MHP2G以前の作品、およびMHX(X)に登場する狩場。読み方は「もりおか」。
MHPまでは「森丘」ではなく「森と丘」と呼ばれていた。
目次
概要 
- アルコリス地方と呼ばれる地域で、地名はそれぞれシルクォーレの森とシルトン丘陵。
森はBCと西部、丘は東部と分かれている。
メタペ湿密林に比較的近い位置に存在しており、気候は温暖湿潤で暮らしやすい。
- 総じて丘は非常にのどかな雰囲気に満ちているが、
深奥へ向かうにつれて次第に肉食竜も増え、少しずつ危険度が増していく。
森に比べて視界は良いが、特別戦いやすいわけではない。採れるモノも特徴的な物が無い。
一方、森はランポスやブルファンゴが多数生息している上にメラルー等も出没する。
様々な植物が生い茂っており、視界が悪くエリアの地形も狭い。- しかしその分貴重な虫が採れるエリアがあるほか、
狭さと地形のために大型モンスターが出入りできない比較的安全なエリアも多い。
小型モンスターの奇襲さえ注意すればむしろ危険は少ないだろう。
- しかしその分貴重な虫が採れるエリアがあるほか、
- 釣りポイントは総じてモンスターのいない、もしくは少ない場所にあり、
釣りを妨害されずにゆっくり楽しむことができるフィールドでもある。- 釣りポイント(無印~MHP2G)
- キャンプ:カジキマグロ、黄金魚
- エリア11:古代魚、サシミウオ
- 釣りポイント(MHX、MHXX)
- キャンプ:古代魚、カジキマグロ
- エリア11:サシミウオ、トロサシミウオ、黄金魚
- 釣りポイント(無印~MHP2G)
- MHXXのとある依頼クエストの内容から、この地では林業が行われている事が判明している。
各エリア解説 
ベースキャンプ 
- 岩壁と木々に囲まれた、まさしく秘密の場所とも言えるような空間。
ベースキャンプはモンスターが侵入できないような場所に作られるという設定があるが、
この場所なら確かに大型モンスターはおろか、小型モンスターでさえ簡単には立ち入れないだろう。
ハンターやオトモならどうにか通れるような横穴が岩壁の一角に空いており、ここからエリア1へ行ける。
- テントの裏側には水辺があり、釣りを楽しむことができる。
ぶっちゃけ大したものは釣れないが、気が向いたら黄金魚釣りの練習でもしてみるのもいいかもしれない。
MHシリーズの最初の宣伝文句でも「(モンスターを狩る気が無いなら)釣り三昧もアリ。」と言っていた事だし、
思う存分楽しんでしまおう。
…まぁ本当にそれだけでこのゲームを楽しめるかは本人次第だが。
エリア1~草食モンスターの休息地~ 
- のどかな丘の麓。アプトノスが呑気に草を食んでいる光景がよく見られる。
これまた大したものは入手できない(強いて言えばモンスターのフンくらいか)が、
MHP2GのG級クエストではマボロシチョウが採れることもあるので見逃せない。
- エリア東部には大きな川が流れており、その向こう岸にもアプトノスの群れが見える。
こちら側の岸に居るアプトノスに危害を加えると、対岸を目指して走りだし、川を越えて逃げようとする。
新米時代に倒しきれずに逃げられてしまったハンターは決して少なくないはず。
川に入られてしまうともう追いかけるだけ無駄なので、生肉が欲しいなら迅速に狩猟を行おう。- 夜になると、背景の川の向こう岸にいたアプトノスがいなくなる。
恐らく寝床で寝ているのだろう。
- 夜になると、背景の川の向こう岸にいたアプトノスがいなくなる。
- 大型モンスターも立ち入らない比較的安全なエリアだが、
飛竜の卵を持ってくるとどこからともなくランポスが現れたり、夜になると大雷光虫が飛び回っていたり、
ふと見てみるとチャチャブーがうろついていたりすることもあるので完全に油断しきってはいけない。
一歩狩り場に踏み出したのなら、もう安全の保障などどこにもないのである。
- 丘を駆けあがるように北上するとエリア2、途中にある段差を越えて森へ入るとエリア8に入る。
- 当エリアに立ち入ると初代版英雄の証のイントロ部分が流れる。
