トヨタガズーレーシングの事。
湾岸マキシでは86 (ZN6)のワークスステッカーロゴのひとつに採用されたり、GR Supra RZ(DB42) のロゴにも採用されている。
Gazooとは、トヨタの運営するコンシューマー向け情報サイト。*1名前の由来は「画像(Gazo)」をローマ字で打とうとした時にGazooと打ち間違い、その際に誰からも楽しんでもらえる「画(Ga)の動物園(zoo)」という意味を込めた。
そんなGazooのレーシング部門として旗揚げ、しかし当初トヨタ社内の企画だったにも関わらず、社内からの冷ややかな目と低予算っぷりから中古車のアルテッツァやE90型BMWを使いレース活動を細々と活動し、活動内容をGazoo内のページに書き込むというスタイルを取っていた。
2009年に、後の86 (ZN6)やLFAとなるFT-86やL-FAのテストチームとして社内から抜擢されて以降、トヨタの試作車をレースに使い走る方面でのフィードバックの担当を担う。今ではGRというブランドを牽引する存在となっている。
そんなGRブランドは4層ピラミッドとなっており
- ニュルブルクリンクを実際に走った時とほぼ同じセッティングで市販する、エンジンから足回りまで全てをガチガチにした「GRMN*2」
- 日常からサーキットまで。あらゆる方面で最高のパフォーマンスを実現する…という名目で街乗り市販車には不向きなガチガチセッティングの「GR*3」
- かつてのG'zの後継にあたり、あくまでも専用サスペンションや専用エクステリアに留めた「GR SPORT*4」
- ほぼ全ての市販しているトヨタ車にオプション採用されている。気軽にGRを楽しむアフターパーツブランド「GR PARTS*5」
を現在展開している。
こぼれ話だが、非売品のGRMNが存在する。
それは「センチュリーGRMN」である。何故か一番GRMNに程遠いラクジュアリーカーの極みで作られたGRMNである。
現在白と黒の2台が存在、白は東京本社、黒は総本社で保管されており、副社長クラス以上であれば鍵を借りる事が可能である。
チューニング内容については非公表だが、エンジンはノーマルとされている。
足回りは「運転して楽しい、でもリアシートの快適さはキープ」レベルには固められているとか。
ちなみにドリフトは禁止、モリゾウ社長にすら「駄目」とスタッフが釘を刺しているそうな。
トヨタが苦手としているカスタムオーダーの実験台として制作されたという噂。
残念ながら市販予定は無い。