モンスター/ツィツィヤック

Last-modified: 2024-03-17 (日) 15:39:33
種族
鳥竜種(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ヤック科 ツィツィ属)
別名
眩鳥(げんちょう)
英語表記
Tzitzi-Ya-Ku
登場作品
MHWorld, MHW:I, MHNow
狩猟地
陸珊瑚の台地, 導きの地

目次

生態・特徴

やや紫がかった紺色の鱗と、頭から尻尾にかけて立ち並ぶ小さな突起、
そして頭部に備えた一対の触角のような器官が特徴の鳥竜種のモンスター。
飛行能力を持たない鳥竜種の中では比較的大柄だが、一般的な飛竜種などには及ばない。
口内には小振りながらも鋭い牙が多数覗いており、その見た目通りの肉食性。
鳥竜種にしては珍しく嘴は全く発達しておらず、その牙で獲物の肉に直接喰らい付く。
陸珊瑚の台地を徘徊する姿が度々目撃されており、強靭な脚力で高低差も苦にせず駆け回る。
持久力や瞬発力も比較的高く、陸上での運動能力は鳥竜種の中でも上位に入ると言える。
四肢には湾曲した鋭い爪を備えており、特に後脚による攻撃は強力。
獲物を仕留める際や外敵との戦闘では後脚を用いた蹴りを多用する傾向が見られる。
また、時折無造作に地面を蹴り払い、その場に爪痕を刻み込む習性がある。
地面に奇妙な傷跡を見かけたなら、ツィツィヤックがそこを通過した痕跡である可能性が考えられる。
ツィツィヤックと対峙する際に最も注意すべきものは、頭の触角状の器官である。
この器官は普段は畳まれており、そのために細長い触角のように見えているが、
ツィツィヤックの意志で自在に開閉し、扇状に展開される。
そこに張られた皮膜は「発光膜」と呼ばれる器官であり、
鼻上に存在する甲殻の隙間にある発光器官から生じる閃光を反射する役割を担う。
この発光膜によって広範囲に放つ閃光は強烈で、相手の目を眩ませて隙を生じさせる。
この閃光を獲物を狩る際や外敵との戦闘に多用する事から《眩鳥》の別名でも呼ばれる。
主に飛行中の翼竜に向けて閃光を放ち、平衡感覚を狂わせ、墜落させたところを仕留めて捕食する。
閃光はその強さから非常に広い範囲に有効であり、時に滞空する飛竜をも撃墜する。
ツィツィヤックを狩猟する際にはやはりその閃光に注意を払う必要がある。
強者が相手であるほど閃光を多用する傾向があるため、近寄るにも四苦八苦してしまう場合もある。
しかし、ツィツィヤックの発光膜は基本的に前方へ扇子状にしか光を放つ事ができず、
その性質や器官の構造上、ツィツィヤックの正面方向にしか閃光は広がらない。
つまり、ツィツィヤックの正面を避けるように立ち回れば、比較的楽に閃光の影響から逃れる事ができる。
また、閃光を放つ際には逐一器官を大きく展開しなければならず、咄嗟に放つ事はできない模様。
そして発光器官は強度はそれほどでもないため、頭部を集中的に攻撃されると損傷してしまい、
それによって閃光の有効範囲が狭まる、最悪の場合は閃光を放つ事自体ができなくなってしまう。
同じく陸珊瑚の台地に生息する小型の牙竜種「シャムオス」とは敵対関係にあり、
複数頭のシャムオスがツィツィヤックを襲撃する様子や、
逆にシャムオスが仕留めた獲物をツィツィヤックが強奪する姿が確認されている。
また、自分よりも体格で勝る大型の飛竜などと相対した場合でも直ぐには撤退せず、
むしろ閃光を多用して対抗しようとする姿も目撃されている。
しかし、やはり体格で劣る以上純粋なパワーではツィツィヤックに軍配が上がる事は少なく、
正面から激突するとなれば旗色は悪い。
最大の特徴とも言える頭部の発光膜の印象が強く残りがちだが、
ツィツィヤックの素材はいずれも鮮やかな色合いの中に独特な光沢感を持っており、
これ等も丹念に磨き上げれば太陽光を反射して眩いほどの輝きを放つ。
細かな棘が生え揃った鱗や鋭い爪などで加工を施された武具は、
見た目の美しさだけでなく機能面でも十分な性能を誇る。