フィールドによってはエリア1に立ち入ると短いBGMが流れるという演出は今でも健在だが、
その中でも森丘でのこの演出は古参プレイヤーの間で非常に好評である。- 夜の森丘では、オルゴール風にアレンジされた英雄の証のイントロが流れる。
夜のエリア1の静けさを上手く表現した心地よいメロディである。
- 夜の森丘では、オルゴール風にアレンジされた英雄の証のイントロが流れる。
- MHXでは実に5シリーズぶりにこの風景が復活した。
始めたばかりで右も左もわからなかった時に見た雄大な大地、どこまでも澄み渡る青空。
そして、シリーズを代表するBGM"英雄の証"のイントロを3DSで久々に聞いたとき、
本気で涙したハンターも居るのではないだろうか。
エリア2~群れる小型モンスター~ 
- エリア1より少しだけ高い場所に位置している。
アプトノスやケルビなどがいることもあるが、いよいよランポス達も現れ始めるため、
これ以上進むのなら本格的な心構えが必要。
運が悪いとここで大型モンスターと鉢合わせることもある。
- 途中にある高台を気にせずひたすら北上するとエリア3に、高台をよじ登っていくとエリア6に行き着く。
- 大型モンスターが登場するエリアにしては珍しく段差の追加など、
再登場に合わせた地形の変化が殆んどないエリアである。
エリア3~エリア移動の分岐点~ 
- 比較的大きな広場二つを細い道で繋いだような構造のエリア。
北東側の崖下がかなり深く見えることから、結構な高所に位置していると思われる。
エリア2とは異なり、アプトノスやケルビが草を食んでいることも多いが、
クエストによってはランポスやブルファンゴなどの危険性の高い小型モンスターも出現する。
- 大型モンスターとの主戦場の一つとなる場所。前述した広場のどちらかで戦うように心がけよう。
- 初代やMH2シリーズでは、MHの看板たる火竜リオレウスのムービーでお馴染み。
上空を飛び回りアプトノスに襲い掛かるという迫力の場面が展開される。
蒼い大空を雄々しく飛ぶリオレウスは、まさにこの森丘で右に出る者はいない天空の王者と言える。
- エリア2、エリア4、エリア9、エリア10と4つものエリアと隣接しているエリアであり、
エリアを跨いで移動する飛竜種を追いかけてこのエリアを駆けずり回るハンターは多い。
- MHX(X)では新たに北側に小さな水たまりが配置された。
リオレウスなどの炎ブレスを受けて火属性やられになってしまった時にそこの近くにいたら、
これを使って即座に解除するとよいだろう。- MH3から実装された草食種の特殊挙動が適用されており、
隣接するエリアに大型モンスターが出現した場合、アプトノスが怯える様子を示すようになっている。
この仕様を利用することでアプトノスがこのエリアに出現するクエストの場合、
彼らが警戒行動をとっているか否かでターゲットのいるエリアをある程度絞り込むことが可能。
簡単に言えば、怯えていれば隣接するエリア2、エリア4、エリア9、エリア10のいずれかに、
怯えていなければ隣接していないエリア5かエリア6にターゲットがいることが自動的に確定する
(森丘において上記以外のエリアに大型モンスターが出現することはない*1)。
- MH3から実装された草食種の特殊挙動が適用されており、
エリア4~狩猟の舞台となる台地~ 
- 比較的見通しの良い広場になっているエリア。
ただし中央付近に巨大な岩が鎮座しており、地図で見るほど広くはない。
この岩に身を隠しながらモンスターをやり過ごしたり、不意を突く形で切り込むのが定石。
森丘の中でも特に戦いやすいエリアだが、非常に高い確率で出現するランゴスタや大雷光虫には要注意。
高台に登るとエリア5に続く横穴がある。- MHP以前の作品においては、記念すべきリオレウスとの邂逅が行なわれることでも有名なエリアである。
飛竜の卵を求めてエリア5に向かおうとする目の前に、砂煙を上げながら舞い降りた赤い飛竜を見て、
恐怖を覚えた古参ハンターも多いのではなかろうか?
