考察
きのみで獲得できるエナジー量が、きのみとくいの場合は1.5倍、食材とくいやスキルとくいの場合は2倍にもなるため、非常に強力なサブスキルである。
きのみとくいのポケモンであれば基本的に付いていることが望ましいが、金枠スキルなので抽選確率はかなり低い。
また、食材とくいとスキルとくいのポケモンにとってはきのみを拾う数が一気に増えて所持数限界に達しやすくなる。所持数限界に達した場合、そのポケモンは食材を拾わなくなり、それ以降のおてつだいで拾ってくるものは全てきのみとなってしまう*1。また、メインスキル発動の抽選もなくなってしまう。
つまり、きのみの数Sのデメリットとしては、
- 入手できる食材の数が減る場合がある
- メインスキルの発動回数が減る可能性がある
の2点が挙げられる。
きのみよりも食材を多く集めたいポケモンや、メインスキルの発動回数を重視したいポケモンの場合は、育成する前にこのデメリットを把握しておくと良いだろう。
日中は小まめに所持品回収を行うか、最大所持数アップのサブスキルを併せて持っていればこの点の不安は解消・軽減できる。
基本的にはデメリットを上回るメリットを得られる強力なサブスキルであり、このサブスキルがあるために育成の価値が減じるということはまず無い。食材とくいやスキルとくいにとってはマイナスの評価になるということではなく、プラスだがきのみとくいの場合ほど絶対的に高い評価ではないというくらいの認識が良いだろう。
また、当たり前だが食材を拾う時は恩恵がないため、単純にそのポケモンの獲得エナジー量が1.5倍や2倍になるわけではない。
※あくまでおよその値である。メインスキルは考慮しない。
※他のサブスキルに無い特徴として、カビゴンの好物きのみだった場合にこのサブスキルの獲得エナジー倍率の上昇量が大きいため、カビゴンの好物きのみの場合と好物でないきのみの場合、両方を記載する。
※Lv.50で試算しているが、レベルによって倍率は僅かに変わる。食材の新枠解放直後(Lv.30、Lv.60)は倍率が低くなるが、それ以外のレベルアップにおいては僅かずつ倍率が上がっていく。
ただし、きのみとくいは+50%に達することは絶対になく、食材/スキルとくいにおいても+100%に達することは絶対にない。
きのみとくい×きのみの数Sは最も倍率が低いが、それでも+41%もあるので、きのみの数Sひとつでかなり効果が高いことが分かる。
きのみとくいは、カビゴン好物きのみだった場合のきのみの数S倍率が+46%と最も低いが、そもそもきのみとくいとカビゴン好物きのみを掛け合わせた時点で爆発力が極めて高いため、この倍率でも非常に強いといえる。
反対に食材・スキルとくいのポケモンは、きのみの数Sなしでカビゴンの好物きのみと掛け合わせても爆発力はきのみとくいほど高くないが、その分カビゴン好物きのみだった場合のきのみの数S倍率の上昇量が目覚ましい。
スキルとくいは最も倍率が高いが、メインスキルを考慮しない場合もとの獲得エナジーが少ないため、数値上は倍率が高くなっているもののきのみとくい×きのみの数Sを上回るわけではない。
▶︎ポケモンごとの具体的な数値の比較はポケモンのきのみエナジー効率一覧のページを参照。
余談
きのみの数"S"なので、きのみの数MやLが今後実装される可能性がある。
(SmallではなくSpeed等の略という可能性もあるので一概には言えない)
とても強いサブスキルなのだが、それゆえにデメリットやマイナスの側面が語られることが多い。