MH2から登場した、ラージャンの素材をベースに強化された片手棍…じゃなかった、片手剣。
目次
概要 
- ラージャンの素材を利用する事で、武器自体が雷を発生させるように設計された棍棒型の片手剣。
見た目や銘が既に剣ではないが、それでもカテゴリとしては片手剣である。
盾はラージャンの頭部を模しており、両手からそれぞれ並々ならぬ威圧感を醸し出している。
当初はこれ以上の強化は不可能だったが、
近年ではさらに素材を投入する事でより強力な性能を持った武器へと強化できるようになった。
- もう一度言うが、この武器は片手剣である。
どれだけ頭に攻撃を叩き込もうとモンスターの眩暈は誘発できない。
だが、尻尾の切断は可能である。
性能 
MH2 MHF 
- リべットクラブから強化することで入手可能。
片手剣としてはかなり高い攻撃力を誇り、加えて雷属性を僅かに宿し、申し訳程度ながらスロット一つ。
これだけ見るとなかなか優秀な武器に見えるが、会心率だけは異様に低い。
いくら物理攻撃力が軽視されがちな片手剣とは言え、
ラージャン武器らしからぬ-50%という低さは無視できない。
現在のMHFなら金獣棍【禁忌】、さらにアンタッチャブルへと強化可能だが、
それでも-40%の会心率が付き纏う。まさに【禁忌】。
最早見切りでも完全なフォローは難しいので、
これについてはもうこういうものなのだと別の意味の「見切り」をつけた方が良い。
MHP2(G) 
- オステオンピック改からの派生強化となる。また、今作では一発生産も可能。
やはり会心率が低いものの、MH2よりはまだマシな-30%となっており、
嬉しい事に強化を重ねるにつれて少しずつ改良されていく。
最終形態の金獣棍【禁呪】は物理攻撃力が392、会心率は-10%という
MHP2Gの片手剣の中でもトップクラスの物理攻撃力に、雷属性250までを備えた強力な武器となる。
斬れ味は紫20と不安が残るものの、スロットが1つある事によってカイザミアカムを使えるため、
短い紫と低い会心率に関してはそれなりに改善できる。
- 武器の本体や盾の装飾に金獅子の角を用いており、当然これの確保が必要となる。
しかし、大きく動き回りながらの戦闘を得意とする片手剣では、
ラージャンの頭部を確実に、且つ集中的に攻撃していくのは難しい。
片手剣使いにとっては特に入手困難な片手剣となり得るだろう。
また雷属性武器として見た場合、哀しいかなこの武器以上に優秀、あるいは将来有望な片手剣は
雷刃ヴァジュラなど少なからず存在しており、しかも金獣棍の強化より素材集めが簡単な傾向がある。- やはり紫が20しか出ないのが厳しく、雷刃ヴァジュラには瞬間火力では僅かに勝っても、
継続火力で結局負けてしまう(ナルガクルガなどに関しては瞬間火力でも敗北する)。
また、リオレイアの頭など肉質が柔らかい場合はグレートククリに継続火力で負けたりするので、
中々扱いが難しい武器となっている。
- やはり紫が20しか出ないのが厳しく、雷刃ヴァジュラには瞬間火力では僅かに勝っても、
MH4G 
- 4では復活を逃すもGで復帰。今回はモノブロス片手のクリムゾンクラブから派生する。
かつての会心率の低さは鳴りを潜め、金獣棍の時点で会心率は-10%と控え目に落ちついた。
- まず生産時点の金獣棍だが、攻撃力322に匠で白30、そして会心率-10%と非常に高い物理性能を持つ。
ここにおまけに雷属性160&スロ1までもが付いてくるので、上位発掘武器と比べて考えても高めの性能である。
いわば雷属性版の黒龍剣とでもいうべきだろうか。
4Gから始めた人を対象とした、上位からG級への橋渡し役を担う救済措置という面もあるのかもしれない。
必要素材もラージャンさえ倒せれば難しいものはない。
- 最終形態の金獣棍【禁呪】は物理攻撃力448、雷属性270、会心率は-10%にスロット1と
