武器/アンクofチェッカー

Last-modified: 2024-11-26 (火) 23:54:37

大きさの割に異様にい黒剣。
開いた魔眼の奥底から、冥府
の入り口が垣間見えるという。
(アンクofチェッカー~アンクofシーカー)

大きさの割に異様にい短剣。
虹色に輝く剣と盾の絶妙な攻守
が、持ち主を英雄へと導く。
(THEディテクター~THEシャロック)

目次

概要

  • 強化段階ではいかにもゴア・マガラらしい、黒色のなかに紫色のアクセントが入っている盾と剣である。
    上記説明文の「魔眼」とは盾の中央に付いている紫色をした円形の模様のことであろうか?
    最終強化のTHEディテクターになると、デザインはほぼそのままにシャガルマガラの純白色に変貌。
    上記のとおり、武器の説明文も真逆のものになる。
    ただ剣の片刃は青紫色になっており、ゴア・マガラらしさも残っているようにみえる。

アンクofチェッカー

MH4

  • 同作にて初登場。強化順はアンクofチェッカー→アンクofサーチャー→アンクofシーカー→THEディテクター。
    アンクofチェッカーは一発生産もデッドリーナイフからの派生も可能。
    生産には逆鱗1枚を要求されるが、デッドリーナイフからの強化だと逆鱗を節約できる。

MHX

  • ゴア・マガラとシャガルマガラの続投に伴いアンクofチェッカーも登場。
    LV2からシャガル武器に派生させられるが、ゴア武器のまま最終強化にすることもできる。
    なお今作では、他の武器からの派生は不可能。アンクofチェッカーを一発生産する必要がある。
  • ゴア武器としての最終強化は「アンクofサーチャー」。空きスロットは1つ。
    攻撃力190に会心率25%と龍属性20。斬れ味は素で青40だが、匠+2で白30という、
    やや物理寄りの性能。
    • ただ、龍属性片手剣には最強の大業物である煌黒剣アルスタが存在する。
      攻撃力は180でスロットはこちらと同じ1つだが、
      匠+2を発動させた本武器を優に超える斬れ味を素で持っている上に、龍属性37という超高属性値。
      もっとも、アルバトリオン自体がMHXで最後に戦うことになるモンスターであるため差別化は容易。
      アンクofチェッカーは「下位から使い続けられる龍属性片手剣」であるため、活躍の機会はかなり多い。
      ドス古龍やオストガロア、アカムトルムといった強敵達への対抗手段として確実に活躍できるだろう。

MHXX

  • アンクofサーチャーを限界突破させると、LV7でアンクofシーカーに究極強化できる。
    性能は攻撃力320、龍属性25、会心率25%。斬れ味は素で青80、匠+2で紫30
    空きスロットは1つ、といったもの。
    攻撃力会心率共に高く、匠+2込みで物理期待値が約470と非常に高い。爪護符猫飯で500を超える。
    反面斬れ味のバランスが悪く、斬れ味レベル+2と業物の同時発動が必須である。
    とはいえ、今作は匠と業物の同時発動が易しいスキル環境になっており、
    グギグギグという匠と業物の同時発動ができてスキルの自由度が高いテンプレ装備もある上、
    混沌の刃薬という非常に強力な狩技が登場し斬れ味の回復も容易になっているため追い風。
    高い会心率も今作のスキル環境の良さにより超会心を付けやすく、活かしやすい。
    • ただ、今作の片手剣は上記の混沌の刃薬により非常に会心率を上げやすく、
      この武器の25%の会心率は無駄になることもある。
      また属性値25も低くはないのだがあまり高い数値でもないため、他にも優秀な龍属性武器の存在もあり
      同じゴア武器であるパワーofエンミティほどは高い評価を受けていない。
  • 総じて、優秀な片手剣ではあるのだが選択肢の1つという評価に留まっている。
    しかし、優秀であることには変わりないので作成の価値は十分にある。

