MH2で初登場したクシャルダオラ素材の氷属性片手剣。
クシャルダオラの力を宿した剣と盾からなり、とある北方の冷徹なる君主が使用していたと言う。
本項では、MH4Gで登場した錆びたクシャルダオラ素材のシュトル=エルダオルや、
MHF-G10にて追加されたG級武器フリーレン=ダオラについても解説する。
目次
概要
- クシャルダオラが登場するMH2~MHP2G、MH4~MHXX、MHRise、MHFに存在する氷属性の片手剣。
一見してクシャルダオラのものとわかる黒銀色をしており、反りが無いオーソドックスな形状である。
登場する作品のほとんどで氷属性最高峰の片手剣と言える性能を持ち、愛用者は多い。- 切先が白いことや若干波打った刃の形状から、刀身はクシャルダオラの尻尾を模している、
もしくは尻尾を使って作られたもののようにも見える。
ただし、実際に尻尾が素材として要求されるかは作品によってまちまち。
- 切先が白いことや若干波打った刃の形状から、刀身はクシャルダオラの尻尾を模している、
- MH2で初登場したときはクシャルダオラの素材のみで生産することが出来た。
MHFではさらに睡眠属性も兼ね備えたダオラ=プレミアムや、
エストレモ=ダオラの純粋な強化版となるティオ=ダオラへと派生可能。
また、SP武器系列にて漆黒のエストレモ=ダオラも存在する。
- MHP2ではさびた塊から強化を重ねて作り出す、という強化ツリーに変化した。
当初は鋼氷剣からエストレモ=ダオラにすぐ強化出来たが、MHP2以降は鋼氷剣改を挟む必要がある。
MHP2GではさらにG級クシャルダオラ素材ともう一つ必要な物を用いてミストラル=ダオラに
強化出来るようになった。
- MH4ではクシャルダオラと鋼氷剣のシリーズ復帰の期待が高まる中、最強クラスの氷片手剣として見事復活。
ほぼベリオロス武器一択だったMH3以降の氷属性武器に再び勢いを与えた。
さびた片手剣から鋼氷剣-エストレモ=ダオラと2段階強化で終了となる。
相変わらず鋼龍の宝玉を要求される点も同じだが、MH3以降の塊系判別方式の変更により、
人によってはさびた塊から凄くさびた片手剣を発掘する事が最大の関門として立ちふさがることも。
- MH2やMHFはともかく、MHP2~MHXでは上記した通り、
まずさびた塊をテーブル合わせして凄くさびた小剣を作り、
それを大地の結晶で鍛え上げ、漸くココからクシャルダオラ素材を用いて強化することで鋼氷剣となる。
また、エストレモ=ダオラに強化する為には鋼龍の宝玉が必要となる上、
ミストラル=ダオラともなれば、G級クシャルダオラ素材の中でも面倒な靭尾×3と、
何よりも古龍の大宝玉が立ちはだかる。
無論、苦労に見合うだけの力を秘めた片手剣なので、作ると決めたならば頑張って素材を集めよう。
強化クエストを利用するのも手。ただし、このクエストを片手剣で攻略するのは容易ではない。
性能
MHP2G以前
- MH2時代は最初の鋼氷剣の段階で攻撃力196に氷属性350と非常に属性値が高い。
- MHP2以降ではMH2時代の攻撃力はそのままだが、氷属性180と、かなり控えめになった。
他にも属性値に特化した氷属性片手剣が存在し、こちらは氷結晶を多く必要とするくらいで
作成難易度が低いという特徴があったため、攻略用としてはこちらを選択するハンターが多かっただろう。
- G級クシャルダオラを討伐してミストラル=ダオラを作成する頃には、キークエストをほとんど攻略
ないしは既にウカム後に突入したハンターが殆どであるため攻略用としては使えないが、
氷属性片手剣としては素晴らしい性能を誇る為作成して損は無い。
その性能は- 氷牙の322に対し大きく差を付ける攻撃力378
- 斬れ味もデフォルトで白ゲージ、匠スキルで30の紫ゲージが出現