物理寄りに高い水準でまとまっている。
ちなみに斬れ味を無視した期待値は436.8、下記の希ティ片手剣の虎王に肉薄する。
そしてその期待値で匠を発動させれば紫ゲージもしっかり出る。
属性武器でありながら瞬発火力では今作の生産片手剣で2位と、凄まじいポテンシャルである。
欠点としては片手剣でその紫ゲージがたったの10しかないこと。
片手の手数ではあって無いようなものなので火力維持は難しい。
とはいえ異様に高い攻撃力ゆえに白に落ちても期待値は紫ゲージの武器倍率280相当と高火力なのは頼もしい。
ライバルとしてはこちらよりスロットが1つ多くバランス型の白雷剣ネオディニスと
こちらもスロットが1つ多く、また素の白ゲージが非常に長く匠を選択肢からはずせる属性偏重型の雷神宝剣キリンか。
キリン片手とは物理と属性どちらを重視するかで差別化はできており、
ラギア片手に関してはスロット数や紫でないと弾かれが怖いという場合以外では金獣棍が喰い気味。
製作難度の高さも相変わらずで、入手に手間の掛かるラージャンの角素材を大量に要求され、
最終的にはG級ラージャンのレア素材であるラージャンハートが必要になる。
面倒な角が必須な雷武器という点では3G時代のラギア武器と同じポジションであろうか。
- なお無属性片手として見た場合はかなりライバル層が厚く、
ティガレックス希少種の素材で作られる孫の手絶衝剣【虎王】、
ダラ・アマデュラの素材で作られるメイス蛇帝鉈エスカマデュラ、
ウカムルバスの素材で作られるのこぎり崩天鉈キクキオンカム
錆びたクシャルダオラの素材で作られる凄くさびたシュトル=エルダオル
と、かなりの激戦区。なんかまともな形相をしてないような……- 虎王は禁呪同様に紫ゲージが10しかないものの、今作最強の物理期待値を有する。
しかし片手剣は属性の恩恵が大きく、雷属性が少しでも効く相手だと逆転する。
これだけなら禁呪が有利かもしれないが、彼方は白ゲージが凄まじく長いため、
紫ゲージにこだわらなければ斬れ味関係のスキルは必要ない。
そして覚醒させれば汎用性の高い爆破属性を宿すようになる。 - エスカマデュラは白ゲージ止まりなものの、素の白ゲージが長いため匠を外せる。
白ゲージでは禁呪の期待値を余裕で上回り、覚醒すれば十分実用的な麻痺属性を獲得する。
超火力と拘束力と防御+40を兼ね備えた凶悪兵器。 - キクキオンカムはマイナス会心と斬れ味こそ劣悪だが、500の大台を突破した攻撃力に
覚醒不要の氷属性を有する。斬れ味が悪いとは言ったが期待値では禁呪とあまり変わらない。
氷に弱いモンスターならば彼方に軍配があがる。 - エルダオルはオンカムに迫れる物理火力がある上に延長不可能であるが素で紫20が出ており、
氷属性もそれなりのものが備わっている。
やはりそこそこ高めの属性値も含めてのこの武器なのできちんと雷が通る相手に担いでいこう。 - 虎王は禁呪同様に紫ゲージが10しかないものの、今作最強の物理期待値を有する。
- ちなみに4と4Gにはもう一つ棍棒が実装されている。
もっとも、片手剣最高峰のこちらと違いあちらは操虫棍の中では残念な武器として見られがちである…特に4では。
- この武器の攻撃力は448である。武器倍率に換算するなら320である。
これがなにを意味するかというと、極限強化【攻撃】で武器倍率が340に到達する。
武器倍率340、斬れ味ゲージ紫、会心率-10%というのは発掘片手剣の上限値と完全に一致している。
勿論紫ゲージ、スロットなど完全に発掘武器と肩を並べられる武器というわけではないが、
本作に於ける生産武器と発掘武器の格差縮小を最も如実に表している武器と言うことができ、
発掘装備のページでも例として紹介されているほどである。
