MH4に登場するザボアザギルの素材から作られた片手剣。
化け鮫の皮を刃面に利用しており、盾の表面は意外に柔らかく衝撃をしなやかに跳ね返す。
目次
概要 
- ボーンククリから強化していくことで手に入る氷属性の片手剣。
シャードカッターからシャードカッター改、シャードフィンソードを経て、
最終的にエクスシャープフィンへ強化される。
シャードフィンソードの時点で他のザボア武器同様刃が凍りつき、盾は縁にサメの歯のような棘が付く。
- サメの背ビレの様な刃に、同種のランスとそっくりなデザインの盾が特徴。
説明文の記述によれば、盾は意外と柔らかいようだ。確かに見た目も柔らかそうではある。
事実、抜刀状態だと盾の白い部分が風船のように膨張するというギミックが備わっている。
性能 
MH4 
- 最終強化のエクスシャープフィンの性能は、
- まあまあな攻撃力252
- 可もなく不可もない氷属性210
- ザボア武器らしく会心率-10%
- 素で短い青、匠で短い白
- スロット0
しかし、クシャルダオラと戦えるようになるまで氷属性片手剣は必然的にこの武器を使うことになる。
- そして、クシャルダオラの片手剣を手に入れ、最後まで強化してしまえばもう用済みだろう。
なぜなら性能が、- 攻撃力266
- 氷属性260
- 会心率10%
- 匠で十分な長さの白
- スロット2
スロットが2つあったランスやライバルに属性値だけは勝っていたスラアクと違い、
全てにおいて負けているという残念極まりない、擁護のしようもない性能である。
同じ様な理由で担がれなくなる仲間もいるので、如何に古龍武器が優秀かがよく分かる。
よってこの武器を使い続けるには相当な愛がいるだろう。
MH4G 
- MH4GではG級強化先が追加。
エクスシャープフィンからジェロアクザルを経てザギルキルアクザルへと強化される。
ジェロアクザルは一発生産も可能。
- 最終強化のザギルキルアクザルの性能は
- 攻撃力364
- 氷属性330
- 会心率は据え置きの-10%
- 斬れ味ゲージは素で白、匠で短めだが紫
- ジェロアクザルから貰えたスロット1
だが、ここでもクシャルダオラの片手剣がずんと仁王立ちしている。
G級強化先ミストラル=ダオラのその性能は…- 上回られている攻撃力378
- 同じく上回る氷属性350
- 据え置きの会心率10%
- 匠で同量の紫、白はザボア片手より長い
- 変わらないスロット2
ただし、ミストラル=ダオラの作成難度はかなり高く、作成には古龍の大宝玉と雷狼竜の天玉を要求される。
作成できる時期もG★3になってからであり、それまでの繋ぎとして使う分には十分活躍が見込めるだろう。
G★2ランクのモンスターにはジンオウガやディアブロス(亜種)など氷属性を弱点とするモンスターが多いのも救いではある。
ミストラル=ダオラに必要な雷狼竜の天玉を持つG級のジンオウガを上位武器で回すのは少し時間がかかるため、
この武器の真の役割はそこにあるのかもしれない。
MHX 
- MHXではザボアザギルが上位からの登場になるのでシャードカッターも上位から登場。
今作では通常個体武器と獰猛個体武器の2種が用意されているが、同時にクシャルダオラも続投している。
やはりMHXでも繋ぎ扱いの微妙武器か…なんてことはない。- シャードカッターのまま強化を進めると、最終強化は「シャードブレイカー」。
攻撃力230に会心率-15%、そして低めの氷属性14。斬れ味は素で長い緑で匠+2で白が30。
攻撃力は高いが属性値の低さが気になるところ。
- 攻撃力220
- 会心率-10%
- 高い物理火力にもかかわらず及第点の氷属性21
- 斬れ味レベル+2で白ゲージ30
こちらにはスロットが無いし属性値も少々負けているものの、武器倍率30の差は極めて大きい。
約2倍の属性値42を持つハイフロストエッジとも物理型か属性型かで住み分けはできている。
また上位中盤にならないと作れない代わりに、レア素材不要で逐次強化していけるので繋ぎとしても優秀。
つまりハイフロストエッジまでの繋ぎの役目はシャードカッターが担うこともできる。
(金雷公)ジンオウガやラージャンといった面々には絶大な威力を発揮できるだろう。 - シャードカッターのまま強化を進めると、最終強化は「シャードブレイカー」。
MHXX 
- シャードブレイカーはシャードグラブリエに、エクスシャープフィンはジェロアクザルに究極強化できるようになった。
シャードグラブリエは非常に高い攻撃力350を持つものの、素で青ゲージであり匠でも白止まり。
会心率も-15%と低い為に物理期待値は低く、それにもかかわらず氷属性値が17という有様である。つまり空気 - しかし前作では優秀だったエクスシャープフィンの極致であるジェロアクザルは、
- トップクラスである攻撃力330
