目次
概要
- 岩竜バサルモスの素材で作られたハンマー。
バサルモスが成体になる前の一番固い顔の甲殻を使用している。
- バサルモスの頭部そのものといったヘッド部分にベルトが巻き付けてある。
その様は轡(くつわ)と呼ぶのが適当か。
性能
MH2
- 初登場。バサルモスから剥ぎ取られた素材で作られて…いない。
なんと太古の大きな塊から時々出てくる装備という扱いである。
おそらく全バサル武器の中でも最も入手困難な一品である。
- 掘り出された段階ではバサルブロウ。
未強化ながら結構使える性能で、攻撃力832にそこそこの緑ゲージ持ちである。
MHP2(G)
- 今回は普通に龍頭蓋棍からバサル素材で作られる。
このルート以外の入手手段はない。
- 強化に岩竜の翼が必要だが、新たに防御UPの特性が加わり使いやすくなった。
下位から作れるが生産に古龍骨が必要なので、使えるのは遅くなる。
- 決して悪くない性能ではあるが、
前述の生産ルートもあり作るのが面倒なこと、
上位のバサルバッシュでも匠で僅かな白しか付かないこと、
ライバルの多い無属性ハンマーであること、
MHP2Gでもバサルバッシュどまりなことから採用率は低め。
本気で存在を知らない人もいるだろう。
- ウカム後にはG武器版のバサルバッシュGが作れる。
全ハンマーでも最高クラスの防御+36を持つ…のだが、
攻撃力1352で会心率0%、匠で短い紫20にスロット0とG級ハンマーとしては話にならない性能なので、
お呼びがかかることは少ない。
岩竜の涙5個を使う価値があるかというと…。
MH4
- バサルモスと共に復活。クックピックからの強化で手に入る。
やはり攻撃力は高いものの、斬れ味はアレ。比較的序盤から作れるので使えないことはないが……。
- また、バサルバッシュからは亜種素材を用いた新ハンマーに強化可能。
最終強化の名前はジェム=ヘッド。ピンクの鉱石が攻撃の要なので、欲に負けて取り外してはいけないらしい。
一歩手前のオア=ヘッドならば一発生産も可能だが、バサルバッシュからの強化で作れば岩竜の涙を回避出来る。
性能としては順当に攻撃力や防御力ボーナスが増え、スロットも1つ追加されて2になっている。
ただし、ジェム=ヘッドまで強化しても素の斬れ味は緑止まり。
一見ネタか……と思いきや、匠発動で長大な白ゲージが出現する。
さらに覚醒で睡眠属性320が付加されると言う大幅な強化を受けた。
この両スキルを整えるとマスタークラスターを上回り、本作最強の睡眠ハンマーとして君臨することが出来るだろう。- 覚醒と匠で大化けするハンマーという意味で、
前作の震撃鎚グロンド・ギガ枠に相当すると言える。
さすがにあれほどの大暴れはできないが。
- 覚醒と匠で大化けするハンマーという意味で、
MH4G
- 続編のMH4Gでも勿論続投。G級素材を投入し、ジェム=ヘッド改を経て最終強化のメテオ=ヘッドになる。
前作ではスキルさえ揃えれば強力な睡眠ハンマーになることが出来たが、
今作でもやはり同様の立ち位置にある。……いや、あったのだった。- 気になるその性能だが、
- 決して高いとは言えない攻撃力1352
- 素でやや短めの白ゲージ、匠を付けると紫10が出現
- 相変わらず覚醒必須の睡眠属性値400
- 剣士としては低めだが、あって嬉しい防御力+35
- 上位と変わらぬスロット2
- 気になるその性能だが、
- ただ、匠で紫ゲージ10と言う数字から、相対的に見て前作よりは大分斬れ味が劣化してしまっているので、
MH4のように物理性能と属性値を両立したハンマーとしては厳しくなっている。
それ故に今回は属性値よりの運用が主体になってくるだろう。
因みにMH4Gではラスボス武器に睡眠属性ハンマーが追加されているが、
あちらは完全に物理よりのハンマーに微弱な属性値が付いた代物なので、差別化は容易。
問題なのはネルスキュラ武器のネルシュトロレイドの方である。
前作と異なり、あちらは会心率込みの物理期待値が大幅に上昇した為に、
メテオ=ヘッドの物理期待値を倍率で僅か1ではあるが上回ってしまっているのだ。
加えて会心率+35%と言う点により、爪護符やスキル、今作で追加された新システムの極限強化で