- 「禁忌」の前段階である「改」の時点でも攻撃力420を持っており、
G3からの作成になるとはいえ物理型のつなぎとしては充分だろう。
MHX 
- 今作も続投。ボーンピックLV4以上からの派生、または一発生産が可能。
一発生産だと、破壊しづらい尖角2個と尻尾を要求されるため、
尖角が1個で済み、尻尾も必要ない派生の方がいいだろう。 - 今回は、2つの最終強化が存在している。
金獣棍【禁忌】 
- まず、金獣棍をそのままLV4まで強化すると金獣棍【禁忌】になるが、
こちらの最終強化には、イベントクエスト*1以外では手に入れる手段が無い獰猛化ラージャンの素材が要求される。 - 性能は攻撃力220、雷属性20、素ではごく短い青だが匠で白、
会心率-10%、スロット1と、4Gの金獣棍の性能をバランス寄りに調整したようなスペックである。
ここは今尚健在の物理火力の高さを活かして雷が弱点のいる大連続狩猟などに投入してやるとよい。- 緑もそこそこ長いため鈍器運用にも適する……かと思いきやそれには意外な伏兵が。
ゲリョス素材と電気袋で作られた片手剣、ライトニングベインの存在である。
あちらは攻撃力230、雷属性27と上回られている上マイナス会心もなく、おまけにスロット1も共通。
さらに言うなら金獣棍より圧倒的に生産難易度が低い。
向こうは白ゲージが出ないので差別化するなら匠が必要、というか必須である。
- 緑もそこそこ長いため鈍器運用にも適する……かと思いきやそれには意外な伏兵が。
鬼神激棍グランジャ 
- もう一つは、金獣棍LV2から激昂ラージャンの素材を用いて派生させた鬼神棍グランジャ。
こちらは羅刹の金角や、最終強化に火竜の煌液といった金銀夫妻の素材を要求され、
LV3で最終強化の鬼神激棍グランジャとなる。
攻撃力は180と、ラージャン武器としてはやや低めだが及第点の数値。
雷属性は及第点の30、会心率はプラスに転じた上で破格の+30% にまで到達する。
何よりもスロットが2つ、というのが、スキル周りで苦労する今作では何より嬉しい点。
しかしゲージは通常時で青止まり(素で40)、匠で斬れ味+2まで持って行っても白は20しか出てこない。
これが何を意味するかというと、攻撃力が180と同一で雷属性値が2多く、
会心率が20%あり最初から白10の出ているライゼクスの片手剣、ライトニングレイピアが立ちはだかるのである。
1つ多いスロットを上手く運用できるかどうか、この一点こそがライトニングレイピアとの唯一にして最大の差異。- 匠を使って運用するならばライトニングレイピアを、そうでない上で、
1つ多いスロットを活かすならば鬼神激棍グランジャを使うのがベストであろうか。
今作の匠は実質15ポイントを要求され、かつ最初から匠のついた防具はスロット拡張性に乏しい。
心眼の刃薬や鈍器スキルを考慮しつつ、自分のスタイルに合わせていくのがいいだろう。 - 高い会心率に加えて会心の刃薬のお陰で、会心に特化した桐花装備との相性は随一。
連撃の心得に加え、二つある武器スロとお守りで見切り+1を付ければあっさりと会心率100%に到達する。
片手剣の手数から繰り出される会心の嵐は正にロマン。
実は隼刃の羽飾りと3スロットのお守りがあればライトニングレイピアでも同じ事が出来てしまう
- 匠を使って運用するならばライトニングレイピアを、そうでない上で、
- なお、雷武器自体は昔から激戦区である。
そこへ飛び込んできた鬼神激棍グランジャではあるが、今作では ……と、
復活枠新規枠入り混じりの超☆激戦区になってしまった。
属性を選んでなんぼの片手剣としては、選択肢が広がったと悩ましい喜び……といえるのかもしれない。
MHXX 
- 金獣棍【禁忌】は究極強化でおなじみ金獣棍【禁呪】に、鬼神棍グランジャは鬼神大激棍グランジャになる。
