「夜魔の語り部」教室
| リュシアと話そう |
|---|
| リュシアは子どもに物語を聞かせているようだ。どんな話か、聞いてみよう。 |
リュシア:ホロウの奥深くに潜むエーテリアス…
興奮気味な子ども:うわーんわーんわーん!
(リュシアと話す)
リュシア:「夜魔の語り部」教室はじまるよ!
質問があったら挙手だよ~!
リュシア:今日の物語はね、
ホロウで暮らしてるおっきなエーテリアスのお話…
興奮気味な子ども:あっホロウ!知ってるよ!
危ないってママが言ってた!
リュシア:も~挙手だってば!
リュシア:ホロウが危ないのは正解!でもね…
今日のお話は、そんなホロウもちっとも怖くない、
すごい子のお話なんだよ…
「夜魔の語り部」教室
| リュシアが子どもにトゲナシの話をしているのが聞こえた。 トゲナシのために特別なプレゼントを用意してあげよう。もし再会できたら、大きな声で伝えるんだ…どれだけ会いたかったのかを。 |
リュシア:…コホン。よーく聞いて!
リュシア:ホロウの奥深くに潜むエーテリアス…
そいつは恐ろしい牙と鋭い爪を持ってて、
背中にはトゲトゲの骨が突き出てるの。
リュシア:それに、とても鼻が利いてね。
数キロ先の臭いだってなんのその!
興奮気味な子ども:うわぁ!凶暴でヤバい奴なんだね!?
リュシア:そうだよ。ひとたび匂いを嗅ぎつけられたら最後、
ヒュー、ヒューって息を荒くしながら、
ヒタヒタと近づいてくるの…
ほら、今君の背後に一一
興奮気味な子ども:うわああああ!
不意に声が割って入り、少年の絶叫を遮る。
厳しい保護者:ソラくん、何をしているの?
興奮気味な子ども:あ、ママ…
「夜魔の語り部」のお姉ちゃんに
お話を聞かせてもらってたんだ…
厳しい保護者:……
厳しい保護者:前から言っているでしょう、
変な人と喋ったらいけないって。
くだらない話を聞いてないで、帰るわよ!
少年はあっという間に連れて行かれ、
空き地にはリュシアだけが残された。
しばしの沈黙ののち、彼女は先程のゲームを再開する。
リュシア:今も遠くから迫ってきてる…
リュシア:強そうに見せるため、胸を張り、頭を高く上げて――
| 》そして、控えめに尻尾を揺らし… |
| 》用心深く、その場をぐるぐる回った |
アキラ:それは「トゲナシ」のことだろう?
しっぽを揺らしながらゆっくり近づいて来て、
慎重に歩き回りながら周囲を観察する――
リュシア:ピンポーン!
初めてあった時のトゲナシが、まさにそうだったの。
リュシア:あの時、あたしは故郷を出たばっかりで
友達もいなかった。毎晩ホロウの中をぶらついて…
そんなある日、トゲナシと出会ったんだよね。
リュシア:あたしから少し距離をとって伏せてたんだけど、
敵意はないってすぐに分かった。
もっと近づいても大丈夫かな、怖がらせないかなって、
観察してるだけなんだって。
リュシア:あの子は、ほんとにいい子なの!
みんなのお手伝いをして褒められたいって思ってるんだけど…
どうしても怖がられちゃう。
リュシア:だから人前に出る時は、
必ず爪を隠して、無害アピしてたんだよね…
| 》トゲナシは本当に可愛いね |
| 》懐かしい… |
アキラ:トゲナシは本当に可愛いな。
懐かしい…また会いたいよ。
リュシア:……
リュシア:実はトゲナシとお別れしたあと、
もしかしたらと思って、何度かホロウに入ってみたの。
でも、あの子には会えなかった。
リュシア:それって、トゲナシがあたしの言うことを聞いて
ホロウの一番奥に行って、安全に暮らせてる…
そういうことだって分かってるんだけど…
リュシア:やっぱり、ちょっと寂しい…
| 》トゲナシは大切な友達だから |
| 》トゲナシが心配なんだな |
アキラ:リュシアにとってトゲナシは大切な友達だから、
心配だし、一緒に暮らせたらと思うんだろう。
アキラ:頭では離れることが正しいのだと分かっていても、
「別れ」が辛いのはどうしようもないさ…
リュシア:そっか…
なんか分かった気がする。
リュシア:ここに来たばっかりの頃は、分からないことだらけで
夜はホロウで過ごすしかなかった。
トゲナシを遠くから眺めてるだけでも、身近に感じられたんだ。
リュシア:今は怪啖屋のみんなや君がいる…
それでも、トゲナシはあたしの大事な友達のままなの。
リュシア:あたしはあの子を想いながら、みんなに語ってく…
物語と記憶に残り続ける限り、たとえ会えなくたって
トゲナシがそばにいてくれるように感じられるから――
リュシア:そうだ、あの子に何かプレゼントをするのはどうかな?
