武器/ドラグマ【参式】

Last-modified: 2024-07-12 (金) 20:18:47

MHP3で登場したアオアシラ素材の狩猟笛。
ここではMHXで登場した紅兜アオアシラから作られる武器についても解説する。

目次

概要

  • 豪華な金色の銅鑼にぶっとい柄を取り付けたような見た目の狩猟笛。
    紐で繋がれた打ち金が付いており、吹くとこれが稼働して音を奏でる仕組みになっているようだ。
    柄の先端が丸くなっていて鋭利さは微塵も無いが、MHP3出身なので柄攻撃はちゃんと切断属性である。
    • ちなみに牙獣種素材の打楽器としては大先輩にウォードラムがいる。
  • 武器を振るとシンバルのような音が鳴る。
    演奏音は軽快なシンバルのリズムが流れた後、重厚な銅鑼の音が響くというもの。
    武器説明文によると「祭り囃子のような音色」とのこと。
    演奏音が大社跡BGMとなったMHRiseでは笛の音も加わり、よりそれらしいものとなっている。
  • 生産時のドラグマ【壱式】から強化を重ねるごとに
    【弐式】【参式】といった具合に隅付き括弧内の数値が増えていく。
    武器銘の由来はシンプルに「銅鑼」+「熊」であろう。
    間違ってもこれではない。
    • 発音とも引っかけたもじりと考えると、
      語感が似ているものとして「ドラクマ(drachma)」という古代ギリシャの通貨がある。

性能

MHP3

  • 生産時のドラグマ【壱式】は斬れ味こそ悲惨だが、
    生産難易度の割に優秀な攻撃力と、攻撃力強化の旋律を併せ持つ。
    そもそも狩猟笛は他武器に比べて斬れ味があまり気にならないので、
    攻略用としては悪くない性能だったりする。
  • 最終強化のドラグマ【参式】は上位アオアシラ素材だけで作れる。
    やはり斬れ味こそイマイチな上、旋律の関係上攻撃力強化【小】止まりで【大】が吹けないが、
    上位クエスト突破用としては十分な性能。
  • ちなみに、MHP3の公式サイトおよび体験版における狩猟笛は正しくこれの系列である。

MH3G

  • やはり上位の【参式】で打ち止め。G級強化は不可。
  • 生産難易度に比べた場合の性能はかなり優秀な部類に入る。
    そこそこの長さの青ゲージに加えて相手を選ばない無属性、攻撃力強化の旋律と、攻略用としては非常に有用。
    • 強化には上位ラングロトラ素材が必要なので、村★7か港★4からになってしまうが、
      イベントクエストを利用すれば上位上がりたてでも作れる。
      早めに作っておけば色々便利である。
      …というかそうでもしないと真面目に活躍の場がないので…。
  • 上位止まりなのであまり気にすることはないだろうが、珍しい覚醒無属性武器である。

MHX

ドラグマ

  • MH4では素材のみの登場だったためかドラグマもリストラされたが、MHXで本体と共に復活。
    一発生産でドラグマ【壱式】を生産できる。
    音色は白・赤・黄。
    同じ音色のアイアンホルンより少し攻撃力が高い代わりに斬れ味が悪い。
    本領発揮はそれなりの緑ゲージが出現するLv3あたりからか。
    ちなみに鬼面木魚ブラスゲニアケチャルワッパストライプドラゴングと様々な武器に派生できる。
    さらにそこから派生するギザザミハルスなども含めると、かなり将来性は有望。
    カリピストならとりあえず作っておいて損は無いだろう。
    • 最終強化はドラグマ【弐式】。
      攻撃力220と攻撃強化旋律持ちでは高く、斬れ味は素で青20、匠+2で白ゲージ30とまずまず。
      スロット無しと音色は下位と変わらず白・赤・黄だが、まあ紫になったところで大したうまみは無い。
      ストレートな無属性笛で攻撃力・斬れ味ともに悪くない水準を持っており、
      かつ攻撃力強化【小】が吹けるため中々の汎用性を誇る。
      最終強化は上位★7だが、なにより牙獣種素材を適当に放り込めば完成する手軽さが売り。
      適当にアオアシラをやっつけて、後は毛皮素材ばかりなのですぐに集まる。
      HR解放後にはシルリアはぴーに道を譲るだろうが、十分お釣りがくる程度の活躍は見込める。
      • ちなみにこの旋律、戦略上必須な効果は自分強化と攻撃力アップぐらいしかないため、
        黄色=音色3を使う意義がほとんどない。
        何が言いたいかというと、使い辛いことで有名なストライカースタイルとの相性が地味にいいのである。
        白赤黄色系統笛の中では物理攻撃力が高く、豊富な狩技で旋律の少ない分はカバーできるため、
        「ストライカースタイルにはなかなか手が出ない…」という人にオススメできる。

