攻略情報: チーム編成 初心者向け シアンの砂浜以降 特殊 | つよいポケモン 厳選 | 小ネタ・裏技
厳選とは
厳しく選別すること。
殊にゲームにおいては、自分の目当ての物が出るまで繰り返し入手を続けることを言う。
同じポケモンならば必ず同じ性能である部分もあるのだが、一方で同じポケモンでも個体ごとに性能が異なる部分もある。
当然、それによって個体ごとにつよい・よわいの差が出てくるので、つよい個体が出るまで厳しい基準で選別を行い続ける…それが「厳選」である。
目次
はじめに
ポケモンスリープでは、まだ充分に解明されていない部分や未解禁の要素も多く、またプレイヤーそれぞれの生活リズムや好みのプレイスタイル等によって価値が変わるものもある。
ポケモンスリープの目的からみても過度な対戦・競争要素が追加される可能性は低いため、厳選もポケモンスリープ本来の目的である「規則的な睡眠を取れるようにする」から逸脱しない範囲で楽しむことが推奨される。
性能はなんであれ、好きなポケモンと一緒に寝ることこそがこのゲームの醍醐味であることを忘れてはならない。
厳選の方針を決める
ポケモンスリープには非常に多くの要素があり、『仲間にしたポケモンは強いのかどうか』を判断することはかなり難しい。
この記事では、仲間にしたポケモンの「個体差のある要素」に対して『どのように評価すればよいのか』の考え方の指針を示している。
その中には「強い」「良い」といった評価が多く登場し、それらを全て満たした「理想個体」という概念も登場する。しかし、ポケモンを仲間にできる機会が非常に限られているこのゲームでは『とにかく強い個体を仲間にする』ことを目指す必要は全く無い。
というのも、ポケモンにはそれぞれ個性があり、仮に「理想個体」と呼べるポケモンを仲間にできたとしても、そのポケモンを活かしたチーム編成を組んで適切な役割を与えなければ本領を発揮することはできない。そして、担う役割によってはそこまで過度な厳選は必要ない場合も非常に多いのである。
厳選においては、『自分のチーム編成に合ったポケモンを見つける』事が何よりも重要となる。
また、ポケモンのとくいごとに求められる役割が大きく異なっており、基本的にはとくいごとに違った方針が必要となる。
そのため、以降の詳細な説明はとくいごとに分けて行う。
中にはとくいの枠組みから外れた独特な強みを持つ場合もあるので、これも後に説明を行う。
前提: 厳選要素の共通項
「個体差」の定義
同種のポケモンでも性能に差がある部分で、かつ仲間にした後にプレイヤーの意志で変更することができないもの。
まずはポケモンスリープにおける個体差のある要素に注目する。個体差のある要素は以下の3つである。
性能と関係ないものも含めると色違いや性別*1もあるが、これらはあくまで見た目だけの要素であるため、このページでは割愛する。
また、他に個体差のあるものとしてSPがあるが、これは種族・レベル・上記の要素などから算出されているものの、現状は単なる数字であり性能に直接影響するものではないため割愛する。
本項では、食材、サブスキル、せいかくについて、全体的に共通する事項の説明を行う。
また、基本事項や効果倍率等を把握していない場合は、それぞれのページを参照しておくこと。
また、解説の中には各ポケモン毎の食材確率・スキル発生確率を前提に解説している項目もあるが、これらの確率については今なお検証が続けられている未解明の要素を多く含んでいる点に注意が必要である。
厳選要素①:食材の2枠目と3枠目
2枠目・3枠目の食材はポケモンの種類ごとに候補が決まっており、その候補から選ばれた各食材枠の組み合わせを厳選することになる。
基本的には『食材の基礎エナジーの合計値』の観点ではどの候補が選ばれたとしても大きな差がない。
- 1枠目、2枠目、3枠目が同じ食材の場合
- きのみとくい・スキルとくいの場合
拾ってくる数は1個、2個、4個である。 - 食材とくいの場合
拾ってくる数は2個、5個、7個である。
- きのみとくい・スキルとくいの場合
- 2枠目、3枠目が1枠目とは違う場合。
- 上記「1枠目と同じ食材の場合」と同程度のエナジーになるように、数が調整される。
具体的には以下のようになっている。- 2枠目:『「1枠目で持ってくる食材エナジーの合計を2.25倍した数値」を「2枠目で持ってくる食材エナジー」で割った数』を四捨五入した個数
- 3枠目:『「1枠目で持ってくる食材エナジーの合計を3.60倍した数値」を「3枠目で持ってくる食材エナジー」で割った数』を四捨五入した個数
- 上記「1枠目と同じ食材の場合」と同程度のエナジーになるように、数が調整される。
例として1枠目でリラックスカカオを拾ってくるアブソルの食材のエナジーを表にした。
そのため、基本的には作りたい料理のレシピに合っているかどうかが基準となる。ただし、どんな料理を作るのかはチーム編成やプレイスタイルによって大きく異なるため、一概に「どの候補が優れている」といった評価を下すことはできない。
特に、きのみ/スキルとくいの場合、食材を持ってくる数自体が少なく基本的に重要視されない。
ただし、中には食材とくいでは賄えない食材を持ってくるポケモンもいる。詳細は「特殊な場合」に記載する。
一方で、どんな食材を持って来れるかによって役割が大きく変わる食材とくいのポケモンにとっては、最も重要な厳選要素になる。
また、現在あまり評価されていない食材であっても今後追加されるレシピによって評価が大きく変わる可能性がある。
このページでは、食材についての呼称を以下のようにアルファベットの羅列で表記する。
- 1枠目の食材は『A』
- 2枠目候補のうち1枠目と異なる食材が『B』
- 3枠目候補のうち1・2枠目と異なる食材が『C』
例えば、3枠全ての食材が同じ場合は「AAA」、2枠目と3枠目の食材が同じ場合は「ABB」、3枠全ての食材が異なる場合は「ABC」、などである。(ほかに「AAB」「AAC」「ABA」があり、食材3種の場合その並びは全部で6パターンである。)
これは2枠目までで論じる場合も同じで、1枠目と2枠目が同じ場合は「AA」、1枠目と2枠目が異なる場合は「AB」とする。
フシギダネ系統の場合
抽選対象
組み合わせ一覧
呼称 | Lv.1/1枠目 | Lv.30/2枠目 | Lv.60/3枠目 | 確率 |
---|---|---|---|---|
AAA | ![]() | ![]() | ![]() | 1/9 |
AAB | ![]() | ![]() | ![]() | 1/9 |
AAC | ![]() | ![]() | ![]() | 1/9 |
ABA | ![]() | ![]() | ![]() | 2/9 |
ABB | ![]() | ![]() | ![]() | 2/9 |
ABC | ![]() | ![]() | ![]() | 2/9 |
2枠目が解放されても食材を持ってくる確率が上がるわけではなく、食材確率はそのままで1枠目食材と2枠目食材をほぼ半々で持ってくるようになる。