- 変わらず会心率-10%
- かなりの伸びを見せた氷属性値33
- 素では白30であるものの斬れ味レベル+2で紫50のトップクラスの斬れ味
- 一つ増えてスロット1
攻撃力の高さはG級でも健在であり、それに加えて属性値と斬れ味が大幅に向上している。
その結果、ミストラル=ダオラを食ってしまう立場となった。
一応あちらが超会心を発動させれば物理火力では並ぶが、
その分で会心率を補ってしまえばやはりジェロアクザルが上手となる。 - 会心率がマイナスなのが目につくが、本作は会心率関係のスキルが多いため、そのカバーは容易。
特に氷弱点のモンスターは物理攻撃に弱い傾向があるため弱点特効を活かしやすい。
さらに片手剣は会心の刃薬や混沌の刃薬など、
他の武器種よりも会心率を上げる手段に恵まれているため、
スキルや狩技次第では会心率-10%から100%にすることも可能。
攻撃力の高さも相俟って他の氷属性片手剣を寄せ付けない火力を発揮するだろう。 - また、他の氷属性片手剣は紫ゲージが出ないか短いものが多いため、
匠で紫ゲージが50出現するジェロアクザルの斬れ味は大きなアドバンテージとなる。
匠無しでは短い白ゲージしかない関係上、匠は必須と言えるだろう。- スキルが組みやすくなった本作では、上に述べた斬れ味レベル+2・弱点特効、そして超会心に加え、
さらに1、2スキル追加することもできる。
- スキルが組みやすくなった本作では、上に述べた斬れ味レベル+2・弱点特効、そして超会心に加え、
- 氷属性片手剣としては、前作同様に最強候補であるアヴァイシュドゼロの存在が気になるところだが、
あちらは属性重視の為、あまり競合しないだろう。
主なライバルとなるのは、ネヴァイヴェントや牙牙我王の大回転など物理型片手剣である。
前者は攻撃力では劣るものの、会心率が30%と高いのが特徴。
ただし実際の物理火力に関してはミストラル同様、あちらが超会心を付けてやっと並べるといったところ。
属性値はあちらが上回っているため、好みで選んでもいいだろう。
強いていえばあちらは元の白ゲージが長いため、匠無しでの運用に向いている。
一方後者は素の物理期待値はこちらが引き離されているが、あちらは斬れ味レベル+2で白20止まり。
斬れ味レベル+2と業物の併用が必須であるのに対し、
こちらは斬れ味関係のスキルを匠のみにして会心率系統のスキルを積みまくることもできる。
業物無しでも継戦能力はジェロアクザルの方が相当上回っており、*1属性値も大きく差を付けている。
あちらは狩技ゲージが溜まりやすい特性があるが、こちらは痒い所に手が届くスロット1を備えているので
自分の立ち回りや付けられるスキルと相談し使い分けると良いだろう。 - これらのライバルと比べると物理火力では牙牙我王に次ぎ2番手と言ったところだが、
ジェロアクザルの優秀な斬れ味と属性値により実質的な火力では牙牙我王と共に並びトップクラス。
物理重視の氷片手剣としてはこの2種が一歩抜きん出ているといったところだが、
他の武器にも可能性が残されていることは留意しておきたい。
亜種武器 
- MH4Gで登場するザボアザギル亜種の素材で作られる武器。麻痺属性。
亜種カラーに転じている他、盾に亜種のお腹の模様が描かれている。
こちらはアゲートゼーゲからザギルジンゼーゲへと強化される。
アゲートゼーゲは一発生産も可能。
- 性能は以下の通り。
- 状態異常武器としては高めの攻撃力392
- 低めの麻痺属性130
- 斬れ味は素は白、匠で紫
- スロット1
必要素材はほとんど虎鮫の素材だが、
ザギルジンゼーゲの強化で砕竜の重頭殻を4つ要求されるのがちょっときついか。
- ライバルはパラライズロンド、クドラ・パルガン、
そして古龍からの刺客としてダラ・アマデュラの蛇帝鉈エスカマデュラ。
このうちパラライズロンドはバランス型、クドラ・パルガンは属性重視なので棲み分けは出来ている。
そしてダラの方は攻撃力と属性値で上回っており、スロットも2つで防御力ボーナスもあると破格だが、
あちらは覚醒必須、匠でも紫が出ない、作成難易度と時期が違うと
かなり厳しい戦いではあるがどうにか差別化が出来ていると言える。
余談 
- シャードカッターであり、シャドーカッターではない。間違えないように。
シャドーカッターという名称だとまるでナルガ武器みたいな雰囲気である
シャードとはニシン科シャッド亜科に属する魚類を指す言葉の“shad”、
もしくはガラス等の破片を意味する“shard”だと思われる。
- 亜種武器のゼーゲ(Sage)はドイツ語でノコギリという意味。
MHFのハンターなら、同じく鮫っぽいこいつの武器名で見覚えがあるだろう。
アゲート(agate)は英語で、宝石の瑪瑙(めのう)を意味する。
ザギルジンは「ザボアザギルの刃」の略だろうか?