スキル/気配

Last-modified: 2024-03-14 (木) 12:44:10

MHXX以前に存在していたスキル系統の一種。+10で隠密、-10で挑発が発動する。
また、マイナスの方が戦術的に応用が利くという珍しいスキルでもある。

目次

概要

  • スキルはヘイトの上昇率に作用する。
    隠密はヘイトの上昇を抑えてモンスターから狙われにくくなる。
    挑発はヘイトの上昇を強めてモンスターから狙われやすくなる。
    ソロでは効果が無いが、オトモアイルーやチャチャが居れば一応効果は発揮される。
  • MH2とMHP2では、装飾品で隠密を発動させたり挑発を消したりするには「潜伏珠」を使うしかなかったが、
    潜伏珠は1スロットで1ポイントしか付かないため効率が悪かった。
    マイナスポイントはそこまで困らない地図のため、慣れればそこまで大きな問題は無かったが。
    MHP2Gからは1スロ2ポイントかつマイナス無しの「忍脚珠」が新たに加わり、
    晴れて5スロスキルの仲間入りを果たした。
    MH3以降は忍脚珠の作成が楽になり、潜伏珠の方は役目を終えたのかオミットされている。
  • 隠密は自分が狙われにくくなるため、間接的に生存率を上げられる。
    といってもそんなに大した効果ではなく「なんとなく攻撃頻度が減ったかな?」という程度。
    普通に攻撃していればヘイト上昇は免れず、攻撃頻度が上がる筈の味方メンバーすら気づかないことも。
    特にガンナーは狙われない時間が増えるほど射撃頻度が増え、
    ヘイト上昇もより大きくなるので結局殆ど効果は無い。プラススキルが挑発、マイナススキルが隠密で良かったのでは
    隠密が発動する防具はナルガシリーズや黒子シリーズなど、体色が黒いモンスターから作られた防具が比較的多い。
    暗い場所で見えづらくなるという特徴も反映されているのだろう。
    • 広域と合わせて何故か「狩猟笛と相性が良いスキル」と勘違いされる事が多い。
      実際にやってみると分かるが狩猟笛の演奏のヘイト増加量は膨大であり、たとえ隠密をつけた所で
      焼け石に水もいいところであり、安全に演奏できるという事は一切ない
      むしろ後述のハンマー同様、挑発を付けたほうが役に立つのではないかというレベルである。
      • なおこれは演奏システムが変化したMHP3以降の話であり、
        演奏状態*1を長時間維持しなければならなかったP2G以前は、
        攻撃でヘイトを稼ぎすぎないようにする意味はあった。実感できるほど効果があったかどうかは別として
        少なくとも挑発が発動してしまっていては自己強化さえおぼつかない事態に陥る可能性もある。
  • 一方、マイナススキルである挑発は比較的に効果を実感しやすい。
    手数の少ない武器でもモンスターから近寄ってきてくれるのがわかるだろう。
    そのためマイナススキルの中では珍しく、使いようによっては有用なスキルである。
    自分に注意を引きつけやすくすることで仲間への攻撃回数を少なくできるという効果が期待でき、
    モンスターの次の行動が読み易くもなる。
    そして、仲間に向けられた攻撃に巻き込まれるという別の危険も減るだろう。
    更に変わった使い方としては発動者含めた誰かが罠を仕掛けた時
    このマイナススキルを利用して誘導役を担うと言う手もあり、利用法は少なくない。
    捕獲の見極めと組み合わせればより素早い捕獲が可能となるだろう。
    無論、自分が攻撃を喰らいまくって力尽きてはまるで意味がない。
    ハメ殺しを誘発する恐れがあるので使いこなすには回避に自信がなくては不可能。
    マイナスと言うより上級者向けのスキルと言える。
    ただ、ソロ中心でプレイしてきたハンターにとっては
    パーティでも従来通りの戦いがしやすくなり、立ち回りがよくなることも。
    • 特に一撃重視型のハンマーや大剣等を使う際には、
      狙われやすくなる=相手がコチラに正対しやすくなるため、
      振り向きに合わせて顔面に溜め攻撃をブチ込みやすくなるプラススキルに変わる。
      ハンマーや狩猟笛はスタン効果も発動させやすくなるのでなおさら相性は良い。
      狙って発動させるのは中々に難しいが、あって困る物でもないので使ってみてもいいだろう。
    • 挑発が発動する防具は金色シリーズやジンオウシリーズなど、派手な見た目の防具が多く、
      これらの防具は前述の大剣やハンマーなどと相性が良い場合が多い。
      これらを活用するのももちろん有効。
    • わざと挑発を付ける場合、全開珠を使うことになるだろう。
      その場合、大体のケースで力の解放もセットでついてくることになるが
      これまた会心率上昇の恩恵が非常に大きく、スタミナ管理も重要となるハンマーにとって有用である。
      力の解放の発動条件の一つにたくさん被弾することがあることも追い風となる。
      この副産物も含め、挑発は特にハンマーのためにあるスキルと言える。
      入手難度は高いが、気配のポイントが-10のお守りが出ることもあり、運良く手に入れた場合は活用できるだろう。
    MHFではこのベクトルに特化したスキル「煽動」も存在する。
  • MHXではハンマーの狩技「大挑発」や食事スキルの「憎まれ上手」など、ヘイトを上げる手段が増えた。
    武器によってはカウンター専用の狩技やブシドースタイルもあるため、それらとの組み合わせで効果を活かしやすくなる。
    また、気配のマイナスポイントを持つ装飾品として狩技ゲージの溜まりが早くなる
    明鏡止水が発動する無心珠も登場した。
    ただし全体的にスロット数の少ないMHXでは装飾品だけで発動させるのは難しい。
    MHXXで追加された装備ではスロット数が大幅に増量され、装飾品での発動もやりやすくなった。
  • いずれにしても言えることは
    ソロだと全く意味は無く、パーティでも他の仲間が狙われやすく、もしくは狙われにくくなると
    プラスにしろマイナスにしろ裏があるスキルであると言うことを理解しておこう。
  • ライトボウガンはサイレンサーも併用してヘイト上昇をより抑えることが出来る。
    MHXから登場した武器内蔵弾の痛撃弾と遠撃弾は非常に長い射程とクリティカル距離を持っており、
    弾性能を活かした立ち回りをすることで(PT時では)大型モンスターから殆どターゲットにされなくなる。
    咬弾チェイサーなど隙が大きくクセがあり、普通に使う分には使いづらい武器でも真価を発揮できるようになる。

