SILVIA K's AERO(S14)

Last-modified: 2025-11-16 (日) 01:37:55

基本スペック

駆動方式[FR]/ミッション[5速]
初期馬力[220ps]/カーナンバー:19-98

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全長:4,520mm
全幅:1,730mm
全高:1,295mm
最高速度:350km/h

モード別カテゴリー称号
ST無敗【首都高無敗】
夏休み称号【伝説のシルビア】
ワンメイクバトル【シルビアキング】
エンジン形式バトル【直4選手権】
期間限定首都一TA・1【伝説のシルビア】
期間限定首都一TA・2【俺のシルビア】
車種限定バトル【しるえいてぃ】+【READY GO】

備考:マキシ6Rの追加車種投票イベントで追加された、SILVIA K's (PS13)の後釜にあたるモデル。
通称「ツリ目」のS14。

デビュー当時から癖が強くお世辞にも性能が高いとは言えない車であったが6RR、6RR+とどんどんアップデートしていく上で更に性能が劇的に落ちた。
他の車とは違い、かなり癖のある独特の滑り方をする。一定の角度になると急激な減速とともに暴れながらリアがどこかにいってしまう為、アクセルワークが出来ていないと乗りこなすのは相当難しい。高馬力ではインにつける事が難しく、低馬力ハンドリング寄りのセッティングでも普通の車より滑る(減速する)為、注意が必要。
ボディが大きく重たいので最高速は全然伸びない*1上に加速もあまり良くない為、多少引っ張る必要がある。おまけに大柄になったにも関わらず直進安定性もかなり悪い為、特に高馬力が推奨されているコースでは苦戦を強いられる可能性が大きい。
シルビア系の中では最も車体サイズは大きいが、それでもSKYLINE GT-R (BNR32)よりは小さめで回避行動は難しくはない。

ブーストも若干弱い。対接触性能はそこそこ有り、アクセルワークが出来ていればある程度耐えられるが、後ろから押す力はそこまで強くない。
フロントの判定がかなりシビア。エアロによっては判定が更にシビアになる。壁やアザーカーに対しては弱いので注意が必要。

以上のことから癖が強く、初心者やある程度慣れてきた中級者にさえおすすめ出来ない。
上級者や玄人向けの車である。

選択可能カラー

パールホワイト
スーパーブラック
クリアシルバー
ディープ
マリンブルー
スーパーレッド
グリーンパール

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更新回数及び追加カラー/(M)=メタリック

1ブルー21ホワイト
2イエロー22ブラック(M)
3グリーン(M)23ライトシルバー
4パープル(M)24ダークブルー
5ペールブルー25レッド
6オリーブ26ダークグリーン
7グレー(M)27ピンク
8ペールグリーン28ガンメタル
9ペールブルー(M)29パープルブルー
10ダークピンク30ブルーグリーン(M)
11アストラル
ブルーオパール
31ライトレッド(M)
12ワインレッド(M)32ペールイエロー
13ペールピンク33ベージュ(M)2
14シルバー234オリーブ(M)
15ダークレッド(M)35ゴールド
16サンフラワーイエロー36マットブラック
17ライトパープル
オパール
37グリーン
18ライムグリーン38オレンジ(M)
19スカイブルー39ブルー(M)
20ダークパープル2(M)40ミントグリーン

エアロパーツセット

A: ドリ車風エアロ。カーメイクT&E VERTEXのモノに似た形状。ウイングレス。全体的に纏まりが良い。
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B:オーバーフェンダーが装着され、派手なエアロ。KSインターナショナル製のモノが近いか。
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C:こちらもエアロBと同様、オーバーフェンダーが装着され、派手なエアロ。
マフラーが初期と同じ二本出しになる。
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ダクト付きボンネット

A:
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カーボンボンネット(ダクト付)1:
S14カーボンボンネット1-1.jpg

B:
S14ボンネットB1.jpg

C:
S14ボンネットC1.jpg

D:
[添付]

カーボンボンネット(ダクト付き)2:
S14カーボンボンネット2-1.jpg

カーボンボンネット(ダクト付き)3:
S14カーボンボンネット3-1.jpg

車種専用ウィング

A:オーテックバージョン K's MF-Tの大きめのウィングに似ている。
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B:
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C:
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エアロミラー

砲弾型。
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カーボントランク

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ウイングレス
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ワークスステッカー


[添付]

サイドステッカー


[添付]

雑記

  • マフラー交換時、2本出しから一本出しになる。
  • 直接の描写はないものの、阪神高速環状編の神谷エイジの弟・マキのかつての愛車でもあった。
  • マキシ6Rの前からドリフトスピリッツで登場しているが、こちらはK’s(エアロレス仕様)であり、フォグランプはカラード、ホイールもスチールのものであり、エアロは流用ではなくオリジナルとなっている。
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実車について