概要

  • MHWorldから登場する鳥竜種で、いわゆる中型モンスターとしての扱いを受けている。
    頭部の発光器官で外敵を気絶させる生態を持つことから「眩鳥」の別名で呼ばれる。
    • 「眩」という別名ながら、その身体には嘴も羽毛も見受けられず、
      同じ新大陸出身のクルルヤックと比べるとまるで鳥らしくない。*1
      どちらかと言うとドスジャギィなどの肉食竜に近い見た目となっている。
    • 同じ鳥竜種で閃光攻撃を得意とするゲリョスを連想する人も多いモンスター。
      毒攻撃こそ使わないものの、実際にクエスト報酬では狂走エキスが入手できるという共通点がある。
  • 掻鳥クルルヤックとは名前、および外見的特徴が類似している。
    また、群れを形成せずに単独でフィールドを徘徊する点もクルルヤックと近い。
    一方、前脚が特徴であるクルルヤックと比べ後脚による攻撃に傾倒しているらしく、
    引っ掻きなど共通するモーションはあるものの、基本的には足蹴りを中心に用いてくる。
    顔立ちもどこか剽軽なクルルヤックと異なり、悪賢そうな目が特徴的である。
    • 以前から名前の類似を根拠として近縁種である可能性がハンターの間で度々議論されていたが、
      MHW以降に公開された生態樹形図によって2種とも「ヤック科」に分類される、
      正真正銘の近縁種であった事が判明した。
    • 鳥っぽくない見た目ながら別名に「鳥」が冠せられていた理由も、
      クルルヤックとの進化上の関係の近さを鑑みられてのものだろう。
  • 風吹き抜ける「陸珊瑚の台地」は飛竜種や翼竜種など飛行を得意とするモンスターが多いが、
    そのような環境下において飛行できないツィツィヤックは、閃光攻撃を多用して適応したようだ。
    特に翼竜の群れに向けて閃光を放ち、自慢の脚力で仕留め捕食する場面については、
    TGS2017や上記リンクの図鑑動画でも大きく取り上げられている。
    食べられたラフィノス捕食痕としてフィールド上に残されることとなる
    • パオウルムーなど大型モンスターに対しても閃光攻撃で対抗する姿が見られる。
      陸珊瑚の台地を生息地とする大型モンスターは飛行すると厄介な性質を持つものが多いが、
      ツィツィヤックを上手いこと利用できればハンターに利するものになるかもしれない。
    • 一方、ラフィノスを閃光で叩き落す生態は「翼竜に掴まる」移動時には厄介。
      翼竜に掴まっている間は無敵ではなく、閃光攻撃を受けるとラフィノスごと気絶・墜落してしまう。
      閃光攻撃は範囲が広いことも相まって発売前実機プレイでは移動を妨害される場面も見られた。
  • 縄張り争いオドガロンとの間で発生する。
    まぶたを持たないオドガロンに対して得意の閃光攻撃は有効に働く……かと思いきや、
    嗅覚に優れるオドガロンは僅かに怯みこそすれど、そのまま攻撃を続行して爪で斬りつける。
    オドガロンの目を眩ませることもできず、一方的にダメージを受けてしまうのであった。
    • 縄張り争いではいまいち効果を発揮しきれなかった閃光だが、オドガロン自体に閃光はしっかり効く。
      台地でオドガロンと戦っていたら、乱入したツィツィヤックの閃光でハンター諸共動きを止められる…なんて場面も多い。
    • 又、それとは別にMHWorldの中型モンスター達の定めとして、
      イビルジョーの前では大抵は一太刀も浴びせられず鈍器となる運命にある。
      これはクルルヤックにも同じことが言える。
  • 小型モンスターの「シャムオス」はツィツィヤックを敵視しており、
    単体では様子を見ているだけだが、数が揃うとツィツィヤックを襲撃することがある。
    陸珊瑚の台地を主拠点とするテトルー「台地のかなで族」は、
    この特性を利用してツィツィヤックを排除しようと画策していた。
    • また、ツィツィヤックの方もシャムオスの群れと遭遇すると移動をキャンセルして閃光攻撃を放つ事がある。
      システム上は縄張り争いというよりは生態行動に位置付けられているようだが、
      やはり両者の間には深い因縁のようなものがあるようだ。
      縄張り争いというか嫌がらせの類にも見える。
  • 破壊可能部位は頭部のみであり、物理属性の弱点でもあるため集中攻撃したい。
    物理攻撃も属性攻撃も軒並み有効打となるため、武器選択で悩む必要性はなさそうである。
    • 状態異常も殆どが効きやすい~やや効き辛い程度だが、当然の如く閃光弾などは無効である。
      触角はイャンクックの耳のようにも見えるが、あくまで角であるため音爆弾も効果がない。
      また、意外なことに罠肉にも一切見向きしない。
  • MHWorldでは任務探索で瘴気の谷を訪れた際にツィツィヤックの死体が倒れており、
    そこにドスギルオスらが群がっているムービーシーンが挿入される。
    台地から谷へと落ちてきたばかりの新鮮な死体だったのだと思われる。
    • なお、このイベント以外でツィツィヤックが瘴気の谷に登場することはない。
      各所の雑多な骨や屍肉の中には本種のものもおそらく紛れていたりするのだろうが。

