◆忍◆ ニンジャ名鑑#52 【ガルガンチュア】 ◆殺◆
体長70フィートを超す巨大ニンジャ。江戸時代の古文書にもその破滅的存在の出現を示唆する記述がある。
知能の有無は不明、天災的な存在とされる。
登場エピソード 
(ドーモ。ダークニンジャ=サン。ガルガンチュアです)
人物 
- かつてカナダ領であった亜北極圏の土地の支配者たる巨大ニンジャ。針葉樹林の霧の中を驚くべき速度で移動する人型の影として目撃される。
- 「トーメント・イーブン・アフター・デス」冒頭において、「蘇りしカツ・ワンソーの子ら」の一人としてその名が語られている。
- 意味のある言葉を発することはなく叫び声を上げるのみだが、念話によってアイサツを行う。
- その際に発せられるノイズ・パルスは企業軍の通信機器を損傷させるほどである。
- サダカル・ヤシモ・エンタープライズ社、オムラ・エンパイアによって構成される企業軍からは「ウインドウォーカー」の名で呼ばれている。識別名か、あるいは現地でそう呼ばれているのかもしれない。
外見 
- 名鑑によると70フィート(約21メートル)以上の巨体。本編においてもガルガンチュアに斧で斬りつけたニンジャが20メートルの高さから着地している。
- その表情は虚ろであり、身体にはニンジャが伝うことが出来る程度の体毛が生えている。
元ネタ・考察 
- ガルガンチュア(Gargantua)は中世ヨーロッパの民間伝承中に出てくる巨人の名前である。現代ではフランソワ・ラブレーが描いた物語「ガルガンチュア物語」「パンタグリュエル物語」の登場人物として有名。
- 別名のウインドウォーカー(wind walker)はクトゥルフ神話の神格イタクァの別名「風に乗りて歩む者(The Thing That Walked on the Wind)」からのオマージュと思われる。
ワザ・ジツ 
- その巨体から繰り出される攻撃は凄まじく、通常兵器はおろかニンジャ数人がかりでも全く歯が立たない。
イドの力 
- ただ凝視するだけで、ゴーグル越しに目が合ったサダカル・ヤシモ社の指揮官ニンジャを目からの流血を伴う発狂状態に陥れている。地の文曰く「ウインドウォーカーが押し付けてきたイドの力は破格過ぎた」。
- イド(id)とは精神分析学の用語では精神構造の無意識に相当する部分であり、本能のエネルギーが貯蔵されている場所とされている。
ストーリー中での活躍 
- サダカル・ヤシモ社の目下の最大の敵として、サダカル・ヤシモ社とオムラ・エンパイアの共同作戦による襲撃を受けるがこれを悉く蹂躙。しかし、イクサの趨勢が見えたところでリアルニンジャを狙うザイバツ・シャドーギルドのニンジャ部隊が乱入してきた。
- 輝く光の粒による爆撃、300人程のデミ・ニンジャ、3人のニンジャの攻撃にも動じない圧倒的な力を見せマークランドを爆発四散させたが、リクトールが微かに穿った胸元の傷を千載一遇の好機としてディヤーザルが瀕死のリクトールを代償に召喚したダークニンジャに傷を深々と抉られ、遂には心臓まで分け入られて倒された。
- この際、ダークニンジャによって体内からザイバツの目的であった拳大の黒い石を取り出される。ガルガンチュアの身体は急速に劣化し、崩れ、萎びていった。
- が、完全には滅びておらず、時を経れば再び起き上がり、霧と共に彷徨い始めるらしい。
一言コメント
- 記事作成オツカレサマドスエ!200メートルを越す巨人か…モーターオムラを建造せねば… -- 2017-03-29 (水) 12:07:29
- ?20メートルでは -- 2017-03-29 (水) 12:41:14
- ウカツ!ケジメします!! -- 2017-03-29 (水) 13:12:41
- 皆伝名はイタクァ・ニンジャだったりするのだろうか。それともダイダラ・ニンジャあたりか。なんにしろ皆伝名名乗ってないリアルニンジャは妄想が膨らむ。 -- 2017-03-29 (水) 14:13:33
- なぜ彼らはただのニンジャネームを使うのか、それも気になるところ。時代に合わせただけかもしれんが…フジキドの在り方からニンジャネームは幼名で、カイデンネームは一人前の証という印象を受けるのだ -- 2017-03-29 (水) 17:00:47
- ↑ケイトー&ムカデがドラゴン相手にカイデンを名乗り、レッドドラゴンとガルガンチュアがカイデンを名乗らない相手には通常ネームだったから、カイデン→カイデン、それ以外は通常ネームみたいデスネー -- 2017-03-29 (水) 17:09:47