攻撃力を上昇させた際に、此方よりも恩恵が大きくなると言うのも見過ごせない。
ただ、属性値では新スキル込みでも覚醒したメテオ=ヘッドに劣る為、睡眠特化型ハンマーとしての
運用ならば充分に活路を見出せる……はずだった。
- 2015年の7月30日にイベントクエストである『ハンター日誌 怪鳥の回』が配信されたことにより、
状況は一変する。
あろうことかこのクエストの報酬にて、全ハンマー中単独トップの睡眠属性値を持つおやすみベアが
製作可能になってしまったのである。
あちらは覚醒不要で睡眠属性430を有し、斬れ味も紫ゲージの都合でメテオ=ヘッドを僅かに凌駕する。
防御力ボーナスやスロットがなく、素の攻撃力は1300と此方に劣る点もあるものの、
覚醒必須である時点でスロットによる差別化は死んでしまっているし、攻撃力の違いに関しても
倍率でたったの10しか変わらない。
なので睡眠特化型運用をするのであれば、クマさんのぬいぐるみで充分と言うことになってしまったのだ。
そしてトドメが製作時期である。
メテオ=ヘッドへの最終強化にはG2から入手可能な黒鎧竜の重頭殻やコスモライト鉱石が必要になってくるが、
おやすみベアは専用素材と大長老チケットに、ケルビなどから取れる極上の毛皮だけで製作出来る。
そして『怪鳥の回』はG1から受注可能……。もはやこれ以上は何も言うまい。
ただし、向こうはレア度10のため極限強化に大極竜玉×3が必要だが、こちらは極竜玉×3で済む。
- この関係は何処となく、MH3Gの王牙剣を髣髴させる。
ぬいぐるみにポジションを奪われたバサルハンマーは泣いていい……。
MHXX
- 今作はバサルモス亜種も覚醒も不在のため、無属性武器に戻されている。
- 龍頭蓋棍LV2からバサルブロウに派生させることで作成可能。
G級素材を用いてバサルバッシュLV3を直接生産することも可能だが、
入手が面倒な重竜頭殻を3つも要求されるので、こちらの方法はおすすめしない。
- 究極強化は「擬鎚バサルモス」LV5。
性能は- 攻撃力330
- 防御+20
- 斬れ味は白20、匠+2で紫10
- スロット無し
上位互換の武器があることと、作成に岩竜の天殻を要求されることがネック。
MHRise
- バサルモス復活に伴いこの武器も復活。
ボーンハンマーIIからの強化になりバサルバッシュになった末、
外様であるレッドビートIへと強化される。
- バサルバッシュの性能は
- 上位バサルモス登場時点では高めの攻撃力190に会心率0%
- それなりの緑に短い青、匠で出るのも全て青
- 防御ボーナス20
- Lv1スロットを1つ
- 百竜強化で防御力強化II、攻撃力強化III、鈍刃の一撃
今作はバサルバッシュ作成時点だと匠で青ゲージを出すのが難しいため、
火力を求めるならば専ら鈍器運用が中心になるだろう。
- 制作時期的なライバルはウォーバッシュ、ヘヴィロックボーン、サイクロプスハンマーII辺りだろう。
- ウォーバッシュは攻撃力こそ10低いがそれなりの青ゲージを持ちスロットも同等。
あちらは竜玉を1つ要求されるが、こちらも岩竜の涙を要求されるため難易度は似たりよったり。 - ヘビィロックボーンは匠で青が出ない、スロットがないなどパッと見は弱いが攻撃力は同じ。
それでいて攻撃力アップIVの百竜強化を持ち、素材が全て骨なのでこちらより圧倒的に製作難易度が低い。 - サイクロプスハンマーIIは若干制作時期が遅れるが、圧巻の攻撃力220を誇る。
こちら同様緑ゲージを備えるし、ボーンハンマーから育てていればやや弱いが攻撃力強化IIの百竜強化も可能。
それでいて製作難度はヘビィロックボーン同様高いものではない、と恐るべき強敵。
- ウォーバッシュは攻撃力こそ10低いがそれなりの青ゲージを持ちスロットも同等。
- 下位時点だと、バサルモス狩猟解禁直後は攻撃力120に短い緑持ち、レア素材も不要となかなか。
二段階目の強化では角竜の甲殻と岩竜の翼が要求されるが下位では高い攻撃力160に少し伸びた緑ゲージと
ヒドゥンブレイカーIを12%程上回る期待値を持つ。