- 初期作品では、この横穴近くで尻尾を切断すると
フィールド外の空中に浮かんで剥ぎ取りができなくなる事故がたびたび発生していた。
そのため、尻尾切断まではできる限り中央で戦う方が良いと言われていた。
- MHP2G以前の作品では、このエリアに出現するランゴスタは無限湧きする。
倒しても倒してもエリア5に繋がる洞穴から湧いて出てくるランゴスタには、
嫌悪感を覚えること必至である。
- MHP以前の作品においては、記念すべきリオレウスとの邂逅が行なわれることでも有名なエリアである。
- MHX(X)では高台の面積が拡大したほか、中央の巨岩がなくなり平たく広めの段差になっている。
その影響かは不明だが、大型草食モンスターが侵入できるようになったようで、
大型モンスターだけでなくアプトノスやケルビも生息している。
ランゴスタが無限湧きしなくなっており、
代わりと言っては何だがランポスがうろついていることが多い。
ニューカマー、ライゼクスの初期エリアでもある。- この関係で、アプトノスのものと思われる死骸も転がっている。
また、同じくエリア端にはキノコ採取ポイントが追加され、見慣れない色の大きなキノコも生えている。
- この関係で、アプトノスのものと思われる死骸も転がっている。
エリア5~大型モンスターの住処~ 
- 森丘の中で最も高い場所に存在する洞窟エリア。
森丘の中央にそびえ立つ岩山の内部で、飛竜の巣となっている。
日の光があまり入って来ないために薄暗いが、わざわざ明かりをともさなければならないほどではない。
飛竜の卵や雛を狙うためか、ランポスがたむろしていることが多く
大型モンスターと決着をつけるつもりが三つ巴の大混戦になることも。
- 稀にチャチャブーが出現するのみならずMHP2Gではなんとキングチャチャブーが現れることも。
大型モンスターとの戦闘に乱入されると流石にシャレにならないので、
閃光玉を駆使するなり先にさっさと片付けるなり何かしら対策を取っておくのが吉。
勿論モンスターを取り逃がす事無く一気に仕留めてしまうのが最良ではあるが、
毎回そううまくいくとは限らない。
- 上位以上ではクエスト開始時にどのエリアから始まるかがランダムだが、
運悪くこのエリア5からスタートになると、大型モンスターの目の前に立っていることもある。
森丘で初期位置が5と言えばあのリオス系。
いきなり目の前で咆哮され、何もできずにそのまま一撃をもらうことも少なくないだろう。
前述したキングチャチャブーまでいるとまさしく最悪である。
- 足元には飛竜の餌食となったのか、無数の骨が散乱している。
また、巣の一角には飛竜が排泄したらしいフンの山や、貴重な飛竜の卵が安置されている。
特に飛竜の卵はこのエリアでしか入手できないため、一部のクエストでは最重要エリアとなる。
ほかにも地面をよく見るとリオス種のものと思しき足跡が複数あるのが確認できる。
- MHX(X)では飛竜の巣が安置されていた高台が平坦化し、段差として利用できる程度の高さとなった。
高台の面積自体は拡大しており、過去作と異なり大型モンスターも乗れるようになった
(そもそも、従来は飛竜が干渉できない高台の上に飛竜の巣が作られていたことになるため、
ある意味では妥当な変更と言える)。
またガララアジャラの初期エリアにもなっている。
- リオレイアの生態ムービーは、恐らくこの森丘エリア5が舞台である。
あの無数の骨の中には、ムービー中に餌食となったランポスのそれも混ざっているのだろうか…。
- 5という数字はモンスターハンターにおいて一種の禁忌ともされる数字であるが、
少なくともこのフィールドにおけるエリア5は以上のように非常に危険なエリアであると言えよう。
エリア6~絶壁のある風景~ 
- MH3G以前では非常に珍しい、垂直に広いエリア。
逆にハンターが立ち回れるような足場は最下層の広場くらいしかなく、
しかもその面積は闘技場(大闘技場ではなく)を彷彿とさせるほど狭い。
断崖絶壁を登りきるとエリア5に入れる横穴があるが、登る場所を間違えると行き止まりにぶち当たってしまう。
なお、崖には採掘ポイントも存在するのでわざと道を間違えたりするのも一興。- 以前のハンターは崖登りが非常に遅く、且つ手間のかかる行動だった為
エリア2から5へと行く際には2→3→4→5と迂回するのが鉄板だった。
時は流れMHXでは、MH4で高低差に対応したハンターがするすると段差を駆け登って行くので
わざわざ平地を迂回するよりも崖登りをする方が早くエリア5に辿り着くように。
- 以前のハンターは崖登りが非常に遅く、且つ手間のかかる行動だった為
- 最下層の広場ではモスがうろついている。