- 500もの属性値を誇る氷牙には劣るが、それでも十分な威力となる氷属性350
- ある程度の汎用性を持たせるスロット1
もちろん、作成難易度ではミストラル=ダオラの方が非常に高いものの、総合性能ならば若干ではあるが上回るため、
片手剣でG級クエストを楽しみたいのであれば、是非作成してみてはいかがだろうか。
MH4
- クシャルダオラ再登場に伴い、久々に最上位の氷片手剣として復帰。
本作でも凄くさびた片手剣からの派生となるため、派生は封龍剣【絶一門】との2択となる。
ただ、絶一門には上位互換に近い武器が存在するため、こちらをチョイスするのがオススメ。- ちなみに、MH3以降はさびた塊の鑑定の仕様が変更されたため、
この凄くさびた片手剣を入手することに物凄く難儀するハメになることも。
- ちなみに、MH3以降はさびた塊の鑑定の仕様が変更されたため、
- 性能は攻撃力と属性値のバランス型となっており、最終強化となるエストレモ=ダオラの性能は
- 氷属性片手剣中最高の攻撃力266
- 及第点の氷属性260
- 匠で白ゲージが40出現
- 火力を底上げする会心率10%
- 更に駄目押しのスロット2
- 氷片手ということで、MH4初登場であるキリン亜種の氷神剣キリンがライバルとなる。
エクスシャープフィン?あったねそんなのも…。
物理重視バランス型のダオラに対して、キリンは属性特化型となっており、
また斬れ味白が非常に長いという強みを持っている。
だが、MH4における氷属性弱点のモンスターは肉質が柔らかいものが多く、
通常種の方の武器の活躍するような物理に硬く属性に弱い肉質の相手がいないため、
基本的に与えるダメージにおいてはエストレモ=ダオラに軍配が上がる。
- 申し分ない高性能さを誇るが、最終強化にはもちろんレア素材の「鋼龍の宝玉」が必要。
レア素材をつぎ込む価値は十分にあるので、連戦してなんとか手に入れよう。
片手剣には対クシャルにうってつけの毒属性武器が存在し、乗りも狙いやすいため相性は良い。
- 本作の生産片手剣、それどころか剣士全ての生産武器の中でも特に優遇された性能を持った1本であり、
発掘武器でもこの武器を上回るレベルの氷属性片手剣はなかなか手に入らない。
攻撃力、斬れ味、属性値など、どのパラメータも発掘武器の上限値そのものは下回っているものの、
その全てが高いレベルでまとまっているためにこの性能を上回るものはなかなか出ない。
そして、本作の発掘武器は氷属性が非常に出にくく設定されているため、
総合性能でこれを上回れるものはほとんど出てこないのである。
都合のいい事に、蔦ハメで比較的楽に狩れるドスランポスや報酬の充実のためには欠かせないラージャン、
見た目が氷武器なフロストエッジが出土するバサルモス亜種やジンオウガ、
さらに単体では最高の報酬量を誇るテオ・テスカトルなど、
ギルドクエストで人気のモンスターは何故か氷属性が弱点なものばかりである。
そのため発掘武器をいくつも集めようとする際には非常に長い間お世話になる事だろう。- 全てのステータスが平均して高いため、高性能な発掘武器を吟味する際には
氷属性のみならず全ての属性でこの武器の数値を基準にして選ぶと良いだろう。
- 全てのステータスが平均して高いため、高性能な発掘武器を吟味する際には
MH4G
- MH4Gにてこのエストレモ=ダオラの発展型であるミストラル=ダオラが堂々と復活。
エストレモ=ダオラにG級クシャルダオラの汎用素材とG級ジンオウガのレア素材である雷狼竜の天玉、
そして古龍武具の定番である古龍の大宝玉を組み込むことで完成する。
- その性能は物理攻撃値が378、氷属性値が350まで増加、会心率補正は据え置きの+10%となっている。
斬れ味も青ゲージが一気に向上し、白ゲージも僅かながら追加、そして匠でさらに白が増え紫ゲージも発生する。
