轟竜ティガレックスの素材から作成できる大剣。通称「わんこ」。
目次
概要 
- 携えた者は世界の覇権を握ると言っても過言ではない轟剣とされる、轟竜の大牙を模した大剣。
獲物の躯に牙を食い込ませて引き傷口を抉る構造となっており、その一振りは文字通りに全てを
ズタズタに引き裂く。 - 外観から先端が最大威力と思いがちだが、最大威力は根元から中腹である(MH~MHP2G)。
- 本項ではティガレックス亜種、ティガレックス希少種、
そして二つ名持ちモンスターである荒鉤爪ティガレックスの武器も扱う。
轟大剣【王虎】 
- 轟竜の素材で作られた大剣。
原型であるティガノアギトには幾つかの派生先が存在し、これはその正統強化版であるといえる。
他の大剣を突き放す高い攻撃力と斬れ味、マイナス会心が特徴。
MHP2 
- 初登場のP2では攻撃力1056、斬れ味は素で白ゲージ、会心率-30%と、
正に轟竜を体現したかのような荒々しい性能。マイナス会心が痛いが、最初から斬れ味が最大まである分、
斬れ味レベル+1をスキルの枠から外せるのが大きく、会心率に関しても見切りの発動で打ち消しや軽減可能。
MHP2G 
- 轟大剣【大王虎】への強化が可能となった。
攻撃力1392かつ素で紫ゲージ30と十分一線級。
相変わらずスロット0と会心率-30%は痛いが
スロットに関しては匠を省けるメリットの前では小さく、
会心率も今作の抜刀術での補完が可能になった。
これによって抜刀攻撃の使い勝手が大幅に向上し、無属性大剣としては最高峰の性能となった。
- 競争相手としては角王剣アーティラートとガオレンズトゥーカが挙げられる。
いずれも斬れ味レベル+1必須だが大王虎を上回る攻撃力と十分な斬れ味を持ち合わせており、
アーティラートは匠と抜刀術による全大剣中最強の一撃、
ガオレンズは高い防御力ボーナスが魅力的である。
しかし大王虎はこの2本と違って斬れ味レベル+1が必要ないため、
高いスキル自由度によって時に彼らを凌駕する程の高評価を受けていた。- このアドバンテージは決して侮れるものではなく、
上記のライバルでは採用が難しい心眼なども問題なく採用できる事から
途中で硬化してしまうミラボレアス系によく採用される。
弱点の顔を狙える熟練者は大タル爆弾Gの固定ダメージを
底上げさせられるボマーを選択することもあるようだ。
- このアドバンテージは決して侮れるものではなく、
MHP3 
- ティガレックスと共に復活。ボルボロスの大剣「ドラグロソード」から強化できる(一発生産も可能)。
今作では匠スキルを15ポイントまでためないと発動しないため、
斬れ味レベル+1のハードルが跳ね上がった。
デフォルトで最高ゲージ&火力のこの武器の評価は更に上がる…はずだったが、
白ゲージがたったの10に短縮されてしまい、一気に扱いづらくなってしまった。
とはいえこれで白ゲージまで長かったら王虎一強になっていたため、
よく考えれば妥当な線である。
また業物を発動させれば充分実用可能なレベルであり、会心率も-15%に改善されている。
地味にスロットが1個空いているのもうれしい。
攻撃力は220(他シリーズの1056に相当)でブーストすれば235(他シリーズの1128に相当)まで上がる。
- シルバーソル一式と相性が良く、組み合わせる事で強烈なシナジーを生み出す。
t5k9かt5k8があれば、攻撃力UP【大】と抜刀術【技】に集中、
斬れ味と会心率の悪さを補う業物と弱点特効まで付けられる。
そのシナジーの強さはテンプレ装備になる程。
MH4 
- MH3Gで欠番となったティガレックスが復活したことでこの武器も復活。
今作では強化ルートが1本化され、強化すると亜種武器のカーサスブレイドになり、
次の強化でティガレックス希少種の大剣「衝大剣【赤威】」となる。
なお、MHP3と違って会心率は強化する度に改善されていく。衝大剣【赤威】の詳細は後述。
