【はさみくわがた】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:06:43

概要

DQ4、DQMシリーズに登場するモンスター。大きなアゴを持つクワガタの魔物。
靴履いてたり、二足歩行で腕も二本だったりするので、ひょっとしたら亜人種なのかもしれない。
色違いモンスターに【ラリホービートル】【ヘルビートル】がいる。
 
NES版での名前は「Stag Beetle」でそのまんま「クワガタムシ」という意味だったが、北米DS版ではなぜか「Scissor Beatle」に改名。ビートルの綴りが往年の人気グループになってしまった。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているモンスターの一体であり、№56と手書きで記されている。

DQ4

【バトランド】周辺や【レイクナバ】【山奥の村】周辺などに出現する。
系統最下位種で直接攻撃以外に攻撃手段を持たない、いわゆる最序盤のザコモンスターの一種。
能力値は【スライム】よりもHPが1高いのみで、後はスライムと同じである。よって、スライムとほぼ同じ感覚で相手にしても問題はない。少しでも戦闘経験がある者にとっては敵ではないだろう。臆せずに立ち向かい、経験値と金を稼ごう。
PS版の攻撃モーションでは攻撃音がよく、攻撃アクションのテンポもいい。「シャキーーン!」という高音は耳に心地いい。
【スライム】とあまり強さは変わらないのに、経験値1で4G入手できるので低レベルクリアのときに狩られたりする。
最序盤で金稼ぎをしている時にはちょっぴり美味しい相手である。 
 
【格闘場】では【スライム】(5倍)【キリキリバッタ】(5倍)【スライムベス】(4倍)という、雑魚同士の殴り合いに終始するカード、言い換えれば子供の運動会のような微笑ましい試合に出場。
上述のように、コイツの能力値はスライムとほぼ同等なのに、倍率はスライムより低い4倍程度で更に同じ倍率のスライムベスよりも能力で劣るので全く旨みがない。
ただ「スライム=最弱」のような先行印象と、はさみくわがたは初登場で先行印象がないことから「スライムとスライムベスは弱い代表だからオミット、残る2体は倍率が低いはさみくわがたの方が強いんだろうな…」こんな考え方から慣れていない頃にこいつが本命と思って賭けた人がいただろう。
 
結論としてこのカードは無難にいくならスライムベス、ちょっとした高配当狙いなら素早さが高くて先手を取りやすいキリキリバッタが妥当なところ。
もっとも、この試合の勝率はどのモンスターも似たり寄ったりなのでまるっきり不利というほどでもない。クワガタが好きならどうぞ。
 
落とすアイテムは【やくそう】

DQM1、2

見た目のとおり、虫系のモンスターとして登場。
1では【さそいのとびら】【やぼうのとびら】に出現する。
2ではシナリオ中に訪れる異世界には出現しないが、GB版ではシナリオクリア後に訪れる異世界で出現する。
虫系×物質系の基本配合で誕生するので、入手するなら配合したほうが手っ取り早い。なお、虫系の血統を【おおみみず】にしてしまうと【よろいムカデ】になるので注意。とはいえ、よろいムカデも後述の【ホーンビートル】の素材にはなるのだが。
覚える特技は【ラリホー】【ひのいき】【あしばらい】。本編の上位種の技を受け継いでいる感じである。虫系のくせに火を噴けるのが違和感あるが…
はさみくわがた同士で配合すると【ホーンビートル】が生まれる。
そしてホーンビートル同士で配合すると虫系最強クラスの【さそりアーマー】が生まれる。お見合いを使えば一気に作れるが、さそりアーマーは成長が遅いので、クリア前に作るのはやめたほうがいいだろう。
PS版では【ベルザブル】を相手に配合すると【デスファレーナ】が誕生するという組み合わせもある。

漫画版の【ドラゴンクエストモンスターズ+】にも登場。名前は「はさ丸」。
出身不明の忍者マスター・スカラベの手持ちの一体。マスターのキャラが濃いため基本空気。

ジョーカー1

自然系のCランク。本編での活躍を考えると高すぎるくらい。
【モルボンバ島】を徘徊しており、ジャングルの雰囲気作りに一役買っている。
一般配合では作れず、【エビラ】【おおさそり】の配合でしか誕生しないが、Aランクのモンスターを使うという完全に誰得な組み合わせである。
【テンションアップ】の特性を持ち、ねむりを無効にする。虫らしくメラに弱い。
所持スキルは【むしのしらせ】

ジョーカー2・2プロ

Fランクに格下げされてしまった。DQ4本編のランクと妥当になった。
密林クリア後、夜にミツが出ている木の近くに出現する。
なぜか前作と配合方法が変わっておらず、自分よりもランクも強さも格上のエビラとおおさそりが必要になる。
テンションアップと【マヒブレイク】の特性を持つ。