そのため、食材がABの場合は、2枠目解放時のLv.30からLv.59まで、食材Aの1日あたり入手数はLv.29時点の約半分に減ることに注意が必要である。
なお、ABとなる確率は約2/3あるのに対し、AAとなる確率は約1/3であると検証されている。つまり、AAを狙うなら厳選難易度が上がることも頭に入れておこう。
3枠目はLv.60で解放される。
特に食材とくいの場合は、3枠目の食材の量が非常に多いため、解禁された場合、その後の料理計画に与える影響も非常に大きい。詳細は食材とくいの項目に記述する。
ちなみに3枠目は2枠目と異なり,食材ABCの中からおよそ均等(約1/3)の確率で選ばれると検証されている。
厳選要素②:サブスキル
解放レベルとその評価
サブスキルはレベルを上げなければ発動しないが、このゲームは厳選だけでなくレベル上げのコストも重く、育成にも極めて多くの時間がかかる。
そのため、Lv.10に配置されるサブスキルは評価への影響が極めて大きいが、逆にLv.50以降に配置されているものはそもそも発動可能になるまでに膨大な時間がかかるので評価の優先度が低くなる。
現在ではポケモンのレベルは60までしか上げることができないため、Lv.75とLv.100のサブスキルは解放できない。解放可能になったとしても、その頃にはアップデートで様々な仕様が変更されている可能性もある。
むしろ Lv.75やLv.100にLやMのサブスキルが付いた場合、サブスキルのたねを使う際のランクアップの邪魔とさえ言える*2。
従って、厳選における各レベルで解放されるサブスキルの評価の優先度は、当面の間は以下のように考えると良いだろう。
- Lv.10とLv.25で解放されるサブスキルは最優先で考慮
- Lv.50で解放されるサブスキルは優先度が下がる
- Lv.75と Lv.100で解放されるサブスキルは基本的には考慮しない
目当てのサブスキルが揃う確率
きのみの数Sやおてつだいボーナスは非常に強力なサブスキルであるが、それらを持っているポケモンを仲間にできる確率はかなり低い。
検証中のデータを含んでいるが、以下に仲間にできる確率の一覧を載せておく。
例えば、非常に強力なサブスキルであるきのみの数Sやおてつだいボーナスなどのサブスキルを持ったポケモンを仲間にできる確率を計算してみる。
サブスキルの抽選による出現確率は同じレア度であればすべて同じであると仮定し、以下のような出現確率であると考える*3。
レア度 | 抽選割合推定値 |
金スキル | 2% |
青スキル | 6% |
白スキル | 12.5% |
- 食材確率アップM/Sやスキル確率アップM/Sを持っている確率
Lv.\F.L. 10未満 10~39 40~99 100~ Mのみ25以下 12.0% 6.0% 0% 0% MかS25以下 33.6% 18.5% 0% 0% Mのみ50以下 18.0% 12.0% 6.0% 0% MかS50以下 45.9% 33.6% 18.5% 0%
- きのみの数SとおてつだいスピードM/Sのいずれかを組み合わせて持っている確率
Lv.\F.L. 10未満 10~39 40~99 100~ 25以下 0.74% 2.6% 0% 0% 50以下 2.2% 5.9% 4.9% 0%
- フレンドレベル10未満でスキル確率アップM/SとおてつだいスピードM/Sを組み合わせて持っている確率
サブスキル\レベル レベル25以下 レベル50以下 無し 39.7% 25.0% おてスピS 25.0% 37.5% おてスピM 12.0% 18.0% スキ確S 25.0% 37.5% スキ確M 12.0% 18.0% おてスピS+おてスピM 1.5% 4.5% おてスピS+スキ確S 3.1% 9.4% おてスピS+スキ確M 1.5% 4.5% おてスピM+スキ確S 1.5% 4.5% おてスピM+スキ確M 0.72% 2.2% スキ確S+スキ確M 1.5% 4.5%
想定していたよりも計算が複雑だったため、間違っている可能性も高いです。
抽選確率ではなく出現割合として考えるべきですので修正しました。
計算式が間違っていると思ったら修正していただけると幸いです。
- きのみの数Sを持っている確率
レベル\フレンドレベル 10未満 10~39 40~99 100~ 25以下 2%+2% 1/7+6/7*2% 1-(6C2)/(7C2) 1-(6C2)/(7C2) 50以下 2%*3 1/7+6/7*(2%+2%) (1-(6C2)/(7C2))+(6C2)/(7C2)*2% 1-(6C3)/(7C3)
- きのみの数Sとおてボが揃っている確率
レベル\フレンドレベル 10未満 10~39 40~99 100~ 25以下 2%*2%*2 2/7*2% 1/(7C2) 1/(7C2) 50以下 (3C2)*0.08% 2/7*2%*2+5/7*2%*2%*2 1/(7C2)+{(2C1)*(5C1)/(7C2)}*2% 5/(7C3)
- 食材確率アップM/Sを持っている確率
レベル\フレンドレベル 10未満 10~39 40~99 100~ Mのみ25以下 6%*2 6% 0 0 S込み 1-(1-18.5%)^2 12.5%+6% 0 0
- きのみの数SとおてつだいスピードM/Sのいずれかを組み合わせて持っている確率
レベル\フレンドレベル 10未満 10~39 40~99 100~ 25以下 2%*18.5%*2 1/7*18.5% 0 0 50以下 0.74%*3C2 2.64%*2+6/7*2%*18.5%*2 1-(1-1/7)^2*18.5% 0
ボーナス系
基本的にサブスキルはポケモンの能力を強化するものであるのに対し、以下のボーナス系はパーティ全体のサポートや育成面のサポートとなるものである。
従って、他のサブスキルに比べて「つよい」というわけではないが、食材とくいやスキルとくいなど潰しの効くポケモンが取得していると取り回しやすくなるし、きのみとくいは相性の良いサブスキルが少ないためこれらで妥協できると厳選が楽になる*4。
「高Lv.のげんき回復メインスキルを持ち、睡眠による元気回復の必要が少ない」「1つの食材に特化していて常用しないが必要な時にピンポイントで編成する(ボックス内回復で十分)」といった睡眠時に編成する機会の少ないポケモンにおいては生かす機会が少ないため注意。
食材等リソース集めやレベル上げなどに徹する週、グッドスリープデーの時だけ運用する手もある。
厳選要素③:せいかく
せいかくの一覧表
下降▼▼ | おてつだい スピード | げんき回復量 | 食材おてつだい 確率 | メインスキル 発生確率 | EXP獲得量 |
▲▲上昇 | |||||
おてつだい スピード | がんばりや※ | さみしがり | いじっぱり | やんちゃ | ゆうかん |
げんき 回復量 | ずぶとい | すなお※ | わんぱく | のうてんき | のんき |
