが最大の特徴と言っていいだろう。
    例によって複数モンスターが登場するクエストで特に力を発揮できるが、先に挙げた複属性に比べ種類が少ない。

奏属性

  • 水属性100%+氷属性100%
    "奏"は「カナデ」と訓読みする。
    新しい歌姫と関連するG級武器「トラグシリーズ」とMHF-Gオリジナルサウンドトラックの特典武器、
    G6にて実装された音を奏でるモンスターであるポボルバルムの武器、
    ヴォージャンを想定して実装された「劫火ヲ滅消セシ剣斧」に宿る属性で、
    劫火ヲ滅消セシ剣斧以外には音に関する何かが絡んでいるという共通点がある。
    G9にて全武器種のトラグシリーズ*6に改派生が追加された。
    非常に属性値が高くなった上、水・氷100%という配分から作成手間に十分見合っているといえる。
    その特性上、高熟練度のパートナーに所持させると極めて高い属性値を発揮できるが、
    トラグシリーズと祈歌武器は生産アイテムの入手機会が限られているため、
    譲渡が容易なのは創音竜の武器と劫火ヲ滅消セシ剣斧、「幻想ヲ破リシ」「炯眼ヲ粛静ス」シリーズか。

黒焔属性

  • 火属性50%+龍属性150%
    「コクエン」と読む。極征ミラボレアスの武器に宿る属性。
    上記の炎属性と内包属性が全く同じであるが、
    龍属性の割合が極端に高くなっており、こちらは龍属性主体の複属性と言える。
    純粋な属性より単体での倍率が上回る属性はこれが初。
    見かけの数値自体は飛びぬけているわけでもないが、
    表示数値1.5倍の龍に限って見れば非常に強力な龍属性武器になりえる。
    こちらも特性上、高熟練度のパートナーが所持すると異常とも言える龍属性値を発揮可能。
    2017年10月時点では、極征黒龍の武器以外に黒焔属性が宿ったケースは確認されておらず、
    武器数が極端に少ない状況であったが、2018年に入って狩人祭辿異武器「クロマシリーズ」、
    本属性を有する祈歌武器が登場し、ようやくその数を増やしつつある。
    • なお、本属性はもう1つの姿があり、
      そちらはスキルと、大元であるミラボレアスの行動で見ることができる。

闇属性

  • 氷属性80%+龍属性80%
    プレビューサイトでは「凍てつく龍の脈動」と紹介されていた「ヤミ」という複属性。
    モンスター武器としてはメラギナスゴア・マガラの武器に宿る。
    対となる光属性と比べると内包する各種属性値の割合は若干高めになっているが、
    その代わりかメラギナス武器は、光属性のゼルレウス武器と比べると武器の属性値がやや低めである。
    なお、それ以外については少数ながら一部武器種にイベント武器が登場しており、
    その後狩人祭武器にて高い属性値と物理性能を両立したものが生産可能になった。
    元祖であるメラギナスの武器も、始種武器まで強化すれば非常に高い属性値が発現するようになる。
    その後G10にて、G級オオナズチへの準備として開催されたイベント「霞龍討伐ノススメ」で、
    同じく闇属性を持つ「幻影ノ霞払イシシリーズ」が生産可能となった。

紅魔属性

  • 火属性150%+龍属性50%
    MHF-GGアップデートにて実装されたGG最凶の古龍、G級紅ミラボレアスの武器に宿る「コウマ」の属性。
    炎属性や黒焔属性と同様、火と龍の力を兼ね備えた属性で、黒焔属性と対をなす属性値を持つ。
    火口深部という灼熱の地帯で変異を遂げたが故か、火の力が非常に強いものとなっている。
    こちらもパートナーにプレゼントすることで異常な火属性の力を発揮できる。
    ミラボレアス以外では、イベント武器(現在は常設)の「獄熱紅剣」、
    祭典武器ルベルシリーズ等がこの属性を有する。

風属性

  • 雷属性80%+氷属性80%
    MHF-G5にて登場したクシャルダオラの近縁種、ガルバダオラの複属性。
    当然ながら読みは「カゼ」。
    MHF-GGの時点で武具工房の生産リストにおける属性の検索欄で存在しており、話題となった。
    その後のG6にて狩人祭武器にも風属性を持つ物が登場し、
    更にG7では睡眠属性との双属性であるヒプノック繁殖期の武器が、
    G10ではG級クシャナ武器も風属性を有して登場した。
    またG9では、ウインドイーターが遷悠武器初の複属性武器として風属性を得た
    (その立ち位置故にあまり目立ってはいないが)。
    しかし、モンスターの操る固有属性としてはガルバダオラのままというのはG5から現在に至るまで貫かれている。
    真価を発揮しにくい組み合わせだが、逆に2つの属性が持つ広い有効範囲で汎用性は高い。
    当然だが、モンスターハンターオラージュに登場する"風属性"とは全くの別モノである。
    風属性を有するモンスターは揃いも揃って雷に弱い傾向があり、
    ヒプノック繁殖期に至っては内包されている属性が全て通ってしまう。