ベニドラ

  • MHXには二つ名持ちモンスターとして紅兜アオアシラも登場。
    その武器としてベニドラ【壱ノ薙】及び最終強化のベニドラ【弐ノ薙】が生産できる。
    最終強化の性能は攻撃力190に会心率10%。
    斬れ味は素で青50、匠+2で白40が出現する。
    音色は紫・赤・黄で、アグナディオンと同様の攻撃強化【小】が3パターンあるタイプ。
    また狩技ゲージが溜まりやすい特性持ち。
    …斬れ味が改善されてはいるものの、どうにも微妙な性能である。
    特に攻撃力が無属性武器ではやや低めなところが痛く、
    ベニドラの白ゲージの威力ですらドラグマの青ゲージに勝てないというのはかなり厳しい。
    なにより適当な素材で適当に作れるドラグマと違って、こいつの作成難度は鬼畜の一言。
    ベニドラを作るだけの時間と労力をかければ、ドラグマ5本くらいは軽く作れるだろう…。

MHXX

ドラグマ【参式】

  • G級強化を経て、ドラグマ【弐式】はドラグマ【参式】となる。その性能はと言うと…
    • 及第点の攻撃力330
    • 素で白20、斬れ味レベル+2で紫10が出現
    • 音色はG級になって変わり
    • 会心率0%
    • ついに手に入れたスロット1
    G級武器としてはなかなかの性能で、特筆すべきは強化の容易さ。
    G級における限界突破に必要な素材がG級アオアシラ素材と採掘素材だけ、
    次の究極強化に必要なものもG★4のキークエで手に入る才覚の証とガムート素材だけであり、攻略でも使いやすい。
    匠に加え剛刃研磨で斬れ味を補うことができ、空きスロットで笛吹き名人を発動できるディノXとの相性は特にいい。
    問題があるとすれば上位攻略においては使いにくいため、新たに作成する必要があることか
  • 白音符から紫音符に変わったため、ストライカーやレンキンでも使いやすいといった長所が消え
    ベニドラとの差別化がしづらくなるなどいささか個性に乏しくなったのがつらいところ。

ベニドラ【参ノ薙】

  • 一方の二つ名武器はベニドラ【参ノ薙】へと究極強化できる。
    前作では製作難易度に見合わない性能であったが、今作での性能はと言うと…
    • 圧巻の攻撃力350
    • 素では青120だが、斬れ味レベル+2で紫10が顔を出す
    • 音色は変わらず
    • あって嬉しい会心率10%
    • 二つ名武器ゆえスロットはなし
    と、前作からの大出世を遂げている。
    攻撃力350は笛全体の中でもトップクラスであり、これと同等以上の笛は斬れ味や会心、音色にクセがある。
    紫10では心許なく見えるが、その下に十分な長さの白がある。
    二つ名武器ゆえに狩技ゲージが貯まりやすいのもあり、業物+絶対回避【臨戦】で高い斬れ味のキープが可能。
    そして物理性能はなんと旋律込みで今回の狩猟笛中1位である。
    スキルの組み合わせによっては2位のイクセハウカムに追い抜かれることもあるが、
    斬れ味を強化しただけの状況では1位である。
  • ただし、無属性武器の宿命か火力を競うライバルも多い。 この武器の長所は、紫運用が可能なことと二つ名武器であること、及びこの攻撃力で会心率10%を持つこと。
    そして攻撃力強化が【小】であるため旋律の維持が容易なことである。
    マルチプレイでは、攻撃力強化【大】を吹けないのはやや足枷になるが、
    旋律が維持しやすいことで自由に立ち回れる点などで差別化は可能である。
    何よりも高い物理性能があるため、単純に殴りまくれるだけで強力である。
  • やはり作成難度には頭を抱えることになる。
    作成するためには今までの紅兜に加え、G級紅兜まで狩らなければならない。
    特に天頂怒髪はG5か超特殊許可以外のクエストでは部位破壊でしか手に入らず
    部位破壊でも超特殊許可以外では確率が低いため入手が困難である。
    加えて、紅兜武具の需要が低いため野良部屋が集まりにくいのも難点だったりする。

