ランクアップイベント/ルーシー

Last-modified: 2025-11-29 (土) 11:39:31

謎の来客

ルーシーと話をしよう
ルーシーは何やら考え事をしているようだ…
彼女に話を聞いてみよう。

ルーシー:何だかくさくさしやがりますわ…
(ルーシーと話す)
ルーシー:ちっ…
ルーシー:なんだか気持ちが落ち着かないですわ。
     誰かに監視されているような…

》ああ、それは僕だな
》ああ、それは僕だな

ルーシー:あなたのことじゃありませんわ。

》そんな人がいるのかい?

ルーシー:…待って。まさかまた――

謎の来客

ルーシーは誰かに尾行されていた…
謎の来客の正体は、そのうち明らかになるだろう…

ルーシー:ちょっと、プロキシさん。
     そっちを見てはダメですわ!
ルーシー:そう、このままお話しを続けるんですわ…
     間違っても、あのスーツの男を見てはダメですわよ。

》えっと…何を話す?

アキラ:また唐突だな…まあいいさ。
    何を話そうか?
ルーシー:何でも構いませんことよ、
     あなたが好きなことでも話せばいいですわ。
     映画のこととか、何かしらありますでしょう?

》僕が映画好きだと知っていたなんて
》僕が映画好きだと知っていたなんて

アキラ:ほう、僕が映画好きだと知っていたのか。

》映画が好きだと知っててくれてありがとう
》映画が好きだと知っててくれてありがとう

アキラ:いいとも。
    僕が映画好きだと知っていてくれたんだね。
    ありがとう。

ルーシー:そ、そういう物言いは止してくださる?
     まるで私が、普段からあなたのことを
     とっても気にかけているみたいですわ!
ルーシー:あなたはビデオ屋を営んでいて、毎日映画に囲まれている…
     映画が嫌いなら、
     そんなことするわけがありませんわね!
ルーシー:誰しもがそうですもの。人は自分が耐えられる人生しか選ばない…
     仮に耐えられないとしても、戦うか、逃げるか、
     戦ってから逃げるかのせいぜい三択ですわ。
     決してその場所に甘んじることはしませんものね。

》元の人生には…耐えられなかった?
》元の人生には…耐えられなかった?

アキラ:つまり君にとって…
    元の人生は、耐え難いものだったんだろうか?

》それは、君のように?
》それは、君のように?

アキラ:それは…つまり、君と同じように、ということかい?

ルーシー:…そうは言ってませんわ。
ルーシー:コホン、プロキシさん…いささか
     立ち入った話になりすぎてしまいましたわね?
ルーシー:私はバーニスと違って…友達と、往来のど真ん中で
     人生観を声高に語らうタイプではありませんことよ。

》僕たちはもう友達なんだね

アキラ:そもそも、僕たちはもう友達という認識なんだね。
ルーシー:…と、友達ではないとしたら、
     一体どんな関係だとおっしゃいますの?

》顔が赤くなってるけれど?

アキラ:どうしたんだいルーシー、
    顔が赤くなっているようだけれど?
ルーシー:そ、それは…あああ、暑いからに決まってますでしょ!
     郊外よりも、市内の方がず~っと暑いと思いませんこと?
ルーシー:コホン…もう遅くなってきましたから、
     私はお先に失礼しますわ。
ルーシー:次に私があなたを用事で訪ねるときは、
     断るなんて許しませんわよ!
     当たり前ですわよね?と、友達なんですから!
ルーシーは行かないといけないようだ。
結局スーツの男は何だったのか…
機会があれば彼女に聞いてみよう。
(会話終了後)
ルーシー:まったく、
     余計なことをしやがりますのね…
(ルーシーと話す)
ルーシー:あなたはお友達との距離感についてどうお考えですの?

実家からの魔の手?

