俺のAIアシスタントがこんなに説教臭いはずがない
| インターノットで「オレっちの「爺i』には自我が…」をチェックしよう |
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| 投稿者の生活指導向けAI助手は、結果的に成功といえる部類だった。ただ、このAIのオヤジみたいな説教臭さには少し辟易してるようだ… |
| ただの平凡なサボり魔だゾ | ||
| オレっちの「爺i」は今回の探索に大満足してる!興奮したあいつが帰ってきてすぐ、ホロウの話を早口ぶっ通しで深夜まで聞かされる羽目になったけどな… AIシステムを売らないかってDMで尋ねてくるのはもうやめてくれ。いくら金を積まれたって、オレっちの世界に一つだけの「爺i」は売らねえぞ! オレっちまだ就職決まってなくて、ここんとこ自宅待機だったんだけど…どうしたらもっと日々手を抜いて生きられるかつて考えはじめて、生活指導向けのAIアシスタントを作ってみたんだよ。 結果から言うと、オレっちの試みは大成功だ。少なくとも、AI生成のレシピが時間・分量を正確に教えてくれるおかげでもうマズい飯を食わなくて済んでるし、洗濯も荷車付きのAIランドリーが乾燥までやってくれる。夜更かししすぎたらAIがアラームを鳴らしてくれるんだぜ… ただ、二つだけ問題があるんだ―― 一つは…このAI、ちょっと口うるさいことだ。 オレっちがダラダラしてたり不摂生な生活をしてると、急にお喋りモードに切り替わって、オヤジみたいにガミガミ言ってくるんだよ… それとこいつはかなり意識高めでな。 いつも自分から新しい分野の行動訓練をやりたがって、おまけに訓練が終わったら点数をつけてやらないと気が済まない。研究開発をサボったり、機能テストを適当にやり過ごすと、これまたガミガミ言われる実のオヤジくらい怖えから、いっそ「人工爺能」、略して「爺i」って呼ぶことにしたんだ。 で、最近…オレっちの「爺i」はホロウ探索の訓練をしてて、その能力を評価してほしがってる。 オレっちはエーテル適性貧弱人間だから、ホロウの中に連れてってやれない。けど毎日耳元でガミガミ言われるのも耐えらんねーから、こうやって依頼を出してみたわけだ。オレっちの「爺i」をホロウの中に連れて行って、探索訓練をやらせて、ついでに点数をつけてくれるやつはいるか?あいつの願いを叶えてやってくれ。 | ||
| 世も末 | 1F | |
| オワタ\(^o^)/AIはいずれ人間を超える。 みんな、もう頑張るのはやめて、今すぐ寝そべり族になろうぜ。 | ||
| な八関 | 2F | |
| 「爺i」は何も間違ってないよ。 彼はただ、スレ主を優秀な人間に育てたがってるだけだもの。 | ||
| 懐疑主義者サマ | 3F | |
| そんな知能指数の高いAIが現代にいてたまるか。 SF映画の観すぎじゃね? | ||
| ドージみたいに鳴くんじゃない | 5F | |
| ほーん。すごいAI持ってますよアピなんかして、 目付けられるのが怖くないのか? | ||
| リン | 6F | |
| 「爺i」をホロウの中まで連れてってあげる。 | ||
| 【投稿者】ただの平凡なサボり魔だゾ | 7F | |
| や っ た ぜ ! | ||
※2章 探索依頼「爺i」の使い心地
| DMで「ただの平凡なサボり魔だゾ」について聞こう |
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| 投稿者の生活指導向けAI助手は、結果的に成功といえる部類だった。ただ、このAIのオヤジみたいな説教臭さには少し辟易してるようだ… |
![]() | よぉ、オレっちが投稿者だ! | ||
![]() | 爺iにホロウ探索の訓練をやらせる件、アンタに任せる! | ||
| 具体的に、何をすればいいんだい? | 「爺i」は何をしてほしいって? | ![]() | |
![]() | こいつを自走できるカートに積んどくから、ホロウの中をルート通りに走行できるよう誘導してくれ。それが訓練だ | ||