MHR:S

呪われし魔眼を持つ漆黒の剣。
魔眼が真の力を宿す時、持ち主
冥府の先導者に身を堕とす
(アンクofシーカー)

  • ゴア・マガラ、シャガルマガラの復活に伴い復活。
    今作もMHXXと同様に最終強化がそれぞれに用意されている。
  • 一発生産でアンクofチェッカーとなり傀異化素材を用いる事で最終強化のアンクofシーカーとなる。
    その性能は
    • 攻撃力320
    • 龍属性28
    • 会心率15%
    • 斬れ味は延長可能な紫20から白50が続く
    • スロットはLv2が1つ
    • 百竜装飾品スロットはLv2
  • 物理寄りの龍片手剣としては十分な性能。
    MHXX時代と比べると今作は素で紫が出現している事がとてもありがたい。
    今作はどの龍属性片手剣も非常に優秀な面子が揃っているが、
    アンクofシーカーは攻撃力は控えめながらプラスの会心率を持っている事が特徴。
    超会心や達人芸など相性の良いスキルを活かした構成を組みたいところ。

MHF

  • ゴア・マガラとシャガルマガラが遷悠種として登場したことで遷悠武器として実装された。
    二体の実装が同時でないことからそれぞれの武器は独立したツリーとなっている。
  • HR5の素材でアンクofチェッカーを生産し、G級の素材でアンクofサーチャー→アンクofシーカーと強化していく。
    最終強化となるアンクofシーカーの性能は、
    • 属性武器としては十分な攻撃力707
    • 更に会心率15%
    • 大きな個性となりうる闇属性1100
    • 斬れ味レベル+1で短めの空ゲージが出現
    闇属性は龍と氷の複属性だが属性値だけでなく攻撃力や空ゲージ量を考えても、
    片方の属性の武器としては同じ遷悠武器の片手剣である狼牙剣【欲獄】グラスヴァルティーのほか、
    同ランク帯の龍・氷属性の武器には劣ってしまう。
    そのため龍と氷両方が通る相手に担ぐのはもちろん、
    武器会心を活かすための閃転及び辿異スキルの閃転強化や空ゲージの短さを補うための巧流などが必要になるだろう。

THEディテクター

MH4

  • アンクofシーカーから最終強化のTHEディテクターの性能は、攻撃力252、会心率30%龍260
    斬れ味は素でが付き、斬れ味レベル+1で伸ばすことも出来る。
    流石にスロットはつかないが、いずれも片手剣の中では十分一線級と言って差支えのない素晴らしい性能で、
    属性特化の祀導器【一門外】と差別化された、優秀な龍属性片手剣である。
  • ただし、本作では「伝説の黒龍」ミラボレアスの神器と称される黒龍剣という強大な競争相手が存在する。
    黒龍剣のスペックは攻撃力280、龍200に加え、斬れ味ゲージ
    これだけ見れば、会心率と斬れ味から攻撃力では此方に分があり、属性値でも上回っている。
    が、あちらはスロットを3つ持ち、匠を発動させるとゲージが出現する
    会心率と属性値で上回っているといえど、匠で紫ゲージ、武器倍率20の差に加えてスロ3となると
    斬れ味対策込みでのスキル構成に大きな差が生まれてしまうこととなる。
    更に、属性値の差はダメージ計算上では極めて微小であり、大抵は物理の差でひっくり返される。
    よって、火力面でいえば黒龍剣に完全に軍配が上がってしまう
  • 黒龍剣は紫+白の合計がたったの30と非常に短く、片手剣の手数としてはかなり厳しいが、
    こちらも本作の環境では真打+業物+αの装備が容易に組めるため、ある程度はカバーが可能。
    THEディテクターは匠で白60という非常に優れた継戦能力が最大の売りとなるため、
    逃げ場がなく研げる機会の少ないクエストに担いでいった方が良いだろう。
    ……が、黒龍剣のページに詳しいが黒龍剣を青ゲージまで使う場合(60消費)と
    こちらの白を60消費する場合のダメージは黒龍剣の方が上になってしまっている
    白以上でないと弾かれるという場合を除き、これでは非常に厳しい立場である。
    • しかし、現環境では黒龍剣はHR8に昇格することが絶対の作成条件となっている。
      そのため、HR7で製作可能なTHEディテクターの存在価値は繋ぎ的な意味でも大きいと言える。
      イベクエの配信により黒龍剣の製作時期が大幅に早くなってしまったのは逆風だが、
      伝説の黒龍との決戦では心強い相棒となってくれるだろう。
  • 他の武器種と比較すると棲み分けは出来ている方だが、それでも若干黒龍剣に食われ気味な感は否めない。
    総評するならば、単純な火力の黒龍剣、属性特化の祀導器【一門外】、
    継戦能力と作成時期のTHEディテクター、更に作成時期の早い獄剣リュウリンという構図になるだろう。