金獣棍【禁呪】 
- まず、金獣棍【禁呪】の性能は、
- 高い攻撃力330
- 結局消えなかった会心率-10%
- 若干低い雷属性23
- 斬れ味は素で白20、斬れ味レベル+2で紫30
- スロット1つ
- 高い攻撃力に低すぎない会心率を持っており、斬れ味も匠で紫30と維持できる範囲である。
このようにMHXXの片手剣の欲しい要素をクリアしているのだが、雷属性23はやはり物足りない。
斬れ味も十分実用範囲だがやはりいいことに越したことはなく、匠と業物の併用が必須であり、
さらにここに会心率関係の火力スキルや属性関係のスキルを盛ることを考えるとあまり良い立場ではない。
MHXXの物理重視の雷属性片手剣はある程度存在し、それらの片手剣より相対的にかなり優秀なのだが
そもそも雷属性片手剣はモンスターの肉質的に物理よりも属性が重視されるので埋もれがちである*2。
鬼神大激棍グランジャ 
- 一方、鬼神大激棍グランジャの方は、
- 若干低い攻撃力300
- それなりの雷属性35
- 高い会心率30%
- 嬉しいスロット2つ
- 斬れ味は素で長い青、斬れ味レベル+2でも白10紫20でしかない。
- はっきり言えば、【禁呪】よりかなり厳しい立場となる。
属性値は高いがそこまで高いわけでもなく、攻撃力が大きく劣ってしまっている。
なにより斬れ味が【禁呪】よりもかなり酷すぎるのが致命的。
今作の雷属性片手剣はかなりの激戦区になっているが、
その中でもグランジャは他のライバル達と比べても押され気味となってしまう。
なかでもフルフル素材で作ったドレッドフルレイザーには絶対勝てない。- まず攻撃力と属性値がこちらを上回り会心率も15%付き、
さらに斬れ味も素で白20出てくるという性能。
こちらが勝っているのは会心率とスロット2だけだが、
そもそも攻撃性能自体が完全に劣っている以上それだけでこの差を覆すのは不可能に近い。
前述の性能に加え今作では紫ゲージが弱体化した影響により、
総合的な火力は紫のグランジャよりも白のフルレイザーが上となってしまう。
スロット2つあるから拡張性ではこちらが有利に見えるが、
グランジャは前述の通り紫と白を出すためには匠+2が必須となるため、
特定の装備を使わない限りスロ2は完全にチャラとなってしまう。
- まず攻撃力と属性値がこちらを上回り会心率も15%付き、
- しかもグランジャは究極強化に覇王の証を必要とするため、完成時期が全雷属性片手剣の中で最も遅い。
それに比べてドレッドフルレイザーはHR解放前に完成するため、活躍する機会が多い。 - 当然他にも強力なライバル存在し、
- 他にもライバルはまだまだ存在するが、
当然それらも早いタイミングで完成してしまう上、こちらよりも強力な性能を持つ物もいる。
中には「こっちの方が普通に強いから、グランジャなんて作る必要はない」と思う人も結構いるはず。
作るのはせいぜい余った素材でコレクションにする位だろう。
MHW:I 
金獣棍【禁忌】 
- 無料タイトルアップデートでのラージャン復活に伴い、金獣棍も復活。
導きの地での歴戦個体の素材を投入することで金獣棍【禁忌】へと強化できる。
その性能は- 生産武器ではダントツの攻撃力434
- 低い会心率-15%
- もはや無いに等しい雷属性90。
というかこの数値、今作の雷属性どころか全属性片手剣の中で最下位クラス - 斬れ味は素で青、匠で白50が出現
- LV4スロットが一つ
- 今作のラージャン武器全般に言えることだが、従来と比べても、より癖が強い。
2位以下と武器倍率にして20の差をつける攻撃力は素晴らしいの一言であるが、
会心率の低さや素の斬れ味の悪さから、そのまま使用した場合の期待値はそこまで高くはない。
そしてなによりどうしようもないレベルの雷属性の低さが足を引っ張る。