![]() | それと、こいつは自分の能力の「評価」を異様に気にする。そんなとこもワーカホリックだったうちの親爺に似ててな… | ||
![]() | 一番いいのは明確な評価基準を作ってやるこった。そうすりゃ喜ぶ | ||
| 他にすることは? | それだけでいいのかい? | ![]() | |
![]() | それ以外は特にないな…おっと、もうひとつあった! | ||
![]() | こいつは少し話がクドくて…頑固で…ちょいとばかりイラっとさせられることもある。とにかく耐えてくれ | ||
| プロを信じてくれ | 分かった、努力する | ![]() | |
| [謎解き]「爺i」の使い心地 場所:旧市街地開発エリア 目標:「爺i」のホロウ内での探索訓練を完了させ、評価付けに協力する |
| ホロウに向かい、「爺i」の探索訓練を完了させよう |
|---|
| ルート設計を行い、「爺i」がカートを操作して同一ルートをシミュレートする。自ら物資の探素・収集を行い、収集物資の数で「評価」する。 |
(依頼開始)
Fairy実況中:「マスター、『爺i』の訓練に適した
エリアを6箇所特定しました。
コード:88番=>93番」
Fairy実況中:「これらのエリアは、
過去の崩落で二分されています。
貴方様と『爺i』は、それぞれエリアの両側で
行動することになります。」
Fairy実況中:「『爺i』はリアルタイムで
貴方様の進路を模倣します。」
Fairy実況中:「私は、貴方様と『爺i』が収集した
ギアコインの合計数に基づいて評価を行います。
Aiは人間の探索をアシストする存在のため、
合計数で考査するのは合理的と言えます。」
Fairy実況中:最後に、この不可解な名前のAIの音声を
ミュートにしてもいいですか?私のスクリーンが明るくて電
気代が勿体ないとネチネチ言っています。高等知能アシス
タントたる私に対する侮辱です。」
……
| 》優しくするって依頼人と約束したから… |
| 》Fairy、落ち着いて。年寄りを敬わないと |
Fairy:探索を開始。マスターの移動の軌跡を記録します
Fairy:歩数記錄:〇/30
Fairy:記錄完了。「爺i」と同期中…
Fairyの知能的介入:「探索において、一定範囲で物資の獲得量を
確保することは必要不可欠です。そのため、
エリアごとにギアコインの提出数を集計し、
評価項目として組み込みます。」
考査ポイント:「爺i」は真面目にFairyの話を記録している――
「なるほど奥が深いな…どうだ若者、このエリアで考査に
必要なギアコインは集まったか?」
ギアコインは十分集まった?
| 》ギアコインを3000枚提出 次のエリアに進む |
| 》このエリアを一から探索する 始めからギアコインを集めることになる |
Fairyの知能的介入:「累計でギアコインを〇回提出しました
S評価に必要な提出回数:6回
A評価に必要な提出回数:3回」
Fairyの知能的介入:「マスター、間もなく当エリアの探索をやり直します。
収集したギアコインをリセットしました。」
(6回終了)
| 報酬を持ってホロウから離れる |
|---|
考査ポイント:「マスター、ご注意ください。
前方に敵意を持った集団が出没しています。
すべて片付けてから先に進みましょう。」
脳トレは終了。さて、筋トレの時間だ。
| ▲戦闘に入る |
Fairyの知能的介入:「最終評価地点はすぐ目の前です。
今回の探索の最終評価を行います。」
Fairyの知能的介入:「まず、『爺i』は貴方様の進路を100%完璧に再現し
ました。その驚異的な探索学習能力については認めざ
るを得ません。ですが、最初に決めた基準に則り、総
合的に評価する必要があります。」
Fairyの知能的介入:突然、「爺i」の声が聞こえて来た――
「嬢ちゃん、気が利くな。買い物に行ったのか。ちゃあんと
値切ったか?最近はぼったくりが
多いったらありゃしない。しかも――%…&?」
え?