MH4G

  • MH4Gの最終強化形態は『THEシャロック』。
    攻撃力336・龍属性350と若干控えめだが会心率が40%にまで引き上げられ、
    しかもトゥルーの時点で待望のスロットが1つ追加された。
    そしてマガラ武器らしく斬れ味も優秀で、素の白ゲージ、匠で出る紫ゲージ共に長い。
    また、今作では会心撃【属性】というスキルが登場し、高い会心率が更に活きるようになった。
    • 通常クエストでG級シャガルマガラが出てくるのはゴグマジオス撃破後なのだが、
      現在はイベントクエストの配信により、G★3の時点で戦えるようになっている。
  • 一方で、相変わらず龍属性片手剣はやたらと数が多い。
    • 物理性能が完全に終わっている邪絶一門封解は置いといて、狼牙剣【欲獄】は中々の強敵。
      欲獄は紫ゲージが出ないため、匠を付けた時の火力ではシャロックが上回るのだが、
      素の白ゲージの長さから匠を外して使うという選択肢が存在し、
      攻撃力と属性値では上回っているので、匠を付けない場合では欲獄が勝る。
      作成時期もイベントクエストを使えば同じなので、運用次第で差別化できる程度の性能差。
    • 真・黒龍剣はほぼ物理攻撃力に特化しており、スロットも3つ空いているが、
      斬れ味のバランスがかなり悪く、紫を使い切ると後が無いので匠以外にも業物も欲しくなる。
      さらに属性値も控え目なので、扱い易さで圧倒的に勝る。
    • 祖龍霊剣はかなり手ごわい。
      欲獄と同等の攻撃力・10上回る属性値シャロックと同等の紫ゲージを両立しているため、
      火力面ではどう足掻いても勝ち目がない。
      ただし斬れ味ゲージは匠で出る紫50の下は白40・青10しかなく、それだけ使ったら緑まっしぐら。
      匠を斬る選択肢が事実上不可能である事に加え、相手によってはさらに斬れ味のフォローが必要となる。
      それだけのスキル詰め込みをスロット0で実現しなければ使えないため、
      必要な保護スキルの数によってはそもそも祖龍霊剣を担げなくて他を使わざるを得ない事も多々ある。
      スキルがしっかり組めるならば祖龍霊剣以外を使う理由が無いが、
      決して他の武器の出番がなくなる訳でもない。
  • 以前まではシャガルマガラが解禁されるのはゴグマジオス撃破後、即ち作成可能時期が同じだったため
    繋ぎとしてすら使えないというかなり残念な結果で終わっていたのだが、
    前述の通りイベントクエストが配信された現在では
    繋ぎ」としてのポジションで欲獄と鎬を削ることができている。

MHX

  • シャガル武器の最終強化は「THEトゥルー」。こちらも空きスロット1つ持ち。
    攻撃力160に会心率35%、そして龍属性28。斬れ味は素で白10を持ち、匠でさらに伸ばすこともできる。
    こっちは斬れ味の良さが光る、やや属性寄りの武器か。
    • こちらでも煌黒剣アルスタが強大なライバルとして立ちはだかる。
      斬れ味を素で白60持っている上に、龍属性も属性に振り切った2振りを除いて1位の37。
      さらに攻撃力まで180とTHEトゥルーより遥かに高く、その上でスロットも1つ空いているという凄まじさ。
      …要はTHEトゥルーの完全上位互換である。
      ただ、この武器も作成可能時期で差別化が可能。