食材おてつだい 確率 | ひかえめ | おっとり | てれや※ | うっかりや | れいせい |
メインスキル 発生確率 | おだやか | おとなしい | しんちょう | きまぐれ※ | なまいき |
EXP 獲得量 | おくびょう | せっかち | ようき | むじゃき | まじめ※ |
※上昇と下降が同じ箇所になっているものは相殺されて無補正(せいかくによる特徴なし)になる
せいかく | 上昇 | 下降 |
---|---|---|
さみしがり | おてつだいスピード▲ | げんき回復量▼ |
いじっぱり | おてつだいスピード▲ | 食材おてつだい確率▼ |
やんちゃ | おてつだいスピード▲ | メインスキル発生確率▼ |
ゆうかん | おてつだいスピード▲ | EXP獲得量▼ |
ずぶとい | げんき回復量▲ | おてつだいスピード▼ |
わんぱく | げんき回復量▲ | 食材おてつだい確率▼ |
のうてんき | げんき回復量▲ | メインスキル発生確率▼ |
のんき | げんき回復量▲ | EXP獲得量▼ |
ひかえめ | 食材おてつだい確率▲ | おてつだいスピード▼ |
おっとり | 食材おてつだい確率▲ | げんき回復量▼ |
うっかりや | 食材おてつだい確率▲ | メインスキル発生確率▼ |
れいせい | 食材おてつだい確率▲ | EXP獲得量▼ |
おだやか | メインスキル発生確率▲ | おてつだいスピード▼ |
おとなしい | メインスキル発生確率▲ | げんき回復量▼ |
しんちょう | メインスキル発生確率▲ | 食材おてつだい確率▼ |
なまいき | メインスキル発生確率▲ | EXP獲得量▼ |
おくびょう | EXP獲得量▲ | おてつだいスピード▼ |
せっかち | EXP獲得量▲ | げんき回復量▼ |
ようき | EXP獲得量▲ | 食材おてつだい確率▼ |
むじゃき | EXP獲得量▲ | メインスキル発生確率▼ |
がんばりや | 無補正 | 無補正 |
すなお | 無補正 | 無補正 |
てれや | 無補正 | 無補正 |
きまぐれ | 無補正 | 無補正 |
まじめ | 無補正 | 無補正 |
- 性格の補正倍率
げんき回復量
Ver.1.1.0でのアップデートにおいて、睡眠計測中でもげんきが減少するようになったため、大きく評価が変わった。
- せいかくによる上昇補正
- 長所
げんきの評価が1段階ズレているだけでもおてつだいスピード補正で換算すれば10%以上の差が生じる*13。
そのため、特に平均睡眠スコアが80程度の人の場合、睡眠スコア80でも96まで回復できるようになるこの補正の恩恵は非常に大きい。
この場合には『げんき回復補正とおてつだいスピード補正はほぼ同じくらいの価値がある』ことになる。
また、元気回復量の補正はメインスキルによる元気回復やげんきマクラにも乗るので、睡眠中以外での元気の維持にも役立つ。そのため高レベルのげんきチャージや優秀なヒーラーと組み合わせるのであれば、睡眠時の恩恵がなくともおてつだいスピード補正に迫る性能を発揮する。
ちなみに、ゲーム内のステータスとしてはこの上昇補正は高く評価されているようで、元気回復量が増える性格のポケモンはSPが高くなりやすい。 - 短所
毎回睡眠スコア100を安定して出せるプレイヤーの場合、この補正が無くともげんきは100回復(全回復)するため、睡眠時においてはこの補正は無意味となる。
- 長所
- せいかくによる下降補正
- 長所
デメリットを相殺する手段が色々と存在する。 - 短所
上記の手段は、本人がげんきチャージの場合を除いてどれもこれも負担が大きい。数日に1回しかお手伝いに参加させられなかったり、他のポケモンでげんき回復ボーナスの厳選が強要されたり、既にげんき回復ボーナスのポケモンがいたとしても睡眠時の編成が制限されたりするし、あるいはアイテムを多く使う重課金が要求されたりする。
上記の手段を使わない場合、睡眠スコア100でもげんきは88の状態から1日をスタートすることとなる。
この影響は結構大きく、おてつだいスピードSだけではギリギリ相殺できない程度のマイナス補正である(詳細はげんきを参照)。アップデートによる上方修正で、 おてつだいスピードが下がるせいかくよりマシにはなったが、それでも痛いマイナスである。
- 長所
- 補足(ヒーラーとの相性)
せいかく補正はメインスキルの効果にも影響するため、ヒーラーとの相性も考える必要がある。
まず、げんき回復量上昇補正の場合、単純に元気回復量が上がりデメリットもないので相性が良い。
一方で、げんき回復量下降補正のせいかくとヒーラーとの相性は良い面悪い面両方存在する。
1日の睡眠時間を8時間半と考えた場合、げんき回復量下降補正のポケモンであっても、げんきを51以上残せば残した分だけ88を超えたげんきで一日を始めることができる。そのため、げんきを63以上残して睡眠を開始する事ができれば、げんき100で一日をスタートできる。
げんき100で1日を始められるメリットは大きいが、げんきオールSのスキル効果のみでこれを達成しようとすると、Lv.6げんきオールSを1日4回発動する必要がある。
これは理想個体のヒーラーであっても1日のスキル発動回数の期待値を上回るので*15、常に狙うのは難しい。また、回復量が増えれば増えるほど回復量減少の影響も大きくなので、その影響も差し引く必要がある。
逆にげんきが51を上回らなければ、単純にげんき回復量減少の分だけ(元気↓以外の個体と比べ)損をすることとなる。ただし、元気回復量が少ければ少ないほど、回復量減少の影響も小さくなる。
EXP獲得量
レベル上げに時間のかかる本作においては、EXPが増える性格も減る性格も基本的に無視できないだけの影響がある*16。
以下のようなポケモンの場合は特に影響が大きい。
- 進化条件に高いレベルが要求されるポケモン
- 経験値タイプが900タイプ以上のポケモン
- Lv.30で食材の二枠目・Lv.60で三枠目を速やかに解放したいポケモン
- とくいがきのみのタイプ(ほかのとくいよりもレベルによる性能差が大きい)
- 出現率の低いポケモン(リサーチによるアメ(EXP)の獲得が難しいため)
特にLv.50からは必要EXP量が急激に増加するため、長く長く育成することになるポケモンへの影響は非常に大きい。
ただし、このゲームにはレベル上限が存在するため、育て切ってさえしまえば影響は小さくなる。
雑談板より引用
53625:2024/05/12 (日) 10:59:51
性格おくびょうはおてスピ下がるけどレベル上昇によるきのみエナジー増があるからいいんじゃないか説をraenonxとアメ何個いる?で見てみた
きのみSライチュウで比較すると無補正lv46とおくびょうlv50がほぼ同じエナジー
おもしろいことに、lv15からそれぞれ育てた時のアメの数がだいたい同じ
lv55まで簡単にいけないような無課金ユーザーだったら、おくびょうな子でも育てていいのかな?