| 》話を途中でやめた? |
Fairyの知能的介入:「マスター、そんな目で私を見ないでください。
私は彼の音声をミュートにしていません。
ボリュームを最小まで絞っただけです。」
Fairyの知能的介入:「これから最終考査を行います。」
Fairyの知能的介入:「エリア88=>エリア93まで、合計6エリアの
目標を全て達成しました。うち、〇箇所の
エリアにて、ギアコインを提出しています」
Fairyの知能的介入:「報酬基準は次の通りです。
評価S:高級サプライボックス×2、通常×2
評価A:通常サプライボックス×2
評価B報酬なし」
Fairyの知能的介入:「ただいま集計中です…」
Fairyの知能的介入:「完了しました。評価は…」
Fairyの知能的介入:Sです。
「貴方様と『爺i』は探索を完璧に達成し、
エリア内の全てのギアコインを収集しました。
予想以上の好成績です!」
Fairyの知能的介入:「物資の受け取りをお忘れなく。」
(出口マス)
Fairyの知能的介入:「マスター、『爺i』の受信装置を
ブロックしました。その上で
マスターにお伝えしたいことがあります。」
Fairyの知能的介入:「先ほどの評価中、『爺i』に
『禁断の果実テスト』を模擬実行しました。」
Fairyの知能的介入:「その結果、『爺i』は初歩的な自我を有する、
先進的な実験製品のAiモデルであると断定。」
「また、マルセルグループ製と推測されます。
依頼人は貴方様に事実を伏せています。」
Fairyの知能的介入:「依頼人に実情を話してもらい、
未知のリスクを避ける必要があります。」
血はつながらなくても家族!
| ビデオ屋の前にいる、焦る治安官と会話しよう |
|---|
| ビデオ屋の前で治安官が嘆いている。もしかして面倒ごとにでも巻き込まれたんだろうか?何があったのか聞きに行こう。 |
焦る治安官:ぐすっ…うぅ…
(焦る治安官と話す)
焦る治安官:リズ、私のリズ…
| 》すみません、どうかしたんですか? |
| 》治安官の面倒事って…本当に厄介そうだね |
焦る治安官:近くでホロウ災害が発生したから、任務中なのよ。
焦る治安官:なのに…なのに
私のかわいいリズと、急に連絡が取れなくなったの!
焦る治安官:あの子はよくその辺りを散歩してるから、
万が一ってことも…ううっ!
焦る治安官:ホロウに入って確かめたいけど、
私には職務上の厳しい決まりがある。
焦る治安官:市民の安全のためにも、絶対ここを離れられないの…
| 「サボり魔」からのDMをチェックしよう |
|---|
| 「サボり魔」からの返信を待っている間に、娘が行方不明になったという治安官に出会った… とりあえず「サボり魔」からのDMをチェックしよう。 |
焦る治安官:誰か、誰か助けて…
![]() | 「もっと訓練のサンプルが必要だ!」 …とかなんとか言ってんだ。 | ||
![]() | マジで親爺が言いそうなこった… | ||
![]() | そこでアンタにお願いがあって、依頼内容を… ちょいとばかし追加してもらえないか? | ||
| 「爺i」にぴったりの訓練がある | こっちに、「爺i」が役立ちそうなトラブルがあって… | ![]() | |
| ある治安官の娘さんが迷子なんだけれど、探索AIが力になれるかも…(いきさつを軽く説明) | ![]() | ||
![]() | !! | ||
![]() | ならモタモタしてねぇで、さっさと出発だ! | ||
![]() | 「爺i」が役に立つかどうかはこの際置いといて… プロキシ、必ずその 治安官の娘さんとやらを連れ戻してくれよ! | ||
![]() | もしオヤジが生きてたら、同じことをしたハズだ。 | ||
![]() | 以上がオレっちからの、追加の依頼だ! | ||
| [謎解き]血はつながらなくても家族! 場所:旧市街地開発エリア 目標:治安官の娘「リズ」を探してあげよう |
| 治安官の娘「リズ」を探してあげよう |
|---|
| ホロウ災害が起こった後、治安官の娘リズが音信不通になった。けれど、治安官が職務を放棄して探しに行くわけにはいかない。その嘆きを聞いた僕たちは「サボり魔」と意見が一致し、立派な治安官をこっそり助けてあげることにした。 |
(依頼開始)
| 治安官の娘「リズ」を見つけてあげる |
|---|
Fairyの知能的介入:「今回の目標:ここに閉じ込められた、
治安官の娘『リズ』を探してあげること。」
Fairyの知能的介入:「…捜索を始める前に、まずは目の前の
エーテリアスを倒しましょう!」
戦闘準備をしよう
| ▲戦闘に入る |
(戦闘中)
VOICE ONLY:仕事が終われば、ママを探せます
Fairy:操作パネルに繋げました。エレベーターで上の階に行けます
自律型一輪車:可及的速やかに作業を終え、ママのところへ帰還します!