MHWorld

  • ツィツィヤック戦では多用する閃光攻撃への対応が肝要となってくる。
    予備動作と閃光がおよぶ範囲は判りやすいが、閃光攻撃の常として広範囲に影響が及ぶため隙を突かれやすい。
    ゲリョス同様、食らうと気絶してしまうのだが、
    ツィツィヤックは気絶した相手に飛びかかり蹴りを浴びせる様子もまま見られ、
    閃光が攻撃の起点として機能していると言える。
    • 他の閃光攻撃のようにタイミングを合わせての前転回避で避けられる。向きにもよるがガードでもOK。
      また、ツィツィヤックの発光器官はフラッシュ撮影に用いるストロボリフレクターを連想させるものだが、
      構造上の弱点として頭の向いている方向にしか閃光を放てない
      予備動作の間に光る地面の範囲から逃れ、裏側に逃げ込むとそこは安全圏という訳である。
      この性質を上手く利用できれば攻撃チャンスへと転じられ、一気に楽になるだろう。
    • 陸珊瑚の台地エリア7にあるツィツィヤックの巣については注意点がある。
      この巣には閃光を反射する貝殻が存在しており、思わぬ方向から閃光を受ける場合がある。
      ガードで対応しようとしてもめくられ易いため、タイミングよく回避した方が無難。
      このモンスターに限ったことではないが、本作では自身の寝床で強化されるモンスターが多い。
      寝床まで追い詰めたら早々に捕獲したほうがよいかもしれない。
    • 頭部を1段階破壊すると範囲が狭まり、2段階目破壊すると閃光を無効化できる
      ゲリョスと同じくモーションをするが不発になり、大きなスキができる。
      ちなみに破壊報酬は1段階目の時点で確定し、2段階壊したから増えるということもない。
  • 肉弾技は蹴り技が中心であり、クルルヤックとはやや趣が異なる。
    中でも素早く走ってから浴びせる飛び掛かり蹴りの後、尻尾で周囲を薙ぎ払うのが最大の大技である様子。
    軽くその場で足を引っ掻く行動も行うため、後方もカバーしている。
    また、足技は全体的に吹っ飛ばしを伴うものが多いので中型鳥竜種と思って侮ると、
    手痛い反撃を食らうこともしばしば。
    • 「2足骨格で後方に蹴り出す」モーションは大型の獣竜種であるアンジャナフも持っているが、
      アンジャナフの場合は軽い後ろ蹴りで、範囲は狭く食らってもこけるだけ。
      対して、ツィツィヤックの蹴りは身体をひねって横に薙ぐような蹴りであり、
      ある程度前方~側面もカバーしている他、先述のようにリアクションも吹っ飛ばしと大きめ。
    闘技場でツィツィヤックと戦う機会があるが、
    ツィツィヤックの意外な攻撃範囲と吹っ飛ばしにイライラさせられたハンターもいるのではないだろうか。
    普段大して戦う必要もなく、引いてはモーションなど覚える必要がなく、
    ごり押しで倒せるモンスターと認識されがちのツィツィヤックだが、
    今作の闘技場の仕様と合わさって意外な強敵としてソロ勢を苦しめるモンスターである。
    しかし、所詮は中型鳥竜種であるためモーションを覚えれば、そこまで苦労する相手ではない。
    むしろ、閃光攻撃が最大の隙である節があり、更に小刻みに攻撃してくる傾向があるため、