MHRise

  • アオアシラの再登場に伴って、無事復活。
    カムラノ鉄笛IIからの派生で入手できる。
    生産時点での性能は以下の通り。
    • 派生元より上がった攻撃力90
    • 斬れ味はやや短くなった黄色
    • 属性・会心率・防御力ボーナスは無し
    • 旋律効果
      • 攻撃力UP
      • 防御力UP
      • 音の防壁
  • MHRiseにおいて、狩猟笛使いが初めて出会う音の防壁持ちの狩猟笛である。
    見慣れない旋律効果に困惑し、そして興味をそそられた古参カリピストも多いことだろう。
    そして実際に吹いてみてこの旋律のヤバさに気付くのである。
    その他の旋律は攻撃・防御UPと、至ってシンプルで使いやすい。
  • 上位アオアシラの狩猟直後に、最終形であるドラグマ【弐式】に強化できる。
    レア素材である獣玉を使うので製作難易度は少々高い。
    その性能は…
    • 攻撃力160
    • 斬れ味はそこそこの緑匠LV3から青が出始めるが白は出ない
    • LV2のスロット1個
    • 旋律は下位と変わらず
    • 百竜強化
      • 攻撃力強化III
      • 防御力強化II
      • 鈍刃の一撃
  • 百竜強化の攻撃力強化IIIを施し、鈍器使いLV3を発動させることで、青ゲージを越える補正を得る事が可能。
    鈍器装備を使っているなら一考の余地があるか…と思いきや、ライバルが存在する。
    ヨツミワドウの笛、ヒキ音シである。
    あちらもまた鈍器運用に適した笛なのだが、同じHR4でこちらとほぼ同じ性能に強化できる上、
    水属性と防御力ボーナスまで付いている。
    そして何よりまだ強化先を残しているため将来性という点であちらに軍配が上がる。
    レア素材を一切使わない点も見逃せない。
    縄張り争いと同じく土をつけられるとは…
  • ならば旋律の組み合わせで差別化を図れば…と言いたい所だが、上位互換が存在する。
    マガイマガドの笛、禍ツ琵琶【封】である。
    あちらの旋律は音の防壁攻撃力UP&防御力UP体力継続回復と、
    ドラグマの旋律に体力継続回復を追加したような構成になっている。
    あちらは製作難易度こそ高いものの、平均的な攻撃力・斬れ味に爆破属性を持つ万能型の笛であり、
    やはりドラグマの立つ瀬はない。
    ストーリームービーと同じく食われてしまうとは…
  • 今作では武器を振った時の音が変わっており、どこから出ているのか笛のような音になっている。
    また、演奏音では銅鑼の音と共に、大社跡のBGM「神が去りし、廃忘の社」のワンフレーズが流れる。
  • ちなみに強化していくに当たり、銘が【壱式】I→【壱式】II→【弐式】と変わる。
    本作の命名法則から、参式は今後追加されるであろうG級相当の強化先銘として使われるものと思われる。

