モンスターが弱ったときに示す一般的なアクション。
目次
概要
- 主に瀕死となったモンスターが休眠エリアへと移動する際に見せる行動。
しかし、必ずしも逃走につながるわけではなく、足を引きずったと思いきや
いきなり攻撃をかましてくることもある。
これは逃走ではない通常の歩き行動も足を引きずるモーションに差し替えられているためである。
戦闘中に歩行を多用するグラビモスなどでよく見られる。
種別による差異
- プライドが高い、あるいは凶暴なモンスターはハンターの前では足を引きずらない。
この特性は特にディアブロスの印象が強いか。
また、イャンガルルガもハンターと対峙しているときは足を引きずらなかったが、
MHXからはハンターの前でも足を引きずるようになった。
- 足引きずりに限らず、ガレオス、コンガ、ブランゴ、ガミザミ、ヤオザミなどの
小型モンスターも弱ったときにはアクションをする。
ただし、これも体力をそこまで絶妙に削らなければ見ることができない。- 何気に、捕獲も不可能で休眠もしないアカムトルムやウカムルバスでも足を引きずる。
結構珍しい光景なので見ることができたらラッキーと思おう。 - その他の超大型モンスターは足を引きずらない。
その代わりに流星群を降らせたり、極太ブレスを連射したり、30秒毎に即死攻撃を放つようになったり、
一昔前ならとんでもなく堅くなったりとそんな隙を見せる所かむしろ厄介さが増す物も多い。
そもそも前者二体は引きずる足が無い。
- 何気に、捕獲も不可能で休眠もしないアカムトルムやウカムルバスでも足を引きずる。
- いわゆる「ドス鳥竜」は意外にもMHP2G以前は足を引きずらなかった。
彼らがこの行動を取り、休眠する様になったのはMH3以降になってからである。- ドスファンゴはMHXXになっても足を引きずらない。
ではどうするかと言うと、普段は突進モーションで猛ダッシュでエリア移動するが
瀕死時はトコトコ歩いてエリア移動し、休眠を取る。
傷付いて走れないのは分かるがもう少しどうにかならなかったのか。
ちょっとかわいい。 - ウルクスス、ラングロトラ、ウラガンキンなど、
普段歩行せずにエリア移動するモンスターも瀕死になると足引きずりになる。
あそこまで弱るといつもの体勢を維持できないのだろう。
え?攻撃としては普通に使ってくるって?
- ドスファンゴはMHXXになっても足を引きずらない。
- ジンオウガやボルボロスの移動は足を引きずっているとは思えない程早く、
ハンターが全力で走ってもまず追い付けない以前に納刀している間に引き離される。
強靭な脚力は弱っていても健在な様だ。
- 水棲のモンスターや一部モンスターの逃走は足を引きずらないため、
ビジュアル的になかなか新鮮且つ印象的。- 水中を移動する海竜種は、呻くような鳴き声を上げつつ身体を傾けながら泳ぐ。
如何にも衰弱しているといった感じだが、遊泳スピードはなおハンターのそれより速く、
特にラギアクルス種のそれは全力で平泳ぎしても余裕で引き離される。流石は大海の王である。 - ハプルボッカがよろける様にして砂を泳いでエリア移動するのに対し、
ドスガレオスは地上でこそ足を引きずるものの、砂の中では何時もと変わらぬ動きで移動を図る。
ハプルは地上を歩く事が無いのでその代わりと言った所か。 - 異形で知られるギギネブラは天井を這いながら足引きずり相当の動きを取る、
という無駄に器用な挙動が確認出来る。 - 魚竜種であるガノトトスも、陸上では普通の飛竜と同じく足を引きずるが、
水中に飛び込むと身体をくねらせながら泳いで逃走を図る。
体型が体型だけに、海竜種よりもかなり魚っぽい。鳴き声もなかなか特徴的。 - 移動に足を用いないガララアジャラも、これに相当するアクションを見せる。
しかし普段から蛇行して這いずってる上、早々に地中に潜って移動してしまうのでとても分かり辛い。
呻き声を目印にするといいかもしれない。 - セルタス種やネルスキュラもフラフラしながら移動するが、足は引きずらない。
- ベルキュロスは、飛竜であるが呻きながらゆっくりと飛行しつつ逃走を図る。
この飛行しての逃走はかなり速く、追撃を加えて怯ませることが不可能に近い
(飛んでいるので剣士は特に顕著である)。
ちなみに地上にいた場合は普通に足を引きずる。
- 水中を移動する海竜種は、呻くような鳴き声を上げつつ身体を傾けながら泳ぐ。
システム面の仕様等
- 足を引きずっている最中は怯み耐性が随分と上がっており、
何度も攻撃しても止められず逃走を許してしまうことが多い。
何としても生き延びようというモンスターの最後の意地なのかも知れない。
