MARK II TOURER V (JZX100)

Last-modified: 2024-02-03 (土) 02:12:14

基本スペック

駆動方式[FR]/ミッション[5速]
初期馬力[280ps]/カーナンバー:24-91

toyota_13.jpg

全長:4760mm
全幅:1755mm
全高:1400mm
最高速度:350km/h強

モード別カテゴリー称号
ST無敗【首都高無敗】
夏休み称号【】
ワンメイクバトル【マークIIキング】
エンジン形式バトル【直6選手権】
期間限定首都一TA・1【伝説の】
期間限定首都一TA・2【俺のマークⅡ】

備考:型式番号から分かるとおりCHASER Tourer V (JZX100)の姉妹車にあたるが、性能面ではチェイサーとは大幅に相違点がある。

性能は190E 2.5-16 Evolution II (W201)にかなり似ている。
加速性能は悪くない。最高速も平均レベルはあり、コーナリング性能も安定している。
しかし、ブーストがかなり弱めな点には注意。

全幅はそれほど広くないので、擦り抜けはそこまで難しくはない。
全長は結構長めなのだが、特筆すべきはその驚異の粘りで、厨車にバチコンされても何食わぬ顔で耐えてしまう程の強さを持つ。
長めの車体は大きなデメリット…とまではならないだろう。

少々のクセはあるが致命的なクセや欠点はほぼなく比較的扱いやすいクルマだが、ブーストの弱さがあるため、どちらかといえば慣れてきた中級者向けのクルマと言えるだろう。

選択可能カラー

(左から)

ホワイトパールマイカ
フォレストナイトトーニング
シルバーメタリック
スーパーホワイトII
ダークブルーマイカ
ダークグリーンマイカP.I.O.
プレステージャスパールトーニング

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ツートンカラー見本(左:フォレストナイトトーニング・右:プレステージャスパールトーニング)
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更新回数及び追加カラー

1オリーブ21パールホワイト
2マルーン222ダークグリーンライトグレー
3ペールピンク23ライトシルバー
4イエロー324ホワイト
5オリーブメタリック25ダークブルーメタリック
6パープルメタリック26ダークグリーン2
7ピンク27ホワイトベージュ
8ライトブルーメタリック28ガンメタル
9グリーン229ゴールド
10レッドブラック30ライトベージュダークレッド
11ライムグリーンメタリック31ブルー
12ピンク232ダークブロンズメタリック
13トパーズイエロー33オレンジイエローメタリック
14ダークパープル434パープルシルバーメタリック
15ダークオレンジメタリック35ライトパープル
16ダークパープル236ダークブルー2
17アストラルブルーオパール37ダークオレンジ
18イエローブラック38レッドメタリック
19ダークピンクメタリック39ベージュメタリック
20ブルーグリーンメタリック40ホワイトブラック

エアロパーツセット

A:ドリ車エアロ。チェイサーのエアロAに似ていると言うよりフロントは同形状。
チェイサーと同様純正バンパーをベースに加工した感じに見える。
サイドとリアはVERTEX似。しかしマフラーが小型の為少々物足りない部分もある。

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B:D.Speed風フルエアロ。フロントは同社のHELLCATシリーズがモチーフか。ルーフスポイラーは他のウイングを装着すると外される。

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C:まとまりのあるエアロ。フロントはZ34のタモンデザイン似のエアロ(エアロC)の要素を取り入れたワンオフエアロか。
スポーティーVIPな雰囲気に。グリル全体が黒くなる。このエアロ以降マフラーは砲弾2本又は4本となる。

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D:刺々しいエアロ。実車にはないVeilsideのエアロをマークⅡ用にワンオフ製作したようなエアロ。
ウィングも80スープラの車種別Aに似てる。よくみるとサイドステップがリアのドアに重なっており普通なら開きそうにない…

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E:GTカーチックなエアロ。車高がこれでもかというほど下げられ、カナードが装着される。
黒系の色にしカスタムGTウィング装着するとD1グランプリに参戦したSUNOCO MONSTER MARKⅡにやや似せられる。

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F:R34の要素を取り入れたエアロ。ウイングはR34のモノを流用している。

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G:不思議な表情をしたエアロ。フロントはエアロCを加工した感じか。
リアはシンプルに纏まっており、マフラーはエアロから出す形で極太4本出し。

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H:エアロBとはまた一線違ったドリ車風エアロ。
リアウイングの根っこがトランクに被ってしまう。
フロントはガレージマックの物をベースに少し加工した感じか