こんな狭くて足場も悪い場所だが、ここにも一部の大型モンスターが現れることがある。
しかもその「一部」とは、よりにもよって「空の王」リオレウスやその亜種。
言うまでもなくこのエリアで彼らと戦うのは愚策である。- MHX(X)ではこのエリアにリオレウスが現れることはなくなった*2。
翼を羽ばたかせながら絶壁を上昇してくるリオレウスは印象深いものもあったことから、
仕様変更を残念がるプレイヤーもちらほら見られる。
今作ではハンター側にも対抗策が用意されただけに尚更である。
- MHX(X)ではこのエリアにリオレウスが現れることはなくなった*2。
- 因みに卵を抱えながら崖を移動できるようになったのはMH4からだが、
実はMHP2G以前でもルートを吟味すればネコや狩人珠の着地術スキルが無くても卵を運搬出来る。
注意して降りないと行けないので時間は掛かるが、邪魔は少なくなるので運搬に自信がないなら利用しよう。- MH4以降の仕様を受け継ぐMHXでは卵を持ったまま崖を降りられるので、運搬は更に楽になった。
…が、今度は上段からツタに掴まって降りるというコマンドの存在を知らないと
降りることができなくなった。
尤も、これはもう一つのルートであるエリア4も同様なのだが。
- MH4以降の仕様を受け継ぐMHXでは卵を持ったまま崖を降りられるので、運搬は更に楽になった。
エリア7~山菜ジイさんのお気に入りの場所~ 
- フィールドの南西部。山菜爺さんが活動拠点としており、モンスターが寄り付かない安全な場所。
採取ポイントも多いが、森丘の特性から特に貴重品が採れるわけでもない。
トレジャーハンタークエストならまた話が変わってくるが、
基本的にはクエスト中に立ち寄る機会は少ない場所である。- 一応、分かりづらいがハチミツが取れるポイントもあるため、全くの無価値というわけでもない。
購入や生産ができるMHP以降ではあまりここに用はないが、
ハチミツの入手手段がほぼ現地調達のみだった無印やGにおいてはかなり重要なエリアと言える。
- 一応、分かりづらいがハチミツが取れるポイントもあるため、全くの無価値というわけでもない。
- あのキノコバグの場所、とでも言った方がピンとくる人もいるかもしれない。
エリア8~ベースキャンプの名残~ 
- 鬱蒼と木々が生い茂る森の一角。
正しく獣道とでも言うべき場所で、段差や起伏が激しく、なかなか自由が利かない。
そのためか、大型鳥竜・飛竜などはこのエリアに姿を見せることはないが、
中型モンスターはここを巡回することも多い*3。
とは言え、草陰からいきなり飛び出して来るブルファンゴや地形を気にせず飛び掛かってくるランポスには
注意を払っておかないと痛い目に遭うこともある。
- 西部が若干開けており、そこにはボロボロになったテントと思しきものや箱などが放置されている。
かつてはベースキャンプが設置されていたのか、それとも旅人がキャンプするために建てたものなのか、
真相は不明だが現在ではとても身を休められそうにない。
雪山のベースキャンプ跡地と違い、こちらで採集できるものはない。
- ベースキャンプ付近には皮を剥ぎ取られ、内臓をえぐり取られているケルビの死体が転がっている。
このエリアに生息するランポスの餌食になった個体だと思われるが、
シリーズを通してもトップクラスにグロテスクな死骸である。- この死骸はMHP2Gから数年が経過し、環境変化が起こったMHX以降も全く変わらず残っている。
……後年になって同じ場所で別個体が殺されるなどして、密かに代替わりが行われたのだろうか。
- この死骸はMHP2Gから数年が経過し、環境変化が起こったMHX以降も全く変わらず残っている。
エリア9~大自然のトンネル~ 
- 「切通し」のような地形で構成された深い森のエリア。
岩壁によって南北に走るトンネルが形成されており、その両端に広場がある。
木々のトンネルはほとんど横のスペースがないが、
実は一カ所だけ人間がかがみこめば入れる程度の小さな横穴が存在する。
メラルーが居座っていたりランゴスタが発生する場所でもあり、虫取りポイントも1ヶ所存在する。
- シリーズ屈指の大型モンスターとの戦闘に不向きなエリアである。
南側の広場は言うほど広くなく、大型モンスターが尻尾を振り回すと非常に危ない。
更にトンネルは大型モンスターが突進してくると左右にはほとんど逃げ道が無く、
ガードができない武器ではとてもではないが普段通りに立ち回れない。
また、モンスターが壁をこすりながら不自然な角度と低速で移動することが頻繁にあるため、
本来ならダウン中に通りすぎるタイミングの突進が起き攻めになるなど、ハマりも発生しやすい。- 納刀も遅くシールドも存在しない初期のヘビィボウガンは最悪と言っても過言ではなく、