- 53641:2024/05/12 (日) 11:48:54
そういう比較してみたいと思ってた。助かる。
便乗してゆうかん(おてすぴ↑EXP↓)も調べてみると、飴877個でLv42到達で稼ぐエナジーが無補正Lv46とほぼ同じみたい。Lv上限が無い前提だとそこまで変わらない?うまいこと作られてますね。
- 53703:2024/05/12 (日) 15:43:17
レベルが早く上がる=サブスキルも早く解放できる だから悪くないんだよねぇ
少なくともLv100が当たり前になる環境までは採用する価値があると思う
無補正
このゲームにおいては基本的に、どのせいかく補正項目が下がってもプレイにマイナスの影響を及ぼす場合が多いため、どの項目も下がってほしくはない。
そのため無補正は平均以上の性能と言って良い。
せいかくによる性能低下をサブスキルで補う
例えばおてつだいスピードが下がる性格は一般的に避けるべきとされているが、サブスキルにおてつだいスピードSがあればある程度補填、Mがあれば帳消しにした上でお釣りが来る。MとSの両方があれば実質的に上昇補正を超える。
性格項目 | 性格下降補正 | 下降補正+ サブスキルS | 下降補正+ サブスキルM | 下降補正+ サブスキルM+S | 性格上昇補正 |
---|---|---|---|---|---|
おてつだいスピード | -9.09% | -2.25% | +5.71% | +15.07% | +11.11% |
げんき回復によるおてスピ*17 | -7.07% | -0.08% | +8.05% | +17.63% | ±0.00% |
メインスキル発生確率 | -20.00% | -5.60% | +8.80% | +23.20% | +20.00% |
食材おてつだい確率 |
このように、性格による性能低下は、サブスキルによって一部補填、場合によっては帳消しにすることもできる。
以前はげんき回復下降補正によるおてスピ低下はサブスキルのおてスピMですら補えないほどのマイナスであったが、アップデート後はおてスピSでもほとんどカバーできる程度になった。おてスピMならば他の下降補正同様お釣りが来る。
なお、サブスキルでの補填や帳消しを狙っていたとしても、そのサブスキルを開放するレベルまでは苦しい育成になるので、その点は注意が必要である。
本論: とくい別
きのみとくい
きのみを集めてエナジーを稼ぐのがきのみとくいの役割である。
基本的にきのみの数Sを持っている個体やおてつだいスピードが上昇している個体を狙うと良いだろう。
また、食材確率が上がることでエナジー効率が下がってしまう場合がある。致命的なデメリットとはならないが、厳選の際には覚えておきたい。
無補正ライチュウLv.25の場合、ウブのみ1個で49エナジーだが、とくせんリンゴ1個は90エナジーなので、食材を全て追加食材として使うと仮定すると食材を1個持ってくるごとに8エナジー分マイナスになる。
きのみの数Sがあったり、カビゴンの好物きのみであった場合、そのマイナスはより大きくなる。
きのみS+好物きのみだとLv.25ではきのみお手伝い1回で294エナジー獲得できるので、食材を持ってくるごとに204エナジーマイナスになる。
ライチュウの場合、1日に10回から20回ほど食材お手伝いし、食材確率Mがあると5回程度食材お手伝いが増える。無補正の場合で40エナジー/日、きのみS+好物の場合で1020エナジー/日のマイナスである。
Lv.25 無補正ライチュウは1万エナジー/日、きのみS+好物きのみの場合は3万エナジー/日稼ぐので、多くても3~5%程度のマイナスである。
そしてこのマイナスは、第2食材解放のLv.30や第3食材解放のLv.60で小さくなる(プラスに転じることもある)が、それら以外のタイミングでのレベルアップではレベルアップ毎にマイナスが大きくなっていく。
ただし上記試算は食材を追加食材として使う場合である。食材をしっかりレシピ通りに使い、レシピレベルもポケモンのレベルと同等になればこのマイナスを覆せるため、普段からしっかりと料理に取り組んでレシピレベルを上げておきたい。
サブスキル
きのみとくいは週の間に常駐で出す運用が多いため、睡眠時に効力を及ぼす各種ボーナス系スキルも役に立ちやすい。
特に睡眠EXPボーナスは、単純に効果が強力な上、レベルの影響が大きいきのみとくいの性質ともかみ合っており、上記サブスキルに次いで優秀と言って良い。
最大所持数アップについては、所持数限界に達してもいつのまに育成できのみは拾えるため、食材とくい・スキルとくいに比べて恩恵は薄めである。もちろん、所持数アップがあることで拾ってくる食材やスキル発動回数が増えて助かることもあるだろうから、その場合は有力なサブスキルになる。
せいかく
- 「いじっぱり」
食材にこだわらない場合、食材確率が下がる性格ならきのみを拾う確率が上がり効率的。 - 「やんちゃ」 「ゆうかん」
メインスキルが特別強力でもないもしくは元々の発動確率が低い場合は、発動確率が下がってもデメリットは小さい。
たくさんのアメをつぎ込める場合、経験値ダウンのデメリットは考えなくて良いので理想的。
基本的におてつだいスピードが上がる性格が理想。上記二つの性格以外でもおてつだいスピードが上がるのであれば、下がる能力のデメリットを超えたメリットがあると考えて良い。
逆に、おてつだいスピードが下がる性格は大きなデメリットなので特に避けたい。
また、げんきが下がる性格もげんき補正によりおてつだい効率に影響を及ぼすうえ、きのみとくいは常駐的な運用が多くげんきが下がる影響を受けやすいので、明確なフォロー手段が確立できていない時点では「さみしがり」を除いて極力採用を避けたいところ。
その他、以下の性格補正も、おてつだいスピードが下がる性格でなければそれなりに評価しても良いだろう。
- EXP獲得量アップ(ようき、むじゃき)
レベルが上がることできのみエナジーは指数的に上昇するため、十分な恩恵がある。 - げんき回復量アップ(わんぱく、のうてんき)
げんきもおてつだいスピードに影響するため、平均睡眠時間が短め、げんきチャージ持ち、優秀なヒーラーと組み合わせるのいずれかを満たすのであれば、十分な恩恵がある。
厳選基準
基本的にはカビゴンの好きなきのみの時に、自分が持っている他のきのみエースを超えることができるかどうかという相対的な評価が基準となる。
人によって持っているポケモンが異なるので、この基準も人によるところである。例えば既にきのみの数S持ちのライチュウやバクフーンを持っている人は、相当厳しい基準を設けても良いだろう。
一方で、そのような個体がいない場合には、緩い基準を設けても良いだろう。
- 理想を言えばきのみの数Sが欲しい。獲得エナジーが40%以上増えるため、基本的にきのみの数Sがあれば育ててよいと言えるだろう。