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I:VIPカーのようなエアロ。フロントはクニーズが元だと思われる。
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J: 30アルファードの様なフロントバンパーが付く。
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K:オリジンレーシングラインに近いが恐らくソレを元に形状少し変えたようなエアロ。
エアロAとBより大きい1本出しのマフラーが装着される。
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ダクト付きボンネット

A:

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カーボンボンネット(ダクト付)1:
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B:

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C:

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D:

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カーボンボンネットダクト付き2

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カーボンボンネットダクト付き3:

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車種専用ウィング

A:インプレッサの本棚ウイングから仕切りを何枚か撤去した形状。

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B:巨大なアーチ型ウイング。

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C:小ぶりの汎用リアスポイラー。
少し分かりにくいがカーボン調になっている。

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エアロミラー

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カーボントランク

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ワークスステッカー

トヨタ車御用達いつものTRDステッカー。

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サイドステッカー

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雑記

  • 一部エアロでは削除されているが、全カラーにモール部の上に小さなシルバークロームのモールが付く。*1
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  • そしてフォレストナイトトーニングだけはモール部がシルバークロームとなっている。
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    D1仕様(ドリフトスピリッツより)
    マーク2D1.jpg
  • マフラーは、かなり細身のモノに交換される。「純正,A,Bエアロ」では、マフラーの大きさが細身のままなので、好みが分かれるだろう。
  • ホイール交換を行うと、これでもかとインチアップされる。目測だがおそらく19インチ。
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  • ミッション切り替え音:ブローオフ 例「シャーン」