MHX 
- 本作においては亜種や希少種(一部除外)が未登場であり、
久方ぶりにティガノアギトの最終強化が可能となった。 - 性能は下記の通り。
- 攻撃力220
- 会心率-15%
- 斬れ味は白ゲージ20
- 空きスロット1
P3の項に「この攻撃力で白ゲージまで長いと王虎一強になってしまう」と記載しているが、
本当に白ゲージを伸ばした結果、一強に近い立ち位置になってしまったのが本作である。
会心率は抜刀術【技】の発動により補える他、匠発動が困難な本作において
攻撃力と斬れ味を両立している二本の大剣の内一本である。
- そして、もう一本は燼滅剣アーレー。
あちらは攻撃力200、会心率5%、白ゲージ20、空きスロット0、爆破属性という汎用性の高さが魅力。
それに対し轟大剣【王虎】は小細工無しの攻撃力が魅力である。
敵の肉質も考慮する必要性はあるが、最大の差は空きスロットの有無である。
大剣必須発動スキルの一つである集中を空きスロット0の防具で発動を狙う場合、
龍の護石の溜め短縮+5&空きスロット3では最大スキルポイントが+9までしか上昇不可能な為、
大剣の空きスロットが1つ必要になってしまうのである。
特に本作において大剣と相性が良い防具の中で利便性が高い荒鉤爪シリーズの場合、見た目も両立可能となる。 - ティガノアギトから轟大剣【王虎】への強化時に覇竜の大牙を要求される為、最終強化時期はHR上限解放後となる。
もっとも、ライバルのアーレーが燼滅刃ディノバルドの二つ名クエスト群である事を考えれば
難易度面でも順当に双方の関係はハイバランスに両分されている。
MHXX 
- G級の登場により順当にG級派生が登場。今作ではLV7で轟大剣【大王虎】に究極強化することができる。
その性能は- 攻撃力340
- 会心率-15%
- 匠無しで紫20
- スロット1
紫ゲージは長いとは言えないが、手数が少ない事や絶対回避【臨戦】などで斬れ味を回復できる事から、
使い方に気をつければ紫ゲージの維持は難しくない。
一方で会心率は上がっており、スロットも1つ備えている。
総じて、当時よりも使い勝手が大きく向上したと言える。
- そして前作同様、匠不要の無属性大剣として覇権を握る…事はなかった。
- 第一に、紫ゲージの補正に下方修正が入ったため、白ゲージと紫ゲージとの差が縮んだのが痛い。
その結果、白20・スロット1の鉱石武器であるマーティアーに物理期待値で上を行かれてしまった。
しかもこちらはアカム素材を要求される関係で究極強化できる時期が遅いのに対し、
マーティアーはラスボス撃破前に究極強化ができる。 - そして弾かれにくい紫ゲージの武器として見ると、
ラスボスのアトラル・カの大剣が立ちはだかる。
攻撃力は10低いが、会心率が0%なので物理期待値で劣る。
そして紫ゲージの長さも同じ(あちらはスキルで伸ばせる)であり、それでいて防御力+60・スロット3と
無属性大剣としては至れり尽くせりなステータスである。
唯一白ゲージの長さでは勝っているが、
絶対回避【臨戦】などを活用すれば紫ゲージ20程度の維持は容易なので、大きな違いにはならない。 - 一応マイナス会心を克服すれば上記のライバルを巻き返すことは可能だが、その方面にもライバルが存在する。
その名は本作で鳴りを潜めていたディアブロス大剣の二つ名版である、鏖大剣ヴラディス。
こちらは匠無しで白20、会心率-30%ではあるが、攻撃力が370と異常に高い。
マイナス会心を打ち消した時の効果がこちらより大きく、
(護符・爪を所持している時)見切り+2以上でこちらを超える威力を叩き出す。
スロット1をどう生かすかが問われるだろう。
- 第一に、紫ゲージの補正に下方修正が入ったため、白ゲージと紫ゲージとの差が縮んだのが痛い。
- 単体の性能を見れば決して弱くないのだが、
