暗き地の底より出づる十四の
破壊。第三の破壊は海をも干上
がらせる陽炎の形をしていた。
(冥淵揺剣カタフニア)
目次
概要
- サンブレイクのストーリーの最後に立ちはだかるガイアデルムの素材から生産できる片手剣。
- ガイアデルムの角を模した波打った刀身と怪しく輝く碧色の球が嵌った剣、
翼脚や亀裂のような隙間から鈍く輝く碧色が印象的な盾の一揃い。
- ガイアデルムの角を模した波打った刀身と怪しく輝く碧色の球が嵌った剣、
性能
MHR:S
- ガイアデルム討伐後、一発生産によってレア10の冥淵揺剣カタフニアを入手できる。
強化がない代わりに奈落の龍神玉を要求されるため、生産難度はやや高め。
その性能は- 最終強化品の中でも高めの攻撃力350
- 気持ち程度の龍属性18
- 斬れ味は素で長めの紫80、匠でさらに伸びる
- かなり痛い会心率-25%
- 装飾品スロットなし
- 百竜装飾品スロットはLv3
- 大雑把に言えば、かなり物理側に寄った龍属性武器。
高攻撃力と長い斬れ味による継戦能力と引き換えに会心などが犠牲になったピークパワーに劣る武器…
と思いきや、本作では多彩なスキルで会心率を補強できるため、
特化すれば会心100%に到達させる構築も可能だったりする。- 百竜スロットはLv3と最大の大きさで、「鋼龍の魂」により会心率を底上げできる。
レア10武器で本品に匹敵・上回るマイナス会心片手剣は数あれど、
百竜スロットでデメリットを打ち消すことができる点は本品の長所といえる。- もっとも、超会心を併用しない限り「鋼龍の魂」の期待値は1.04倍止まりであり、
やはり各種○○特効が目の上のたん瘤になる。
ついでに会心率-25%なら痛恨の一撃も1.05倍となる。
超会心を運用する場合も、高い会心率を確保できるなら特効系が期待値で上回るため
「鋼龍の魂」を採用するメリットはやや薄い*1。
- もっとも、超会心を併用しない限り「鋼龍の魂」の期待値は1.04倍止まりであり、
- 百竜スロットはLv3と最大の大きさで、「鋼龍の魂」により会心率を底上げできる。
- とはいえ、サンブレイクでは傀異化素材による強化によってほぼ全ての武器派生にレア10の最終強化段階があり、
生産可能時期によって生じていた、最終性能の格差問題が是定されている傾向が見られる。
さらに龍属性武器は激戦区で、- 優れたスロットを持つセクトトレスノワール
- 総合的な性能バランスの良いアンクofシーカー
- 高い会心率を持ち会心トリガースキルとの親和性が高いTHEシャロック
- 便利なLv4スロットを持ち、素の紫も長めな血宴のケルツィエ
- 高い攻撃力を持ち、青と紫の斬れ味により研磨術【鋭】と相性がいい神裂・風雲無尽
- 高い龍属性値と圧倒的な白ゲージを併せ持ち、他の追随を許さない赫絶の連翼アクルス
特に下の二振りが強く、カタフニアはやや危ない立ち位置にいる。
また、マイナス会心物理特化型モデルとしても金獣棍【禁呪】が立ちはだかる。- 尤も、これらの武器たちを最終強化するには傀異化素材や登場が遅いモンスターの素材などが必要になる。
対してこちらはレア素材こそ必要になるがMR解放後すぐ生産できる点で優位となる。
『マスターランクの最終強化品を揃えるための足掛かりとして作る』という意義があるので、
生産可能になったタイミングで作っても損になりにくいだろう*2。
- Ver.11で追加された傀異錬成によってスキルの自由度が大幅に上がり、
狂竜症【蝕】等でマイナス会心を補いつつ火力スキルを積むことが現実的になった。
高い物理性能を持ちつつも、マイナス会心が足を引っ張っていたこの武器には追い風と言えよう。
これからも有用なスキルが追加されたり、スキルの自由度が上がることは容易に予想できるため、
マイナス会心ゆえに伸びしろの多いこの武器が再び龍属性片手剣の火力トップに舞い戻る可能性は大いにある。 - アップデートによって龍属性武器にはさらに
が追加されている。
前者はピーク時の破壊力に優れており、安定して狂竜症を克服できるのであれば
十分にこちらの強みを脅かすことができる。
後者は攻撃力が30、斬れ味が紫50と大きく引き離しているが、会心率と属性値、
特にスロットにおいて圧倒的な差が生じている。
セクトトレスノワールに至っては攻撃力と上がない百竜装飾品以外を悉く越えられている。
強さはともかく、時期で言えばMR10と早めに作成可能になるため、
かなり追い込まれているのが現状となっている。
余談
- 「破壊」にまつわる現象を由来とするガイアデルム武器の命名法則から、
この武器の名前の由来はギリシア語の「陽炎(καταχνιά)」と思われる。
陽炎とは風がない空間で加熱された空気が上昇気流を生じている時に密度の違う空気層が存在すると
屈折率に差ができるために一定の空間が揺らめいて見える現象。- 婉曲な表現だが、説明文の通り水源が枯渇する「干ばつ」を暗喩しているのだろう。
- また、波打った刀身のモチーフはフランベルジュだと考えられる。
史実のフランベルジュは波打った刀身によって肉を複雑に引き裂いて止血を難しくする効果があったとされる。
この武器の高い斬れ味もその独特な形状によるものなのだろうか。
フランベルジュの名前はフランス語の「炎」に由来し、
その波打った刀身が揺らめく炎のように見えることから名づけられており、
この武器の銘や説明文と刀身の形状はまさしく合致していると言えるだろう。
関連項目
モンスター/ガイアデルム
武器/ガイアデルム武器
武器/フランベロジュ - 刀身波打ち仲間