武器/ベナムデパルファン

Last-modified: 2024-09-19 (木) 12:23:04

オオナズチの素材で作成できる、毒属性のついたガンランスのひとつ。
左右対称に近い槍のデザインには女性ハンター向けという意図があったのだが、
その毒々しい色のせいか男性ハンターからの人気が高いという。

目次

性能

MHP2G

  • 毒怪鳥武器のビッグスラッガーから派生してベナムデコロンが作成される。
    劇烈毒袋や黒狼鳥の靭尾を使用してベナムデトワレへ、G級霞龍素材でベナムデパルファンへ強化可能。
  • ベナムデパルファンの性能は、
    • 非常に高い攻撃力644
    • 高くはないが及第点の毒属性240
    • 斬れ味は匠でしっかり紫ゲージに到達
    • おまけのスロット1
    • 放射型LV4
    無属性武器として見ても高めの攻撃力に毒属性がついている、非常に優秀なガンランスに仕上がった。
    元々ガンランスで戦いやすい上に毒に非常に弱いガノトトスなどには非常に相性がいいため、
    「ガノスキラー」、「トトス殺し」と呼ばれることも。
    特段毒に弱くないモンスターであっても極端に不利をとる相手はおらず、
    1体あたりの体力が低下する大連続狩猟などでは使い勝手のいい武器としてよく持ち出されている。
  • 毒属性のガンランスといえば、派生元の強化先であるトリプルクラウンがある。
    トリプルクラウンと比べると、属性値はトリプルクラウンが400、ベナムデパルファンは240。
    スロットもトリプルクラウンが3つに対してベナムデパルファンは1つと、
    状態異常属性武器としては見劣りするかもしれないが、それを補って余りあるのが斬れ味と攻撃力である。
    ガンランスという武器の性質上、状態異常値よりも物理火力を重視した方が効率が良いため、
    総合性能ではベナムデパルファンが優勢か。
  • 古龍武器の最終形態にしては珍しく、古龍の大宝玉なしで作成可能。
    代わりに上位のレア素材である霞龍の宝玉が3個必要になるが、
    G級オオナズチのクエストを何度か回していれば苦労なく集めることができるだろう。
    ただし、前述の通りベナムデトワレのタイミングで黒狼鳥の靱尾を2本要求される。
    鳥竜種や尻尾切断が苦手なガンランスには難易度が高いので注意しよう。

MH4G

  • G級実装+オオナズチ復活に伴い、ベナムデパルファンも復帰を遂げた。
    本作での性能は
    • 状態異常武器としては高めの攻撃力667
    • 対照的に低めの毒属性値280
    • 放射型レベル5
    • 斬れ味白+匠で白延長と若干の
    • おまけのスロット1
    となっている。
  • 本作では、同じく復帰したトリプルクラウンと、新顔のティアマトが存在する。
    ティアマトは攻撃力こそベナムデパルファンにやや劣るが、属性値、斬れ味紫の長さ、スロットのいずれも上回っている。
    砲撃タイプは違うので、差別化を図るならそれがカギとなるだろう。
    トリプルクラウンはというと、純粋な攻撃性能ではベナムデパルファンが上だが、
    あちらは驚異的な毒属性値と拡張性の高い3スロットを持つ。
    特に、毒属性値は実に400近いほどの開きがあり、こと毒状態にする点ではあちらに軍配が上がる。
    例えば、クシャルダオラなど毒状態にする事が重要なモンスターや
    毒ダメージの高いグラビモスなどでは、トリプルクラウンの方が有用な場面もある。
    モンスターに応じて使い分けると良いだろう。
  • 作成に関して、今回はG級での一発生産になり、強化前段階は存在しない。
    それが関係してか、過去作品では不要だった古龍の大宝玉
    要求されるようになってしまった。
    幸い、旅団クエストにオオナズチ狩猟クエストが存在するため
    他のドス古龍武器と比べると作成は容易である。