MHXX

  • G級シャガルマガラの素材で限界突破後、LV8で究極強化のTHEシャロックになる。
    こちらの性能は攻撃力280、龍属性34、会心率35%。斬れ味は素で白が60
    匠+2で紫40、こちらもスロット1つ。といったもの。
  • シーカーと比べると、攻撃力に大きな差が出来てしまった。
    それと引き換えにわずかだが属性値と会心率が高くなっており、斬れ味もシーカーよりも明らかに優秀。
    匠+2で紫が40も出てくるので匠運用でもOK、もしくは今作の紫ゲージ弱体化のことを考え、
    素で十分長い白ゲージを業物で補強しての運用でもOKと柔軟性がある。
    この会心率35%に見切り+3と混沌の刃薬を上乗せすれば、95%まで上昇する。
    流石に会心率100%までいかなかったのは残念だが、
    それでも弱点部位を攻撃しないと会心が発生しない弱点特効を外せるという点は意外と大きい。
    これならどこの部位を攻撃しても、ほぼ確実に会心が発生するため、会心強化が活かしやすい。
    その分で攻撃力UP+○などを発動させ、低い攻撃力を強化してやってもいいし、
    研ぎ師など発動しやすいスキルに使ってもいいと、
    シャロックならではの自由な立ち回りが可能となってくる。
    何なら見切りを+2まで落とし、挑戦者+2を入れて会心100%ぴったりにするのもあり。
    それでもやはり神滅剣アル・ゾディア赫醒剣アルゴルクの壁が厚いが、
    前者の下位互換に甘んじていた前作とは違い、
    こちらもしっかりと準備さえ怠らなければこれらと互角の力を発揮する事が出来る。
    • 一応今作のメインモンスター装備、バルクXシリーズに会心強化+5S3のお守りを使用して
      攻撃力UP【大】、死中に活、龍気活性、超会心を発動させ、
      更に会心+混沌の刃薬を使うと、
      護符爪とネコ飯込みでの期待値は白ゲージながら約685+龍属性38となり、
      会心率100%匠+2超会心装備のアンクofシーカーの約665+龍属性30を上回る。
      もっとも、龍気活性(+死中に活)、会心、混沌の刃薬、
      どれかが一つでも欠けている状況では火力が大幅に落ちてしまうので、ロマン運用になってしまうが。
  • どちらも特徴が一長一短だが、物理火力ならアンクofシーカーが、属性と斬れ味、会心率ではシャロックが有利か。
    今作の龍属性片手剣もかなり強力なライバルがたくさん存在し、
    その中でこの2つは、高い会心率をどのようにして活用するかが大きな鍵となる。
    状況によって使い分けよう。
    • ちなみに、どちらも究極強化可能時期がラスボス撃破後という点に注意
      (それに加えシャロックは、覇王の証も必要)。

MHR:S

真実を写す金色の剣。刃は光彩
を放ち、物理法則を無視した
変幻自在の剣舞を実現する。
(THEシャロック)