    隙を上手く生かして攻め込みたい。
  • 陸珊瑚の台地へ降りたハンターが最初に遭遇するであろうボスモンスターが本種だが、
    任務クエストとしては登場しないため、狩らずにストーリーを進めることも可能である。
    ただし行動範囲は比較的広いため、探索や他種との交戦中に出くわすことはあるだろう。
    • 時期的には雷属性やられが厳しいトビカガチ戦の少し後になるため、
      先に気絶耐性装備を揃えておけばトビカガチ→ツィツィヤックと装備を使い回せないこともない。
    • 陸珊瑚の台地の北東キャンプを開放するには眩鳥の皮が必要となる。
      後々のことを考えると、狩猟はともかく落とし物を拾うくらいはやっておいた方が良いだろう。
    • また「台地のかなで族」をオトモダチにするには、本種の二頭クエストをクリアする必要がある。
      このクエストは1人限定という珍しいクエストなので合流に注意しよう。
  • パオウルムー、レイギエナなど他の大型モンスターとの三つ巴になった場合、
    ツィツィヤックは得意の閃光攻撃を連発して対抗しようとする。
    これは先述の通り、飛行行動を行うモンスターを叩き落してくれる便利な思考ではあるのだが、
    この閃光は当然のごとくハンターにも当たるので、チャンスを妨害されかねない。
    先述の通り照射範囲が決まっているので、ツィツィヤックの位置を把握しておきたい。
    • ただ、縄張り争いの時に限ってはそうではない事もある。
      理由は単純で、閃光によって争いを妨害、中断させてしまうからである。
      例えばパオウルムーとレイギエナが縄張り争いをしている最中に、
      ツィツィヤックが両者に向けて閃光を発すると、両者は目が眩んで仲良く墜落してしまう。
      この場合、投げ飛ばされる前であればパオウルムーへのダメージが入らなくなってしまう。
  • 陸珊瑚の台地のクエストには大抵の場合乱入してくるが、他の大型モンスターがいる場合
    ただ閃光を浴びせるだけで他のエリアに移動することがよくある。
    それにより戦闘中に飛んでいる飛竜を叩き落すことが多々あり、
    SNSなどではツィツィヤックが他の大型モンスターを叩き落とす動画がよく投稿されている。
    • ただし、閃光を放つまでにやや時間が掛かるため予備動作中にキャンセルされてしまったり、
      予備動作の間にモンスターが範囲外に移動してハンターだけ喰らうこともある。
      ツィツィヤックの裏に回り込んでおいた方がリスクは少ないかもしれない。
  • イベントクエスト「眩しさに抗う者達」では、逃げ場のない闘技場で
    なんとツィツィヤック3頭同時狩猟がメインターゲットとなっている。
    気絶対策をしていかないと、閃光によりハメ殺されることも珍しくない。
    あちこちから飛んでくる光で目が痛くなるクエストである。
    • とはいえ、こちらから手出ししなければ攻撃はしてこないので、1匹ずつ倒せばなんら問題はない。
      もし気づかれてしまったとしても、分断柵を使えば1匹ずつ相手することができる。
      また、気絶無効をつけていけば三体同時でも余裕でさばききれる。

