飛雷竜の鱗から造られた槍。
常に雷を湛えており、突きを
放てば電撃を伴い獲物を貫く。
(飛雷槍ツキカガチ)
鍛造により強化された飛雷竜の
槍。天に掲げれば無数の雷が
降るという言い伝えがある。
(飛雷槍【御手杵】)
名工が鍛造し、真の力を纏いし
飛雷竜の槍。この一筋は、地に
鳴り響く雷となり獲物を穿つ。
(万雷槍【御手杵】)
目次
概要
- 飛雷竜トビカガチの素材から生産できるランス。
トビカガチ自身は新大陸出身のモンスターだが
MHWorld時点ではカガチ武器にランスが存在しておらず、MHRiseにて初登場した。
新規追加武器ということで、オリジナルのデザインを引っ提げての登場となる。
- 見た目はズバリ戦闘機。
主翼を切り取った近代戦闘機のようなスマートな形状で、このままでも十分飛んで行けそうである。
盾の方は四辺形を十字型に組み合わせたタワーシールド…だが、槍と併せて考えると航空母艦を模したものだろう。
四角の鱗がタイルのように敷き詰められ、市松模様のようなパターンが描き出されている。
性能
MHRise
- 生産ルートはアイアンランスIIからの派生のみ。攻略段階では最速で手に入る雷ランスとなる。
生産時点での性能は、攻撃力100、会心率10%、雷属性13、緑ゲージ40となかなか使いやすい水準。
同ランクにはリオレイア、イソネミクニ、プケプケなどの雷弱点のモンスターが複数いるため、活躍の機会はあるだろう。
- 集会所★7に到達すると、ヤツカダキの素材を用いて最終形の「飛雷槍【御手杵】」に強化できる。
「御手杵」とは、日本号、蜻蛉切と共に天下三名槍の一つに数えられる槍の名前である。
誉れ高き槍の銘を冠したそのスペックは、- 属性武器らしく低めの攻撃力190
- 火力を伸ばす会心率15%
- 平均的な雷属性20
- 斬れ味は素で青ゲージ40、白ゲージは匠Lv4から
- スロットはLv1が1つだけ
- 百竜スキルは攻撃力強化III(+8)、会心率強化(+8%)、雷やられ特効
- 一つは雷属性派生のギガドリルランス。
攻撃力210、会心率10%、属性値15という物理特化型ランスである。
会心率強化IVという有用な百竜スキルにより会心率は実質20%まで伸びるため、会心特化しやすいのが長所。
斬れ味は素で極短い青ゲージしかないが、剛刃研磨で維持するか逆に鈍器を付けるかでフォローできる。
スロットも2-1-1と豊富で拡張性も抜群、鉱石武器のためレア素材を必要としないなど火力以外の面も優秀。 - もう一つは雷狼竜派生の王牙槍【若雷】。
攻撃力200、属性値29というバランス型だが、水棲系特効という特異な百竜スキルを持つのが最大の特徴。
魚竜・海竜・両生種に対して物理ダメージ1.1倍という強力なスキルであり、
該当モンスターには雷弱点が多いため武器の性能とも合致している。
こちらはタマミツネ等の特定の相手に対するピンポイント運用で特に輝くランスと言える。
微妙と言わざるを得ない立ち位置となってしまっている。
天下三名槍の銘が泣いている…
- 一応この武器にも雷やられ特効という珍しい百竜スキルが付いているが、
付与手段に乏しい属性やられを前提にしている時点で不安定なのは否めない。
雷やられ自体はオトモの電転虫発射の技や百竜夜行の大砲電撃弾のおかげで、
発症の機会は比較的多い方なのが救いだが…。- なお、雷やられはスタンを引き起こすと即座に解除されてしまうため、
特効の恩恵を最大限に受けようとするならば頭以外の部位しか突いてはいけない。
尤も、PTメンバーやオトモにスタンを取られることもあるため、やはり安定は難しいのだが。
- なお、雷やられはスタンを引き起こすと即座に解除されてしまうため、