- 取り出された黒い石はなんなんだろう。<髄>と同じようなものなのだろうか? -- 2017-03-29 (水) 20:19:56
- あるじのカラテの見せ場ともなったが彼自身の底知れなさも重点されてワザマエを感じた戦闘であった。つーかマジであるじくらいじゃなきゃ対処ムリだな… -- 2017-03-31 (金) 12:18:31
- 冒頭シーンはヌンジャの例えである「ニンジャにとってのニンジャ」に近い描写だった -- 2017-04-03 (月) 00:05:46
- あるじの戦いぶりは、本当にとんでもないことは無駄が一切ないせいで何気もなく、淡々と容易いことをやっているという錯覚に陥るから後からスゴイ!がくる -- 2017-04-03 (月) 11:20:32
- 名鑑初出から6年以上を経て本編登場とは… -- 2017-05-26 (金) 23:16:27
- ちょっと確認したいんだけどリアルニンジャってどっかで明言されてたかしらん?まあ名鑑通り江戸時代から古文書に載ってるような存在ならばリアルニンジャで確定でしょうけど -- 2017-05-26 (金) 23:59:31
- ダイダラボッチ? -- 2017-05-27 (土) 20:27:04
- 多分アクマ・ニンジャと同系統のオバケめいた存在なんだろうな。ヨロシサンが通信してた外宇宙の存在はクトゥルフニンジャクラン -- 2017-05-28 (日) 01:59:25
- フィーメル時空では20メートル級の美人?・・フィヒヤ -- 2017-05-30 (火) 21:59:18
- レイドボスみがある -- 2017-08-26 (土) 21:10:31
- ↑2現実のアダルト・ウキヨエには、巨大な女性の秘部を目指して男たちが体を登るというものがありましてな -- 2017-09-28 (木) 10:40:23
- 後で分かったことだけど、あるじはアデプト3人でリアルニンジャをなんとか出来ると思ってたのか、それとも様子見で終わらせる予定だったのか。普通に考えれば、リアルニンジャに最低でも1人はグランドマスターつけるくらいじゃないと無理でしょ。 -- 2018-04-30 (月) 16:14:54
- 位階が高く、強いニンジャほど降臨の条件が厳しく、そして滞在時間が短いという制限がある可能性…? -- 2018-04-30 (月) 16:48:35
- ↑2ザイバツはすでに何忍もリアルニンジャを倒してる。それに対して常にグラマスがついてるってちょっと考えられんよ。この回はガルガンチュアが想定以上に強かったってだけだろう -- 2018-05-15 (火) 13:22:18
- 近代兵器含むあれだけの数の戦力をほとんど蹂躙してたし、のちのリアルニンジャ一団と比較すると、やはりガルガンチュアは特に強大なニンジャの一人だったんだなと -- 2019-01-21 (月) 17:16:52
- 自我もあやふやだったみたいだし、昔から暴れて休眠して復活のサイクルを繰り返してるっぽいので、もしかすると本編中で描写されていた状態でもまだ完全復活ではなかった可能性もある。だからザイバツもはじめから本格的な戦力投入をしなかったのかもしれない -- 2019-01-22 (火) 20:31:35
- シーズン3の舞台がカナダということで、復活して再登場もあり得るかも。マスラダとタイクーンの戦いに第三勢力(一人だけど)として割って入るとか。 -- 2019-07-14 (日) 14:08:18
- 巨人の体内から石をってのはギリシャ神話のクロノスからもモチーフを持ってきている可能性も。巨人っていう要素も共通だし -- 2020-08-17 (月) 22:13:50
- 体内から黒い石…マガツ・ニンジャの心臓との関連も指摘できるかもしれない。 -- 2021-11-06 (土) 20:03:22
- 「ワンダと巨像」の人型巨像っぽいイメジ -- 2022-05-11 (水) 19:26:52
- ワンソーの子っていうのが暗喩なのか事実なのか アバター概念が明かされた今となってはその不滅性にもちょっと注目してる -- 2023-01-13 (金) 04:09:29
- 蚊でも潰すように…フレッシュトマト案件かな? -- 2023-01-13 (金) 08:02:21
- (ちょっと、やめないか)ナムサン!ガルガンチュアが蚊でも潰すように巨大な右手を振り下ろす!「サヨナラ!」テロリストニンジャは血飛沫を噴き上げながら爆発四散!「アイエ……人殺し」……ウム、ワカル -- 2023-01-20 (金) 14:59:04