MHW:I

  • マスターランク個体が登場し、頭を光らせ閃光を打つ際にフェイントをかけるようになった。
    構えをとったあと、最大3回までステップで位置を調整し、かなり正確に対象目掛けて閃光を発する。
    逆に、単発で閃光を撃つことは、モンスター相手以外にはしなくなった。
    • ステップ中のツィツィヤックを無理に正面から追いかけようとすると
      バックステップで距離を取られ、被弾するリスクが高まる。
      また、ガード武器ならガードで対処可能だが、場合によっては
      突然横にステップすることもあるため、ガード方向には注意。
      クラッチクローでツィツィヤックにしがみつくことで簡単に回避することができる。
  • MHWorldから変わらず、ストーリーをクリアするだけなら倒す必要のないモンスターのままである。
    ディノバルド亜種のムービーに登場するドスギルオスと違ってムービーシーンでも未登場なので影が薄い。
    尤も、向こうは向こうで切り捨てられる役なので優遇されてるとは言い難いが。
  • Ver.15.01で追加されたEXドラゴン装備の頭部位には、
    αもβも気絶耐性Lv3が付与されている。それが何を意味するかはお分かりだろう。
    なんとツィツィヤック最大の特徴にして武器の閃光を防具1つで無効化されてしまうのである
    単純に素材が必要な場合以外に、いわゆる導きの地のレベル上限上げにも使えるモンスターなので、
    戦う機会があるなら是非とも頭装備はEXドラゴンにしておきたい。
    元から性能が高いのでわざわざ意識して付けるわけでもないと思われるが
    そもそも上位で耐絶珠を3つ確保していればEXドラゴンが無くともサンドバックになる運命である

MHNow

  • 近縁種であるクルルヤックに出番を取られがちで、長らくメインシリーズにも派生作品にも未参戦だった本種だが、
    新大陸を脱出し遂に位置情報アプリゲームであるMHNowにも登場する事となった。
    春の大型アップデートである『春景裂く乱入者』にて、
    オドガロンイビルジョーという凡そ春らしいとは言えない面子と共に追加される。
    • アップデートによってメインストーリーが再編され、2週目以降に進んだ(チャプター13「空を裂くもの」クリア)場合は
      その後の進行度に関係なくツィツィヤック緊急クエストが始まる。
      同時期に緊急クエストの難易度を下げる設定が実装されたのだが、それに気付かず勇み足になると
      高ランク帯のツィツィヤックを事前に手合わせせず挑むことになってしまう。
      そのため人によっては一種のトラウマを植え付けられる程の脅威を味わうことになる。
  • クルルヤックより一回り大きいサイズで、一直線に前進して掻き分ける攻撃の範囲がかなり広いのが特徴。
    弱点属性は氷属性のみ。
  • 本作では1回の狩猟が75秒というかなり短い制限時間の中で戦うものであるため、
    麻痺や睡眠など強い拘束性のある状態異常を持つモンスターは本家以上に強豪と恐れられていた。
    そしてツィツィヤックはMHNowでも閃光による気絶を扱うことが事前に告知され、
    MHW(:I)での厄介さを知るハンター達は本種の参戦により戦々恐々としていた。
    しかし今作にはハンターの気絶の概念が無い
    ではどうなったのかと言えば、閃光を浴びせられると


