928GT

Last-modified: 2024-05-01 (水) 07:40:22

基本スペック

駆動方式[FR]/ ミッション[5速]
初期馬力[330ps]/カーナンバー:49-57

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全長:4,520mm
全幅:1,836mm
全高:1,282mm

最高速度:351km/h

モード別カテゴリー称号
ST無敗【】
夏休み称号【】
ワンメイクバトル【キング】
エンジン形式バトル【V8選手権】
期間限定首都一TA・1【伝説の】
期間限定首都一TA・2【俺の】
車種限定バトル【ポルシェマイスター】

注意事項:この車種はドレスアップパーツの獲得・装着ができないカスタムカラーは存在する。

備考:マキシ6より登場。本作に登場するポルシェ車の中で唯一のFRでありRUF・ゲンバラからのコンバート車種ではない完全な新規車種。

直進安定性は良好で、加速力は中の上。流線型のボディの恩恵もあって最高速の伸びもいい。
しかし、回頭性は高いもののコーナリング中は減速をあまりしない割にかなり滑る。アクセルワーク等で態勢を立て直せばすぐに安定するのでコーナリング速度は速め。そのためある程度大径のコーナーであれば非常に優秀なコーナリングが可能。
また、全幅が広め(RS4 Avant (B8)と同じ位)なので擦り抜けには注意。

対接触性能はかなり高い為、かなりの確率で突っ込まれても耐える事が可能。コーナーで仕掛ける以外の肉弾戦はかなり得意な傾向にある。
ブーストもかなり良好で対戦での性能に恵まれている車であるだろう。この車を相手にした時は要注意。

ただ、ルーフからちょんまげのごとく生えているアンテナが意外と前方の視界を遮る。
アンテナ自体は細身で、長さもMINI COOPER S CROSSOVER(ZC16A)のものほど長くはない*1ものの、画面中央に陣取る様は好みが分かれるだろう…

以上のことから、初心者のみならず、技術のある程度身に付いた上級者でも満足のいく1台。

選択可能カラー

インディアンレッド
シルバーメタリック
グランプリホワイト
ブラック
ダークブルー
ムラーノグリーン

更新回数及び追加カラー

1イエローグリーン21
2ダークレッド
メタリック
22
3ライトブラウン
メタリック
23
4ブロンズ
メタリック
24
5オリーブ
メタリック
25
6オリーブ26
7ライトパープル
メタリック
27
8ゴールド28
9グリーン29
10グレー
メタリック
30
11マルーン31
12ダークグリーン
メタリック
32
13ベージュ
メタリック
33
14ペールブルー234
15ピンク35
1636
1737
1838
1939
2040