  • 大ヒットに終わったS13型シルビア。その後継機として1993年に登場したS14型シルビアはユーザーとメーカーの間で「シルビア」という車についての解釈違いにより、不人気車種に転落する。
    というのも、S13型シルビアの時に掲げた「スペシャリティーカー」というコンセプトをそのまま引き継ぎ、プラットフォームは先代の物を流用しているが快適性と居住性向上のためにボディを3ナンバー化。
    だが、この当時のスペシャリティーカー市場は既にSUVが占めようとしており、S13型シルビア時代に競合車種と掲げたホンダ・プレリュードでさえ売上不振に陥る瀬戸際まで転落。
    そんな中、S13型シルビアは安価なスポーツカーという認識が強くなり、販売終了と聞くと駆け込み需要があった程までの人気車種になった。*2
    それでもなおS14型シルビアはスペシャリティーカーとして道を歩む。この結果、スペシャリティーカー市場からもスポーツカー市場からも見放され、一気に不人気車種に転落してしまった*3
  • 実はノーマルのK`sは前モデルのS13K`sを相手に加速勝負で負けるくらいの残念な動力性能となっている。
  • 起死回生を測り96年に湾岸マキシにも登場した後期型に移行、CMも全面的にスポーツ走行を推すような感じに撮影され、ある程度の印象回復に成功。もしここでまだスペシャリティーカーとして生き残ろうとした場合、S15型シルビアはいないと言われている。
  • 愛好者からは前期型を「たれ目」、後期型を「吊り目」と区別されている。前期型と同様、S13型と比べて大型化したボディサイズに対する先入観はいかんともしがたく、一般市場では不評のまま終わった。
    それでもシャープな印象の後期型の人気は前期型に比べれば高く、中古車価格も年式の割には後期型が高いが、前期型の柔和なスタイルを好むものもいる。
    また海外でも「ZENKI」「KOKI」で通じる場合がある。*4
    • 前期型のキャッチコピーは「eye hunt Silvla」、後期型のキャッチコピーは「Ready GO,FR」。
  • 散々な扱いを受けているS14だが、あくまでも当時の「峠の走り屋」受けが悪かっただけで、湾岸を走る走り屋やチューナーには一目置かれていた。
    というのも、option総帥である稲田大二郎が「自身もドリフトデビューしたい」と新車で購入し、給排気チューンのみ行ったS14で谷田部を走る。パワーもなくタイムも出なかったが、3ナンバー化の恩恵をを評価し「先代(S13)より剛性も高速域の安定性も強いかもしれん」と評価。
    こうなると、それまでシルビアに興味のなかったチューナー達はこぞってS14を購入。実際当時スピード狂達の間でS14を筆頭に4気筒チューンが流行り、埠頭のドラッグレースでも見限られたドリ車の成れの果てとなったS14がよく走っていた。*5また、これを機にとS14でドリフトを始めた走り屋も意外と多い。
    ちなみにこれが稲田大二郎氏のかつての愛車 あだ名であるDai*6と橙色をかけて「Daiちゃんのだいだい号」という名前が付けられた。
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  • V-OPTの多くの企画に出演しレース活動もしている山田英二は、谷田部最高速テストにてオートサービスMORIが製作したS14前期型に乗車した際にバンク出口でハンドル操作を誤り、コントロールを失ったままコースアウトし空中へ舞い上がった後に10回程回転するという大クラッシュを起こしている。
    ピラーまでが捻じ曲がる程の衝撃だったが、本人は奇跡的に助かった。*7
  • ドリフト方面に本格的に広まるのは、CARBOYドリコンで織戸学が並み居る強豪をS14で蹴散らし優勝した所から始まる。
    今までのドリフトよりスピードレンジが上がると、S13より幅広のボディは太いタイヤを余裕で飲み込み、強靭となったボディや練られたアライメントは車を前に押し出すのに貢献した。
    単なるテールスライドではなく、速度を生かしたドリフトが主流になるにつれ、どんどんS14の有用性が明るみに出る。
    SUPER GTで活躍するレーシングドライバー谷口信輝も「S13だったらSC積んだハチロクでカモれたけど、S14が広まったらついて行けなくなって自分もS14に乗り換えた」と語るほどの大ブレイクを果たす。*8
    不人気の極みだったS14だが、この時期のドリフト業界は完全に「S14vsその他」という状況になり、その後S15が発売されるまで続いていった。
  • ここまで読んでもらうと分かる通り、「不人気車種」と言われつつもその後の救済があった車でもある。ただ近年の記述では「3ナンバー化したから不人気に」「歴代で最も見放された*9」など不人気車種の代名詞扱いを受けているのが現状である。
  • 現在のSUPER GTの前身である全日本GT選手権(JGTC)では1996年から参戦。そのうちRACING PROJECT BANDOH(坂東商会)*10が1997年にS14シルビアを駆り、1点差でシリーズチャンピオンを獲得した。
  • 近年のスポーツカー氷河期に伴い、中古価格が高騰化。勿論S14型シルビアも高騰化の波を受けることになる*11が2020年2月時点、まだスープラやGT-Rのような極端な高騰は見られないため、欲しいなら今のうちに買っておいた方がいいだろう。
  • こちらにもS13同様、240SX(180SXの北米での車名)が北米で販売され、欧州では200SXとして販売された*12。S14より北米側の車検規定が変わったため「最初からワンビア」のモデルは消滅し、S14シルビアを現地基準に合わせて手直しした程度のものになった。
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  • ライバル漫画の頭文字Dでは、赤城レッドサンズのメンバーである中村賢太の愛車として前期型のQ’sが登場する。こちらはマフラー以外はほぼ純正。
    • 原作で唯一S14に乗っていたキャラの健太がたれ目ユーザーなせいか?あちらのアーケードゲームには前期型のQ’sしかS14が収録されておらず、ツリ目がいない*13。つまりあっちでも湾岸マキシでもつり目とたれ目と両方の車データを持つことは不可能な状態になってしまっている
  • レーシングラグーンでは、ライバルチームである本牧ナイトレーサーズのNo.2『沢木 誠*14』の愛車として「Sil-14」という名義で登場。GT風エアロを装備したNAのQタイプながら、ターボチューンが後付けで施されているのが特徴。