これと同等以上の性能を持つ大剣がたくさん出てきたため、影が薄くなってしまったのが実状である。
- とはいえ、高攻撃力と必要十分な量の紫ゲージにより水準以上の火力が出せる点は変わっていない。
匠の発動が困難な時や、抜刀会心を主軸に攻める時、ネセト大剣の金ピカに飽き飽きした時は最適解となりうる。
特に、荒鉤爪防具やブラック防具とのシナジーは前作から依然として抜群なので、
小細工のない破壊力に惚れ込んだなら使ってみるのもよいだろう。- 武器倍率340は、他作品で換算すると1632。
歴代王虎の中でもぶっちぎりの高さである。
- 武器倍率340は、他作品で換算すると1632。
MHW:I 
- MHW:Iでティガレックスが復活したことによりこの武器も復活。
過去作通り最終進化で轟大剣【王虎】となる。
その性能は- やはりというべきか非常に高い攻撃力1344
- 属性解放で爆破450が出現
- 斬れ味は非常に長い白70、匠で紫は出現しない
- こちらもやはりというべきか会心率-20%
- スロットは無し
- 攻撃力は非常に高い…のだが、同等以上の攻撃力を持つ大剣は普通にある。
しかもそのうえで会心率がマイナスではなく、素で白ゲージも備える武器が普通にある。
特に厳しい競合相手と言えるのがネルギガンテの大剣である「滅鬼の凶器【断】」だろう。
この武器と同じ攻撃力でマイナス会心が無く、こちらより長い白ゲージを持ち、
レベル1のスロットも一つ付いている。
大剣なので斬れ味に関してはこちらも十分なのでそこまで気にならないが、
マイナス会心が足を引っ張り、どうしても総合的な性能で劣ってしまう。
とはいえ、匠無しの大剣としては使おうと思えば使える性能をしているので、
この武器の見た目が気に入ったなら使ってみてもいいだろう。
MHRise 
- ティガレックスと共に続投。
他のティガ武器が強化お預けを食らっている中、この武器は発売初期から王虎まで強化可能である。
性能の方は- 高い攻撃力210
- 優秀な素白20
- 会心率-15%
- スロットはLv1が1つ
- 百竜強化は攻撃力強化III/会心強化II/痛恨の一撃
となっている。
- 匠の発動が難しいRiseにおいて貴重な素白武器であり、物理期待値も高め。
しかしマイナス会心が響き、装備を組んだ後の期待値は暗夜剣【宵闇】が優勢といったところ。
単発ダメージが大きい大剣にとって、会心が出ないことがそこそこあるのは不利か。
今後のアップデートで会心率をどうにかできれば十分最強争いに食い込めるポテンシャルは秘めている。- ただ会心率を上げやすくなると百竜大剣のほうが火力を伸ばせるのが気になるところ。
スロットLv1や素白をうまく工夫して運用できればあるいは……
- ただ会心率を上げやすくなると百竜大剣のほうが火力を伸ばせるのが気になるところ。
- 初期から最終強化が解放されていたためかティガ武器の最終形の中でも頭一つ武器倍率が低く、
同値の轟鼓【虎鐘】は攻撃UP旋律を持つため、実質的にワースト1位になっている。
無い物ねだりにはなるが、せめて220あれば上記のライバルと互角に争えるだけに惜しい所。
MHR:S 
- 順当にマスターランクの強化先を獲得。
上位の「轟大剣【王虎】」からMRティガレックス素材を用いて
「轟大剣【王虎】改」→「轟大剣【大王虎】」→「轟大剣【大王虎】改」となる。
最終強化の「轟大剣【大王虎】改」の性能は以下の通り。- 攻撃力350
- 会心率-15%
- 斬れ味は素で紫20、匠は効果なし
- スロットはLv1が1つ
- 百竜スロットLv2
MHR:Sでも全く悪くないのだが仕様上の物理攻撃面がどうにもパッとせず、
他と比べてもなんとも魅力に欠ける大剣となってしまっている。
周辺環境が魔の巣窟すぎるともいえる。
- 攻撃350の紫ゲージで会心率-15%というのは期待値に直すと468となるが、
MHR:Sには攻撃330の素紫程度の大剣だったらゴロゴロ存在するからだ。
