BGM/UNKNOWN戦闘BGM

Last-modified: 2023-07-26 (水) 02:23:28

目次

概要

  • リオレイアに似た黒き未確認モンスター、UNKNOWN戦で流れるBGM群。
    このモンスターに関連する楽曲は計3曲存在する。
  • 通常、大型モンスターに発見されると『邂逅』という発見BGMが流れるが、
    UNKNOWNの場合は『未知の黒影』という、
    MHP3のMGSクエストの電子音アラームのような旋律が数回鳴る特別なBGMが用いられている。
    これにより、通常とは異なるタイプのモンスターであることを第一に印象付ける工夫が成されている。
    • また、UNKNOWNが登場したフォワード.1の8月時点では、
      凄腕級で追加された汎用BGMがモンスターの専用BGMを上書きする形で流れていたが*1
      このモンスターの場合は乱入時にクエストが丸ごと差し替わるという特性があり、
      通常のフィールドで専用曲が聴ける貴重なモンスターでもあった。
    なお、G級クエストでは発見BGMが『未知の黒影』ではなく、『刹那の緊迫』で上書きされる。
    至天征伐戦では発見時BGMを飛ばして戦闘BGMが流れる仕様となっている。
  • 実装当初は乱入クエスト「突然の襲撃」のみに登場していたUNKNOWN。
    乱入発生確率は極めて低く設定されており、意図的に遭遇するのが難しいモンスターであった。
    そのため、これらのBGMを聴くのは困難を極めていた。
    • UNKNOWNはMHFオリジナルモンスターが殆ど登場しない森丘にも姿を見せる。
      MHFにおける森丘ではオオナズチぐらいしか専用BGMのあるモンスターが登場しないため、
      乱入された際の聴覚的、視覚的な違和感が他のフィールドに比べ際立っている。

UNKNOWN

使用作品
MHF
収録
モンスターハンター フロンティアオンライン アニバーサリー2012 プレミアムパッケージ
  • UNKNOWNの戦闘BGM。
    モンスター名をそのまま当て嵌めるという、シンプルかつ珍しい曲名である。
    『未知の黒影』に続けて流れるが、至天征伐戦ではこの曲がいきなり流れ始める。
  • 音調は正に「恐怖」そのもの。
    重低音が多いものの、曲のテンポはどちらかというと速いほう。
    重厚かつ速い曲調は、ハンターの緊張感を研ぎ澄ますのに最適な演出となっている。
    突如として出現した謎の飛竜の脅威を表すような主旋律で徐々にテンポアップしていき、
    曲が一度盛り上がりを見せたのちサビに突入。
    形態変化を幾度も繰り返す漆黒のモンスターを前に
    終わりの見えない戦いを強いられるハンターを哀愁漂う笛の旋律が表現する一方、
    バックの激しい打楽器の演奏がUNKNOWNの激昂を表しているかのように感じられる。
  • 峡谷に出現するUNKNOWNは頻繁にエリアチェンジを繰り返すので、
    この曲をフルで視聴するのは困難、というかほぼ不可能。
    それこそ圧倒的火力や麻痺などで拘束でもしなければ厳しい
    (主な戦地である密林や砂漠、沼地などではそこそこの時間居座る)。
    とはいうものの、1ループで3分ほどの曲なので、そもそも曲目の中では比較的長い部類に入る。
    遭遇の難易度、狩猟自体の難易度、そして視聴の難易度により、
    生半可な実力ではこの曲を拝むことはできない。
    • ただし、塔に出現するUNKNOWNはエリア移動を行わないため、
      BGM自体は思う存分楽しむことができる
      (もっとも、公式でMHF史上最凶とされたこのモンスターを前に、
      そんな悠長なことをしている暇があるのかと言われればそれまでではあるが)。
  • モンスターハンターの醍醐味といえば狩猟である。
    視聴だけでなく、是非ともUNKNOWNの狩猟と併せて聴くのがベスト。
    それにより、この曲の魅力は最大限に発揮されるだろう。
    • しかし、他のモンスターにも言えることだが、
      実際は狩猟に集中しすぎてBGMなんて気にしていないのが多かったり。
      特に終盤は即死クラスの攻撃のオンパレードになるUNKNOWN相手だと尚更である。
      効果音の激しさに関してはミュージックとサウンドの7段階調整がクエスト中でもオプションで行えるので、
      これらをうまく活用したいところ。
    また、覇種実装が告知されたページ(狩猟の極致、"覇種"現出!)でも、このBGMが流れている。
    曲だけを楽しみたいならこちらも是非。