ノックノックアイコン_ルーシー.webp私が見たいビデオをご用意できますわよね?
ノックノックアイコン_ルーシー.webpあなたならどんなビデオも手に入れられると聞きましたわ
朝飯前だ対象年齢にもよるかな…ノックノックアイコン_アキラ.webp
ノックノックアイコン_ルーシー.webpよろしくてよあなた、なんてことを…
ノックノックアイコン_ルーシー.webp安心なさい、私が探してるのは全年齢向けの作品ですわ
ノックノックアイコン_ルーシー.webp『ザ・カールズ』…ボンプの家族を描いた物語ですわ
ノックノックアイコン_ルーシー.webpこうした能天気なファミリーものは今まで縁がなかったのですけど
ノックノックアイコン_ルーシー.webpなんでも、入手困難なビデオだとか
ノックノックアイコン_ルーシー.webpあなたを信じていいんですの?
任せてくれ良い報せを持ってくるよノックノックアイコン_アキラ.webp
ノックノックアイコン_ルーシー.webp私をがっかりさせたら承知しませんことよ
『ザ・カールズ』のビデオを手に入れよう
ルーシーが観たがっている「ザ・カールズ』のビデオを手に入れよう。
「サブ依頼『家庭教育-後日談』を達成すると入手できます」
ノックノックアイコン_ルーシー.webp『ザ・カールズ』ですけれど…
見つけたよいつでも取りに来ていいともノックノックアイコン_アキラ.webp
ノックノックアイコン_ルーシー.webpもう見つけたんですの?
ノックノックアイコン_ルーシー.webpあなたは自分が何をすべきかよくご存じですわね
ノックノックアイコン_ルーシー.webp助かりましたわ。すぐに取りに行きますわね
ルーシーがビデオを受け取りに来るのを待とう
ルーシーは、あとで『ザ・カールズ』のビデオテープを取りに来ると言っていた。もうしばらく待とう。

ルーシー:うぅ…
(ルーシーと話す)

一家団らん

ルーシー:昨日、私が寝ている間に
     シーザーとバーニスが賭けをしたそうですわ。
     あの二人…!いったい何を賭けたら
     テレビに大穴が空いちゃうんですの!?

》そんなことが…

アキラ:そんなことがあったのか…なんというか、お疲れ様。
ルーシー:まったく…!こちらのビデオだって
     本当はお持ち帰りして観るつもりでしたのに…

》ビデオ屋で観てしまうのは?

アキラ:どうやらお困りのようだ。
    ルーシーさえ良ければ、僕たちの店で観ていっても構わないよ。
ルーシー:あ、あなたたちのお仕事に差し支えないのなら…
     ありがたくお受けしますわ。
ルーシーと一緒にビデオ屋で『ザ・カールズ』を見た。
彼女の表情を見るに、どことなく懐かしさを覚えているようだった…
ルーシー:ドラマに出てくるボンプですが…
     ずいぶん大きくなりましたわね。

》子供の頃に見てたのかい?

アキラ:ルーシー、子供の頃
    このドラマを見ていたのかい?
ルーシー:別に、なにも不思議なことはないと思いましてよ?
     私の世代なら
     誰もが通ってきたご長寿ドラマですもの。
ルーシー:子供の頃は、なんてバカバカしくて筋の通らない
     ストーリーだろうと思ってましたわ。
     会社のプロジェクトを放ってまで、子供のサマーキャンプに
     ついていくバカ親父が、どこの世界にいるのかと。
ルーシー:私の友達――仮にパーティーで知り合った
     同年代の子たちをそう呼ぶなら、ですけれど――
     彼らと一緒に郊外をツーリングするなんてことも、
     毛ほども想像できませんわね。

》一緒にドライブしようか

アキラ:もしドライブがしたいという話なら、コホン…
    僕のドラテクはなかなかだと評判なんだ。おもにリンから。
ルーシー:…あ、あの「ザ・カールズ』の馬鹿げたボンプみたいに、
     車の中でヘドバンしながら
     トンチキな歌を披露する趣味はありませんことよ。
ルーシー:私とかっ飛ばしたいのなら…
     あなたが、私のバイクに乗ってくださいまし――!
(会話終了後)
ルーシー:素晴らしい作品でしたわ。
(ルーシーと話す)
ルーシー:シーザーはこの映画を観たことがあるかしら?

またまた謎の来客

ルーシーと話をしよう
偶然、ルーシーと出会った。
なにやら思い悩んでいる様子だ…彼女に話しかけてみよう。

ルーシー:視線を感じますわね…
(ルーシーと話す)
ルーシー:勘違いかしら?
     誰かに見られている気配がしたのですけれど…

》ルーシー、どうしたんだい?
》こんなところで会えるなんて

ルーシー:誰――!?
     あ、あら、プロキシさん。お久しぶりですわ。
ルーシー:私、しばらく市内を訪ねてなかったんですけれど、
     あなたに会うたびに、なんとなく…
     何者かに暗がりから見られてるような気がして…

》ひょっとして、敵?
》ひょっとして、敵?

ルーシー:フン。敵なら話は楽ちんですわ。

》ひょっとして、ファン?
》ひょっとして、ファン?