     画面がブラックアウトする。


    MHFにおける暗闇状態もかくやというレベルでプレイ画面全体を遮り
    目眩しがプレイヤー自身に降り掛かるという凶悪かつ巧妙なアクションを身につけてしまったのである。
    目が眩むと画面が真っ暗になり、3秒経つと徐々に(まぶた)を開けようとする演出が入る。
    その間は僅かな隙間から前方を視認できるが、それでも狩猟ペースは崩される。
    そこから約6秒程で完治し、全体で見れば約9秒もの間視界を奪われることになる。
    まさにハンターとプレイヤーが一体になったかのような状態異常である。
    某レースゲームのイカが泣いて逃げ出すレベル。
    • メインシリーズとは異なり、閃光を浴びせられても移動や攻撃が可能である。
      全然見えないので攻撃の対処や適性距離の維持は難しくなるものの、
      瞼演出を頼りに最後まで諦めず苦境を乗り切ろう。
      なお、UIやダメージ表記はブラックアウトしない。
    • また、閃光を受けるとロックオンも強制解除される
      同骨格のクルルヤックにも言えることだが、ちょこまかと動き回り、
      なおかつ各部位の間隔が狭いため、再ロックに手間取ることがあるので注意しておこう。
    • 対策としてはSPスキルの無敵時間でやり過ごしたり、照射範囲から離れたりするほか、
      ランスやチャージアックスなどのガード武器で防ぐなどが挙げられる。
      また、閃光を放とうとするまでの予備動作が長く行動キャンセルの猶予が設けられている。
      ひたすら頭部を狙い続ければ、部位破壊や怯みで行動を阻止できる可能性が高い。
      もちろん頭部を破壊すれば厄介な閃光攻撃を封じる事ができ、1段階目では閃光範囲の縮小で2段階目では完全無効になる。
    • ちなみに、このツィツィヤックはどうやらMHW:Iで言うマスターランク仕様であり、
      初期レベルの★2の時点でMR限定の閃光攻撃直前のフェイントステップを使ってくる。
      その代わりに、MHW:Iの下位個体の使うその場で閃光は一切行わず、閃光を放つ際のフェイントステップも必ず2回行うので、
      本家シリーズよりは判断がしやすくなったか。もはや、フェイントというより位置調整ステップである。

武具

  • 武器は太刀、双剣、操虫棍、ヘビィボウガンが存在し、全て鉱石武器から派生する。
    見た目は鉱石武器にツィツィヤックの皮や発光膜を貼り付けた所謂皮ペタ武器である。
    防具は水属性攻撃強化なのに覚醒で雷属性が実現し、レア度6なので三回のカスタム強化が可能である。
    また、ヘビィ以外はLv3のスロットを1つ持ち、匠で白ゲージが解放される。
  • 防具はツィツィシリーズ。ツリーズではない。
    紺色と青色の鱗や皮を用いたもので、頭部には閉じた発光器官が使われている。
    男性用は口元のマスクから左右に突き出し、上方へと延びるように長く続いている。
    女性用は額のレンズの脇から左右に垂れ下がるように伸び、顔は隠されない。
    また、女性用の胴装備は胸元が大きく開いており、大胆な印象を受ける。
    男性用については武器紹介動画:双剣にて着用しているのが確認できる。
  • 耐性面ではあまり優れておらず、武器は覚醒で雷属性を得るのに雷と氷にマイナス耐性、
    他の部位も耐性値0が並ぶ。
  • 下位装備のスキルは以下の通りである。
    • 頭:閃光強化Lv1
      胴:体術Lv1
      腕:気絶耐性Lv1
      腰:広域化Lv1
      脚:睡眠耐性Lv1
      となっており、胴装備は序盤の弓装備として使える。
  • 上位装備のスキルは以下の通りである。
部位αβ
スキルスロットスキルスロット
閃光強化+1無し閃光強化+1Lv1×1
気絶耐性+1
体術+1無し体術+1Lv1×2
水属性攻撃強化+2
気絶耐性+2無し気絶耐性+2Lv1×1
広域化+1
広域化+2無し広域化+1Lv2×1
水属性攻撃強化+1
睡眠耐性+2無し睡眠耐性+1Lv1×1
一式閃光強化Lv1無し閃光強化Lv1Lv1×5
Lv2×1
体術Lv1体術Lv1
気絶耐性Lv3気絶耐性Lv2
広域Lv3広域化Lv1
睡眠耐性Lv2睡眠耐性Lv1
水属性攻撃強化Lv3
 
  • 閃光の効果が上がる「閃光強化」スキル、気絶の時間を短縮あるいは無効にする「気絶耐性」スキル、
    閃光が広域に及ぶ事を反映してか、一部のアイテムの効果が味方に及ぶようになる「広域化」スキルといったような、
    本種が扱う閃光攻撃を意識したようなスキルが多く並んでいる。
    脚防具の睡眠耐性は、閃光で眠りを覚ますという意味だろうか?
    また、胴防具と腰防具には何故か水属性攻撃強化が付いている。青いからだろうか
    • 頭防具の閃光強化は、当防具とシーカーシリーズの腕、仕掛け弾の護石でしか付けられないレアスキルである。
      実用性?うーん…

