MHXに登場するメインモンスターの一角、ディノバルドの素材で作られる大剣。
断て、その剣の名は灼炎のブレイザー。
目次
概要
- 尾が巨大な刃になったディノバルドから連想できるように、その特徴的な尾がそのまま刀身になっている。
溜め斬りを繰り出す際には、ディノバルドの尻尾が赤熱するかの如く、刀身に赤い模様が浮かび上がるギミックもある。
- 本項ではディノバルド亜種、二つ名持ちモンスターである燼滅刃ディノバルドの武器も扱う。
灼炎のブレイザー
MHX
- 灼炎のブレイザー(LV1)を生産し、そこから5回の強化を経て最終強化の斬竜剣アーレーへと辿り着く。
斬竜剣よ、戦野を斬り拓き全てを灰にせよ。
- 生産段階であるブレイザーLV1は攻撃力130、火属性25、長めの緑ゲージ、スロット1と
全体的にバランスよく纏まった性能。
しかしその見た目通り、生産段階で尻尾を要求されるので注意。- ブレイザーLV2ではブラキディオスの尻尾が、LV3ではディノバルドの逆鱗が必要になる。
LV4からは上位素材での強化となり、LV5では獰猛化モンスターの素材、
そして最終強化では獰猛化したディノバルドの鱗と斬竜の炎玉を使う。
- ブレイザーLV2ではブラキディオスの尻尾が、LV3ではディノバルドの逆鱗が必要になる。
- これほどの素材を注ぎ込んで完成した斬竜剣アーレーの性能は、
- 大剣としては十分高い攻撃力210
- それなりのダメージが期待できる火属性値36
- 素で青、斬れ味レベル+2で白ゲージ40が出現
- スロット1
- 今作は火属性大剣の種類が非常に多いが、これほど高い攻撃力と斬れ味を両立させた物は少なく、
総合性能では頭一つ抜きん出ていると言っていい。
上述した通り製作は難しいが、苦労する価値は十分ある。
- 火属性大剣でのライバルは、大躍進を果たしたクック先生の大剣ザンシュトウ【軍鶏】。
属性値と素の青ゲージの長さでは勝っているが、よく見ると勝っているのはそれだけ。
攻撃力は同等で、匠を付けた場合の白ゲージの長さも同じ。
会心率とスロット数に至っては完敗である。ついでにあちらは製作も容易。
スロット1の差が気にならないなら此方に軍配が上がるが、そうでないなら負けも十分有り得る。
MHXX
- G級追加に伴い、この武器も限界突破、究極強化できるようになった。
究極強化を行うことで、大斬剣アールノヴァへと名を変える。
- 大斬剣アールノヴァの性能は、
- 変わらず高めの攻撃力320
- こちらも順当に成長した火属性値43
- 素で白40、斬れ味レベル+1から紫ゲージが出現
- 変わらないスロット1
- が、今作でもあのクック先生の大剣、ザンシュトウ【金鶏】という強力なライバルが立ちはだかる。
X時代は同等だった攻撃力は抜かれ、スロットも会心率も負けている。というか属性値しか上回っていない。
更に匠+2を付けることで全火属性大剣中トップクラスの火力を持つ。無論、あちらは製作も容易。
ただ、あちらは匠+2がほぼ必須となる。こちらは匠+1でも紫ゲージが15とまあまあ使える程度には出てくるので、
純粋な火力でこそあちらに劣るものの、匠を下げた分で付けたいスキルがあるならばこちらの方が使いやすい。- 匠+1でも実用圏内の紫ゲージが出る火属性大剣は、他には黒炎王剣リオレウスのみ。
あちらは会心率が10%あり、火属性49とこちらより高く、狩技ゲージが溜まりやすい効果を持つが、
攻撃力がこの武器に20も劣っており、スロットもない。基本的にこちらの勝ちである。
ただし、近年は抜刀技を使わない戦法もあるので一概には言えない。
- 匠+1でも実用圏内の紫ゲージが出る火属性大剣は、他には黒炎王剣リオレウスのみ。
MHW:I(ディノブレイズ)
- MHW:Iでディノバルドが復活したことにより、灼炎のブレイザーも復活したと思いきやまさかの未登場。
代わりにディノブレイズIという汎用の見た目にディノ素材を貼り付けたものとなっている。
大剣の如き尻尾が特徴のモンスターなのに…
最終強化を施すことでディノブレイズIIになる。
その性能は- 高くはない攻撃力1200
- そこそこの火450
- 斬れ味は長い白50、匠で最大紫30が出現
- 地味にありがたいLv1のスロットが2つ
そこまで悪くはないのだが、残念ながら輝剣リオレウスという最強の火属性大剣が存在する。
あちらは高い攻撃力1296、優秀な会心率25%、Lv2のスロットが1つと全体的に上位互換。
属性値は火390とこちらの方が高いのだが、この武器種は大剣である。
しかし、作成難易度が遥かに高くクリア後でしか作れないので、
攻略段階ではこの武器にお呼びが掛かることもあるだろう。- マスターランクの火属性大剣は他に火砕剣IIと蛮炎大剣ロギンヘレヴしかないが、
共に素で青、匠でも白が限界のなまくらであり、些か使いにくい。