為す術もないまま突進と尻尾回転でハメ殺されることも日常茶飯事である。
そのような武器種の場合、こやし玉に余裕があればモンスターをこのエリアから追い出してしまうのがベスト。
唯一北部の広場はまだマシに戦える場所となっているので、狩猟を展開するならここを利用しよう。
- 納刀も遅くシールドも存在しない初期のヘビィボウガンは最悪と言っても過言ではなく、
- 後に改善されたが、初代MHからMHPまでの作品ではこのエリアに入ると
ハンターがドアップで映し出され、壁に接するとカメラアングルが暴走するという仕様があり、
当然ながら視界が著しく悪化するため、まともに戦えたものではない。
まさにカメラワークが最大の敵といわれた時代である。
- 多くの大型モンスターはこのエリアに来るとまず南側の広場に降り立ち、ゆっくりと方向転換、
トンネルを悠然と潜り抜けて北側の広場に到達、そしてその場で再び飛び立つ…という行動を取る。
この習性と地形を利用してモンスターを北側の広場で待ち伏せるなど、
計画的な作戦があるならこのエリアで戦うのも悪くはない。
トンネルの出口付近に落とし穴を設置しておくのもなかなか効果的。- ただ、それでも動き回れる範囲は狭く、生い茂る草木の影響で視界はかなり悪い。
飛竜が発生させる風圧範囲の広さや尻尾回転のリーチの長さを考えると、
このエリアで本格的に狩猟を展開するのは得策ではないと言わざるを得ない。- と言いたいところなのだが、腐肉まで配置されているため、時が経過したMHXでは、
スタミナ回復を阻止しようとするとどうしてもここで交戦せざるを得ないことがある。
スタミナ回復を阻止した場合は疲労して北側まで動いてくれないので、
なおさら畳み掛けざるを得ない。
- と言いたいところなのだが、腐肉まで配置されているため、時が経過したMHXでは、
- MHX(X)では見え辛さと空間の幅が調整された。
北側には乗り攻撃用の段差もあり、過去作と比べるとずいぶん戦い易い地形となっている。
とはいえ、相変わらず北側以外で戦うのは得策とはいえない。
- ただ、それでも動き回れる範囲は狭く、生い茂る草木の影響で視界はかなり悪い。
- ちょっと気付きにくいが、南側の広場の反対側には小さな高台があり、ハチミツが採取できる。
ここのハチミツは採取可能回数が多いため、知っておくと序盤で得するハチミツポイントである。- ちなみに、MHXでは上記の横穴でもハチミツの採取ポイントが出現する場合がある。
- ガンナーはこの高台の奥に陣取れば、モンスターの攻撃の範囲外から一方的に攻撃ができる。
しかしMHXでは対策がなされ、ある程度踏み込んだ位置から射撃をしても弾・矢が消失してしまい、
更に一定時間この高台にいると大型モンスターが即座にエリア移動をするようになった*4。
とはいえ上記の通り非常に戦いづらいエリアであるので、
こやし玉が無ければあえてこの高台に陣取り、エリア移動をさせてしまうのも手か。
- MHP2G以前は、よりにもよってここがオオナズチの初期位置である。
サイズがサイズなので戦闘は避けたいが、
旧仕様の"未発見時は完全ステルス"によって移動先が掴めないため、
時間短縮のためにはここで戦わざるを得なかった。- MHX(X)ではオオナズチの初期位置がエリア3に変更され、なんとエリア9には立ち寄る事すらなくなった。
ドSのカプコンにしては極めて温情な措置と言えるが、
巨大な攻撃判定が長時間残り続ける飛び上がり毒ブレスを使われた日には、
北の広場でさえ狭すぎてまともに戦えなくなるだろうため致し方ないと判断されたか。
- MHX(X)ではオオナズチの初期位置がエリア3に変更され、なんとエリア9には立ち寄る事すらなくなった。
エリア10~大型モンスターの憩いの場~ 
- 森の中では開けた場所。小さな水場が存在する。
ここならハンターもモンスターもまともに動き回れる…が、フィールド上部を覆う木々のせいで薄暗く、
(当たり判定の無い)小さな木があちこちに生えており、ハンターではなくプレイヤーの視界を物理的に遮る。
他の森エリアとは違った意味で動きにくい場所である。
モンスターの攻撃に対しては比較的反応しやすく、また回避の方向を自由に選べるだけまだマシだが。
木の陰から突撃してくるブルファンゴやランポス、そしてチャチャブーには用心。- 空腹になったモンスターは、このエリアの水場で喉の渇きを癒してスタミナを回復することがある。
- この場所では不思議なコーラスのSEが流れる。
静かな雰囲気と鳥のさえずりが聞こえるとあって、なかなか神秘的である。
エリア11~秘境の入口~ 
