目次
現実世界における「釣り」
- 餌を垂らして魚を待ち伏せ、餌に食らいついた魚を引き上げて獲る事。
漁の手段の一つであり、広義的には狩りの一種とも言える。
さらには子どもから大人まで楽しめる遊びでもあり、
人によってはスポーツ、究極的には生業とする人も存在する。
- ちなみに釣るつもりがない魚が釣れた場合、その魚は外道と呼ばれる。
- なお、餌を使って魚をおびき寄せて釣り上げるということから転じて、
でっち上げたガセネタなどで他人の目を惹きつけて騙すような行為も「釣り」と呼ばれることがある。
インターネット上では、偽のホームページなどに誘導して個人情報やパスワードなどを騙し取る、
「フィッシング詐欺」と呼ばれる詐欺行為がしばしば大きな問題となっている。
モンハンに於ける「釣り」
- モンハンの世界では採集手段の一つであり、主に魚系の素材を得るための手段。
- 採掘や虫捕り同様、釣り餌となるアイテムが必要になる。
魚が集まっている場所に餌を垂らし、喰い付いた魚を引き上げる。餌に喰いつかれるまでは待ちぼうけである。
垂らしている時間は暇な上に小型モンスター等から妨害を受けると釣り竿をしまってしまい、
他の採集法より面倒くさいイメージが染みついてしまっており、自分からやりたがるハンターは少ない。
しかし非売品の魚系の素材も少なくなく、場所によって釣れる魚も変わってくるため、
楽しんでやろうと思えば結構楽しめる。要するに気の持ちようである。- 喰い付いた魚が離れるとランダムで竿を引き上げる。このため「もう少し待てば目的の魚が喰い付いたのに、
竿を引き上げてしまったせいで釣り損ねた」ということも多く、釣りが面倒くさいという原因の一つとなっている。
- 喰い付いた魚が離れるとランダムで竿を引き上げる。このため「もう少し待てば目的の魚が喰い付いたのに、
- ピッケルや虫あみとは違い、餌を食べさせてから引き上げるという特性のために
一回釣り上げる度に釣り餌となったアイテムは消費される。
また、餌に喰い付いても反応が遅れると餌だけ食べられて逃げられてしまうこともある。
魚影の色や形から獲物を推測し、狙い目以外の魚が近寄って来た時は餌を引き上げて回避するといったテクニックもある。
そうでもしないと餌が無駄になってしまい、欲しい素材を手に入れる前に餌が無くなってしまう。
ちなみに大型の魚ほど旋回に時間がかかるため、先に小さい魚が寄ってくる事が多い。
大型がエサの方を向こうとして旋回を始めた時点で一度引き上げて、すぐにもう一度放り込むと、喰わせやすい。
- フィールドで採れたり店で販売されている餌は、基本的に何でも釣ることができる。
しかしこれは同時に、狙っていない獲物も引っ掛かってしまうという弱点にも繋がっている。
特定の餌と素材を調合すると、ダンゴと呼ばれる練り餌を作ることができる。
特定の獲物を狙う場合はこのようなダンゴを使うという手もある。
ただし対応しているダンゴが存在しない魚も存在することは忘れてはならない(白金魚など)。
ある餌を使うと大型の水棲モンスターを釣り上げることができる。
- MH3では魚ごとに魚影が異なり、更にはダンゴの仕様の変化と水に飛び込んで
魚を追い払うことができるようになったので今までのシリーズと比べて幾分と釣りが楽になった。
尤も、それでも人によっては面倒くさいことに変わりはないが。
- MHP3からはルアー釣りも登場し、釣り餌が無くても釣りができるようになった。
ルアー釣りと言ってはいるものの、やってることは今まで同様浮き釣りであるが…。
疑似餌であるからか、釣り餌を使った時に比べて喰い付いている時間が若干短くなっている。
使用回数は無限だが喰い付きは悪いルアー、消耗品だが喰い付きが良い釣り餌という差別化が図られている。
またフィールドで何度も魚を釣ると、シリーズおなじみの「黄金魚を釣り上げろ」がドリンククエストに追加され、
これをクリアすると「招きネコの金運」が必ず発動するセレブリティーが購入できるようになる。- ただし、MHP2Gまであった農場内での釣り場がなくなってしまい、仕掛け網のみに。
ここから、釣りの影の薄さが加速していく...