物理でこちらに勝ってしまっている攻撃340・素紫20・龍23の神断・風雲外天や
攻撃330で素紫30と若干劣るがスロット4-2と拡張性でも強化時期の早さでも圧倒的に勝るカムラノ傑大剣もある。
中には同物理期待値に氷属性まで付いたゴシャ!ギガゴズバァ!や
期待値が1低いだけで火属性持ちのローゼンクラフトなんかもいる。
単純比較では彼等より火力面で優先したいとは言えないか。
- ただ、突き抜けた強みこそ無いものの、武器倍率350という値がトップクラスであること自体は事実。
期待値で轟大剣と同等以上であり、かつ素での最高斬れ味が20以上ある大剣としては
「叛断刀アルザバル」と上述した「神断・風雲外天」があるが、
マイナス会心さえスキルで補えば最高火力を叩き出せるのは轟大剣ということになる。
サンブレイクでは多彩なスキルで会心を補強できるため、-15%程度であれば会心100%での運用も
不可能ではない。但し渾身や力の解放などのスキルを盛り込む必要は出てくるだろう。
- Ver.14では傀異錬成の新要素として傀異スロットの解放による『性能ボーナス』が登場。
無属性武器は武器倍率増加量が属性武器より多く、フル解放で属性武器に対して15もの数値差をつけられる。
これは轟大剣にとっては朗報で、性能の似た物理重視属性武器であるライバル達との差別化がなされた。
ライバル達の属性値も無視できない程に高まるため一概に比較はできないが、汎用性という面では一歩抜きんでたか。
- 武器倍率350は他作品に換算すると驚異の1680。
長らくトップだったMHXXの大王虎を遂に抜き去ることになった。
だというのにパッとしないで済まされるとは恐ろしい話である。
MHF 
- MHFにおいて、王虎は攻撃力1104、会心率-30%となっており、
凄腕でさらに真・轟大剣【王虎】へ強化可能。
攻撃力1344に会心率-30%と高い火力を誇り、レア度8でHR5*1から使用可能。
- MHF-GとなりティガレックスがG級に対応したことにより、
G級武器のデスポートハックが登場。
性能はLv20の時点で脅威の攻撃力2016、
そしてやっぱりというか-31%というこれまた凄まじいマイナス会心を持つ。
最終強化したLv50では- 攻撃力2496
- 会心率は-20%と幾分か改善
- デフォルトで紫ゲージ20(匠でさらに伸びて70)
- 特に攻撃力2496はG7でアカムトルムの覇皇大剣ガカムトルムが出るまで大剣中トップの座をキープしていた。
流石は絶対強者の武器と言ったところか。
- しかしながらG2の時点でこの3つが鎬を削り合っていたG級大剣の中では、採用率はお世辞にも高いとは言えなかった。
更に、現在ではこれに肉薄する攻撃力を持ちながらも空色ゲージやデフォルトでより長い紫ゲージを有していたり、
リーチや属性で有用性を見出している大剣もゴロゴロ存在するため、
無属性でマイナス会心、攻撃力と斬れ味も他を突き放すほど高くはないこの武器の影はかなり薄くなっている。
これで空色ゲージ持ちだったら…。と考える大剣使いは多いという。
このため改G級武器実装に期待をかけるハンターもいたが、
やがてMHF-Zで登場したのは、改G級武器すら喰いかねない程の新顔であった。
カーサスブレイド 
- 亜種の素材を使い強化した一振り。
亜種の体色を模した黒色に染まっている漆黒のわんこである。
MHP3 
- ティガレックス亜種の登場により通常種武器のティガノアギト改からの派生で登場。
最終系の吼大剣【荒咬】の攻撃力は轟大剣を凌ぐ230(1104)。ブースト込みで245(1176)にまでなる。
しかし会心率-30%と、悪い部分まで盛り返してしまった。
それ以上に驚くべきなのが斬れ味が長大な青ゲージという点であろう。
しかもゲージの右端まで達しているため、匠を付けても変化しない。