- 小さな沢が流れる非常に狭いエリア。大型モンスターはおろか、小型モンスターもほとんど出現しない。
エリア7と同じく、狩猟中にこの場所に来ることはなかなか無いだろう。
因みに罠は設置できない(爆弾は可)。
- 基本的にはエリア12まで続くだけの一本道…に見えるが、実は沢の上流にある階段状の段差はよじ登れる。
そしてその奥には小さな滝があるが、この裏には採掘ポイントが隠されている。
知らないとなかなか見つからない上、だからと言ってすごく貴重な鉱石が掘れるというわけではないが、
トレジャーハンタークエストではこの採掘ポイントを利用するか否かで
ポイントに大きな影響が出る場合もあるほど重要な採掘ポイントである。
因みに滝の反対側の水辺では釣りができる。
- 先に「小型モンスターもほとんど出現しない」と記したが、一部例外とも言えるクエストがある。
ハンターになりたての頃、ここの水辺でサシミウオ(またはトロサシミウオ)を釣ろうと思ったら、
野生の厳しさを身を以て経験した…というハンターも多いのではないだろうか。
- 「秘境の入口」とあるが、今でいう秘境とは無関係である。
エリア12~人知れぬ集落~ 
- これまた木々に周囲を囲まれた、狭くて薄暗いエリア。狩りフィールド「森丘」の最奥部とも言える場所。
ネコ毛の紅玉やマボロシチョウ、琥珀のたまごなどの貴重品が入手できる可能性があり、
素材ツアーやトレジャーハンタークエストでは決して見逃せない重要な場所である。
また、ネコ地蔵があるのでメラルーに盗まれたアイテムを奪い返す時もここに来ることになる。
遍歴 
MH3以降 
- P2Gまでは全てのシリーズに登場したが、
MH3以降のシリーズでは地域が変わった設定により登場しなくなった。
この場所のBGMである「咆哮/リオレウス」はリオレウスのムービーに、アレンジを施されて流れている。
…しかしそのムービーだけでしか使われていない。
せめてリオレウス専用BGMでもいいから咆哮を使ってほしかったと思う貴方は間違っていない。
MHX(X) 
- そんな森丘であったが、MHXにてMHP2G以来実に7年ぶりに復活することとなった*5。
- 本作の4大メインモンスターの1つである飛竜種モンスター:ライゼクスの代表フィールドとなっているほか、
新たに蛇竜種である絞蛇竜ガララアジャラも進出した。
また、MH3以降の新デザイン版のリオレウスが森丘に登場するのも今作が初めてである。
- 全体的に発色が鮮やかになっており、かつての森丘と比較してかなり明るい印象を受ける。
岩の質感や生え茂る草のグラフィックがより精美になっているほか、
時代経過の影響か、従来の足場が変化していたり、新たに段差ができたりしている。
エリア2などは小さな水溜まりが点在しているので、
火竜やイャンクック等のブレスに当たったら飛び込んでみるのもよい。
- フィールドは完全に新規で創り直されており、草原が一部剥げていたり、
ドでかい木の実が落ちていたり、今までには見られなかった場所(エリア4など)にも
草食モンスターが生息していたり、新たな死骸が転がっていたりと、細かい変化が存在している。- ただ、エリア全体の雰囲気や遠方に見える景色はそれほど変わっていない。
どうやら旧砂漠と異なり、大規模な環境変化は発生しなかったようである。
- ただ、エリア全体の雰囲気や遠方に見える景色はそれほど変わっていない。
- 戦闘BGMはもちろんおなじみの『咆哮/リオレウス』。
懐かしのBGMをバックに再び戦闘が行えることを心待ちにしていた古参ユーザーは多いであろう。
- 残念ながら今作でも秘境エリアが追加されることはなかった。
ネコの秘境探索術を発動させてクエストに出向いた場合、代わりに確定でベースキャンプからの出発となる。
MHF 
- MH2仕様の森丘が引き続き登場するが、MHFのHR5(旧HR100)からのクエストでは行く機会が非常に少ない。
初期は剛種オオナズチが配信されていたものの、ハメができることから配信されなくなった。
現在ではリオレウス奇種(リオレウス亜種の凄腕クエスト版)が唯一登場するフィールドである。
また、特殊素材クエストの「森丘、再び」「森丘に流れる賛歌」「大自然のコーラス【森丘】」があるが、
いずれも主流のクエストとは言えず、リオレウス奇種の奇種狩猟書やHC素材集めを除いて
森丘の凄腕BGM「眩暈」を聞く機会は少ないだろう。- 最大の原因は、このフィールドに追加された新モンスターがほとんど居ない点である。
MHFオリジナルモンスターはヒプノックと謎の飛竜が登場するだけで、
他の新規モンスターが登場する兆しは殆ど見られない。