ルーシー:フフン。顔を見せる勇気もない臆病者なんて、
     私が顧みる価値もありませんことよ。

ルーシー:でも、恐らく違うんですわ。
     尾行者の目的には、目星がついてますもの。
ルーシー:それを確かめるためにも、協力してくださりませんこと?

》どうやって確かめるんだい?
》何をしたらいい?

ルーシー:……
ルーシー:…わ、私を罵って。

》?
》お断りします

ルーシー:ちょっと、誤解ですわよ。
     私が言いたいのは、私と口喧嘩するフリをするんですわ…
     大声で、激しくののしり合うほどいいんですの。
ルーシー:口喧嘩なんですから、
     私は相手があなたであっても手加減しませんわよ。
ルーシー:もし私の推測が当たっていたら――
     口喧嘩をしたら、あいつは必ず行動を起こすはずですわ。

ルーシーとケンカしよう
ルーシーが奇妙な要求をしてきた…彼女と激しい舌戦を繰り広げよう。

ルーシー:――あなたって人は!
(ルーシーと話す)
ルーシー:準備はよろしくて、プロキシさん?
     あなたはこの私と口喧嘩して勝つ自信がおありかしら?

》口喧嘩は苦手だけれど…
》口喧嘩は苦手だけれど…

ルーシー:そんなこったろうと思いました。
     でも、計画を成功させるために、
     精々がんばりなさいですわ。
ルーシー:もし、私が貶められていると思わせられなければ、
     あいつは何もしないでしょう。
     できる限り私を追い詰めて罵ってくださいまし?
     このムチに誓って、後で仕返しすることはしませんわ。

》君が泣き出すまでやめないさ
》君が泣き出すまでやめないさ

ルーシー:はんっ!なかなか大きく出ましたわね。
ルーシー:私、今回はハンカチを用意しましたのよ。
     これで私の涙を拭くことになるかしら?
     それとも、あなたの鼻水をぬぐうことになるかしら?

ルーシー:それじゃ、いきますわよ――
ルーシー:コホン!
     この、儲けしか頭にない、恥知らずのぼったくりビデオ屋!
ルーシー:シスコン拗らせ陰キャ映画オタク野郎!
     高レア演出に見放されたガチャ運壊滅の廃課金男!
     私、もう二度とあなたと一緒に出掛けたりしませんわ!

》(本音が漏れているような…)

アキラ:僕のガチャ運は君と関係ないと思うのだけれど…
    痛いところを突いても文句ないと言うなら正直に言おう、
    君に付き合うのはかなりつらいんだ。
    誰もが癇癪に耐えられると思ったら大間違いだよ。
アキラ:それに…小さなイノシシたちを「ムチ」で「進歩」させようとする
    君のやり方だけど、疲れきった子どもを塾に押し込む保護者と
    同じじゃないかな。もし成長に悪影響があったらどうするんだい?
    残酷だとは思わないのか?
ルーシー:……

》(怒るだろうか…?)

ルーシー:プロキシさん。
     あなたの脳みそが必死こいてひねり出した罵詈雑言は、
     この程度なんですの?
ルーシー:私に欠点の多いことは、私自身が最も理解しているんですわ。
     こんな状況にあっても正確に私の悪口も言えないなんて、
     かえってひどい奴に思えましてよ。

》君にひどいことを言いたくない…
》君にひどいことを言いたくない…

ルーシー:ちっ、底抜けのお人よしですわね。言っておきますけど、
     私、そういう人にはちっとも好感を覚えませんわ。

》かなり努力しているんだけど…
》かなり努力しているんだけど…

ルーシー:は?あなたが罵倒する姿がどれだけ愛らしいかお気づきにならない?
     こんなに迫力に欠けて愛らしいなんて、命が惜しくありませんの?

ルーシー:このへんでおしまいにしましょう。
     あなたのおかげで口喧嘩の意味もなくなってしまいましたわ。
     あのイヤな尾行者は私たちの安芝居を見破って、
     死んだフリを続けるつもりなのかも――
突然、目の前に黒い影一一例のスーツ姿の男が躍り出て、
腕をふりまわしながらこちらとルーシーの間に割って入った。
スーツの男性:ぶ、無礼者め!
       六分街の矮小なビデオ屋の店長ごときが、
       ルーシーお嬢様を罵り、辱めるとは!
スーツの男性:モンテフィーノ家を敵に回すつもりか――!?
ルーシー:フン!予想的中ですわね。
スーツの男性:ルーシーお嬢様、どうか泣かないでくだ…え、あ、ちょっ、
       お、お嬢様、泣いておられないではないですか!?
       なぜ睨むのです?どうしてムチを振り上げるのです?
ルーシー:教えたでしょう!
     私を、お嬢様と、呼ぶなと!
ルーシーは額に青筋を浮かべて暴れだして掌中のムチを振るうと、
通行人が視線を向けだしたので、無意識に彼女を止めていた。
その隙に、スーツの男は逃げ出してしまった…
ルーシー:くそったれですわ――
     プロキシさん、追いかけますわよ!
     まだ遠くには逃げてませんわ!