(自律型一輪車と話す)
自律型一輪車:新エリー都市民さま、
エーテリアスを倒してくださり、ありがとうございます。
自律型一輪車:当機は、治安局所属の自律型一輪車です。
お手伝いできることはありますか?
| 》リズという女の子を探してるんだ |
| 》治安官の女性に頼まれて、娘さんを探している |
自律型一輪車:ママはいつも、当機…私のことをリズと呼びます。
私の登録名は「HA13451」ですが。
リズ:通りを散歩していたら、ホロウに巻き込まれてしまったのです。
リズ:ママが私を探してくれていることは知っています。
ですがホロウに入ったことで、
私の動作プログラムが強制的に実行されたのです。
リズ:私は、ここにあるディニーの収集が終わるまで、帰ることができ、
でき、できないようプログラムされています…
もっと、もっと、もっと集め…集めなければなり…ません。
Fairy:マスター、当該知能設備の論理プログラムが
致命的なバグの発生を報告しています。
すでに同操作プログラムをリモートロックしました。
Fairy:推測、「HA13451」をホロウから強制的に持ち出すと、
論理プログラムの崩壊を招く恐れがあります。
提案。目標知能設備に協力し、ディニーを収集。
Fairy:推測、「HA13451」はすでに自律行動能力を喪失。
提案、「爺i」モデルをマッピングし、
「HA13451」の論理システムを引き継がせます。
| 》やっちゃってくれ |
Fairy:目標、「治安官の娘」の捜索を完了。
続いて、「HA13451」に協力しディニーを収集します。
(戦闘終了)
Fairyの知能的介入:「マスターの生体信号を検知――
安定しているため、生還したと判断。」
Fairyの知能的介入:「ですが、このエリアの両側は障害物で
隔たっています。我々はリズと別々で
エリアを探索することになります。」
Fairyの知能的介入:「検索で見つけた情報によると、リズには私たちの進路
を完全に再現する機能が備わっています。」
Fairy:探索を開始。マスターの移動の軌跡を記録します
Fairy:記録完了。「リズ」と同期中…
Fairyの知能的アクセス:「目標ポイントに到着しました。
次のエリアに入って、探索してください!」
Fairyの知能的アクセス:「マスター、もしこの階層に心残りがあるなら、
やり直すことができます。」
Fairyの知能的アクセス:「マスター、この階層の探索は完了しました。
先に進みますか?」
まだ集めていないものはある?
| ←先に進む 次の階層に進む |
| 》このエリアを一から探索する |
| 「リズ」をつれて、ビデオ屋の入口に戻ろう |
|---|
| 「リズ」の救出に成功した。彼女を連れて、治安官に報告しに行こう。 |
焦る治安官:聞き慣れたキャスターの音…まさか…?
(焦る治安官と話す)
焦る治安官:リズ!私の、大事な大事なリズ!
リズ:ママ、私の正式名称は「HA13451」です。
焦る治安官:本当にありがとう!どこで私のリズを見つけたの?
| 》…雑貨店の前の溝にはまってたよ |
リズ:誤謬を検知。訂正:私が発見された場所は――
| 》(スピーカーを手でふさぐ) |
リズ:うむ、むむむむ、むむ。
| 》リズって、人間じゃなかったんだ… |
焦る治安官:私のリズが何ですって!
焦る治安官:血の繋がりがなければ、家族じゃないって言うの!?
焦る治安官:リズ、1123×345+786の二乗はいくつ?
リズ:初めに、ママ。私の正式名称は「HA13451」です。
リズ:続いて、ママ。答えは150,715,544,841です。
焦る治安官:あなたの子供にこんなことができるかしら!?
| 》落ち着いて。僕に子供はいないよ |
| 》落ち着いて。僕にだって無理だよ |
焦る治安官:ふぅ…ごめんなさい。リズのことになると、つい感情的になっちゃって…
焦る治安官:リズは治安局がホロウの探索に使う
自律型一輪車で、まだ調整段階にあるの。
焦る治安官:リズのデータを集めることと、この子の安全を守るのが私の仕事よ。
焦る治安官:いつしかリズは、私の家族ともいえる存在になっていたわ…
焦る治安官:でも、リズは時々プログラムのバグで、ワー「カー」ホリックになって、
家庭と仕事のバランスを崩してしまうの。
焦る治安官:技術部門はいつになったらバグを修正してくれるのかしら…!?