受注クエスト解禁条件が存在するなど特異な条件が多いフィールドであるため、
開発陣も持て余し気味なのかもしれない……。
- G級クエストでも森丘のクエストは存在し、G級専用BGMもあるのだが
MHFオリジナルモンスターは辿異種の汎用BGMが流れる辿異種ヒプノックしか登場せず、
森丘にしか登場しないモンスターも居ない。
とは言え、MHF-G1で配信された
リオレイアの部位破壊マストオーダークエストのフィールドがこの森丘であり、
当時は部位破壊マストオーダークエストを使わないと素材集めが極めて難しかったため
森丘BGMを聴いたハンターも多かったと思われる。
またパローネ大航祭が開催されていた時期は、結構な頻度で森丘のG級クエストが設定されていた。
- かつては何千匹ものカジキマグロを求めて日々通い続けるプレイヤーも少なくなかった。
- 最大の原因は、このフィールドに追加された新モンスターがほとんど居ない点である。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL 
- かねてよりリオレウスのゲスト出演が発表されていた任天堂のオールスターゲーム。
アドベンチャーモード「灯火の星」にてリオレウスがボスキャラとして戦えるとのことだったが、
なんと専用マップの森丘で戦うこととなる。
同モードでは各参戦作品を意識したマップがいくつかあるが、
プレイアブルキャラがいない中専用マップが用意される超好待遇であった。
- そんなわけでスマブラに登場した森丘だが、あまり似てない。
具体的には滝があり、遺跡があり、高台があると、遺跡平原にかなり似ている。
リオレウス戦の背景は初報時からそうだったが
それでも、モンハンの象徴たるリオレウスを出すにあたって、森丘の名前を頂いたのだろう。- ワールドマップ上の場所は何故か南の島。ポケモンSMのアローラ地方を意識した島の中に何故かある。
- 周囲のスピリッツ*6もモノブロス
*7ドスガレオス
*8ロケット生肉
*9など
モンハンのモンスターをオマージュした…かのようなキャラクターとなってる。
人のスピリッツもいて、ゼルダ伝説ブレスオブザワイルドのゼルダ姫とゼノブレイドのメリアである。
また、囚われたファイターのトゥーンリンクもいる。
共通点として所謂エルフ耳であり、こちらは竜人族のオマージュだろう。メリアは長命種族な点も同じである。
また、トゥーンリンクはネコ目リンクともユーザーの間で呼ばれており、アイルーを彷彿とさせる。- ちなみにその辺りに行くにはスイッチを押して対岸から橋を出すのだが、
よく見るとその橋の欄干が撃龍槍になっている。
2本飛び出すことから戦闘街の撃龍槍を射出するところを再現しているのだろう。
射出の際の勢いまで原作通り。
非常に細かく凝ったギミックである。
- ちなみにその辺りに行くにはスイッチを押して対岸から橋を出すのだが、
- 勝ち上がり乱闘でも一部キャラクターのルートにて登場する。
対象キャラクターはヨッシー、クッパ、マルス、ダックハント、パックンフラワー、勇者、セフィロスの7名。
クッパ、勇者、セフィロスのルートでは中ボスとして登場し、それ以外はラスボスとして登場する。
登場モンスター 
- 大型モンスター(MHP2G以前、MHF)
- キングチャチャブー
ドスランポス
イャンクック(通常種/亜種)
イャンガルルガ
ゲリョス(通常種/亜種)
リオレウス(通常種/亜種)
リオレイア(通常種/亜種)
オオナズチ
ヒプノック
UNKNOWN
- 小型モンスター(MHX以降)
- アプトノス
モス
ケルビ
アイルー
メラルー
ランゴスタ
カンタロス
ブルファンゴ
ランポス
- 大型モンスター(MHX以降)
- ドスランポス
イャンクック
イャンガルルガ(通常種/隻眼)
ゲリョス
リオレウス(通常種/希少種/黒炎王)
リオレイア(通常種/紫毒姫)
ライゼクス(通常種/青電主)
イビルジョー
怒り喰らうイビルジョー
ガララアジャラ
オオナズチ
余談 
- 上記のように草木が多くて視界が悪かったり、エリアがせまい、断崖絶壁がある等
かなりハンターにとって不利な地形も多いが、初めはシンプルな作りで、奥は複雑な作りというのが森丘の最大の特徴なのかもしれない。
実際近年の作品ではこれほど手の込んだフィールドは少なく、比較的シンプルなものが多い。
反面、戦闘によって岩や木が壊れる等のリアリティの追求がなされている。- また、薄暗く閉塞感のあるベースキャンプを出ると、一転して眼前に広がる雄大な景色は、
村長の台詞に隠された「これから始まる物語」という言葉を髣髴とさせる。