MHWのモンスターには雷属性肉質が25を超える部位はほとんど存在しない*3が、
雷属性25の部位にこの武器で攻撃した場合ですら、属性ダメージはたった2しか与えることができない*4。
実質、無属性強化によるさらなる物理ダメージの底上げを阻む存在となっている。 - 上記の通り雷属性武器として扱うには問題がありすぎる性能であり、
競合するのは物理特化運用をする武器種となるであろう。
しかしながら、この面においてもライバルは非常に多い。
鬼神棍グランジャ 
- さらなるアップデートで激昂したラージャンが追加され、鬼神棍グランジャが追加された。
通常種ではイマイチ使い所に恵まれなかった性能の方はと言うと…- レア度12
- かなり下がったがそれでも高めの攻撃力406
- 原種武器から大きく伸びた会心率15%
- 今までのなまくらはどこへやら、なんと素で紫60の斬れ味。
これに加えて匠での延長も可能である。 - これだけの性能でありながら雷属性300と及第点
- 残念ながらスロットはなし
- 今作の雷属性の片手剣は斬れ味や攻撃力、会心率のバランスがあまり良くないものが多く、
これだけの高性能のライバルとなりうるのは覚醒武器の赤龍ノ裂ク牙・雷くらいのもの。
あちらは比較的自由に強化することは出来るものの、グランジャを完全にコピーすることは出来ず、
高い会心率も相まって、雷属性片手剣としては向かうところ敵無し状態である。
- 雷弱点のモンスターといえば怒り喰らうイビルジョーやジンオウガ亜種など、
属性武器の天敵と言える龍属性やられを用いるモンスターが思い浮かぶところだが
グランジャならばたとえ龍属性やられになってしまっても、その高い物理性能を活かすことができる。 - 作成時期はMR解放後、ムフェト・ジーヴァのクエストクリア後になるためかなり遅め。
とはいえ、MR解放直後に作ることが出来さえすれば、
同時追加された砕光の恒剣と併せ、MR解放後の狩りにおける頼もしい存在になってくれるだろう。- 片手剣も物理火力重視の本作においては、
物理火力の高い砕光の恒剣が優位にも見えるが、
そうは言っても手数の多い片手剣である。
砕光の恒剣と異なり斬れ味のフォローは少なくて済む為、
装備制限の多い達人芸や剛刃研磨の手間から解放されるこちらも人気が高い。
- 片手剣も物理火力重視の本作においては、
- MRマム・タロトの追加により雷属性片手剣である皇金の剣・幻がMR対応したが、
物理性能でグランジャを上回ることはなかった。
あちらは高属性値に加え素で会心撃【属性】が付与されているため、物理重視のこちらとの棲み分けは容易だろう。
シリーズスキルの関係で会心撃【属性】が必然的に発動する冰気錬成型の構成であればこちらを使うべきだろう。
ただし、皇金の剣・幻は白ゲージが30しかなく斬れ味に難がある。
グランジャは素の紫ゲージだけで倍の60あり、匠で延長も可能。
以上のことから総合的な性能としては隙の無いグランジャの方が優れていると言える。
MHRise 
- ラージャンの登場により無事に続投。Ver1.0で作成できる金獣棍IIの性能は…
- 圧倒的存在感の緑90。匠5でようやく青。
- 明らかに足りない攻撃力210
- それを更に押し下げる会心率-15%
- 低めの雷属性17
- スロットLv3×1
- 百竜スキルは会心率強化I・属性強化【雷】II・鈍刃の一撃。
明らかに弱すぎる…
攻撃力200・青50・会心率0%の王牙剣【折雷】にどうあがいても勝てない。
仮に物理性能を改善出来たとしても、雷属性値は17(百竜スキル込みでも23)と【折雷】に完敗。
もはやスロットLv3でどうにかなるレベルではなく、産廃の烙印を押されていた。
- Ver3.0でついに最終強化の金獣棍【禁忌】が解禁。実装まで数ヶ月を掛けた性能は…