何がいいと思う?
リュシア:もし、またいつか会える日が来たら…
あの子にプレゼントを渡して、こう言うの一
とってもとっても大好き、
いつまでもず一っと忘れないよって!
| 》「ハティ専用歯磨き棒」は? |
アキラ:トゲナシの力や体型を考えると…
普通のおもちゃだと、すぐに壊れてしまうだろうね。
あの子のために、「ハティ専用歯磨き棒」を
オーダーメイドするのはどうかな?
| 》「エーテリアス専用フライングディスク」は? |
アキラ:トゲナシの力や体型を考えると…
普通のおもちゃだと、すぐに壊れてしまうだろうね。
あの子のために、「エーテリアス専用フライングディスク」を
オーダーメイドするのはどうかな?
リュシア:それ、すっごくいいと思う!
前にあげた抱き枕も喜んでくれたけど、
すぐダメになっちゃったんだよね…
リュシア:早速フラッフィーに行って、
ケアンちゃんに「ハティ専用おもちゃ大全」を
作ってもらおっと!
(会話終了後)
| 信頼度ランクアップ |
リュシア:「ハティ専用おもちゃ大全」…
(リュシアと話す)
リュシア:次にトゲナシに会えるの、いつになるんだろ…
リュシア:プレゼント、会って渡したいよ!
眠らない夜
| リュシアのDMを読もう |
|---|
| リュシアからDMが届いた。何があったのか読んでみよう。 |
![]() | アキラ、アキラー? | ||
![]() | もう寝ちゃった? | ||
| ちょうど寝るところだった | まだ起きているよ | ![]() | |
| すまない、寝る準備をしていて… | ![]() | ||
![]() | 寝る準備ってことは…まだセーフだよね | ||
![]() | この前話したビデオテープ、見つかった? | ||
![]() | 『ゆうれい姫』! | ||
| ああ、見つけたよ | 今から観るかい? | ![]() | |
![]() | ! | ||
![]() | すぐ行くね! | ||
| リュシアと一緒にビデオを観よう |
|---|
| リュシアがビデオ屋に来た。一緒に『ゆうれい姫』を観よう。 |
リュシア:絶対面白いよ!
(リュシアと話す)
眠らない夜
| リュシアと一緒に『ゆうれい姫』を観た。 あったかい映画…まるで、太陽とヒマワリとラベンダーを混ぜたお茶を飲んだみたい。 |
リュシア:…アキラ、これあげる!
大量の食べ物を渡された。
フライドポテト、「レマン」、唐辛子味のアイス、
それに…ポッピンサイダー?
| 》変わった組み合わせだな |
アキラ:味の想像がつかない組み合わせだ…
リュシア:当然、「夜魔の語り部」セレクトだもん。
普通のものとは一味も二味も違うよ。
リュシア:「親友ならシェアすべし」っていうでしょ?
だから買って来たの。
リュシア:一番のオススメは、ポテトに「レマン」の組み合わせだね。
味覚がもうドカーン!ってなる感じだから、試してみて!
リュシアから受け取った食べ物の中から、
言われた通りの組み合わせで食べてみた。
…奇妙な食べ合わせかと思ったが、すごく美味しい!