匠で現れる紫ゲージが20と短めなのが少々残念だが、業物と両立させるか白ゲージも含めて運用すれば十分だろう。
装飾品スロットは2個のままであるが、これ以上望むのは贅沢か。
- G級追加に伴って他の氷属性片手剣も新たな強化が施せるようになっているが、
エクスシャープフィンの強化型であるザギルキルアクザルはやっぱりミストラルに完全敗北しており、
一方のオリクロマティアや氷神宝剣キリンは完全な属性特化型であるため、比較対象にはならない。
その中でも新武器といえば錆びたクシャルダオラから作られる本作初登場のシュトル=エルダオルと、
G級ウカムルバスの素材から作成できる崩天鉈キクキオンカムがあるが、これらはどちらも物理偏重型なので、
全体的なスペックのバランスはこのミストラル=ダオラの方が取れている。
- 製作に当たりやはり最大の壁となるのは古龍の大宝玉と雷狼竜の天玉。
大宝玉もそうだが、天玉も使い道が多いので計画的に作成したい所。
MHX
- 引き続きクシャルダオラが登場しており、この武器も続投。
例によってさびた片手剣からの派生となる。これまた例によって凄くさびた片手剣の入手が壁になることも。
- 最終強化となるエストレモ=ダオラの性能は
- 前作までの攻撃力266に相当する攻撃力190
- 前作までの属性値260に相当する氷属性26
- 斬れ味レベル+2で白ゲージが40出現
- 火力を底上げする会心率10%
- 更に駄目押しのスロット2
- …このページをここまで見てきたなら明確な既視感をおぼえるだろう。
そう、この性能はMH4のそれと寸分違わず同じである。
ではMH4と同じく最高峰の性能なのか…というと、実はそうでもない。
今作では武器の水準がMH4に比べて全体的に高いため、これに比肩する武器がいくらでも存在するのだ。
- 最たるものがあのフロストエッジ。
その性能は- ダオラより10高い攻撃力200
- ダオラより16高い氷属性42
- ダオラと同じスロット2つ
- ダオラより短い匠+2で白ゲージ20の斬れ味
- 会心率はなし
- と、斬れ味が同一である場合完全上位互換となっている。
しかし、あちらは白ゲージを出すために斬れ味レベル+2が必要で、+1なら15出現しているこちらにやや分がある。
今作では剛刃研磨で短い斬れ味も容易に維持できるため、スキル構成次第では使いどころはあるだろう。- ただし、匠と研磨術のスキルポイントを持つ防具はディノシリーズ及び燼滅刃シリーズに限られることに注意。
その上、燼滅刃シリーズは二つ名スキルとして斬れ味レベル+2が発動する。
つまり、ハイフロストエッジの運用にも十分適しているのである。
燼滅刃一式での運用は差を縮められないため、匠持ちの防具に研磨術やその他スキルを足していくのがベター。
- ただし、匠と研磨術のスキルポイントを持つ防具はディノシリーズ及び燼滅刃シリーズに限られることに注意。
- ちなみに、あの完全下位互換だったエクスシャープフィンも強化されており、
攻撃力220・会心率-10%・属性値21・斬れ味レベル+1で白ゲージが5出現とエストレモ=ダオラに勝るとも劣らない。
あちらにはスロットがないため、スロット2を活かしてスキルで勝りたいところ。
MHXX
- エストレモ=ダオラにG級クシャルダオラの素材を使い限界突破することができミストラル=ダオラに銘を変える。
その性能は…- 属性武器としては平均的な攻撃力310
- 高めの氷属性32
- 素で白40、斬れ味レベル+2で紫30
- 上位と変わらぬ会心率10%
- 相変わらず優秀なスロット2
- 今作も様々な氷属性片手剣があるが斬れ味や属性値に難のある武器はこの武器とあまり競合しないだろう。
