人格ストーリー
人格/ウーティス/G社部長
(▌=裁判長)
▌貴殿と連合し、戦争を引き起こした会社を述べよ。
▌…F社、E社。
▌…それ以外は?
子供は知ってる癖してどうして聞くんだという気持ちだったが、それを口にすることで不利になることは痛いくらい分かっていた。
▌…旧L社。
▌それなら、貴殿は今回の戦争の扇動者と共に手を繋ぎ、戦争を引き起こしたことになるな。認めるか?
▌本職は社員としてG社の命令に従ったのみで…!
▌ウーティス課長。
裁判長はしきりに話を遮る子供が気に入らなかったのか、手を静かに上げて彼女を制止した。
▌…課長ウーティス。
▌静粛に、戦争は終わった。それも貴殿達の勝利だった。
▌G社は望み通り、煙の副産物で今後数十年は利用可能なエネルギーを獲得し。
▌これは貴殿に責任を問うたり、罰を与えたりするための場ではない。分かったか?
そんなわけ、子供はそう思った。
勝利したとはいえ、G社連合が都市全体に影響を及ぼすわけではない。
むしろ様々な翼の利害関係が複雑に絡まっていた戦争である分、勝者には大義名分が必要なのだろう。
それなら会社は…適当に後ろ指を差されそうな人を更迭することで、無欠の勝者であるイメージを強固にする戦略を選ぶだろうね。
私ならそうする、子供はそう考えながら…。
▌…承知しました。
人格/グレゴール/G社課長代理
子供はただ、振り下ろしていた。
ずっと振り下ろしていたかもしれないし。
あるいは突き刺したのかもしれない。
子供の胸の片隅には今までの苦労を認めるかのように、一つの階級が乗っかっていたけど。
澄んで力強かった子供の目には、彼方へ沈んで消えてしまったかのように、何の光も見えない。
あの戦争に何の意味があったのだろうか。
絡みもつれた翼間の利権争い?そういうのもあったんだろうけど、この戦いに参加した沢山の子供たちの利権が、その中に含まれていたのだろうか。
あったのなら、良いなと思う。
だって、この子供は何も望まないような顔で、敵の心臓を数え切れないほど貫いているんだ。
ちょっと前までは純粋な顔で誰かに敬礼をしていた子供は、その短かった時を短くない時間として脳裏に刻み込み。
その分、すり減った心は…。
遂に、人を殺して感情をへし折るのが正しいという答えに近付きつつあるようだ。
そう。
それが君のためならば。
それもまた、正解の一つだろう。
台詞
人格/ウーティス/G社部長
人格獲得 | 今この瞬間から、わたくしを見て眉をひそめた者は皆、列外者とみなす。 |
---|---|
朝の挨拶 | わたくしの前では寝坊など許しません。戦時にも暢気に構えていては、絶命日和になってしまいますよ。 |
昼の挨拶 | みんな暢気に飯を食べに出かけることを考えるなぞ…。バスに戦闘食糧を常時備しておくのはどうでしょう。 |
夕方の挨拶 | 最後にまともな睡眠を取ってからかなり経ちました。一度目を閉じてしまったせいで、全てが廃墟になる光景を見てしまいましたから。 |
対話1 | ここで彼に会うとは思いもしませんでした。戦争が終わってすぐに消えてしまった、戦場の英雄…。 |
対話2 | 虫の群れは諦めというものを知りません。突進には一抹の躊躇もなく、死体まで貪り食いますからね。 |
対話3 | 昔の部下たちは…わたくしのハンドサイン一度で生きとし生けるもの全てが皮になるまで、突進を止めませんでした。こことは違ってですね。 |
同期化後の対話1 | 青空には未だ慣れません。空気を自由に吸いながら息ができることも。歓声と怒声で一日が始まらないということも。 |
同期化後の対話2 | 戦闘経験もない者の指揮を受けるということは、わたくしの辞書においては許されないことでした。 しかし…何事にも例外というものがあるということを、なんとか学んでいる最中です。 |
放置 | 団体点呼でも行うべきか…。 |
同期化進行 | イェッサー、ベストを尽くします。 |
人格編成 | 突撃準備完了! |
入場 | 今回の指揮も宜しく願います。 |
戦闘中の人格選択 | 助言が必要ですか? |
攻撃開始 | 突撃します。 |
敵混乱時 | 虚を突けました。 |
混乱時 | チッ! |
敵討伐 | 次はどちらですか? |
味方死亡 | 今日は団体点呼だ。 |
選択肢成功 | 卓越した指揮でした。 |
選択肢失敗 | 全ての指揮が完璧であるなど、あり得ないことです。 |
戦闘勝利 | 虫ケラ以下め。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 認めます。わたくしと張り合えるほどの指揮能力をお持ちですね。 |
戦闘敗北 | わたくしが総指揮権さえ持っていれば…。 |
人格/グレゴール/G社課長代理
人格獲得 | 入社を命じられたグレゴールであります。作戦に共に投入されることになり、光栄です! |
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朝の挨拶 | サー!朝の点呼間、異常ありませんでした! |
昼の挨拶 | お昼時ですね!午後の日課も最善を尽くします! |
夕方の挨拶 | 勤務中異常ありません。サー! |
対話1 | 管理人殿!まだ適応中ではありますが…皆に面倒を見ていただき問題なく過ごせております。 たまにロージャ殿が気持ち悪いといいますが…はは、問題ございません。 |
対話2 | ためらわずに戦います。身体改造を受けるチャンスを運良く得たときから、決心してきました。 |
対話3 | あ、この腕でございますか?自分は自慢に思っております。 無力に戦争を眺めるよりかは…戦争のど真ん中に飛び込めるというのは大きな幸運であります。 |
同期化後の対話1 | 身体改造は…後悔しておりません。しかし…自分は一生民間人の人生へ戻ることはないでしょう。 |
同期化後の対話2 | 近頃は…なるべく何も考えないように努力しております。そうしないと耐えられない気がするのです。 |
放置 | 管理人殿?しばし席を外されたのですね。待機します。 |
同期化進行 | サー!これからも最善を尽くして補弼いたします、管理人殿! |
人格編成 | 光栄です! |
入場 | 最善を尽くして臨みます! |
戦闘中の人格選択 | 課長代理グレゴール! |
攻撃開始 | ご命令通り! |
敵混乱時 | まともに入りましたね! |
混乱時 | うっ…。 |
敵討伐 | 片付けました! |
味方死亡 | より努力してみせます…。 |
選択肢成功 | 管理人殿!素晴らしい戦略でした! |
選択肢失敗 | 信じて頂いたのに…失敗しました。 |
戦闘勝利 | おかげさまです、管理人殿。良い戦術でした。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 管理人殿のおかげで勝利を収めることができました。 |
戦闘敗北 | 戦闘とは…こういうものなのですね。自分には資格が足りませんでした。 |