が、各強化時期と性能で見ると一段階目には天具・五鈷の槌Iが同攻撃力ながら斬れ味の長さで優れ、
二段階目にはサイクロプスハンマーIが斬れ味の長さと作りやすさで勝る。
天具は特に序盤ではビシュテンゴが強めなのもあり敬遠されることもあるが、
サイクロプスハンマーはほぼ同じ性能ながら岩竜の翼が要求されない点で優秀である。
このように各強化時期でより扱いやすい同期がおり、作成出来るランク帯での最良とまではなりにくい。
また、サイクロプスハンマーにも言えるが作成時期が下位で強化可能とはいえかなり遅い段階。
今作は特に村クエストの消化でも上位に昇格することが可能であることも追い風となり、
攻撃力で同等以上、斬れ味も百竜強化も会心率も優れる上位序盤のハンマーも強敵になりうる。
- では作る価値がないかと言われるとそんなことはない。
本作における強化システムの一つ、百竜強化。これは武器によって付与出来る百竜スキルが3つ決まっており、
一発生産したレッドビート派生では付与出来ない攻撃力強化III、
同様に一発生産したゴシャベチャ派生では付与出来ない攻撃力強化II、
これらをバサルブロウ派生の段階で付与してから派生させることで百竜スキルを引き継ぐことが出来る。
外見こそ残らないが最終強化武器の性能を底上げしてくれる為、派生元として重要な立ち位置にある。- 但し、レッドビート派生は最終的にフラカンで攻撃力IIIを入れられるようになったため、
ゴシャベチャ派生の攻撃力強化にのみ価値がでてくるだろう。
- 但し、レッドビート派生は最終的にフラカンで攻撃力IIIを入れられるようになったため、
MHR:S
- 時は流れてMHR:S。
前作では派生元として役目を終えていたボルボロイボルゼオやクイーンエテノルクは無事に復活を果たし、
それぞれ有力な武器として華々しい活躍の場を与えられる事に成功していた。
…が、どういう訳かバサルバッシュは復活しなかった。
さらに言うと、大型モンスター武器としては唯一MR強化がない武器となっている。
本作では百竜スキル周りの仕様変更で、攻撃力強化を引き継げる派生元としての価値も消滅したこともあり、
派生元として役目を終えたハンマーの仲間であるヘヴィロックボーン共々涙を飲むことになったのであった…。
派生元として消滅した武器の仲間入りを果たしてしまった武器群が死んだ目でこちらを見ている。
更に言うなら、派生元にすらなれずにボックスの肥しになっているもっと可哀想な奴までいる。- Ver.12にて実装された武器重ね着にはちゃんと含まれており、外観をバサルバッシュにする事が可能になった。
- バサルバッシュにとっての救いは、新規に追加された物を含めて派生先は総じて優秀な性能を誇っている事か。
派生先の全ての武器が一発生産が可能になったので、バサルバッシュを経由する必要が無くなっているのは内緒。
リオアドラだけは他の火ハンマーから袋叩きにされて一切立つ瀬がない?…何のことでしょう。
MHF
- バサルバッシュからバサルバッシュ改にまで強化可能。
覇竜の剛爪や、溶岩竜の堅殻等を使用して強化した結果なのか、火属性を帯びるようになった。
残念ながらMHF-G2現時点において凄腕強化先はなく、バサルブロウの生産もMH2と同じ、
太古の大きな塊からの精製で入手し辛い為、担いでいるハンターは少ない。
- SP武器版として紫色のバサルバーストSPが存在する。
毒性の高い沼地の地中に素材を漬け込んだ結果、毒属性
(と生産時に使用する氷結晶の影響で氷属性)を帯びるようになった。
そんなことせずとも、素材元バサルモスの特性で何とかならなかったのだろうか?
あぁ、名前に反してバサル素材は一切使っていないのですね。納得しました。
- G級からはほぼ同じ見た目のローカクルーデが登場。こちらはなぜか睡眠属性となっている。
バサルモスの睡眠ガスの頻度はものすごく低い…というか、もはや使ってこないに近いほどなのに、
何故毒ではなく睡眠なのか謎である。G級の方が毒のイメージが強いのに。
関連項目
モンスター/バサルモス
モンスター/バサルモス亜種
武器/バサル武器
武器/ダイダラボラス - バサルモスの成体であるグラビモスのハンマー。