匠を発動できる防具が出来てしまうと、途端にいらない子扱いされてしまう不憫な武器である。
一応、匠以外のスキルを発動させて戦えるという利点があり、
そういった戦法をサポートするかのように空きスロットが2つに増えている。
MH4 
- 通常種武器の轟大剣【王虎】の亜種素材による強化で作成。また覚醒させることで爆破250が付く。
攻撃力も912と生産時点の上位武器としては中々に優秀であり、課題の会心率も-5%と大きく改善。
しかし空きスロットが何故か1に減っており素の青ゲージも短い。
HR解放後はとっとと衝大剣【赤威】に強化してしまおう。
MHW:I 
- MHW:Iでなんとティガレックス亜種が復活したことによりこの武器も復活。
過去作通り最終進化で吼大剣【荒咬】となる。
その性能は- かなり高い攻撃力1392
- 属性解放で睡眠390が出現
- 斬れ味は白30、匠で紫が出現
- 手痛い会心率-30%
- スロットは無し
- 匠2から紫ゲージが出るので斬れ味の補強はやりやすい方なのだが、
通常種以上にとにかくマイナス会心が痛い、痛すぎる。
同じように匠で紫ゲージが出現する無属性大剣としては、ラスボスの大剣である
無相法心―不動―とディノバルド亜種のザルファシュレッダーがライバルとなる。
不動は攻撃力が少し低く紫ゲージが出るのは匠3からだが、マイナス会心が無い分
荒咬より安定した火力を出せる。
また、ザルファシュレッダーは匠5でなければ紫ゲージが出ず、ゲージも10と短いが、
なんとこちらと同じ攻撃力でマイナス会心が無い。
こちらが明確に勝っているのは匠の軽さだが、それだけで会心率-30%の差を埋めるのは正直厳しい。
衝大剣【赤威】 
- 希少種の素材を使用した一振り。
幾度も浴びた返り血で真っ赤に変色したかのような大剣。刃は新たな獲物を求め光る。
赤黒い剣肌に走る血管のような切れ目は常に明滅し、
まるで脈動しているかのような威風を放つ恐怖のわんこである。
MH4 
- 亜種武器にティガレックス希少種の素材を用いて強化することで得られる。
- 高めの攻撃力960(武器倍率200)
- ついにプラスに転じた会心率10%
- 覚醒で爆砕の大剣を上回る爆破300
- オマケの空きスロット2つ
今作で武器倍率200以上かつ会心率がプラスの生産大剣はこれと覇剣エムカムトルムのみ。
- しかし致命的な点として、MHP3のカーサスブレイドの欠点である匠でも青の先が出ないを継承してしまっている。
そして無属性武器として扱う場合、今作の無属性大剣でダメージの期待値が最も高いクラッグクリフと、
斬れ味+1を以てしても緑ゲージでありながら、ダメージの期待値で本武器を上回る覇剣エムカムトルム、
そして十分な属性値を持っていながら物理火力最強候補のミラブレイドが立ち塞がる。
また覚醒で爆破属性を得たとしても、攻撃力こそ斬れ味補正込みでも僅かに劣るが、
覚醒不要で150も高い属性値を持つキングテスカブレイドが立ち塞がる。
但しいずれも匠必須な上、継戦能力では赤威に劣っている。
また、エムカムトルムは斬れ味の関係上どうしても弾かれ易いので、実用性では赤威が勝る。
更にキングテスカブレイドの場合、白が10しか無いので青メインとなる上、
爆破ダメージの下方修正もある為、物理で勝る赤威の方がダメージを稼ぎ易い。
そして赤威は素の青ゲージが長いので、匠を付ける必要が無い。
- 尚、他のティガ武器は武器の見た目に対応した数の牙や爪を要求される。
しかし、この武器は見た目では牙を9本使用しているように見えるが
ティガノアギトの時点で牙は生産では7本、ゴーレムブレイドからの強化では5本しか使わず
強化するに従い必要な牙の数が減る。足りない部分は何で補っているのだろうか?- ティガ希少種武器の常として、素材にレア素材の脈動する爆心を要求されるばかりか、
雷狼竜の碧玉も1つ要求される。