曲名不明

使用作品
MHF
  • MHF-G5.2より至天征伐戦にて披露されたUNKNOWNの新たな形態。
    その姿へ変わるタイミングで流れ始める新曲である。
    • イントロ部分ではバグパイプのような音が不気味に奏でられる。
      同時に黒き飛竜は塔の外周を飛び回りつつ竜巻を発生させ、次なる攻撃への準備を進める。
      視覚、聴覚の両面でハンターに異変を知らしめる演出であると言えよう。
      なお、このイントロ部分は形態移行演出時でのみ流れる。
  • この楽曲の特徴は、一音一音を叩きならすかのように敢えて途切れさせる威圧的なメロディである。
    曲が進むにつれて参加する楽器が増えていく部類の曲であり、
    前半からエレクトロもアコースティックも弦の楽器をふんだんに盛り込んだ構成となっている。
    また、中盤へと続くにつれてメロディのテンポが速められる一方、全体的な音程が急に低くなるため、
    真の姿を現したUNKNOWNによる猛攻と相まって恐怖心を煽るようなメロディと言える。
    後半ではストリングスを中心とした主旋律の裏で
    歪んだエレキギターの音を駆使した威圧感のある副旋律が続くため、
    高低のメロディの絡みが見事に絶望と悲壮のイメージを表現している。
  • 『UNKNOWN』を基とした曲であるようで、一部のメロディが類似している。
    しかしながら曲構成が大きく異なっており、全く別の曲であると言えよう。
    『UNKNOWN』との違いとして、至天征伐戦に用いられるためか少し短めの曲であり、
    全体を通じて曲想の変化が少なくシンプルになっている点が挙げられる。
    曲の豪華さでは『UNKNOWN』が上手と言えそうだが、
    苛烈な攻撃で畳み掛ける第8形態には、掴みやすい曲調のこちらがよく似合っている。
  • 至天征伐戦最終形態にはビジュアル面で特徴的な行動が存在している。
    • UNKNOWNが生み出した暗いオーラが塔を徐々に包み込んでいき、
      その闇に紛れたUNKNOWNが紅色の眼光を残しつつ連続攻撃するという、
      闇に走る赤い残光」という言葉を体現した技。
      この時のUNKNOWNは普段行わないきりもみ滑空で素早く動き回る。
    視界を奪われた中で即死級攻撃を避ける緊張感と、素早く翻弄するUNKNOWNの眼光が
    疾走感溢れるこの曲と合わさり、プレイヤーをより動揺させることだろう。
    特にサビ部分でこの技が来た場合は大変マッチする。

余談

  • 第2のUNKNOWNである黒狐竜ミ・ルはこれらとはまた異なる専用BGMを持つ。
    ミ・ルの専用BGMは開発時の名称が『UNKNOWN2』とされており、
    その名の通り『UNKNOWN』とは一部のコンセプトを共有している。
    タイトルも『変幻の黒影』であり、UNKNOWN戦の発覚BGMと似た曲名になっている。
    • このBGMについては該当記事も参照されたし。
  • ゼルレウスの同時クエスト「影光の鎮魂歌」ではこの曲が使用されていない。
    これらの曲とは趣が大きく異なる『いにしえの幻影』が用いられ、印象がかなり変わっている。

関連項目

モンスター/UNKNOWN


*1 この現象は後に不具合としてフォワード.4にて修正された。現在は凄腕級でも通常のフィールドならモンスターの専用曲が流れている。