MHX

  • オオナズチ共々続投。今作ではベナムデトワレで最終型となる。
    性能はというと、攻撃力210に毒28、斬れ味は素で青20・匠延長分が白30青20、スロット1、
    とここまではなかなかバランスよくまとまっている。
    が、問題が1つ。砲撃が放射型Lv2と低い。
    本作のガンランスはヒートゲージの追加に伴い、
    火力を出したいならこれまで以上に砲撃を絡めた運用を意識せざるを得ないため
    砲撃威力が低いというのはかなり大きな欠陥といえる。
  • 他の毒ガンスはいずれもLv3を備えており、それ以外の性能も完全上位互換といえるようなものはないものの、
    いずれもこちらと十分に勝負できる総合水準を備えているため、
    どうしても砲撃Lvで劣り、それ以外の性能が尖っていないバランス型なために差別化が難しいといった感が否めないか。

MHXX

  • 究極強化で「ベナムデパルファン」となる。
    • 毒銃槍でトップの攻撃力330
    • やや低めの毒30
    • 放射LV4
    • 素で白40、匠+2で紫40
    • スロット1つ
    なんといっても攻撃力の高さが目を引く。
    素の物理期待値は毒銃槍の中でロイヤルガンバードに次いで2位、匠発動時ならトップとなる。
    しかもロイヤルガンバードは素の紫ゲージが10しかなく、斬れ味の持ちも考慮するとこちらの方が上とも考えられる。
    また、上位でネックだった砲撃もしっかりLV4まで成長している。
  • 毒属性で放射型のガンランスは他にハイオルトリンデ隻眼三尖刀【災】があるが、
    ハイオルトリンデはスロット1つの差以外全てベナムデパルファンが同等以上のため全く問題ない。
    一方の隻眼三尖刀【災】は、会心率・属性値・素の斬れ味・砲撃LVで上回っており、
    二つ名武器による狩技ゲージ補正もある。
    ただし、攻撃力に40も差があるため、期待値で逆転されることはほぼなく、
    状態異常武器、しかも毒属性なので属性値の違いも狩りへの影響は小さい。
    よって、突き性能のパルファンと砲撃&狩技の三尖刀といった使い分けとなるだろう。
  • 今作の近接ナズチ武器は攻撃力が妙に低く、全体的に残念な性能となっているのだが、
    このガンランスは十分な攻撃力と状態異常値、砲撃レベルを持ち合わせており、
    毒ガンランスとしても放射ガンランスとしてもかなり優秀な性能をしている。
    ガンランス使いで古龍の大宝玉が手に入るなら作っても良いだろう。

MHRise

  • 霞龍の実装に伴い、ベナムデコロンも復活。
    実装時点ではベナムデコロンIで強化が止まっていたが、
    奇しき赫耀のバルファルクの素材を用いることでベナムデトワレへ強化が可能になった。
    今作では上位までということでトワレで打止めとなり、パルファンは出現しない。
  • ベナムデトワレの性能は、
    • 非常に高い攻撃力230
    • こちらも高めの毒属性31
    • 素で青ゲージ50、匠Lv2から白ゲージ
    • 貴重なLv3スロット*1
    • 攻撃力強化III、防御力強化III、霞龍の魂
    MHXXに引き続き、物理火力重視の設計となった。百竜強化でさらに火力を伸ばすこともできる。
    加えて毒属性値もかなり高く、スロットも空いているなど至れりつくせり。
  • しかしながら、肝心の砲撃面がたったの放射型Lv3
    上位最終武器としてはかなり物足りない性能になっているため、
    毒属性も活かせる突きガンスとしての運用がメインになるだろう。
    匠を使う場合、白ゲージのディアブルガルジートに次ぐ火力を誇るので刺突部分の火力は申し分ない。
    スロットLv3が1つあるので、無理なく匠珠を組み込めるのもメリット。
    また、素でも青ゲージが50あるので匠を切って他のスキルを盛る選択肢も取れなくはない。
    尤も、ディアブルガルジートは突きガンスに向いた拡散型Lv4の砲撃を持つので、
    やはり砲撃面で水をあけられてしまう点に注意しておきたい。
    • MHRiseでは砲撃重視の風潮が強く、砲撃面の貧弱さに目が行きがちだが、
      装飾品の追加により刺突重視のスキル構成も現実的になってきたのは追い風。
      砲撃面での弱さは毒の通りやすい敵に担いだり、
      Lv3のスロットを活かして柔軟にスキルを組んだりして補ってあげよう。
      もちろん霞龍の魂で博打に出てもいいのよ?

