コンセプト
patch2.7.7(Season30以降)で強化されたMotEセットを用いながら、LeapquakeビルドでもSeismic Slamビルドでもない第三勢力。
一部Streamerの間で好んで使用されているWhirlwind + Earthquake仕様ビルドで、カテゴリで言えばPushing特化。
Earthquakeの発生源はBlade of the Tribes前提のThreatening Shout。実装スキル全ての役割が噛み合う気持ちの良いビルドだが、それなりに操作が忙しい。
Barbarianの他ビルドよりも更に極端にMAPとMob Typeを選ぶが、この条件を外れた場合でもLeapquake・Seismic Slamとさして殲滅力は変わらない水準。
長所
- 元々MotE系ビルドの中で随一のPushingポテンシャルを持つ。
- 更にpatch2.7.7(Season30以降)で待望の火力ボーナス大幅強化を得た。
- Waste WW RendビルドとMotE系ビルドの操作感が融合しており新鮮。
- WWでORoZを回転 → Threatening ShoutでEarthquake発生 → Seismic SlamでGirdle of Giants起動…の基本ルーチンだけでも結構忙しい上、Leapによるセット効果のIron Impact起動(および使う場合はBand of Might起動)、更に実装によってはAncient Spear/Rage FlipによるMob Pullが加わるため動かし甲斐のあるビルドになっている。
- Seismic Slam/Strength from Earth、Mortick's BraceによるWrath of the Berserker/Thrive on Chaos、Whirlwindの高速多段ヒットによるLife on Hitが揃い、Life回復に優れる。
- このため特にShield要素が無いにも関わらずSquirt's Necklaceの有効期間がそれなりに保てる。
- このため特にShield要素が無いにも関わらずSquirt's Necklaceの有効期間がそれなりに保てる。
短所
- 下記の点においてはLeapquakeと同様の短所を継承する。
- Earthquakeのダメージに言及する支援Legendaryの数が少ない。
- MotEセットには被ダメージ低減XX%という形式の防御buffが無い。
- 例によって最終目標はBand of Mightを外すことであるため、完成には超高水準のParagon LVが求められる。
- Seasonal Playでは余程Themeが強力でもないと完成形に到達できない。
- 他のBarbビルド以上にMap運・Mob Type運がGRスコアに直結する。
- MotEセット系ビルドは元よりBarbarianというクラスそのものがmob重視でProgressを稼ぐデザインではあるが、このビルドはより極端に「美味しいmobが大量に居る」シチュエーションで強烈な破壊力を見せる一方、KeepsやCaveのような1エリアが狭くmob densityも低いMapでは並程度のビルドとなっている。
GR key消費量や引き運絡みの繊細さはRaekor Boulder Tossビルドに近い。
- MotEセット系ビルドは元よりBarbarianというクラスそのものがmob重視でProgressを稼ぐデザインではあるが、このビルドはより極端に「美味しいmobが大量に居る」シチュエーションで強烈な破壊力を見せる一方、KeepsやCaveのような1エリアが狭くmob densityも低いMapでは並程度のビルドとなっている。
立ち回り
Pushing特化ビルドのためGRを前提に記載。
まずはある程度Mapを歩いて多数の敵集団にこちらを視認させる。
当ビルドでは、この段階でMapの形状とMob Typeが好ましくなければゲームをクローズする勢いで良い。
多数のMobをまとめ上げることに成功したら、以下の行動ルーチンをループしてElite以外を殲滅する。
Earthquakeビルドの性質上Eliteを倒すのは非常に時間が掛かるため、Mobの大集団を処理している最中にArea DamageでかなりLifeを奪えた場合に倒し切ることを検討する程度の認識でOK。
Conduit PylonおよびRGに残しておくには早すぎる段階で出現したPower Pylonを利用する以外では積極的にEliteを倒すことは考えなくても良い。
- Leap/Call of Arreat、実装している場合はAncient Spear/Rage Flipも併用して只管mobの大集団を作る。
- Taegukを維持出来る程度にWhirlwindを使いつつ、ORoZを回転させる。
ORoZの効果でThreatening ShoutのCooldown回収毎に使用してEarthquake発生させる。 - Earthquakeが発生したらSeismic SlamでGirdle of Giants起動 + Earthen MightでFury回収。
Strength from Earthルーンの効果でLifeも回収できるため、意外とSquirt's Necklaceが有効な機会も多い。
RG戦は序盤WhirlwindでBane of the Strickenを十分にスタックしてから上記のルーチンを再開。
Pushing特化ビルドではお馴染みのことだが、RG戦にPower Pylonを残しておき、Strickenをスタックしてから取得できればベター。
アクティブスキル
アイコンをクリックすると各スキルの個別ページへジャンプします。
| 共通 | |
![]() | Leap / Call of Arreat |
| セット効果のIron ImpactとBand of Mightを起動。Call of Arreatの効果は着地点に敵をpull。 | |
![]() | Whirlwind / Dust Devils |
| より確実にBerserker Rageを維持したいならWind Shear、この枠も敵を集めることに貢献させたいならHurricaneでも可。 | |