- きのみの数Sによる獲得エナジー増加の恩恵は「おてつだいスピード上昇性格+おてつだいスピードM+S」に匹敵するほどである*19。
- しかしきのみの数Sを基準に考えてしまうと、基準を超えた個体が出現する確率は低く*20、厳選難易度が高い。運が悪いと20匹30匹と仲間にしてもきのみの数S持ちが来ない可能性もあり得る。
もちろんきのみの数Sがなくても活躍は十分可能である。以下に、きのみの数S以外の厳選基準について記述する。- きのみの数S以外で最も優先すべきはおてつだいボーナスである。獲得エナジー増加量は厳選要素②で説明された通り+26.32%であるが、これは「おてつだいスピードM+S」に匹敵するほどである*21。詳細は下記にある理想ライチュウ基準表を参照の事。
- おてつだいボーナス以外では、おてつだいスピード上昇が一つの目安となる。各補正によってどれくらい獲得エナジーが増えるかを考えて、自分にとっての厳選基準を決めると良い。
以下に表を用意した。きのみ得意はカビゴンの好物きのみに合わせて起用されることが多いのを考慮し、きのみの数Sでのエナジー増加は1.46倍として計算する。メインスキルは考慮しない。サブスキル\性格 おてスピ↑ 無補正 おてスピ↓ きのみS+おてスピM 1.886 1.698 1.543 きのみS+おてスピS 1.744 1.570 1.427 きのみの数S 1.622 1.460 1.327 おてスピM+S 1.406 1.266 1.151 おてスピM 1.291 1.163 1.057 おてスピS 1.195 1.075 0.978 補正なし 1.111 1.000 0.909
- まだ手持ちが揃っていない最序盤であれば、無補正程度の個体でも育てておく価値はある。
- フレンドレベルが10に達すればLv.10サブスキルが金確定となるため、厳選難易度が一気に下がる。きのみの数Sやおてつだいボーナスを重視するなら、積極的にたくさん仲間にすると良い。
- また、補足資料として、理想ライチュウ基準表を置いておく。
これは、『そのポケモンが自分のきのみがカビゴンの好みだった時に、好みきのみではない理想個体ライチュウの獲得エナジー効率を超えるための条件』を表したものである。- この基準を満たしているポケモンは、少なくともきのみがカビゴンの好物に指定された時には出番があることになる。
- 一方で、この基準を下回る個体は、理想ライチュウを使った方がエナジーを稼げるので、理想ライチュウが居るなら出番が回ってくることが無いということになる*23。
- 理想ライチュウは『いじっぱり+おてつだいスピードM+きのみの数』とし、条件をそろえるため、Lv.1時点での効率で比較する。
食材やメインスキルは考慮しないため、きのみS倍率は1.5倍となっており、実際の獲得エナジーとは乖離がある点に注意。
理想ライチュウ基準表
最終更新:ver.2.5.0
計算式
エナジー効率=基礎きのみエナジー*100*(きのみとくいなら2)/基準おてつだい時間
おやすみリボンを含む全てのポケモンのエナジー効率はポケモンの一覧/きのみエナジー効率一覧を参照。
ポケモン | エナジー効率 | 理想ライチュウとの比較*24 | 理想ライチュウを超えるための条件 |
---|---|---|---|
理想ライチュウ | 2.201 | 1.000 | - |
マニューラ | 2.296 | 0.959 | 無補正 |
ライチュウ | 2.272 | 0.969 | |
バクフーン | 2.25 | 0.978 | |
オーダイル | 2.214 | 0.994 | |
キュウコン(アローラ) | 2.207 | 0.997 | |
ハガネール | 2.200 | 1.000 | おてつだいスピードS |
メガニウム | 2.142 | 1.028 | |
トドゼルガ | 2.134 | 1.032 | |
キュウコン | 2.077 | 1.060 | |
ドードリオ | 2.000 | 1.101 | おてつだいスピード上昇性格 |
ジュペッタ | 2.000 | 1.101 | |
イワーク | 1.935 | 1.137 | おてつだいスピードM |
オコリザル | 1.928 | 1.142 | |
ピカチュウ(ハロウィン) | 1.924 | 1.144 | |
ラッタ | 1.898 | 1.160 | おてスピS+性格補正 |
チルタリス | 1.892 | 1.164 | |
アーボック | 1.882 | 1.170 | |
ヘルガー | 1.878 | 1.172 | |
ピクシー | 1.858 | 1.185 | |
バタフリー | 1.846 | 1.193 | |
イーブイ(ホリデー) | 1.806 | 1.218 | おてスピM+性格補正 |
ヤルキモノ | 1.75 | 1.258 | |
ガラガラ | 1.656 | 1.329 | おてスピS+おてスピM+性格補正 |
ケッキング | 1.556 | 1.494 | きのみの数S |
食材とくい
食材とくいのポケモンは、料理を作りエナジーを稼ぐために多くの食材を入手するという役割を持つ。
多数の食材を使うレシピ(大型の料理)の方が圧倒的にエナジー効率が良いので、最終的にはなるべく大型の料理を作れるようにしたい。
1日に作る回数と目標の食材数を設定して、シミュレータ等を使って必要なスペックを確認するとよいだろう。
基本的には食材確率を上げた方が、おてつだいスピードを上げるよりもエナジー効率および食材獲得数は増える。
そのため、一般的な優先順位は「食材確率上昇>おてつだいスピード上昇」となるだろう。
第2食材、第3食材
どんなにサブスキルや性格が良くても、目的の食材を持ってくることができなければ本末転倒である。
食材が変わるだけでそのポケモンの役割がもはや別物となるので、最も重要な厳選要素と言えるだろう。
特にLv.30以降において、AとBどちらの食材がチームにとってより多く必要になるか、よく考えてから厳選を始めたい。
第3食材については、解放までにかかるコストが非常に高い。
解放できれば第3食材の影響は非常に大きいが、新ポケモンの実装で各食材の入手性が変化したり、新レシピの追加で食材自体の評価が大きく変わる可能性もある。
3枠目まで厳選するかしないかは、各自でよく考えて判断したい。
いずれ3枠目まで解放することを見据えるならば、最終的には3枠目の個数が最も多いため、解放後は3枠目食材がそのポケモンのメインの担当食材となる。
また、3枠目解放時に1枠目・2枠目の食材入手量に与える影響も大きい。
- ABAやABBの場合、3枠目解放時にその食材の入手量が爆発的に増えることになる。
- 逆にABBやABCの場合、3枠目解放時点で食材Aはほとんど持ってこなくなる。