さすがにランク差が大きすぎるからか、プロフェッショナル版では【ぐんたいアリ】【ミステリドール】の配合に変更された。
強化で【ふくつのとうし】、最強化で【いきなりテンション】を習得。
こいつ4体で【かぶとこぞう】が、【ゾンビ系】とで【おおさそり】ができる。

テリワン3D

今度はランクがDになった。
野生では出現せず、前作同様【ぐんたいアリ】×【ミステリドール】の配合で作れる。
Fランク同士でいきなりDランクになる為便利だが、片割れのミステリドールはBクラスクリア後の【ほろびの扉】まで行かないと出会えない。無論ミステリドールを配合で作ればよいのだが、数作ろうと思うとジミ~に面倒なのである。
特性は【スタンダードボディ】【テンションアップ】【マヒブレイク】、+25で【ふくつのとうし】、+50で【ライトメタルボディ】
こいつ4体で4体配合すれば【かぶとこぞう】に、そのまたさらに4体配合で【ヘラクレイザー】に、また更なる4体配合でホーンビートルに。クワガタのくせにカブトムシ系にクラスチェンジして成り上がるわけである。
……まあ本作、クワガタのモンスターはこいつしかいないのだが。
 
やろうと思えばこいつやあくまの書を量産することでかなり早いうちからヘラクレイザーやホーンビートルにご対面叶うが、こいつが野生で出ないのが重くのし掛かる。
要するに【あくまの書】込みでも大量に作らねばならず、素晴らしくめんどくさいのだ。【ゴールデンゴーレム】【にじくじゃく】に飽き足らない超絶暇人なプレイヤーは挑戦あれ。

イルルカ

引き続きDランク。野生ではやはり出現せず、配合方法も前作と変わっていない。
素材のミステリドールは【雪と氷の世界】の国境の鉱山に出るが、やはりその頃には(ry…。
【他国マスター】がホーンビートルとかぶとこぞうと共に率いている。カブト虫とクワガタ虫のパーティだ。

特性のテンションアップは【負けずぎらい】になった。
【新生配合】【マヒ攻撃】【メガボディ】化で【AI1~2回行動】【ギガボディ】化で【いきなりバイキルト】、SP版では【超ギガボディ】化で【受け流し】を習得。
おおさそりのランクが変わった事で、あちらの配合には使わなくなった。

DQM3

ラリホービートルとヘルビートルは相変わらず参戦できなかったものの、系統代表として無事に参戦。自然系のFランク。
Fランクの自然系と物質系の系統配合で仲間にできる。野生では出現しないので、配合かタマゴでのみ入手可能。
また【エクサ・アリーナ】のGクラス3回戦のマスターがこのモンスターで、「マス・ビートル」という名前で登場する。
攻撃・呪文すべてが理論値の鉄壁の計算モンスターらしい。なおモンスター自体の賢さ限界値はかなり低い。
ステータス的にはHP、攻撃、守備の高い典型的な前衛型。特に守備力は全モンスター中12位の高い守備力を誇る。
 
特性はいきなりスカラ、ときどきバイキルト、いきなりマホカンタ。Lサイズにすると1~3回行動、ときどきスカラ、【おだてじょうず】が追加される。
特性がいきなり系とときどき系で埋め尽くされており、対人戦であれば少なくともいきなり系は確実に発動するため戦闘開始時からかなりの強化を施された状態で戦うことができる。
Lサイズにするとおだてじょうずのおかげでいきなり系が長持ちするようになり、追加の強化効果を得られるので相性も悪くない。
ただし自己強化系にすべてを費やしている特性構成のせいで、【いてつくはどう】に非常に弱い。
なおSサイズの特性はいきなりバイキルトがときどきに変わった以外はあの【キラーマジンガ】先生と全く同じ。
対人戦ではLサイズにしたうえで、高い耐久力とおだてじょうずを活かしたバッファーとしての活躍ができ、採用率は高くないものの健闘はしている。
 
特殊配合で使う組み合わせは一つのみで、【キラーコーン】と配合することで【キラービー】にできる。

ライバルズ

かぶとこぞうを地形マスに召喚すると2体出現する、トークンカードとして登場。

1/2/2
におうだち

似たようなポジションの【きりかぶこぞう】と違い、コストが1に設定されている。
かぶとこぞうを扱う商人は変身系のカードを多数持つが、変身系カードは使うユニットのコストが高いほど有利になるので、変身元として使うには向かないユニット。
商人が扱う地形マスが1回恩恵を受けると消えてしまう宝箱という事もあって、見ることはあまり無かった。

ダイの大冒険

読み切り時代の「デルパ! イルイル!」では発売前のDQ4宣伝の一環で、金色の【魔法の筒】から呼び出されたモンスターの一員として、この系統モンスターが登場している。
終盤になってから、このとき一緒に登場した【さそりアーマー】系や【ライバーン】系が【魔界】のモンスターであったことが判明したため、こちらも魔界のモンスター扱いとなっている。
 
アニメでは新旧いずれも、「デルパ! イルイル!」該当部分は展開が改変されたために出番が削られた。