ライバル候補はハイフロストエッジの強化系アヴァイシュドゼロ、
ベリオロス片手のネヴァイヴェント、ザボアザギルの片手剣のジェロアクザルだろう。
しかし、今作のミストラル=ダオラもかなり厳しい立場にあると言わざるを得ない。- 超会心運用に適したネヴァイヴェントやバランスの取れたジェロアクザルは強敵だが、
こちらはネセト装備で使いやすいスロ2という強みがある。
防具やスキルで十分差別化できるだろう。
- 超会心運用に適したネヴァイヴェントやバランスの取れたジェロアクザルは強敵だが、
- 最大の壁となるのは前作と同じくフロストエッジ、その最終形アヴァイシュドゼロ。
こちらと同じ攻撃力310、斬れ味+2で紫30、スロットも同じ2つ。
この上で向こうは氷属性48という圧倒的な数値を誇る。
会心率10%でわずかに物理では勝るものの、属性値16の差を覆せるものではない。
同じ条件で火力勝負をした場合ほぼ間違いなく不利だと言える。- 唯一明確に勝っていると言えるのは、匠抜きの素の斬れ味の白の長さ。
今作は紫の補正が抑えられており、白運用も十分実用範囲。
斬れ味関連のスキルを付けようとすると、ほぼ確実に雷耐性がマイナスになってしまう為、
こいつに火力スキルを盛って使う手段もある。
- 唯一明確に勝っていると言えるのは、匠抜きの素の斬れ味の白の長さ。
- 作成難度、時期もネック。これでも古龍の大宝玉は要求される。
ネヴァイヴェント、アヴァイシュドゼロはレア素材は要求されず、早ければG4で作成できる。
MHWorld
- クシャルダオラも登場しているにもかかわらず、まさかの未登場。
というのも、クシャルダオラとテオ・テスカトルの武器は黒鋼派生武器から作れるのだが、
どういうわけか枠が一つしか用意されておらず、片手剣はテオ=エンブレムにその枠を奪われてしまっている。
MHRise
- 結局MHWorldおよび拡張版のMHW:Iではその姿を拝むことが出来なかった鋼氷剣。
しかし、MHRiseのVer.2.0アップデートにおけるクシャルダオラの参戦と共に再登場した。
- 本作の氷属性片手剣には続投武器や復活武器、新顔のゴシャガザクゥに加え、
MHX(X)で辛酸を舐めさせられたあのライバルが先んじて登場している。
かつての苦い思い出を思い出すが、本作の鋼氷剣Iの性能は以下の通り。- 少々低めの攻撃力170におまけ程度の会心率5%
- フロストエッジに僅かに1だが勝っている氷属性31
- 斬れ味はそこそこの青に匠Lv3から白が出現
- ささやかなLv1スロット×1
- 百竜強化は攻撃力強化II、会心率強化II、鋼龍の魂
同じく属性特化型のフロストエッジと比べると属性値は差がないがそれ以外が概ねこちらが上。
今回はなんとか古龍武器としての面目は守られた性能となっている。
- 百竜強化の「鋼龍の魂」の効果は名前だけではよく分からないが、スキル内容を見ると、
「攻撃をモンスターに当て続けることで段階的に会心率が上昇する。」と書いてある。
この効果について、MHX(X)でこんなのを見たな……と思ったハンターは正しい。
実際の所、この百竜スキルの効果はあの連撃の心得とほぼ同じなのである。
発動させてしまえば、攻撃出来る限り実質会心率30%増というありがたい効果であるため、
実態としてはナールドボッシェの高会心率とハイフロストエッジの高属性値を両立という、
既存の氷片手剣のいいとこ取りのような性能になっているのだ。
- Ver.3.0では奇しき赫耀のバルファルクの素材などを用いて、エストレモ=ダオラへ強化可能になった。
性能は以下の通り。- 伸び悩んだ攻撃力180に少し増えた会心率10%(鋼龍の魂の効果発動時は35%~40%)
- 氷属性に留まらず属性片手剣で最高の属性値36*2
- 斬れ味はなんと僅か10だが素で白ゲージ、匠で延長可能