そのため、1枠目が数を必要とする食材であればAAやABAを狙う方が良く、1枠目が必要性の低い食材であれば、ABBやABCを狙う方が良い。
これらの将来的なことを視野に入れるなら、3枠目の厳選も考えた方が良いだろう。
また、3枠目も考えれば、AAAはもちろん食材A特化だが、それだけでなくABBの場合もほぼ食材B特化といえる点に注意が必要*25。
このように1つの食材に特化した個体は、その食材を大量に供給できる反面、漫然とパーティーに入れたままだとその食材が余りがちになるおそれがある。食材が余ると追加食材として突っ込むしかなくなるため、エナジー効率が大幅に落ちてしまう。酷い場合は作りたい料理に全く対応できず、追加食材としてしか使えない場合もあり得るので、編成をよく考える必要がある。
他方、AAB、AAC、ABA、ABCは、基本的に2種類の食材をバランスよく持ってくる*26。
その組み合わせによってより多くのレシピに対応できると言えるが、食材の入手にランダム性が絡むため供給量が不足し作りたい料理が作れない場合が出てくる可能性もある。特に短時間の内に特定の食材がどうしても欲しいという場面では思い通りに行かないことも。
1つの食材を大量に消費する料理もあれば、色んな食材を広く消費する料理もある。前者を作るならAAAやABBを選ぶ方が良いし、後者を作るならそれ以外を選ぶ方が良い。
中には1つの食材を大量に消費しつつ、残り2~3種類の食材を少しずつ使用する料理もある。それを作るなら、AAAまたはABBの個体と、そうでない個体を組み合わせると効率が良いかも知れない。
自分のチーム編成を考慮に入れつつ、将来も見据えて柔軟に考えたい。
ABC食材はそれぞれ一定のエナジーに近くなるよう調整されていることは前述の通りである。
A食材を2とし、Lv60が解放されたとき3段階の食材を均等に入手すると考えた場合のエナジー比率については以下のようになる。
食材の並び\食材エナジー | 食材ごとのエナジー期待値 | 食材のエナジー期待値比率% |
A | A2 | A100.0% |
AA | A3.5 | A100.0% |
AAA | A4.67 | A100.0% |
AB | A1, B2.5 | A28.6%, B71.4% |
AAB | A2.33, B2.33 | A50.0%, B50.0% |
AAC | A2.33, C2.33 | A50.0%, C50.0% |
ABB | A0.67, B4.00 | A14.3%, B85.7% |
ABA | A3.00, B1.67 | A64.3%, B35.7% |
ABC | A0.67, B1.67, C2.33 | A14.3%, B35.7%, C50.0% |
そのポケモンが最初から持ってくるA食材のエナジーの割合についてはAAAが最も高く、ABCが最も低い。
同一の食材のエナジーの割合についてはAAAが最も高く、次いでABB(AB)、ABAとなり、ABCが最も低い。
また、AAAであってもAAからの伸び代は約1.33%に留まる。
この増加量は「食材確率アップM」による期待値の増加とほぼ同じである。
サブスキル
- 「食材確率アップM」が理想。
- 「食材確率アップS」「最大所持数アップL/M/S」「おてつだいボーナス」「おてつだいスピードM/S」でも強い。
所持数限界に達すると数少ないきのみしか拾えなくなるため、大幅な性能低下を招くことになる。プレイスタイルや睡眠時間などによっては最大所持数アップもかなり重要なサブスキルとなり得る。
ただし、こまめに回収できる場合や2段階進化して元々十分な所持数上限を持つ場合は、最大所持数アップLを持つよりもおてつだいスピードMを持っている方が獲得エナジーも獲得できる食材数も多くなる。
性格/サブスキルともに考慮しない場合、ヒトカゲだと大体4時間強、リザードンになって第二食材も解放されると5時間強で満杯となる。アブソルの第二食材がとくせんリンゴの場合は3時間程度でも満杯となる*27。
もちろん、食材確率やおてつだいスピードが上昇しているともっと早く所持数限界に達する。
最大所持数アップSは6個、Mは12個、Lは18個の所持数を上げることができる。仮に2000秒程度で1回のお手伝いをし、平均3個の食材を確率20%で持ってくるとすると、最大所持数アップSなら約2時間20分、Mなら4時間40分、Lなら7時間分、所持数が溢れるまでの時間を延長できることになる*28。
また、最大所持数を妥協して「いくらか溢れる程度なら構わない」という考え方もある。さすがに長時間溢れ続けると、上記の通り少ないきのみしか拾って来ずエナジー効率が大幅に低下してしまうが、短時間溢れるだけならばさほど気にならない。その場合はそこまで最大所持数アップを重視しなくても良いだろう。
相性の良いサブスキルが多く、サブスキル面では比較的厳選しやすいと言えるが、一方で有用な物が青スキルに集中している。フレンドレベルが10に達するとレベル10のサブスキルの枠が金スキルで確定してしまうので注意が必要である。
また、きのみの数Sは食材の数を稼ぐに当たって悪影響がある点には注意。一方で、エナジー効率だけを見るならば大きく向上するため、基本的に前向きに評価して良い。特にフレンドレベル10以降はきのみSを許容できるかで厳選難易度も変化する。これを持っている場合は両刀型も参照。
なお、食材確率アップM+おてつだいスピードMの組み合わせは食材確率アップM+Sよりも多くの食材を持ってこれる。
せいかく
- 「うっかりや」「れいせい」
- 「おっとり」「やんちゃ」「ゆうかん」「さみしがり」「ひかえめ」
- 下げたくない補正・下げていい補正
食材確率やおてつだいスピードが下がる性格は避けたい。
メインスキルが重要ではない場合は、発動確率は下がっても悪影響は少ないため、「うっかりや」「やんちゃ」も良い。
- 判断に迷いやすい性格
ひかえめは、時間単位での食材入手数が無補正よりも1.09倍に増えるので、悪くはないだろう。
逆に、いじっぱりは、無補正よりも食材入手効率が落ちるため、あまり望ましくない。
前述通り、食材確率はおてつだいスピードよりも重要であることを念頭に置くとわかりやすいだろう。
厳選基準
食材とくいポケモンの場合は他のポケモンの持ってくる食材との組み合わせが重要と言える。
そのため、食材の内容について妥協することはできないが、サブスキルや性格については、手持ちの他のポケモンが持ってくる食材によってはある程度妥協してもいいだろう。
スキルとくい
スキルとくいのポケモンは、持ってくるきのみの数も食材の数も少ないが、珍しい強力なスキルを持っていたり、スキル発生確率が高く設定されていたりする。
そのため、基本的にはメインスキルのレベルや確率を高め、スキルの発動でチームに貢献することを目指すと良いだろう。