- 素で青10、匠5から白と、ある程度改善された斬れ味
- 高めの攻撃力220
- 多少改善された会心率-10%
- 微増した雷属性19
- スロットLv3×1
- 百竜スキルは僅かに改善され、会心率強化II・属性強化【雷】II・鈍刃の一撃。
僅かすぎる…
匠5で白ゲージが出るため、仮に発動させ維持することが出来れば、かなりの火力が期待できる。
- ただし性能を良く良く吟味すると、Ver1.0から存在している以下の4振りの下位互換である事に気づいてしまう。
- 1振り目のクギバットと比較すると、こちらを上回る攻撃力230・会心率-5%・ダメ押しの青50を備え、
百竜スキルも攻撃力強化II、会心率強化IIIから選べるという贅沢っぷり。
金獣棍【禁忌】はスロットLv3を備え、守勢珠等を詰めることができるが、
クギバットは常時攻めの守勢Lv1が発動している【禁忌】を上回る物理火力を持っており、
雷属性を考慮してもなお、まず勝つ事は出来ないだろう。
ちなみに金獣棍【禁忌】は素で青10しか無いので、継戦能力にも雲泥の差がある。 - 匠Lv5を発動させ、クギバットには無い白ゲージで戦おうにも、2振り目のコマンドダガーが立ち塞がる。
コマンドダガーは匠Lv2から白ゲージが現れ、攻撃力220・会心率0%と非常に高い物理性能を誇り、
百竜スキルも攻撃力強化II・会心率強化III・鉄蟲糸技強化などを発動できるとよりどりみどり。
匠Lv5は極めて重く、匠Lv2でほぼ同じ土俵に立ててしまうコマンドダガーには勝てない。 - 3振り目のラグドスタバールは、なんと物理期待値でほぼ同一、スロットは完全に同じという状況。
なら属性ダメージで勝てるか…と言いたい所だが、
ラグドスの百竜スキルは、会心率強化IV・痛恨の一撃・水棲系特効と極めて強力。
おまけに素の青ゲージの長さが30あり、斬れ味のケアも不要というオチまで付いている。
なおラグドスも匠Lv5を発動させると白が出るので、物理期待値で負けるシーンは存在しないだろう。 - 4振り目はやはり王牙剣【折雷】だろう。攻撃力200と一見低火力だが、百竜スキルが極めて有用で
攻撃力強化II・属性強化【雷】II・水棲系特効・空棲系特効・鉄蟲糸技強化と非常に選択肢が広い。
対象モンスターが多い空棲系特効発動時は、物理火力でも金獣棍【禁忌】に迫ることができ、
水棲系特効発動時なら優に上回ることができてしまう。
更に匠Lv2で白ゲージが出現するため、剛刃研磨で運用すれば更に火力差を付けられる事に。
- 1振り目のクギバットと比較すると、こちらを上回る攻撃力230・会心率-5%・ダメ押しの青50を備え、
- ちなみにVer2.0では、攻撃力220・会心率10%・毒28・青40(匠Lv3から白)を誇るクイーンレイピアが追加。
上記3振りは無属性、最後の1振りは雷属性武器でも素の物理火力で勝てているのでまだ言い訳が効いたが、
クイーンレイピアの場合は物理期待値で完敗し、毒で属性ダメージ差を埋めることができてしまうため、
どうあがいても勝つ事は出来ないだろう。
- 総括すると、Ver3.0で追加された片手剣ではぶっちぎりの残念性能となってしまっている。
あれ?これどこかで見たような気がする。- 同じくVer3.0で追加された神源ノ雷裂キも割と残念性能だが、王牙剣より高い雷属性値と青ゲージの長さ、
実用性はともかく雷神龍の魂による会心率の増加など唯一無二の個性はある。
- 同じくVer3.0で追加された神源ノ雷裂キも割と残念性能だが、王牙剣より高い雷属性値と青ゲージの長さ、
- どうしてもこの片手
棍剣を使いたい!という場合は百竜剣の外装を変更して使うのが賢明だろう。
その百竜剣も雷属性で使おうとすると王牙剣【折雷】の壁が厚いのだが。
MHR:S 
金獣棍【禁呪】 