- スロットはそのままLv1が1つ
- 百竜強化は攻撃力強化と会心率強化がIIIに上昇、鋼龍の魂はそのまま
属性値と鋼龍の魂を含めた実質的な会心率の高さ、斬れ味の強化が相まって、
物理性能も悪くない上に属性値の高さなどが魅力の片手剣らしい性能に仕上がったと言える。
既存の氷弱点のモンスターに加えてVer.3.0から通常クエストが解放されたヌシ・ディアブロスや、
龍属性以外の属性がよく通るバルファルクなど、相性の良いモンスターは少なくないため、
活躍の場は十分あると言えるだろう。- 白ゲージがあるといっても、たった10なので匠による延長や維持スキルは間違いなく必要になる。
量を気にせず使えると言う意味では剛刃研磨(と砥石使用高速化)と相性はいいが、
護石次第では実質的に高い会心率を生かした達人芸(と多少の匠)でも運用出来る。
ただし、前者は砥石使用高速化でLv1スロットを使用し氷属性攻撃強化が入れにくくなること、
後者は鋼龍の魂が未発動時の初撃に限っては会心率が下がるため斬れ味を消費しやすいことに注意したい。 - 攻撃力180に白ゲージ、会心率が実質35~40%というのは、
Ver.1.0時代で強力な片手剣であった闇夜剣【昏冥】と概ね一致する。
斬れ味の短さやスロットサイズという難点こそあれど、高い氷属性値があると考えれば、
十分強力な武器であるとも考えられる。 - 百竜武器の外装変更が解放されたことにより、
百竜剣をカスタムして性能の異なるエストレモ=ダオラ(の見た目の武器)も作れる。
もっとも、エストレモ=ダオラ自体が上述の通り良い性能はしているため、
わざわざ百竜武器に頼らずとも活躍させることはできるのだが、
好きならば物理特化なり別の属性なりで幅広く使っていくのも良いだろう。
MHR:S
鋼龍の力が棲む氷剣。銀嶺から
吹き付ける雪嵐のように無慈悲
に執拗に獲物へと襲い掛かる。
(ミストラル=ダオラ)
- MRストーリー中で登場するクシャルダオラの素材でエストレモ=ダオラ改に、
そして奇しき赫耀のバルファルクの素材などを使用することでミストラル=ダオラに強化出来る。
その性能は以下の通り。- 属性特化武器としては並程度の攻撃力310と据え置きの会心率10%
- 氷属性片手剣では2位の属性値54
- 斬れ味は素で白40と紫20、匠で紫を延長可能
- スロットは据え置きのLv1×1、百竜装飾品スロットはLv3
また、MHRiseでは抑え込んでいた他のライバルもMRでは負けず劣らずの強化をされているので、
以前ほど安泰というわけではなくなっている。
- ライバルとなるのは氷属性派生のアヴァイシュドゼロと、氷牙竜派生のネヴァイヴェント。
単純にこちらとの性能の比較を説明すると、- アヴァイシュドゼロは攻撃力320、氷属性62、Lv1×3のスロットでこちらを上回り、
百竜スロットもLv3だが斬れ味は長めの白ゲージで紫には高レベルの匠が必要、会心率も0%。 - ネヴァイヴェントは攻撃力300、氷属性46、斬れ味は素で白50と紫10、
百竜スロットもLv1とこちらを下回るが、会心率35%とLv2×1・Lv1×1のスロットが強み。
そのまま見ると氷属性偏重という分かりやすい使い方のあるアヴァイシュドゼロと、
会心率とスロットのおかげでスキルが組みやすいネヴァイヴェントに比べて器用貧乏な印象もあるだろう。 - アヴァイシュドゼロは攻撃力320、氷属性62、Lv1×3のスロットでこちらを上回り、
- 傀異錬成実装以降はスキルも発動させやすくなり、
武器の傀異錬成で斬れ味を伸ばせるようになったため、達人芸などで斬れ味を維持させたり、
匠で伸ばすなどの選択肢も取りやすくなった。
また、その他の火力スキルも同様に発動させやすくなっており、種類もいくつか増えたのだが、