サブスキル
- 最優先に考えるべきなのが、スキルレベルを上げること。
そのために、まずは「スキルレベルアップM/S」について考える必要がある。これは課金状況によって事情が変わる。- 無課金ユーザー
- スキルレベルアップは必須級である。
多くのメインスキルはレベル5以上になると効果が大きくなる仕様で、スキルによるチームへの貢献度を考えればスキルレベルを上げることが最も優先される、しかしスキルレベルを上げる手段が「そのポケモンを進化させることで1上がる」以外ほとんど狙えないためである。
2025年初頭辺りから無課金でもメインスキルのたねの入手ルートが広がったが、やはり欲しいサブスキルであることには代わりない。 - 課金ユーザー
- プレミアムパスに加入している場合には、メインスキルのレベルアップはメインスキルのたねを使うことでも行えるため、優先度は下がる(もちろん、その場合でもスキルレベルアップがあればメインスキルのたねを節約して他のポケモンに回せる点で価値はある)。
また、今のところは考えにくいが将来メインスキルのたねが潤沢に入手できるようになることを想定するのであれば、最終的にはスキルレベルアップはアイテムで補完可能なハズレサブスキルと捉えることもできてしまう。
スキルレベルアップについては、今後プレミアムパスに課金・継続していくかによって、プレイヤーごとに評価を決めることになると考えられる。
- ほかにも「スキル確率アップM/S」「おてつだいボーナス」「おてつだいスピードM/S」があると強い。
スキル確率アップは文字通りスキル発動回数の増加に貢献する。スキル発動の抽選はおてつだい毎に行われるため、おてつだいスピードを上げることで抽選回数の増加=スキル発動回数の増加に貢献する。 - 「最大所持数アップL/M/S」も良い。
所持数の上限に達している間はスキル発動の抽選が行われないと考えられているため、最大所持数を増やすことで機会損失を防ぎやすくなる。きのみや食材を持ってくる量が少ないため所持数の上限に達しにくいものの、睡眠中など長時間スマホを操作できない際に有効である。メインスキルが発動するのは起床直後が多い(=睡眠中に多数の発動抽選が行われている)ため、スキル特化型にとって重要なのは「睡眠中に所持数限界を迎えないこと」である。
睡眠中の所持数の目安として、おてつだい時間2900秒のポケモンで8時間半の睡眠を取り、その間に23回のお手伝いが行われ、内18回がきのみ、5回が食材で、拾う食材の平均個数を2個と仮定すると、睡眠中に拾う数の合計は28個である。
そのため、2進化ポケモンなら最大所持数アップS、1進化ポケモンなら最大所持数アップM、無進化ポケモンなら最大所持数アップLがあれば、睡眠中も所持数限界に達しにくくメインスキル発動抽選が滞りなく行われやすいので、目安にしよう。
- きのみの数Sは、メインスキルの発動頻度に対して悪影響がある点に注意が必要である。
エナジー効率自体は大きく上昇するため基本的にプラスに評価して良いのだが、メインスキルが強力でスキル発動を最優先したいポケモン(プクリン等)の場合はよく考えた方が良いだろう。
Ver1.10.0以降はスキルストック機能が追加されたため、メインスキル2回発動のチャンスを阻害してしまうことにも繋がる。
フルに生かすのであればこまめなチェックやおてつだいブースト・おてつだいサポート持ちのポケモンが重要。
ただし、エナジーチャージやきのみバーストといった直接エナジーを稼ぐためのメインスキルを持っているポケモンは例外。きのみの数Sにより稼ぐ総合エナジーは増加するため、スキル確率アップ並に優先されるケースもある。
せいかく
- 「しんちょう」「なまいき」「いじっぱり」
- 「ゆうかん」「おだやか」「おとなしい」「さみしがり」
- 下げたくない補正・下げていい補正
メインスキル確率やおてつだいスピードが下がる性格は避けたい。
食材確率は下がっても悪影響は少ないため、「しんちょう」「いじっぱり」は優秀。下記の第2食材、第3食材の項も合わせて考えたい。
げんきの回復手段があれば「おとなしい」「さみしがり」も有力候補。
- 判断に迷いやすい性格
おだやかは、時間単位でのメインスキル発動回数期待値が無補正よりも1.09倍に上がるので、悪くはないだろう。
逆にやんちゃは、無補正よりメインスキル発動回数期待値が0.89倍に下がるので避けたい。
考え方は食材とくいと同じで、スキル確率がおてつだいスピードよりも優先される。また、メインスキルレベルはポケモンのレベルと無関係なので、ポケモンのレベルが低くてもメインスキルレベルさえ高ければ活躍できる。
よって、レベルで進化するポケモンでなければEXP獲得量が減るせいかくの悪影響も少ないため、「なまいき」「ゆうかん」も有用な性格と言えるだろう。
第2食材、第3食材
食材とくいほど重視しなくて良いが、LV30・60で追加される食材は種類によって取得個数に差があるため、初期最大所持数・食材の種類・素の食材確率と補正によっては所持上限到達に影響が出る。*31
Ver1.10.0以降はおやすみリボンの効果で幾分カバーが効くようになったものの、同時にスキルストック機能追加も実装されたため、僅かではあるがスキルとくいであっても第2・第3食材を考慮する意味が増した。
げんきオールといった編成に常駐するスキルとくいの場合、超大型料理の食材と合致している食材構成だとスキルとくいの手も借りたい状況なので評価点の一つになりうる。
特にサーナイトの第三食材がふといながねぎという集めにくく大量に必要な食材なので、AXCサーナイトは1つ長所を持つと言える。
厳選基準
厳選を始める前に、まずメインスキルレベルの上げ方を決めておきたい。
メインスキルのたねを使って育てる場合は、スキル発生確率が上がっていたり、おてつだいスピードが上がっている個体を狙いたい。
メインスキルのたねを節約したい、あるいは使用しない場合は、スキルレベルアップが必須に近い。
いくつかの仮定*32の下、スキル発動回数の期待値補正がどのようになるかを一覧できるように表にした。なお、具体的な計算例は「検証/スキル発動データ収集」を参照のこと。
サブスキル\性格 | 無補正 | おだやか | おてスピ↑ | スキ確↑ |
無し | 1 | 1.09 | 1.11 | 1.20 |
おてつだいスピードS | 1.08 | 1.17 | 1.19 | 1.29 |
おてつだいスピードM | 1.16 | 1.27 | 1.29 | 1.40 |
スキル確率アップS | 1.18 | 1.29 | 1.31 | 1.42 |
スキル確率アップM | 1.36 | 1.48 | 1.51 | 1.63 |
おてスピS+おてスピM | 1.266 | 1.381 | 1.406 | 1.519 |