- なお、引きずっている最中に足元に近づくと微量のダメージを受ける。
スーパーアーマー中だと地味に痛いので注意しよう。- 同時に、攻撃判定があるということはカウンター判定を発動条件とする大技を比較的安全に狙えるチャンスでもある。
- 捕獲の際はこの行動が一つの指標となるが、
これを待っているうちにうっかり討伐してしまうことも時々起ってしまう。
特にモンスターの休眠エリアで戦ってると起こりがちである。
また、塔などでモンスターがエリアチェンジをしない状況の場合は、
足引きずりを滅多に見せないためあまり目安にならない。
MHP2Gでのディアソルテ(マ王)などでは足を引きずってもまだ捕獲可能HPになっていない場合も多く、
勇み足で捕獲を試みようとしても無駄足に終わる事があり、捕獲の見極めのスキルを付けることが推奨された。
流石にMH3以降のシリーズではこのような紛らわしい動作をするモンスターはいなくなった。- モンスターによっては休眠エリアでなくとも討伐間近にまで体力を削らないと足を引きずらない。
その場合削るつもりで拘束してラッシュをしかけたりすると、
討伐してしまうケースが普通に起きる。
特殊個体はこの傾向にあり、とりわけ必ず捕獲依頼が存在する二つ名持ちモンスターは、
内容が内容だけにちょっとした騒ぎになる事態にまでなった。 - MHWorldでは瀕死状態を示す目印として、足引きずりの他に
マップ上のモンスターのアイコンにドクロマークが付くようになった。
ただし初めから解禁される仕様ではなく、痕跡を集めてガイドレベルを上げる必要がある。 - なお、MH4Gのとあるクエストでは足引きずりに関して特殊な事情がある。
詳しくはリンク先を参照。
- モンスターによっては休眠エリアでなくとも討伐間近にまで体力を削らないと足を引きずらない。
- MHRiseではハメ対策の関係か、地上を走ってエリア移動するモンスターは逃げ足が非常に早くなった。
始めはいつものペースで足を引きずるものの、ちょっと歩くとターボ化でもかかってるのかと言いたいくらい
追いつけない程に超高速で足を引きずりながらエリア移動を行う。
序盤のアオアシラやオサイズチが高速移動しているのをみて驚いたハンターも多い。
幸いエリア移動先は地図に描いてあるので、ファストトラベルを使って先回りしてしまうのがいい。- 厳密にいえば逃走モーションはそのモンスターを操竜した際の移動モーションと同じ。
操竜はハンターに操られて身体を無理矢理動かされているという感じで、
こちらは自分の意思で傷ついた身体を無理に動かしていると言ったところだろうか。
- 厳密にいえば逃走モーションはそのモンスターを操竜した際の移動モーションと同じ。
余談
- あくまでモンスターが衰弱した様子を表現する為のアクションのため、足を一切攻撃していなくても足を引きずる。
神経などが集中した頭にダメージを受けて足を引きずるのは頷けるが、
たとえ翼や尻尾の先端だけを攻撃し続けても引きずるのは足である。
大量出血で足に来たとでも言うのか。
- 著しく移動に支障を来している筈だが、歩行以外の行動は普通に行う。
空だって飛ぶし、穴だって掘るし、大猿型牙獣やジンオウガ、タマミツネらに至っては、
直前まで引きずっていた足を使って凄まじい跳躍&着地を見せてくれる。
本当に弱っているのか?- MHWorldでは攻撃行動はそのままだが、飛行してエリア移動する際も若干よろけた動きとなっている。
不安定な飛び方で古代樹の森の最上部まで飛び去るリオレウスは本当に弱って(ry
- MHWorldでは攻撃行動はそのままだが、飛行してエリア移動する際も若干よろけた動きとなっている。
- グラビモス亜種やドボルベルク亜種など非常に体力の多いモンスターの場合、
足引きずり行動はほぼほぼ詐欺行為のこともある。
もう少しで討伐できると思ったら何分もかかってしまった…という経験も多いのでは。
アォンアォン言っている矢先に3オチ…というこちらが足を引きずりたくなる状況も起こりうる。
- ご存じの通り我らがハンターは、どれだけ体力が減少しようと強化あるいは弱体化する事はあっても、
足を引きずる様な事はない(しかも弱体化の理由は精神的なモノっぽい)。
尤もこれはプレイヤーハンターが"ゲーム的な都合で絶対に負傷しない"だけである。
MH4でゴア・マガラに追い詰められた筆頭ランサーが足を引きずってルーキーに支えられていた様に、
ハンターの動きに支障を来すのが本来の姿であろう。
要するに主人公補正。
ゲームと世界観とで、最も乖離している要素の1つかも知れない。