- ただし、MHP2Gまであった農場内での釣り場がなくなってしまい、仕掛け網のみに。
- ちなみに近作からは、ダンゴを使っている場合にのみ一匹目に食いついた魚をキープすることができ、
そのまま二匹同時に釣り上げることができる。ネコ飯や装備のスキルで釣り名人を発動しておくと
三匹同時釣りまで可能に。あまりに長時間キープしていると魚が逃げてしまう点には注意。
- MH4からは少し仕様が変わり、小さいものは今まで通り釣ることができるが
ドス大食いマグロ、白金魚、カジキマグロ、古代魚といった大物が掛かった場合、
水面下に表示されるゲージをレバガチャで溜めることにより釣り上げることができる。- MH4Gでは、拠点内に釣りポイントが出現。
不意な金欠対策としてのゼニマス、竜人商人へのチップに使う竜仙魚、
そしてフエールピッケルとの交換にも使えるドンドルマグロなどが釣れる。
久しぶりに、プレイヤーにその存在を示した。
- MH4Gでは、拠点内に釣りポイントが出現。
- MHXではニャンターを操作しても同じように釣りをすることができる。
体格の違いからか、ハンターより釣り上がるまでに結構時間が掛かる。
ついでに言えば、釣り上げた後の喜びのポーズもハンターより若干長い。
但し大物に関してはハンターと全く同じなので、大物の方が早く釣り上がるという不思議な現象が起こる。- ニャンターは釣り餌を使うことができないが、スキル「黄金魚狙いの術」をセットすることによって、
黄金ダンゴと同じ効果を得ることができ、黄金魚系の魚だけが釣れるようになる。
(逆に、このスキルがついているニャンターは普通の魚を釣ることができない) - 今作では魚系アイテムが交易に対応。これにより、ほぼ全ての調合素材を釣りに頼らず補充できる。
ただし古代魚などの一部素材はまだ釣りでしか入手できず、最初の一個は自力で入手する必要はある。
- ニャンターは釣り餌を使うことができないが、スキル「黄金魚狙いの術」をセットすることによって、
- MHXXでは、なんと釣竿を垂らしている最中に釣餌を動かすことができるようになった(参考)。
これにより、不要な魚の喰いつきを能動的に回避できる上、ダンゴやエリアチェンジによる釣場のリセットと
併せて活用することで、「目当ての魚のみを延々と釣る」という芸当も可能となった。
釣場リセットで目当ての魚が出るか否かは依然として運が絡むものの、納品クエストでは
これらのテクニックを活用することで所要時間を大幅に短縮できるだろう。
- MHWorldでは各種ダンゴの使用が過去作における弾の選択と同様の仕様になり、
アイテムベルトに表示されなくなった。
代わりに、釣竿がアイテム欄に配置されるようになり、どこでも取り出せるようになった。
魚が釣れる水場以外でも糸を垂らすことが出来るが、特に意味はない
また、一部の大物を釣り上げる時に「表示される操作をテンポよく行う」
いわゆるQTE*1の要素が取り入れられるようになった。
ただし、実際は◯ボタンの連打回数だけをカウントしていて、必要回数を満たせばいいだけである。
釣り名人をつけて本気の連打すればスティック操作をする前に釣り上げたりも出来る。
連射機能が付いたコントローラーを用いるのも有効。
また新たに「誘いをかける」というアクションが追加。
エサを揺らすことで特定の魚種をおびき寄せる効果がある一方、
パニックを起こして逃げる魚種も多いので釣りたい相手に合わせよう。- 注意点として、エサに反応して向かってくる魚は
どれか一匹が食いつく前にエサを引き上げると全員驚いて逃げてしまう。
ほとんどの場合時間を置けば戻ってくるが、パニックになっている間は当然釣れなくなってしまう。- したがって「目当ての魚が向かってきたけど、別の魚が先に食いつきそう」という状況で
引き上げてしまうと、驚いて逃げてしまい余計に面倒くさくなるので注意。
うまく狙って投げ入れるか、数が減るまで釣りまくるか、専用のダンゴを買っておくのも手だろう。
せっかく目当ての魚が釣れそうなのに、急に高速で寄ってきてエサを奪い取る外道もたまにいるが… - なおハンターが近づきすぎても逃げてしまう。
水場に入って釣る時以外はあまり気にすることはないが、たまに