響属性

  • 水属性100%+龍属性100%
    MHF-G5.2にて登場した複属性。歌姫武器に宿る奏属性同様、音に関連する言葉を由来とする属性。読みは「ヒビキ」。
    響属性のデータ自体はMHF-G5の時点で実装されており、
    マイハウスの本棚では奏属性同様、で表示されている。
    同アップデートで配信されたストーリークエストの第12章クリアで入手できる素材を用いて作られ、
    かつトラグシリーズと対を成している武器「セリスィシリーズ」と、
    パローネ大航祭のオリジナル武器「パローネシリーズ」、
    G6で実装された課金装備の双剣、ローレライ
    G10下のイベント「炎王龍討伐ノススメ」で手に入る「猛炎ヲ迎エ撃ツシリーズ」、
    祈歌武器の「歌紡ノ斧【響華】」などに宿っている。
    G10.1とMHF-Zにてトラグシリーズに続き、セリスィシリーズに改派生が追加。
    トラグ同様、属性値は非常に高くなっているので強力なのは言うまでもない。

灼零属性

  • 火属性125%+氷属性125%
    MHF-Zの、MHF10周年記念アップデートで久方ぶりに追加された新たな複属性。
    同アップデートで新登場する灼零龍エルゼリオンに由来する属性であり、
    彼の別名と同様「シャクレイ」と読む。
    上述したように合計属性値が250%になる初の複属性である。
    表記上の数値にさらに上方補正をかける属性が2つも組み合わさった強力な複属性であることから、
    パートナーの武器の属性を逐一変更するのが面倒であれば選択肢として非常に優秀な部類である。
    火と氷という弱点として被ることが多くない組み合わせの為か、
    表記上の数値の時点でかなり高めの属性値を有する武器もあり、
    火か氷の片方の属性値のみで、それぞれ単一の属性しか持たない武器の属性値を上回るものも少なくない。
    当属性を備える近接辿異武器辿異スキルは<<属撃強化>>で統一されている。

皇鳴属性

  • 雷属性150%+龍属性50%
    灼零属性と同じくMHF10周年アップデートで追加された。
    新イベント狩煉道にて「超特殊モンスター」として登場する、
    祖龍ミラボレアスを象徴する属性であり、「コウメイ」と読む。
    MHF-ZZアップデート時点では象徴元のG級祖龍と、
    狩煉道で入手出来る素材より作成できる辿異武器の2種にのみ宿り、
    G級祖龍のそれは黒焔、紅魔属性の大元であるG級黒龍、紅龍武器と比較して、
    武器自体に宿る属性値も非常に高くなっている。

余談

  • 時折、「火属性」を「炎属性」と言い換えているプレイヤーが見受けられる。
    MHFに限らず、シリーズ通して火属性を持つ武器に「炎」の文字は頻繁に用いられ、
    他のゲームでも炎属性が(モンハンの火属性のように)基本属性として扱われる例も多いが、
    実際に後者が現れた現在、MHFにおいて火属性と炎属性は別モノを指す語となった。
    MHFの記事を多数含むこのwikiにおいても、
    「火属性」「炎属性」は似て非なるものとして扱っているため、その点は留意されたし。
    • なお、火属性であるフランメ・レベル系が説明文では「炎属性」となっている。
      実装がフォワード.3とはいえ、当時から「火属性」を「炎属性」と呼ぶのは誤りには違いないし、
      炎属性が実装された後でもテキストは変更されていなかったが、
      名実共に炎属性を持つヴァルサブロス武器の登場で辻褄が合わなくなるためか、
      実装から2年近くが経ったMHF-G6.1アップデートでようやく修正された。
  • 定められたコストのなかで、プレイヤーの好きな通りに武器ステータスを設定することができる
    天廊武器』には複属性が存在しておらず、火から龍までの5属性しかない。
    MHFチームいわく要望やゲーム内の動向次第で実装を検討していくとのこと。
  • MH4から登場した操虫棍猟虫も、2種類まで属性を持つことができる。
    ただし、肉質の弱点属性に関係なく確率で属性エフェクトが出るので、厳密には複属性とは異なる。
  • 武具工房で生産する武器を検索する際、属性として複属性も指定可能。
    そこで公式発表よりも早く新たな複属性の追加を確認できる場合がある。
    例としてGGへのアップデート以降、G5で実装されるガルバダオラの複属性、「風属性」の存在が確認されている。