MHR:S

  • MRの実装に伴い、強化先が実装された。
    強化銘はお馴染みべナムデパルファン
    奇しき赫耀のバルファルクの素材に加え古龍の大宝玉も要求されるため、
    強化時期が遅く、製作難易度も高い。
    • 攻撃力330
    • 斬れ味は素で,延長可能
    • 毒属性41
    • Lv4スロットが一つ
    • 百竜装飾品スロットLv2
    • 放射型レベル6
    とてもバランスのいい優等生となった。
    素で紫ゲージが出るため匠が不要となり、その分火力スキルに注げるように。
    それでありながら武器スロットLv4も備えていたりと上位と比べてかなり強力になった。
    砲撃レベルの低さは、元々物理面を活かす運用が得意な本武器にとってはあまりデメリットにはならない。
  • 今作の物理ガンランスは意外にも強豪が多く、攻撃力が350も超えてかつ素で紫ゲージを備えている武器が存在している。
    マイナス会心もカバーしやすい環境になったため、それ等の武器にはどうしても後れを取ってしまう。
    しかし、毒武器であるために状態異常がトリガーとなっている攻勢との相性はかなりいい。
    他武器にない本武器の特徴をうまく活かした装備を組みたい。
  • 時は流れてVer.13。本武器に圧倒的な強化を施せるようになった。
    • まずはスキル面の充実化。相性のいい攻勢や霞龍の恩恵が装飾品として実装されたほか、
      状態異常の蓄積をトリガーにしてダメージを上げることができる蓄積時攻撃強化の実装。
      しかも蓄積時攻撃強化はVer.13で傀異錬成にも出るようになったため、装備構成の幅も広まった。
      加えて、アプデごとに優秀な4スロ装飾品も充実してきたため、本武器の4スロが活用しやすくなった。
    • そして、武器の傀異錬成で砲撃レベルを強化することが可能となり、砲撃レベル8を実現できるようになった。
      ただし、砲撃レベルを最大にするには傀異研究レベルを181以上にしなければならないため、道のりは険しい。
    • さらにVer.14からは、傀異スロットを拡張した際にボーナスが付与されるようになり、
      最大まで拡張することで攻撃力+40、斬れ味+20のボーナスを得られるようになった。
      そのおかげで火力が大幅に上昇するのはもちろんのこと、継戦能力にも磨きがかかった。
  • 他の毒属性かつ放射型ガンランスでは、七星銃槍【玉衝】の存在が気になる。
    あちらは極端に短い紫+白ゲージから適性が高い研磨術【鋭】による補正値バフが要となり、
    一気に斬れ味を減らす為にFBFなどを織り交ぜるなど、立ち回りやスキル構成はこちらと異なる場合が多い。
    長い紫と高い属性値による安定した毒攻めはベナムデパルファン、
    斬れ味補正値上昇とこちらより高い攻撃力を掛け合わせたピーキーながらも爆発力を秘めた【玉衝】と、
    好みの戦い方を選べるように綺麗な住み分けが成されている。

余談

  • 名前の由来は、毒を意味するベノムと、香水などを意味するパルファンをもじらせたもの。
    「Venom de Parfum」はフランス語で「香りの毒」というような意味になる。
    強化前のベナムデコロンも同様に、香料などを意味するオーデコロンからきている。
    そのためか、盾のデザインがスプレーを模した形になっている。
    因みに、この盾は中に高濃度の毒液を溜めたタンクが内蔵してあり、
    砥石を使うところから自動的に毒が槍身に噴き付けられられる仕組みになっているのだという。
    • パルファンの部分は英語読みするとパフュームになるが、こちらの方が耳馴染みがあるかもしれない。
    • なお、香水に含まれる香料の濃度の違いによって名前が異なる。
      濃度の低い順に、オーデコロン<オードトワレ<オードパルファン<パルファンという関係である。

関連項目

モンスター/オオナズチ
武器/ナズチ武器
武器/ネブラフランマ - MHFで登場したオオナズチ由来のガンランス。
武器/呪王剣チャチャブー - 盾に毒液を塗る刷毛がついている片手剣。