余談

  • 名前がやや発音し辛いモンスターであり、書き間違いもよく見かける。
    海外版では「ツィーズィーヤック(Tzitzi-Ya-Ku)」という発音であり、輪を掛けて発音し辛い。
    話し言葉ならば「ツツイヤック」にすれば言いやすく、チャットやネット上では「筒井」呼びが主流である。
    • また、大型モンスターを閃光で眩ませてくれることから「大きなオトモダチ」とも呼ばれ愛されているようだ。
      誰が言ったか「真の相棒はツィツィヤック」
  • 近縁種かつ同期であるクルルヤックと比べるとどうにも出演機会に恵まれない。
    次作であるMHRiseはともかく、パオウルムーやレイギエナなど陸珊瑚の台地仲間のモンスターが
    しっかり登場しているMHST2にも未登場である。
    可愛いと人気があるクルルヤックと比べるとどうにも優先順位が低くなりがちなのだろうか。
    あるいはMHST2でも続投のゲリョスとポジションが被るからか。
    • 一応、MHST2にて鳴き声だけは当初ドスジャギィに使用されていたが、どうやらバグだったらしく後に修正された。

素材

狂走エキス
シリーズお馴染み、強走薬の調合元となる素材。
剥ぎ取りなどでは入手できず、クエスト報酬や調査特別報酬として排出される。
MHWorldではディアブロスのクエスト報酬としても獲得できるためか、素材元の明記がない。
眩鳥の鱗
ツィツィヤックの体を覆う鱗。深みのある藍色が特徴で、幅広い用途に使用される汎用性に富むアイテム。
より強力な個体から入手できる上質な鱗は「眩鳥の上鱗」、
マスター級個体から採れるものは「眩鳥の厚鱗」と呼ばれて区別される。
眩鳥の皮
ツィツィヤックの体に見られる藍色の皮。柔軟性があり、主に防具素材として使われる。
上位個体から採れるものは「眩鳥の上皮」、
マスター級個体から入手するものは「眩鳥の厚皮」と呼び分けられている。
MHNowでは良質素材として「眩鳥の良質な皮」が入手できる。
眩鳥の爪
ツィツィヤックの指から生える鋭い爪。脚力と合わさり眩鳥にとって強力な武器となる。
地面を引っ掻いて爪痕を残すほか、獲物を仕留める際にも引っ掛けるように蹴る姿が見られる。
素材としては主に剥ぎ取りで入手でき、その鋭い材質から武器にうってつけの素材となる。
上位個体からは「眩鳥の尖爪」、マスター級個体からは「眩鳥の剛爪」が得られる。
眩鳥の発光膜
ツィツィヤックの「触角」と呼ばれる部位にある、強烈な発光を起こす器官。
普段は格納され、ツィツィヤックの行動に合わせてゆらゆらと揺らめいているが、
閃光を発する際には左右に扇状に展開され、まるでエリマキのような見た目となる。
これによって発生する閃光は台地の主であるレイギエナすらも墜落させ、
視力の弱いオドガロンも怯ませて隙を晒させるほどに強烈。
その特殊な材質からさまざまな用途で用いられている。
上位個体からは「眩鳥の閃光膜」、マスター級個体からは「眩鳥の輝光膜」、
導きの地に生息する個体からは「ギラつく閃光膜」が入手可能。
また、MHNowでは良質素材として「眩鳥の良質な発光膜」が入手できる。
  • この膜は光を反射する役割を担うもので、発光器官は鼻先にある甲殻の隙間に存在するようだ。
    しかしその甲殻は素材化されておらず、専ら膜のみが武具などに用いられている。

関連項目

モンスター/クルルヤック - 同作品の鳥竜種であり、ヤック仲間。
モンスター/ゲリョス - 閃光攻撃を得意とし、狂走エキスが得られる鳥竜種仲間。
モンスター/シャムオス - ツィツィヤックを天敵とする牙竜種。
アクション/閃光


*1 実際には前脚にわずかに羽が生えているが、ほとんど目立たない。