概ね過不足ない性能のこの武器は色々な選択肢を取りやすく、特に恩恵が大きい。- 傀異錬成実装後のライバル筆頭は新顔の氷輪手斧プレリューネ。
攻撃力と斬れ味、スロット数で勝っているが属性値はこちらの半分程度であり、
会心率も0%なので見切りLv7・弱点特効Lv3だけでは会心率が100%に達しない。
概ね色々な面でどっこいどっこいな性能と言えるので、
モンスターや傀異錬成に合わせて選ぶか、極論好きな方を使っても問題ない。
- 傀異錬成実装後のライバル筆頭は新顔の氷輪手斧プレリューネ。
- Ver.14において傀異錬成のスロット解放ボーナスが実装されたことで特に大きな強化を受けた。
素紫を持つ氷属性武器の中で最も属性値が高い武器であったが、属性値と攻撃力にボーナスがついたことで
紫ゲージの斬れ味補正(物理1.05倍、属性1.086倍)が相対的に大きく活かせるようになった。
斬れ味にもボーナスは付くが、こちらが20から30と維持しやすくなったことに対して
アヴァイシュドゼロはさらに匠Lv2がなければ紫にはならない。
属性特化装備を組む際にこちらを選ぶ理由ができたと言える。- ただし、匠Lv2の装飾品が登場しているため、それ含めいろいろスキルを弄れるなら
アヴァイシュドゼロもまだまだ黙ってはいない。
ここはやはり防具の錬成や護石と適宜相談となるか。
- ただし、匠Lv2の装飾品が登場しているため、それ含めいろいろスキルを弄れるなら
MHF
- MH2から引き継いで当然ながら存在するが、元よりも性能がさらに強化されており、
鋼氷剣の時点で属性値が390と、MH2でのエストレモ=ダオラと同じ値になる。
そしてエストレモ=ダオラとなると450にまで上昇する。- 上位では十分に強力と言える性能だが、
シーズン6.0ではオルガロンの片手剣である牙狼剣【彩雲】というライバルが登場。
そちらはエストレモ=ダオラ以上の攻撃力308と会心率10%を有し、
氷属性値、斬れ味、スロットは全く同じなので、正直なところ単純な性能では完敗である。
一応、レア度はエストレモ=ダオラの方が低いので(こちらは5、【彩雲】は7)、
かつてのSR制度下ではこちらの方が早く担ぐことができた。
- 上位では十分に強力と言える性能だが、
- エストレモ=ダオラからさらに独自の強化段階が存在し、
ダオラ=プレミアムかティオ=ダオラのどちらかへ派生する。
フリーレン=ダオラ
- Lv50時点の性能は以下のとおり。
- 攻撃力729
- 風1550(=氷1240+雷1240)
- 斬れ味はデフォルトで短い紫、斬れ味レベル+1で紫を延長&短い空
- 攻撃力も十分すぎるが、圧巻は属性値である。
近年では片手剣に強烈な複属性武器が続々登場しているが、この武器もその1つといえる。
1240という属性値は単属性で見たとしても決して低くない強烈な数値であるが、
それを複属性で持ち合わせているのだから恐ろしい。
- なお、風属性片手剣としては直前のG9よりマギ・ビクトリアも存在しており、
そちらも攻撃力747、風属性1350、そして長い空色ゲージという強力な性能を有する。
属性値はこちらの方が高いので、短い空色ゲージは巧流などでカバーしつつ、
片手剣らしく属性重視で差別化を図っていこう。
- ちなみにG級クシャルダオラ武器全般に言えることだが、
風属性に含まれる雷属性は皮肉にもクシャルダオラ自身の弱点でもある。
シュトル=エルダオル
MH4G
- また、上述の通り本作では錆びたクシャルダオラの素材からシュトル=エルダオルなる武器も製作可能となった。
一発生産であり、錆びた片手剣などベースとなるものは必要ない。ただし、やっぱり大宝玉は要求される。
クシャルダオラの錆を再現しているのか、剣身と楯の表面が酸化して赤茶けた感じになっている。