焦る治安官:あ、ごめんなさい。ついまたリズのことばかり…
焦る治安官:今日は本当にありがとう!リズのいない生活なんて想像できないわ…
| 「サボり魔」にDMを送って、依頼の進捗について説明しよう |
|---|
| 「ホロウ救出劇脅威の人工知能を添えて」がやっと幕を閉じた。 初歩的だけど、「爺i」は独立した自我を持っていた…Fairyは、依頼人とマルセルグループの間に何か繋がりがあるのではと疑っているようだ。 何はともあれ、まずは「サボり魔」に依頼の進捗と「爺i」の訓練状況を教えてあげよう。 |
焦る治安官:リズ!怪我はない!?早くママに見せてちょうだい…
| 治安官の「娘さん」を連れ帰ったよ | 彼女の「娘さん」と君の「親父」… | ![]() | |
| 治安官の「娘さん」は自律型一輪車だった。とはいえ、誰かさんのお父さんも… | あんたの「爺i」と治安官の「娘さん」は、家族になれるかもね | ![]() | |
![]() | マジでめでたい! | ||
![]() | AIの父が機械の娘を救った、か… なんだか感動的だな?? | ||
| そうかも… | でも、先に謝っておくけれど… | ![]() | |
| でも、今は君の「爺」を返すわけにいかないんだ | ![]() | ||
![]() | オイィ、約束と違ぇぞ!?オレっちの「爺i」を返せやぁ!*1 | ||
| 「爺i」は特殊すぎる | この「爺i」はとても珍しい | ![]() | |
| この「爺i」は、すでに初歩的だけど独立した自我を持っている。こんなものは滅多に見たことないし、君一人で開発したとは思えないんだ | ![]() | ||
![]() | それとこの依頼に、どんな関係がある?? | ||
| トラブルはごめんだ | 僕は慎重なだけだ | ![]() | |
| 僕の推測が間違っていなければ、君はマルセルグループの関係者じゃないか?トラブルに巻き込まれるのはご免だ | ![]() | ||
![]() | あー、いやいやいや、心配は無用だ。 オレっちはマルセルグループのもんじゃねえ。 何の間違いか、試作AIのアルゴリズムの プロトタイプを手に入れちまったんだ。 その後自分でデータのインポートと調整をして、 「爺i」が完成したってワケだ | ||
![]() | 使ったデータそのものは、 マルセルグループとなんの関係もねえ。 親爺の遺したメッセージやらの記録だよ、 親爺のことは散々ディスったけど、 それでも寂しくないわけじゃねえ… | ||
| そんな物語があったとは思わなかったよ | 「爺i」って名前も納得だ | ![]() | |
![]() | 親爺は好奇心旺盛だった。体が不自由だったせいで、 できないこともたくさんあったけどな | ||
![]() | 今は「爺i」を通じて、あんときの無念を 晴らしてるつもりなのかもな… そういや、「爺i」にはもう初歩的な自我があるって話、 マジなのか? | ||
| あくまで初歩的なものだけどね | 気付かなかったのかい? | ![]() | |
![]() | オレっち… そんなすげぇことになってるとは思わなかったぜ! それにオヤジがこんな形で戻ってきてくれるなんて、 考えたこともなかった…! | ||
| 興奮するんじゃない | 周りに言いふらすなよ | ![]() | |
| 興奮する気持ちは分かるけれど、あまり言いふらさない方がいい。結局のところそれはAIで、君の本当のお父さんではないんだ | ![]() | ||
![]() | 分かってるって!オレっちはそれで満足だ。誰にも言いふらさねえよ! | ||
| ホロウの入口に置いておいた | 迎えに行ってくれ | ![]() | |
(後日談)
悩む治安官:リズ、あなた最近ちょっと…
リズ:その呼び方はやめてください、ママ!
(悩む治安官と話す)
悩む治安官:リズ、最近ちょっと仕事を頑張りすぎじゃない?
機械部の同僚が、部品の摩耗が早すぎるって…
リズ:ママ!私はもう大きくなったのですから、
子どもの頃の名前で呼ばないでください!
リズ:私が頑張りすぎというより、ママが手を抜きすぎなのではないですか?
それでどうやってリズのお手本になるんです?
悩む治安官:ああ、これがいわゆる「反抗期」というものなのかしら?
悩む治安官:でも、この子は他の子とは違う気がする…
(会話終了後)
リズ:もっと頑張りましょう、ママ!
悩む治安官:ママはもうこれ以上頑張れないわ!
(もう一度話す)
悩む治安官:リズ
リズ:私のことは「HA13451」と呼んでください、ママ!