![]() | Threatening Shout / Falter |
| Shoutだが実質当ビルドの主砲。ORoZで高速使用しEarthquakeを大量発生させる。 | |
![]() | Seismic Slam / Strength from Earth |
| Girdle of Giants起動。ルーン効果のLife回復量は結構多く、ある程度Squirt's Necklaceを維持出来るレベル。 | |
![]() | Wrath of the Berserker / Insanity |
| Mortick's Braceを使うならルーンはどれでも良い。 | |
| 1つを選択 | |
![]() | Earthquake / Molten Fury |
| 自動発生するEarthquakeを最も威力の高いルーンにしたい場合に実装。Band of Mightを外せる水準の超・高PLに達するまではこれがオススメ。 | |
![]() | Ancient Spear / Rage Flip |
| 最終的にはThreatening Shoutで発生するEarthquakeをNo Rune版に任せてこれを実装するのが完成形。 | |
パッシブスキル
![]() | Earthen Might |
| EQ発生でFury回収。Seasonal PlayならAlter効果でCrit時Fury回収出来るので別のものでも。 | |
![]() | Rampage |
| 多数の敵を集めるのが大前提のビルドなので趣旨に合致する。 | |
![]() | Ruthless |
| どんな相手にも有効なpassive。起動条件の残Life30%は厳しく見えるが、Barbは単体可の火力Buffが少ないため貴重。 | |
![]() | Berserker Rage |
| Earthen MightかAlter of Ritesの効果でFuryは全快近辺を維持出来る。 | |
![]() | Boon of Bul-Kathos |
| 装備のCDRが不足の場合に補填。最終的には外したい。 |
なお、Seasonal PlayではAltar of Ritesの疑似AP on Crit効果でFury回転出来るのでEarthern Mightは外しても可。
装備
- Earthquake Damage +15%がrollする部位
- Shoulder、Body Armor
- 優先stats
- Crit Chance、Crit Damage、Area Damage、Cooldown Reduction
- Class Set
- Might of the Earthセット
- 実装している攻撃系スキルの全てに強力なブーストがかかるセット。最終更新で大幅に火力強化倍率が上がった。
PantsかBootsを除く5部位を装備し、CcubeのRing of Royal Grandeurでフルセット効果を維持。
- 実装している攻撃系スキルの全てに強力なブーストがかかるセット。最終更新で大幅に火力強化倍率が上がった。
- Might of the Earthセット
- Craft Set
- Captain Crimson's Trimmings
- 定番サブセット。
当ビルドはORoZを採用しつつなおCooldown Reductionが必要なビルドなので3pieceボーナス目的で採用。
- 定番サブセット。
- Captain Crimson's Trimmings
- Main Hand + Off Hand
- Little Rogue
- The Slanderer
- Istvan's Paired Bladesセット。
地味ながらDamageとArmorがそれぞれ30%伸びる攻守安定のSword2本セット。
どちらをMain Handに装備するかは好みで良いが、EarthquakeはMain Hand側のダメージを参照するので片方はDPS重視で仕上げたい。
- Istvan's Paired Bladesセット。
- Bracers
- Mortick's Brace
- Wrath of the Berserkerに全ルーンが乗るBracers。
当ビルドはORoZ込みで常時変身可能なのでチョイス。
- Wrath of the Berserkerに全ルーンが乗るBracers。
- Mortick's Brace
- Rings
- Obsidian Ring of the Zodiac
- 当ビルドではキー。Ring of Royal Grandeurとどちらを本体装備にするかはAffixのお好みで。
- Band of Might
- トリガースキル使用時のDamage Reduction最大80%。
Barbarianの大半のビルドにおける防御の要であり、同時に十分なParagon LVを達成してこれを外し、攻撃的なLegendary Powerを持つRingに換装するのが最終目的になる。
Seasonal Playではそこまで(≒PL8,000↑)に到達するのはほぼ不可能のため、よほど攻防のいずれかに強烈なBuffがかかるSeasonでもなければNon-Season専用の目標になる。
- トリガースキル使用時のDamage Reduction最大80%。
- Convention of Elements
- Stone of Jordan
- Band of Mightを外せる状態に達したら乗り換える目的のRing。
- Obsidian Ring of the Zodiac
- Amulet
- Squirt's Necklace
- Amulet1枠で機能する候補のうちハイリスクハイリターンな方。
Band of Might採用かつSeismic SlamのルーンにStrength from Earthを選択している場合、当ビルドは結構このAmuletの起動条件を満たせる。
当然ながらShield Pylonが火力に繋がるのも美味しい。
- Amulet1枠で機能する候補のうちハイリスクハイリターンな方。
- Hellfire Amulet
- Amulet1枠で機能する候補のうち、難易度は高いがリスクが低い方。