- ティガ希少種武器の常として、素材にレア素材の脈動する爆心を要求されるばかりか、
MH4G 
- G級武器として新たに衝大剣【赤威】改と絶衝大剣【神威】が追加された。
レア度はそれぞれ9と10。
- 最終強化の【神威】の性能は
- 攻撃力1440。無属性として見ても問題無いレベル。
- 覚醒で爆破400が発現。…だが、これに関しては上がいるので微妙な所。
- 斬れ味は素で短い白、匠で短い紫を獲得。
- 高めの攻撃力を底上げする会心率25%、スロットも2つ。
匠を用いると紫ゲージが出現するなど、
攻撃性能が大幅に向上したと言える。 - しかし、神威になって扱いづらくなってしまった点もある。
まず会心率が25%に上がったこと。
大剣は抜刀攻撃の会心率を+100%するスキルが必須とされるが、この武器では25%の無駄が生じてしまい、
主力となる抜刀攻撃ではより倍率の高い大剣に劣ってしまう。
そして大きいのが、斬れ味ゲージの構成が大きく変わったことである。
なんと素の白ゲージも匠で追加させた紫ゲージも10しかない。
つまり「匠も業物も要らない」から一転して「匠も業物も必須」になってしまった。
一般的な大剣の運用法はもはや通用しないと言っていい。 - しかも本作では高性能な大剣が犇めき合っている。
- まず角王剣アーティラートやブラックミラブレイドがライバルとして立ちはだかる。
いずれも武器倍率で神威を上回っており、紫ゲージも実用レベル(20以上)で備えているため、
抜刀攻撃前提であればこの2本には勝てない。 - そして会心率の高さを活かそうとすると、今度は叛逆刀ローグレギオンが上手となる。
最初から紫ゲージを10備えており、回転回避で斬れ味を修復することができるため、匠も業物も要らない。
攻撃力と会心率では神威に劣るが、スキル自由度の差で簡単に逆転される。
コンボ運用でも抜刀運用でも、ローグレギオンの方が圧倒的に使いやすい。
- まず角王剣アーティラートやブラックミラブレイドがライバルとして立ちはだかる。
- 神威を本気で運用するのであれば、匠と抜刀会心と集中スキルに加え、
- 爆破属性による差別化を図るための覚醒
- 短い紫ゲージをカバーするための業物or砥石使用高速化
運用面に関しては、抜刀状態で連続攻撃できるシチュエーションが求められる。
- 実は会心率を含めると、大剣の中では期待値が最も高い武器だったりする。
それでいて覚醒で現れるのは、相手を選ばない使い勝手の良い爆破属性。
扱いが難しいのは上述した通りだが、上手く使いこなせた時の火力が凄まじいのも確か。
ロマンを求め、このような武器の運用法を検討するのも一興である。
- 作成難度はお察しの通りやっぱり高い。
改の時点ではそれ程でもないが、【神威】には大轟竜素材とレア素材の驚異の大爆心、さらには
グラビモス亜種のレア素材、黒鎧竜の天殻を1つずつ要求される。
スペック自体はかなり高いが実用性はあまり高くないため、作製は慎重に考えよう。
ルドラノアギト 
- 二つ名持ちモンスターである荒鉤爪ティガレックスの素材を使用した一振り。
見た目は、形状は通常種大剣そのままに、荒鉤爪の前脚の如く青味がかった刀身に青く光る筋が脈動する、
恐ろしくも神秘的なわんこである。
MHX 
- ルドラノアギトを9回強化することで名前が鉤爪大剣【荒王虎】となり、完成となる。
二つ名武器全般に言えることだが、他の武器から派生することは無い。
- その性能だが
- 無属性武器としては良くも悪くも無い攻撃力200
- 会心率10%
- 匠無しで白ゲージ30と充分な長さ
- 二つ名武器共通のスロット0
他の大剣まで含めてみると、悲しいかな
轟大剣【王虎】の方が明らかに良い。この一言に尽きる。
こちらには二つ名武器特有の狩技ゲージ上昇量UP効果もあるものの
そうなると今度は、燼滅剣アーレーの方が明らかに良い。