MHR:S
- MR解放に伴い更なる強化が可能となり、「万雷槍【御手杵】改」までが追加された。
- やはり低めの攻撃力310
- 火力を伸ばす会心率15%
- 平均的な雷属性35
- 斬れ味が素で紫30白30、紫は匠で延長可
- 装飾品スロットはLv2×1
- 百竜装飾品スロットLv2
エクサドリルランス改は白ゲージ止まり、真・王牙槍【天衝】は水棲特効を失った等追い風が吹いてきた。
…と思いきや、今度は鬼神天槍ラージャンという強力なライバルが出現。- 性能は攻撃力330、属性値20、スロットLv2x2、百竜スロットLv1と中々に似通ってしまっているが、
あちらは百竜スロットをLv2にすると残り傀異スロットが4になってしまうため、カタログ上のスペックほどの差はない。
むしろ拡張が必須な分あちらは選択肢に欠けるとも言える。
- 雷属性ランスとしては装飾品による拡張性をやや欠いているが、Lv2はLv1よりも実用的な装飾品を組み込みやすく、
武器自体も会心寄りということで、会心に特化させる等の運用次第では十分最終装備の1つとなり得る。
なお属性特化運用に関しては神穿・雷禍三絶というとんでもない化け物が居るため、あまり現実的ではないだろう。
- Ver.13現在、スキル環境は目覚ましい広がりを見せており、
この武器にふさわしいスキル構成もそれに伴って傀異錬成を粘れば様々に存在する。
紫+白の合計が60と雷ランスの中でも特に無難な長さのため研磨術【鋭】の検討もできる。
他雷ランスは白や紫が妙に長かったりして当スキルの運用に手間取りやすいため、
物理期待値も属性値も雷ランスド真ん中で紫も白も30ずつ持つというのはスキル採用の上で専売特許となる。- 最終アプデ後の環境において属性がすさまじく伸び、攻撃力も底上げされ、その上で紫が50に伸びた。
ランスの手数でも十分すぎる長さのため、今度は斬れ味系スキルをゴッソリ抜き去る運用が可能に。
物理も属性も強化する攻撃的なスキル構成が可能な優等生として見事に着地したといえる。
- 最終アプデ後の環境において属性がすさまじく伸び、攻撃力も底上げされ、その上で紫が50に伸びた。
余談
- 上でも少し触れたが、「御手杵」とは天下三名槍の一つに数えられる槍の名前である。
駿河国嶋田の名工・五条義助が鍛えた傑作であり、徳川家康の次男・結城秀康が所有し、
その後子孫である越前松平家に伝わったとされる。
全長はおよそ3.8m、穂先だけで4尺6寸(約138cm)、茎まで含めると7尺1寸(約215cm)という規格外の大きさで、
常人には重すぎて振り回すこともできなかったと言われている。
「御手杵」という名は、穂先を収める鞘が細長く杵のような形状だったために付けられたものである。
ちなみに、松平家には「御手杵の鞘を抜くと雪が降る」という伝承があったという。
飛雷槍の"天に掲げれば無数の雷が降る"という武器解説文はこの伝承を元にしているのだろう。- なお、残念ながら第二次世界大戦の東京大空襲により焼失してしまっており、
三名槍の中では唯一現存しない槍となってしまっている。
一応、資料を基に模造・復元したものは複数作られており、
郷土博物館など結城秀康関連の施設で展示してある場所もある。 - ちなみに戦国時代にはこのような穂先が巨大な槍は複数あり(さすがに御手杵の大きさは規格外だが)、
このような穂先が1尺(約30cm)を超える槍を「大身槍(おおみやり)」を呼び、
天下三名槍はすべて大身槍である(それぞれ日本号の穂先は2尺6寸、蜻蛉切の穂先は1尺4寸である)。
- なお、残念ながら第二次世界大戦の東京大空襲により焼失してしまっており、