見ようによっては血糊がこびり付いているようにも見えたり……
- こっちは物理攻撃値が476、氷属性値が220、会心率は-45%とミストラルとは真逆に近い性質。
何より圧巻なのは斬れ味ゲージで、アレやコレなどと同じく最初から斬れ味レベルがMAXになっている。
錆びたクシャルダオラ武器では珍しく紫ゲージが20と長めのため、業物である程度のフォローが可能である。
それでも短いといえば短いのだが……
- ライバルはこれまた本作で初めて追加された崩天鉈キクキオンカム。
こちらも完全なまでの物理型で、属性値はともかく物理期待値はキクキオンカムが若干上回っている。
反面、キクキオンカムの斬れ味はかなり悪く、匠を発動させてようやく白ゲージが僅かに現れる程度。
よって、継戦能力・スキル自由度という点ではシュトル=エルダオルの方に軍配が上がる。
- 武器倍率にして340の攻撃力は錆鋼龍の近接武器の中では最高であり、
それでいながら属性値も手数武器の片手剣であることを考えると相対的に高めで、
かつ紫ゲージも長めと、錆鋼龍武器の中ではツインエルダーと並んで強力な一振りである。
貴重な錆鋼龍素材をつぎ込む候補として真っ先に考えても良いだろう。
- 高い攻撃力と低い会心率の関係上、同じSPの攻撃力UPスキルと見切りスキルでは
期待値上昇の幅が同じくらいである。
極限強化【攻撃】や護符爪などを考慮すると見切りの方が上になる場合もあるので、
他の武器と違って攻撃力UPに拘る必要はあまり無い。
匠無効の武器は今作で付けやすい真打を使えないためにアドバンテージを活かしにくいことが多いが、
見切りならばガルルガやリオソウル、S・ソルZの存在により業物との両立が容易であり、
それらを活かせば効率的に火力を盛ることができるだろう。
これらの防具を使うとついでに耳栓スキルがついて来る事が多いので、
テオ・テスカトルやラージャンといった人気の氷弱点ギルクエモンスターに担いでいくのに最適である。
真打テンプレみたいに変態になることも無いし。
- また、本作で強力な片手剣に数えられるティガ武器やセルタス武器に見られるような
素材面での手心などは一切加えられておらず、製作難易度も恐ろしく高い。
具体的には銀嶺の冠×3。他の錆クシャ武器と比べても特別多いわけではないのだが、
そもそもが部位破壊30%・剥ぎ取り10%、基本報酬では出現しない、
更に他の武器・防具への需要も高いという、正直古龍の大宝玉×1が可愛く見える素材である。
ただ、この武器は全武器種の錆クシャ武器の中でもトップクラスの性能を誇るのは前述のとおり。
片手剣をメインで使うハンターなら、苦労に見合う価値はあるだろう。
余談
- クシャルダオラ素材から作られる武器は、何らかの動物のデザインが使われているという特徴がある。
しかし、片手剣には一見してそれらしきものが見当たらない。
クシャナ武器唯一の純武器デザインなのか…と思いきや、
よく見ると柄の部分に何らかの顔のようなものが付いている。
何の顔かと言われても何らかとしか言いようがない。というか明らかに動物ではない。
目とおぼしき部分は他の部分と色が違い、青色となっている。
挙げ句シュトル=エルダオルに至ってはその部分が発光までしている。
一見すると本当に何者なのかは全くわからないがちゃんとモデルが存在している。
まず柄頭を上、切っ先を下にすると“何かしらの顔の様なもの”が頭、握りが長い首、鍔が肩になる。
このままではバランスが悪いので首を縮めてみると何かに見えてこないだろうか?
なんとこの武器のモデルは竜人族なのである。
つまり、ハンターたちは竜人族の首を握り締め、モンスターを攻撃している訳だが
武具の加工は主に竜人族が行なっていると考えてみると、その事について何かしら思う所がないのであろうか?