  • アンクofチェッカーからTHEディテクターへ派生し金獅子の怒髪天を用いて最終強化のTHEシャロックとなる。
    その性能は
    • かなり低い攻撃力290
    • 龍属性43
    • 会心率35%
    • 延長可能な紫40から長めの白ゲージ
    • スロットは無し
    • 百竜装飾品スロットはLv1
  • まず攻撃力がトップクラスに低い。
    百竜剣や里守用武器などの上位で強化が止まるものを除けば、なんと全片手剣中ワースト一位である。
    その代わりか属性値や斬れ味の長さは優秀。
    そのため、スロットは無いが扱いやすさで勝負したいところ…
    と言いたいが、その属性値や斬れ味の長さもあの奇しき赫耀に負けているのである
    ちなみに攻撃力も50ととんでもない差をつけられている。
    紫ゲージや会心率など、一応勝っている部分が無い訳ではないがあまりにも心許ない性能。
    高い会心率を活かしたスキル構成を組まないと差別化は難しいだろう。
  • 最終強化としては上記の通り攻撃力の低さが目立つが、
    強化前のTHEディテクターの段階だと闇夜剣【烏羽】改の完全上位互換と言える性能を持ち、
    超会心型の特化装備を組めばクリア前段階としては無法に強力な攻撃性能を発揮することも可能。
    レア素材を必要とせず属性値も高いため、ラスボスに持っていく武器としては冗談抜きで第一候補である。
    THEシャロックの評価の低さは、MR50まで待たせてレア素材の天廻龍の天鱗まで使うにもかかわらず、
    攻撃力+10・属性値+3・斬れ味+10とあまりに強化幅がささやか過ぎたためであると言わざるを得ない。

MHF

  • ゴア・マガラとシャガルマガラが遷悠種として登場したことで遷悠武器として実装された。
    二体の実装が同時でないことからそれぞれの武器は独立したツリーとなっている。
  • HR5の素材でTHEディテクターを生産し、G級の素材でTHEトゥルー→THEシャロックと強化していく。
    最終強化となるTHEシャロックの性能は、
    • 会心率40%を持ちながら低くはない攻撃力716
    • 優秀な物理性能を持ちながら光属性も十二分な1360
    • デフォルトでごく短い空ゲージを持ち斬れ味レベル+1でさらに延長
    見ての通り物理・属性ともに優秀な性能を持つのだが、この武器の評価は"微妙"と言わざるを得ない。
    • まず、この武器には高い性能の代償として防御力-500がついている。
      一定の防御力を確保することでほとんどの攻撃を耐えることができるようになっている
      G級では痛いデメリットとなる。
      特に辿異種など最新のモンスターになると防御力が-500もされてしまい、
      何に当たっても即死という状況になる可能性もある。
    • 更に、光属性片手剣のライバルの存在がある。
      攻撃力、属性値、斬れ味ゲージ、リーチまで完全上位互換になりうる武器は作成難度がとんでもない
      特殊な武器*1なので省くとしても、
      G級武器のロウ・ビクトリアLv50は攻撃力747、光属性1600に加え、
      デフォルトで短めの空ゲージがあり斬れ味レベル+1で延長すればかなりの長さでデメリットもついていない。
      とはいえ真空回転斬によりシジルを使うことになりがちな片手剣にとっては
      G級武器にはない装飾品とシジルのハイブリッドスロットの存在は大きく、
      閃転と閃転強化を使ったりすればさらなる火力強化も期待できるので、
      ビクトリアに対しては下位互換というわけではない。
      流石にガラティーンには負けるが、あちらは課金武器なので比べても仕方ないところはある。
    • なお、実のところ光属性そのものも問題。
      そもそも光属性とは火・雷70%の割合であり、この武器の場合実効値は1360*0.7=952。
      火が通る敵には雷が通る場合もしばしばあるので組み合わせ自体は悪くないのだが
      いかんせんこの70%という数字があまりに痛い。
      少しでも龍、氷も通る相手であれば
      たちまち紅魔属性や灼零属性の武器に押し負けてしまう可能性が出てくるのだ。
      光属性武器自体が多くないのもあって、武器が充実しないうちは辿異種相手にすら強気に出られる火力ではあるが、
      それでも最終的に防御力-500を無視して使うほどになるとは言えない。
    • とはいえ一応輝ける場所がないでもない。
      HR5で生産するTHEディテクターの時点で既に最終強化と同様の斬れ味ゲージ、
      つまり実用的なレベルの空ゲージを持ち攻撃力392、会心率20%、光属性720と他の性能も優秀で、
      防御-もついているが200で済みG級に比べれば環境的にもデメリットとしては小さめ。
      HR帯で防具の特殊効果などを使用せずとも実用レベルの空ゲージが出る武器はほぼ存在せず、
      一発生産で作れるのでG級までの繋ぎの武器としては中々のものだろう。