更に、ロギンヘレヴは攻撃力こそ輝剣と同等なものの会心率-30%のおまけ付きで、
火砕剣は優秀なスロットを持つがそれ止まりである。そもそも攻略段階でどちらも狩る必要が無いし。
総合的に見ると、この武器は輝剣リオレウスまでの繋ぎに最も適している。 - 実はカスタム強化を駆使することにより、輝剣リオレウスに肉薄することも可能。
Ver.11.01で追加されたカスタム枠の更なる拡張とそれを施して可能になる攻撃力強化の4回目*1、
さらにブレイズブレイド型という汎用デザインであるが故に可能なパーツ強化を合わせると、
攻撃力だけで見れば攻撃カスタム2回の輝剣リオレウスと同等にまで追いつける。
会心率の差を覆すのは難しいが、抜刀術による運用に限れば差を無視できる。
会心率さえ無視出来れば輝剣リオレウスは素の会心率の高さから抜刀術レベル3で構成せず、
空いた分他にスキルを回せることから目を背ければあとは属性値が高いこちらが優位に立てるため、
レア度10ながらかなり性能の高い武器として仕上げられる可能性を持つ。
ただ、その前提が歴戦個体のラージャン狩猟と非常に難関であることが玉に瑕。
一方その頃、ディノブレイド運用の苦心をよそに、ハンターたちは輝剣リオレウスで
抜刀以外の攻撃でも会心が出せる構成を議論していた。
- ストーリー後半で戦うことになるイヴェルカーナ、死を纏うヴァルハザク、ネロミェールの三体は幸いなことに火弱点。
ストーリークリアまでの無属性大剣は斬れ味や会心率にクセが強いものが多く、
そのままでも優秀な性能のこちらは、装飾品が揃っていない時点でも使いやすい利点がある。
ディノバルド防具は大剣と相性がいいので、そちらを作りがてら1本こしらえても良いかもしれない。
最も使いたい頭防具にも武器強化にも天鱗を要求される点は注意。
MHST
- MHXとのコラボDLCにて、MHSTでも登場。
こちらは生産するのでは無く、DLトーナメント「MHX・クロスフェスタ」を優勝することで手に入れることができる。
ただし、トーナメントの強さはゴールド相当。相手には火属性の強力なオトモンが出現するため、
こちらも鍛えたオトモンや火属性耐性が高い装備とともに挑戦したい。
- 性能は高めなものの、属性大剣としてはまあまあといったところ。炎剣リオレウス等とは似たり寄ったりなので、
メインとするオトモンに合わせて使いたい。
上位強化で斬竜剣アーレーとなる。やはり熱い説明文は健在。
ザルファシュレッダー
MHW:I
- MHW:Iで初登場したディノバルド亜種の大剣である。
最終強化を施すことでザルファシュレッダーIIになる。
その性能は- かなり高い攻撃力1392
- 属性解放で麻痺420が出現
- 斬れ味は青30、匠最大で白20、10だけ紫が出現
- 非常にありがたいLv4のスロットが1つ
やはり目をつけるのは破格の攻撃力1392だろう。
最上位の攻撃力を持つ大剣の一角であり、最高斬れ味比較では全大剣中上位の期待値を誇る。
更に無属性であることから無属性強化、刀身が汎用ビジュアルなことによるパーツ強化対応で更なる火力の向上が図れる。
しかし、この武器の真価を引き出すには匠が必須であり、匠5をもってしても出現する紫ゲージもたったの10。
更に白ゲージですら匠Lv3以上でないと出現しない。
いくら攻撃力が高くてもマスターランクを青ゲージで戦っていくのは心許ないので、
最低でも匠Lv3は事実上必須と言っていい。
結果としてスキル自由度が著しく下がってしまうが、
幸いな事にLv4のスロットを有しているため、その点に関しては多少軽減ができる。- 紫ゲージを出現させないとアプデで追加された大鬼金棒に劣ってしまうが、
あちらは最低でもMR100を要求される武器なので、それまでの間なら特に気にしなくてもいいだろう。 - 達人芸を採用すれば、前作で白10を維持して戦った大剣と同様、紫10を維持して立ち回ることも可能。
その場合、抜刀(+冰気錬成)に限らず火力の出せる弱点特効で
会心率を高めた構成で用いられることが多く、要求される装飾品の難易度が高くなりがち。
比較的肉質の柔らかい部位を殴っていれば最低でも斬れ味白を切る事は少ないが、
弱点特効適応のための、肉質の固い部位へのクラッチ傷付けによる大幅な斬れ味消費も悩ましい。
爆焔のブレイザー
- ディノバルドには二つ名持ちモンスターも存在している。
その名は燼滅刃ディノバルド。
この個体の素材で作られた大剣こそが、「爆焔のブレイザー」、そしてその最終形が燼滅剣アーレーである。
MHX
- 製作難度は通常個体の物よりも高い。
二つ名持ちモンスターの高い戦闘力は勿論だが、
最終形態に到達するまでに9回もの強化を行わなければならない鬼仕様である。
さらに、最も厄介なのが炎玉2つ・塵粉3つの要求。