逃げ出したスーツ姿の男を探そう
ルーシーによると、スーツ姿の男は遠くには行っていないようだ。この近くを探して見つけ出そう。

スーツの男性:つ、疲れた…
(スーツの男性と話す)
スーツの男性:ひい、はあ…後をつけるのは楽なのに、
       走って逃げるのは何でこうも疲れるんだ…?

》見つけた
》ここにいたみたいだ

スーツの男性:ううう…うわぁ。こんなに早く見つかるなんて…
スーツの男性:き、貴様、知っているのか?
       お嬢様は幼いころ、私とかくれんぼをするのが一番好きだったんだ。
       いろんなところで遊んだのだ。庭園、図書室、モンテフィーノ様が
       買収して全従業員を解雇したばかりの工場、それから…
ルーシーが背後からあらわれて、
容赦なくムチの柄でスーツの男を突っついた。
男は哀れな嗚咽をもらした。
ルーシー:お黙りなさい。
     私のお友達を紹介する気なんてなくってよ。
     なぜなら、私はもうあの家とは何のかかわりもないんですから。
スーツの男性:モンテフィーノ様はあなた様のおっしゃることを
       予見しておいででしたよ…
ルーシー:あいつ、あなたを寄こしたりして、いったい何様のつもり?
     郊外に逃れた私が見るも無残に落ちぶれて、
     後悔に暮れる家出女の醜態を見たかったとでも?
スーツの男性:な、なぜそれを…
ルーシー:フン。もし私があいつなら、
     見たくて見たくてしょうがないと思っただけですわ。
ルーシーは腕をわなわなと振るわせると、ムチを一閃させた。
ムチは空を切る音をあげ、スーツの男の頬をかすめた。
男は震え上がった。
ルーシー:私は戻りませんわ。知ってるでしょう?
     あなた方が何をしようと、私を連れ帰ることはできませんわ。
ルーシー:あの家に私の欲しいものはない。
     だから欲しいものを探すために家を出たんですわ。
     こんなに簡単なお話もないでしょう。
ルーシー:いつの日かそう遠くない未来に、私は郊外を牛耳ってやりますわよ。
     その時には、あなた方の密偵も尾行も必要なくなるんですわ。
     誰もが私の噂をして、いつでも私の情報が耳に入るでしょうから。
ルーシー:その前に――私のお友達に付きまとって
     嫌がらせを続ける勇気があなたにおありなの?
スーツの男性:ちょっ…ううぅ…
ルーシー:命が惜しければ、
     金輪際、私の前に姿を現すんじゃないですわ。
     よろしくて?
ルーシーのやんわりとした脅迫に、
スーツの男はほうほうのていで逃げ出した――
ルーシー:…はぁ。
ルーシー:今日もご迷惑をかけてしまいましたわね、
     プロキシさん。

》また出会う予感がするな…
》また出会う予感がするな…

ルーシー:は?少なくとも今は、
     そんなこと言わないでほしいですわ。

》二度と出会わないことを祈るよ
》二度と出会わないことを祈るよ

ルーシー:この世界にはムチを食らいたい奴がちょっと多すぎる、
     と思うことがありますわ。

ルーシー:何か飲むか食べるかしません?
     私がおごりますわ。いくら高くても大丈夫ですわよ。
(会話終了後)
ルーシー:何かお飲みになりませんの?
(ルーシーと話す)
ルーシー:何か飲みに行きません?
     思うに、今のあなたはティーミルクよりも
     コーヒーを飲みたい気分ではなくて?