リュシア:どうどう?イケるでしょ?
| 》美味しい! |
| 》さすがリュシアのセレクトだ |
アキラ:すごく美味しいよ。
さすがはリュシアが選んだだけあるな。
リュシア:まぁね!夜市を歩き回って、
ようやく辿り着いた組み合わせだもん。
リュシア:他にもいっぱい買って来たから、
食べながら映画観よ~
電気を消すと、画面からの柔らかな光に照らされた。
隣に座るリュシアは両手で頬杖をつきながら、
じっと画面を見つめている。
この映画の主人公は、
深夜になると「亡者の国」に入れる能力を持つ少女で、
夜ごと、国に入っては亡くした家族を探し回っていた。
リュシア:昔、おばあが似たような話を聞かせてくれたっけ
リュシア:生まれつき「霊感体質」の人…
そういう人はいろんなものが視えるんだって。
でも、「夜魔」に狙われやすいみたい。
| 》それは危ないな… |
アキラ:危険はありそうだけれど…なんだか面白そうだな。
リュシア:うんうん!もし、そんな体質だったら、
今頃「夜魔」とお喋りできてたんだろうなぁ。
リュシア:一族の未来や安否について話せるなら、
多少の危険は、割のいい「代償」だよね。
ストーリーが進み、主人公は亡くなった家族と再会を果たすが、
代わりに「亡者の国」から追放されてしまい、入る能力も失ってしまう。
太陽が昇り、世界が白むなかで少女は家族に別れを告げ、
日常へと戻っていくところでエンドロールが流れた。
リュシアは真剣に見入っており、
最後まで画面から目を離さなかった。
リュシア:あったかい映画だったね…
まるで、太陽とヒマワリと
ラベンダーを混ぜたお茶を飲んだみたい。
体の芯までポカポカだよ。
| 》僕もそう思う |
アキラ:僕もそう思う。この映画は、
切なさと温かさのバランスがちょうどいいね。
特にラストの、主人公が家族と別れるシーンは、
鼻の奥がツンときたよ。
リュシア:…実はね、あたしの故郷ではみんな、
ホロウに入って狩りをしなきゃいけないから、
いつも危険と隣り合わせなの。
リュシア:だから遠くに行く時は、
家族とちゃんとお別れしとくんだ。
リュシア:そうすれば、少なくとも後悔はしないからね。
リュシア:…日も出てきたし、そろそろ帰るね。
今日の映画、すごく良かった。次も楽しみにしてるよ~
リュシア:またね、アキラ。
(会話終了後)
リュシア:次は何を観ようかなぁ…
「お昼特派員」探し
| 適当観の部屋に戻って寝よう |
|---|
| 今日は暖かく、ありふれた幸せな1日だった。ビデオ屋の営業が順調で、依頼もちゃんとこなせた。悩むようなことは何もない…さて、そろそろ寝る時間だ。 |
(ふかふかなベッドを調べる)
(今日は暖かく、ありふれた幸せな1日だった。
ビデオ屋の営業が順調で、依頼もちゃんとこなせた。
悩むようなことは何もない…さて、そろそろ寝る時間だ。)
眠りに落ちる直前、食欲をそそる肉の香りと、
軽やかな足音が聞こえてきた…
頑張って目を閉じてみたけれど…
…うーん、いい匂いすぎる…
いっそ寝るのをやめて、起きて確認してみようか。
リュシア:アキラ、やっぱりまだ起きてたんだね!
リュシア:よかった!今夜「お昼特派員」と顔合わせしたくって、
君にも見てもらいたかったんだ!
| 》「お昼特派員」? |
リュシア:そうそう!
あたしが出歩けるのは夜中だけって、もう知ってるよね。
でも物語は、夜に起きるとは限らないから!
リュシア:だから、「お昼特派員」が必要なんだ。
お昼の間もネタを探しててもらいたいの。
リュシア:タナトスより俊敏で、デュラハンくらい賢くて、
そして何より、物語を最後まで追う強い好奇心を持ってる――
リュシア:人呼んで――「澄輝坪の俊傑」ボンプにね!
| 》聞いたことがあるような |
| 》なかなか有名らしいな |
リュシア:そうなの!『ボンプStyle』にも載ったすごいボンプなんだよ!
リュシア:壊れた充電スタンドを直したり、
ホロウで迷子になったボンプを助けたり
病気の子猫をフラッフィーの前まで届けたり…
とにかくすごい子なんだ!
リュシア:それにね、聞いた話だと、それも自分で知識をたくわえて
「澄輝坪いちのお役立ちボンプ」になるために
やってることなんだって!