雑記

  • チューニングでマフラー交換を行うとデュアルマフラーが1本出しに変わる。
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  • 車高調チューニングの際車高が下がるが、この車両はタイヤハウスにタイヤが被る程のローダウンが施される。元の車高が低いからか。
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    しかし、走行時には車高が上がる。エアサスでも組んだ様に見える。
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  • この車のエンジン音はとても高く、対戦中でもよく聞こえる。
  • 湾岸マキシに収録されたものは1990年に発売された928GTと呼ばれるグレードで作中でも外車ブローカー・マサキの売り物として登場、インテークポートやカムシャフトの変更で330psを発生するまでエンジンを鍛え、最高速度275km/hを叩き出すまでにチューンアップされたスポーツグレードである。
    これに対応したサスペンションチューニングも施され、5速MTのみの設定というスパルタンなモデルであった。
    マキシでは5DX+の時点でマキシ6での登場が公式から正式発表され、マキシ6のストーリーで先行実装された後に2019年7月17日のアップデートにてプレイアブルマシンとして追加された。
    • ただ下記にもある通り、928はATの購入層が圧倒的多数を占めた為、このGTグレードは販売台数が伸びず現在では希少車となっている。年式が古いことも相まって、中古車のタマ数が極端に少ない。
      普通に走っている所を見られたらラッキーだろう。
  • 1978年、911の上級モデルとしてデビュー。その5年前に当時のポルシェ社長であったエルンスト・フールマンの「自社の911に代わる新しいポルシェのスタンダードとして、またジャガーやアストン・マーチン、フェラーリのV12モデルに対抗する車種を送り出そう」という大号令のもと開発が進められた。911と共有する部品は皆無と言えるほど、専用設計を徹底した贅沢な一台である。
    車名の由来は諸説ありハッキリとしたものは明らかになっていないが、「ポルシェのスタンダードである911の上級モデル」という事で数字も大きいものが採用されている。
    • 外見は卵型の丸みを帯びたシルエットに、エクステリアでのアイコンともいえるポップアップ式ヘッドライトを採用。ライト消灯時はレンズ部が上方向を向いて格納されているが、点灯時には目が前方に飛び出しているようになる。
    • 駆動方式はトランスアクスルを用いたFRで、前後重量配分は50:50の理想値を確保している。
      その当時まだ空冷だった911(930型)と違い最新鋭の水冷式システムを搭載、伝達機構はコグドベルト駆動*2、エンジン自体にもハイドロリンク・タペット*3を用いるなど、当時考えうる技術の隋が盛り込まれた。
      バッテリーボックスに至っては重量バランスに配慮するとともに共振を抑えるスタビライザーとして、トランスアクスルとなるギアボックスに固定されるという徹底ぶりである。
    • トランスミッションは自社製の5速MTないしはメルセデス・ベンツ製の3速ATが選択できたものの、こと日本市場においては928GTなどのスポーツグレードを除き、ATの購入層が圧倒的に多かった。
      また1987年より販売された928S4からはATが4速に多段化され、厚いトルク特性を持つエンジンに合わせて通常のDレンジでの発進時は2速ホールドとする制御が組み込まれた。
  • このように名実ともに911シリーズとは方向性は違えど完成度も高く、他社にも十分対抗できるポルシェのフラッグシップモデルとして生産されていたが、911よりも安いという理由だけで心ないポルシェユーザーから「プアマンズ・ポルシェ(貧乏人が買うポルシェ)」の烙印を押されてしまった。
  • 意外かも知れないが、928の登場は多くの自動車メーカーや販売車種に影響を与えたと言われている。一例として、
    • ヴァイザッハ・アクスル機構*4は日本車における4WSシステムや、メルセデス・ベンツが190Eより採用を始めて世界のベンチマークと称されるまでになったマルチリンクサスペンションの礎になった。
    • T字型でなだらかな曲線を描く高級感あふれるダッシュボードは、20型ソアラ、Z32型フェアレディZ、NA1/2型NSXなどの日本におけるハイエンドカーに影響を与えた。
    • 進化形のS4に関しては、そのコンセプト自体がフェラーリのテスタロッサや456を生み出す原動力になったと言われている...などがあり、928なくしてハイエンドモデルの繁栄は無いと断言できるほどのカリスマ性を持っていた。
  • タイトーより登場したアーケードゲーム「チェイスHQ」では主人公トニー・ギブソンが乗る警察車両としても使用されている。色は黒。黄色のLP400とタイマンでぶつけ合いをするとチェイスHQごっこが出来る。
  • 映画評論家の故・淀川長治が娯楽映画として非常に高く評価したサスペンスホラー「ヒドゥン」では、FBI捜査官ロイド・ギャラガーがシルバーの928に乗り、謎の凶悪連続強盗殺人事件を追うという、ポルシェ928ファン必見の名作である。グレードもしくは年式が違うのかゲームとは若干細部が異なる。
  • 1978年の誕生以降コンセプトモデルを除いて実に7度ものビッグマイナーチェンジを受けて、17年間に渡って生産が続けられてきたが、ポルシェの経営が傾いたことで1995年にカタログ落ちを喫してしまう。
    以降実質的な後継車は存在していないが、FR駆動の4人乗りというパッケージングは2009年にデビューしたパナメーラが受け継いで今に至る。
    • 余談だが、2020年に928の後継モデルがデビューするのでは?という期待が持ち上がっている。ポルシェ初の4ドアサルーン・パナメーラと911の中間を埋めるポジションで復活が目されているという。
      既にパナメーラをベースにした開発車両が本国でテストを積み重ねているというスクープもあり、車名に「929」をひっさげるという噂もある。

*1 よく見るとMINIのものより若干角度も付いている
*2 代表的なものでタイミングベルトが知られている歯車式のベルトのことで、それまでの金属プーリー式と比べて伝達効率・機械損失の両面で高い妥協点を誇る。欠点としては経年劣化による機能低下が顕著で、またある程度のスペースを求められるため小型化には不向きなこと。
*3 いわゆるラッシュアジャスターのことで、自動的にバルブクリアランスを0に調整してくれる。これによりメンテナンスフリーになってエンジンの信頼性が向上した。
*4 コーナリング中に発生した横荷重に応じて、アウト側の後輪が機械的に最大2度のトーインをつけることでオーバーステアを抑え、安定した挙動を実現するシステム。