もっとも、上述の通り非常に分かりづらい為そもそもモデルになっている事に気付いていない可能性もある。
また、盾の方のデザインは肋骨のようにも見える。- この武器は「とある北方の冷徹な君主が使用していた」という謂れがある。
世界観的には竜人族の存在を快く思わない人間もいるということから、この武器の構造から考えるに、
憶測の域は出ないが「北方の冷徹な君主」が治める地では、
竜人族が虐げられている(もしくは、いた)のかもしれない。 - 北方と言えば、MH4(G)に登場した筆頭リーダーの出身地も、寒さ厳しい北方の土地だという。
もしかしたら彼は、何か事情を知っているのかもしれない。
奇しくも彼もまた、クシャルダオラとの因縁が存在している人物である。 - MHRiseで再登場した結果、グラフィックの向上に伴い微妙なデザイン変更も為された。
…結果、この顔がやけに勇ましげで不敵な笑みを浮かべる何とも言えぬ表情に。
耳らしき箇所も肥大化し、どちらかと言えば角に近いような形状になった。
もはや竜人族らしさは殆ど見られず、強いて言えばドボルベルクに近いか? …といった仕上がり。
やっぱり嫌だったんだろうか
- この武器は「とある北方の冷徹な君主が使用していた」という謂れがある。
- 武器名の由来は以下の通り。
- 「estremo(エストレーモ)」とは、イタリア語で「究極の」「極端な」といった意味。
英語で言うところの「extreme(エクストリーム)」である。 - 「mistral(ミストラル)」はフランス語で、とある地方風を指す固有名詞。
地中海に吹き降ろす冷たい強風で、外出できない程であるという点ではクシャルダオラと同じだが、
雲ごと吹き飛ばしてしまうためこれが吹いているとむしろ快晴になり、鋼龍のイメージとは離れる。
MH4の登場ムービーの演出では確かに一瞬だけ快晴になったが……- ではその語源まで辿るとどうなるか…というと、プロヴァンス語で「見事な」という意味。
エストレモと比べてやや劣化しているのは気のせいである。
- ではその語源まで辿るとどうなるか…というと、プロヴァンス語で「見事な」という意味。
- 「premium(プレミアム)」は「上等な」「上質な」などを意味する英単語。
MHFプレイヤーの大半はこっちを真っ先に連想しそうである。 - 「ティオ」は不明瞭だが、クシャルダオラの武器には何かと壮大な銘を与えられることが多いことから、
ギリシャ語で「神」を意味する「テオス」あたりを捩ったのかもしれない。 - 「frieren(フリーレン)」はドイツ語で「凍る」という意味。
雷属性も複合されてはいるが、クシャルダオラにふさわしい銘と言える。
近年では某ファンタジー漫画で聞き覚えがあるという人も多いかもしれない。 - 特殊個体武器の「シュトル」だが、
これはドイツ語で「嵐、暴風」「(軍隊での)強襲、突撃」を意味する
「sturm(シュトゥルム)」の捩りと見られる。
嵐を巻き起こるクシャルダオラの場合、この武器ではそのまま嵐の意味であろう。
- 「estremo(エストレーモ)」とは、イタリア語で「究極の」「極端な」といった意味。
- 反りもない普通の刃を持った西洋剣としては一般的にロングソードやブロードソードなどがあるが、
これらの区分は色々と曖昧なため、見た目だけで種別を特定するのは難しい。
時代背景等がある程度度外視されて様々な刀剣類が登場するファンタジーなどの創作では特に混同されており、
エストレモ=ダオラについても実際のそのモデルや種別について厳密な判定は難しい。
刃の形状に着目すればフランベルジュであるとも考えられるが、
フランベルジュは厳密には刃の形状に着目した分類名であって大きさ等は関係なかったりする。- 一般的にゲームにおいて片手剣(もしくは単に剣)と言った場合、
基本的にはエストレモ=ダオラと同じような直剣が主流の場合が多い。
もしくは直剣や曲剣、刺剣など細かく分類しているようなゲームにおいても、
モンハンの片手剣のようなスタンダード、初期装備等にいるのは大抵直剣である。
しかしモンハンシリーズではどちらかというとナイフ型やショーテル型、
もしくは刀やモンスター素材を大味に使った分類しにくい剣など、
斧や棍棒などもはや剣ではないものの存在を加味しても直剣型、
取り分けこの武器のように比較的シンプルな形状ものはあまり多くはない。 - ちなみに、ネット上ではエストレモ=ダオラと似ている別ゲームの武器として、
ファイナルファンタジーXIのグラットンソードが挙げられることがまれによくある。
グラットンソードは匿名掲示板において独特の文体や言行から有名になったFFXIのプレイヤー、
通称「ブロントさん」の装備として有名であり、のちにネット上で確立されたそのキャラ像に従えば、
クシャットンソードエストレモ=ダオラとゴツすぎない白系の装備を合わせると彼っぽくなる。
- 一般的にゲームにおいて片手剣(もしくは単に剣)と言った場合、
関連項目
モンスター/クシャルダオラ
モンスター/クシャルダオラ/派生作品
モンスター/錆びたクシャルダオラ
武器/クシャナ武器
武器/ダオラ=クロムSP