*1 840馬力新環状右回りを走っても、349km/hしか出ない
*2 元々スペシャリティーカーとして作ったために、同価格帯のスポーツカーよりも装備が充実していたのも売れた理由のひとつ
*3 R33GT-Rもそうだが、この手の失敗はよく「スポーツカーにそういうのを求めない」と言われがちであるが、S14シルビアはあくまでもスペシャリティーカーとして作ったので居住性の向上や装備品の向上等はむしろするべきだったのかもしれない。そう考えるとS13シルビアは何故5ナンバーにしたのかという疑問にもなるが…。余談だが、R33型は先代のR32型でかなり室内空間についての不評があったためボディを拡大。GT-Rは大柄なボディとなり…という酷評を受けたが、ノーマルやGTSといった通常仕様は結構好評な意見が多かった。
*4 後期型のCMを見てもらうと分かると思うが、日産も「目」をガッツリ意識している。
*5 今ではドリフトの名門、Bee☆Rもそのひとつ。かつてドラッガーとして名を馳せたがS14シルビアのドラッグレースチューンよりノウハウを活かし、本格的にドリフト業界に参入した。
*6 稲田大二郎のだい
*7 この時、最高速でも何でもやりますという発言をしてしまったため、V-OPTの危険な企画(代表的なもので言えばラーマン山田の人体実験シリーズ。レーシングスーツの耐火試験として着用したラーマンごと火あぶりにするとかスポーツ触媒の実験としてスモーキー長田氏製作の34Rの車内に山田氏を閉じ込めて排気ガスを車内にぶち混むとか)を次々とこなすことになってしまった。ただし氏本人にとっては「ラーマンとしての傍若無人、我儘、暴言放題の時の自分を素だと勘違いされなければ、当時のV-OPTの仕事はむしろ楽しい思い出」とのこと。
*8 実は初めて乗ったS14こそ先程のだいだい号である。V-optの企画で嫌々ながらも走り屋の先輩として夜の峠に駆り出され、だいだい号に乗せられた。だが、帰ってくるとその嫌そうな顔はとても満面の笑みに変わっていた。暴走族対策に設置されたはずの道から剥がされたキャッツアイ(道路鋲)片手に
*9 ちなみに台数で言うとS15シルビアの方が圧倒的に売れていない。それでも1万台は売れたが。
*10 どちらかと言えばこのチームトヨタとのつながりが深い。当時のJTCCではコロナEXiVで参戦し、JGTCでも98年からセリカにスイッチした
*11 かつてS15が現役だったころはS13もまだ高かったため、お金のない若者から人気で手が届きやすい走り屋入門車としても人気だった。
*12 無理やりだが、これと180SXを組み合わせたシルエイティワンビアを作ってしまったオーナーも存在する。変換フェンダーも某エアロ製造会社から販売されているのでやろうと思えば可能である
*13 THE ARCADE ver.2.41現在。過去作イニシャルD4にて削除
*14 絵に描いたような体育会系の男で「気合い!気合い!!気合い!!!それでAll Right!!」と豪語するシーンはレーシングラグーン屈指の迷言として有名。