Squirt's Necklaceのリスクを嫌う場合に。
- Amulet1枠で機能する候補のうち、難易度は高いがリスクが低い方。
- Squirt's Necklace
Kanai's Cube
- Weapon
- Blade of the Tribes
- LeapだけでなくCry系も攻撃スキルを自動発生するようになる2-handed Mighty Weapon。
当ビルドにおいては必須武器なので、本体かCubeのいずれかには入る。
Blade of the Tribesを本体が装備する場合は武器枠はお好みで。
- LeapだけでなくCry系も攻撃スキルを自動発生するようになる2-handed Mighty Weapon。
- Blade of the Tribes
- Armor
- Girdle of Giants
- Seismic Slamを使用するとEarthquakeのダメージにブーストがかかるMighty Belt。
フレーバー的にはEQにSlamを当てる必要があるように感じるが、トリガーはSlamの「使用」なので方向は合ってなくても良い。
- Seismic Slamを使用するとEarthquakeのダメージにブーストがかかるMighty Belt。
- Girdle of Giants
- Jewelry
- Ring of Royal Grandeur
- Craft Set重ね着を行う場合の必須パーツ。
- Craft Set重ね着を行う場合の必須パーツ。
- Ring of Royal Grandeur
Legendary Gem
- Bane of the Trapped
- 定番。Leapで敵中に飛び込むのでAuraの圏内で戦う。
- Bane of the Stricken
- RG戦火力+25%のために使うが、多段のスキルを実装してダメージ蓄積を活かすことも可能。
- Taeguk
Followers
- Templer
- 大量の敵を集めるビルドでは始点になってくれる上にHealを持つ点で優先度が高い。
- Scoundrel
- Damage Outputを開始するまでが長いため、売りのNight's Veilがやや噛み合わない。
- Enchantress
- よりCooldosn Reductionを重視するならチョイス。足りていると思えばTemplerのHealの方が優先か。
- よりCooldosn Reductionを重視するならチョイス。足りていると思えばTemplerのHealの方が優先か。
その他
- 第三勢力から新たな主流へ
- patch2.7.8(Season35)現在では既にMotEセット系ビルドでEarthquakeビルドを組むならLeapquakeより当ビルドの認知度が高まっており、新たに"Spinquake"の愛称を得ている。
比較的「アイテムのテキスト通りに装備を集めれば強いビルドになる」と言われているDiablo3において、patch-up停止後5Season経過する頃に新ビルドの認知度が上がって来るのは割りと異例だと思う。
maxrollのビルドガイドでもページ名はMotE Earthquake "Leapquake" Barbarian Guideだが、GR Solo PushのVariant初期表示がSpinquake Setupになっている程。- 参考リンク
https://maxroll.gg/d3/guides/mote-earthquake-barbarian-guide - ただし、このガイドページはpatch-up停止後に出来た所為かやや内容が荒いので要注意。(2025/07初頭現在)
EarthquakeのダメージはMain handの武器ダメージを参照するのにOff hand側もSTRを切ってDamage +10%・CDR10%・Area Damage24%を揃えていたり(SpinquakeにしてもWW Rendにしてもこの手の最終装備はMain hand側だけで良い)、Non-Season用記事を表示するとSeismic SlamのルーンがRumbleになっているためこの通り組んでも到底回らなかったりする。
- 参考リンク
- 記事中の通り非常にmap/mob/pylon運/RGに左右されるビルドのため、「Eliteを含め出会った敵から順に倒す」と言ったカジュアルなプレイだと正直それほど強くないビルドなので要注意。
- 具体的には、筆者がNon-Season(Paragon LV:6000弱)でそれなりの装備を揃えて試したところ、上記の「Eliteを含め出会った敵から順に倒す」スタイルだとソロGR133が安定しない一方、pylonの並び順とRGガチャに恵まれたOreak's Dreamで多数のEliteをConduit Pylonに巻き込むプレイをするとGR140をクリア出来る、というレベルでスコアが激しく上下する。
- 大半のSeasonに参加しNon-Season累計Paragon LV8,000台、加えてPushingに熟練したプレイヤーの話ではあるが、当ビルドはそのプレイヤーによってNon-Season HCでもソロGR150クリアを達成している。
- なお、何らかの理由で「MotEセットが好きだがmap厳選はしたくないしカジュアルに楽しみたい」という場合、明らかにSeismic Slamビルドの方が向いている。
- patch2.7.8(Season35)現在では既にMotEセット系ビルドでEarthquakeビルドを組むならLeapquakeより当ビルドの認知度が高まっており、新たに"Spinquake"の愛称を得ている。
- Band of Mightを外す構築
- Barbarianのビルドの例に漏れず、高Paragon LV帯に到達したらBand of Mightを外す選択が出てくる。
当ビルドではBand of MightとConvention of Elements or Stone of Jordanの択一。
- Barbarianのビルドの例に漏れず、高Paragon LV帯に到達したらBand of Mightを外す選択が出てくる。