またしても謎の来客

ルーシーと話をしよう
ルーシーは何やら考え事をしているようだ…
彼女と話をしてみよう。

ルーシー:あいつ…
(ルーシーと話す)
ルーシー:あなたも、あそこにいるスーツを着た輩にお気づきですわよね。
ルーシー:ガッデム――
     前回、二度と姿を見せないよう警告したのではなかったかしら?
ルーシー:何度も何度もやってきて、
     あなたのビジネスを邪魔するなんて…
ルーシー:プロキシさん、安心してよろしくてよ。
     私はこのような仕打ちを絶対に許しませんわ。
     今から、あの野郎に最後通牒を突き付けてやりますわよ。

またしても謎の来客

謎の来客とは、ルーシーの家族が送り込んだ人間だった。
そしてどうやら、僕たちの関係は誤解されている…

スーツの男性:ルーシーお嬢様…コホン、失礼。
       この呼び方はお嫌いでしたね。失念しておりました。
ルーシー:…それだけではなくてよ。私ハッキリと言いましたわよね?
     私の友達に粗相を働こうものなら、
     うちの三匹のヒヅメ跡が顔面に残りますわよ、と。
スーツの男性:…まだあなた様が幼き頃、それはそれは
       お姫様のようにお優しかったこと…私は覚えております。
       今は刺々しい上着を召しておられるからといって、
       そのようなことは、きっと…なさいませんよね?
ルーシー:言葉に気をつけないと、
     あなたの大事なところにトゲをブッ刺しますわよ。
スーツの男性:…おおっ、わかりました。
       あなた様は、本当に変わってしまわれたのですね…
ルーシー:フン、わかりゃあいいんですわ――
スーツの男性:…モンテフィーノ氏が予見した通りでございました。
       あなた様は、本当にあのお方とよく似ておられる。
       あのお方もまた、あえて吹聴されこそしないものの、
       荒っぽい青春を過ごされていたのです。
ルーシー:…いったいそれが、私と
     何の関係があるっていうんですの?
スーツの男性:モンテフィーノ氏はかつて、一度だけ家を出奔なさいました。
       そして十年の月日が経ったのち、
       あのお方は自らの責任を全うすべく
       お戻りになられたのです。
スーツの男性:十年に及ぶ無頼の刻は、
       モンテフィーノ氏に強靭な意思と、枠組みにとらわれない
       知略という、後のあのお方にとって
       武器となる素質を与えました。
ルーシー:そんな話、聞かされたこともなくってよ…
     どうして今になって…
スーツの男性:それだけではありません。あのお方は放浪のさなか、生涯の伴侶…
       つまり、あなた様の母君と出会われたのです!
ルーシー:……
スーツの男性:それ故に…あなた様が、こちらのビデオ屋の店長様と
       懇意になさっていると知ったモンテフィーノ氏は、
       私に特別の干渉を控えるよう命じられました。
スーツの男性:あのお方がおっしゃったように…恋人であれ友人であれ、
       真に深い関係というものは、困難の中で育まれるもの…
スーツの男性:いずれ、あなた様も覚悟をお決めになられた時、
       数えきれないお仕事に直面することとなるでしょう。
       そうして書類に追われる真夜中には、温かい抱擁を必要とするはずです。
ルーシー:…ヘルバ、アルボル、ラテレム!
ルーシーは顔を真っ赤にして、全身を震わせていた。

彼女が手を振ると、三匹のイノシシたちが宙を飛び、
男の顔を踏んづけていく…

スーツの男は慌てて逃げて行った。
ルーシー:スー…ハー…

》気持ちは落ち着いた?
》気持ちは落ち着いた?

アキラ:ルーシー、気持ちは落ち着いたかい?

》大丈夫?
》大丈夫?

アキラ:ルーシー、大丈夫かい?

ルーシー:いいえ…まだ頭に血が上ってますわ…
     わざわざ伝言役を送り込んでまで、私に指図するなんて…
     そんな資格などないとお父様はいい加減知るべきですわね!
ルーシー:空っぽな大人ほど、子供を通して
     自分の人生を追体験したがりますのね。
     あいにく、私は誰のコピーでもありませんわ。
ルーシー:私はルーシー…何を愛して、何を憎むべきかは、
     よーく分かってましてよ。
     憎むべきものに、決して膝を折ったりなどしませんわ!
ルーシー:私は、自分が愛するものとずっと一緒にいたいんですの…
     郊外の星空、バイク、永遠の勝利、仲間たち…
     も、もちろん、それには…あああなたも含まれてましてよ!
ルーシー:こ、これは一度しか言いませんことよ!
     やっぱり聞こえなかった、なんて
     許しませんから――!
(会話終了後)
ルーシー:二度はありませんことよ!
(ルーシーと話す)
ルーシー:この話をするのは一度だけですわ…
     私に同じことを繰り返させたら承知しませんわよ!