おてスピS+スキ確S | 1.269 | 1.384 | 1.410 | 1.523 |
おてスピS+スキ確M | 1.46 | 1.60 | 1.62 | 1.75 |
おてスピM+スキ確S | 1.37 | 1.50 | 1.52 | 1.65 |
おてスピM+スキ確M | 1.58 | 1.73 | 1.76 | 1.90 |
スキ確S+スキ確M | 1.54 | 1.68 | 1.71 | 1.85 |
また、フレンドレベル10未満の場合にこれら補正を持っているポケモンを仲間にできる確率を表にした。
- レベル25以下で考える場合
この表から分かるように、Lv.25以下の補正でスキル発動回数の期待値補正が1.7倍を超えているポケモンを捕まえる確率は0.83%しかない。
サブスキル\性格 無補正 おだやか おてスピ↑ スキ確↑ 無し 15.88% 1.59% 6.35% 4.76% おてスピS 10.00% 1.00% 4.00% 3.00% おてスピM 4.80% 0.48% 1.92% 1.44% スキ確S 10.00% 1.00% 4.00% 3.00% スキ確M 4.80% 0.48% 1.92% 1.44% おてスピS+おてスピM 0.60% 0.06% 0.24% 0.18% おてスピS+スキ確S 1.25% 0.13% 0.50% 0.38% おてスピS+スキ確M 0.60% 0.06% 0.24% 0.18% おてスピM+スキ確S 0.60% 0.06% 0.24% 0.18% おてスピM+スキ確M 0.29% 0.03% 0.12% 0.09% スキ確S+スキ確M 0.60% 0.06% 0.24% 0.18% - レベル50以下で考える場合
この表から分かるように、Lv.50以下の補正でスキル発動回数の期待値補正が1.7倍を超えているポケモンを捕まえる確率は2.49%しかない。
サブスキル\性格 無補正 おだやか おてスピ↑ スキ確↑ 無し 10.00% 1.00% 4.00% 3.00% おてスピS 15.00% 1.50% 6.00% 4.50% おてスピM 7.20% 0.72% 2.88% 2.16% スキ確S 15.00% 1.50% 6.00% 4.50% スキ確M 7.20% 0.72% 2.88% 2.16% おてスピS+おてスピM 1.80% 0.18% 0.72% 0.54% おてスピS+スキ確S 3.75% 0.38% 1.50% 1.13% おてスピS+スキ確M 1.80% 0.18% 0.72% 0.54% おてスピM+スキ確S 1.80% 0.18% 0.72% 0.54% おてスピM+スキ確M 0.86% 0.09% 0.35% 0.26% スキ確S+スキ確M 1.80% 0.18% 0.72% 0.54%
メインスキルのたねもスキルレベルアップもなく、メインスキルレベル4以下で運用する場合は、きのみとくいや食材とくいのポケモンを代わりに採用した方が基本的にエナジーを多く稼げてしまう。そのため、そもそも何を目的に育てたいのか?を予め考えておきたい。目的が定まると自ずと必要なスペックが定まるので、それに従って基準を定めると良いだろう。
育成に貴重なリソースを割くことになるため、あまり安易な妥協をして貴重なアイテムを浪費する事のないようにしたい。
補論: 特殊な場合
とくいの枠組みから外れた独特な強みを持つ場合について説明する。
これらは上述した一般論とは異なる厳選基準を設けることができる。
食材ゲットSを活かす
「食材ゲットS」はポケモンごとに決められた食材枠以外の食材を数多く持ってくることができ、チーム編成の幅を広げることができる。そのため、本来のとくいの枠組みを外れてメインスキルに補正をかけた個体でも活躍させることができる。
多くのポケモンがこのスキルを持つが、代表的なポケモンは以下の2種族である。
厳選の際の考え方については基本的にスキルとくいの項に準じる。
ただし食材得意の場合は本来の仕事である食材集めに支障が出るしんちょう、いじっぱりは避けたい。
きのみ/スキルとくいで食材を活かす
一部の食材は食材とくいのポケモンがいなかったり、レアポケモンしかいなかったりするため、きのみとくいやスキルとくいであっても食材に注目する場合がある。
食材
基本的には2枠目を厳選する事になる。
3枠目も厳選するかどうかは自由だが、将来的にお手軽な食材得意ポケモンが実装される可能性もあるので、よく考えたい。
以下、該当の食材一覧と、第1食材または第2食材でその食材を持って来ることができるポケモンである。
サブスキル・せいかく
上述したポケモンであれば、食材とくいでなくとも、食材に注目して食材確率が上昇した個体を育てるのもナシではない。
ただしきのみの数Sは食材の数を稼ぐに当たって悪影響があるので注意。特にきのみ得意がきのみの数Sを持っている場合*33は獲得できる食材の数にあまり期待できない。
食材とくいできのみの数Sを活かす(両刀型)
食材とくいのポケモンが「きのみの数S」を持っている場合、きのみと食材の両方をたくさん持ってこれるようになる。
きのみSを持っていると最大所持数に達しやすくなる分、食材の入手数は少なくなる可能性があるが、きのみが倍に増える恩恵が大きいためエナジー効率は大きく上がる。
第2食材、第3食材
食材についての考え方は食材とくいと変わらないので、そちらを参照。
サブスキル・せいかく
「きのみの数S」を持っていることが前提となる。
おてつだいスピード上昇、食材確率上昇、どちらもエナジー効率に対してプラスに働く。
(ただし、カビゴンの好物きのみだった場合はきのみエナジーの影響が大きくなるため、食材確率が上昇するとエナジーが減る場合もごく一部ある。しかし、入手した食材をしっかり料理に使えば容易にプラスにできる)
おてつだいスピード関連の補正の方が食材確率補正よりもエナジー効率への影響が大きい。
また、増えたきのみが短時間で所持数を圧迫するため、最大所持数アップの有効性はかなり高い。
逆に、おてつだいスピードや食材確率が下がる個体は、きのみの数Sを持たずおてつだいスピードや食材確率が上昇している個体よりもエナジー効率で劣る場合がある。
とくに第2食材が解放された直後で食材の影響が大きくなりやすい Lv.30~Lv.40 の期間は、きのみSなし個体よりも劣りやすい。逆にレベルが大きく上がるときのみエナジーが大きく上昇するため、劣りにくくなる。
いじっぱりは無補正と比べて食材入手数が減るがエナジー効率は上がるのに対し、ひかえめは無補正と比べて食材入手数は増えるがエナジー効率は下がる。
実践: 主要なポケモンの厳選基準
以前ここにあった記載は、ポケモンごとの個別ページに移動しました。
主要なポケモンについてはつよいポケモンのページも参照。
厳選の項にたくさん書いてあって参考にしやすいページ: