MHXXにて登場した角竜ディアブロス素材のガンランス。
目次
概要 
- MHXXにて遂に登場した、本家シリーズで初の角竜ディアブロスを素材としたガンランス。
砲撃では砲撃音と共に角竜の咆哮が鳴り響く。
- ディアブロスの2本の角が刺突部位となっていて、2本の角の間に火砲が配されている。
それ以外の武器全体もディアブロスを模したデザインをしており、銃槍には襟飾りや背甲を模したパーツがあり、
盾はディアブロスの尻尾を模して装甲に尾甲を使ったものとなっている。
- 本項では二つ名持ちモンスターである鏖魔ディアブロスの武器も扱う。
性能 
MHXX 
- ジェネラルパルドのLV3から派生できるほか、
G級素材を使うことで上位段階の最終強化であるLV2強化形の「ディアブルガルジート」の一発生産が可能。
上位の最終強化、ディアブルガルジートの性能は- ディアブロス武器の伝統たる無属性
- 上位武器としては高めの攻撃力220
- 足を引っ張る会心率-10%
- 斬れ味は素で青ゲージ50、斬れ味レベル+2で白ゲージ30
- あって損は無い防御力+10のボーナス
- 砲撃は拡散型LV3
- スロットが1つ
優秀な斬れ味ゲージはガンランスとしては有り難いところだが、
上位終盤まで進めて来たならばより使い勝手の良い属性ガンランスが多数あるはずなので、
わざわざこれを選ぶことは無いだろう。
- そしてG級の強化形だが、G級素材を用いた強化を3段階踏むことにより、
究極強化形「角竜銃槍イーラホーン」となる。
イーラホーンの性能は- 無属性だが高水準の攻撃力340
- やはり付きまとう会心率-10%
- 斬れ味ゲージは素で白ゲージ40を持ち、斬れ味レベル+2で紫ゲージ40とかなり優秀
- 引き続きの防御力+10のボーナス
- 砲撃は拡散型LV4に強化
- やはりスロットが1つ
無属性武器として全体的に優秀な水準でまとまっており、なかなかな性能と言えるものとなった。
- ではイーラホーンがガンランス全体から見て秀でているかというと、そういうわけではなく、
無属性の拡散型ガンランスだけで見ても強力なライバルが存在する。 また、高攻撃力で汎用属性の拡散型ガンランスを見ても が存在している。
- 以上のように、イーラホーンは「悪くはない性能だが、対抗馬の方が優秀」といった形となっている。
ただ、実戦に耐える性能を持つ優秀な一振りであることは間違いない。
MHRise 
- 本作でも登場。発売時点での最終強化はディアブルガルジート。
その性能はというと…- もちろん無属性
- 他のガンランスの追随を許さない圧倒的な攻撃力250
- 相変わらずの会心率-10%
- 素で長大な緑ゲージ、匠で白ゲージまで現れる
- おまけ程度ではあるがダメ押しの防御力+10
- 砲撃は拡散型LV4
- さすがにスロットはない
- 百竜強化は会心率強化III/防御力強化II/鈍刃の一撃で、生産過程から攻撃力強化IIや鉄蟲糸技強化を引き継げる
砲撃レベル拡散5は例のトウモロコシの専売特許なので、十分なレベルと言っていいだろう。
とにかく攻撃力の高さが異常なレベル*1で、会心率のマイナスも他の武器種と比較すると相当控えめである*2。
さらにこの武器は緑ゲージの武器なので、鈍器使いLv3の効果が適用されてしまうのだ。
そのため匠運用はもちろん、匠なし運用でもさらに後続を突き放す火力を誇る。まさに死角なしといえるだろう。- 百竜強化は会心率強化IIIが無難。会心率はわずか-2%になりほぼ0%武器と同じ感覚で使える。
派生強化前のアイゼンリッターから攻撃力強化IIを引き継ぐ選択肢もある。
期待値で言えば上記会心率強化より高くなる。
- ライバルは同じく拡散型LV4と、優秀な物理攻撃性能を備えるアドミラルパルドだろう。