自分から近づく→ハンターに反応して逃げ出す→また戻ってきて近づく…
のループに陥ってる個体もいたり。しょせんはプログラムなんだと実感させられる。
- したがって「目当ての魚が向かってきたけど、別の魚が先に食いつきそう」という状況で
- また一部の魚は疑似餌に反応する確率がやたらと低いことがある。希少な種類ほど確率が低いようだ。
「誘いに逃げる」タイプの場合、「何度投げ入れても無反応のくせに誘った瞬間マッハで逃げる」
という理不尽を味わうこともしばしば。 - 今作では「捕獲用ネット」というアイテムが実装され、こちらでも魚を入手できるようになった。
ネットに掛かりさえすれば大物でもQTEを経る事なく捕獲可能。
ただし射程が短くすぐ落ちるので、狙った獲物を捕るのは少々コツがいる。
またネットで捕獲できるのは一度につき最大3匹が限界なうえ、
ネットを投射すると成否を問わず周りにいた魚は全て逃げ出してしまう*2。
直接投げ入れなくても、水場近くでネットを使っただけで反応されるので注意。
また、一部の水棲生物は釣り竿ではなくネットでのみ捕獲可能。
- 注意点として、エサに反応して向かってくる魚は
- MHRiseではシステムが大幅に簡略化されており、アイテム欄どころか釣り餌アイテムの類が完全に削除された。
釣り竿を持って徘徊するハンターは見納めとなった。
その代わりに、釣り場には通常・レアの別を除いたそこで釣れる魚全種類が常駐するようになった。
魚を釣り上げると即座に同種の魚が補充され、レア魚の出現判定はこの時行われる。釣り堀か何かだろうか…
釣り場にレアな魚がいない場合は、同じカテゴリの下位の魚を地道に釣り上げ続けよう。- 釣りをしようとするとカメラが釣り場の上から見下ろす視点になり、
どこに釣り糸を落とすかを正確に決める事が出来る。垂らした後は動かせない。
釣り糸を垂らすと近くの魚が寄ってきて2回浮きを突いた後に食いつく。
複数匹突いてきた場合、必ず1番最初に突いてきた魚が食いつく。早い者勝ちである。
浮きが沈み、コントローラーが振動している時にAボタンを押すと釣り上げる。
QTE要素もなく、大物が相手でもとりあえず食いつけば簡単に釣り上げられる。 - 大物以外の魚は運が良ければ最大3匹一気に獲得できる。
魚を釣り上げ、手に取ると同じ種類の魚が即座にリポップする為、
あっという間に所持上限まで入手可能。
黄金魚や錦魚などの精算アイテム扱いの魚は999匹まで所持可能。- これに伴い、レア度の高い魚の出現率も大幅に緩和されている。
全ての種類の魚を釣る勲章もあり、一見面倒に見えるがその気になれば1時間程度で獲得も可能。
そんな時に限ってレア魚がなかなか出てこないのだが。
- これに伴い、レア度の高い魚の出現率も大幅に緩和されている。
- なお、MHR:Sに合わせたVer.10.0.2以降、釣り上げてから魚を懐に入れるまでの間は完全無敵になる。
竿を垂らして魚がかかるまではこれまで通り無防備だが、竿を引き上げてしまえばくらい判定そのものが消失、
ブルファンゴの突進もランゴスタの麻痺刺しも一切無視して魚を確保できるのである。
……さすがにこれを狩猟に役立てようなどという釣りバカハンターはまずいないと思われるが、
なにせ普通に釣って3秒、大物がかかれば*37秒近い無敵時間である。
釣り場到着から魚がかかるまでの数秒を攻撃に合わせられる状況、つまりモンスターが攻撃体勢に入ってから
実際に攻撃が届くまでに猶予がある大技ならばやり過ごすことも不可能ではない。
ヤマツカミの回転攻撃を肉を焼いて避けるがごとく、「襲撃」のテロップを確認して釣り場に向かい、
バルファルクの彗星を大物を釣って切り抜けたら紛うことなき釣りキチ熟練ハンターである。
- 釣りをしようとするとカメラが釣り場の上から見下ろす視点になり、
- MHSTでも一部の水場で釣りが可能。こちらではタイミングよく竿を引き上げることで、
珍しい魚や複数の魚を釣り上げることが可能になっている。
うまくいけば水竜や翠水竜の素材を釣り上げることもできたり…。- ベストなタイミングは浮きが沈んだ直後に、
その上に混乱状態が解けた時のようなエフェクトが出た瞬間。