ライズorトゥルー

使い手に呼応して会心率が変化
する黒剣。狂竜ウイルスを克服
した時、真の威力を発揮する。
(ライズorトゥルー)

  • 4Gにて登場した渾沌に呻くゴア・マガラの素材から作られる片手剣。
    アンクofチェッカー系などの派生ではなく独立して生産でき、特に強化先も存在しない。
    デザインはアンクofチェッカーの盾にTHEディテクターの剣を合わせたようなデザインだが、
    どちらも装飾の刺々しさが増しており、黒地に金色が差した独特のカラーリングを持つ。
    また、抜刀時に金色の部分からギザギザの刃が飛び出るというギミックがある。

MH4G

  • 性能は物理攻撃力434とかなりの数値ながら、龍属性値はたったの80しかない。
    こちらも他の渾沌ゴアの武器と同じく、普段の会心率は-25%と10%だが、狂竜症克服状態だと50%に向上する。
    また、他の渾沌ゴアの武器と同様レア度9であるため極限強化の難度が易しいのは大きなメリットである。
  • 斬れ味は通常だと長めの白ゲージに匠で紫20、スロットが2つ付いているため拡張性も悪くない。
    総じて物理偏重型の性能ではあるものの、上記の性質から狂竜化モンスターが相手の時のみ真価を発揮できるので、
    属性偏重型の武器とは違った意味で戦う相手を選ぶ傾向が強いと言えるかもしれない。
    • 意外にも、通常時でも斬れ味・会心込みでの物理期待値が全片手剣中6位と非常に高く、
      狂撃化中はぶっちぎりのトップとなる。
      狂竜化、極限状態のモンスターやマガラ種に対して最適解となり得ることも多いだろう。
      全てのモンスターが狂竜ウイルスを操る古文書最終クエスト、
      モンスターハンター」のソロ攻略用の候補にあがってくる。

MHXX

ハイドorシーク最終強化形態。
真理を究めし者に真価を示す、
武器が狩人を選ぶ稀有な例。
(イルードorファインド)

  • MHXXで渾沌に呻くゴア・マガラの復活によりこの武器も再登場。ハイドorシークを一発生産し、
    イルードorファインドを経て限界突破をすることでライズorトゥルーとなる。
  • 性能は攻撃力330、やはり低い龍属性8。斬れ味は素で白60、匠+2で紫20、スロット2つと言ったところ。
    会心率のギミックもしっかり続投されており、-25%/10%となっている。
    MHXから狩技の狂竜身が登場しどのクエストでも狂撃化することができるため
    この武器のギミックをいつでも拝むことができる。
    ただ、MHXXでの片手剣はわざわざ武器自体に会心率を求めなくて済む環境であり、
    残念ながらこの武器はロマン武器といった立ち位置になっている。
    しかし、330という高い攻撃力に加えスキルに頼らずに爆発的に会心率を上げられるのは
    間違いなくこの武器のアイデンティティである。素の斬れ味も白60と優秀なため、
    特殊な縛りを加えたプレイや特殊な運用の上ではかなり奮闘すると思われる。
    • スキル周りにかなり制限があったMHXにこの武器の上位版がもし登場していれば、
      MHXXを遥かに超える活躍が期待できた…かもしれない。
  • なお他の渾沌ゴア武器の例に漏れず、痛恨会心を発動させることによって面白い性能を発揮する。
    通常のマイナス会心武器と違い混沌の刃薬や会心の刃薬を躊躇なく使用できるので、
    他の痛恨会心発動マイナス会心片手剣より扱いやすく、火力も期待できるだろう。