- MR昇級により金獣棍【禁忌】改となり、さらにクリア後に最終強化の金獣棍【禁呪】へ至る。
- 素白20、匠4で紫が現れる
- 非常に高い攻撃力360
- 変わらない会心-10%
- さらに微増された雷属性26
- あって嬉しいスロットLv3
- 百竜スキルの変更で実装された百竜スロットLv2
性能のバランスとしてはMHXXの頃に非常に近しい。
素白とは言え攻撃力360は非常に高く、物理寄りの片手剣としては優秀な数値。
相変わらず属性は低めではあるが、今作は無属性強化が存在しないため邪魔になることもない。 - ライズでは悲しみの一端となっていた百竜スキルだが、MRではシステムが変更され
通常のスキル同様装飾品によって付加できるようになった。
Lv2は種族特効各種を入れることができるため非常に扱いやすい。
現状では攻撃力や会心といったステータスを直接上昇させる百竜スキルは実装されておらず、
この種族特効を付けられるというのは大きなポイントとなる。 - これで今回は物理重視の
棍剣として活躍できる……とは断言できず、ライバルは多い。
高攻撃力で斬れ味白の系統だけでも- 攻撃力350と少し劣るがほぼ同じ斬れ味で百竜スロットLv3のエリートダガー
- 攻撃力350で匠でも白止まりだが腐りにくい毒属性42を持つダーティーグラフ
- 会心-25%だが攻撃力370、白40で匠3で紫が出る断骨のタバール改
- 攻撃力360会心-20%だが白80と非常に長く、匠2で紫も出せる削岩剣ボルボルボ
- 何より一番強烈に立ちはだかる存在は轟剣【大虎眼】改だろう。
攻撃力360は同じなものの相変わらずの匠無効の素紫。
会心がこちらよりも10%低く、スロットも無いもののこの剣の存在により金獣棍は白運用を許されない。
雷属性26で斬れ味の差を埋めるのは難しく、ほぼ必然的に匠を強いられる形になる。
傀異錬成で斬れ味強化をすれば匠3から紫が出るようになるので少しだが装備構成が楽になる。 - Ver.14で傀異スロット開放ボーナスが実装。
斬れ味+10が開放だけで得られるため、斬れ味紫を出すまでがさらに近くはなったが、
それ以上に属性武器であることがここに来て問題になってしまった。
前述の無属性・状態異常属性のライバルに対し、攻撃力で15もの差が付いてしまうのである。
代わりに属性値ボーナスが与えられる以上、差別化のためには雷属性が通る相手を意識する必要があるだろう。
なお、この問題は次項のグランジャにも共通して起きている。
鬼神激棍グランジャ 
- 激昂したラージャンの復活にともなって鬼神棍も復活。
通常ラージャンの金獅子派生ではなく金獅子派生改と別ルートとなっており、直接生産限定になっている。- 非常に優秀な紫60
- 加えて及第点以上の攻撃力330
- 鬼神棍史上初の会心0%
- 発売当初は状態異常を含む全属性最低値だった雷13*5
- 非常に扱いやすいLv2スロット2つ
- 一方でオマケレベルの百竜スロットLv1
攻撃力330紫は最高峰に位置し、攻撃力がこれ以上のものは会心率か斬れ味にリスクを抱えているものしかない。
会心0%という初めての事態ではあるが、この攻撃力であればむしろ当然であるといえる。
斬れ味も長さ60と優秀で、立ち回り次第では斬れ味補助無しでもやっていける水準。
スロットも火力スキルが軒並みLv2になっている今作ではこれが2つというのは高く評価できる。- 一方で属性はほぼ無いに等しい状態で雷属性剣として期待することはできなくなった。
物理火力を伸ばしながら属性を固定値で伸ばす連撃があれば最低限の役割は果たせる。
また、通常武器とは違い百竜スロットがLv1となっているため種族特効はつけられない。
とはいえ、このオマケ程度の属性値でもイロヅキムシの属性を変えることは可能。
