飛雷竜の鱗から造られた銃槍。
砲身から放たれた一撃は電流をまとい、獲物へと襲いかかる。
(飛雷銃槍テツカガチ)
飛雷竜の銃槍は、鍛錬を重ね名槍と呼ばれるまでに至った。
雷撃は鋭く唸り、獲物を襲う。
(飛雷銃槍【蜻蛉切】)
名工の手で鍛錬し続けた槍は天下に名を馳せる業物となり、
疾雷の如き突きと砲撃を放つ。
(万雷銃槍【蜻蛉切】)
目次
概要
- MHWorldに登場する飛雷竜トビカガチの素材で作られたガンランス。
初期段階のパルサーガンランス時点ではアイアンガンランスに青白いトビカガチの毛皮で補強を施した汎用デザインだが、
強化を施すと飛雷銃槍テツカガチに名前が変わり、武器の形状もオリジナルのものになる。
刃先が二又に分かれているのが特徴。
性能
飛雷銃槍テツカガチ
MHWorld
- 飛雷銃槍テツカガチからさらに強化を重ね飛雷銃槍【蜻蛉切】が完成する。
その最終強化を施した状態の性能は以下の通り。- 攻撃力414
- 雷属性270
- 会心率15%
- スロットはLv1が1つ
- カスタム強化の枠は2つ
MHW:I
- マスターランク帯での強化先ももちろん登場。
飛雷銃槍【蜻蛉切】改を経て、最終強化で万雷銃槍【蜻蛉切】と名を変える。
今作の雷ガンランストップ*1の属性値510を備え、
斬れ味も素で白50(匠4から紫が出る)、会心率20%、放射5…とここまでは良いのだが、
攻撃力529はさすがに低すぎる。雷ガンスでは素の物理期待値最下位である。
- 後にアップデートで追加されたマスターマム武器が同等の属性値に加え会心撃【属性】を持ち、
さらに物理期待値や砲撃レベルでも完全に上回られているため、
スロットや作成難度・時期を除けばこちらの役目はほぼ無くなっただろう。
MHRise
- トビカガチも参戦するため登場。アイアンガンランスからバギィガンランスを経由し、
飛雷銃槍【蜻蛉切】で完成となる。
主な性能は- 攻撃力200
- 斬れ味は青、匠4から白
- 雷属性27
- 会心率20%
- Lv2スロット1つ
- 放射Lv4
- 百竜スキルは攻撃力強化III、会心率強化III、属性強化【雷】III
比較すら不要なレベルで性能差があるのでこちらだけ作ればいい。
MHR:S
- Riseではフルフルガンランスに圧倒的な差をつけて終わったトビカガチガンランスも
サンブレイクでRARE10の「万雷銃槍【蜻蛉切】改」まで強化できる。
その性能は- 攻撃力320
- 斬れ味は白まで
- 雷属性38
- 会心率20%
- Lv2スロットが1つ
- 百竜装飾品Lv2
- 放射型Lv7
どうしてこうなった
- とは言ったものの、ひどい!という程でもなく白ゲージの長さと会心率では上を行くため、
ここを軸にスキルビルドする場合は十分一考に値する武器といえるだろう。
飛毒銃槍ベニヒバナ
トビカガチ亜種の銃槍。
鮮烈で美しい二つの矛先は、凶悪な破壊力を兼ね備える。
MHW:I
- 強化すると、飛毒銃槍ベニヒバナ→ベニヒバナ改→【紅火蜂】と変化する。
最終強化時の性能は- 攻撃力598(武器倍率260)
- 会心率15%
- 麻痺属性330
- 斬れ味は素で白50、匠4から紫
- 砲撃タイプは放射6
- スロットはレベル1が1つ
- 一番の特徴は本作におけるガンランス最強の一角である「放射Lv6」を持っていること
(4→5→6と強化ごとに上がっていく)。
溜め砲撃がなんと竜撃砲1ヒット分とほぼ同じ威力を発揮する。
トビカガチ亜種自体割とすぐ登場するのと、麻痺という相手の足止めを行える属性なので即作るのもおすすめ。- 難点もあり、2段階目に強化しようとするとディノバルド亜種素材が必要になり、
三段階目になると太古龍骨と大竜玉が必要になるので難易度が一気に上がる。
だが作成する価値はあるのでなんとか目指したいところ。
クリア前に作成できるので真っ先に目指してみるのも一つ。
- 難点もあり、2段階目に強化しようとするとディノバルド亜種素材が必要になり、
- ただし放射Lv6はかなりの激戦区であり、死を纏うヴァルハザクの屍銃槍ヴァルスピサ、
怒り喰らうイビルジョーの業銃槍ディグラトニ、ゾラ・マグダラオスの真・驚天動地マグラハ、
イャンガルルガの黒羽の銃槍II、そしてリオレウス希少種のガンチャリオットが立ちふさがる。
さらに言えばヴァルスピサとディグラトニはクリア前にも作成可能である。
さすがのトビカガチ亜種もこの面子相手には厳しいようで、斬れ味での継戦能力も一歩遅れをとる。
唯一無二の麻痺放射ガンランスという点を活かし、麻痺した隙に「狙った部位に起爆竜杭砲を確実に打ち込む」
「溜め砲撃の集中砲火で部位破壊を狙う」など、戦術面での差別化を狙っていきたい。
余談
- 蜻蛉切(とんぼきり)とは、戦国武将であり徳川四天王の一人、本多忠勝が使用したことで有名な槍。
天下三名槍の一つに数えられ、三河文珠派の刀工・藤原正真の作。
槍を立てていたところに飛んできた蜻蛉が穂先に当たって二つに切れた事が名の由来となっている。- 生涯57回の戦で傷一つ負わなかったとされるが、これは重装によって防御力を高めたのではなく、
軽装によって回避力を高めたのが要因という説がある。
奇しくもトビカガチの防具には回避系スキルが付与されており、武器名もそこから取ったのだろうか。 - 当時の槍は約4.5m程の長さが主流だったが、本多忠勝の蜻蛉切は何と約6mにも及ぶ程だったという。
晩年には流石に衰えを感じたのか、約90㎝程短くしたようだが、
それでも主流よりも長さがあり、しかも寸法が変わった事で使い勝手も変化している得物を
自在に使いこなす剛勇は徳川四天王の名に恥じないと言えるだろう。 - ちなみに、蜻蛉切は穂先も1尺4寸(約43.7cm)とかなり巨大だが、
戦国時代には穂先が1尺(約30cm)を超える槍「大身槍(おおみやり)」という分類があり、
他の三名槍である日本号と御手杵の穂先に比べればまだ大身槍として標準的なものであったりする。 - なお、蜻蛉切は2023年現在でも現存しており、
静岡県の私立美術館である佐野美術館にて保管され、時折展示もなされている。
- 生涯57回の戦で傷一つ負わなかったとされるが、これは重装によって防御力を高めたのではなく、
関連項目
モンスター/トビカガチ
モンスター/トビカガチ亜種
武器/カガチ武器
武器/ガンランス
武器/アイアンガンランス - 派生元