リュシア:どう?ぴったりだと思わない?
| 》いい子だな |
| 》うちにも欲しいな |
リュシア:だよね!あたしが厳選した未来の相棒だもん。
ただその子、自由に動くために、
ほんとの姿と正体は隠してるみたいなんだけど…
リュシア:でも、そんなので止まる「夜魔の語り部」じゃないんだよね。
ちょっとしたワザで、消息も掴めたよ。
リュシア:まあ、朔が教えてくれたんだけどね。
「澄輝坪の俊傑ボンプ」は深夜二時、糖水屋の前から
活動し始めるんだって…あと30分、今行けばきっと会えるよ!
| 》ちょっとしたワザというのは? |
リュシア:えっと…この串焼き肉を使ったんだ。
すっごく喜んでくれたよ。
| 》朔が? |
リュシア:うん、朔とお話しするのって結構簡単なんだ。
ちょっとしたワザを使えばね…
この串焼き肉なんかがあれば、もうこっちのものだよ!
リュシア:君も食べる?味が落ちないように、走ってきたの。
まだアツアツだよ!
リュシアは串焼き肉をこちらに渡して、
すぐに窓を越えて駆け出していった…
一緒に「澄輝坪の俊傑」を探しに行こう。
| リュシアと澄輝坪の糖水屋で会おう |
|---|
| きょろきょろしているハコイリボンプを見かけた…もしかして、あれが「澄輝坪の俊傑ボンプなのか? |
リュシア:見つけた——「澄輝坪の俊傑」ボンプ!
(リュシアと話す)
糖水屋の前に、
きょろきょろしているハコイリボンプがいた…
リュシア:見つけた――「澄輝坪の俊傑」ボンプ!
ハコイリボンプ:ナ?
(なに?)
ハコイリボンプ:ンナ!
(そ、そんなボンプ知らないよ!)
リュシア:え?ここって聞いたのに…
つまり…深夜に現れて、澄輝坪の糖水屋の前にいて、
すっごく頼りになるボンプが…君以外にいるってこと?
ハコイリボンプ:ン…ンナ…ナナ!
(ボ、ボクではないよ…たぶん…
き、きみは違う情報を聞いたんじゃないかな!)
リュシア:そっかぁ…はぁ、でも「澄輝坪の俊傑」がいないと、
研究が進めらんないのになあ…
リュシアがあまりに落ち込んでいるせいで、
そのボンプまでおろおろし始めてしまった…
ハコイリボンプ:ンナ…ナナンンン!
(えっと…その…実はボク、そのボンプとは知り合いなんだ…
伝言があれば伝えてあげるよ!)
リュシア:そうなんだ!じゃあ、こう伝えて――
「夜魔の語り部」が、ぜひ仲間になってもらいたいって!
ハコイリボンプ:ンナ?
(「夜魔の語り部」?)
リュシア:そうそう、あたしだよ!
リュシア:あたしはずっと、怪談のネタとか、
エーテリアスの伝説を集めてるんだけど…
事情があって、夜じゃないと出歩けないの。
リュシア:…だから「お昼特派員」が必要なんだ。
お昼の間もネタを追ってもらうために!
リュシア:でも、「お昼特派員」は、
タナトスより俊敏で、デュラハンくらい賢くて、
何より、物語を最後まで追う強い好奇心がないといけないの。
リュシア:「澄輝坪の俊傑」以外に、この条件を満たせるのなんて…
誇らしげに胸を張るボンプ…
うなずくたびに上下の段ボールがふわりと揺れて、
繋ぎ目の隙間が大きく広がっていった…
ハコイリボンプ:ン!ンナ!
(うんうん!その条件を満たせるのはこの…じゃなくて!
あの「澄輝坪の俊傑」だけだろうね!)
| 》危なかったな… |
| 》…バレるところだったな |
リュシア:この『澄輝坪怪談全書』には、
あたしがこれまで集めた怪談が全部載ってるんだ――
お願い、これを「澄輝坪の俊傑」に渡してくれる?
ハコイリボンプ:ン!ナ!
(なに?見せて見せて!)
ハコイリボンプ:ナ…ン…ンナ!ンンナナ!
(ほんとのことを言うと…えっと…
ボク、「澄輝坪の俊傑」とは大の仲良しなんだ!
キミの誠意に応えて、ボクが代わりにオーケーしとくよ!)