MHR:S

  • MRの強化先としてドラグマ【弐式】改が登場。
    そして、MR開放後の最終強化先としてドラグマ【参式】が復活を果たした。
  • 【弐式】改の性能は、攻撃力250に長めの青ゲージと、
    MR序盤を駆け抜けるには必要十分なものとなっている。
    アオアシラと小型モンスター、そして骨系の素材で作れる手軽さも魅力。
    また、Lv2の百竜装飾品スロットが空くため、
    各種特効系の珠を嵌めることができるのも嬉しいところ。
    ただし次の強化ができるのはMR開放後になるため、
    そこまでは他の武器を繋ぎにする必要があるだろう。
  • ドラグマ【参式】の性能は、高い攻撃力330に、
    素で短めの白ゲージ。匠を積んでも紫ゲージは出ない…といったもの。
    物理期待値は紫換算で313と、攻撃力UPが吹ける笛としては侮れないもので、
    あのティガ笛相手でも引けを取らない。
    欠点は素材元である傀異化アシラ骨格三体が一筋縄ではいかない難敵であることくらいか。
  • 上記の通りポテンシャルは中々高く、なおかつ相手を選ばない無属性笛なので、
    MR開放後の強敵らを相手取るにあたってとりあえず作っておいて損はない一振り…
    と言いたい所なのだが、採用にあたって2つほど考慮しないとならない点がある。
    • 1つは旋律「音の防壁」の存在。
      この旋律はハイパーアーマーを付与するがダメージ軽減率はたったの3割しかない*1
      このため防壁でのゴリ押しは上位後半~高難易度の時点で既に危険だったが、
      モンスターの火力が総じて向上しているMR帯では事故から乙を誘発しかねない。
      特にマルチでは敬遠されやすく、ソロならスライドビートなど自前のアーマー技で抜ける方が安全である。
      青・赤ではなく緑音符にあるだけドラグマはマシだが、それでも演奏ループに緑が使えない、
      三音演奏がしにくいなど運用性に影響が出てしまう。
      「この旋律のヤバさ」の意味が変わってしまった瞬間である。
      • 狂化の登場によってソロ限定でゴリ押し運用はできるようになったものの、
        この運用では緑音符に割り当てられていることが仇となり、連打することが難しくなってしまった。
        正直そちらの運用法をするなら赤音符に割り当てられているガランゴルムの笛のほうが使いやすい。
    • もう1つはカムラノ傑笛の存在である。
      攻撃力こそ20下回るが、斬れ味が白20のドラグマに対しカムラは素紫30で火力はほぼ同等。
      斬れ味青では確実に下回るため、紫が出ないのにドラグマは斬れ味フォローに苦心することになり、
      じゃあ傑笛をお手軽運用すればいいのでは……となるのである。
      旋律も赤と青は入れ替わっただけで同じ、緑が解毒&体力回復【小】とより安全で汎用性も高い。
      なお、攻略支援用途でも城塞高地に着いた時点でカムラ側は2回目の中間強化があるため、
      ストーリー後半で他の繋ぎを要するドラグマを担ぐなら、最初からカムラを持ち続けるという
      選択をどうしてもされがちである。

余談

  • アシラ武器の多くは青熊+武器種名という名前になっていることが多いが、
    狩猟笛はドラグマ【〇式】であり、この命名規則とは唯一異なる武器種であった。
    • MHRiseではアシラ武器にハンマーが参戦。
      ステグマ【〇之型】という、狩猟笛とよく似た命名規則になっている。
  • 2020年10月末。MHRiseの公式ツイッターアカウントの映像見聞録にてこの狩猟笛の姿が確認された。
    既に全武器種続投は報じられていたものの、これまでのPVや画像に狩猟笛の姿は一切なく
    笛の実装を心配するカリピストもいる中での登場だったため、一部では歓喜の声があがったとか。

関連項目

モンスター/アオアシラ
モンスター/紅兜アオアシラ
武器/アシラ武器
武器/風ノ賊笛 - 大社跡BGM仲間その1
武器/狸獣の草笛 - 大社跡BGM仲間その2


*1 Ver.14以前はダメージ軽減効果すら無かった