実車について

  • キャッチコピーは「信じられるクルマを」。「BEAMS*2」「VSC*3」「ABS」「GOA*4」「4-AIRBAGS」先進装備としてトヨタ車の中でこれら全てを初めて標準装備とした車であったため、クレスタが優雅さ・チェイサーが走りを提唱する中こういうCMとなった。三兄弟ほぼ全く同じ車だから全部付いてる
    • この車を筆頭に、この頃のトヨタのセダンは「Sedan Innovation」というキャッチコピーを添えられるようになる。CMでも当時よくあった「人へ、社会へ、地球へ」や「クルマが未来になっていく」といったキャッチコピーで閉められず、それらのキャッチをロゴとして使用し、最後にSedan Innovationというキャッチで閉めるというのが通例だった。
  • ちなみに「Ⅱ」の読み方だが、トヨタはCM等で「トゥ」をやたら推していた。しかし言い難い挙句正直人前で「トゥ」と呼ぶのが気が引ける(筆者実体験済)ため、販売ディーラーやユーザーからは初代 コロナマークIIの頃から「ツー」と呼ぶようになっていた。
    • が、そこはやっぱりトヨタの高級車なだけあって、とくにコロナマークIIの頃から知っておられる世代はマーク「トゥ」と呼ぶ人もいる。ベンツAMGをエーエムジーではなく「アーマーゲー」マスタングMach1をマックワンではなく「マッハワン」と呼ぶ人がいるのと同じである。
  • この100系マークⅡ・クレスタ・チェイサーのマークII三兄弟は、スポーツ・ドライビング(主にドリフト)で使われる機会が多い為、走り屋からの人気が高いセダン車である。理由としては
    • 中古車両が非常に多く出回っている上、流通しているアフターパーツも多い
    • 直6・FRというパッケージと、ハイパワーで耐久性・チューニングの発展性の高い1JZ-GTEエンジンが搭載されている
    • 似た機構を持つ2JZ系列へのエンジンスワップが、比較的簡単に行える
    • etc……
  • しかし、それに比例して事故も多かったりするので、保険料の引き上げや相場の高騰等が発生してしまった。
  • マークIIは高級感も兼ね備えてる事からVIPカー仕様としてカスタマイズされる事もある。
  • 競合車種として日産・ローレルもそれに該当し、こちらも同じくMTへの換装が簡単だったり、アフターパーツが多かったり、さらにはD1グランプリで優勝するなど走り屋からの人気が更に高まったりした。
    更にカーアクションでチェイサー、マークⅡ等が頻繁に使用されており、その結果需要が高まり、値段の高騰が発生している
  • 余談だが、100のツアラーホイールはデザインは共通だが、ツアラーVのみ後輪が太い。280馬力という当時のセダンにしてはハイパワーなため後輪に駆動を伝えやすくするためわざとこうなった。これはチェイサーやクレスタ(ルラーンG)も同じで、ツアラーVホイールを装着したタイヤは前後のローテーションが出来ない。
  • マークIIはかつてコロナマークIIと言う車名だった。当時の小型セダン“コロナ”をよりスポーティに高級化した車 という開発コンセプトにより、端的にはその二次的車種という意味で“マークII”と命名、上級車志向のコロナオーナーを意識し、ジャガーMk-IIなどの英国車のモデルチェンジやグレード変更によく使われる方法からこの車名が採用された。
    後にコロナの持つファミリーカーのイメージを払拭し、コロナから独立した車種となる*5。高級車としてのイメージを確立。一方コロナは1度だけコロナプレミオと言う車名だったがその後コロナの名が外れ、プレミオとなり現在に至る。
    エンブレムはコロナと同一的コンセプト(中心から光を放つ)の意匠で、最終型の110系まで世代ごとに デザインの変更を重ねながら用いられた*6
  • このマークIIは様々なバリエーションが存在しているが、ドリフト人気によるツアラーVの高騰化から吊られたようにこの「マークII」という車自体も高騰化の煽りを受けている。挙句、中古車市場でもMT換装からターボエンジンへの換装まで横行しているため、なんちゃってツアラーVが数を占めている。
  • ちなみに、この手の車の場合中古車市場では比較的ノーマルに近い車が好まれる。イチから「俺仕様」にしたいという人が多いからであるが、マークII・チェイサー・クレスタだけはほぼその逆で「改造車」が好まれる。
    元はおじ様おば様向けのセダンなだけあって売れたのはほぼAT。そのためMT換装だのエンジン載せ替えだのにはかなりの大金がかかるが、中古でこのパッケージが存在すればかかる費用を安くできる。結果として「改造していない車」の方が忌み嫌われているのだ。
    • なお、Wikipediaを筆頭とした一部メディアでこのマークIIを「X10#系」と書くのはこの年代のマークIIはJZから始まるわけでもないし、末尾も100だけではないということ。
      トヨタの形式番号は頭の英字をエンジンの形式で、下一桁を仕様違いで変えるという法則が存在し、有名な所だと頭が変わる例でA70系スープラの「GA70(1G)、MA70(7M)、JZA70(1JZ)」、末尾が変わる例でE80系カローラレビン/スプリンタートレノの「AE86(4A)、AE85(3A)」が存在する*7
    • 主な仕様は以下の通り
      排気量駆動形式型式グレード
      3.0LFRJZX1013.0グランデG
      2.5L*8FRJZX1002.5グランデG
      2.5グランデ レガリア
      2.5グランデ レガリアGエディション
      2.5グランデ トラント
      ツアラーV
      ツアラーS
      2.5Lディーゼル仕様FRLX100グランデ ディーゼル仕様
      GL
      2.0LFRGX1002.0グランデ
      2.0グランデ レガリア
      2.0グランデ レガリアGエディション
      2.0グランデ トラント
      ツアラー
      2.5L4WDJZX1052.5グランデFour
      グランデFour Gパッケージ
      2.5グランデFour Nパッケージ
      2.0L4WDGX1052.0グランデFour
      2.0グランデFour Sパッケージ
      2.0グランデFourレガリア
      2.0グランデFourレガリアGエディション
    • なお、最初の英語が「E-」ならマイナーチェンジ前、「GF-」ならマイナーチェンジ後、「KD-」ならディーゼル仕様の事を意味する*9。中古車で買う時は、エンジンを見ればわかるとはいえ覚えておいて損は無いだろう。

*1 白系やシルバーではかなり見にくい。
*2 1JZの事。後期より1GもVVT-i仕様となりここに組み込まれる
*3 2.5グランデGのみ装備・トラクションコントロールのようなもので滑りやすい路面でアクセルとブレーキをクルマが自動制御するもの。
*4 当時トヨタが掲げていたクラス最高の衝突安全性ボディの総称。GOA紹介のCMでは91スターレットをボコボコにする今となってはショッキングな映像を使っていた。
*5 61系まではコロナマークIIだったが71系から完全に独立した。71マークIIは国産車で初めてツインターボエンジン(1G-GTE)搭載された車でもある。
*6 後継はマークX。133系のG'sはドリフトスピリッツに収録されている。エンジンも直6ではなくV6になっている。
*7 現在この法則に則っていないのはBMWとの合弁であるGRスープラ(DB##)と、スバルとの合弁である86(ZN6)程度。かつてあった例だとセルシオ(レクサス=XF# # トヨタ=UCF# #)が良い例
*8 ツインターボ仕様であるツアラーVもここに該当する。
*9 これは排ガス規制がどのレベルかで異なる。R8でも突っ込まれているが、全自動車会社共通なため、形式番号としては含まない扱い。