攻撃力で大きく引き離しているが、あちらは青ゲージとプラス会心率に加えて
レベル2スロットx1、レベル1スロットx2と稀有な拡張性を持つうえに
百竜強化でワンランク上の竜杭砲を扱うこともできる、なかなかの好敵手である。あとイケメン
マサクルルジート 
MHXX 
- 同作のメインモンスターの一体であるディアブロスの二つ名個体・鏖魔ディアブロスを素材としたガンランス。
生産状態の「マサクルルジート」から始まり、途中で「マサクルルジーダム」の銘を挟んで、
LV5で究極強化形の「鏖銃槍クロムウェル」となる。
- クロムウェルの性能は
- 無属性だが圧巻の攻撃力370
- 同時に足を大きく引っ張る会心率-30%
- 斬れ味は素で白ゲージ30、斬れ味レベル+2で紫ゲージ30
- 砲撃は通常種武器と同じ拡散型LV4
- 防御ボーナスとスロットは無し
- 二つ名武器のため狩技ゲージが溜まりやすいボーナス
しかし同様に鏖魔武器の恒例である大きなマイナス会心率が痛く、痛恨会心などのフォローが欲しいところ。
素の斬れ味も微妙なラインなので、斬れ味レベル+2や業物も欲しいところである。
しかしガンランスは必須スキルとされるものが多くてスキル負荷の大きな武器種であるため、
必須スキルと共にこれらのスキルを発動させるのはかなり難しいのが難点である。
逆に必須スキルと共にクロムウェル運用のためのスキルを発動できれば凄まじい攻撃能力を発揮できる。
- こちらのライバルは、同じ二つ名武器で無属性拡散型ガンランスである、
宝纏の「ブルトデアマンテ」と、荒鉤爪の「荒鉤爪銃槍RAGE」であろう。
ブルトデアマンテは白ゲージこそないもののクロムウェル以上の凄まじい攻撃力を持つため
青ゲージや鈍器スキルでも肉薄する物理火力を発揮し、さらに砲撃レベル5を持っている。
RAGEは攻撃力こそ劣るものの、匠スキル不要で紫ゲージ30と白ゲージ60を持つため、
スキル構成など運用についての柔軟性が非常に高い。
余談 
- 角竜銃槍イーラホーンの「イーラ(ira)」はラテン語で「憤怒」を意味する。
キリスト教では七つの大罪の一つとされており、ラースプレデター の「ラース(wrath)」も同じ由来である。- また、悪魔の一体であるサタンを「憤怒」を司る存在として関連付けており、
さらにユニコーン、ドラゴン、狼、猿を「憤怒」に比肩する生物として関連付けている。
前述の悪魔とドラゴンは、
ディアブロスの由来であるイタリア語で悪魔を意味する“diavolo”(ディアボロ)と、外観が一致している。
- また、悪魔の一体であるサタンを「憤怒」を司る存在として関連付けており、
- 二つ名武器の銘の「クロムウェル」は、
清教徒革命(ピューリタン革命)の独立派(革命派)指導者、オリバー・クロムウェルからと見られる。
彼は議会内の政敵の追放や国王の処刑によって権力を握り、「護国卿」と称する独裁者へと上り詰めた人物である。
さらには現代にまで尾を引くアイルランド侵略を断行したことでも悪名高い。
死後に王政が復活すると「王殺し」「簒奪者」として死体をいたぶられ、四半世紀に渡り首を晒されたという。
ただし、その後は彼が打ち立てた改革・政策がイギリスの覇権に繋がったこともあって再評価がなされ、
現在では優れた指導者として讃えられることもある。- 現実世界でも、オリバー・クロムウェルを名前の由来とするものに
イギリスの巡航戦車「クロムウェル」がある。
砲撃を得意とするガンランスにこの人名が用いられたのは、こちらの戦車の存在も掛かっているのかもしれない。
- 現実世界でも、オリバー・クロムウェルを名前の由来とするものに
関連項目 
モンスター/ディアブロス
モンスター/鏖魔ディアブロス
武器/ディアブロス武器
武器/フレアブロス - MHFにおける角竜素材のガンランス(ディアブロスとモノブロスの混合)