MHR:S

  • 第三弾大型アップデートにて素材元たる渾沌に呻くゴア・マガラと共に追加。
    アンクofシーカーから派生する他、レア素材の背反する双逆鱗を用いての一発生産も可能。
    銘はライズorトゥルー
    • かなり高い攻撃力340
    • こちらも高い龍属性45
    • 会心率は-30%/15%、狂撃化時のギミックも健在
    • 斬れ味は素で白80、匠Lv2からが出現
    • スロットはLv3-Lv1と拡張性に優れる
    • これでいて百竜装飾品スロットも合格のLv2
  • 全体的にかなり高い水準に纏まった一振り。
    通常の段階でも特徴的な会心率以外は全てのステータスが並以上で、そのままでも十分に強い。
    そして、狂撃化状態にマイナス会心率がプラスの会心率に転換されるギミックも続投。
    マガラ種以外との戦闘で狂竜症を自力発症させる手段として狂竜症【蝕】を採用することを考えると、
    狂撃化させた時の実質的な会心率は最低65%*2と言える。
    ここまでくると弱点特効や見切りで会心100%を達成することも容易。
    逆に負担の大きい見切りをカットして別のスキルを積む選択もある。
    • 弱点特効を切れることから、弱点に張り付くのが難しいマルチでの有用性も高い。
      闇討ちで元々高い物理火力を更にあげるのも良いだろう。
  • 斬れ味も優秀で、そのままでも実用に耐えうる長い白の上、匠Lv2で紫ゲージを出すこともできる。
    斬れ味補助スキルを最小限に切って白運用するもよし、紫を出して瞬間火力を求めるもよし。
    • 傀異錬成のスロット拡張ボーナス実装により、最終的に斬れ味が20伸び、丁度素で紫に到達するように。
      長さはわずか10なので維持するなら匠の恩恵は変わらず大きいが、選択肢は増えた。
  • 龍属性片手剣と言うわけで、ライバルとなるのは龍属性片手剣で一強レベルの大業物である赫絶の連翼アクルス
    あちらと性能を比較すると、
    • 攻撃力、素の斬れ味の色、百竜スロットは同じ
    • 龍属性値、斬れ味の白ゲージの量、素の会心率で若干劣る
    • 地味に不足しがちなLv1スロット1個分、斬れ味紫時の斬れ味補正で勝り、狂撃化時の会心率で大幅に勝る
    といったところ。
    こちらは斬れ味補強スキルと狂竜症【蝕】が必要になるが、
    狂撃化時のぶっ飛んだ会心率のおかげで会心系スキルの負担がかなり軽いため、総合的には互角か少し上程度。
    さらにこちらはアクルスにはない紫ゲージを出せるため、
    傀異錬成でさらにスキルを搭載することによる伸び代もより大きい。
    同Ver.で斬れ味回復効果が搭載された重撃の刃薬によって短い斬れ味を維持する立ち回りが容易になったのも追い風。
    • ただし、良くも悪くも狂竜症【蝕】が必須という点がネック。
      上で述べた通りこの武器の強みは狂撃化時の会心率と匠により出る紫ゲージなので、それらを活かすスキルが無ければ
      白ゲージの長さが半分程度で、属性値が低く、会心率で劣る代わりにスロットが一つ多いだけの劣化アクルス」
      という状態になってしまう。
      幸い狂竜症【蝕】のリスクは軽いため運用上問題になることは少ない。
      問題となるのはVer.13時点で装飾品が存在せず、付属している装備自体も限られている点*3
      よって装備、ひいてはスキルの構成に影響を及ぼす可能性が高い。
      • これを見越してか、同Ver.13より防具の傀異錬成で狂竜症【蝕】が発現するようになった。
        ただし付与される確率は低く、相応の試行回数を重ねる覚悟は必要になる。
      • Ver.15にて狂竜症【蝕】が付く装備が追加され、更に狂竜症克服時に翔蟲が増える新スキルもついてくる。
        そちらも2ゲージ技を持つ片手剣にはありがたいスキルなので、併せて自然に採用しやすくなった。
        さらに狂蝕珠が実装された。しかしLv4スロットでスキルLv1と負担は最大級。
        選択肢にはなるが、できればこの手段は避けたいところか。
    • 今作では全体的に会心率の負担が易しくなっていることで、
      狂撃化時会心率のメリットはやや下がり、非狂撃化時にマイナス会心が出るデメリットもより目立つようになっている。
      狂撃化時には高い数値と会心系スキルを圧縮した分の爆発力を存分に発揮したい。
  • 癖はあるものの、かのアクルスに匹敵しうる一振りでありながら、
    MR10で渾沌に呻くゴア・マガラを下せるなら強化可能なのも嬉しいポイント。
    ストーリー攻略でお世話になったマガラ武器を巻き戻してコチラに派生させていくことも考えられる。

