不十分・不適当と思われるところを改め直すこと。湾岸マキシでは以下のような意味合いがある。
- 進行不能バグやフリーズ・強制終了など、ゲームの進行に支障をきたすほどの重大なバグをアプデなどで直すこと。
- 乱入対戦などで強すぎたり弱すぎたりするクルマを平等な性能に均すこと。調整とも呼ばれる。
- 分身対戦で、同じエリアを再度走り自分の分身を上書きすること。
対戦バランスにおける修正
ゲームバランス上高すぎる効果/ステータスを下げることでバランスを取る修正は「下方修正(ナーフ・Nerf)」、ゲームバランス上低すぎる効果/ステータスを上げる修正は「上方修正」と呼ばれる。
湾岸マキシに限らず対戦要素のあるゲームは可能な限り平等な条件で競い合わなければならないが、実装されたばかりの新キャラ(クルマ)や新システム、新作タイトルなどはどうしてもキャラ間における性能格差が少なからず出てきてしまう(湾岸マキシで言えば厨車など)。
そこでオンラインで繋がっているゲームはこのような環境の長期化を避けるために1ヶ月に1回、もしくは数週間に1回のペースで小規模なオンラインアップデートによる性能調整が入る事が多い*1。
湾岸マキシで分かりやすい例といえば御三家。初代~マキシ2の対戦シーンでは御三家の3台が猛威を振るっていた。
しかし現在では度重なるバージョンアップ、さらにはRX-7 Type R (FD3S)とCosmo SPORTS (L10B)の台頭などにより、かつての勢いは鳴りを潜めてしまっている。
逆にFDは初期はその知名度に反して「FR故に滑りやすいクルマ」という評価だったが、新筐体以降ではほぼ全プレイヤー必携レベルの性能になっている*2。
また、ゲームバランスを崩壊させるほど極端に強いキャラや要素の事を「バランスブレイカー」とも呼ぶ。
幸いにも湾岸マキシではバランスブレイカーになるほど強いクルマはない*3ものの、有名な他ゲーの例ではカプコン版「ジョジョの奇妙な冒険」において「ペット・ショップ」というキャラがローカルルールや大会などで使用禁止にまでなっている。
分身対戦における修正
分身対戦をした後に同じエリアを再度走り自分の分身を上書きすること。主に店内王冠を獲った後に行うことが多い。
修正を行う理由としては、王冠分身のガリやブロックなどで走りにロスが出た場合やスタートランプの違い(箱根二つや神戸3号、広島など)や走るルートの好み(乱入で自由分岐があるコースの場合湾岸線スタート新環状経由C1でゴールなどエリアと関係ない方面へ進む場合がある)等もある。
例えばだが、C1から新環状へ進むルートでC1エリアの王冠を獲ったが新環状はどうしてもミスが多い→C1をずっと走る分身に上書きしよう→C1を周回する分身を選んで走り直す…というもの。
また大観山はスタートランプが上りと下りの二種類あるが、スタートランプによって全然違うコースになっているといっても過言ではないので、下りで獲って上りに上書きする(逆もあり)ことをするメリットが大きいと言える。
神戸や広島も分身の場合コースの半分程度しか走らないため『こっちのスタートランプは苦手』ということも起こりうる。
もちろん多少苦手なルートだったりちょっとしたロスがあっても王冠を獲れるという腕が無ければ、より速い分身や得意なルートの分身に修正できないのは言うまでもないだろう。