狩猟生活のプロローグとして、駆け出しの頃のハンターには忘れられない思い出になることだろう。 - ゲームエンジンを新たにしたMHWでも、はじめに訪れることになる古代樹の森は
草木が多い、エリアが狭め、断崖絶壁、入り組んだ地形とこの森丘と共通する点が多い。
草原地帯にエリアの半分を占める暗い森、水辺、僅かではあるが洞窟もあるなど構造もよく似ている。
しかるに、旧シリーズで始めに訪れる森丘の作りを意識した部分もあるのかもしれない。
- また、薄暗く閉塞感のあるベースキャンプを出ると、一転して眼前に広がる雄大な景色は、
- ベースキャンプを出て最も近く、また目立つ採取ポイントは黒い塊である。
興味津々で採取を行い、モンスターのアレを手に入れて衝撃を受けたハンターは多い。
人によっては、ハンター生活で最初に入手したアイテムがアレになってしまったとか。
- MH4(G)でモンニャン隊専用クエストとして登場するフィールドの一つに「森丘」がある。
同作初登場となるケチャワチャやネルスキュラ、セルレギオスなども普通に生息しているが、
やはり「森丘」というからにはこのフィールドのことなのだろう。
もしかしたら、森丘でも新たにケチャワチャらの存在が確認されたのかもしれない。- が、最大の問題はダラ・アマデュラがここに出現すること。
さらに、直接登場はしないがアマツマガツチやゴグマジオスまでもがここに出現していた疑惑がある。
竜人商人の取引先にココット村ではなくココットキノコ村が存在する件といい、嫌な予感しかしなかったが…
しかし超巨大古龍らの影響で森丘が更地になっているなどといった現象は起こっておらず、
またモンニャン隊で登場していた他のモンスターたちも出現しない。
時系列は不明なのでなんとも言えないが、こういった状況を見る限りでは
そもそもモンニャン隊は世界観に関わるイベントではない…という可能性が高そうである。 - が、最大の問題はダラ・アマデュラがここに出現すること。
- 無印の素材採取ツアーは目的地が「森と丘」なので「森と丘・素材採取ツアー」であったが、
MHPの時点で目的地が「森と丘」のまま名称だけ「森丘・素材採取ツアー」になっている。
- 一覧にある通り、
MHXで再登場するまではオオナズチとキングチャチャブーを除き全て鳥竜種と飛竜種が占めており、
MHXX現在でも蛇竜種のガララアジャラと獣竜種のイビルジョーが1種類いるだけと相変わらず鳥竜と飛竜が幅を利かせている。
また牙獣種はブルファンゴがいるが、ドスファンゴが1度も確認されていないMH3Gの様な状態が続いている。- その関係なのか休眠場所がエリア5しか存在せず、
登場する全ての大型モンスターがそこで眠る事になる。
キングチャチャブーは休眠を取らないがエリア5から移動する事もない。- つまるところ、エリア5とは休眠を行う全てのボスが立ち寄る最も危険なエリアとも言える。
「5」という数字がMH世界では忌まれている点と、始まりの大地である森丘でエリア5が一番危険という点、
偶然ではあるにせよなんとなく関わりがあるのでは…とも思えなくはない。
- つまるところ、エリア5とは休眠を行う全てのボスが立ち寄る最も危険なエリアとも言える。
- その関係なのか休眠場所がエリア5しか存在せず、
- 中国版モンハンであるMHOでは、2017年6月末アップデートより実装されている。
仕様などは旧作のものをほぼ流用した形となっており、MHP2G以前の雰囲気に近い。
ただグラフィックがMHO水準になっているほか、フィールドBGMがエリア1ではなくBCで流れる、
エリア2・4などのエリア移動箇所に近い高台は登るとそのままエリア移動する*11など、
細かな部分でMHO向けの調整が行われている。
- 森丘という単語はシンプルながら造語であり、日常生活では使用されない。
そのせいか、チャット等にて「もりおか」と入力すると誤変換で「盛岡」となりやすい。
決して森丘は岩手県のことを指している訳ではない。
関連項目 
モンスター/リオレウス - 森丘における主・生態系の頂点と言える存在。リオレウスが住む代表的なフィールドも森丘である。
フィールド/密林 - シリーズにおける最初の狩猟の舞台となるフィールドその1
フィールド/雪山 - 同その2
フィールド/孤島(モガの森) - 同その3
フィールド/渓流 - 同その4
フィールド/遺跡平原 - 同その5
フィールド/古代林 - 同その6
フィールド/古代樹の森 - 同その7
フィールド/大社跡 - 同その8
フィールド/ボルデの丘 - 外伝作品ではあるが、上と同じく最初の冒険の舞台となるフィールドである。
BGM/英雄の証 - 森丘でBCからエリア1に入るとイントロが流れる。
BGM/森丘戦闘BGM