余談

  • アンクとは、恐らくヒンディー語における「目」という言葉が由来だと考えられる。
    腕だけの怪人とは関係ない…が名前の語源は同じである。
    チェッカー(checker)、サーチャー(searcher)、シーカー(seeker)は
    いずれも「探索者」「調査者」といった意味になる。
    そしてディテクター(detector)は「発見者」である。
    抜刀中にピッケルを振ったり双眼鏡を覗き込んだりできる片手剣らしい(?)名前である。
  • シャロックとはおそらく某有名な探偵か、
    それに基づく「優秀な情報収集者」というスラングから来ているものと思われる。
    語感が似ているが、シャムロック(シロツメグサやミヤマカタバミといった葉が3枚の植物*4)ではない。
    "ほら、キャノビーの向こうに天使の羽が……" "シャムロック、応答しろ!マーカス!マーカス!"
  • ライズorトゥルーのライズとはRiseではなくlies(嘘)で、続くトゥルー(true=真実)と対になっている。
    マイナス会心とプラス会心、あるいは狂撃化前と狂撃化後のどちらがこの武器の本当の性能なのかは不明だが。
    • 余談中の余談だが、20世紀フォックスの洋画に似たようなタイトルのアクション映画が存在する。
      その界隈ではそれなりに有名な映画なので、知っているという映画通の方もいるかもしれない。
      「狂撃化切れですぅ…」
      「切れたらさっさと感染しろマヌケェ…」
  • MH4Gの内部データにはアンクofチェッカー、THEディテクターとそれぞれ同じ見た目の
    魔剣ヴァルクレイド、聖剣ルクシードという武器がある。
    その性能は攻撃力588、スロット2を共通とし、魔剣が会心率-10%龍属性520に素で短めの白と紫(延長可)の斬れ味、
    聖剣が会心率10%雷属性320に素で極長白に匠で長めの紫の斬れ味と、武器名に違わぬぶっとんだ性能である。
    • なお、これらは改造プレイヤーを炙り出すための、毎作品恒例のダミー武器であると考えられている。
    • ちなみに攻撃力588というのは武器倍率に直すとなんと420というとんでもないものであり、
      ハンターの攻撃力のインフレが進みに進んだMHR:Sにおいても、
      この攻撃力を素で持ち合わせる属性片手剣は存在しないほど*5
      しかし仮にも聖剣の名を冠する武器が不正な手段に手を染めないと入手できないとはなんとも皮肉である。

関連項目

武器/マガラ武器
モンスター/ゴア・マガラ
モンスター/シャガルマガラ
モンスター/渾沌に呻くゴア・マガラ


*1 当然この武器が基準になるモンスターも存在せず、ゲームバランスの外にある武器
*2 素のプラス会心が+15%、マイナスからの転換で+30%、狂竜症【蝕】Lv1での狂撃化が+20%なので、15%+30%+20%=65%
*3 アーク/フィリアの頭胴脚、ケイオス/ネフィリムの腕脚の5部位のみ
*4 勘違いされがちだが、四つ葉のクローバーだけを指すわけではない。
*5 素で攻撃力360の金獣棍傀異スロット全解放攻撃力強化Lv4の45を足し合わせた405が限界であり、ここに護符爪を合わせて漸く横並びになる