関連項目

システム/属性
システム/双属性

複属性武器一覧

シリーズ系統
武器/ヴォーラシリーズ - 初期シリーズが光属性
武器/ロウシリーズ - 光属性
武器/狩人祭武器 - ヴォーラを除けば現在炎、雷極、風、闇属性の武器がある。
武器/歌姫武器 - 奏属性のトラグシリーズ、及び響属性のセリスィシリーズ
武器/討伐ノススメ・備えシリーズ - 光、闇、響、雷極属性のシリーズ、及び奏属性のスラッシュアックスFがある。
武器/シャンティエン武器 - 天翔属性
武器/ゼルレウス武器 - 光属性
武器/エスピナ武器 - G級希少種武器が炎属性
武器/火竜武器 - G級亜種武器が炎属性
武器/ディス武器 - 熾凍属性
武器/ガルバダオラ武器 - 風属性
武器/テスカト武器 - G級炎王龍武器が炎属性
武器/クシャナ武器 - G級武器が風属性
武器/マガラ武器 - 黒蝕竜武器が闇属性、天廻龍武器が光属性
武器/お正月武器 - 賀正斬鎚【○○】が天翔属性、キョロキョログークが光属性
大剣
武器/エクスカリバー - エクスカリバーより光属性
武器/極光剣G-TUNE - 光属性
武器/邪眼大剣 - 闇属性
武器/天翔大剣 - 天翔属性
武器/約束された勝利の剣 - 光属性
太刀
武器/アズラクグラマサ - 天翔属性
武器/天叢雲剣 - 奏属性
武器/ウインドイーター - 風属性
武器/棘白ノ太刀【火廣金】 - 炎属性
武器/獄・紅魔邪龍刀 - 紅魔属性
武器/極雷刀【蛇柳】 - 雷極属性
武器/天熾シ凍土ニ咲ク刃 - 熾凍属性
武器/ブライトセーバー - 光属性
武器/古刀 - 最終強化の鬼神刀が光属性
片手剣
武器/歌繋ノ剣 - 灼零属性
武器/炎角剣【光炎】 - 炎属性
武器/ガラティーン - 光属性
武器/獄・紅魔邪龍剣 - 紅魔属性
武器/天翔剣 - 天翔属性
双剣
武器/キャンドルハピネス - 炎属性
武器/コーレジューグ - 闇属性
武器/極雷斬【鳴神】 - 雷極属性
武器/極・闇黒邪龍双剣 - 黒焔属性
武器/蒼斧【焼灼】 - 炎属性
武器/創音双剣【暁鐘】 - 奏属性
武器/ダーインスレイヴ - 闇属性
武器/帝征双剣 - 炎属性
ハンマー
武器/炎角鎚【炎陽】 - 炎属性
武器/トラグ・メーネ - 奏属性
狩猟笛
武器/極・闇黒邪龍笛 - 黒焔属性
武器/凍エシ魂ヲ熾セシ奏 - 熾凍属性
武器/ホワイトブライドベル - 光属性
ランス
武器/炎角槍【刺座】 - 炎属性
武器/コーレエクサ - 闇属性
武器/極雷槍【鎌髭】 - 雷極属性
武器/凍レタ運命熾ス槍 - 熾凍属性
ガンランス
武器/凍テツク時ヲ熾獣槍 - 熾凍属性
武器/極・闇黒邪龍銃槍 - 黒焔属性
穿龍棍
武器/熾ス罪凍ル咎ヲ纏シ杭 - 熾凍属性
武器/カドゥケウス - 光属性
武器/金銀魚竜棍 - 風属性
武器/コーレクラウフィー - 闇属性
武器/獄・紅魔邪龍棍 - 紅魔属性
スラッシュアックスF
武器/アルキミア - 天翔属性
武器/炎角獄剣斧【炎咲】 - 炎属性
武器/桜剣蒼斧 - 炎属性
武器/コーレテネブライ - 闇属性
武器/絶帝征剣斧【聖王】 - 炎属性
武器/万歳クロエ - 響属性
武器/フランシスカ - 光属性
マグネットスパイク
武器/グラハムスパイク - 灼零属性
武器/煉華ノ斬鎚 - 皇鳴属性
武器/崩壊と滅尽の弓 - 黒焔属性
武器/レーサルリング - 光属性
武器/禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓 - 熾凍属性

*1 ダメージ計算自体はその時点でのエフェクトに関わらず複属性として行われている。
*2 属性ダメージがゼロであるばかりか、武器の属性値が「高ければ高いほど物理ダメージがより軽減されてしまう」という特殊な耐属性。数値で表記すればマイナスと表す。
*3 ただし火+水は火が微弱な天翔属性以外カバーしていない
*4 炎属性の武器が作製できるモンスターのうち、グァンゾルム以前に実装されたものは、いずれも龍属性は使わないため
*5 火属性が必須なドドブランゴの牙破壊、氷属性の切断系統である必要があるラージャンの尻尾破壊、一度でも龍属性を叩き込まなければ破壊できないオオナズチやテスカトの角破壊、など。
*6 当時まだ存在していなかったスラッシュアックスFを除く。そのスラッシュアックスFも、MHF-Zでセリスィシリーズの一部武器と同時に改派生が追加された