単体として見れば充分な性能ではあるのだが、素白30以外にこの武器だからこその強みを示せないこの武器にとって、
MHX2大最強大剣の陰に隠れてしまっている…、というのが実情である。- 単純に大剣にとって、二つ名武器であるメリットの薄さも向かい風である。
狩技を多く搭載できるギルドスタイルやストライカースタイルであればその恩恵を多く受けることは出来る。
しかし大剣の専用狩技自体あまり強力と呼べるものがなく、
相性の良い絶対回避や、絶対回避【臨戦】は元々のゲージの溜まる速度が速いためあまり恩恵を感じられない。 - また、それらのスタイルで基本かつ有効な抜刀術【技】を生かす場合には
会心率の10%が無駄になってしまい、この武器の期待値はさらに下がってしまう。
これらの問題に上手く対応しないと活躍は難しいだろう。
- ただ大剣にとって、斬れ味20と30の差は結構大きいのだが、MHXにおいては
絶対回避【臨戦】の存在からそこまで重要視されないのも向かい風と言えるかもしれない。
とはいえ、けしてこの武器自体が弱いわけではないため
筋の脈動が青く光る地底湖を連想させるかの様な美しさを放つデザインが気に入ったなら
趣味として担ぐ分には良いだろう。
MHXX 
- こちらもG級派生が可能。究極強化で荒鉤爪大剣REXという名称になる。
その性能は、- 攻撃力310
- 会心率10%
- 紫30
- 引き続きスロット0
そもそも轟大剣【王虎】自体、真名ネブタジェセルにほぼ負けている今作の状況では、
荒鉤爪大剣のほうも極めて厳しい立ち位置にある。
敢えてこの武器を使うとすれば、やはり二つ名武器特有の狩技ゲージ上昇効果に目を向けるしかない。- …が、こちらでも高攻撃力白ゲージ武器の影響力が及んでいた。
それらが頭角を現した結果、
匠無し二つ名武器の中では物理期待値が5位と大幅に下がったのだ。
会心率もまちまち、長いゲージの物や属性付きも有りなど、
「弾かれにくい」という特徴を生かすしかない状況となっている。
余談 
- この大剣の呼び名は「ごうたいけん【おうこ】」が正しいのだが、
王は中国語で「ワン(wang)」と読むため、この大剣の事を「わんこ」と呼ぶプレイヤーもいる。
虎なのにわんことはこれいかに…。*2
ケーニヒス・ティーゲルと読む人は銀英伝の大ファンだろう。
この法則で行けば、強化すると「だいわんこ」となる。ちょっとかわいい。
また、これと上記にあるシルバーソル一式によるテンプレ装備は「シルソルわんこ」と呼ばれる。- 希少種の大剣の読み方は「しょうたいけん【あかおどし】」。威/縅(おどし)とは和甲冑の様式のひとつ。
馴染みのない言葉なので「あかい」や「せきい」と呼んでしまうプレイヤーも少なくない。
G級強化【神威】の読みは「かむい」。
由来はそのまま、「神」を意味するアイヌ語の「カムイ」からだろう。
この読みは後に発売された公式ガイドブックにて公開されたものであるのだが、
強化前に倣って「かみおどし」(ただしそんな単語は無い)、
または「しんい」(神の威光のこと)と読む人もいた。
ただし「神威」は近年ファンタジー作品にも取り入れられていることがある単語なので、
一発で「かむい」と読めた人もいるだろう。
- 希少種の大剣の読み方は「しょうたいけん【あかおどし】」。威/縅(おどし)とは和甲冑の様式のひとつ。
- ティガレックスはその名を冠した武器がないかと思いきやそんなことはない。
Tiger(虎)Rex(王)とはまさしくこの武器のことである。 - この武器の最初の形態は「ティガノアギト」なのだが、
MHP3で新しく追加されたティガレックス素材の「轟竜のアギト」と混在しやすいので注意。
関連項目 
モンスター/ティガレックス
モンスター/ティガレックス亜種
モンスター/ティガレックス希少種
モンスター/荒鉤爪ティガレックス
武器/ティガ武器
武器/デスルート・ゲイル - MHFに登場する辿異種ティガレックスの大剣