リュシアは契約書を慎重に取り出した――署名を交わし、
「澄輝坪の俊傑」と「夜魔の語り部」は正式に仲間となった。
準備に手間取り、夜明け前になってようやく、
新しい仲間は自分の段ボールを押さえながら、
小さな足を急がせて澄輝坪を後にした。
リュシア:ふぅ…これで「お昼特派員」との顔合わせは無事に終わったね!
| 》そろそろ帰って寝るかい? |
リュシア:いつもならそうなんだけど、
今日は柚ちゃんと真斗くんに呼ばれてて、
一緒にご飯に行く約束をしてるの…
それでアキラも絶対連れてきてって言われてるんだよね。
リュシア:そろそろ約束の時間だよ、急ご!
| 真斗くんと話そう |
|---|
| 奇々解々に向かい、「リュシアが新しい仲間を見つけた」のを一緒に祝おう! |
狛野真斗:リュシア、アキラくん!こっちだ!
(狛野真斗と話す)
狛野真斗:リュシア、アキラくん!こっちだ!
| 》真斗くん、もう来てたのか |
狛野真斗:もちろん。
今日はリュシアが新しい仲間を見つけた特別な日っスから。
流石に朝イチなんで、近くにいるジブンと柚葉だけっスけど…
怪啖屋の祝いつつーことで。
狛野真斗:どうだ、順調だったか?
リュシア:うんうん!情報はバッチリだったよ、
糖水屋に行ってみたらすぐ見つかったの!
リュシア:予想通り、シャイなハコイリボンプで、
人とはあまり話したくないみたいだったけど…
でも「澄輝坪怪談」の話になったら、一気に目を輝かせてたよ!
リュシア:だからいい感じのタイミングで、一緒にやろって誘ったんだ。
順調だったよ!
リュシア:これで、「夜魔の語り部」にはお昼の仲間として
「澄輝坪の俊傑」がついたとさ!
| 》準備してきてたのか… |
| 》綿密な計画だったんだな |
狛野真斗:あー…実は、朔とはけっこう話し合ったんスよね…
澄輝坪のボンプたちの動きを把握するには朔の協力が必要だったんで。
リュシア:うんうん!あたし、もう朔との「コミュニケーションのコツ」は
バッチリだからね――ほんっと賢くて頼れる仲間なんだよ!
奇々解々の入り口まで一緒に歩いていくと…
美味しそうな香りが漂ってきた。
浮波柚葉:おかえり。ふむふむ…へぇ、順調だったみたいだね!
| 》柚葉も一枚噛んでたか… |
狛野真斗:あー…まぁそう言わずに、
向こうのボンプも喜んでたっぽいんで、ここは…
浮波柚葉:はいはい、何があったかは後で聞くからね~
浮波柚葉:みんな入って――
ごはんもう出来てるから!食べながら話そ。
怪啖屋のメンバーと一緒に朝食を食べた…
やはりとても美味しかった。
(会話終了後)
| 信頼度ランクアップ |
リュシア:これが「共同犯行」ってやつかぁ…
リュシア:新鮮だったけど楽しかった――次はあたしが企画するよ!
唯一無二の「リュシア」
| 港でリュシアを探そう |
|---|
| 見慣れない少女がリュシアと話しているようだ…彼女たちの会話を聞いてみよう。 |
(灯台前に着く)
見知らぬ少女:リュシア…あなたも新エリー都に来たの?
見知らぬ少女:あなたはずっと一族のおとぎ話にしがみついて、
一生そこから出て来ないのかと思ってたけど。
見知らぬ少女:まさか、あなたもあの時代遅れの掟に耐えられなくなったの?
見知らぬ少女:でも、新エリー都にあなたがね…
ここには骨董品の置き場所も、変わり者の居場所もないと思うけど。
リュシア:どうしてそんなこと言うの?
リュシア:新エリー都はとってもいいところだし、すっごく好きだよ。
でも、やっぱり「夜守り人」があたしの家だなとも思ってる。
どっちも、今のあたしにとって、大切な場所。
リュシア:故郷を離れて、自分の過去を裏切って、それを恥って思うなら…
リュシア:それは…侵蝕されて、記憶を全部なくして、
エーテリアスになっちゃった人と、何が違うの?
見知らぬ少女:…この!