- 高水準の攻撃力、長い素紫、オマケ程度の属性値と方向が見事に被っている剣が存在する。
ラスボスことガイアデルムの冥淵揺剣カタフニアである。- こちらを超える素紫80に攻撃力350会心-25%という業物となっている。
会心-25%は大きな枷だが攻撃力350のためこちらと物理期待値はほぼ横並び。
属性こそ違うものの両者期待する数字ではないため基本的には物理剣として使われる。
一番大きな違いは百竜スロットLv3、通常のスロットは無しという点。
会心率をフォローできるならこちらの方が伸び代があると見ることもできるが、
通常スロット2-2の有無はスキル構成に確実に影響を及ぼす。
一長一短のいいライバル関係といえるだろう。
- こちらを超える素紫80に攻撃力350会心-25%という業物となっている。
- Ver.11.0より傀異錬成が実装。
傀異錬成を施すことで百竜スロットの拡張を行うことが出来るようになった。
これにより百竜スロットがLv2となり種族特効を付けられる。
だがこの百竜スロットの拡張には5つあるスロットの内4つを使用することになり、
残りのスロットは無いに等しい雷属性の強化に充てることしかできない。
一方でライバルとなる冥淵遥剣カタフニアは最初から百竜スロットがLv3であり、
百竜スロットの拡張に回す必要がなく、傀異錬成によってさらに攻撃の値を上げることが出来る。
その結果、傀異錬成を含めた単純な物理期待値はあちらが一歩先を行く形となってしまった。
本武器の強みはあちらにはない通常スロットの2-2であるため、これを利用して上手く差別化を図ろう*6。 - Ver.12で破邪の銀扇ヒメヒカゲが登場。
火属性だが属性値が低く、スロットや斬れ味が優秀で百竜スロットがLv1とカタフニア以上に方向性が似る。
この武器の強みである斬れ味はカタフニアには及ばないが70、スロットはLv2-2-2と完全に上回られる。
攻撃力はこちらが10高いが会心率はあちらが10%高い。おまけだが属性値も少しだけある。
かなり厳しい相手になる。傀異錬成の枠が6に拡張されたが、それは相手も同じ。
差別化点としては雷属性であること。雷弱点の相手を選んだところでそこまで変わらないので、
イロヅキムシで雷やられにできる点。気絶を誘発できるので、継続ダメージの火やられを
上回ることができるかもしれない。
余談 
- MHFでの強化先である「アンタッチャブル(untouchable)」とは、英語で「触る事ができない」という意味である。
また、「影響されない」という意味も含まれるが、
この単語は本来「対象者の力が強いために効果が及ばない」
「触れてはならない→関わるべからず=不可侵領域」という意味合いで使われる場合が多く、
ほとんど良い意味で使われる事は無い単語である。
いずれにせよ、やはり禁忌的な意味を込めてのネーミングなのだろう。まあ実物は「誰も触らない」だが
間違ってもMHPおよびMH2のCMに出演していた同名の某芸人のコラボ武器ではない。
- ラージャンの登場しないMH3系列では作ることが出来ないが、まさに棍棒と言うべき片手剣が実装された。
アホみたいに高い攻撃力も引き継いだ後継者と言える。斬れ味はアホみたいに悪いが
- MH4ではラージャンが久々に復活しているが、なぜかこの武器は再登場しなかった。
こちらと名前が被るのを避けたのだろうか?
続くMH4Gでは無事復活を果たす。
MH3以降追加された盾による打撃攻撃により、とうとうこの武器でモンスターの眩暈を発生させることが可能になった。
MH4と本作は盾の攻撃にも属性ダメージがのるため、金レイアの頭を破壊するのに一役買える…かも?
関連項目 
モンスター/ラージャン
モンスター/激昂したラージャン
武器/ラージャン武器
武器/黄金獣棍【狂】 - MHFのHC版ラージャン片手棍剣。