青熊獣の腕の素材を用いた槌。
元より剛健な素材に鉄を加え、
質量と破壊力を兼ね備える。
(ステグマ【壱之型】)
非常に堅牢な素材を使用して、
強化を施された青熊獣の槌。
剛腕を打ち下ろし大地を穿つ。
(ステグマ【弐之型】)
青熊獣の選りすぐりの素材を
用いた剛槌。山の主の猛々しい
雄叫びを想起させる迫力。
(ステグマ【参之型】)
MHRiseにて初登場した青熊獣アオアシラのハンマー。
目次
概要
- アオアシラ自体の登場は2010年のMHP3で、
MHRiseまでの間に10年以上の期間があるがハンマーは作られていなかった。
紅兜の二つ名武器でもハンマーは作られなかったので、青熊弓とは違い新規デザインである。
- 外観はアシラネコシリーズの「アシラネコトゲ棍棒」と似ている。
MHRise
- 下位時点での最終強化であるステグマ【壱之型】IIの性能は、
- 素材に必要なマカライト鉱石が掘れる砂原に行ける時点では最強の攻撃力130
- アオアシラ武器らしく無属性
- 並程度の斬れ味黄色
- 会心率、防御ボーナスはなし
性能を比較するとステグマ【壱之型】IIの攻撃力を10下げて会心率を-10%にした代わりに
安定した黄色斬れ味と+5の防御ボーナスを手に入れたのがドラグロハンマー。
二つを比べて攻撃力が高い方を選びたくなるのがハンマー使いの性だが、
今作のハンマーは手数もそれなりに出せるため長大な斬れ味はそこそこに魅力的である。- 下位時点であっても黄色ゲージの長さで張り合っている時点で察せるが、かなり序盤で強化が終わってしまう。
里クエの難易度で言えば★6まである難易度の中で★3で終わるという道半ばっぷり。
次の強化は上位突入までお預けである。★2で塩漬けになるイズチハンマーよりはマシか
- 上位のアオアシラを狩猟することで最終強化であるステグマ【弐之型】に強化できる。
その性能は、- 上位★4時点では最強の攻撃力180
- 実用範囲の緑ゲージ
- 会心率は得られなかったがLv2スロットを1つ獲得
- 百竜強化は「攻撃力強化III」「防御力強化II」「小型特効」
さらに下位のティガレックス装備の胴と腕で発動できる鈍器Lv3の効果により、さらにそのポテンシャルを伸ばせる。
同じ無属性だが会心率を持っているピコ・プリリーレやヴィンゼルハンマーと競合するが、
上位のスタートダッシュを決めようとするハンターの大きな一助となってくれるだろう。
- しかし、ステグマ【弐之型】の力を借りて意気揚々と上位★5に登ると無情な現実が待ち受ける。
- ステグマと同じ攻撃力で青ゲージまで得たウォーバッシュ
- ステグマと同じ攻撃力で短い青ゲージの他にスロットLv3まで持っている天具・五鈷の槌II
- ステグマと同じ攻撃力でLv1スロット2つに麻痺属性が付いた鬼鉄丸II
- ステグマを超えた攻撃力を持つヘヴィロックボーン、バサルバッシュ、ゴシャベチャIIとボルボスクラム
百竜強化で攻撃力強化IIIを付けて強化しようにも、攻撃力強化持ちも鉄蟲糸技強化持ちもいるという有り様。
せめて一時でもお世話になった事に感謝しながらボックスにしまってあげよう。
★4突破という短い時の中を駆け抜け一瞬で消えていく様は正に流星の如し。
MHR:S
- 傀異化した骨を使用したステグマの最終強化、ステグマ【参ノ型】の性能はというと、
- 無属性武器の要、攻撃力は340
- 斬れ味は長い青ゲージにほんの少しの白ゲージ、匠で延長しても紫は出ない
- スロットは【弐ノ型】から少し増えてLv2スロットとLv1スロットが1つずつ
- 百竜装飾品スロットはLv1
斬れ味の素の白ゲージは短いが次の青ゲージが長いため、今作で一考の余地がある研磨術【鋭】適正はない。
そもそも紫が出ないため、最高のパフォーマンスが出せないというのが実情である。
- そんなステグマ【参ノ型】のサンブレイクでのライバルは骨素材系ハンマーのアトラスモール改。
性能はというと、素の白ゲージを10短くしてスロットがLv3を1つにしたステグマ【参ノ型】といったところ。
丸被りもいいところだが顕如盤石や剛心、緩衝が登場した現在ではLv1スロットの価値が上がっているため、
Lv2~3装飾品の自由度があるアトラスモール改とはこのあたりで差別化ができていると言える。
最終強化で手に入れたLv1スロット1つで命を繋ぐあたりギリギリを生きている
- 攻撃力340で会心率0%のハンマー、というのは一種の分水嶺となっており、
これ以上に攻撃力が高いハンマーはもれなく-15%~-25%のマイナス会心率か、素緑~青という斬れ味の枷がかかる。
同じく攻撃力340で防御+30と匠5で紫が出る個性をもらったボルボモメンタムが会心率-5%だったり、
豊富なスロットの代わりに運用方法にクセがある巨塊鎚ゴルニルなどを見るに
これを越えると会心率にペナルティが付くと思われる。
「どうしてもマイナス会心の補填にスキルを割きたくない」というハンターになら選ばれる事もあるかもしれない。
なお、サンブレイクではスキルやオトモで会心率を盛りやすい環境ではあるし
攻撃力340ラインはあくまでも物理性能の話なので
作成難度を考えなければスロット数が同じ蛮炎槌ロギンスフィリ改とステグマを比べる事になるのだが
余談
- アシラ武器の多くは青熊+武器種名という名前になっていることが多いが、
この武器はその命名規則には従っていない。
代わりに、同じ打撃武器である狩猟笛のドラグマ【〇式】を意識した銘となっている。
- 名称についてだが、ドラグマと同様に「グマ」は熊が由来と思われるが、
「ステ」については少々わかりにくく、いくつか考えられる。- アオアシラの腕の甲殻を分かりやすく用いたデザインから考えると、
「素手」が由来と見られるだろう。一般には「すで」と濁点が付くが、
素手(ステ)での喧嘩(ゴロ)を指す「ステゴロ」という言葉はそれなりに有名だろう。
鉄仕込んでるとかこれ自体が武器とかツッコミたくはなるが - 語感と打撃武器という点から考慮すればアイヌ民族が用いていた棍棒「ストゥ」がある。
ストゥは制裁棒とも呼ばれ、罪人に対して処罰を加えるために使われたほか、
先端に鉄片を装着して戦闘用の武器として利用されることもあったようだ。
ただ、ドラグマの由来が「銅鑼」ということを考えると、
突然アイヌ語に変わるのは少々不自然か。 - 単なる発音の近さで考えられるものとすれば、
手や足にイエス・キリストのものを思わせる痣が浮き出て血が流れ出す事もある、
聖痕とも呼ばれる現象の「スティグマ」という語がある。
決して(すぐに)捨て(られる)熊ではない…多分
- アオアシラの腕の甲殻を分かりやすく用いたデザインから考えると、