特に塵粉は落し物のみでしか手に入らない上に確率が低く、
「塵粉を集めてたら炎玉が2、3個ぐらい出てきた。」
という事態もあり得る程の入手難易度である。
- そして気にせずにはいられない最終形態での性能は、
- 通常個体の武器より一段階下の攻撃力200
- 申し訳程度の会心率5%
- 火属性ではなく、爆破属性30
- 匠無しで白ゲージ20
- 二つ名持ちモンスター武器の特徴でもあるスロット無し
匠無しで白ゲージを得られるようになっているのが非常に大きい。
今作では斬れ味レベルアップに加えて他のスキルを追加するのが難しくなっているため
尚一層そのアドバンテージが浮き彫りになっている。
長さも最低ラインはクリアしており、それでいて高い攻撃力に充分な爆破属性と、
極めて汎用性の高い武器に仕上がっていると言えよう。- ただし欠点が無い訳では無い。スロット0であると言う所だ。
これは全ての二つ名武器に共通して言える事なのだが、こと大剣においてはこれが重要で、
スロット1があるか無いかで大きく変わる。
MHXには一切スロットが無い防具一式を運用する事が少なくないのだが、
その防具一式に通常の大剣の必須スキル・溜め短縮が含まれていない場合、
お守りと武器スロだけで溜め短縮を付ける事になる。
しかしお守りは溜め短縮+5のスロ3が最大であり、装飾品は+4の【3】なので、
発動まで持っていくにはどうしても武器スロが1つは必要になる。
つまり、燼滅剣アーレーでは二つ名防具のようなスロット0の一式を使うならば溜め短縮を諦め、
溜め短縮を使うならば1スロ以上備える通常モンスターの防具を使わなければならない。
- 爆破属性の大剣は他に破岩大剣ディオホコリや爆大剣ブリーブレイド、
キングテスカブレイドが存在するが、どれも匠が無いと白ゲージが出ないものばかり。
攻撃力もブリーブレイド以外はアーレーに劣り、そのブリーブレイドも白ゲージが極端に短い欠陥を抱えている。
- 一方で匠不必要の大剣として見ると、これまた種類がとても多い。
その中で抜刀術と集中が必須かつ高い攻撃性能を持つライバルとしては轟大剣【王虎】が挙げられるだろう。
斬撃の威力だけなら轟大剣が上だが、爆破属性の活躍次第で燼滅剣が逆転する事もあり得る。
轟大剣はスロットが1つあるためスキル自由度で勝る一方、燼滅剣は狩技の回転率で勝る。
両者とも一長一短なので、相手の肉質や爆破に対する耐性、装備構成や戦法など
様々な要素を検討して使い分けるべし。
MHXX
- G級追加により、限界突破・究極強化が可能となった。
究極強化により、真滅剣アールノヴァという名前になる。
- その気になる性能は、
- そこまで高くない攻撃力300
- 変わらない会心率5%
- 大して上がらなかった爆破属性35
- 匠無しで紫ゲージ30
- 二つ名持ちモンスター武器の特徴でもあるスロット無し
今作では紫ゲージが弱体化したことによって、素で紫を持つことのアドバンテージが小さくなってしまった。
更にそこまで高くない攻撃力が祟り、火力がかなり落ちてしまったのである。
結果、強力なライバルが大量に出てきてしまっている。- まず匠不要の大剣。
前作ではティガ大剣としのぎを削っていたが、今作では攻撃力低下の影響もあって、かなり厳しい。
特に初登場にして汎用性最強の大業物、真名ネブタジェセルの壁が高すぎる。
この武器を30も上回る攻撃力330、素で合格点の紫20、スロット3、防御+60と、
正直爆破を考慮してもどうしようもないレベルの強さを誇る。 - では爆破大剣ならどうだろうか。前作ではほぼ一強に近い状態だったが、
XXでは元祖爆破属性の意地を見せるかの如く、ブラキ武器の砕巌大剣ディオホコリが大躍進を遂げた。
攻撃力320、こちらを上回る爆破属性38、こちらより多いスロット1に素で白50、匠2で紫40。
紫ゲージ弱体化の影響により、素の白ゲージの状態でも期待値の差が1しかない。
- と、普通に競うのは難しいので、この武器を使うなら狩技を最大限に活用する構成にする必要がある。
今作はマルチでも使いやすい新狩技ムーンブレイクが追加されたり、獣宿しが使いやすくなっているため、
狩技を生かす機会は増えている。また、SP狩技を設定することによるゲージの重さをある程度軽減し、
そこそこ回転率を上げるということも出来る。
余談
- 通常種武器も二つ名武器も、最終強化時の銘に「アーレー」が付く。
「アーレー」の由来についてだが、フランス語で「開始」や「行け」を意味する、
「アレー(allez)」が由来だと思われる。
フェンシングで試合を開始する時に審判がかける言葉として使われる事が多い。
悪代官と帯をほどかれる町娘とのやり取りは一切関係ない。
でもそんな感じで叫んでみたくなったというあなたは間違っていない。あ~れ~