唯一無二の「リュシア」
| 同族の子から「変わり者」と非難されても、リュシアは全然気にしなかった。 彼女はとうの昔から知っていた。自分はちょっと変わり者の、唯一無二の「リュシア」であることを。 |
言い終えると、リュシアは少女に目もくれず…
月明りの下、軽やかな足取りでこちらに近づいてきた――
リュシア:行こ、アキラ。
| 》! |
アキラ:ああ…でも、どうして僕のことが分かったんだい?
リュシア:簡単だよ、
心臓の音ですぐ分かった。
リュシア:最初は木の葉を照らす月の光みたいに静かだったのに、
しばらくしたら急に音が大きくなったんだもん。
リュシア:特にあたしがあの子にガーッと言われた時、
君の鼓動は波の音をかき消すくらい大きくなった――
「ドッドッドッ」ってね。気づかない方が不思議だよ。
| 》酷いことを言うから… |
| 》気にすることはない |
アキラ:…彼女の言うことがあまりにも酷かったからね。
あんな風にわけもなく君を責め立てて、
言いがかりもいいところじゃないか。
リュシア:気にしないでいいよ。
こういうの、もう慣れっこだから。
リュシア:それより、アキラ…
もしかしてあたしの心配してくれたの?
| 》もちろん |
| 》リュシアは大切な友達だから |
アキラ:リュシアは大切な友達なんだから当然だろう。
友達が理不尽な目にあって、悲しむのは嫌なんだ。
リュシア:ん…分かった。
アキラの「優しさ」、確かに受け取ったよ。
リュシア:あったかくてモコモコで――
凍えるほど寒い夜に、
急に懐へ子猫が飛び込んできたみたい。
リュシア:それじゃ、優しいアキラは
あたしとポートプロムナードを散歩してくれる?
話したいことがあるの。
リュシアと一緒にポート・プロムナードを歩いた…
彼女は手すりのそばに立ち、寄せては返す波を見つめている。
リュシア:何をどうしたらいいか分からなくなった時、
いつも海に来て、波の音を聞くんだ――
ひとりぼっちで寂しくなった時もね。
リュシア:小さい頃から、「集団になじめない」性格でさ…
ボッチで友達もいなかったけど、へっちゃらだった。
一人で遊ぶ方法も知ってたし。
| 》カッコいいな |
| 》それはすごい |
アキラ:周囲の意見に惑わされず、
いつだって自分のやり方を貫く。
リュシアのそういうところが、とても羨ましく思うよ。
リュシア:アキラはそう思うんだ?
でも、あたしだって戸惑う時はあるよ。
リュシア:「トゲナシ」は人懐っこいエーテリアスで、
あたしはエーテリアスと仲良くしたい人間…
お互いに、周りとは違うはぐれ者同士だから、
友達になれると思ったんだ。
| 》それは違う |
アキラ:それは違う。
リュシアは違う生き方を選んだだけだろう。
リュシア:うん、あたしも今はそう思ってないよ。
リュシア:エーテリアスと友達になって、
夜魔の研究をしながら、一人で過ごすあたしも、
「怪啖屋」のみんなや、アキラと友達のあたしも、
どっちも同じ…
リュシア:――あたしは、ちょっと変わり者の「リュシア」にすぎないんだよね。
リュシア:そうそう、この前帰省して、おばあに会ったの。
最近起きたことを話して、心配しないでって伝えたよ。
こっちにも、あたしを大切に思ってくれる友達がいるからって…
| 》僕がいるよ |
| 》おばあさんも安心してるよ |
アキラ:もちろん。僕たちは支えあう仲だ、
おばあさんも安心してくれるよ。
リュシア:おばあ、すっごく嬉しそうだった。
それでね、君に渡してってプレゼントを預かったの。
リュシア:はい、これ。
それは木の葉と鈴でできた変わった風鈴だった。
風に揺れれば、森と海風の歌声が聞こえてくるだろう。
…しばらくリュシアと海辺を歩いていると、
いつの間にか空が明るくなってきていた。
リュシア:あっという間に夜明けだね。
やっぱり、君と一緒だと時間が過ぎるのが早いなあ。
リュシア:長話を聞いてくれて、ありがとね。
アキラに会えて良かったよ。
(会話終了後)
| 信頼度ランクアップ |
リュシア:じゃあね、アキラ。
(リュシアと話す)
リュシア:君とおしゃべりしてると、すっごく楽しくなっちゃうんだよね…
リュシア:とにかく…君と出会えてほんとよかったよ、アキラ。