この時に竿を引き上げると、釣り上げたもののエフェクトがより豪華に輝いて表現されるようになる。 - ちなみに、本作では釣竿はライダーの標準装備の1つになっていて貴重品として持ち歩いており、
完全にルアー釣り一択になっているため釣りエサの類のアイテムは存在しない。 - 魚影で釣れる魚を判断することは不可能になっており、何が釣れるかは完全にランダム。
何度か釣りを行なうと魚がいなくなってしまい釣りができなくなるが、
マップを移動するなどすれば魚たちはまたリポップする。
街や村のなかにも釣りができる場所がある場合があり、やり方は普通のフィールドのものと全く変わらない。
また、釣り場の周辺にライドアクション「水上移動」で飛び込んでも魚は逃げない。
- ベストなタイミングは浮きが沈んだ直後に、
- ところが、なぜかMHST2では釣りがオミットされてしまった。前作の仕様は比較的好評だっただけに残念である。
代わりに水辺や水上にキラキラ光る採集ポイントが存在する場合があり、
調べることで魚系アイテムを手に入れられるようになったが……前作と比較して効率が悪くなったのは否めない。
魚が欲しくて調べても、代わりに鉱石類が手に入ってしまう場合もある。- ちなみに、本作ではガノトトスとその亜種については野生モンスターとして生息しており、
ようやく戦うことで素材を手に入れられるようになった。
- ちなみに、本作ではガノトトスとその亜種については野生モンスターとして生息しており、
余談
- モンハン世界で釣れる魚は、どういう訳か絶命時に爆発、ないしそれに近い現象を引き起こすものが非常に多い。
ざっと挙げるだけでも、絶命時にはじけるイワシ、破裂や爆裂を起こすアロワナ、
拡散するデメキン、発火するカツオやカジキ…と、非常に危険な魚だらけなのである。
そんな魚たちが密集する釣り場は、まさに天然の火薬庫のような状態と言えよう。- 発火はともかく、「爆発」という現象が必ずしも火を伴った現象とは限らない…と言いたいが、
はじけイワシ以外は調合素材としての用途を見る限り、いずれも火が関係しているものばかりであるため、
「火薬庫にはなり得ない」という言い訳は残念ながらできそうもない。 - 水棲モンスターの多くは火耐性が低めなため、もしかしたらこれらを食べて死ぬモンスターもいるかもしれない。
そうでなくとも「絶命時に自爆することで捕食してきた相手に危険性を教え、結果的に自身の種を守る」
と言う進化をしてきた生物は現実にもいる。 - なお、ハンターが釣り上げた場合には手元で爆発したりしないので安心して釣りを楽しもう。
釣り上げてアイテムポーチに入れる際にはまだ生きていると言う解釈で良いのかも知れない。
なお、調合や加工などで使用した場合にもなぜか爆発しない。
こちらは絶命しているのであろうが、爆発させずに加工する術でも身に着けているのか。
うっかり調合に失敗した場合、これだけ爆発や炎上が警鐘されているにも関わらず
もえないゴミになるのだから、さらに不可解である。
- 発火はともかく、「爆発」という現象が必ずしも火を伴った現象とは限らない…と言いたいが、
- MHXXまでに確認されている汎用魚影は7種類存在する。
- アロワナ型: ハレツアロワナ、黄金魚など
- 青魚型: サシミウオ、はじけイワシなど
- 金魚型: 小金魚、眠魚など
- マグロ型: キレアジ、大食いマグロなど
- カジキ型: カジキマグロ、大幻魚イッカクなど
- ザリガニ型: 女王エビ
- シュモクザメ型: イカリオオマグロ
- カプコンで釣りといえば、シリーズ毎に釣りシステムが進化して行き、
ついには釣りゲー専用コントローラーにまで対応したRPG「ブレスオブファイア」シリーズが有名。
またMHXXやMHWではコラボルアーが発売されるなど、時折謎に力の入ったところを見せてくれる。
関連項目
世界観/魚
スキル/釣り
スキル/狩人 - 上記の釣り名人を内包
アイテム/ダンゴ
アイテム/釣りカエル
アイテム/釣りバッタ
アイテム/釣りフィーバエ
アイテム/釣りホタル
アイテム/釣りミミズ
アイテム/イレグイコガネ
クエスト/モンスターフィッシングG
登場人物/たそがれの釣り人