関連スキル

ネコの憎まれ上手

  • MHXから登場した食事スキル。
    効果は挑発と同じ狙われやすくなるといったもの。
    挑発と重複はしないため二つ合わせて狙われ率をさらに上げる、といったことはできない。
  • ちなみに隠密と同じ効果の食事スキルの方は存在しない。

余談

  • MHWorld以降は本スキルは未登場となったが、
    別物ではあるが響きのよく似ているスキルとして「潜伏」と言うものが登場した。
    • ちなみに対応する装飾品は「潜伏珠」。
      何とこの名称はMHP2G以前にあった、気配に対応していた装飾品と全く同じものである。
  • MHW:Iから追加された「陽動攻撃(陽動)」スキルは挑発に近い効果を持っており、
    マイナススキルから正規のスキルになったような形である。
    隠密の方は存在しないが、パーティで示し合わせて「付けるメンバーと付けないメンバー」を予め決めることで、
    結果的に狙われやすさに差をつけやすく改良された形となっている。

関連項目

システム/ヘイト
スキル/陽動
スキル/煽動
スキル/裏稼業 - 隠密に加え、装填数UP調合成功率+20%が発動する複合スキル。


*1 後の演奏に比べてヘイト上昇は穏やかだった。もっとも新システムの演奏に比べれば、ではあるが